第41章下髭陰線②
2.雑誌
cisは著書を上梓したこともあり、およそ3年ぶりに雑誌(オンライン雑誌)に出ます。
2018年の年末(12月29日)にアップロードされたPRESIDENT Onlineです。
https://president.jp/articles/-/27199
https://president.jp/articles/-/27201
https://president.jp/articles/-/27202
いくつか抜き出します。
“投資は勝ちと負けの合計の差し引きがゼロになる「ゼロサムゲーム」だとよく言われるでしょう。
(中略)でも、市場全体の富の総量が増えるときもあります。
(中略)アベノミクス前の日経平均は9000円前後でしたけど、2018年10月には2万4000円を超えています。
(中略)こういう時期を逃さないようにすれば、わりと簡単にお金を増やすことができます”
“初心者が株で増やすなら、さまざまな証券会社に口座を開いて、IPO(新規上場株)の申し込みをするのがいいと思いますね。
IT系で東証マザーズに上場する銘柄なら、上場後に値下がりするリスクは低いと思います。
ただ、IPOは抽選なので、もし当たらなければ上場後(セカンダリ)を狙います。セカンダリなら誰でも買えますし、購入する株数も自由です。
ただ、上場後に値上がりしている銘柄を買うのが基本です。(中略)あくまでも上がっている株がいいと思いますよ”
“初心者にありがちな失敗は、少し上がったところで慌てて売ってしまうことです。
(中略)逆に買った株が下がっても、売らなければ損は確定しませんから、なかなか損切りができない。
(中略)これは人間の本能に近い行動だと思いますけど、本能に従っていたらお金は増やせませんよ。
ですから株価が上がっている限りは1年でも2年でも保有して大きな利益を狙う。
しかし、2回下がったら僕は売ることが多いですね。
(中略)2回大きく下がると、復活せずにそのまま値下がりが続くことが多いんですよ”
“高値掴みするリスクは、初心者でもプロでも変わらないと思います。
それは僕にしても同じで、高値掴みをすることも結構ありますけど、損切りが早いので大きな痛手を受けずにすんでいるだけです。
ですから高値掴みをしないように努力するのは無駄だと思います”
“人のお金を運用しているプロの人は、うまくいっても失敗しても大きく生活は変わりません。
だからプロの中にはルールを決めて、その通りに投資をする人が少なくないのです。
機械的に売買するだけですから、個人でも勝てるチャンスはありますよ”
2018年は一時19億円の含み益を見せたこともありましたが、
「株で11億円くらいは稼ぎましたね。仮想通貨でも4~5億円の利益がありましたが、税金が重いので手元にはあまり残りませんでした」ということです。
2019年に入り、1月8日発売の週刊SPAにインタビューが載ります。
SPA2019年1月15日号
「決算自体、大して精度よく読めないのに、その先の株価を読むのは不可能だと思っています。
ただ、個人的には18年2月の暴落あたりから下げ相場入りするのではないかと思っていて(中略)日経平均でいうとアベノミクスが始まった価格と最近の高値の中間あたり、1万7000~1万8000円まで暴落するのではないかと考えています」
「トレードで利益を上げようと思うなら、すぐ先に見えるわずかな優位性を積み重ねる。
その優位性すら1日続くかわからないというのが僕の投資スタンスですが。
わかりやすく誰もが利益を出せる相場を見逃さないのが重要で、難しい相場のときに他人を出し抜いて利益を出そうとする必要はないんです。
難易度の高い相場では減らさないことが重要だと思います」
2019年―平成最後の年、日経平均は17,000~18,000円まで下落するだろうと予想しています(2018年大納会終値は20,014.77円)。

3.cisトーク
cis本を出版したKADOKAWAがトークショーを開催します。


2月17日(日)14時、八重洲ブックセンターです。
cisは予告通りお面をかぶって登場します。

どこか既視感のある構図です。

講演の内容です。
https://cakes.mu/posts/24721
https://cakes.mu/posts/24740
https://cakes.mu/posts/24741
https://cakes.mu/posts/24743
BNFについて触れた箇所があります。
「B・N・Fは資産200億円くらいのときに外国株200億円くらい張ってたんで、「こいつには勝てねえな」と思いました。
サブプライムローン問題のどまんなかの時期だったし」
講演での正確な内容は
「BNFとかは、昔…なんか200億ぐらいの時に外国の株200億張ってたんで、「こいつやるやつだなぁ」と思って、もう…あの…、それを聞いて僕は「もうこいつには勝てない」って。
もう、彼のことを神様とみなしましたけど。200億持っていて200億張ってるとか言われて、しかもフレディマックとか、サブプライムのど真ん中みたいの張ってて。えーって」
(BNFとは)「会ってもいいんですけど、連絡とれなくなりました」(1時間56分)
cisがBNFを神様だと思ったのは、BNFが肩を痛めながらも一晩中発注を入れたリーマンショックの時だったと言います。
cisトークのツイッターの反応です。

https://twitter.com/ungaisouten225/status/1096993399784169472

https://twitter.com/hat_fx/status/1097032441959575552

https://twitter.com/isoben2014/status/1097037674920046593

https://twitter.com/koikebon3/status/1097037967837687808

https://twitter.com/tatsuokoyama/status/1097039093400137729

https://twitter.com/Y_Mohrey/status/1097078383622537216

https://twitter.com/hitsuzikai/status/1097036819873427456

https://twitter.com/freekackey/status/1097077216087748608

https://twitter.com/fumicco/status/1097098526952050688

https://twitter.com/ZIGZAG41/status/1097477998092070913
cisトークを開催したため、いくつかメディアのインタビューを受けます。
ASCII.jp(2019年3月1日)です。
「みんなが儲けようとしてやっているところで勝つということは、運か時代か実力がないとダメ。
実力なんて言ったって、若くて優秀な人はどんどん流入してくる。ぼくだって実力があるなんてもう思ってないです」
https://ascii.jp/elem/000/001/820/1820607/
ダイヤモンドZai2019年5月号(2019年3月21日発売)です。
―cisさん自身はどこが優れていたから、ここまで資産を増やせたと分析していますか。
cis「ずっと続けたことです」
https://diamond.jp/zai/articles/-/197112
https://diamond.jp/zai/articles/-/197252
デイリーニュース(2019年3月25日)です。
「案外、近い将来、完全引退ではないけど“半引退”が来る気もします」
https://www.daily.co.jp/gossip/2019/03/25/0012180077.shtml
日興フロッギー(2019年4月19日、4月26日、5月9日)
「当時やっていたことのひとつに『日経ジャスダック平均の25日移動平均線を見ながら、新興の株を買う』というやり方があります」
「25日移動平均線が上向きなら上昇傾向だから新興市場の株を買う、横ばいになったら傾向がはっきりしないから手仕舞って、上向きになったらまた買う――その繰り返しです」
「当時は新興市場の流動性がまだ薄かった。ファンドや年金基金が新興市場の株を数十億円単位で買うと否が応でも日経ジャスダック平均が上がる。
1日で買いたい量のすべてを買い切ることもできないから、次の日も、その次の日も大きな買いが入る。
大きな資金が入っているかどうかの目安として、移動平均線が機能するはず、という『仮説』をもっていました」
(今後注目の業界について)「今この瞬間の話ではないですが、将来的に面白いと思っているのが食品業界。
日本の食品メーカーは味や機能性、衛生管理などさまざまな面で海外メーカーに比べて完全勝利しているのに時価総額は低いんです。
アメリカのコカ・コーラとか時価総額が相当高いのに」
(市場再編について)「東証2部の、流動性が薄くて指数や投資信託への組み入れ比率も低いような銘柄が、新たな網にかかるようになると、『ちょいバブル』くらいにはなるかもしれない。
再編のルールがハッキリしてこないとわからないですが」
「困ることはたくさんありますよ。たとえば波波と上下しながらなんとなく下がっている相場はすごく勝ちづらくて困ります。
どんな投資スタイルの人であれ、もっとも儲けづらいでしょうね。なのでそういう相場は、『儲けなきゃ』としゃかりきにならず、お休み期間だと思っています」
「勘が鈍らない程度に日経225先物などでエントリーしています。
小さなお金、僕の場合は数百万円、数千万円くらいでも、ポジションを持っているかどうかで相場への興味が全然変わってくる」
https://froggy.smbcnikko.co.jp/16649/
https://froggy.smbcnikko.co.jp/16931/
https://froggy.smbcnikko.co.jp/17043/
5chではインタビューの内容以上にcisの後ろ姿が話題になりました。


かつての若きカリスマトレーダーも年を取った。
4.平成の終焉
平成31年(2019年)4月1日、新元号が発表されます。




平成最後の取引日は4月26日(金)でした。
この日の日経平均はGDして始まり、小陽線で引けます。
終値は22,258.73円(前日比-48.85円-0.22%)でした。



昭和と平成の四本値です。
昭和始値:176.21(1949.05.16)
昭和高値:30312.57(1989.01.6)
昭和安値:85.25(1950.07.06)
昭和終値:30209.54 (1989.01.06)
平成始値:30223.35 (1989.01.09)
平成高値:38957.44 (1989.12.29)
平成安値: 6994.90 (2008.10.28)
平成終値:22258.73 (2019.04.26)
昭和比:-7950.81 (-26.3%)

平成は上下に髭を付けていますが、下髭が長いので下髭陰線と言えるでしょう。
その最安値はBNFが猛然と買いに向かった2008年(平成20年)10月28日です。
平成31年4月30日(火)平成最後の日、退位礼正殿の儀が行われます。






https://www.youtube.com/watch?v=UaX5IdVx_1cより
平成元年1月8日(日)、冷たい雨の中で始まった平成は1万1070日で幕を閉じます。
もう平成が時を刻むことはありません。
個人投資家界隈では、五月とぱりてきさすがツイキャスで平成を振り返ります。
ツイキャスは平成最後の日の20時45分から始まりました。
話題をピックアップしてダイジェストで書き起こします。
平成31年4月30日(火・祝)20時45分
五月「もしもし」
ぱり「もしもし」
五月「おー来た」
ぱり「これでいけてますかね」
五月「いけてますね、これで他の人がいけているかどうか」
※五月とぱりてきさすの他、リスナーがコメントを書く形で参加しています。
20時50分
ぱり「いやーどうですか、平成を振り返ると言う事なんですけど」
五月「まあそうですね、どうなんですかね、明日から何かがね、世の中が変わると言うことは無いんですけど、
まあやたら盛り上がっちゃってみたいなこと言う人もいるじゃないですか」
ぱり「はいはいはい」
五月「でもこういう節目って貴重って言うか、こういう時じゃないと、その、振り返れないようなことってのもあるよねってのは、
まぁあって、まぁいい機会なのかなって」
ぱり「でも言うて、我々平成の30年のうちの後半の3分の…半分ぐらいしか分からないから」
五月「ネット証券が出る以前ってほんとに何か石器時代って言うか(笑)」
ぱり「んふふふ(笑)、確かにね」
ぱり「俺もちょっと平成を考えるって感じでさ、考えたんだけど。
大きな話ってさ、二つあってさ、手数料が安くなって、誰でも株ができるようになりましたってのと、やっぱりアベノミクスだと思うのよね。
その二つかな」
五月「まあ、そうなんじゃないですか。
結局、あまりにも金融緩和の相場って言うのが、大き過ぎて。
で、今から思うと、その当時マーケットに参加していれば、東日本大震災とか、欧州危機とかね、PIIGSとかあったじゃないですか。
あれ、まあまあ騒いだはずなんですけど、まあまあ今となっては覚えていない」
ぱり「忘れちゃうんだよね(笑)」
五月「結局チャイナショックとかもありましたけど、言われないと分かんないっすよね。
そういうふうに、どんどんなって行っちゃうんで…、
さすがにライブドアとかリーマンショックみたいなものは記憶には残ると言うか、よく引き合いに出されやすいですよね」
ぱり「その…チャンス、儲けのチャンスとしては、アベノミクスって一番でかかったと思うんだよね」
五月「まあ単純に金の量が増えましたからね」
ぱり「今さ、株を最近始めようとか思ってますみたいな人いるじゃん。
それが35歳とかの年齢の人でさ、ちょっとお金に余裕が出てきてやろうと思ってますとかの人いるじゃん。
でもあなた、アベノミクスが始まって黒田バズーカの時、何してたんですかっていうのを普通に思わない?」
五月「んーいや思わないですね」
ぱり「ええ?」
五月「ははは(笑)」
ぱり「え?マジで?そんなのニュース見てたら、中央銀行がETFを買い上げるって言ってんだよ。どうやって株下がるんすか」
五月「普通の人そんなこと言っても分かんないっすよ」
ぱり「いやいや」
五月「そこは、あーなんか、そういうのを見て、ノーリスクのお金落ちてるチャンスだなっていうふうに俺は気づけてたんだな、ってことに感謝しなきゃいけないと思いますよ」
ぱり「でも義務教育で日本には文盲がいないわけじゃないですか」
五月「はい」
ぱり「すべての人間が新聞読めるわけでしょ。新聞読んでたら、これ100%儲かるって分かっていたわけじゃないですか」
五月「いや読んでないから(笑)、って言うか、分かっていたら僕だって、解散した時にショートして大損しないっすよ(笑)」
ぱり「あっそうかそうだったんか(笑)」
20時55分
ぱり「でも今さ、新聞なんて誰も読んでないとかさ、誰も金儲けのために新聞読んでるわけじゃないよって(リスナーが)言ってるじゃん。
今、株をやろうって言ってる人間はさ、過去にそういうことがあったことに対して、どれだけ深刻なレベルで自分のこと反省しているのかって、マジ思うんだよ、思わない?」
五月「ははは、やばい、すごい(笑)、のっけから切れまくり(笑)」
ぱり「切れまくりとかじゃなくて、意味わかんなくない?マジ意味わかんなくない?お前、今のんべんだらりと薄ぼんやりと生きてきて、そんな目に見えるチャンスが転がっていて。
それをスルーしておいて、今さらもう一回、もう一度、儲けさせて下さいとか、おこがましいにもほどがなくない?」
五月「ははは、僕がね、僕が申し訳ございませんでしたって、代わりに言いたい気分です」
ぱり「本当俺思うんだけど、社会って基本的に複雑じゃん。世の中って基本的に複雑なんだけどさ、ある瞬間、シンブルになる瞬間があるんだよ」
五月「分かります」
ぱり「その瞬間でお前何もできて無かったのに、そのことに対して、なんで反省してないんだよって思わない?」
五月「ははは、その人が反省しなかった分のお金が、ぱりさんの口座に行っているんですよ」
ぱり「いやそれは分かる。俺の口座に入ったお金と、反省して無い奴に対するいら立ちはまた別なんだよ」
ぱり「でもさショートしてる人、死ぬの確定して無かった?」
五月「いや死にましたよ(笑)」
ぱり「ははは(笑)」
五月「ははは(笑)、完膚なきまでに。
僕今でも覚えていますよ。
12年の秋も深まった頃にぱりさんは強気だったんですよ。
『これ上がるんじゃない』ってこと言ってて。
(僕は)『いや見て下さいよ。この長期のチャートを何回やったってレンジの上で跳ね返されてるじゃないですか』と。『こんなの上がるわけないですよ』。
僕は言ったんですよ。
でも、それは十年の月足の初動だったんですよね」
21時30分
五月「ベストストックを聞いた方が面白いと思うんですけど」
ぱり「なるほどね」
五月「ぱりさんのネット以後で行きましょう」
ぱり「全然考えたこと無いわ」
五月「個人的な貢献度でもいいですよ、主観的なもので」
ぱり「えっなんだろう、ベスト…」
五月「ベストストック、まあ一個に限らず色々あっていいと思うけど」
ぱり「平成ベストストック…なんだろうな」
五月「結構ありますよね、上がった株ね」
ぱり「この間、新聞か何かに、平成の値上がり上位ランキングって言うのが、出てたんだよね。でもそれ何だったか忘れたわ」
五月「足元でとんでもないなっていうのは、GMOペイメントゲートウェイ(3769)ですね、化け物ですね。
ただ、実体収益として営業利益 100 億とか行ってないでしょ。
それを考えた時に本当に会社として大きくなったなって思うのは、ソフトバンク(9984)とかなんですかね」
ぱり「そうか、たぶん、日本電産(6594)が一位だったような気がすんだよな」
五月「まあそうですね、日本電産とかですね」
ぱり「個人の、自分の中でのベストはニューシティ(8965)だわ、やっぱ」

http://paris-texas.seesaa.net/article/145340096.html
五月「潰れた会社やんけ(笑)」
ぱり「でも潰れた時に買って儲かったからさ」
五月「一つの面白い一面ですよね。破綻した株も、誰かにとってはベストストックになり得るって」
ぱり「いや、でも理屈で買えたからね」
ぱり「五がっちゃんはライフラインですか、やっぱり」
五月「まあそういうことになりますかね。まあ人生変えてもらいましたから」
21時49分
五月「んーなんか新しいメッセージ来たな。『株初心者に一言』って短いメッセージをいただいてます」
ぱり「んーどうしたらいいんだろうね。
いやーまずアベノミクス始まった時に、自分が株やって無かったことを一週間ぐらい後悔した方いいんじゃないんですか」
五月「ははは(笑)、運じゃんそれ」
ぱり「運じゃないって、それは運じゃない」
五月「いやー運だよ」
ぱり「違う違う、そこは違う。アンテナが低いことをちゃんと後悔しないといけないわ」
五月「そのアンテナが高く立ったのも、運の良さですよ」
ぱり「そこを運って言ったら、何もかも運になっちゃうわ」
五月「運ですよ」
ぱり「ああそうですか」
五月「僕はほとんどのことは、環境…与えられたものだというふうに思っていますけどね」
ぱり「あのね、それね、仮に実際にそうであったとしても、そう言わない方がいいと思う」
五月「そうですかね」
ぱり「だって、自分に都合いいように自分を洗脳すべきだからさ」
五月「ふははは(笑)、自分に洗脳(笑)」
ぱり「自分に都合のいいように、自分を洗脳するのが一番いいじゃないですか」
五月「強い言葉ですね(笑)」
ぱり「その時に、運だとかなんだ、言い出したら洗脳が溶けちゃいますよ」
五月「洗脳なあ…昔よく言ってましたよね。般若のお面をかぶってるとか(笑)」
ぱり「そうそう(笑)」
五月「ははは(笑)」
22時20分
五月「でも、株簡単でしたよね、昔ね。
その、なんつーの、知ってれば誰でもできるっていう、知識で攻略できるような穴は結構ありましたね。センスの問われない」
ぱり「昇格とかね。Jコーヒーさんがね、しゃべりにしゃべって使えなくなって」
五月「さすがに、ああいうのを本とかにして、ばらまいちゃうのって、さすがにちょっと分からないですよね。
だって言えばコピーできちゃうじゃないですか」
ぱり「いやー、ね、ああいう人ってお人好しなのかね」
五月「なんですかね。ものすごい善人だったと言うことにしておきますか」
J_Coffee の株式投資日記
https://jcoffee.g2s.biz/
ぱり「そうね、増担解除とかあったな」
五月「懐かしいね。今でも覚えてるけど、2010年ぐらいかなあ。
今だともう、この株価で(増担保に)なるとか、ならないとか、そういうのやっているサイトもあるし、誰でも分かるじゃないですか。
でもねえ、昔って増担保の基準が、東証か日証金か、なんか行くとガイドラインに完全に書いてあるんだけど、それ知らない人が多くて。僕も含めて。
『こんだけ出来高があって過熱してるんだから、そろそろ規制入るだろ』みたいな、そういう話をしている時代があったんですよね」
ぱり「んふふふ(笑)、なるほど」
五月「黒崎播磨とか増担保なって 10%ぐらい下がった時あったんですよね。ギャップダウンして。
でも、そんだけ反応するってことは知らなかったんですよ、みんな。
あん時とかルール完全に知ってれば、入る日にショートして、解除する時に買って持ち越すと、相当儲かったんですよね、あの頃とか。
そういうのが結構ありましたね」
ぱり「極端な話、配当落ちで下がるから、その前に売るとかでも勝てたからね。
優待のある銘柄の権利日前に売って、権利日落ちで買うみたいなね。
そんなんでも全然勝てたみたいなところあったからな」
五月「そうっすね。まあ、どんどんどんどん難しくなってます、株は。
ただ逆に、その、新しい儲け方って言うのも出て来てるんだろうなってふうには思いますけど」
ぱり「それがさ、テクノロジーが必要な儲け方だったりしたら困るんだよね」
五月「あー、そこまでは行ってないんじゃないっすかね。どちらかって言うと情報操作系の」
ぱり「あーあー、そっちね」
五月「そうそうそうそう。
まあ、それこそ月次とかね、出るの分かってる上方修正に張るだけで儲かってた時代もありましたしね。
結局、Zaiとかに僕が調子に乗って出ていた頃に語っていた内容って、第3四半期までにこの進捗率で、季節性はこうだから、これは絶対上方修正出るので薬王堂は買いだったんですよ、とかって言って。
今から考えると鼻くそですよね。
そんなの、なんかこう、あの、株が上手いと思って、世間に開陳していたなんて、恥ずかしくて穴があったら入りたいってレベルのアレですよ。
でもね、割りとそれでもね、最先端だったんですよね、その時は。
まあ、そこで止まらずに、どこまでアップデートして行けるかなんでしょうね」
22時30分
五月「えー次ですね。
『機関投資家の側に行って、学んだこととか、できるようになったこととか何かありましたか』。
これはちょっと僕の話ですね。
まあ、出来るようになったことと言うのはそんなアレですけど、理解できなかった株価の形成の裏側に、どういうものが存在するのかっていうことに対しての想像力が、ある程度働くようになったってことですね。
だから、それがどんな無茶であっても、ある種の集団にとっては、一定のロジックがあって、それに従って動いているから突然壊れたりもしないし、一応何かあるんですよね。裏側に。
だとすると、それが変わるタイミングっていうのが何なのかとか、そういうものを考えるようになりましたね。
昔は、『なんでこの株PER50倍なんだ、ふざけんじゃねえ』みたいな、人気に対する嫉妬心でショートで向かって行くようなことがあったんすけど、そこらへんはなんか変わりましたね」
ぱり「そりゃそうだわな、みたいなのが…」
五月「そうですね。だから、例えば今だと、インフォマート(2492)をこの決算でどう対応するかってのは、結構難しい問題ですよね。
一個前の決算は、完全に売り方降伏なんですよ。僕ショートしてて損切りしたんですけど。
またね、今回ちょっとね。
1Qでこの数字出てきて、『ん?やつらどうするんだ』みたいなそういうのが、ちょっとこう分かるようになったって言うのはあるかなぁ。
ただ、機関投資家にもいろんな生態系があって、個人投資家の中に優待族とかデイトレ族とか、ファンダを自称している中でも実はただのモメンタムだったりとか、いろいろなアレが
あるのと同じように、やっぱ機関投資家も一枚岩じゃなくって、こう、あるんですよ。
派閥みたいなものが。
だから、大事なのは、誰がこれ今仕切っているのかっていうのを意識することですよね」
五月「そう、中の人の理論って実は究極系だったんですよ。三空さんは神だったっていう。15年たって(笑)」
ぱり「中の人理論とか、覚えている人誰もいないんじゃないの」
五月「結構僕、記憶力いいんですかね」
ぱり「俺も忘れてたわ、それ」
五月「くだらないことに(笑)」
ぱり「中の人理論に対して、誰も反応してないでしょ。最近の人全員知らないよ」
五月「『何言ってんの?ぽかーん』って文字が見えますよね」
ぱり「15年たって中の人理論が出てくる(笑)」
22時46分
五月「次行きます。ちょっとね、まじめに答えているせいか、どんどん(質問が)増殖して
いるんですよ。たぶん、終わんなくなるんですけど。
『株に対する考え方が大きく変わった銘柄、出来事があれば、どのように変わったのかも含めて知りたいです』と。
だから、自分を変えた大きな銘柄」
ぱり「五がっちゃんはなんすか?」
五月「僕は、やっぱり何個かありますけど、シナジーマーケティング(3859)と、えっとあれだ、ファンコミ(2461)ですね」
ぱり「シナジーはどんな理由で何が変わったの?」
五月「シナジー儲かったんですけど、結局予想外れてたんですよね。
この会社、本当に(提携先の)セールスフォースの金入って、すごい会社になっていくんだって思って。
3年ぐらい経つと、こういう業績になるからこの株もまだ持ってるな、正しいと。
しかし、なんぼなんでも数ヶ月で 3 倍になったから、これはもう降りてもいいだろうというふうに思って売ったんですよ。自分の中の目標株価に達したから。
まあでも、結果的に後から振り返ってみるとその年の利益を上回ったことが一回もないまま終わったんですよね。糞だったんですよ、一言で言うと。
なんかそれが自分の中ですごい嫌な出来事になって。
間違ってたんですよ。美しくないですよね。
なんかそれ以来やっぱりちゃんとEPSが増えて、自分が売った後も上がり続けるような銘柄で儲けようというふうに強く意識するようになったんで。
逆に言うと、それによっていろんなものがしばられたんですよね、僕の中で。
流行ってるけど、それ絶対EPS実現しないじゃんみたいなものを、ハナから相手にしないような感じになってしまったんで、その体験によって。
ただ、それを徹底的に削り上げていった結果、ライフラインの全力張りにつながっていった
部分もあるんで、そこはトータルどっちなんろうってあるんですけどね」
ぱり「なるほどなるほど、数字が確実に出るもの以外、眼中に無くなってしまったんですね」
五月「そう。売るのが大変っていうのもあるんですよ」
ぱり「しくじったときね」
五月「そうそうそうそう」
22時49分
五月「ファンコミはすごく自信があったと。
で、その前段としてインタースペース(2122)って会社にメールして、実は株いっぱい持ってるんですよって言ったら、
役員の人が『それだったら一回直接お会いして、ご説明に上がります』って言ってくれたんで、会社の中の人と初めて、そこでIRミーティングすることができて。
で、いろいろ自分の中で仮説を持って行ってぶつけたら、どうもインタースペースじゃなくて、僕が考えていたことを実現する成長企業はライバルのファンコミュニケーションズだと」
ぱり「ははは(笑)」
五月「『ファンコミさんはやっぱすごいです』って、インタースペースのIRさんがおしゃっていたので、
『なるほど分かりました。御社の株、売りはしませんけど、ファンコミさんの方をいっぱい買わせていただきます』って言って」
ぱり「はははははは(笑)」
五月「あのー、そういう投資行動取ったら20倍になったんですよね。僕は10倍ぐらいのところで売りましたけど。
一つは成功体験なんだけど、ただ当時、時価総額100億でPER12倍で、みたいな。
ほぼ、ノーリスクだったのに資産の7%しか行かなかったんですよ。
だから、10倍になっても倍にはならなかったんですよ。
そのロットの低さがすごい反省点になって、もし次同じようなシチュエーションがあったら、これは命かけて張りに行こうねってのが、その次につながったって言う」
ぱり「あー、なるほどね。ちなみにインタースペースはその後どうなったの?」
五月「上がりましたよ。2,3倍ぐらいにはなった」
ぱり「なるほどなるほど、でもファンコミの方が上がったって言う(笑)」
五月「そう(笑)。それでちゃんと会社の中の人と取材をして、ディープな調査をやることによる、アルファというのの獲得の機会ってあるんだなってことに気付き、それでレオスに行きましたね」
ぱり「なるほどね」
五月「めちゃくちゃ取材したくなったのよ、その体験から」
ぱり「ほんほんほん、なるほど」
五月「ってな感じですね、長くなりましたけど、ぱりさんの人生を変えた良い銘柄…?」
22時52分
ぱり「アベノミクス前に俺、物流リートをめちゃめちゃ買ってたのよ」
五月「あー推された。すっごい推された。あの大和なんとかとかでしょ」
ぱり「大和?いや大和は物流じゃないよ。えっとえっと」
五月「あのシンガポールのやつでしょ」
ぱり「そうそうそう、えっとなんだっけ」
五月「英語3文字のさ」
ぱり「そうそうそう、えーっと名前が出てこない」
五月「GLP」
ぱり「そうそう、GLP。GLP とか、もうあと 2 つぐらいあんのよ、出てこないんだけど」
五月「今リートの一覧見てますけど、えっとGLP投資法人と…」
ぱり「あとプロロジスとか日本…」
五月「ロジスティクファンド?」
ぱり「そうそうそうそう。
ロジ系(物流系)のリートがアベノミクスの前に既に賃料が上がってたのよね。
なんでかって言うと、ネット通販が加速してきてて、物流に適した土地が関東近郊の建物、配送センターがなかったのよ。
だから、必然、賃料が上がり出してて。この状況で、賃料が上がり出して。
アベノミクス前で、この状態で賃料が上がり出してたら、もうこれ絶対勝てるでしょっていうので、大量に買ってて」
五月「そういうところ必ず押さえているんですよね、ぱりさんはね。だって、その段階で物流がひっ迫してみたいなこと言ってるのって相当早いでしょ」
ぱり「それを理屈で説明できたしね、通販で」
平成31年4月30日(火・祝)23時31分
五月「『今も毎日開示を見ているのでしょうか』というご質問ですけど、まあ見てますよ。一応」
ぱり「俺も見てますよ」
五月「その、何だろうな、引けた後の時間って、どういうふうになっているんですか。ぱりさんなんかは」
ぱり「日によりますね。ゲームやったり、なんか用事があったり」
五月「はいはいはい、なるほどですね」
五月「これで結構消化したかな。やっぱちょっと時間が遅くなってきたんで…、だいぶたまっているもの終わったな」
ぱり「9時からやったんだっけ、8時半だっけ」
五月「8時45分ぐらいから。3時間ぐらい。ここまで来たらあの…5月1日までやりますか」
ぱり「あと30分だな、はいはい」
五月「終わるんですね、本当にね」
ぱり「五がっちゃんって、あの、平成始まった時って何歳?」
五月「えーと、30年前ですよね。31年前?、7歳か6歳ということですよね」
ぱり「じゃあ一応認識はしてたか」
五月「うん」
ぱり「なるほどね」
五月「(リスナーで)年越しそばとか言ってるやつらがいる(笑)。
三種の神器…。まあ、しかし、次の元号はどんな時代になるんでしょうね、本当ね」
ぱり「俺は結構いい…最初に言ったけど結構いい時代だと思ってんだけどね」
五月「まあ、そうなって欲しいなって言うのはもちろんね。思いますけどね。
(リスナーで)『お互いの評価が聞きたいです』とか言っている人がいますけど」
ぱり「今だいたいね、いろいろ喋ったと思うんですけどね」
五月「そうですね。まあ僕は一貫して、この人には、かなわないなって思ってやってますけど」
ぱり「何をおっしゃいますか」
五月「いや本当に」
ぱり「結果が全てですよ」
五月「一発レバで当たっただけのラッキーボーイなんで。まあでも、ぱりさんはやっぱり、ちゃんとリスクを管理した上で勝つと言うことを自分に課しているから。
で、それによって爆発力が当然そがれている部分があるわけじゃないですか。
そこを補正掛けると、これ以上、株上手い人はいないなっていうふうにはずっと思っちゃいますけどね」
平成31年4月30日(火・祝)23時56分
ぱり「今、全体の流れとしてさ、みんなやってること、同じことに収れんして行っているよね」
五月「そうですね」
ぱり「多様性が本当に失われてて、どっかの段階でもう一回多様性が広がるフェーズが始まるかなって思ってるんだけど」
五月「それ結構マーケットが壊れた時だと思いますよ」
ぱり「そうなんかな。今の流れってマーケットが壊れたら変わるんかな」
五月「だと思いますけどね」
ぱり「そこ今ちょっと考えてんのよね。みんなが同じことをやっている流れと言うのは、どうなったら多様性が広がっていくターンになるのかなって考えてる」
五月「うーん、本来マーケットってもっといろんなチャンスがあったと思うんですけど、どんどん押しつぶされてってるわけですよね。だからひねり出すために…」
ぱり「情報の渦がさ、回転が速いからさ、みんながそこに取り込まれてるみたいな感じがしちゃってるんだよね。
なんか全ての成功体験が同じところぐるぐる回ってるみたいな。
みんな『これをこうすればいいんだよね』みたいな感じになっちゃって、そのなんか多様性みたいのが、だんだん失われてて、みんな同じことやって、同じように損したりしてるみたいなことが結構始まってるじゃないですか」
五月「そっかそっか、日本の中の話ですかね」
ぱり「まあそうですかね」
五月「まあ、やっぱりツイッターとかで勝ってる人の真似とかをすごくシンプルにしやすくなっているので、それは次々にみんな追随するとそうなりますよね」
ぱり「これがどこかの段階でまた発散モードになるのかなってのが考えてんだけどね。発散モードになる気配を今全然感じて無くて、あれこれどこまで行くんだろうって」
五月「まあ、それはやっぱマーケットの停滞感というか違和感みたいなものの裏返しかなと思っていて、
その本当の健全な、健康的なリターン獲得の機会ってものがそれなりに偏在していれば、たぶんみんなそっちに向かって、各々の考え方に従って向かっていくと思うんですけど、
それがない中で、でも、金を動かせって圧力だけが掛かっているから、たまたま目に見えている、ある上手く行っているところにみんなが集中して行って、で、それが自己実現的にトレンドを作り、バブルが発生し、みたいなことの繰り返しだと思うんですよね。
だからそういう意味で言うと、普通にやってたら普通に儲かるっていうふうになった時に、たぶん変わってくると思うんだけど、それってどういう時なんだっていうあれですよね」
ぱり「(ツイキャスが)止まったってなってるね、あれ?復活?結構今いい話してたのに」
五月「あっそうっすか。まぁでも、これで24時になるんで、いいですかね。ずいぶんやりましたね」
ぱり「4時間ぐらいやってるかな」
五月「ぐらいですか?」
ぱり「3時間?」
五月「ぱりさんと久しぶりだったんで、なかなか面白かったです」
ぱり「あーもうあと10秒ですよ」
平成31年4月30日(火・祝)23時59分
五月「平成…じゃねえや令和」
令和元年5月1日(水・祝)0時00分
ぱり「あっ令和来ましたね」
五月「令和1年、令和元年」
ぱり「令和元年」
五月「いいんですかね、こんなんで迎えてしまって」
ぱり「でもこれ本当アレよね。30年後も令和になった時、俺ラジオで泥人形の話してたとかなるんだろうね」
五月「ははは(笑)。すごい勢いで人減ってるもんね」
ぱり「ははは(笑)」
五月「たぶんみんなアベマTVか何か見に行ったんだろうね」
ぱり「本当そうですよ」
五月「じゃあまあ、そんなところで終わりましょうか。お疲れ様でした、ありがとうございました」
ぱり「お疲れ様でした。失礼します」
※全文書き起こし
五月・ぱりてきさす対談①
五月・ぱりてきさす対談②
五月・ぱりてきさす対談③
五月・ぱりてきさす対談④
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