第20章またか②
8.ベアースターンズ
ここでベアースターンズについて書いておきます。
ベアースターンズは米国の投資会社で、多くの債務担保証券、つまりサブプライムローンを担保する証券を保有していました。
2006年半ばごろより住宅価格が下落し始め、その証券は担保価値が危うくなってきます。
そのことに関連して融資を引き揚げられたりしてベアースターンズは資金難に陥り始めます。
2008年3月10日(月)・日本時間11日(火)明け方
噂が広まります。


米国市場についてのニュースです。
「きょうはベアースターンズの流動性危機の噂が市場に広まり、金融機関に対する不透明感を強めた。
ベアースターンズは11%急落」

流動性とは資金のことでしょう。
ベアースターンズはすぐに噂を否定します。

この日の日経平均はGDして始まりましたが、一気に上昇します。
ほぼ寄り底・高値引けの強い足型です。
ベアースターンズによって噂が否定されたのが効いたのでしょうか。
BNFは買いに行きます(プレジデント2008年5月19日号より(次述))。
日中高値投資法でしょう。
cisも買いに行きますが、先物を-800万円で損切ったり、みずほを早売りしたりします。
今一つ調子が出ません。
それでも2100万円の利益を上げます。



日経平均の日足チャートです。

四本値です。
始値12,392.31円、高値12,674.89円、安値12,352.79円、終値12,658.28円。
3月11日(火)・日本時間12日(水)明け方
米国市場のニュースです。
「きのう流動性危機がうわさとなったベアースターンズは終盤プラスに転じたものの、一時マイナスに転じていた。
依然として流動性に対する懸念は強く、また一部アナリストはビジネスモデルそのものに懸念を示していた」

再度ベアースターンズは噂を否定します。


この日の日経平均は、大きくGUして始まりますが、上髭を付けて小陽線です。
BNFは8億円の利益を上げます。
日中高値投資法で持ち越していたものを寄付き、もしくは寄付いてからの上昇途中で手仕舞ったのでしょう。
一方、cisです。
cisは持ち越しに失敗してマイナススタートになりますが、寄付いてからの上昇に乗ります。
前場終了時点で1億2000万円の含み益です。

ところが、後場に入って、みるみるうちに利益を失います。

結局cisは-2000万円で終えます。
cisは寄付き前後で一日中上がり続ける銘柄を見抜くのが上手いですが、時に失敗します。
12日は前場はよかったのですが、後場は垂れて損失を出します。

始値12,841.88円、高値13,071.22円、安値12,799.42円、終値12,861.13円
3月12日(水)・日本時間13日(木)明け方
米国市場についてのニュースです。
「ベアースターンズはCEOが再度、流動性に問題はないとの声明を出したが、結局続落した」

日経平均です。
日経平均はGDして始まり、そのまま陰線を付けます。

始値12,741.26円、高値12,772.37円、安値12,351.72円、終値12,433.44円。
BNFがどう動いたから分かりませんが、おそらくこの日はトレードしていないのではないでしょうか。
プレジデント2008年5月19日号では、「週の半分程度はノーポジション(静観)で、大きく動くことはしない」と言っています。
cisです。
cisは先物やトヨタをトレードし、利益を上げます。

3月13日(木)・日本時間14日(金)明け方
米国市場のニュースです。
「カーライル・キャピタル破たんの可能性に敏感に反応していたのがベアースターンズ。
きょうも大幅に下落。同社は流動性危機の噂を完全に否定しているものの、市場の信頼感はないようだ」

日経平均です。
日経平均は、わずかにGUして始まりますが、陰線を付けて続落です。

始値12,509.81円、高値12,582.57円、安値12,167.09円、終値12,241.60円。
おそらくこの日もBNFは動いていないのではないでしょうか。
cisは日経に逆行高していたみずほFGなどをトレードし、うまく利益を上げます。


米国時間の9時過ぎ、日本時間の22時過ぎにニュースが流れます。



ベアースターンズは流動性(資金)に問題はなかったのですが、噂のせいで資金が引き出され流動性が無くなってしまいます。
JPモルガンとNY連銀から緊急に資金調達が決まります。
米国市場でベアースターンズは大暴落します。
「きょうも信用不安が強まり、金融株が大きく下落している。
発端はベアースターンズの流動性問題」


このJPモルガンとNY連銀による資金供給は破たん処理のようなものだというのが大方の見方です。

この見方通りになります。
日本時間3月17日(月)
ベアースターンズのJPモルガンへの売却が発表されます。

この日の日経平均です。
FRBが東京市場の前場に公定歩合を0.25ポイント引き下げます。
金融緩和です。
ベアースターンズはJPモルガンへの売却が決定しており、問題は喉元を過ぎているはずです。
それでも日経平均は売り込まれます。
日本市場は米国市場のヘッジで使われているのでしょうか。

始値12,089.03円、高値12,132.69円、安値11,691.00円、終値11,787.51円。
BNFはこの日、買いそびれます。
「3月17日に日経平均が1万2000円割れから上昇に転じたときは、資金を大きく動かしてもよかったんですが、買いそびれてしまいました」(プレジデント2008年5月19日号)
日経平均が底値圏で、GDから更に売り込まれ、前日比でも一時-500円を超えていたので、突っ込み買いのチャンスでした。
突っ込み買いに合う銘柄が無かったのか、あるいは、FRBが利下げしても売り込まれる日経平均を不安に思ったのか、理由は分かりません。
この日のcisです。

GD陰線という順張りのcisの得意なパターンのはずでしたが、cisにしては少額の利益でした。
底打ちが近いと警戒しているのかもしれません。
日本時間3月18日(火)
米国市場についてのニュースです。
「先週末のベアースターンズの流動性危機問題を発端に」

ベアースターンズは2008年5月30日付でJPモルガンに買収されます。
ベアースターンズは、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、メリルリンチ、リーマンブラザーズに次ぐ米国第5位の投資銀行でした。
その巨艦がサブプライムローン問題に関連して破綻したことになります。
また、NY連銀がつなぎ融資をしている間に買収先を探すという破綻処理のモデルケースとして印象付けることになります。
少なくとも急に倒産することはないと。
3月18日の日経平均です。

始値11,828.99円、高値11,995.06円、安値11,793.60円、終値11,964.16円
日経平均時系列データ
この日、BNFがどう動いたのか分かりません。
cisです。

日経平均はGU小陽線でした。
陰の陽はらみです。
酒田五法で言えば底打ちのサインですが、トレンドがはっきりしないせいか、cisはほとんど動きませんでした。
BNFはトレンドの転換点、特に底を見極めるのが得意ですが、cisは転換点の動きは苦手にしています。
参考にBNFやcisがよくトレードする三菱商事、三菱UFJFG、三井住友FG、トヨタ自動車の日足チャートと時系列データを載せておきます。
三菱商事日足チャート
三菱商事時系列データ
三菱UFJFG日足チャート
三菱UFJFG時系列データ
三井住友FG日足チャート
三井住友FG時系列データ
トヨタ自動車日足チャート
トヨタ自動車時系列データ
9.プレジデント2008年5月19日号(2008年4月28日発売)



前述してきたプレジデントが発売されます。
プレジデント2008年5月19日号




※パクリというのはcisがBNFとびびりおんをヒントに勝てるようになったことです(以下2つは参考発言)。


BNFはベアースターンズがらみの下落で8億円の利益を上げます。
その内容を伝えているのはこのプレジデント2008年5月19日号のみであり、貴重なものになっています。
10.日経新聞2008年5月17日号



日経新聞2008年5月17日号



※BNFが日経新聞に出るのは分かっているだけ8回目、そのうち一面に出るのは3回目、そのうち写真付きは2回目です。
内容は少ないですが、
“「米キャタピラーの決算の影響はどうでるか」。
前日の米国市場の変化を常時点検しながら、日本の大型株を売買する毎日だ”
と言っており、米国市場を中心にトータルの値動きを追っていることが書かれています。
11.特捜!まさかのルール(2008年5月18日放送)


※A社が楽天証券、B社がイー・トレード証券(現SBI証券)、C社が日興コーディアル証券、D社はEXコモデティ。













この時期の強くなったり弱くなったりする地合いにcisは苦戦しており、少額の利益を積み重ねることで精一杯でした。
利益率もBNFに劣り始めます。





意味不明です。
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