ひゅうっ
内臓が浮き立つような嫌な浮遊感。
そして直後に床が奈落へ消える。
「うわっ。」
一番最初に足を踏み入れたアレンががくっと床が落ちるのを感じた。
「落とし穴・・!?また!?」
憎憎しげに床を睨んだ所で・・もう遅い。
すぐ後ろにいるカインとマリアも抗う術もなく、落下する他無い。
「・・・!!」
落とし穴には先ほどから2度ほど落ちている。
勿論マッピングもしているし、
一度落ちた落とし穴にまた落ちるようなドジはしない。
ようやく見つけた階段は元いた場所に戻るだけ、
そしてなんとか進んだ所だところで落とし穴で振り出しに戻る。
この繰り返しだった。
おかげで先ほどからちっとも進んだ気がしない。
もうかれこれ何時間もこの薄暗い洞窟で歩き回ってる。
「アレン・・!」
カインがまっさかさまに落ちるだけのアレンに手を差し伸べてきた。
後ろのマリアの手は掴んでいるらしい。
どうやら、手を繋ぎたいようだ。
「・・・・?」
その手に向かって、なんだか反射的にアレンが手を伸ばした。
するとしばらくするとふわっと一瞬急転落下が止まった気がした。
そしてそのまま奈落の底に着地した。
何の衝撃も無く無事に。
「・・・ん・・あれ??お前何かやったか?
ルーラ?あ、でも洞窟でルーラは出来なかったな。」
アレンは今のがなんだったのかカインに尋ねた。
「うん。ルーラの要領で外へじゃなくて、
あそこから、ここまで飛翔した感じで。」
なるほど。
まぁ例によってアレンにはよく分からないが
魔法で何とかしたらしい。
そりゃあノーダメージだし、良い事・・・のはず。
だが若干釈然としない。
「魔法は使うなってば。
さっきみたいに俺が抱えてやるから。」
アレンは両腕を前に差し出して、抱きかかえるようなポーズをした。
実は落とし穴には二度落ちている。
一度目はただ落下して、受身も取り損ねて落下してしまい、
二度目は一番最初に落ちたアレンが直後に落ちてくる二人を
抱きかかえようとした。
しかし、体格的にそれほど変わるわけでもない二人を
支えるのも無茶な話であり、
結局アレンごと勢い余って倒れた3人であった。
「だってアレン思いっきりこけたじゃない。
それよりは今のが一番スマートだったでしょ?」
カインはそう言って二人にアピールするが
アレンはやっぱり納得していない。
「魔法力を使うなってんだよ、こんな事に。
大体インパクトは分かったから、今度は大丈夫だって。」
「なーに、言ってんのさ。
さっきだってしこたま頭ぶつけてたじゃないか。」
「お前らなんか軽いって言ってんだ!」
「うわっ。何して・・!?」
アレンは自分の肩にカインを抱きかかえた。
カインはぽこぽことアレンの頭を叩いて抗議している。
「ほら、マリアもこっち余ってるから来いって。」
アレンは余った手で手招きしてマリアを呼ぼうとしている。
マリアはこの場をどうしたものかと一瞬考えて、
そして大仰にため息をついた。
「もーー、何やってるのよ?
遊んでる場合じゃないわよ。
大体落ちないようにするのが第一じゃないの?」
マリアは先ほどから作っているマップを広げた。
そして落ちた今の場所に×印をつけた。
「そーだよ〜。
さっきから落ちて昇っての繰り返し。
落とし穴ばっかり落ちてる場合じゃないよ。」
アレンの肩に抱きかかえられたままで
カインが文句を言っている。
アレンはマリアの持つ地図を覗きこんだ。
先ほどから見たような場所ばかりで
目新しい場所に進んでもいない。
「けっ。大して進んでもねえ。
とっとと進もうぜ。」
アレンはそう言って再度何度目かの階段を上った。
「あ、カイン言っとくけどな〜。」
「何?」
ようやくアレンから下ろされて
自由の身になったカインはアレンを見上げた。
「今度さっきみたいな魔法しようとしても
俺は手をつかまねえぞ。だから無駄だからな。」
「何それ。」
何もカインだって悪気があって魔法を使ったわけではない。
3人ともダメージを回避できるからと思っての事だ。
若干むっとしたカインであったが、
まぁアレンの言いたいことが分からないわけでもない。
目印も何もないこのダンジョンで、
この頻度で落とし穴に落ちて、その度魔法を使っていたら
無駄で仕方が無い。
ただでさえこのダンジョンは異様に魔物が強いのだ。
急に回りの温度が上がった気がした。
薄暗かったはずの洞窟内が俄かに明るくなる。
「なんだこいつ、火の玉小僧か??」
目の前に現れたのは、炎が意識を持って歩き始めたかのような
モンスター フレイム。
すかさずカインがはやぶさの剣でフレイムの体を
下から上に斬りあげた。
するとその炎だらけの体がぶわっと吹き上がった。
そして火の粉が降ってくる。
「あつっ・・!」
こういう魔物は実体が分かりづらい。
中途半端にかき乱した所で、炎を撒き散らすばかりで
効率は悪いのだ。
「カインどけっ!!!」
その声にハッと振り向くと、
アレンがドラゴンキラー片手に身体ごと突進してきた。
「うおらあ!!」
そして、その気合と共に、
アレンはフレイムの身体に体当たりする勢いでぶつかっていった。
その身体を包み込む炎がバアっと舞い広がった。
まるでベギラマの魔法に突っ込んだような感じだ。
見た感じでは、どちらが攻撃しているのか分からない。
だが、炎はしばらくすると掻き消えて、
出て来たのはアレンだ。
「・・・・アレン!大丈夫なの!?火傷していない?」
マリアがすかさずアレンに駆け寄った。
生身で炎に突っ込むなんて、いくらアレンでも無事ではいられない。
が、アレンは問題ないと言う風に笑った。
「なんか突っ込んだら、あいつの急所だったみたいだな。
急に動かなくなったぜ。」
「・・・・・アレン、無茶しないでよ。」
「これが俺の戦い方だ。」
アレンの会心の一撃がフレイムの核をしとめたらしい。
だが、生身の人間がやるにはあまりに無茶な戦い方だった。
カインは少し不安を感じて止めさせたかったが、
それでも今の状況がそれを許さなかった。
その後も続々と魔物が出てくる。
アレンの武器はドラゴンキラーだ。
超接近戦向けの武器。
相手が炎の塊だろうが、なんだろうが、
たとえドラゴンであろうが、アレンの戦い方は変わらない。
続けてあらわれたドラゴンがこちらに向かって炎を吐き出した。
アレンは一瞬立ち止まってロトの盾でその炎を受け止めると、
視界が炎で閉ざされているうちに、前へと走り出した。
「アレンってば!!」
さっきから後ろを顧みることなく走り続けるアレンに
カインは遅れまいと続いた。
アレンの攻撃が、ドラゴンの顔筋を掠める。
ドラゴンはその痛みを嫌い、苦悶して暴れた。
カインも続けて剣を振るったが、
ドラゴンの皮膚には寸分のダメージも与えられない。
竜の皮膚の硬さは尋常ではない、
並大抵の武器では破ることは出来ない。
そんな事はよく分かっている。
だが、アレンの攻撃は着実に、
そのドラゴンにすらダメージを与えていくのだ。
ドラゴンは苦しみ暴れ、
標的を目の前にたたずむカインに定めた。
ドラゴンはカインに向かって炎を浴びせてきた。
それを見て、あわてて後ろに下がった。
目の前の炎に備えていたが、
カインに襲い掛かったのは炎ではなかった。
「が・・・っは・・・。」
急激に襲い掛かる痛みに思わず膝をついた。
最初どこをやられたのかも分からなかった。
痛いというよりは、熱い。
その激しい熱さにカインは脇腹を押さえた。
そこからどくどくと血が流れ出てくるのを感じた。
すぐ傍に、牙を向いたドラゴンがいる。
ああ・・自分はあのドラゴンの牙に噛み切られたらしい・・。
そんな事が冷静に頭をよぎる。
頭は冷静になるのだが、身体は少しも言う事を効かない。
逆にどんどん力が抜けていく。
立ち上がろうにも、足にも腕にも力が入らない。
「カイン!!」
マリアがバギで風を起こしてドラゴンを牽制し、
そして慌ててカインに回復魔法をかけた。
「あ・・・りがとう・・。」
カインはそう言いつつ、マリアよりも
アレンのほうを見ていた。
アレンは炎に屈することも無く、
恐るべきその牙をもかいくぐって、
ドラゴンに攻撃を続ける。
ドラゴンにも勝るのは、そのアレンのものすごい迫力だった。
自分との差はなんなのだ?
武器の差とも思えない。
アレンのドラゴンキラーと言う武器は
実際にドラゴンすらも傷つける優れた武器だとよく分かったが
それだけではドラゴンは倒せない。
良く考えるとさっきだってアレンは脇腹を斬られたときも
腹部から血を流しながら、敵に止めをさしていた。
自分なんて立ち上がることも出来ないのに。
「ありがとう、マリアもう良いよ。」
大体治った事を確認するとカインは立ち上がった。
それと同時にがあっと大きな雄たけびを上げて
ドラゴンが崩れ落ちた。
「・・・・・すごい・・・。」
アレンは血糊を拭うとこっちを見て、にっと笑った。
そしてやったぞと手を振りながら戻ってきた。
「アレン、すごいわ!あのドラゴンをしとめるなんて。」
「ああ、ドラゴンキラーも結構使えるな。
さすがにドラゴンのキラーって言うだけあるよな。」
笑いながらアレンがそう言う。
カインは素直にアレンの言葉に頷きながら言った。
「いや、実際アレンすごいよ・・。
今ならあの竜王だって倒せるんじゃない?」
「あっはは。いたな、そんな奴。」
アレンの傷もマリアが癒しながら3人はその場を後にした。
アレンを先頭にして
その後も何とか魔物を倒し続けていく。
どうせすぐまた落とし穴に落ちるのかと思いきや、
気が付けば今度はしばらく落とし穴に見当たらない。
逆に今、どこをどう歩いているのかよく分からない。
先の見晴らしも良くない。
薄暗いと言うよりは、どんどん真っ暗になってきた。
仲間がちゃんと近くにいるのかさえ見えない。
「二人とも着いてきてるかー?」
「うん。すぐ後ろにいるよ。」
「私も。いるわ。」
先頭をいくアレンはしばしば二人に声をかけた。
「気が付いたら俺一人とか嫌だからな。
ちゃんと着いて来いよー。」
「大丈夫だよ〜。」
カインは不安そうなアレンの言葉に思わず笑った。
「さっきから真っ暗なんだが、道はあってるのか?」
「さぁ?でも行ったことない道な気がするね。」
やっと新しい場所に来れたのだから
一応先まで進んでみたい。
「何かこんな薄暗いのも不気味ね。
何か隠し物でもしてるのかしら?」
マリアの言葉に何か引っかかった。
『隠し物』・・?
「そうしたらもしかしてお宝かもね。」
カインが何気なくそう言うと、アレンがぽんっと手を叩いた。
そして思いがけないことを言った。
「ああ、じゃあきっとロトの鎧だ。」
「え?」
「ロ、ロトの鎧??ムーンブルクの宝がどうしてここにあるって言うの?」
マリアは驚いて尋ねた。
ロトの鎧は、
ローレシアのロトのしるし、サマルトリアのロトの盾と共に、
ムーンブルクで守られてきた至宝と言える宝であった。
ムーンブルクが滅ぼされてからは、行方が知れない。
「いや、ただの予感だぜ?
ここってハーゴンの城へ続く通路みたいなもんだろ?
入り口らへんとか人骨がいっぱいあったけど。」
「ムーンブルクを襲った魔物たちは城の宝も持ち運んで
ここを通って帰って行ったかもしれない・・
入り口の人骨は連れ去られた人間達の屍・・そう言う事ね?」
マリアはなるほど・・と思った。
ありえない話ではない。
「アレン珍しく頭が冴えてるね。」
「珍しくは余計だろーが。」
アレンはそう言ったが怒ってる風ではない。
少し考えてから、もう一度口を開いた。
「まぁ、どっちかと言うと、実際はそれより勘の方だ。」
「勘?何が?
ちゃんと理にかなっていたと思うけど。」
カインは不思議そうに聞いた。
「はは、つーか、そっちは後付けなんだ。
ロトの鎧がある気がするのは、ただの俺の勘だ。
この・・盾と兜と・・・あと俺の持ってるロトの剣・・のな。
出会いたいって思ってる。」
あ!とカインは思いだした。
確かに、アレンはわざわざロトの剣を持ってきていた。
最後のロトの装備を探すのに必要だと
そう感じ取っていたのだろうか。
「すごいね、アレン!
そんな事考えてたんだ!」
カイン的には、さっきの話よりも何だかすっと心に落ちた。
「君がいうなら、きっとそれは本当だよ。」
ロトの装備に選ばれたアレンの言葉なんだから。
そう付け加えなくても、二人にもその意図は伝わったようだ。
しばらく真っ暗闇の中、そんな話をしながら進んでいた。
どれくらい進んだだろうか?
真っ暗だった道が不意に明るくなるのを感じた。
神秘的な光などではない。
先ほどから何度か対面している、魔物の炎だ。
「お出ましだな、今度は・・ドラゴンの群れかよ。」
一匹でも大変だったドラゴンが今度は2匹群れを成していた。
どうもこの洞窟では魔物の数に限度と言うものが無いらしい。
「マリア!」
「ええ。イオナズンね!」
魔物が群れを成してきたときは
マリアの魔法が有効。
いつも通りと思ってマリアはいかづちの杖を構えた。
だが、あわててアレンは首を振った。
「違う。それじゃない。
えっと・・あれだよ!」
「何?」
アレンが何を言うのか緊張して待つ。
「るー、る・・・る・・?」
が、アレンが急にルルルル言い出したので、
真剣な顔をしていたマリアとカインは思わず噴出した。
「ちょっと何なの・・・・・。」
「アレン?急にどうしたの。」
「笑うなーー!俺は真剣なんだ。
なんだっけ、あれだよ、守備力さげるやつ。」
「ああ・・ルカナンのこと?
ここに来て、ルカナン?
イオナズンじゃなくて良いの?」
ルカナンは守備力を下げるが、
それほど劇的な変化はない。
最近はあまり使うことも無い。
「何度も言わすなって!無駄な魔法使うな!」
アレンのその勢いにカインもマリアも思わず
顔を見合わせた。
「わ、分かったわ。」
マリアはその勢いに素直に従い、
ルカナンを唱えた。
「よーし。で、カイン。
これなら皮膚が硬くて斬れないとは言わせないぞ。」
「あ・・・・う、うん!」
やっぱりアレンは二人のことをよく考えているようだ。
先ほどドラゴン相手に、まともに刃が通らなかったカインのことも
よく見ていたようだ。
「カイン行くぞ。」
「うん!!」
アレンのその声にあわせて、カインもはじけるようにその場を駆け出した。
ドラゴンの群れは次々に襲いかかってくる。
その攻撃を何とか掻い潜りながら、
カインは思いきって剣を振るう。
アレンと自分の違い。
それはきっと攻撃力の差によるものじゃない。
大体そんな事はアレンだって十分分かっている。
迷うな。
自分の全力を出せ。
ドラゴンは炎を吐き出してくる。
両手に剣を持ちながら、
カインはあの炎を意識した。
炎には、炎だ。
「・・・・・・・ギラ!」
口でそう唱えながら、
そのままカインは剣を振るった。
アレンはその様子を横目で見ながら
にやっと笑った。
「・・・それだよ、それ。」
カインはドラゴンの炎をぶち抜きながら、
そのまま魔物の胴体に一撃を与えた。
はやぶさの剣の一撃は
ドラゴンの体に傷をつけることに成功し、
その体からは血液が流れ出ている。
ドラゴンの炎を斬り裂いた剣は、
まだ炎をまとっていた。
「・・・これ・・・・って、熱・・うわ、何これ・。」
自分でやりながら、カインは驚いていた。
これは、自分でやったギラの炎だ。
「お前、やっとそれやったな。」
アレンは、ドラゴンキラーを一振りしながら
カインの肩をぽんっと叩いた。
「アレン。やっとって・・?」
「デルコンダルでもやってたじゃねえか。
必死にならないとやんねえのか。
お前のすごいとこは剣と魔法両方使うとこだろ?」
「!」
デルコンダルでキラータイガーと戦った時の事だろう。
キラータイガーに対し、カインが絶体絶命になった時に
最後の手段とばかりに魔法を唱えながら、斬りかかったのだ。
そう言えば、あの時は無我夢中すぎたこともあり、
それ以降色々あったこともあり、すっかり脳裏から消えていた。
「お前は、そーいう魔法の使い方もするんだから、
だから無駄遣いするなって言ったんだ。」
・・・・・・。
確かに、アレンの言うとおりだった。
カインは頷くしかなかった。
そしてアレンはカインに背中を向けると、
炎をドラゴンキラーで斬り裂いて
その勢いでドラゴンの口に突っ込んでいった。
「おらあ!!」
アレンの突進でドラゴンがその尾をバタバタさせて暴れている。
そして牙を立ててもがく。
もちろんアレンにもその牙が襲い掛かる。
仕方なく、一歩アレンが下がった所に・・
「イオ!!」
背後から、マリアの声が聞こえてきた。
爆風が舞い起こり一瞬ドラゴンが足を止めた。
その一瞬でアレンが体勢を整えなおすには十分だった。
目の前のドラゴンに止めをさすと、
アレンは次に標的をもう一匹に定めなおした。
カインも既にドラゴンへ攻撃をしかけていた。
自分の強みはこの魔法だけではない。
このはやぶさの剣という武器の利点は、羽のような軽さ。
目にも止まらない早さで、
炎をまとった剣がドラゴンを斬りつける。
ぎろりとドラゴンがこちらを睨みつけてくるが、
その攻撃よりも少しだけ早く、
もう一度はやぶさの刃がドラゴンに届く。
忌々しげに暴れるドラゴンが、その長い尾を大きく振った。
「うわっ。」
カインはその野生的な攻撃を受け、
思わず体勢を崩して倒れこんだ。
だがその脇を砂埃を上げながらアレンが
走り抜けていく。
倒れたカインのフォローはアレンが行うのだ。
そしてアレンはそのドラゴンキラーで
本日何度目かの止めを刺した。
「やった!」
ドラゴンの群れを倒した。
その強敵を倒した安堵に、カインが思わずほっと息をついた。
言うまでも無く頑強なドラゴンの皮膚に自分の攻撃が通じたのは
マリアのルカナンの力もあってこそだろう。
やはりアレンの戦略に則り、3人で力を合わせて戦えば
難敵であっても今の自分達は戦える力を身につけている。
そうカインはそう思った。
そのことを、後ろで自分達のフォローを続けてくれていたマリアにも
伝えたいと思って何気なく振り向いた時だ。
暗闇にキラっと光る何かが見えた。
- 続く-
2013/01/06
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