はじまりと終わりの話 3



さっきからずっと船はぐらぐらと左右に揺れ、なんだか落ち着く暇もない。
まぁ、落ち着かないのは自分たちの行く先もだ。

「おーい、そこの下働きーー!
 面舵いっぱい!面舵いっぱいだーー!!って、聞いてるかーー!?」

「ああ、はいよー。面舵いっぱーい!」

アレンは半ば投げやりに 船長からの指示通り舵を切った。

今、アレンとカインは下働きとして船に乗船していた。


リンダの助言で船着き場についたものの、
船を調達するようなお金がなかった。
そもそも、時代が違うせいで、持っていたお金が使えなかった。

最初はだれにも相手にされなかったが、
城主リンダの紹介であることと、
未開の北西の地の探索のため船に乗りたいと告げると
しぶしぶ船を出してもらえることになったのだが、
先立つものがないため下働きを課せられてしまった。

この船は昔の自分たちの船旅のように航海士が一人いるだけではなく、
船長はじめ数人の乗組員がいた。
そんな中、アレンたちは一番下っ端と言う事で、こまごまとした雑用を言いつけられていた。
俺、世界を救った英雄兼王様なんだけどなーとぼやきつつ。

「おい、そこの!
 甲板掃除の手が止まってるぞ!」

「え、はい!すいませ、っ。
 って、お前かよ!」

また怒られたかと立てかけたモップに手を伸ばしたが、
声をかけてきたのは同じ下働きをしてるはずのカインだった。

「えへへ、冗談冗談。」

「んだよ、お前……」

こんな状況でもカインは平穏通り笑っていた。
手に何かを持っている。

「ピザを焼いたんだ。
 アレン味見してみる?」

「お?そんなん当然食べるっちゅうの。お前当たり前だろ。」

この境遇の愚痴でもぶつけようかと思ったが、
カインのピザの美味さに愚痴も吹き飛ぶ。
うん、これは悪くない。

「うまいぜ。今日の飯?これ。」

「うん。いっぱい焼いたよ。シーフードピザ。」

「良いね良いね。」

カインは下働きといえど、アレンと違って台所仕事を手伝っているようだ。
まぁ、カインにとっては、少々手慣れた仕事である。

「それにしても、こう暗いと朝飯なんだか、夕飯なんだか、
 さっぱりだなー。」

空を見上げながらアレンがぼやいた。
この世界に来てから、ずっと外が暗いままである。
そして、それを誰も不思議に思ってない。
やはりここでは暗いのが当たり前のようだ。

「朝ごはんだって。さっきまで寝てたでしょう。」

カインはしれっと言う。
まぁ、それはそうなんだが。
改めて言われるとさすがに分かってるとしか返しようもないが。
カインはこの世界にも柔軟に対応できているようだ。

「船はどれくらいで着くんだろうね?」

「どうだろうなあ。航路が怪しいからなあ。」

出発前に地図を見せてもらったが、
驚くことに、ここの世界地図にはアレフガルドが載っていなかった。

彼らはあまり遠方へ旅をするような習慣もないようで、
この船も本来は近海での漁業程度しか使われていないらしい。
そりゃまぁこんなに暗いと遠海への航海には向かないだろう。

アレンとカインが場所の説明をして、
リンダの指示もあって、今回は無理を言って船を走らせてもらうことになったのだ。
ミゲルがいれば、ムーンブルクからアレフガルドへくらいは、
あっという間に着くだろうに、今回は怪しまれたり下働きになったりとさんざんである。

「ムーンブルクの城下町、マリアも見たかっただろうね。」

ふと、カインは遠くを見上げながら、
リンダがいたムーンブルクを懐かしそうに思い出してそんなことを言った。

「なんだかさ、ここのムーンブルクはどこか神秘的だったよね。」

「たしかにそうだったな。」

薄暗い世界であるためか、
こと灯りに関しては、この世界の方が発展しているようだった。

こちらのムーンブルクでは、
ランプの灯りは人が近づくとポッと明るく灯り、通り過ぎると灯りが消えた。
店に人が入ると灯りがついたりもした。
こういうのも魔法の力だろうか?
さすがに魔法国家ムーンブルクだなあと思ったりした。

「なんだか不思議な国だったなあ。
 昔のムーンブルクともちょっと違うのかな。」

昔の、とはハーゴンに滅ぼされたかつてのムーンブルク国だ。
あそこは子供のころに行ったことがあったが、そのうっすらとした記憶では、
もっと花々が咲き誇り中央には噴水があったりなど、華やかな賑わいがあった。

今はもう少しひっそりとした雰囲気だった。

きっと自分たちなんかより、マリアが一度でも見たかっただろうなと思った。

「マリアさ、今頃心配してるかなあ。」

「ん?」

「早く帰らないとなあ。」

正直、船で遠出するほどの旅になると思っておらず、
きっと心配してるんじゃないかと思った。

「リンダ様にさ、元の世界に戻してもらうときに、
 来た時間に戻してもらえるようにお願い出来るかなあ。」

そんなことが出来るのかどうかは知らないが、
それは良いアイディアだなとアレンも手を打った。

「あー、それが出来たら、こっちで何年いようと
 戻ったら、旅立ちの時のままだもんな。良いなそれ。」

「何年……も……って?」

アレンの言葉にカインが眉を顰めた。

「今のは物の例えだけどさ。
 いつ帰れるのかわかんねえぜー。そもそも帰れるのかどうかもな。」

ロトの剣なんて本当に見つけられるのか。
それが一体何年かかるかなんて見当もつかないし、
そもそも本当のところは帰れる保証だってない。

のだが、そんな不安な言葉をカインは一蹴するように宣言した。

「帰るよ、それは絶対。帰る。」

「お、珍しくやる気だな。」

「何を他人事みたいに言ってるの。
 アレンだって絶対帰らないと駄目でしょう?」

絶対帰らないと駄目……。
まぁ、そりゃあ自分はローレシアの王だし、
当然戻らなくても良いかと言われると良い訳なく、
駄目と言えば駄目である。

それはそれとして、だ。

「戻るとき、時間調整してもらえば良いじゃん。
 だから、今は今で楽しんでも良いじゃん。
 なんか不思議な世界だし、謎がありそうで、ワクワクしねえ?」

「わ、わくわく……?」

カインが何を言ってるんだ?という顔で呆れている。

「ワクワクとかじゃなくて……。
 やっぱりこの世界にはマリアがいないんだなあって
 僕は実感してるから、なんだか変な気分だよ。」

「お前ホームシックか?」

よっぽどマリアが大事なんだなーと思ったが、
『マリアがいないことを実感する』とは、不思議な言い回しだなと少々思った。

「ホームシックとかじゃなくてさ、あのさ……。」

カインが何か言おうとしたとき、
また船長の怒鳴り声が聞こえてきた。

「カイン、どこ行ったー!?」

「わ、はい!オーギー船長、ここです!」

「朝飯の準備ほったらかして、何を油売ってる!」

腹が減ったとおかんむりである。

「あ、スイマセン、すぐに戻りますっ!」

慌ててカインは厨房のある船室に戻っていった。
船長はカインがアレンと雑談をしていたと知って、
またかという顔をした。

「お前たちは、いつも一緒にいるなあ。」

「ええ、まぁ、そりゃ俺たち付き合いが長いんで……。」

「付き合いが長いのは結構なことだが、
 仕事はきっちりしてもらわないと、いくら王女の指名だからって
 途中下船してもらうぜ?」

「わーかってるよ。
 甲板の掃除だろ。どうせ魔物も出ないし暇なんだ。
 何往復でもしてやらあ!」

船長の説教なんて聞いてられないと、
アレンはモップを手にして、その場から離れるように駆け出した。

どうもオーギー船長は自分とカインが一緒にいると目につくのか
妙に絡んでくることが多い。新入りのくせにさぼってると思ってるのだろう。
まぁ、新人でさぼってるのも、それはその通りであるが、
今までの旅ではこんな見張られて、
行動を規制されることは無かったので、若干鬱陶しく感じる。

その憂さを晴らすように甲板を激し目に掃除して回っていると、
船がひときわ激しくがたっと揺れた。

「ったく、どんな操縦してんだよ、さっきから」

荒い操縦のせいで船が揺れたのかと思ったが、そうではなかった。

大きく船が揺れて、慌てて船べりに手を付くと、
大きな触手のようなものが船を揺らしているようだった。

「な、なんだこれは!巨大なタコか!?」

船長が触手から逃げようとしてバランスを崩して尻もちをついた。
タコ……赤い触手はタコの様にも見えるが……。

「どっちかと言うとイカっぽいなあ。」

何となく既視感のあるような光景に、思わず間抜けなコメントが出た。
こんなタコもイカもいない。
魔物だ。

そう言えばもう随分アレフガルドの近海に来ていると思うが、
ここまで魔物が出なかった。
元の世界も最近は海で魔物が出なかったので、
そんなもんかと思っていたが、そうでもなかったか。

「大王イカってやつか?」

巨大な触手が船を揺さぶろうとする。

「うわあ!」

船長が大声をあげている。
どうやら、こういった魔物に遭遇するケースは今までなかったようだ。

「ど、どうしました!?」

船室から乗組員たちが出てくるが、
巨大なイカの姿に恐れおののいている。
その様子にアレンは舌打ちした。あまり戦力にはならなさそうだ。

「アレン!」

カインも騒ぎを聞きつけて、アレンのそばに駆け寄ってきた。

「魔物のお出ましのようだぜ。
 久々だなあ、腕がなるな。」

「ならないよ。」

アレンの発言に呆れつつ、カインは持っている武器を抜いた。
隼の剣だ。
ちゃんと武器持ってきてるなとアレンはにやりとした。
勿論自分も愛剣を携えている。稲妻の剣だ。

「船を沈めようとしてるぜ。
 あの触手が厄介だ。ぶった切るか!」

「うん。」

言ってる間に、触手がびよんと跳ね上がり、甲板をたたきつけてきた。
船がまた大きく揺れる。

カインは目の前の触手に向かって剣をふるった。

「……!!」

だが、その触手は、予想以上に固く切り傷を付ける程度だった。

「お前手抜いてるんじゃないか!?それともブランクか!?」

アレンがそう言って、再度剣で切り付けた。
だが、触手はぶらんぶらんに千切れそうになりはしたが、
真っ二つにするには至らなかった。

「こいつ……!」

何度か戦ったことのある大王イカのそれとは比べ物にならない硬さ。

「大王イカじゃないのか……!?」

見上るとその姿は真っ白だった大王イカと違って
赤い姿をしていた。

「暗くてよく見えないが、なんか違うんじゃねえか、あれ。」

魔物は船を揺さぶり、乗組員たちは転倒し、
船べりにたたきつけられたり、危うく船から落とされそうになる者もいる。
振り回される触手に吹き飛ばされている者もいる。

「あぶねえって!
オーギー船長!甲板は危ないから皆に船室に戻るよう指示してくれ!」

「なんだと!お前たちはどうするつもりだ!
 一刻も早く逃げねばならぬ。お前たち、取り舵だ!取り……ぐふっ!」

手をかかげて大声を挙げた船長だが、魔物の目についたのか、
その身を魔物に摘ままれマストの後方まで振り回された。

「ぐあああ!」

「船長!」

触手に握りつぶされそうになるが、はるか上空で誰も助けにも行けない……
そんな風に絶望感が走ったとき、
猛烈な炎が魔物の触手を襲った。

「カイン……!」

カインのベギラマだ。
魔物はそのダメージに握りしめた触手を緩め、船長を解き放った。

「よし!」

落ちてくる船長をアレンが助け支えた。

「大丈夫ですか!?」

すぐにカインが駆け寄ってきて、回復魔法をかける。
船長は驚いたように体を起こした。
激痛が走っていたはずの体は完治していた。

「お……おお……これは一体。
 お前たちは何者だ。」

「説明は後だ。
 オーギー船長分かったろう。
 甲板は危ないから下がるよう、他の皆にも言ってくれ。」

アレンは先ほど行ったことを繰り返し船長に訴えた。
今度は拒否できない空気を感じたようでぐっと息を飲んだ。

「お前たち、一度下がれ!
 危険だ!」

「しかし船長、あんな奴らに任せるつもりですか……!」

乗組員は武器などを手にして戦う準備をしていたようだが、
そんな一行に船長は再度喝を唱えた。

「下がれ!」

船長の一喝に、乗組員は下がるほかなかった。

まだアレンたちの実力もよく知らないだろう。
一番の下っ端の新参者のいう事をよく聞いてくれたなと
アレンは感謝した。

「よし、やるかあ。
 船ひっくり返されないよう気を付けねえとな。」

アレンは武器を再度構えた。
まずはあの厄介な触手をなんとかしようと考えた。

「ねえ、アレン。」

カインがまた隣に来て、自分に話しかけてきた。

「おうカイン。気をつけろよ。
 案外あいつ強いぜ。」

「うん、あのね。一つ言っておこうと思うけど、
 この世界、マリアがいないから、どうも全く魔法の干渉ないみたいでね。」

「ん?ん、あ、そうなんか。」

カインの言葉に、何か間抜けな反応をしてしまった。
そのアレンの反応にふふっとカインが笑った。
先ほど、マリアがいないことを実感してると言ってたのはこの事かと分かった。

「だからね、うん。なんでもやるよ。
 アレン指示を出して。」

なんでもやるとか言っている。
と言う事は、自分が求めればあの極大の火炎魔法も、あの雷の魔法も使えるって言う訳か。
それらを思い出して、アレンは少しぞくりとした。

そして、カインは自分に指示を出せと求めている。
これは別段おかしなことではなく、
昔から戦いのときはアレンが仲間たちに指示を出していたからだろう。

あの強力な魔物と、自分とカインで戦うなんていうシチュエーションは
妙に気が高ぶった。
しかしここはあえて、気を落ち着かせるよう息を吐いた。

「よし、じゃああのやっかいな触手の動きを封じてくれ。
 俺は本体を狙う。」

「分かった、援護する。」

激しく動き回る触手を一本ずつ丁寧に相手をしていたら、
いくらアレンでも分が悪い。
だが、カインが援護してくれるなら戦いやすい。

カインは火炎球をいくつも作って、暴れている触手になげつけた。
それぞれは大した攻撃力はないが、足止めにはなるようだ。

船をひっくり返さんばかりの勢いだった魔物の攻撃は
火炎球に翻弄されて船まで届かない。

この隙に……!

アレンは大きく跳ね上がって、
裂帛の気合とともに魔物の本体に切りかかった。

稲妻の剣は確かに大きな傷跡を付けたが、
魔物の息の根を止めるには至らず、痛みと怒りに暴れまわっている。

「うわっ!」

暴れる魔物の触手がアレンをかすめる。
直撃ではないものの、巨大な触手の一振りは人間の体など
ものともせず吹き飛ばしてしまう。

「アレン……!」

駆け寄ったカインがアレンを支え、すぐさま回復魔法を唱える。

「おお、サンキューな。」

2人の連携とフォローはばっちりである。
だが、案外あの魔物は頑丈のようだ。
アレンの会心の一撃で倒れない。
こんなことは、久方ぶりだ。いつぶりだろうか。

「だが、効いてない訳じゃないんだ。
 畳みかけてやる。」

「アレン前!!」

「うわっと!」

目の前に襲い掛かってきた触手を剣で受け止めた。

「うおりゃあ!!」

「ベギラマ!」

アレンの一撃と同時に炎の援護を受けて動きを止めた触手に、アレンが切りかかる。
触手は千切れ、はじけ飛んだ。

「行ける!!」

そのまま再度本体に飛び掛かる。
邪魔なアレンを蹴散らそうと、残った触手が暴れるが、
カインがそれを許さない。

先ほど付けた傷を再度深くえぐり取るように剣を突き付けた。
剣は魔物の体を貫き、アレンはそのまま巨体をそのまま走るようにして天に向かって剣を突き上げた。

「いっけえ!!」

引き裂かれた体を、追撃するようにカインが炎で覆いつくした。
ゆらゆら揺れていた魔物の巨体は、そのまま後ろに轟音とともに崩れ落ちた。

「よっと!」

海に落ちないように、魔物を蹴って
その反動で船にアレンが戻った。

「やったな!」

「う、うん。でもすごい強かった。
 何者なんだろ、こいつ。」

今まで戦ったことのない魔物だった。
アレンとカインが手を合わせていると、
戦いの行く末を見守っていた船長が甲板に戻ってきた。

「あ、危なかった……。お前たち、無事か……!?」

「オーギー船長、そちらも皆無事ですか?」

「うむ。大事ない。」

良かった、皆無事のようだ。
船長が勝利を喜ぼうとしたとき、船が再度大きく揺れた。

「なんだ……!?」

「まだ生きてたのか!?」

先ほどと同じような船の揺れ。
見ると、またにゅうっと触手が海から伸びてきた。

「げええっ!」

船長は再び現れた巨大な魔物を見て、泡を吹いて腰を抜かした。

「船長、こんなところで倒れないでくれっ」

先ほどの魔物が死にきれず生きていたのかと思ったが、
その体にはアレンの付けた傷がない。
さっきの奴ではなく、どうやら別の魔物のようだ。

思い切り尻もちをついている船長を守りながらでは
先ほどのような戦い方が出来ない。

チッとアレンは舌打ちをした。
仕方ない、先に全ての触手を斬りつけて、こちらへの攻撃を防ぐしかない。
アレンはカインにそう提案した。
すると珍しくカインは頷かず、逆にあることを提案してきた。

「アレン、それも良いんだけど、
 一度僕に試させて。」

「えっ?」

何を?と聞く前に、
カインはその場である魔法を唱えた。

「ザラキ。」

低く静かに、しかし力あるその声は、
黒い渦を作るように魔物の巨体を包み込んだ。
かと、思うと糸が切れるように巨体はその場に崩れ落ちていった。

「うわっ、効いた。」

唱えた自分がびっくりしているようだ。
先ほどアレンと苦戦した魔物をあっさりと倒してしまった。

「うわ、効いた……。」

アレンも全く同じセリフをつぶやいた。
ザラキは相手を一瞬で絶命させる魔法ではあるが、
成功確率があまり高くなく、滅多に使ったことはなかったはず。
それがあっさりと成功した。しやがった。

「こっわあ。」

自分の苦戦は何だったのかと思わされる。

「て言うか、お前そんなんならさっきもやれよーー。
 戦う必要なかったじゃねえか。」

アレンがザラキにぶーぶーと文句を言っている。

「いやあ、ザラキは成功確率高くないからね。
 あの魔物やっかいだから、効けばラッキーと思ったら、たまたま効いただけで。
 二回連続はまず効かないよ。
 アレンがいなかったら、今頃僕ら皆海の藻屑だよ。」

謙遜か本気か分からないか、そんなことを言う。
とりあえずイカのような巨大な魔物を2匹倒した。
またすぐに違う魔物が出てくるかと警戒していたが、
ひとまずは魔物の群れを抜けたようだった。

「とりあえず、一見落着か。」

「そうみたいだね、良かった。」

ふうっと息を吐くアレンとカインを、
船長は未だ尻もちをついたまま、信じられないものをみるような目で見上げていた。







- 続く -


2018/02/22

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【後書き】
どこかで見たような展開?
ドンマイです(←?)
なんか船旅始まってます。




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