盛り上がり過ぎた便所の落書き。
知る人ぞ知る物静かな土地だと思って住み着いたら、20年で大都市に発展して犯罪まで横行するだなんて誰が思うかっていう話。

<ネット中傷被害、消せぬ苦しみ 不倫のデマ流された50代女性、職場まで暴露され…>
山口県内の50代女性は2年前、インターネットの匿名掲示板に実名をさらされ、身に覚えのない醜聞を流された。
「○○って人、不倫してるよ」と。
加害者には罰金刑が科せられたが、問題の投稿は今なお削除できず、女性は「この苦しみが一生付きまとうんでしょうか」と悩む。

同僚から知らされたのは2019年11月だった。
匿名ユーザーが情報を交わす掲示板に自分のことが書かれているらしい。
聞いたこともないそのサイトを探し当て、女性は目を疑った。
不倫のデマを流され、職場まで暴露されている。
「この人、見たことある」「地獄行きだな」…。既に無数のコメントが連なっていた。

警察も手を尽くしてくれた。
「書き込んだ男が分かった」と連絡を受けたのは、半年後の20年6月。
男はやはり、友人の知り合いだった。
警察の聴取に犯行を認め、名誉毀損(きそん)の疑いで送検された。
検察も起訴し、その秋、40万円の罰金刑が決まった。
男は友人男性にだけ恨みがあったらしい。女性はとばっちりに遭った格好だ。
「軽率な行為がどんなに人を苦しめるか。罪に問われることなのだと自覚してほしい」と憤る。

サイト運営業者に再び削除依頼を出したが、やはり機械的な返信があるだけ。
業を煮やした女性の目に付いたのは、この掲示板に載っていた東京の弁護士事務所の広告だった。
「ネット問題専門」とある。相談メールを送ってみた。
返ってきたのは「2週間ほどで消せる」との頼もしい答えだった。
だが、請求金額にも驚いた。「税込み55万円」と書かれていた。
「一方的に傷つけられた上、ネット業界の食い物にされているとしたら悔しすぎます」。
この事務所を頼るかどうか、女性は決めかねている。

…というお話。

かつては便所の落書きとまで言われていたネット上の掲示板が、ビジネスになるほど大きくなるとは…。
まあ、大きくなる市場だとは思っていたけどなあ。そこまで持って行った業界人には頭が下がるばかりだ。

それはそれとして。
デマの不倫話で個人情報まで載ってコメントもあるなら、そこそこ大型の掲示板なんだろうか。
最近はまとめサイトもあるしね。
ちょいちょい見て回っているけど、どっかのサイトで見た記事を余所のサイトでも見る機会が多くて、大元の投稿日付を見ると10年以上昔だったりもするんだよね。
かつては一部の人達だけがやり取りをして終わらせていたものだったのに、こうやって真偽も判別出来ない人たちが掘り起こすものだから、いつまでも燻り続けるのかなあ。

…弁護士もグルだったりするのかなあ。考えたくはないが、ありえなくもないんだよね。
本当に個人でやってるサイトなら削除自体は簡単に出来てしまうだろうけど、どこかの企業が絡んだりしてるとおいそれと消せないだろうからな。
「削除処理55万円」ってのは、いかにもそれな感じだよね。一体誰の懐に入っていくんだろう。
2021.11.08 00:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 時事・ニュース

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