第37章チャイナショック③
2015年8月24日(月)
8月24日(月)です。
日経平均は19,075.05円(前日比-360.78円)で寄付くと小リバが入ります。
cisは先物売り(下目線)とプットオプションの売り(上目線)の合成ポジションを持っています。






日経平均は崩れていきます。

元ネタ:https://kw-note.com/proverb/heipo-apology/


cisは先物売り(下目線)とプットオプションの売り(上目線)の合成ポジションです。
cisの理想では日経が18125円まで下がることです。


相場は下を掘ります。



後場始まって200円以上の急激なリバウンドが入ります。
買いが入ればプットオプションの売りは安泰ですが、先物売りで損が出ます。







日経平均先物は13時15分の18850円(ミニ)を戻り天井に再び下落していきます。




日経平均(現物)は18,540.68円(前営業日比-895.15円-4.61%)で引けます。
2013年5月23日の-1143.28円以来の下げ幅でした。

cisはプット売り1400枚を持ち越しです。
この日はストップ安が73銘柄出ており、2007年8月17日のサブプライムショックの大底や2008年10月10日のリーマンショックの中底同様、いったん底を打ったと見たのでしょう。




画像



夜場も下げ続けます。

オプション売りは利益が限定であるのに対し、損失は無限です。
P18125とP18000のプットオプションがITMになり、無限損失の領域に入ってきます。


cisは先物売りを手仕舞いし、すかさずドテンします。
ストップ安の多さから反転すると見たのでしょう。







cisは急落でプレミアムが増したプットオプションを売りに行きます。










破産リスクを承知でオプションを売りに行ったビクター・ニーダーホッファーの姿が重なります。

cisは売りの多くを手仕舞い、買い長に転換です。


cisのポジションは先物買いとプットオプションの売りでともに上目線のポジションです。
底打ちの自信があったのでしょう。




cisの狂気のトレードの裏で、相場を去っていく人もいます。







岐阜暴威は2005年12月のジェイコム事件をきっかけに100万円で株を始めましたが、翌月のライブドアショックの影響を受け半年後には種銭を全て失います。
貯金をし、2008年1月に100万円で再スタートしますが、一時300万円にまで増やすものの2008年9月のリーマンショックを受け、再びほとんど全て失います。
2012年に550万円で再々スタートをしますが、ここで岐阜暴威はアベノミクスと言う時代の波に乗ります。
ゲーム株として有名なガンホーやミクシィの上昇トレンドを捉え、2013年11月には4600万円にまで増やします。
ただ、ここまででした。
2014年からは次々と資金を失ってしまいます。


岐阜暴威は2ch上で自らの排せつ物の画像を張り付けるなど、品のない冗談で知られていました。
そんな岐阜暴威もこのチャイナショックで退場です。
一個人トレーダーが退場しても相場は何の影響もなく動いていきます。
cisは先物ラージ2200枚の買いを持ち越します。





参考文献
https://gendai.media/articles/-/101541
2015年8月25日(火)
8月25日(火)です。
日経平均(現物)は18,171.66(-369.02円-1.99%)で始まります。


買い長のcisは下落を恐れつつもさらに買い増していきます。
日経平均は寄付き直後こそ売り込まれましたが、9時半には反転して上昇します。








cisの前日の読み通り、日経は強烈に上がって行きます。







前日の24日は売りで32億円の利益を確定し、今度は買いで37億円の含み益ですが、

と言います。
37億円は全建玉での含み益で、先物買いは+22.44億円の利益です。
cisは複雑に先物買いと先物売り、オプション売りを組み合わせており、正確にはどういう組み合わせで前日比+5億円程度にになったのか不明です。








cisが先物買いで+22.44億円(全建玉では+37億円)の含み益を見せたのは10時56分で、先物ラージ5分足の値幅は18480円~18620円でした。
「先物売った」とツイートした13時35分の5分足の値幅は18530円~18620円でした。
おそらく「7億減らした」というのは、先物買いの含み益が一時30億円近くいきながら、再び22億円程度に落ちてきたところで決済したということでしょう。
この日(8月25日)の日経平均(現物)の終値は17,806.70円(-733.98円-3.96%)でした。

2015年8月26日(水)
8月26日(水)です。
cisは前日(25日)の夜場から売り増しを続け、26日の昼場に一時安値を更新したためうまく行ったように見えましたが、後場に入って急騰します。





7億円減らして手仕舞いです。
cisがこの価格帯で大量の先物売りをするとも考えにくいので、おそらくプット売りのヘッジだったのではないでしょうか。
含み益が減ったのか資産が減ったのかは分かりません。

始値17,894.29 高値18,442.84 安値17,714.3 終値18,376.83(前日比+570.13円+3.34%)
その後
チャイナショックのcisの37億円の利益は衝撃的でした。
この衝撃はブルームバーグによって世界に配信されます。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTMAKR6K50XT01.html
英語版
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-08-28/while-many-panicked-japanese-day-trader-made-34-million


ヤフーのトップニュースにもなりました(※内容はブルームバーグのものと同じもの)。


極めつけは米国の番組でも紹介されました。



2015年8月のcisのトレードは、BNFのジェイコム事件に勝るとも劣らない衝撃であり、「BNFの次の人」と言われ続けた不名誉な称号を返上するものでした。
その他のメディア
週刊ポスト2015年9月18日号(9月7日発売)
P34-P35
P36-P38
ポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20150908_348735.html?DETAIL
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