第37章チャイナショック②



2.「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」

時間を2015年の夏に戻します。
cisです。
cisは2015年7月27日発売の「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」に出ます。



アマゾンのカスタマーレビューはともかく、記者は2chの過去ログを勉強したのかcisのトレードスタイルが比較的正確に載っています。
該当の2chの過去ログを引きながら雑誌の内容を紹介します。

「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」①
「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」②
「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」③
「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」④
「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」⑤
「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」⑥

“当初の投資スタイルは、割安だと思われる株を選んで買った。
(略)ところが、買った株は、値上がりするどころか、ほとんどが損失となった。
(略)そんななか、友人の一人が株投資で大きな利益をあげていた。
「そんなやり方では勝てないだろうね」。
友人はcisさんの売買手法を聞いてそう答えるだけだった”(P024)

この友人はびびりおんです。

“cisさんが気づいたことは「自分は自分が価値を認めた株」を買っているが、友人のは多くの人に買われている銘柄を選んでいることだった。
「自分がいいと思った価値には大して意味がなくて、多くの投資家に買われている、価値があると思われている、価値があると思われている銘柄を選ぶことに意味があると気づいたんです」。
買われている銘柄を選ぶため、友人は値動きで売買している”(P025)

“そうしたことに気づいたcisさんは、値動きを見て売買するようになった。
(略)「売買の判断は値動き、株価がいくらで始まり、いくら上下したかがすべてです」”(P025)













“cisさんは数年前まで朝から晩までモニターの前に座り、株価の動きを見続けた。
毎日、繰り返し見ながら値動きに関する感覚を磨く。
そして、そのときどきで最も可能性が高いのは、買いか売りか、様子見かを見極められるようになったのである”(P026)







(※4月21日の)“ナイトセッションは大きくギャップアップして1万9670円で始まり、その後もじりじりと株価を上げ1万9720円で引けた。
「ギャップアップ」「じり上げ」「大幅な下げがない」。値動きの特徴を目にし、ここでcisさんは「買い」にチャンスがあるのではないかと感じる”(P026)

(※21日の日中も)“株価は上がり、14時40分ごろ、1万9900円になった。ここで700枚ほど買いを入れる。
その後も崩れることがなく、じりじりと上げていくなか、cisさんは2万190円、2万200円と買い増しを進めた”(P026)
“cisさんは買い増しをするなかで、「日経平均は2万4000円くらいまで上昇しても不思議ではない」と感じた”(P027)





cisは2万4000円になっても不思議ではないという強気です。
これはかつて「上げの初動」と言った「いったん上がったあと売りと買いが拮抗して持ち合いになって、それから上に行った」という形だったからでしょう。



ただし、「だましの可能性も3.4割ぐらいある」というようにこの時も素早く判断を修正します。

“cisさんは最後に買い増しをしたとき、ボラティリティが高まっているのを目にして、「株価がだいぶ上がっているので要注意だ」という警戒感も抱いていた”(P027)
“実際、株価は2万280円まで上昇後、下落に転じる。一連の動きを見て、彼は建玉を決済し、トータルで2億円超もの利益を得た”(P027)



“cisさんが買った銘柄の中では、三菱UFJがもっとも大きな伸びを見せている”(P028)
“なぜ、cisさんはできるのか。彼は次のようなスキルを備えているからだ”(P029)
“①現在の値動きを正確に把握している” (P029)
“②過去の値動きを思い出せる” (P029)







“なぜcisさんは毎年、大きな利益が上げられるのか。
結論を言えば、彼は「ドカン・コツコツ」になるように売買しているからだ”(P030)

“利益は「ドカン」と大きく、損切は細かく「コツコツ」と小さい” (P030)



“こうした判断ができるようになるために、必要な能力は何か。以下の3つが挙げられる”(P030)
“①変化をとらえる精度を高くする” (P031)





“②感情に左右されない売買判断” (P031)





“③リスクとリターンに関する意識を高くする”







“「まして、株価の上下予測は難しいものがあります」cisさんは株価を自分で予測するのではなく、相場に自分を合わせることが大事だと言う”(P032)





なお、この「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式6」に東日本大震災の時に買った東京電力債は8億円の利益だったと載っています。

3.チャイナショック

2015年は前半に大きな上昇トレンドがあり、5月15日から6月1日にかけては日経平均の12連騰がありました。
7月のギリシャショックでは急落するもすぐにリバウンドしました。
多くのトレーダーが今年は底堅いと信じ切っていました。



cisも前半の上昇トレンドに乗って資産を増やすものの、7月のギリシャショックで右往左往するばかりで資産を減らし、もはや終わった男と見られていました。












https://www.youtube.com/watch?v=hVYVmyOlLeI




























2015年8月20日(木)

8月19日(水)までの日経平均日足チャートです。



翌8月20日(木)日経平均は持合いを離れ、下へ崩れ始めます。
チャイナショックと呼ばれる暴落の始まりです。


















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※キタハマの呪いとは、曲げ師としても知られる株式評論家・北浜流一郎に取り上げられるとその後に損をするというジンクスのことです。
北浜流一郎はcisのような個人投資家に年金の運用を任せたらどうかというツイートをしたことがあります。







この日、日経平均は20,033.52円(前日比-189.11円-0.94%)で引けます。













多くの投資家を破産に追い込んできたオプション売りに入れ込むcis。
本来個別株のスキャルピングが得意分野なのに専門外の人が大量のポジションをもって大丈夫なのか。

2015年8月21日(金)

8月21日(金)です。
WOP(ウィークリーオプション)の清算値は19,644.03円でした。
cisはWOPでいくら損したのか言おうとしません。

日経平均(現物)は19,711.34円(-322.18円-1.61%)で始まります。



cisはオプション売りの含み損に苦しみます。



日経平均はさらに下を掘り進みます。











cisは先物を取引したくても(オプション売りをヘッジしたくても?)板が薄くて取引できないと言います。
日銀のETFの買い入れに期待です(TOPIXが前場終了時点で前日比-2%で買い入れると言われているが実際のタイミングは不明)。





ほとんど現実逃避です。









cisは「底堅い」「下げない」と言うも、日経平均はほとんど一直線で下がります。



日経平均は19,435.83円(-597.69円-2.98%。先物ミニは19,425円)で引けます。
珍しく(?)cisの予想通り日経平均は19500円を割れます。



夜場は当初上昇し、日経先物は19,660円(18時10分)まで行きました。



その後、ずるずると下がって行きます。













あれだけ順張りが大事と言っておきながら、cisは逆張りでプットオプションを売り続けました。
結果的に6700万円の損失です。
cisの170億円の資産からすれば大したことありませんが、あまりにもお粗末なトレードです。

もうあいつはスクラップだ、誰もがそう思った瞬間です。
cisの顎芝居が炸裂します。











cisは逆張りでプットオプションを売っていると見せかけて順張りで大量に先物を売っていたのです。
オプション売りは先物売りのヘッジでした。









cisは利確します。



ここで手仕舞ったのは平均19831S×ラージ350枚で利益は1億6851万5350円です。



この先物ミニの利益は9950万0000円です。

cisは利確したばかりでまたプットオプションを売ります。
プットオプションの売りは上目線になります。











暴落する兆候がまだあります。



cisはボラティリティの縮小をうまくプットオプションの売りで取りますが、暴落すれば大損する危険な取引です。





cisも暴落する兆候を察していたのか下目線のポジションを取ります。
プット売りはあくまでもボラティリティの縮小を取りに言っただけだったのでしょうか。


















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8行あります。
1行目の20100S×ラージ200枚はWOPのヘッジです。
2行目の20510S×ラージ200枚と3行目の20500S×ラージ400枚は日経平均が崩れかけたところでの打診売りです。
4~6行目の先物売り計200枚は明け方0時頃に建てた再売りです。
7~8行目のコールオプションの売りは先物が下落せず、横ばいで終わった時に利益を上げるものです。

20400円割れから段階的に売ったものはすでに手仕舞い、前述のようにラージとミニで合計2億6801万5350円(ラージ1億6851万5350円、ミニ9950万円)の利益を上げています。











cisは先物売り(下目線)とプット売り(上目線)の合成ポジションを持ちながら週明けを待ちます。


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