第36章ギリシャショック④
4.「勝つ投資 負けない投資」の2chの反応
4-1.2chの反応
五月の著書「勝つ投資 負けない投資」の2chでの反応です。


















五月の本について2chでは他愛ない批判こそありましたが、それほど大きな話題にも上りませんでした。
もともと短期トレーダーが多いところなので五月のようなファンダメンタルズの投資本にはあまり興味が無いのでしょう。
一方でアマゾンレビュー(カスタマーレビュー)は荒れていきます。




このレビューの投稿者tkr派は後に「レビュー暴威」と名前を変え、一連の騒動の主要な登場人物になります。

4-2.疑問
本の出版によって五月の話題が増えます。
そのことに関連して疑問が蒸し返されます。

「前にも書いたように」というのはこちらの投稿です。
2chにこの投稿したこの人は後に「大京暴威」や「通報暴威」、「地場出し君」と言われるようになります(当然全員同一人物です)。

※手張り…証券会社の役職員が個人的に株を売買すること。顧客の売買情報を利用して個人的に利益を上げることが出来るため、まず会社の内規で禁止されている(違法ではない)。
※地場出し…ある証券会社の役職員が別の証券会社に発注すること。日本証券業界のルールで禁止されている。ただし、2017年8月にインサイダー取引等の他の規定で規制できるため撤廃された。
一つ一つ見ていきます。
4-2-1.FFRI(3692)
FFRIについてです。
FFRI(3692現社名FFRIセキュリティ)は2014年9月30日にマザーズに新規上場します。
初日は値がつかず、翌10月1日に4010円で取引が成立します。
五月はおそらく初値から買って行ったのでしょう。







10月7日、五月はFFRIを利確します。




五月が利確した翌日の10月8日にレオスキャピタルワークスが大量保有報告書を提出します。


五月がいつまでレオスキャピタルワークスの顧問だったのか不明ですが、かつてレオスキャピタルワークスのアナリストで退職後は顧問だったのは事実です。
このように深い関係だった五月とレオスが同時に同じ銘柄を保有すれば、自ずと議論を呼ぶことになります。
4-2-2.日本ライフライン(7575)
日本ライフラインについてです。
前述のように五月は日本ライフラインを2014年4月9日の特損による赤字転落をきっかけに買いに行きます。
その後も買い増しを続け、2014年10月24日までに38万5800株(買付金額でおよそ2.5億円~3億円程度。発行済み株数の3.41%)を取得します。
10月24日の大引け後に出された上方修正に乗る形でさらに買い増し、11月12日の時点で76万1300株、6.74%を保有します。
日本ライフラインはレオスキャピタルワークスも買っていました。
2014年9月30日現在の運用報告書です。

https://hifumi.rheos.jp/fund/toushin/pdf/ManagementReport_2014.pdf

五月が日本ライフラインを買い集めていた2014年4月~10月に同時にレオスキャピタルワークスも買い集めていました。
フロントランニング(機関投資家の関係者が個人的に株を買った後、その株を機関投資家の巨大資金で買い上げて利益を出すこと)の疑いが噴出します。

フロントランニングの疑いに対して、一部の名無しが「いやいや」と反論しています。



「いやいや」と反論していたのは誰だったのでしょうか。
話は逸れますが、五月は「いやいや」が口癖の一つでした。




4-2-3.ショーケースティービー(3909)
ショーケースティービー(3909現社名ショーケース)についてです。
五月は2015年1月よりフリーアナウンサーの叶内文子とともにラジオ番組をやっていました。

3月25日の回です。

この時に、どういうニュアンスで言ったのか分かりませんが、五月はショーケースティービーを好意的に紹介したようです。
その2日後の3月27日(金)、レオスキャピタルワークスがショーケースティービーの大量保有報告書を出します。
31日(火)にも2件の大量保有報告書(変更報告書)を出し、発行済株数1,493,400株のうち188,700株(12.64%)を保有します。
http://www.kabupro.jp/edp/20150327/S1004EG1.pdf
http://www.kabupro.jp/edp/20150331/S1004G8T.pdf
http://www.kabupro.jp/edp/20150331/S1004GMP.pdf


フロントランニングを疑われています。
五月は旧知のS@traderide(当時はすず@traderide)からも疑惑の目を向けられたのがショックだったのか、ラジオの降板を宣言します(ただし後に撤回)。

数々の疑惑の目を向けられながらも、五月の「勝つ投資 負けない投資」は人気です。




発売から一カ月近く経ち、徐々に話題も無くなって行ったところで思わぬことが起きます。
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