第26章リーマンショック最終盤②
2.2008年11月4日(火)~6日(水)
2008年11月4日(火)~6日(水)についても触れておきます。
2008年11月は1~3日が土日祝で四日新甫です。
2008年11月4日(火)からの3日間は多くのことがありました。
2008年11月4日(火)









平成のJPOPシーンを演出してきた小室哲哉の逮捕劇でした。
何をやっても成功した頃が忘れられないまま奢侈な生活を送ったのかもしれません。
BNFは資産もさることながら、決して驕ることのないストイックなスタンスも目を見張るものがあります。

BNFは日刊スポーツ10月28日号、夕刊フジ10月30日号に続くメディア出演です。

週刊朝日2008年11月14日号

10月28日のトレードについて語っています。
「10月28日午前に7100円前後になったところで一気に買った。60億円ちょっとかな」
「7000円を割り込んでから1億円以上の含み損が出てヒヤヒヤした」
と言っています。
一つ記事が間違っているところがあります。
「日経平均が千円以上の下げを記録したとき(10月10日)には5億円の損が出た」
とあります。
BNFが5億円損したのは、10月22日に突っ込み買いをして23日に損切った時です。
おそらく二日で千円以上の下げを記録したとBNFが言ったのを週刊朝日の記者が勘違いしたのではないでしょうか。
11月4日(火)はSPA2008年11月11日号の発売日でした。
この号には三村雄太のトレードが載っていました。
三村雄太は全資産9億円のほぼ全部を使って、10月7日に日経先物100枚、プット売り50枚、信用取引で5億円分、残りは現物株を買っていました。
その結果は、
“ところが8日、日経平均株価は前日比約952円安の記録的大暴落。
なんでも、戦後3番目の暴落だったといいます。
この衝撃はすごいものがありました。
しかし、ここでヘコたれていては男が廃ります。
ボクは「絶対に反発する!」と粘ることにしました”
10月8日はびびりおんが損切りした日です。
BNFは前日の7日に損切りしており、この日はノーポジで迎えます。
引け間際に買いに向かい2億円の含み損で持ち越します。
三村雄太は果敢にホールドです。
“ところが、翌9日も下値を探る展開に”
この日BNFは不安定な相場付きだったため、上髭の上昇途中に手仕舞いし、様子見に回ります。
“そしていよいよ10日を迎えると、史上3番目というダウ工業平均の歴史的な大暴落を受け、全面安。
それに、大和生命の経営破綻が伝えられると、ますます売りは加速。
そして、ボクはどうしたかというと、「資産3億円は死守する」が己に課したルールのため、「もはやこれまで」と現物はすべて泣く泣く損切り。
後から考えれば、本当はココが底だったのですが…”
三村雄太は現物株を損切りします。
先物はまだ持っていました。
BNFはこの日買いに向かいます。
3連休を前に賭けに出ます。
“夕場ともなると日経平均先物は7700円まで落ちるありさま。
「売るべきか、持ち越すべきか」僕は悩みました。
でも、ネットの掲示板の「連休中にGMが破綻するんじゃないか」なんて書き込みを見たボクは、これを信じてすべて手放してしまったのです”
三村雄太は夕場で先物も損切ります。
含み損を抱えていると些細なことを深刻に考えてしまったりします。
“普段は人のいうことに左右されないボクが、ガセネタを信じてしまった”
と言っています。
“そして、週明けの14日。
GMは破綻しないどころか、先進国の金融機関に公的資金注入が決まり、ドカーンと歴史的な大幅反発です。
なのに、ボクは戻り益も取れず、黙ってそれを見るばかり”
BNFが14日の上昇で12億円の利益を上げたのは25章で紹介した通りです。
三村雄太は3.5億円の損失を受け、資産は9.2億円から5.7億円に大幅減です。
明暗を分けたのは10月8日にホールドしてしまったことでしょう。
もし三村雄太が損切りすべき時に損切りできないトレーダーだったならば、9億円もの資産を築くことはできなかったはずです。
どこで三村雄太は狂ったのでしょうか。
三村は10月8日に含み損を抱えた時、“ここでヘコたれていては男が廃ります”と考えました。
彼は誰に対して“男”を誇示したかったのでしょうか。
ひょっとしたら、週刊誌に連載を持ったばかりに知らずに読者、つまり世間の目を気にしながらトレードをするようになっていたのかもしれません。
それが彼の何かを狂わせたのかもしれません。


SPA2008年11月11日号
なお、小室哲哉が逮捕され、週刊朝日とSPAが発売した11月4日は日経平均が9,114.60円で引け、+537.62円、+6.27%を記録しました。
現物の日足チャート

日経平均現物:始値8,702.77 高値9,142.29 安値8,699.77 終値9,114.6(前日比537.62、6.27%)
25日線乖離率(終値)-2.07%
今日の相場2008年11月4日
この日のcisの損益は、


2008年11月5日(水)
昼休み、米国大統領選挙の結果が分かります。



オバマ大統領がこの時に使った「Yes we can」「change」はオバマ大統領の代表的なセリフとなります。

バフェットも噂されましたが、財務長官はニューヨーク連邦準備銀行の総裁をしていたティモシー・フランツ・ガイトナーになっています。
この日(11月5日)の日経平均は9,521.24円(+406.64円、+4.46%)でした。
現物の日足チャート

日経平均現物:始値9,224.05 高値9,521.24 安値9,216.3 終値9,521.24(前日比406.64、4.46%)
25日線乖離率(終値)+3.28%
今日の相場2008年11月5日
この日が日経平均の戻り天井であり、BNFが予想した(11月4日の米国大統領選挙まで)「政権交代への期待で多少の値上がりもあるかと」(週刊朝日2008年11月14日号)という通りになります。

日経が4.46%も上昇したこの日のcisの損益は

2chではほとんど話題になりませんでしたが、この日に発売された週刊新潮11月13日号にBNFが載っています。
10月は一カ月で18億2500万円の利益を上げたと言います。
週刊新潮2008年11月13日号

2008年11月6日(水)
米国大統領選挙が終わったことで明け方のダウは急落し、9,139.27(-486.01、-5.05%)で引けます。



念のため説明しますと「死にたい」という意味です。


日経平均は8,899.14円(-622.10円、-6.53%)で引けます。大暴落です。
現物の日足チャート

日経平均現物:始値9,373.65 高値9,380.3 安値8,806.71 終値8,899.14(前日比-622.10、-6.53%)
25日線乖離率(終値)-2.47%
今日の相場2008年11月6日


cisが大騒ぎする時はたいてい顎芝居です。
この日の衝撃は日経の下落率ではなく、引け直後に出されたトヨタ自動車の決算です。

[東京 6日 ロイター] トヨタ自動車7203.Tは6日、2009年3月期の業績予想(米国会計基準)を下方修正し、連結営業利益を1兆6000億円から6000億円に引き下げた。
過去最高だった前年から73.6%の減益となる。
98年3月期に米国会計基準を採用して以来、最低の数値で、決算期が6月だった91年の水準まで落ち込む見通し。
ロイターエスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値1兆2993億円を53.8%下回った。
会見した木下光男副社長は「先進国を中心に自動車市場が縮小しており、いまだかつて経験したことがないほどの厳しい状況に直面している。
正直、どこで安定するのか見極めるのが難しい。
為替の前提と販売台数はかなりシビアに見ている」と述べた。
https://jp.reuters.com/article/jpSubCompanyNews/idJPnTK018996320081106


サブプライムローン問題は世界金融危機を引き起こし、それは不景気という形になって一般人の生活に押し寄せてきます。

2008年11月7日(金)
翌日です。
トヨタは後場に3,330円で寄付き(前日終値3,810円から-12.60%)、陽線を付けて3,460円(同-9.19%)で引けます。

日経平均は8,583.00円(-316.14円、-3.55%)で引けます。
現物の日足チャート

日経平均現物:始値8,774.49 高値8,868.1 安値8,266.09 終値8,583.00(前日比-316.14、-3.55%)
25日線乖離率(終値)-4.77%
今日の相場2008年11月7日

11月6日、7日ともに日経は最大で500円超の下落しており、BNFは突っ込み買いをしても良かったのですが、
「トヨタショックの日もチャート的に中途半端だったから買わなかった」(SPA2008年12月9日号)
と言っています。
「チャート的に中途半端」と言っています。
BNFは突っ込み買いをする時は底値圏でやります。
一カ月ぐらいのスパンで見た場合、底値圏ではなかったからということでしょう。
<余談>日本シリーズ
2008年の日本シリーズは巨人と西武で争われ、第7戦(11月9日)までもつれますが、西武ライオンズが優勝します。



最高殊勲選手賞(MVP)には第4戦と第6戦で勝利投手になった岸孝之投手がなりました。





岸孝之は現在(2025年)東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍しています。
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