第24章リーマンショック中盤①
1.暗黒の一週間
10月6日(月)で底を打ったと見る向きは多かったです。
実際、BNF、cis、びびりおんは買いに向かいました。






BNFはマスメディアに出てこず、どうしているのか分かりません。
心配と期待が入り混じります。



cisはREITの含み損で苦闘です。


2008年10月7日(火)
明け方のダウは9,956(-370、-3.58%)でした。
ダウの影響を受けて日経平均はGDして始まります。
BNFは含み損を抱えることになります。
寄付くとすぐに日経平均は売られます。







BNFは買って行きます(SPA2008年12月9日号より)。
ナンピンです。
正確にはどこらへんで買ったのか分かりませんが、おそらく充分な乖離率に加えてGDで始まり、さらに売り込まれたここらへんで買ったのではないでしょうか。
突っ込み買いです。
日経平均は9時30分頃より反転して上昇します。




cisが手仕舞った後も日経平均は上がり続けます。


前場終了間際には(当時は11時まで)、売りが振ってきます。

昼休みです。




前場引けとは打って変わって、後場はGUして始まり上昇します。

日経平均が強かったのは13時過ぎまででした。
その後は売りに押されます。

結局、日中高値から200円ほど押したところで引けます。

翌日への持ち越しについてはcisは何もコメントがないのでノーポジだったのでしょう。
先物ラージの5分足

現物の日足チャート

日経平均現物:始値10,328.54 高値10,363.14 安値9,916.21 終値10,155.9(前日比-317.19、-3.03%)
25日線乖離率(終値)-14.39%
今日の相場2008年10月7日
びびりおんです。


びびりおんは総資産の5億円にはまだ余裕がありますが、運用資産では信用全力のナンピン買いで勝負に出ます。
BNFです。
「10月6日と7日に買って2億~3億円の含み損を抱えたんですが、8日まで持ち越さず7日中に損切りできたのは大きかった」
「7日は結構下ヒゲが出てるじゃないですか。
普通だったら持ち越しますけど、なんかヘンだ、ヤバそうだと。
だから大した損でもなかったし、7日中に損切りしました」(SPA2008年12月9日号)
BNFは6日の突っ込み買いと7日のナンピン(突っ込み買い)で計2~3億円の含み損を抱えます。
BNFは下髭を出す場合はまず持ち越しますが、今回は「なんかヘンだ、ヤバそうだ」として損切ってノーポジにします。
「短期売買って、そのときの精神状態にすごく左右される。
利益を出していれば簡単に損切りできるけど、大損した後に損切りするのはすごく難しい。
今は特に一日損切りが遅れただけで致命的な損失を被るような相場だから、自分としてはとにかく大損だけはしないように心がけました」
「大損すると流れが悪くなって、そこから元に戻すのは大変なんです」(SPA2008年12月9日号)
大損をすると損切りができなくなり、損切りができないから大損するという悪循環にハマってしまうということです。
BNFがどこらへんを見て「なんかヘンだ、ヤバそうだ」と感じたのかは書いていません。
おそらく、前場に日経平均が上昇している時も何度か鋭い売りが降ってきていたことと、後場は売りに押され必ずしも日中の高値圏を維持できなかったことから、「なんかヘンだ、ヤバそうだ」と感じたのではないでしょうか。
個別銘柄の中には高値圏を維持したものもあるのですが、暴落相場のような時は全体の動き(日経平均の動き)を優先したのでしょう。
BNFが買った銘柄については、
“BNF氏が売買しているのは、東証1部の銀行や商社、自動車など、売買の板が熱い銘柄だ” (SPA2008年12月9日号)
とあります。
BNFは降り、びびりおんは買い増しし、cisは様子見です。
なお、SPA2008年10月28日号(10月21日発売)によると三村雄太は、この日大きなポジションを取ります。
9億円の資産をフルに使って先物100枚、プット売り50枚、信用取引で5億円分、現物株で16銘柄を買いに行きます。
「投資の世界は有事こそチャンス」と言います(SPA談)。
SPA2008年10月28日号(10月21日発売)
2008年10月8日(水)


この相場をBNFがどう対応しているか気になるところです。


明け方のダウは9,447(-508、-5.10%)で暴落です。
損切りしたBNFと様子見をしていたcisが正しい選択でした。
前日にナンピン買いをしたびびりおんは含み損を抱えます。




寄付きです。

寄付き直後こそ買われましたが、その後はあまり買われません。
時折鋭い売りを交えてじりじりと下がっていきます。



昼休みにいろいろなニュースが貼られます。



11時57分ロイターからあるニュースが流れます。


このニュースが原因だったのか分かりませんが、後場寄りから売られます(当時は昼休みの先物売買は無し)。

次々悪いニュースが出ます。


cisは少しでも利益が欲しかったのか、ちょっとした遊びだったのか、ビクター・ニーダーホッファーと同じくオプション売りを始めます。


さらに日経は下落を続けます。

含み損のままホールドしていたびびりおんですが、この下落でぶん投げます。
前日の利益の倍負けることになりました。



びびりおんはこの後も少額のトレードを何度かしますが、基本的にはこの日から休みに入ります。
日経は止まりません。






















最後に反発したため、日経平均は9,203.32円(-952.58円、-9.38%)で引けます。








先物ラージの5分足

現物の日足チャート

日経平均現物:始値10,011.64 高値10,011.64 安値9,159.81 終値9,203.32(前日比-952.58、-9.38%)
25日線乖離率(終値)-21.45%
※トヨタはストップ安直前で切り返し、ストップ安はしませんでした。
今日の相場2008年10月8日


参考画像(「北斗の拳」より)

BNFです。
BNFは前日の7日に全てポジションを閉じ、ノーポジでこの日を迎えました。
「日経平均は通常、25日移動平均線との乖離率が7~8%に達したら、リバウンドするはずなんですが、それでもズルズルと下げ続ける。
こんな相場、見たことがないですね」(フライデー2008年12月15日号)
と言いつつも、BNFは買いに向かいます。
「8日は最後のほうに買ったら、引け間際にさらにガーッと下がった。
結局2億円の含み損で持ち越したんですけど、かなり怖かった。
常識的には反発する相場なのに、常識が通用しないのかもって」(SPA2008年12月9日号)
BNFの突っ込み買いの基準(底値圏での数段落ち)も乖離率のみを使った逆張りの基準(直近の乖離率への到達)も突き抜けています。
それでもこれらの手法が通用するのか、未曽有の相場に「かなり怖かった」と言っています。
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