雑談<NO.446>
| みんながパソコン大王 |
| 総 合 | 目 録 | 趣意書 |
| 表題一覧表 |
| NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
| 雑談NO.447 | |||
| 3722 | <新型コロナ感染率・「血液型で異なる」科学的根拠>「O型は重症化しづらい」 | シバケン | 25/12/27 |
| 3721 | <明日は我が身>脚本家内館牧子氏・77歳 | シバケン | 25/12/27 |
| 3720 | <「毎日3食きっちり食べる人」ほど早く老ける<?>>「現代人は食べすぎ」<?> | シバケン | 25/12/26 |
| 3719 | <スポーツ・ドリンクに要注意>ペット・ボトル1本=角砂糖8個分の糖質 | シバケン | 25/12/25 |
| 3718 | <コーヒーの健康効果>正常体重なら、血糖値を下げ、動脈硬化予防効果期待 | シバケン | 25/12/25 |
| 3717 | <糖尿病の原因>「食べすぎ」「運動不足」ダケではない。 | シバケン | 25/12/25 |
| 雑談NO.445 | |||
NO.3717 <糖尿病の原因>「食べすぎ」「運動不足」ダケではない。<起稿 シバケン>(25/12/25)
【シバケン】 2025/12/25 (Thu) 16:08
ここに、遺伝的要素が加わるです。
更に、食事の仕方もあると。
>日本の成人の約5人に1人は「糖尿病」または「糖尿病予備群」だと推計されています。「生活習慣病」の代名詞というイメージもある糖尿病ですが、実は、原因の半分は生活習慣以外にあることはご存じでしょうか? 糖尿病内科医・大坂貴史氏の著書『血糖値は食べながら下げるのが正解』(KADOKAWA)より、糖尿病にまつわる“誤解”をみていきましょう。
>〈本記事の登場人物〉
>坂田加奈子さん(43歳・女性)
>1児の母。職場では課長を務めるワーキングマザー。父が糖尿病を患っていることから健康には気をつけていたが、健診でまさかの「再検査」に。内科クリニックで「OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)」を受けたところ「糖尿病」と診断を受けるも、その後専門医に診てもらったところ糖尿病ではないことが判明。内科クリニックでの“誤診”の原因は、極端な「糖質制限ダイエット」の最中にブドウ糖を摂取する検査を受けたことにあった。しかし専門医は、坂田さんが「糖尿病の一歩手前である“境界型”には該当する」と続ける。
>糖尿病になる生活習慣“以外”の原因
>「糖尿病じゃなかった!」という喜びの半面、多少なりとも糖尿病を気にかけてきた人間なので、「境界型」というワードにひっかかりを覚える。
>いわゆる“糖尿病予備群”というやつだ。薬やインスリンによる治療は必要ないとのことだが、どうすれば予備群を抜けられるのだろうと思いを巡らせていると、先生が言った。
>「糖尿病はよく知られているようで、誤解が多い疾患でもあります。坂田さんは家族歴もあるということなので、糖尿病の病態について確認しておきましょう」
>「それはありがたいです」
>「聞いたことがあるかもしれませんが、『糖尿病』という名称にも誤解を生む要因があります。なぜ、『糖尿病』と呼ばれるか知っていますか?」
>「尿に糖が増えるから……ですよね?」
>「はい。ただ、必ずとは限りません。尿糖が出ていれば糖尿病の疑いがあるので検査を受けてもらいたいですが、糖尿病の初期では尿糖が出ないケースがあります。だから、診断基準に採用されていないのです」
>「確かに。この間も採血検査だけで尿検査は受けませんでした」
>「そして、糖尿病がどんな病気かをご存じですか?」
>さすがに、それは私にも答えがわかる。
>「“血糖値が高くなる病気”だと理解しています」
>「そのとおりです。では、どうして血糖値が高くなるのでしょう?」
>「糖質の多いものをたくさん食べるから……でしょうか?」
>「それもあります。でも、食事だけが糖尿病の原因ではありません。食事や運動、睡眠などの生活習慣が影響するケースもありますが、要因の半分は遺伝的な要素や体質によるものです。だから、糖尿病が『生活習慣病』と位置づけられることも、病気に対する誤解を生じる要因だと思っています」
>「そうなんですね。食べすぎや運動不足が原因なのかと思っていました。でも、肥満だと糖尿病になりやすいんですよね?」
>「肥満だと血糖値が上がりやすいという相関関係は存在します。ただ、日本人は欧米人のような極端な肥満体型の人はほとんどいませんよね? にもかかわらず糖尿病患者の割合は多いです。専門的には“インスリン分泌能”と言いますが、日本人は血糖値が高くなったときにインスリンを分泌するパワーが欧米人に比べて小さいことが関係しています。これは人種による体質の特性です」
>甘いものを食べすぎたから糖尿病になるという、単純な話だけではないことがわかった。
>家族歴があると糖尿病リスクは「2~3倍」に
>「ちなみに血糖値が高い状態が続くと、どうなるかわかりますか?」
>「糖尿病から合併症を起こす人が出てきます……」
>「そうです。血糖値が高い状態が続くと血液循環が悪くなって、傷が治りにくくなったり、血管や神経に負担がかかったり。心臓病や脳卒中、合併症のリスクが上がります。糖尿病の3大合併症は感覚の働きに障害が出る『神経障害』や腎臓の障害『腎症』、視力障害の『網膜症』です。糖尿病が怖いと言われる理由は、こうした合併症になるリスクがあること。だから、血糖値を安定させることが大切なのです」
>バラバラだった情報が少しずつつながってきた気がする。
>「私のように家族歴があると、糖尿病のリスクは高くなりますか?」
>「そうですね。家族歴があると、男性も女性も2〜3倍、糖尿病リスクが上がるというデータがあります」
>「そうですか……。今は“境界型”でも、将来的には糖尿病になるんでしょうか。正直、40代で糖尿病の一歩手前だと言われて不安です」
>「現在、成人の5人に1人は糖尿病か、その予備群と言われています。予備群を合わせれば、その数は約2,000万人と推計されます。きちんと診断や治療を受けていない人が多いのが現状ですが、少しでも早く異変に気づいて治療を始めることが、糖尿病にならず、ひいては合併症を防ぐ大事なポイントです。
>坂田さんはすぐに医療機関を訪れて、今の体の状態がわかりました。だから、今日から血糖値を下げる方法を探っていきましょう。大丈夫ですよ!」
>〈先生からの処方箋〉
>「生活習慣病」という名称に惑わされないで! 糖尿病は体質も大きく影響する病気
>糖尿病の診断基準となる「3つ」の血糖値
>先生の力強い言葉に、固く緊張していた心身がほぐれるのを感じた。ここまできたら、この際、恥をしのんで聞いておこう。
>「先生、血糖値には空腹時血糖値とか、随時血糖値とか、ヘモグロビンA1cとかいろいろあって、どの数値に注目したらいいのかよくわかりません」
>「血糖値にはいくつかの指標があり、それぞれ異なる目的で使われます。診断は総合的に行いますが、簡単に説明しましょう」
>「ありがとうございます」
>「空腹時血糖値は、食事をとらずに8時間以上経過した状態で測る血糖値のこと。110~125は“境界型”で、126以上だと糖尿病の疑いがあります」
>「私は健康診断で118だったので、“境界型”というわけですね」
>「次に、75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間後血糖値。75gのブドウ糖を含む液体を飲んで、2時間後に測る血糖値のこと。これが200を超えると糖尿病の疑いがあります。前回の検査で坂田さんが指摘されたものですね」
>「じゃあ、随時血糖値は?」
>「随時血糖値は、特定の時間や空腹時を問わず、いつでも測ることができる血糖値です。これも200を超えると糖尿病の疑いが強くなります。これら3つの血糖値のいずれかが基準値を超えると、『糖尿病』と診断されることがあります。ただ、先ほども伝えたように基準値以上だから即、糖尿病と診断するわけではありません」
>「そうなんですね。わかりました。では、ヘモグロビンA1cは?」
>「ヘモグロビンA1cとは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたものの割合です。
>この値は、過去1~2か月の平均血糖値を反映した数値、日々の血糖値の上下にかかわらず全体の傾向を把握できるため、血糖値管理や糖尿病の診断で重視しています。6.5%以上だと糖尿病と診断される可能性が高くなるので、この数値は覚えておくといいでしょう」
>「では、4つの数値が基準を超えないようにコントロールすればいいのですね」
>「ただ血糖値は変動するもので、基準値を1超えたらダメで、1低ければ大丈夫という話ではありません。坂田さんは食後の血糖値を下げることからスタートです。それでヘモグロビンA1cは自然に下がるはずですよ」
>〈先生からの処方箋〉
>血糖値は常に変動するもの。まずは、食後の血糖値を下げることを目指す!
>※本連載は、大坂貴史氏による著書『血糖値は食べながら下げるのが正解』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。
>大坂 貴史
医師
医師。綾部市立病院内分泌・糖尿病内科部長、京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学講座客員講師。糖尿病専門医・指導医、総合内科専門医、日本医師会認定健康スポーツ医。
京都府立医科大学卒業後、京都南病院、京都第二赤十字病院を経て、京都府立医科大学大学院博士課程で医学博士を取得。糖尿病と筋肉、糖尿病運動療法が専門。病院の外で「糖尿病で不幸になる人を減らす」活動をしている。Xでは「筋肉博士」として医療情報を発信。
<本>
血糖値は食べながら下げるのが正解
著者・大坂 貴史
出版社名・KADOKAWA
発行年月・2024年12月
「成人の5人に1人は糖尿病かその予備群」といわれている昨今。糖尿病の人の食事は「あれもガマン、これもガマン」と思われがちですが、かなり変わってきています。
最新の研究から、糖質を制限しすぎると血糖値が下がりにくくなることが明らかになっています。血糖値は、「食べながら下げる」のが正解なのです。 糖尿病専門医ならではのきめ細かい「最新の食べ方」のアドバイスを、3人の患者の実例に沿って展開。すぐできる無理ないメソッドで、糖尿病の誤解が解け、正しく健康になれる1冊です。

<参考=「糖尿病の原因は「食べすぎ」「運動不足」の生活習慣ではない!?…多くの日本人が“避けられない”糖尿病になる原因【糖尿病専門医が解説】」(TheGOLD)>
(25/04/13)
NO.3718 <コーヒーの健康効果>正常体重なら、血糖値を下げ、動脈硬化予防効果期待<起稿 シバケン>(25/12/25)
【シバケン】 2025/12/25 (Thu) 18:04
肥満気味の場合、効果がない。
>正常な体重の人がコーヒーをよく飲むと、血糖値を下げ、動脈硬化を予防する働きがあるホルモンが増える効果がある一方、肥満の人にはこうした効果がみられなかったと、徳島大学大学院の研究者が発表した。
>調査をしたのは、同大学院医歯薬学研究部の渡辺毅助教(40)と石津将助教(32)らのグループ。
>渡辺さんらによると、コーヒーをよく飲む人は、血糖値を下げ、動脈硬化を予防する働きがある「アディポネクチン」というホルモンの値が上昇することが、これまで複数の研究で報告されているという。ただ、その効果が、肥満の人とそうでない人とで同じかどうかまでは分析されていなかったため、調べてみたという。
>調査対象は、徳島県内に住む35~69歳の男女606人。BMI(体格指数)が25以上の142人を「肥満」、同25未満の464人を「正常体重」として分け、それぞれでコーヒーの摂取量とアディポネクチンの血中濃度との関係について調べた。
>すると、正常体重でコーヒーを1日3杯以上飲む人は、あまり飲まない人に比べてアディポネクチンの血中濃度が高い傾向にあった。一方、肥満で1日3杯以上飲む人は、あまり飲まない人と比べても血中濃度に違いが確認できなかったという。
>渡辺さんらは「たとえコーヒーをよく飲んでも、肥満の人はアディポネクチンの分泌が少なく、効果が出にくいのではないか」とみている。
<参考=「コーヒーの健康効果、肥満の人には出にくい 徳島大院助教らが発表」(朝日新聞)>
(25/09/09)
NO.3719 <スポーツ・ドリンクに要注意>ペット・ボトル1本=角砂糖8個分の糖質<起稿 シバケン>(25/12/25)
【シバケン】 2025/12/25 (Thu) 23:43
当方的には、スポーツ・ドリンクは、飲みませんですが。
>9月に入っても最高気温35度を超える日が予報されている。糖尿病専門医の矢野宏行さんは「実は急性の糖尿病患者が多く運ばれてくるのが真夏。よく知っている商品だからといって、成分表もチェックせずにコンビニなどで買ったドリンクを大量に飲むのは危険だ」という。
>9月に入っても、まだまだ残暑で汗をかく
>猛暑日の連続という時期は過ぎましたが、9月に入っても残暑が厳しく、外を歩けば汗が出てきます。行楽や運動会などのシーズンでもあり、屋外に出ることも増えるので、まだまだ「水分補給をしっかりしなければ」と思いますよね。それ自体は、糖尿病の患者さんはもちろん、そうでない人にとっても大切なことでありますが、喉が渇くと、ついコンビニや自販機でスポーツドリンクや清涼飲料水を買ってしまいがち。でも、ここに大きな落とし穴があるんです。
>私が糖尿病専門医として強く警鐘を鳴らしているのが、いわゆる「ペットボトル症候群」。これは糖分の高いスポーツドリンクや清涼飲料水を飲み過ぎたことによって急激な高血糖を起こす状態を指します。メジャーなスポーツドリンクは、若い人や健康に自信のある人ほど「体にいい」「熱中症予防に必要」と信じてガブ飲みしてしまい、気がついたら1日2リットル以上も摂取していた……なんてケースも少なくありません。
>スポーツドリンクには角砂糖8個分の糖分が
>スポーツドリンクのペットボトル1本分、500mlの中には、角砂糖にしておよそ8〜10個、製品によっては12個分もの糖が入っています。たとえば「100mlあたり6.2g」と書かれていたら、500mlで31g。角砂糖8個分です。目の前に角砂糖を8個置かれて「これを今食べてください」と言われたら驚きますよね。でも、液体だと簡単に飲み干せてしまう。それが恐ろしいんです。
>体が脱水状態のときに高濃度の糖液を一気に流し込むと、血糖値は急上昇します。そして血糖が上がれば利尿作用が働き、さらに体の水分が失われる。せっかく水分補給をしているはずなのに、逆に脱水が進行する悪循環に陥ってしまうんです。
>夏に多発する救急搬送の原因
>私が大学病院に勤めていた頃も、このペットボトル症候群で救急搬送されてきた患者さんを何人も診ました。正常なら140mg/dLまで(食後)の血糖値が400、500mgを超え、場合によっては600mgに達する。意識がもうろうとなり、昏睡に陥ることもある。すぐに点滴やインスリン治療をしなければ命に関わる危険な状態です。
>特に真夏から初秋にかけては要注意です。気温と湿度が高く、汗で水分が失われ、体が脱水状態になりやすい。その状態で「熱中症予防だから」と甘い清涼飲料水を大量に飲むと、一気に血糖値が跳ね上がり、倒れてしまう。これは糖尿病と診断されていない人でも起こり得るのです。
>16歳の発症例も…部活などでのリスク
>ペットボトル症候群は中高年だけでなく、若い世代にも起こります。たとえば私が診察した16歳の高校生。部活中にスポーツドリンクを大量に飲んでいて、学校の健康診断で尿糖が陽性となり、検査の結果、糖尿病と診断しました。子どもや若者でも、こうした飲み方で糖尿病を発症してしまうことがあるんです。
<以下、会員記事>
<参考=「夏にがぶ飲みした影響はこれから出る…糖尿病専門医「血糖値が急上昇する体にいい印象のある危険な飲み物」 ペットボトル1本に角砂糖8個分の糖質がある」(PRESIDENT)>
(25/09/01)
<26/09/14>
NO.3720 <「毎日3食きっちり食べる人」ほど早く老ける<?>>「現代人は食べすぎ」<?><起稿 シバケン>(25/12/26)
【シバケン】 2025/12/26 (Fri) 08:33
「現代人は食べ過ぎ」は、事実かと。
その昔の、食糧難の時代には、糖尿病なんか、聞いた事なく。太った人も、珍しく。
栄養失調なら、よく聞いたです。
がしかし、その当時、昔年には、寿命も、短くて。当世、栄養過多<?>の時代になって、寿命が延びてるも、事実。
とは、当方的、思考なれど、です。
但し、食べ過ぎは、糖尿病等々の原因になりの、問題での、ほどほどにと。
が、正解<?>
>元気に長生きするために、何を心がけるべきか。生物学者の池田清彦氏は「現代人は食べすぎが当たり前になっているが、『食べない時間』を意識的につくることが老化を遅らせる。週1〜2回、16時間断食するだけで健康状態が良くなるという報告もある」という--。
>※本稿は、池田清彦『老いと死の流儀』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。
>長生きの鍵は「食べすぎないこと」
>哺乳類である人間が「より長く生きる」ことを目指すのは、はっきり言えば、「自然の仕組みに反する試み」です。
>とはいえ、「できるだけ老化を遅くして、できるだけ長く生きたい」というのは、発達した脳を持つ人間の個人として当然のパトス(感情)でしょう。
>かくいう私だって、まだまだやりたいことはいろいろありますし、当分死なずに済むのであればもちろんそうしたいですから、その願いを否定するつもりはありません。
>そして完全に止めることは無理だとしても、うまく対処することで、多少なりとも老化を遅らせられる可能性はもちろんあります。
>さまざまな動物実験のデータから、長生きに寄与する可能性が高いことのうちの一つがカロリー制限です。
>現代人はいつでも食べられる環境にあるせいで、食べすぎが当たり前になっていますが、人間も含めて、野生動物というのはギリギリのカロリーで生きるようにもともとできています。
>つまり、食べすぎというのは体にとっては大きな負担なのです。
>総カロリーをギリギリまで落とすと代謝の負担が減る
>実際、アメリカのデータでは過食してる人たちがカロリー制限をすると長生きする可能性が示唆されています。要するに、食べすぎだったぶんを減らすだけで体の負担が減って、生活習慣病にもなりにくくなり、そのぶん、健康に生きられる期間が長くなるというわけでしょう。
>もちろん、栄養まで不足するような極端な制限はダメですよ。それだと逆に体を壊してしまいます。
>大事なのは、必要な栄養はちゃんととったうえで、総カロリーをなるべくギリギリまで落とすことです。そうすることで代謝の負担も減りますし、「オートファジー」もよく働くようになりますから、それが老化を遅らせることにつながります。
>細胞を若返らせる「オートファジー」
>オートファジーというのは、細胞の中で古くなったり壊れたりして使えなくなった「部品」を分解して、再び使える形にする仕組みです。
>ここで言う「部品」とは、たとえばエネルギーをつくる装置(ミトコンドリア)や、タンパク質を加工・輸送する設備(小胞体)、不要になった酵素や構造タンパク質、形が崩れて正しく働けなくなったタンパク質などのことを指しますが、これらを分解して材料として再利用することで、細胞は新しい部品をつくり出し、機能を保っているのです。
>ちなみにこの仕組みを分子レベルで初めて解明したのは東京工業大学の大隅良典名誉教授です。この功績が評価され、2016年にはノーベル生理学・医学賞を受賞されています。
>そんなオートファジーは、エネルギー供給が控えめな状態のときほど活発になります。だから、「カロリー制限がいい」というわけですね。
>それによってオートファジーが活性化されれば、壊れた部分の修復が促されますから、老化のスピードを緩めてくれるのです。
>さらに言うと、オートファジーはDNAを傷つける原因を減らし、修復がスムーズに進む環境を整える作用がある可能性も指摘されています。
>16時間断食が健康状態を改善させる
>カロリー制限よりもっとオートファジーの活性度が高くなるのは、食事の間隔をしっかり空ける断続的断食です。体が「しばらくエネルギーが入ってこない」と判断することで、オートファジーのスイッチがより強く入るのでしょう。
>実際、動物実験では18時間くらいの断食で寿命が延びるという結果が出ています。
>人間だとそういった実験はなかなかできないのですが、それでも16時間くらい食べない時間をつくると、健康状態がよくなるという報告はいくつもあります。
>また、一週間に1〜2回でも十分な効果があるそうです。毎日ではないほうが続けやすいぶん、効果が出やすいという面もあるのでしょうね。
>16時間断食というとものすごく大変そうですが、たとえば夜8時までに夕食を食べ終えたら、翌日の昼12時まで何も食べないようにすれば、16時間の断食ができますね。
>英語で朝食を意味する「ブレックファースト(breakfast)」という言葉は、本来「断食(fast)を破る(break)」という意味です。
>この言葉が示すとおり、夜寝ている間は誰だって多かれ少なかれ、断食しているはずです。だから、その時間を少し長くするだけだと考えればそこまで難しくないかもしれません。しかも毎日やる必要はなく、週に1日とか2日でいいのなら、なおさらハードルは下がるでしょう。
>「なんとなく食べる」をやめてみる
>とはいえ、私の場合は夜の8時以降もお酒を飲むので、無理なんですけどね。水とかお茶とかなら飲んでもいいことになっていますが、お酒はカロリーがありますからダメなんですよ。ただ、なるべく夜はお酒だけにして、つまみはあまり食べないようにしているので、オートファジーがまったく働いていないわけではないと思います。
>食べ物がいつも手の届くところにあるせいで、お腹がすいていなくてもなんとなく食べてしまうという人は多いのではないでしょうか。
>だから、16時間断食に無理にこだわらなくても、そういうのをやめて、「食べない時間」を意識的に延ばすだけでも、オートファジーをそれなりに働かせることはできるのではないかと私は思いますよ。
>適度なストレスが体を鍛える
>カロリー制限や断続的断食というのは、体にストレスをかける行為です。
>ストレスというと「健康の敵」というイメージがありますが、必ずしもそうではありません。最近では「適度なストレス」はむしろ老化を遅らせる可能性があることがわかってきています。
>過剰なストレスはもちろんダメですが、まったくストレスがないというのもそれはそれでよくないんですね。
>実際、軽いダメージや負荷は、体が自らを修復しようとするスイッチを押すきっかけになります。このような少量のストレスが、逆に体を直そうとする仕組みは「ホルミシス効果」と呼ばれています。
>運動したあとに筋肉痛が起こったりしますが、それは筋肉の細胞が運動という負荷(ストレス)によって一度壊れたサインです。
>一方で体はそれに対抗しようとして修復作業を始めます。そして、壊れたぶんを取り戻そうと体が頑張った結果、以前より代謝機能が高まったり、筋肉量が増えたりもするんですよ。だから、適度な運動をするのが大事だと言われるんですね。
>家が寒すぎると体に良くない
>そのほか軽い寒冷刺激(冬に外を歩くなど)も、体にとってはほどよいストレスになると言われています。
>ただし、居住空間が寒すぎると逆に健康を損ないます。
>イギリスの住宅の健康・安全評価システムでは、「室温が16℃以下になると、健康リスクが高まる」とされていますし、慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授らの調査では、冬に寒い家に住んでいると、脳の神経細胞の質が悪くなることがわかったと言います。
>ですので、寒冷刺激は「外に出てちょっと寒さを感じる」程度にとどめ、家の中はWHO(世界保健機関)が推奨する18℃以上に調整しておくのが、賢い方法だと言えそうです。
>ホルミシス効果というのは、「少量であれば体に良い影響を与える物質や刺激が、大量になると有害になる現象」のことですから、運動にしろ、寒冷刺激にしろ、過度な負荷は体に悪影響を及ぼします。だから、どちらもほどほどが大事ですよ。
<本>
池田清彦『老いと死の流儀』(扶桑社新書)

<参考=「「毎日3食きっちり食べる人」ほど早く老ける…生物学者が「現代人は食べすぎ」と断言する科学的根拠」(PRESIDENT)>
(25/11/29)
<26/09/14>
NO.3721 <明日は我が身>脚本家内館牧子氏・77歳<起稿 シバケン>(25/12/27)
【シバケン】 2025/12/27 (Sat) 09:19
この方、正直申しの、写真見て、映像見て、嗚呼、あの人かと。
むしろの、横綱審議委員として、承知してたです。
失礼乍らの、正直申しの、当方よりも、遙かなるの、年配と、思ててねえ。
で、此度、年齢知ればの、何と、まの、学齢で、2年下。ですて。へえと。
計算上なら、1歳と、約の、8箇月下になるです。
<生年月日=1948年9月10日>
<写真>
脚本家の内館牧子さん

>脚本家の内館牧子(うちだて・まきこ)さんが12月17日、急性左心不全のため死去した。77歳だった。告別式は近親者で行った。2026年春にお別れの会を行う予定。喪主は弟、均氏。
>秋田県生まれ。1988年に脚本家デビュー。相撲ファンの女性を主人公にしたNHK連続テレビ小説「ひらり」で話題を呼んだ。大河ドラマ「毛利元就」など多くの作品を手がけた。
>2000年から約10年間、女性初の横綱審議委員を務めた。03年に東北大大学院に入り、大相撲の女人禁制について研究したほか、東北大の相撲部監督を務めた。
<参考=「内館牧子さん死去 脚本家、女性初の横綱審議委員」(日本経済新聞)>
(25/12/26)
<26/04/01>
NO.3722 <新型コロナ感染率・「血液型で異なる」科学的根拠>「O型は重症化しづらい」<起稿 シバケン>(25/12/27)
【シバケン】 2025/12/27 (Sat) 23:34
当方、O型。
コロナにも、インフルエンザにも、感染して事がなく。
但し、風邪はよく引いてるです<汗>
>新型コロナウイルス感染と、血液型との関係が注目されています。国内100以上の医療機関などが参加する「コロナ制圧タスクフォース」の発表によれば、日本人患者の血液型と重症化の関連について調べたところ、「O型の人は、他の血液型と比べて、重症化リスクが約0.8倍と低い」「AB型の人は、他の血液型と比べて、重症化リスクが約1.4倍と高い」との結果が出たそうです。現在、新型コロナ感染と血液型との関係を示す大規模な研究が、世界で急速に進められています。なぜ、血液型によって新型コロナの感染率や重症化率が違ってくるのでしょうか。
>感染免疫学者である藤田紘一郎氏の最新刊『血液型と免疫力』を一部抜粋、再構成し、お届けします。
>血液型によって新型コロナの感染率が違う
>「血液型」というと、「性格判断」に結びつける人は多いでしょう。日本人は血液型による性格判断を好む人が多く、「O型はおおらか」「A型はまじめで几帳面」「B型はマイペース」「AB型は変わり者」など、まるで天気の話をするように、会話の中に血液型判断が出てきます。
>ところが、多くの科学者や知識人は血液型判断に否定的です。「ABO式血液型による性格診断は、科学的に何も実証されていない。血液型という生まれつきのもので人を判断するのは不当」と批判してきました。
>しかし現在、血液型の科学的研究がまったく異なる視点から急速に進められています。世界中で感染を広げ、変異株を次々に発生させている新型コロナウイルス。その感染率や重症化率が、血液型で異なることがわかってきたのです。
>たとえば、アメリカの消費者向け遺伝子検査会社の「23andMe」が75万人以上のビッグデータを解析した結果によれば、O型の人は他の血液型より新型コロナに10~20%感染しにくいと報告されています。
>カナダで実施された調査では、新型コロナの重症患者95人の血液型を調べた結果、A型とAB型の患者は84%が人工呼吸器を使ったのに対し、O型は61%だったと報告されました。とくに注目したいのは、集中治療室に滞在した日数です。A型とAB型の患者は平均13.5日間だったのに対し、O型の平均は9日間であり、4日間も短かったのです。
>世界で権威ある週刊総合医学雑誌とされる『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』の電子版(2020年6月17)にも、血液型と感染率を遺伝子レベルで研究した論文が掲載されています。新型コロナ感染・重症化と遺伝子との関係を調べたところ、O型の遺伝子を持つ人の重症化リスクは他の血液型より低く、A型の人は重症化リスクが高くなる可能性が見られたとのことでした。
>同様の報告は他にもされています。それらをまとめてみれば、「O型は他の血液型と比べて感染率も重症化率も低く、反対に、A型とAB型は高い傾向がある」とわかります。
>なぜ、血液型によって違いが見られるのでしょうか。理由については、まだ明らかになっておらず、さらなる調査が待たれるところです。
>1つ可能性として考えらえているのが、「ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)」という、人の体内にあるたんぱく質の関与です。新型コロナは、ACE2という受容体を足がかりにして、人の細胞内に入り込み、増殖します。新型コロナ感染で肺炎が起こりやすいのは、ACE2が肺の細胞に多くあるためです。
>つまり、新型コロナとACE2が結合しなければ、感染は成立しないことになります。O型とB型の人は、「抗A抗体」というたんぱく質を血液中に持ちます。この抗A抗体が、新型コロナとACE2の結合をある程度邪魔する働きがあるのではないか、とわかってきました。
>O型は「血栓」ができにくい
>もう1つ、O型の人の重症化率が低い理由として考えられるのは、O型は他の血液型より血栓(血の塊)ができにくいことです。
>O型の人は「フォン・ヴィレブランド因子」が他の血液型より3割ほど少ないと知られています。フォン・ヴィレブランド因子とは、血液を固めて止める血液凝固因子のこと。これが少ないということは、血栓(血の塊)が血液中にできにくいことを示します。血栓は脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓などを引き起こします。
>新型コロナ感染症では、これらの血栓症が起こる頻度が高くなっています。O型は、フォン・ヴィレブランド因子が少ないことで、他の血液型よりも血栓症を起こしにくい。それがO型の重症化率をある程度抑えているのではないか、と考えられるのです。
>生まれ持った免疫力も、血液型によって違ってくると考えられます。
>免疫とは、ご存じのとおり、感染症などの病気を防ぎ、治す働きのこと。
>その力が強ければ、新型コロナ感染を防ぐ力も高まります。感染しても重症化を抑えるのも免疫の働きです。よって、感染と重症化の予防には、免疫力を日頃から高めておくことが、何よりも大切です。
>免疫の働きは、複数の免疫細胞や組織の連携によって形成されていて、その一つに「抗体」があります。抗体は、体内に起こった「異物」に特異的にくっついて破壊するたんぱく質のことです。
>私たちは、血液型によって異なる抗体を持っています。
>血液型は、赤血球のまわりにとげのようにたくさんある「糖鎖」で決まります。血液型で異なる糖鎖を「血液型物質」と呼びます。A型の人はA型物質を、B型の人はB型物質を持ちます。AB型はA型とB型の血液型物質を持っていますが、O型の人はどちらも持ちません。ちなみに、血液型物質は、赤血球だけにあるのではなく、全身に広く分布しています。
>そして、ここが重要です。免疫は、「自分の血液型物質とは反対の抗体」をつくり出します。これによって、以下のような現象が起こります。
●A型は抗B抗体を持つ
●B型は抗A抗体を持つ
●AB型はどちらも持たない
●O型はどちらも持っている
>抗体は、異物を排除するためのいわば「武器」。その量の差は、免疫力の差を生み出す一因にもなってきます。つまり、抗A抗体も抗B抗体も持つO型は免疫力がもっとも強く、どちらも持たないAB型は免疫力が弱くなりやすいのです。
>なお、A型の人が抗A抗体を持たないのも免疫の重要な働きの一つです。万が一にも、全身に分布する血液型物質に抗体がつくられたら、抗体が自分の血液型物質に攻撃を仕掛け、激しい炎症が全身で起こってしまいます。そんなことが起こらないよう、免疫には、自分に有益と判断したものには抗体をつくらず、受け入れるしくみが備わっています。これを「免疫寛容の法則」といいます。
>微生物との闘いのなかで強固な免疫力を築いた
>人類が誕生したとされるのは、およそ700万年前。地球上で人類は、細菌や寄生虫、ウイルスなど病原性の強い微生物にさらされながら進化してきました。人類は微生物との闘いのなかで強固な免疫力を築き、それをうまく働かせることで、今日まで命をつないできました。
>そうした微生物との闘いのなかで、人間は抗A抗体も抗B抗体も持つようになったと考えられます。実は、血液型物質は、人間だけが持つのではなく、細菌や寄生虫、動物など、地球上のあらゆる生命体に共有される遺伝物質なのです。病原菌が体内に侵入してきたとしても、その血液型物質に対抗する抗体を持っていれば、ただちに排除できます。
>以前、私たちが行った実験です。鶏卵などで増殖し、食中毒を頻繁に起こすサルモネラ菌にはいくつかの種類があり、B型の血液型物質を持つ細菌が多くいます。そのB型の細菌を、O型とA型の血清中で培養したところ、数を増やしませんでした。抗B抗体が増殖を邪魔するからです。一方、B型とAB型の血清中では増殖しました。抗B抗体がないためです。
>このように、血液型によって、感染しやすい微生物や免疫力が違ってきます。その違いをまとめてみます。
●A型の人は抗B抗体を持っている。このため、B型の血液型物質を持った微生物には感染しにくい
●B型の人は抗A抗体を持っている。このため、A型物質を持った微生物には感染しにくい
●O型の人は、抗A抗体も抗B抗体も持っている。このため、A型とB型の微生物には感染しにくい。また、両方の抗体を持つことで、免疫力が4つの血液型でいちばん強い
●AB型の人は、抗A抗体も抗B抗体も持っていない。このため、感染症全般に弱い。抗体の量も生まれつき少ないので、免疫力がもっとも弱い
微生物はA型のほうがB型より数が多いため、抗A抗体を持たないA型の人はB型よりも感染症に罹患する可能性が高くなります。
>以上のことから、免疫力を強い順に並べると、
>「O型 → B型 → A型 → AB型」
となります。
>免疫力は食事や生活環境に影響される
>ただし注意してほしいのは、O型は新型コロナに感染せず、A型やAB型は感染する、といっているのではないことです。
>「他の血液型と比較したとき、O型は免疫力が高く生まれついている」という話です。「O型の人は、他の血液型に比べて、新型コロナに感染・重症化の確率が低い」ということで、「感染しない」とはいっていません。
>私たちの免疫力は、食事や生活環境、生活サイクル、睡眠の状態、運動、ものの考え方、ストレスの度合いなど、さまざまな要因で違ってきます。その一つとして、血液型がある、と考えるとわかりやすいでしょう。
>人の免疫力とは、食事や生活、睡眠、ストレスの状態に大きく影響されます。食事や生活の状態がおろそかになっていれば、O型とはいえたちまち低下しますし、A型やAB型の人も免疫力を強化する生活を心がけていれば感染を防ぐことができます。
>こうした血液型による違いと免疫の性質を知って健康増進に活かしていくことが、コロナ禍ではなおのこと重要となってくるのです。
<本>
『血液型と免疫力』

<参考=「新型コロナ感染率「血液型で異なる」科学的根拠 なぜ「O型は重症化しづらい」と言われるのか」(東洋経済)>
(21/09/11)
【シバケン】 2025/12/28 (Sun) 00:19
<副題=血液型で病気リスクが違う>
これは、あり得るの話で、新型コロナ・ウィルスの感染でも、言われたです。
O型は、感染が少ない。
尚、
O型は大量出血など大怪我の場合、死亡率が他の血液型の倍以上<!>
当方、O型<!>故、大怪我には、要注意。
>2023年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。健康部門の第1位は――。(初公開日:2023年9月27日)性格診断によく利用される血液型だが、科学的根拠はない。しかし、ここ数十年の研究で、血液型によって病気のリスクが異なることが明らかになっている。岡山大学医学部の中尾篤典教授は「理由はわかっていませんが、O型の人は、概してA型、B型、AB型と比較してさまざまな病気になるリスクが低いです」という――。
※本稿は、中尾篤典・毛内拡(著)、ナゾロジー(協力)『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』(秀和システム)の一部を再編集したものです。
>怪我での死亡率と病気のなりやすさも血液型でわかる?
>A型は几帳面、B型はマイペース、O型がおおらかで、AB型は変わり者……血液型といえば、日本では性格診断によく使われています。
こうした診断は不思議と自分や周りの人に当てはめてみると当たっているように思うことが多いのですが、実際には科学的根拠はなく、日本でしか話題にならないことです。
>もともと、血液型はカール・ラントシュタイナーという病理学者によって、1900年に発見されました。彼は、人の血清に他の人の赤血球を混合すると、固まる場合と固まらない場合があることを見つけ、これが今日のABO血液型になります。A型の赤血球にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはAとBの両抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。
>この発見は、血液型不適合による輸血事故を減少させ、輸血を発展させるきっかけとなりました。血液型は当初、血液だけでの判定方法として出発しましたが、その後、血液以外(他の体液や細胞、毛髪のように生きていない組織も)にも同じ特徴が分布することがわかってきました。
>つまり、すでに血液型は「血液」だけではなく、個人を血清学的に識別する方法のひとつでもあり、そのため同じ血液型の人がどんな病気になりやすいかなどの特徴があるのは、ある意味当然のことかもしれません。実際に、ここ数十年の研究の数々から、血液型によって病気のリスクが異なることが明らかになっています。①
>O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍……
例えば、2010年にスウェーデンの大学が発表した研究結果によると、A型の人の胃がんのリスクは、最もリスクの低かったO型の人と比べて1.2倍でした。②
>2009年にアメリカ国立がん研究所が発表した論文では、B型の人は最もリスクの低かったO型の人に比べて、膵臓がんのリスクが1.72倍高いと報告されました。③
>さらにB型の人は、O型に比べ2型糖尿病になる頻度が1.21倍であると報告されています。④
>脳卒中のリスクは、AB型の人が最も高いと報告されています。2014年に発表されたアメリカの研究では、AB型の人は最もリスクの低かったO型の人と比べて、脳卒中のリスクが1.83倍高いそうです。⑤
>さらに、AB型の人は、認知症になる可能性がO型の人に比べ約1.82倍といわれています。⑥
>このように、O型の人は、概してA型、B型、AB型と比較して、様々な病気になるリスクが低いことは事実のようですが、その明らかな理由はわかっていません。
>また、O型の人は蚊に刺されやすい、という話を聞いたことがあるかもしれません。これは実は実験で証明されています。
>メスのハマダラカを20匹入れた箱に、いろんな血液型の被験者の腕を入れて10分間に何カ所刺されたかを数えます。実際に蚊の体内から吸った血液を取り出し、その血液型も確認したところ、O型の人は5.045カ所刺されるのに対し、非O型の人は3.503カ所しか刺されませんでした。ハマダラカは、O型を好んで刺す傾向があるようです。⑦
>O型は他の血液型より血が止まりにくい
>一方で、O型の人は、大量出血するような大怪我をした場合、死亡率が他の血液型の倍以上です。重症外傷の患者さん901人の分析から、O型の患者さんの死亡率が28%、そのほかの血液型は11%であることがわかりました。⑧
>この理由はO型の人は健常者であっても、血を止めるための大切な因子の一部が他の血液型に比べて25〜30%しかないことがわかっており、止血能力や血液を凝固させる能力がO型の人は弱いためです。
>つまり、O型の人は血液が固まりにくい(血液がさらさら)ため、血栓(血液が固まること)が原因で発生する病気が、他の血液型の人よりも少ないといわれているのです。O型以外の人は、O型の人と比べ、心筋梗塞のリスクが1.25倍、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)のリスクが1.79倍との報告があります。
>血液型による性格診断も、社会の中での自分の生き方を考えるのに役立つかもしれませんが、科学的にも自らの血液型の特徴を知り、食事や運動など日常生活を考え直すことで、リスクを減らすことができるかもしれません。
>例えば、O型であれば、大怪我をしたときに自分の血がほかの血液型よりは止まりにくい可能性を考慮しておけば、より気をつけることにつながります。
<本>
再掲
中尾篤典・毛内拡(著)、ナゾロジー(協力)『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』(秀和システム)

<参考=「「血液型で病気リスクがこんなに違う」O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍…という血液型とは何か【2023下半期BEST5】 O型は大量出血など大怪我の場合、死亡率が他の血液型の倍以上」(PRESIDENT)>
(24/01/10)
<26/09/14>
>中尾 篤典
医師、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科救命救急・災害医学講座教授
>毛内 拡
脳神経科学者、お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教
<参考=NO.3289 <健康・本>『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』>
(23/10/24)