既存を打ち破る勇気。
WEB上の小説コンテストはとりあえず読者選考を通過してから、という事が多いですけど、その基準となる小説フォローや評価をする人は、果たして実在するのか…と考えてしまう事があります。
この手のコミュニティでは、人が少ない時は割と自浄努力が働くものですが、人が多くなると仕様の隙を突く輩が増えるものですからね。

コミュニティが盛況なのに実利益が伴わないのなら、もしかしたら実体のないユーザーに踊らされている…なんて事もあるのかもしれませんね。


<KADOKAWA決算 なろう系失速で本業低迷 方針転換で出版トレンドに変化も>

KADOKAWAの決算と早期退職者募集が出版業界に衝撃を与えています。
本業のもうけを示す営業利益は約81億円で前年度からほぼ半減し、営業利益率は3%を割りました。
特に売上高の約半分を占める「出版・IP創出」事業が不振で、「タイトルの小粒化が進行」「なろう・異世界系など実績のあるジャンルへの偏重」と説明しました。

なろう系は、書店の棚でも大きな比重を占め、ジャンルをけん引したKADOKAWAの方針転換は出版トレンドにも影響を与えそうです。
理解の参考になる記事を紹介しながら、現状や今後について考えてみます。

2026年3月期通期連結決算での営業利益率の下落・低迷、主要事業の苦戦、早期退職者募集のセットは、経営的に厳しいものがあります。

そのためか同日に発表した中期経営計画で、コンテンツの数を多く出す従来の戦略から「選択と集中」への方針転換を打ち出しました。
なお従来の路線は、夏野剛社長が1年前の記事でも語っています。

今回の注目は、なろう系重視の姿勢を、実質的に変えることです。
なろう系偏重への危うさについてはかねて出版関係者から指摘されていましたが、業界最大手の同社の方針転換が、業界に与える衝撃は決して小さくないと言えるでしょう。

難しいのは、エンタメ産業と同様に出版産業も、ヒットが計算しづらいことです。
大手出版には非上場が多く、10年前は大手でさえ業績が厳しかったものの、デジタルマンガのヒットで立て直した経緯があります。

しかしKADOKAWAは上場企業です。
株主からは迅速な立て直しを要求され、業績不振の責任なども株主総会では議題になる可能性もあります。
ソニーなどを上回る実質的な筆頭株主で、「物言う株主」でもある香港投資会社オアシスの動きもあります。
今後のKADOKAWAの動きにも注目が集まりそうです。

…と言うお話。

小説やテレビ番組は、出版や放送される時代の世相に影響されている事が多いような気がします。
2000年代前後は、「セカイ系」が流行りましたっけね。
当時は「ノストラダムスの大予言」など、世界の終末を仄めかす話題が多くありましたから。
それに対抗する少年少女の物語が流行ったのは、割と自然な流れだったんじゃないかな、と思ったものです。

所謂「なろう系」が流行りだしたのも、世の中が色々と不安定故に、安定した幸せを物語に夢見ていたのでは、と思うのです。
夢見たのが、書き手なのか読み手なのかは分かりませんがね。

KADOKAWAの営業利益がほぼ半減したという事は、もうその時期を過ぎたという事でしょう。
今が「不安定どころかどん底まっしぐら」なのか「物語にお金を出す価値を見出せない」のかは分かりませんが…。

何でも無料で見たり読んだり出来てしまう昨今、ここから巻き返すのは相当骨が折れるような気がしますねえ。
気持ちにもお金にも余裕がないと、娯楽に労力はかけられませんからね。
2026.05.16 20:49 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 時事・ニュース

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