第32章アベノミクス前編②
5.先オプスレのもぐろ
2ch市況1板の日経225先物オプション実況スレ(先オプスレ)の
(もぐろ)について紹介します。
もぐろは茨城県在住の28歳です(2013年5月時点。1984年12月生)。
大学受験に挫折し、高卒のまま焼肉チェーン店のフリーターとなっていました。
休日手当や深夜手当を利用して月に20万円は稼ぎ、年収は300万円ほどでした。

トレードはホリエモン(堀江貴文)や村上ファンドを見て興味を持ち、2006年ごろから始めます。
実家暮らしの利点もあって、稼ぎの大半を証券口座に入金しますが、ほとんど勝つことができませんでした。

アベノミクス相場が始まる2012年11月までに800万円は入金して、最高資産は90万円でした。
入金額の中には親に借りた金もありました。


もぐろのトレード方法は至って簡単で日経平均が上がってきたら日経先物ミニもしくはコールオプションを全力で買うと言うものです。


特にコールオプションを好んだのは追証がないからです。

そんなもぐろが激変するのはアベノミクス相場が始まってからです。
5-1.2012年11月~12月解散相場

野田総理の解散宣言は15時20分でした。
もぐろは16時30分からのナイトセッションですぐに先物ミニを買います。

8735Lを8755で利確し、この取引も含め21万円を25万円にします。
もぐろのアベノミクスはここから始まります。
解散宣言後の最初の営業日である11月15日(木)、日経平均は前日比+164.99円(+1.87%)の8,829.72円で引けます。
もぐろは先物ミニとコールオプションの取引で資産を増やします。



もぐろは日々利益を上げます。












21万円から66万円にまで増やしたもぐろは、コールオプションを買いに行きます。





先物ミニでも利益を上げます。

12月16日(日)に衆議院選挙がありました。
自民党は圧勝し、第2次安倍内閣が誕生します(内閣成立は12月26日)。
翌17日(月)はギャップアップして陰線です。
もぐろは高値を掴んでしまいます。

先物で損したもぐろは、思い切ってコールオプションを全力で買いに行きます。

もぐろの読みは当たります。


※リンクはデッドリンクです。
損を取り戻そうとする、いわゆるリベンジトレードは本来やってはいけないトレードですが、地合いは追い風でした。
もぐろは200万円突破です。







20万円の損切りは先物ミニ59枚の損切りです。
この損失を取り戻そうとしたのか、もぐろはまたもやコールオプションを全力で買いに行きます。


またもやリベンジトレード成功です。
もぐろは損を取り戻すばかりでなく、資金を一気に増やします。
先物ミニのスキャルピングでも額が大きくなってきます。




時折もぐろは先物ミニをショートしますが、この時のショートは損切りします。

もぐろは大納会(12月28日(金))でコールオプションを220万円分買って持ち越します。


もぐろの2012年末の総資産320万円です。
11月14日の21万円から見れば15倍です。
アベノミクス恐るべし。

5-2.2013年1月~3月甘利ショック
1月4日(金)の大発会です。
日経平均は+209.32円(+2.01%)の10,604.50円で寄付き、もぐろの持ち越しは成功します。

もぐろはおよそ600万円まで一気に増やします。
ここで最初の試練が訪れます。
大発会こそほぼ寄り底の陽線でしたが、翌営業日(1月7日(月))はGUして陰線を付けます。

10690~740Lの先物ミニを全部で230枚持っていました。
そのうち100枚を損切りしてまだ130枚持っています。




残りの130枚も損切りになり、280万円儲けた翌営業日に244万円の損失です。
300万円で仕切り直しですが、資産の乱高下は続きます。








1月15日(火)には甘利経済再生相が「過度な円安は輸入物価にはねかえり国民生活にとってはマイナスの影響も出てくる」と発言し、一気に円高に振れ、その影響を受ける形で日経も急落します。
https://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPTK059045920130115







1月16日(水)の日経平均は前日比-278.64円-2.56%の10600.44円で引け、もぐろはその急落を全て喰らう形で70万円にまで資産を減らします。
ただ、ボラティリティは高く、もぐろは全力投資の思い切りの良さがありました。
すぐに倍増させます。




増やしたかと思えば減らします。

減らせばまた増やします。


2月5日(火)、ニュースが飛び込んできます。

金融システムをリーマンショックから守った白川総裁でしたが、その後の景気回復局面ではまるで無頓着ですっかり悪評が付いていました。

もぐろはコールを全力買いしているところに白川総裁の辞任という好材料(?)があり、資産を倍以上の187万円にまで増やします。
もぐろはこの調子で激しく資産を乱高下させます。







※デッドリンクです。




3月19日(火)に日銀の黒田新総裁が就任し、そのご祝儀買いと思われる買いが入りました。


全力コール買いが成功し、現物口座の27万円を加えればおよそ350万円の資産になります。
さらにもぐろは先物ミニ12500L×20枚のポジションを取ります。

この12500Lが含み損で捕まります。


もぐろは先物ミニで含み損を抱えながら4月を迎えます。

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