10月6日

う〜ん、マンダム…
いや、
う〜ん、ダイナコ…
10月7日
ダイナコである。大納言ではない。
ふざけるな?
すみません。
ダイナコ。北欧デンマークのメーカーだ。

1970年代に世界を席巻した。
…か、どうかまではわからない。
よっしーもその存在は知っていた。
だが、それは雑誌の白黒写真を通じてであった。
実物を拝むのはこの日が初めて。
誤解を恐れずに言ってしまうと予想通りの不細工だ。
「こ、これは酷い…」と思わず口を突いて出て来てしまう。
そんなルックスだ。
最も印象的なのがバフレフの開口の仕上げというか作りだ。
バスレフと言ってもダンプドバスレフなのだろう。吸音材が
ダクトから飛出さんばかり。
その上に、とても真面目に仕事したと思えない
ネットと呼ぶにはあまりに適当なネット風の物が被さっている。

もちろん?そんな物で驚いていてはいけない。
バッフルに不規則に並ぶみょうちくりんな口跡。
これはどうやら接着材である。
主にサランネットを止めるための物みたいだ。
その、外す前提の無いサランネットも今日は外されていて、
これはなかなか通気の良さそうな、というか
言い方を変えると投げやりなくらいちゃっちい作りなのだ。
ユニットは二つ。
25センチ口径くらいだろうか?のウーファーと
37�oドームツイーターなのだがよく見るとこれも周辺をゴム系の?
接着剤で覆われている。

ここまで来ると絶句するしかない。
なんというかメンテナンスなんて事はこれっぽちも考えていない風だ。
いや、本当にメンテナンスなんて要らないのかもしれない。
ウーファーのエッジはゴム系。
というより自転車のチューブの流用と言われたら信じてしまいそうな
作りなのである。
10月8日
ところで型番。
帰宅後調べると、これはA-25XSと呼ぶのが正しいようだ。
サイズは290W×500H×250D。
ロジャースLS5/9よりビミョーに大きいくらい。
これは今回ネットを外してしまっているから
(本来外れない)言えるのだが、ウーファーの口径からすると
エンクロージャーの幅はもう少しあった方が格好良い。
重さ9�sは結構軽い。
これは良いことだ。
ケーブルは細いほど良い。
機器は軽いほど良い。
高齢者の集まりになるとそうした事になる。
さあ、さて音なのだが…
ご想像にお任せしたい(笑)
なんだよ、って?
いや、これ、迂闊なこと書いて万一値段でも上がったら嫌だな、と
一同思ったという事なのだ。
察してほしい。
それにしても不思議なのは、例えば低音。
パッと見るとウーファーの口径に対してエンクロージャーが
小さい気がするのだ。
往年の598スピーカーほどでは無いがアンバランスな筈…
なのだが実に朗々と、堂々と低音は鳴り響く。
というか、ちゃんとバスを表現することを忘れない。
この辺が実にヨーロッパなのだ。
その土台の上に色々な物がちょうど良い感じに散りばめられている。
そんなスピーカーとお見受けした。
この日は持ち主のMさん、そしてGTOさん、よっしーの三人が
スピーカーと共にpippinさん宅を襲撃。


ソースはジャズあり、クラシックあり、シティポップありと
何でも出て来る。


それらを何なくクリアする懐の深さを、
ダイナコA-25XSは持ち合わせているのである。
途中でMさん作の小型スピーカーも改めて拝聴。
これもサイズを超えた鳴り方をする。
自作スピーカーと言えばのGTOさんも同席して賞賛されていたのだから
これは本物である。

何にしてもオーディオは奥が深い。
誰だって知っているのはあくまでも一部である。
そして市場価格というのは訳がわかるような分からないような…
なぜこのような物がこんな価格で放置されているのか?
不可思議としか言いようがないと呟きつつこの日は解散したのであった。
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