第25章リーマンショック終盤②
3.最安値
2008年10月22日(水)
悪いニュースが続きます。
[シカゴ 21日 ロイター] 米重機メーカーのキャタピラーCAT.Nが21日発表した第3・四半期決算は、新興国市場で成長が続く一方で米国の景気減速が欧州とアジアに波及し、6.4%減益となった。
https://jp.reuters.com/article/resultsNews/idJPnJT829151520081021
明け方のダウはキャタピラーの悪決算の影響などから9,033.66(-231.77、-2.50%)となり下落です。
日本でも悪いニュースが流れます。
[東京 22日 ロイター] 22日付の日経新聞朝刊は、三菱UFJフィナンシャル・グループ8306.Tが2008年9月中間決算の業績予想を下方修正する方針を固めたと報じた。
当初の連結純利益予想は前年比5.2%増の2700億円だったが、景気悪化による不良債権処理損失の増加や株安による減損処理の影響で、前年比6割減の1000億円前後になる見通しという。
09年3月期通期の下方修正も検討しており月内にも発表すると報じている。
報道ではみずほフィナンシャルグループ8411.Tや三井住友フィナンシャルグループ8316.Tも9月中間決算の業績予想を下方修正する方向で最終調整に入ったとしている。
https://jp.reuters.com/article/jpSubMarketNews/idJPnTK020104820081021
ユーロも売られ続けます。

日経平均はダウやユーロ安、下方修正のニュースの影響を受けてGDして始まります。


前場こそレンジで推移していましたが、後場になるとユーロ安の影響から売り込まれます。







日経平均は8,674.69円(-631.56円、-6.79%)の暴落です。
先物ラージの5分足

現物の日足チャート

日経平均現物:始値9,198.14 高値9,198.14 安値8,674.69 終値8,674.69(前日比-631.56、-6.79%)
25日線乖離率(終値)-17.14%
今日の相場2008年10月22日
BNFはこの日動きます。
「22日に現物株50銘柄と先物を購入しました」(フライデー2008年12月15日号)
BNFの突っ込み買いは底値圏で数段落ちし、短期の安値を更新した時に発動します(数段落ちとは、GDしてさらに前場でも下落、もしくは、前場で下落してさらに後場でも下落した場合等)。
相場は10月10日以降、レンジ相場になっています。
今回はレンジ内での下落に過ぎず、短期的には底値圏でもなく安値も更新していません。
25日線乖離率も前日(-12.30%)に比べれば、-17.14%で5%近く大きくなっていますが、前々日の-16.02%に比べるとさほど変わりません。
中途半端なところで買いに行った印象があります。
日経平均が-500円を超えて下落していたので、値ごろ感から買いに行ったのかもしれません。
cisは前日から売り持ちでした。




リーマンブラザーズ破綻直前の9月14日にアップロードした画像では45億7774万9393円の資産がありましたが、そこから4億6368万1636円減って、41億1406万7757円になっています。
日本レジデンシャルは一度損切りした後、下げ過ぎとみて短期トレードで買ったようです。

前章で紹介しましたが、三村雄太のトレードが載っているSPA2008年10月28日号(10月21日発売)が発売されます。



SPA2008年10月28日号(再掲)
2008年10月23日(木)

明け方のダウは8519.21(-514.45、-5.69%)で暴落です。商品価格の下落などの影響からエクソンモービルをはじめエネルギー関連が大幅に下げたことが影響しました。
この頃から商品価格の下落が始まり、グリーンスパンやBNFが心配したスタグフレーション(不況期にも関わらずインフレが進むこと)は回避され、デフレーションになってきます。
日経平均はダウの影響を受けてGDして始まり、そのまま下へ崩れます。
cisはその途中で持ち越していた空売りを手仕舞いします。



日経平均は10月10日の年初来安値8,115.41円を更新して下落します。
ただ、安値更新は一瞬でその後は反発に入ります(この日の安値は8,016.61円)。






cisは先物で数ティックのリバウンドを取るともうポジションを取りませんでした。
ユーロやドルに対して円高が進んでいたことに危険性を読み取っていたのかもしれません。


日経平均は8,460円(-213.71円、-2.46%)で引けます。
先物ラージの5分足

現物の日足チャート

日経平均現物:始値8,547.79 高値8,547.79 安値8,016.61 終値8,460.98(前日比-213.71、-2.46%)
25日線乖離率(終値)-18.20%
今日の相場2008年10月23日

BNFは前日に現物株50銘柄と先物を突っ込み買いしていました。
「22日に買って23日に損切りして5億円くらいヤラレました。
日本株では今年最大ですね。
14日に利益がでてたから中途半端なところで買っちゃったんです。
しかも長い下ヒゲの下のほうで損切っているから全然ダメですよ」(SPA2008年12月9日号)
やはりBNFはエントリーをミスしていました。
BNFはおそらく安値更新の前後で損切ったのでしょう。
この日は長い下髭を付けており、BNFは買いに行ってもおかしくありませんでした。
「22日に買ってなければ、23日は買う立場になってる」(SPA2008年12月9日号)と言います。
ところが、損切りをしていたため、「5億円損したから気をつけなきゃ」(SPA2008年12月9日号)とBNFはエントリーを見送ります。
この日、ソニーが大幅に下方修正した決算を発表します。


2008年10月24日(金)
明け方のダウは8,691.25(+172.04、2.02%)です。
日経平均は円高が進んだこともあり、GDして始まります。
日経平均はもう主体的に動く力がなく、米国市場、為替、ニュース…外部環境に翻弄され続けます。

日経平均は為替に振られる形で下げ一辺倒です。



http://blog.livedoor.jp/orion3/archives/51403973.html
※株式評論家北浜流一郎のブログのコピペです。

後場寄り後、日経はついに8000円の節目が割れます。




















日経はほとんど反発することなく7,649円(-811.90円、-9.60%)で引けます。
この日の安値は7,647.07円でした。2003年4月28日に付けたバブル後最安値7603.76円まで43.31円ということころまで接近しました。
先物ラージの5分足

現物の日足チャート

日経平均現物:始値8,391.04 高値8,391.04 安値7,647.07 終値7,649.08(前日比-811.90、-9.60%)
25日線乖離率(終値)-24.86%
今日の相場2008年10月24日





BNFはこの日トレードを見送っています。
前日(23日)は買いに行ってもおかしくありませんでした。
ところが、
「5億円損したから気をつけなきゃ」(SPA2008年12月9日号)
と思って様子見に回ります。
そのため持ち越しがありませんでした。
(23日に買っていたら)「24日の暴落を食らってた」(SPA2008年12月9日号)
と言っており、BNFは間一髪で難を逃れます。
そのため、
(23日に5億円損切りしたのは)「一概に失敗だったとも言えない」(SPA2008年12月9日号)
と言っています。
東京市場が引けた後も為替は円高に振られ続けます。









為替は米国市場が始まるとようやく円安に反発します。
それでもユーロ円は1日で10円、ドル円は7円動くすさまじいボラティリティです。
ユーロ円2008年10月1日~24日の日足チャート

ドル円2008年10月1日~24日の日足チャート


2008年10月25日(土)・26日(日)






2008年10月27日(月)
土曜の明け方のダウは8,378.95(-312.30、-3.59%)で強く落ちます。

日経平均はダウの影響からGDして7,568.36円で始まります。
寄付きからバブル後最安値を更新します。

株安、円安について、ついに政府が動きます。

その期待もあって日経平均は上昇軌道です。








昼休みに金融安定化策が発表されます。

[東京 27日 ロイター] 麻生太郎首相は27日午前、政府・与党に、株の空売り規制強化や、金融機能強化での政府の資本参加枠拡大、従業員などの持株取得の円滑化など、市場安定化策の取りまとめを指示したことを明らかにした。
与党幹部と中川昭一財務相兼金融担当相などとの会合後、記者団に述べた。
首相は、きちんとした対策を取りまとめないと実物経済への影響はあるとし、取りまとめ時期については「できるだけ早く」と語った。
https://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK018185920081027
後場始まって最初は買われました。

13時半ごろより先物が崩れ始めます。


cisはストップ安をしていた三菱UFJ、三井住友、みずほのうち、みずほを買いに行きます。
三菱UFJが増資の発表をしており、株券の希薄化を嫌って売り込まれ、連れ安する形で三井住友とみずほも売られていました。


先物の売りは止まりません。



急落したかと思いきや急リバです。

と思いきやまた急落です。


日経平均は7,162.9円(-486.18円、-6.36%)で引けます。
先物ラージの5分足

現物の日足チャート

日経平均現物:始値7,568.36 高値7,878.97 安値7,141.27 終値7,162.9(前日比-486.18、-6.36%)
今日の相場2008年10月27日

鉄火場が好きなcisは終始ご機嫌でした。
みずほのストップ安買いは三菱UFJの増資発表に連れ安していただけなので戻すと見たのかもしれません。
BNFはこの日もトレードを見送ります。
「27日も日経平均が7600円くらいのときに買おうかなって迷ったけど、やめた。
これはラッキーでした」(SPA2008年12月9日号)
7600円というのは後場でしょう。
BNFは前場に上昇して、後場にその高値圏を維持しているものを買って行きます(日中高値投資法)。
この日はそれに近い形ではありましたが、前場の上昇に対して後場の押しが深く、日中の高値圏を維持できてません。
そのため見送ったのでしょう。
そのかいあって13時半ごろより日経は下に崩れます。
この日は政府が株安対策に空売り規制や証券税制の延長まで発表しましたが、逆に売り込まれる形になりました。
どこまで下落するのか分かりません。

もはや頼れる指標はBNFがテレビ出演すると底打ちをするというオカルト指標ぐらいです。


このAAを見たわけでは無いでしょうが、BNFはこの翌日の早朝、ついに沈黙を破ってメディアに登場します。
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