【安価でカッコよく!】キャラクタ液晶(キャラクタLCD)の白黒を反転しよう
かっこいい表示にしたい…
VFD(蛍光表示管)はクッキリハッキリ見えて目にも優しく、表示には独特の高級感がありますよね。
できれば色々使いたいところですが、キャラクタVFDは安いものでも五千円くらいからなのでお財布には全然優しくありません。
そこで、秋月電子とかAmazonとかで売っている安い白黒液晶(LCD)の表示を反転して、文字が光って見えるVFD風な表示にする方法を編み出しました。
| 秋月電子通商 | http://akizukidenshi.com/catalog/ |
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| Amazon | https://www.amazon.co.jp/ |
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白黒反転すると視認性が良くなる上、暗がりで見るとなんとなくかっこいいです。…ええ、それだけなんですけど。
Caution
実践された場合、液晶が壊れる・作業中に液晶パネルが割れて怪我をするetc... の不利益を被る可能性がありますことを、あらかじめ忠告しておきます。
何らかの不利益を被られた場合でも、当方はいっさいの責任を負いません。
用意する物たち
まずは最低限以下の物を用意しましょう。
液晶(秋月のやつとか)
反転表示化する液晶です。秋月液晶じゃなくても何でもいいです。
モノクロ液晶なら大抵どんな液晶でも、同じような作業で表示を反転させることができます。
ただし、もとから反転表示専用に作られている液晶とは根本的な作りが違うようで、あまり激しく表示が変動するものは残像が残って逆に見にくくなったりするので用途も考えてください。今なら間に合います。
また、液晶は必ずバックライト付きのものを使用してください。バックライトなし液晶の場合、明るい場所で見ても文字がほとんど見えなくなります。
偏光シート
第二の主役といったところでしょうか。
できるだけコントラストが高いものを選んで購入してください。東急ハンズや大きめのホームセンターに売ってると思いますが、Amazonとかにも売ってます。
このシートの偏光性能が悪いと改造後の液晶コントラスト(白黒の差)が小さくなり、非常に表示が見にくくなります。
ベンジン・アルコールなどの溶剤
元の偏光シートを剥がしたとき、多少糊が残りますので、その掃除用です。
ベンジンなどの無極性溶媒が良いようです。無ければアルコール(消毒用エタノールなど)でもかまいません。
ただし、シンナーや剥離剤は強力すぎるので、液晶パネルや電極・導電ゴムを傷める恐れがありお勧めしません。
埃が少ない環境
液晶パネルの電極と基板の間は導電ゴムで接続されますが、この間に埃が入るとドット欠けやライン抜けの原因になります。
できるだけ埃が少ない環境で行ってください。
液晶を分解する勇気と器用さ
うん。これが無いと全然ダメですね。
力の加減をデリケートにコントロールする器用さが要求されます。あまりいい加減に(不器用に)やると、液晶パネルが割れて大怪我をする恐れがありますので注意してください。
ではやってみましょう
物と心の準備ができたら、さっそくやってみましょう。
何度も言いますが、怪我にはくれぐれも注意してください。実践中に「自分には無理かも」と思ったら、その直感は正しいです。
まずは液晶を準備
これから分解する液晶を眺めましょう。まな板の上の鯉ってカンジですね…。
袋から取り出したところ。よくある普通の液晶です。
フレームを外す
液晶の裏面を見ると、フレーム部分の金属を折り曲げて基板に引っかけてあるのがわかります。
引っかかっている部分を平らに戻して、フレームを取り外します。
取り外すと下記写真のように液晶パネルが剥き出しになります。
液晶パネルは引っ張ると外れますが、取り外す前に 必ず付いている向きを確認してから取り外してください。 元に戻すとき、逆に付けると壊れるかもしれません。
液晶パネルはとても精密に作られているので、次のことに注意して扱ってください。
- 絶対に液晶パネルの電極に触れてはいけません。
- 電極付近に埃などが付着すると、画素が抜けたりラインが抜けたりする原因になります。埃が少ない環境で以降の作業を行ってください。
- 液晶パネルは静電気に敏感です。よほどひどい扱いをしない限り壊れることないですが、できればリストストラップなどの静電気対策を行ってください。
液晶パネル表面の偏光シートを剥がす
液晶パネル表面には、あらかじめ偏光シートが糊付けされています。
このおかげで液晶に黒い文字が表示されているように見えるんですが、これを少しずつ剥がしていきます。
パッと見だと偏光シートが貼ってあること自体もよくわかりませんが、パネルの角を爪で強めにカリカリやっていると、少しずつ剥がれてきます。
とてつもなく剥がれにくいので、ゆっくりと剥がしてください。無理に一気に剥がそうとすると液晶パネルが割れてしまいます。
割れた反動で手に突き刺さることも考えられますので、数十分かけるくらいの根気で慎重に行ってください。
めでたくシートが全部剥がれても、おそらく糊が残っていると思います。ベンジンなどの溶媒を少量付けた布でこすってキレイにします。
あまり多量の溶媒を使ったりシンナーなどの強力な溶媒を使うと、液晶パネルが傷む恐れがありますので注意してください。
溶剤は液晶の導電ゴムを傷める可能性があるので、導電ゴムには絶対に付着させないように。
偏光シートを取り付ける
新しい偏光シートを取り出し、まず貼り付ける向きを確認します。
偏光シートを液晶部分に当てて角度を変えると黒さ(というか色の濃さ)が変動すると思いますが、最も色が濃くなる角度を確認しましょう。
確認できたら、一番色が濃くなる角度で液晶の大きさに合わせて偏光シートをカットします。
これは完成後のコントラストを決定する、一番大切な作業です。いい加減にやってコントラストが低い状態にしてしまうと文字が薄くなり、表示が見にくくなります。
うまくいくと、以下写真のようになります。
偏光シートが重なった部分の液晶が真っ青になっているのがわかりますね。
元に戻す
偏光シートを取り付けたら、金属フレームを元に戻します。
これで完成です。
何かに接続して、正常に表示が出ることを確認してください。
ちなみに…
フレームを外したついでにバックライトのLED部分を変えると、バックライトを好きな色に変えることもできます。
これは余計なお世話的情報ですが、白黒液晶の色は純粋な「黒」ではなく「濃紫」なので、カッコよさを追求しすぎて青いバックライトにしたりすると、コントラストが低くなり非常に見にくくなる のでご注意を。(濃紫に見えるということは、紫に近い色だけは通過してしまう、ということなのです。)
白黒液晶に青色バックライトを使っている製品をあまり見かけないのはそのせいかもですね。
色を変えるときは気をつけてくださいませ。