凶器にもなり得る文字。
<漫画家の芦原妃名子さん、栃木県内で死去、自殺か 「セクシー田中さん」原作者>
日本テレビが昨年、放送した日曜ドラマの原作にもなった漫画「セクシー田中さん」などの作品で知られる漫画家の芦原妃名子(本名・松本律子)さん(50)が28日から行方不明となり、29日、栃木県内で死亡しているのが見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。
亡くなった状況などから自殺とみられ、警察当局が死因や経緯を調べている。

別記事によると、芦原さんは今月26日、自身のXで、「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」と説明。経緯を長文でつづっていた。

それによると、芦原さんは原作漫画は未完であり、結末も定めていないことから「必ず漫画に忠実に」、ドラマオリジナルとなる終盤については「原作者があらすじからセリフまで」用意することも条件とし、「場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある」と制作側に求めた。

しかし、「毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていた」とし、「漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう」「個性の強い各キャラクターは原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される」などと指摘。
「私が『セクシー田中さん』という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない」などと振り返っていた。

…というお話。

原作を大幅に改編してテレビに放送する事は、ドラマやアニメでよくある話なんですよね。

日本のテレビ番組編成はワンクール(13話)でまとめていることが多いので、その短い枠の中で上手く話のキリをつけないといけない。
小説なんかは1冊で完結させるパターンが多いのでやりやすいかもしれませんけど、漫画の場合は巻を跨いで話が進行する事が多く、どうしても削る箇所が出てくる。
完結していない作品の場合、テレビの進行に原作が追い付かれてしまう事もある。
そうすると、どうしても作者が伝えたい部分が端折られてしまう、もしくは捻じ曲げられてしまう事もある訳だ。

某漫画家さんなんて、自身の漫画がアニメ化した時に「全くアニメの制作には関与していません」とコメントしてますからね。きっとそういった事は日常茶飯事なんでしょう。
まあ、そのアニメは原作にちゃんと沿っているタイプでしたけどね。
ジャンプ黄金期のアニメなので、融通は利いたというだけなんでしょうが。

まあそれはそれとして。
昨今はSNSやらで、作家とファンやそれ以外の人達との接点が増えてますからね。
元気づけられる事も増えましたが、心無いコメントに滅入ってしまう機会も多いでしょう。

文字は凶器なんですよね。それ自体は血が通ってない。
血が通った持ち主の使い方次第で、温かいものにも冷たい物にもなってしまう…。

ご冥福をお祈りいたします。
2024.01.29 21:04 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 時事・ニュース

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