はじまりと終わりの話 15



「話ってなんだろうなあ。」

勇者アレンは、さっきまだなにか言いたげだったな。
何の用があるんだろうか……

ぼんやり思うアレンに戦々恐々とした風にカインが答えた。

「そりゃ……さ、怒られるんじゃない……?
 だって僕ら、本当に邪魔しに行っただよね。結局。」

カインが重苦しい雰囲気でクッションに顔をうずめている。

「まぁ俺ら、場をとっ散らかすだけとっ散らかして、途中離脱したもんな。
 はっは。」

言葉にしてみると、なかなかひどいもんである。
そして、その責が自分にあるとカインは憂鬱そうだ。

「けど、わざわざ、
 せっかくダンジョンクリアして、いざ次の目的地へ向かってって時〜 に、
 お説教になんて来ないだろ。」

「そう……?
 じゃあ、なんの用だろうね。」

「知らねえけど、
 俺ら的には、チャンスじゃん。
 もうさ、頼もうぜ。ガチで。」

「って、ロトの剣のこと?」

ムーンブルクの王女リンダと
元の世界に帰りたければロトの剣を持って来いと約束をしていた。

アレンたちは当初、この見知らぬ世界では、ロトの剣と同様のものを
作りだせるものと思っていた。だが、実際はそうではなかった。
二人にとって見知らぬこの世界は、勇者ロトが旅して救う世界であり、
ロトの剣とは、正しく勇者ロトが持つべき剣であって
現状それ以外はありえない。

「ああ、わかっている。
 それを理解したうえで、だ。
 ちょっと拝借を願って、王女リンダのもとへ持って行くんだよ。
 そしたら、元の世界に帰れんだろ。
 最後だ、やるしかねえ、言うしかねえじゃん。」

「ふ、ふふ……っ。けほっけほっ。
 やっぱりむちゃ、くちゃ……だね。」

笑いながらカインは咳き込みつつ苦笑している。
アレンのその明るさには救われるなあと改めて思う。

「だからさ、この際ー……。」

アレンが身を乗り出したときに、
コンコンと誰かが部屋の扉をノックする音が聞こえた。

「あ?」

「私よ、エナよ。
 良いかしら?」

扉を開けてみると、先にいたのは勇者アレルの仲間武道家エナだ。
奥には賢者クリスもいた。

「ああ。」

エナはきょろきょろと部屋を見渡してため息をついた。

「ああ、じゃないわよ。
 この良い陽気に、
 何を若い男子が2人揃って部屋でだらだらしてんのよ。」

「なんだよ、良いだろ別に。」

エナの悪態にアレンがむくれて、窓を見返した。

「良い陽気だって?
 こんな夜みたいに薄暗くっちゃあ、良い陽気だか悪い陽気だかわかりゃしねえだろ?」

その言葉にエナとクリスは一度顔を見合わせた。
そして再度アレンに言い放った。

「昨日アレルが用があるって言ったじゃない。
 ちょっと顔を貸してくれるかしら。」

ほう、とアレンはうなずいた。

「カイン、こいつらが面を貸せって。こええな。
 何されるんだろな。」

と言いつつ、アレンはにやにやしている。
アレル達一行と接点ももてることを素直に嬉しく思えた。

「分かったよ、ちょっと行ってくるぜ。」

「お、置いてかないでよ。
 僕も行くよ。」

アレンは部屋の中のカインにそう声を掛けて、
単身で一行のもとへ行こうとしたが、
カインも慌てて立ち上がって、扉のそばへとやってきた。

大丈夫かと聞くと、うんうんと頷いた。

「お前まだ調子悪いだろう。」

「大丈夫だよ、ちょっとついて行くくらいなら。
 ついて行かせてよ。」

これが勇者一行と接触できる最後の機会かもしれない。
そう思うと、どうも制止しても聞きそうにないから
2人とも行くことにした。

空は薄暗がりではあるものの、
エナが言ったとおり、
確かに、世界は すっかり朝になっているようで、
賑やかに人手が行きかっている。

ここアレフガルドの人々は
光差さない世界なのに、体内時計は一体どうなってるのかと思う。
アレンは何日滞在してても、薄暗いままでは体が目覚めた感じがしない。

エナとクリスについていくと、
その街並みの賑やかな喧騒の方角ではなく、
木々の鬱蒼とした街の外れへと連れられて行った。

「やあ、悪いな呼び出したりして。」

連れられて行った先には勇者アレルがいた。
ダンジョンでの傷も癒えて、元気そうな旅装姿だ。

「アレル、今日は元気そうだな。
 もう旅支度も出来てるじゃないか。
 これから旅立ちか?」

「そうだ。これから俺たちは最後の町、
 リムルダールへと行く予定だ。」

アレルは穏やかな表情でそう告げた。

「そうか。」

どうやら、一行はこのまま宿を出て、
次の目的地へと向かうようだ。
最後の町だという。勇者たちの旅も終盤のようだ。

「それでなんだ、呼び出したりして。
 まさか俺たちを仲間に勧誘したいって事か?」

このタイミングでわざわざ会いたいなんて、
まさかと思うが仲間勧誘かと思って、
アレンの方からカマを掛けてみた。

「いいや、そうじゃない。」

あっさりとアレルが答えた。
そのつもりはないらしい。

「そんな訳ないじゃない。」

エナなんて手で大きく×を作っている。

「思わせぶり大王、もう二度と連れて行ってやらないわよ。
 あれから、どれだけ大変だったと思ってんのよ……。」

「エナ、よせ。」

愚痴を言い出したエナを目で制止するアレルだったが、
途中脱退はやはり迷惑だったようだ。

「ただ、クリスのことを助けてくれたのは事実だからな。
 短い間だが、助かった。ありがとう。」

「……あ?ああ…………。」

悪しざまに罵られるのかと思っていたが、
意外な言葉にアレンは、本当に、感謝だなんて思っているのかと
勇者アレルの顔を見た。
まっすぐな瞳だった。

「感謝だなんて、何言ってるの。
 アレルって心が広すぎるわ」

眉間にしわを寄せて、
おそらく勇者アレルの物まねをしているのだろうエナは
渋い顔をしてから、あきれたように首を振った。

「ふっ……。
 アレルって本当いい男だな。」

しみじみとアレンは何を言うのかと、
隣にいたカインもぎょっと思った。

「俺たちもあんたと同じ”勇者”だからな。
 同行する仲間がピンチだったら、絶対助けたいって思うんだ。
 な、カイン。」

「え、あ、うん。
 いや、はい、そうです。」

急にふられて、カインの口調もおかしくなってる。

「俺、そのいい男に腹を割って頼みたいことがあるんだ。
 おおよそ、見当がついてると思うけど、
 俺たちの目当ては、実は、その、剣だ。」

「…………」

アレンは単刀直入にいった。
勇者アレルは何も言わないが、自分たちを見る視線が
矢を射るように鋭くなった。

「剣?」

「ああ、でも何も今って言うんじゃないんだ、
 お前たちの戦いが終わった後にー……」
「やはり、そうだったのね。
 皆!」

アレンの話す言葉を遮って、
エナがバッと手を挙げた。
クリスもジェフも臨戦態勢になる。

勇者アレルも、背負った王者の剣をすらりと抜いた。
その様子に思わずぎょっとしてたじろいだ。

「いやっ、ちょっと待ってくれよ。」

「お前たちの素性は知らん。だが、最初に会った時から、
 この王者の剣に向ける視線が尋常じゃなかったものな。」

「…………。」

こちらの意図を見透かされていたのか、
アレルはこちらをじっと見据えている。

自分たちは何者なのか、
その実際のところを伝えるときがきたかと思っていた。
だが、それより先に
今まで黙っていた仲間の戦士ジェフが口を開いた。

「アレル、こいつら妙にしつこいところがあるからな。
 リムルダールまで追ってきたらやっかいだ。
 始末をつけておいたほうがいいんじゃないか?」

「……そう……だな。」

始末をつけるだって?
そばにいたジェフが怖いことを言っている。
エナも拳をならしている。

あー、やばい雰囲気だ。完全に盗人と思われている。
これ、俺ぼこぼこにされんのか?と思いつつも、
アレンも引かずに剣を抜いた。

「あんたらが何を思ったのか知らねえけど、
 俺の話、最後まで聞いてくれねえかなあ。」

「ああ、話はこいつで聞いてやろう。」

『こいつで聞く』と書いて、『剣で語り合おう』ってやつだ。
もう話は聞いてくれそうにねえな、それに引くに引けねえ。
仕方ないか。

「ははあ、『こいつ』でな。」

その様子にそばで見ているカインは
怪訝そうで不安そうで何をする気だという表情だ。

そんな視線は感じつつも、
俺の直感が正しければ、そんな悪い結果はならないはず……。

「じゃあ、じっくり教えてくれよ!」

アレンはにやりと笑った。



+++

あろうことか、勇者アレルとアレンの一騎打ちが始まったのだ。

勇者一行は、自分たちを『盗人』だと警戒しているのだ。
魔王攻略の大事な時だ、
面倒な局面で障害になる前に自分たちを始末してしまおうと一行は思ったのだろう。

カインは、申し訳ないという気持ちと、もっとやりようがあったんじゃないかという気持ちと、
複雑な心境で二人の戦いを見守っていた。

ただ、アレンは、こんな状況だというのに、
どこか嬉しそうな表情で剣を交えている。
嬉しい、、そりゃあ勇者アレルと剣を交えられたら嬉しいだろう。

気持ちは分からなくもないが、さすがに不謹慎ではないかと思い、
次に勇者アレルの方の表情をうかがってみた。

「あれ……?」

すると、意外にもそれは憎々しい仇敵に対する表情ではなかった。

アレンの自慢の腕力による剣戟は、時に勇者アレルのそれを上回り、
剣戟にこらえようとするその身を弾き飛ばした。

「……アレル!」

心配そうに悲鳴をあげる仲間の声が聞こえるが、
勇者アレルはそんな心配もお構いなしに空中で回転し、逆に木々の反動を利用して
カウンターの一撃を仕掛けた。

「うおっと!」

今度は逆にアレンが吹き飛ばされた。
地面を擦りながら、木々にぶつかる直前、体勢を整えなおした。

その間に、勇者アレルも地面に着地した。

「いやあ、あいつすごいな。」

「アレル、大丈夫なの!?吹っ飛ばされてるじゃない!」

「ホイミ!」

仲間たちが駆け寄って、クリスが回復魔法をかける。

「俺と変わらないくらいの体格なのに、
 あいつ俺よりよっぽど腕力が上だぞ。
 ジェフお前にも負けないかもしれんぞ。」

「そうか、そんな人間がこの世にまだいるとは、
 世界も広いもんだ。」

「そうだろう。」

忌々しげな表情をするジェフであるが、
勇者アレルはどこか笑みを浮かべている。

「冗談じゃないわよ。
 ジェフみたいな腕力で、
 アレルみたいに俊敏に動けるなんて、
 敵にしたらめっちゃやっかいじゃない!
 早く何とかしないと!
 クリス、私たちがやるわよ。」

「え?え、ええ。分かったわ。」

エナは押されているこの状況に危機感を感じて
仲間のクリスに目くばせをした。。

「力はすごくても、素早さで私にかなうやつはいないのよ。
 いくわよ!」

「おい、エナ待て!」

勇者アレルの制止を聞かず、
今度はエナが飛び出した。

「おわっ!」

電光石火のエナの拳が、アレンに先制の一撃を与えた。
そしてバランスを崩したアレンの腕をエナが羽交い絞めにする。

「な、おいっ!」

いかに戦いなれた武道家とはいえ、女性に羽交い絞めにされてしまった。

「ざけんな。
 いくらなんでも、その細腕で俺を抑えられると思うなよ。」

ぐぐっとアレンが力を入れる。
力を加えればこんなものは簡単に外せる……。
そうエナを振り払おうとした次の瞬間、
間髪入れずに、凍てつく寒気が襲い掛かってきた。

「んな!?なんだこれ!」

この寒気はクリスの氷系魔法のものだろう。
しかもすさまじい威力だった。
足だけでなく、体中が氷漬けになった。

「くっ!」

身じろぎしようとするが、氷漬けになった体は動かない。

「せいやっ!」

身動きの取れないアレンに対してエナが容赦なく蹴りの一撃をくらわせる。
吹き飛ばされたアレンは地面にたたきつけられるが、
それでも氷は割れもしないし、溶けもしない。
相変わらず身が動かせない。

「なんなんだよ、この氷!」

「ふんっ、クリスのマヒャドは最強氷系魔法よ。
 単純な物理衝撃では、決して破れはしないわ。
 さあ、もう一撃!」

エナは追撃の手を緩めようとしない。
身動きの取れないアレンはさらなるダメージを受けるかと思いきや、
今度は逆に灼熱の炎を浴びた。

「うわー!?
 …………って?」

最強氷系魔法と言われた氷が溶けていく。

「おっと!」

間一髪のところでエナの追撃をかわすことができた。
炎は熱いようで、すんでのところでアレンへの直撃へは至らない。
こんな魔法の出どころは分かっている。
カインだ。

「アレン……っ!大丈夫!?」

「ナイスフォローだぜ、カイン。
 そうだな相手がタッグを組んでくるなら、こっちだって〜……
 って、お前魔法……」

いつものようなめらかで自然なカインのフォローではあったが、
今のカインは体にダメージが残っていて、いつもの状態ではない。

「アレン、前見て、前!」

「え?」

「メラゾーマ!」

一瞬カインの方を向いたその隙を狙って、
追撃が来ていた。今度は火炎魔法だ。

「氷の次は、炎か。
 あんた本当優秀な魔法使いだな!」

マリアだって、正反対の魔法をそう続けざまには唱えられないんじゃないか?

そんなことを思いつつ、炎を振り払おうとアレンは剣を最上段に構えた。
炎ならぶった切れるはず!

今までの経験から、そう思うのだが、
目の前の炎は今まで見たどんな火炎魔法より激しく渦巻いていた。

「違う!?」

そういえば、カインがいつも唱えている炎の魔法と何だか名前が違ったな。
ベギラマとはどういう違いがあるんだ?

そんなことを思っていると、
火の玉と呼ぶには可愛すぎる渦巻く火炎が猛然とした勢いで襲い掛かってきた。
暴れ狂う火炎とその規模にどこに剣を振り下ろしたらいいのか
アレンは判断が鈍った。

「うわっ!」

メラゾーマの炎がアレンを覆いつくした。
一瞬にして燃やし尽くされそうな苛烈な魔法であったが、
これもまたアレンに直撃することは無かった。

ぷすぷすとくぐもった煙が消えると、
そこには火傷の一つもないような二人が立っていた。

「エナのメラゾーマが全然効いていない?」

「フバーハでも唱えたか?」

メラゾーマに無傷な二人に勇者一行が驚いている。

「カイン、お前炎なら何でも消せんのな。さすが、エキスパート……。」

メラゾーマを無効化したのはカインだ。
アレンの半歩ほど前で手を前にかざしている。

「はっ…………はぁ……。
 魔法の相手なら、僕だって。」

そういうと、クリスに向かって、
カインがマホトーンを唱えた。

「しまった!」

マホトーンは効いたようで、
クリスは魔法を唱えることが出来なくなった。

ふらりとよろめいたカインをアレンが脇から支えた。

「大丈夫か?」

「う、うん。アレン。
 クリスさんの魔法は封じたよ。」

「ああ……。」

平常を装おうとしているが、
脂汗を流しながら、ようよう息をしている様子のカインに
アレンはギリっと唇をかんだ。

「クリスの魔法を封じるなんて……あいつなんなの。」

高位の魔法使いに対しての、マホトーン ― 魔法封じ ―は
そうそう成功するものではない。
唱えても効果はないことが多いのだ。

「ふん。ちょ、ちょっとアンラッキーだっただけよ。
 良いわクリスは下がってて。
 ジェフ、今度は私たちが行くわよ!」

「むう、やるか。」

第2陣とばかりにエナとジェフが今度はタッグを組んで構えたが、
アレンはそれを意にも介せず、2度大きく剣を振るった。

「!」

アレンの剣戟は、大きな風を生んで、かまいたちとなって
エナとジェフの足元の地面を切り裂いた。

「おっと!」

「なんだ!?」

エナは軽快に身をかわし、
ジェフも一歩後ずさった。

「残念、先制攻撃のつもりかもしれないけど、
 外したわね。」

「その線まで下がってろ!」

その一撃をかわして軽口を叩いたエナに
アレンが激高した。

「え、な、なに、何よ!?」

アレンはエナを一瞥し、すっと前を向いた。

「アレル!もういいだろう!
 やるなら俺とお前の一騎打ちだ!」

「アレン……。」

しばらく様子を伺っていた勇者アレルはその檄に一歩前に出た。

「なによ、勝手なことを言わないでよ!
 あんたのような盗人、私たちのアレルに近づかせないわよ!」

「エナ……!
 もういい。」

なおも特攻して来ようとするエナに、
勇者アレルは制止するような声をあげた。

「アレル……?」

「一騎打ちももう良いさ。
 先ほど剣を重ねて、お前の実力はよくわかった。
 それに……。」

エナは勇者アレルを振り返った。
その表情には怒気の様相はなく、冷静な表情で
アレンとカインを見ていた。

「お前たちが、ルビスの塔で離脱した理由もわかった。」

アレンに支えられている蒼白な顔色のカインを見ながら、
勇者アレルはそう言った。
その視線に気づいてカインは目線を外した。

「お前たちがライデインを使ったことからも、
 確かに、どこかの世界の勇者なんだろうという事も分かっている。
 その上で俺たちに接触してきているんだから、
 オリハルコンを使った王者の剣でないと倒せない何かがあるのか?
 一度は力を借りた身だ。
 俺たちに何か力になれることがあるという事か?」

仲間たちは本気で怒り、本気で邪魔者だ、盗人だと思っていたのかもしれない。
だが、勇者アレルは色々見極めるために、声をかけてきたのだと思った。
そして、その考察力はさすがのもので、言葉にも温かみと包容力があった。

「すげえな。
 それにさすが伝説の勇者だ。懐がでかい。」

アレンも構えていた剣を下した。
そして、もう今となっては全てを明かそうと決意した。

「さすがの考察力だが、もう少し。」

アレン何を言おうとするのか見守ろうと、
カインも見上げていた。

「はっきり言おう。
 俺は、アレルの何百年か先の……そう、勇者……と言えば確かにまぁ勇者だ。
 このアレフガルドを含めた世界を救ったこともある。」

「アレフガルドを……?」

過去形で言うアレンの言葉に勇者アレルは眉をひそめた。

「もうちょっとわかりやすい言葉で言えば、俺、あんたの子孫だ。」

「は……!?」
「子孫!?」

突拍子のない言葉に、仲間たちは驚いて目をむいている。

「……アレル?」

だが、仲間たちの取り乱した様子とは違って、
勇者アレルは冷静な表情で、アレンを見つめていた。



 


- 続く -


2020/07/01

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【後書き】
1年も待たせるような話じゃないし、まだ終わってないし。
次くらいで終わりたいね。




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