第21章立ち食いうどん



1.新ニッポン人現わる2008年6月1日放送

5月24日、予告編がテレビ放送されます。















年収16億とはcisのことです。
いよいよ番組の時間です。
オープニングの動画です。





オープニングに出た後はしばらくBNFの映像がありません。



CMが終わってBNFの時間です。































































































作業服の男性はリチウム電池ケースや痛くない注射針の開発で有名な岡野工業株式会社社長の岡野雅之です。











動画には入っていませんが、この後もBNFの話題があったようです。
2chのコメントを総合するとこのコメントの通りのようです。



いくつかこの動画に関して話題になった話を紹介します。

○「返事もない」





よく聞くとBNFは確かに返事をしています。

○立ちそばふじ

BNFと久米宏が夕食を食べた立ち食い蕎麦屋はこちらです。

「立ちそばふじ」
https://retty.me/area/PRE13/ARE16/SUB1301/100000086704/

この時のBNFの様子を2009年3月14日、「久米宏ラジオなんですけど」で久米宏が語っています。
正確な表現は不明ですが、書き起こされたものを転載します。


※リンクは現在アクセスできません。





天ぷらうどんにコロッケを沈めるというかなり油っこい食事です。
短期トレーダーはストレスによって胃腸を痛める人が多いですが、BNFはそこも常人離れしています。
なお、「新ニッポン人現わる」では昼食にペヤングソース焼きそばを食べたようですが、ペヤングソース焼きそばはcisも好物です。





○カッシーナ



金を使わないと言われるBNFですが、衣食住のうち「住」にはこだわりがあるようだ。
分かる範囲でのBNFの家具です。









2.5月16日のBNFのトレード




「新ニッポン人現わる」の取材日は久米宏の「金曜日に取材に行った」「月曜日に気にしてて、マーケットチェックしたら、三菱商事、上場以来最高値、月曜日、物産と伊藤忠が年初来最高値」の発言から5月16日(金)で間違いありません。

5月16日(金)の伊藤忠、三井物産、三菱商事、小松製作所(コマツ)を見てみます。

5月16日(金)明け方の米国市場は、
ダウが12992.66ドル(+94.28ドル、+0.73%)、
ナスダックが2533.73(+37.03、+1.48%)
で上昇していますが、これは主にハイテク株が上昇したものです。

NY州製造業業況指数が-3.23と前月の+0.63からマイナスに転じたほか、フィラデルフィア地区連銀業況指数は前月から改善したが、6カ月連続のマイナスとなっています。
総合商社と関連の深い原油価格は1バレル124.12ドル(-0.10ドル、-0.08%)で高値圏での小幅続落です。
https://www.reuters.com/article/idJPJAPAN-31816820080515 より(※デッドリンク)

総合商社や機械系のコマツが買われる要素は見つかりません。

為替は105円から104円への円高ドル安の流れでした。
総合商社とコマツは円安になると買われる円安セクターですが、この日に関しては為替はこれらの銘柄を買う理由にはなりません。


https://fx.askbox.net/daily/usdjpy/2008 より

日経平均を見てみます。
日足チャート(現物)、先物ラージの5分足、時系列データです。




※先物ラージの5分足

日経平均時系列データ(25日線乖離率付)

日経平均は16日寄付きの時点で25日線乖離率+5.23%と5%を超えていたせいか、これと言った材料がないまま下落します。
利益確定売りです。

日経平均は前日比-0.23%で下落しており、日経平均の動きに乗る形で個別の銘柄を買ったわけでは無いのは明らかです。

おそらくBNFは米国市場や為替、日経平均などの動きに乗る「 トータルの値動き投資法 」ではなく、個々の銘柄の強さに乗っていく「日中高値投資法」をしたのでしょう。



以下、個別の銘柄を見ていきます。

2-1.伊藤忠のトレード

伊藤忠の日足チャートです。

日中足はいずれの銘柄もこちらのサイトから引用しています(現在はウイルスソフトによってブロックされますので注意して下さい)。
http://www.erroneous-order.com/bnf/index.html





伊藤忠時系列データ(25日線乖離率付)

伊藤忠は16日(金)の3日前、つまり13日(火)に下髭で25日線を反発してから連続してGU陽線です。
日足はかなり強いです。
日中足を見ますと16日(金)はGUして寄付いた後、すぐに上昇して、その後は高値圏を維持しています。

BNFはおそらく後場に買ったのでしょう(日中足のコメントはerroneous-order.comさんが付けたものです)。
典型的な日中高値投資法です。

16日終値で25日線乖離率+10.27%です(直近の最大乖離率は4月15日の+11.99%)。
BNFその高値圏からでも買って行きます。
投資格言の「三空は売り」なんて関係ありません。

2-2.三井物産のトレード

三井物産の日足チャートです。





三井物産時系列データ(25日線乖離率付)

三井物産は陰線を連発しながらじり安になって、25日線にタッチしたところでGU陽線を付けています。
グランビルの法則通りの動きです。

日中足を見ますとGUして始まり、10時過ぎより上昇、後場もその高値を維持しています。
おそらく後場ぐらいから買い始めたのでしょう。
日中高値投資法です。

動画の映像では14時20分に2620円で発注していますが、何度も分散して買い注文を入れているうちの一つでしょう(動画が粗くて卓上時計の時間が確認できませんが、erroneous-order.comさんの記述から14時20分だったようです)。
14時20分に2620円を付けていない点も注目です。

BNFは買う時、おそらく現在値より高い価格に指値するやり方なのでしょう。
実質的には成り行き買いと変わりませんが、万が一「買い」とするところを「売り」と間違えても、売り板に注文が残り、約定する前に取り消すことができます。
久米宏が「よく間違えないよな~」と言っていますが、BNFは正確なだけでなく、万が一間違えても大丈夫なように万全を期しているのかもしれません。

2-3.三菱商事のトレード

三菱商事の日足チャートです。





三菱商事時系列データ(25日線乖離率付)

右肩上がりの25日線の上で株価が推移しています。
陽線も多いです。
そこで16日にGUして始まってそのままプラス圏で推移し、日経に逆行高する形で14時過ぎから上昇しています。

日中高値を越えた14時30分ぐらいからBNFが買ったのではないでしょうか(14時30分直前に大きな出来高がありますが、もしかして…この時の出来高は約70万株×約3650円=約25.55億円です)。
伊藤忠が寄付きから上昇し、三井物産は10時過ぎに上昇し、三菱商事は14時過ぎから上昇しています。

久米宏が

「彼はずぅーっと商事会社の株を買いまくっていたんです。
数十億円買ったんですけども、金曜日閉まるまでずぅーと商事会社の株を買ってて」

と言っています。

BNFは伊藤忠と三井物産の動きから三菱商事が物色されるのを待っていて、上昇が始まるや否や買い注文を入れまくったのかもしれません。
久米宏は一日中三菱商事を買っていたように言っていますが、おそらく久米宏は午後に取材に行っており、取材中ずっと三菱商事を買っていたという意味でしょう
(もし朝から取材していたとしたら「ペヤングソース焼きそばを食べるBNF」という構図をテレビが放送しないわけありません)。

2-4.コマツのトレード

コマツの日足チャートです。





コマツ時系列データ(25日線乖離率付)

コマツは総合商社ほど日足はよくありません。
小さいレンジ内で陽線です。
25日線乖離率は+9.10%で直近高値(5月2日)の+13.73%にはまだ若干余裕がありますが、高値圏であることに違いありません。

日中足を見るとGUして寄り付いた直後に買われ、その後は高値圏を維持しています。

動画の映像ですと3260円で50,000株の買い注文を出しています。
14時半からは三菱商事の注文で忙しかったでしょうから、後場寄りから14時過ぎまでに買ったのではないでしょうか。
3260円以下の時に5万株を超える注文がいくつか散見されますが、その一つでしょう。

日中高値投資法で買いに行ったのでしょう。

2-5.手仕舞い

手仕舞いは翌営業日の5月19日(月)の前場に全て決済しています(久米宏の発言より)。
BNFは基本的に前場は様子見をして、後場に買い出動、そのまま持ち越して翌日の寄付き前後に決済、というのがパターンです。
今回もその通りだったのではないでしょうか。

2-6.青春の終わり

参考に5月16日(金)と19日(月)のcisのトレードを見てみます。
5月16日(金)です。





日経平均は下がっているので売りを持ち越すのは悪くないですが、空売りしている銘柄が思ったように下がりません。

5月19日(月)です。







cisは三菱商事を高値でつかむなどして利益を減らしますが、トヨタの利益で2900万円儲けています。

2008年は年初から日経平均が下がり、3月17日に底を打つとその後は上がったり下がったりしながら、じりじりと上がっていました。
cisはその動きに苦戦しており、比較的少額の利益を積み重ねていました。

1月~5月のcisの月間損益です。











利益率ではBNFに勝っているからいつかは追いつける…これがcisの心の拠り所でしたが、今回のテレビ放送で現実を思い知らされます。
利益率でもBNFに勝てません。

どんな天才でも上には上がいることを知る日が来ます。







この頃からcisのビッグマウスは急速に減っていきます。
無限の可能性があった季節の終焉です。

この時cis29歳。
最後の二十代でした。

3.ダイヤモンドZAi2008年8月号(2008年6月21日発売)





秋葉原無差別殺傷事件が起こった二週間後、ダイヤモンドZAi2008年8月号(6月21日発売)が発売されます。









ダイヤモンドZAi2008年8月号(2008年6月21日発売)











内容を見ていきます。

「3月に日経平均が1万2500円を割ったところでたくさん買って、200億円を超えました」

とありますが、これは3月11~12日のトレードの事です。
前章で紹介しました。

「その後の上昇には乗れなかったんです。
出来高を伴わない上げだったんで、好きじゃないというか(自分の手法に)マッチしなかった
」

とあります。
BNFがよくトレードする三菱商事のチャートを再掲します。

三菱商事日足チャート
三菱商事時系列データ

4月以降は2,000万株を超える日が減っていますが、絶望的に少ないというほどではありません。
おそらく板の厚さや約定の頻度と言った売買状況の活況さを言っているのではないでしょうか。

「“たまたま”というのは、株を始める時期に恵まれたということです」
「最初が下落相場だったのも、僕にとっては良かったんです」
「株を始めるのが1年早くても、逆に1年遅くても、まったく違う結果になっていたでしょう」

とあります。

BNFは2月に倉田真由美と経産次官にまるで運だけで勝っているかのような言い方をされました。
そのせいでしょうか、運が良かったというのは始めた時期の事であることを改めて語っています。
これは今までも何度か言っています。

“※テレビ出演時に210億円と放送されたが、実際にはまだ届いていないという”

とあります。
ZAiの取材日は5月9日でしょう(証券口座の画面の画像下より)。
「新ニッポン人現わる」の取材日は5月16日です。

ZAiの取材日(5月9日)の時点で210億円ではなかったと言う意味でしょうか、テレビ出演時(5月16日)に210億円ではなかったという意味でしょうか。
ここらへんははっきりしません。

4.スタグフレーション



「市場でのバブル再発は予想せず=前米FRB議長」(ロイター)

スタグフレーションとはスタグネーション(不況)とインフレを掛け合わせた言葉で、通常ならば価格が下落する不況期において価格が上昇して企業活動や人々の生活を圧迫する事です。
記事はインフレ圧力の原因については述べていませんが、金融緩和による過剰な資金供給のことでしょうか。
その過剰な資金はいずれ一次産品に向かい、一次産品の値段を上昇させるだろう。
つまりスタグフレーションを起こすだろうということです。

2004年1月のBNFとcisのやり取りです。



cisが予言した通り四年後に、BNFが予言した通りに米国の景気が悪くなるに従い、スタグフレーションの懸念が出てきました。

5.株ドル(若林史江と小倉優子)

2人の株ドルを紹介します。
若林史江は今まで何度か触れています。

5-1.若林史江

若林史江はもともと投資顧問に勤めており、その関係で株式投資を始めます。
いつしか美人トレーダーとしてメディアで取り上げられるようになり、バラエティ番組などに出演するようになります。
相場舞(あいばまい)という芸名を使っていたこともあります。

cisとはオフ会で顔を合わせたことがあります。



若林史江はブログとフミマガという有料のメールマガジンを発行していました。
それが問題になります。



ZAKZAK2008/06/16







http://www.j-cast.com/2008/06/18022008.html



金融関係者からも個人投資家からも相手にされず、ついには盗作…
若林史江の立ち位置は一体どこなのでしょうか。


傷害事件を起こした石田高聖と盗作騒動を起こした若林史江(若林のHPより)

5-2.小倉優子

小倉優子は本業がバラエティアイドルのため、株ドルという言い方は適切ではないかもしれませんが、株好きのアイドルとして知られています。
前述の「新ニッポン人現わる」でもスタジオで(BNFに株を)「教えて欲しいですよね」と発言しています。



ダイヤモンドZAiでは2007年5月号(2007年3月21日発売)から株の連載を持っています。
初心者の小倉優子が専門家から指導を受けて株を売買するというものです。



初回では東大卒の金融ライターで『一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門』などの著書がある小泉秀希から指南を受けます。
株の買い方から業績の見方、PERの意味などです。
その中で「他人任せで銘柄を選ぶと必ず失敗します」(P23)とアドバイスをもらっています。



ダイヤモンドZAi2007年5月号P22-P23
ダイヤモンドZAi2007年5月号P24-P25
ダイヤモンドZAi2007年5月号P26-P27
ダイヤモンドZAi2007年5月号P28-P29
ダイヤモンドZAi2007年5月号P30-P31
ダイヤモンドZAi2007年5月号P32-P33

小倉優子が吟味を重ねて買った株は高級レストランのひらまつ(2764)でした。


ダイヤモンドZAi2007年9月号P96-P97
ダイヤモンドZAi2007年9月号P98-P99

18章で紹介したBNFによく似たキャラクターが出てくる「株トレーダー瞬」にも挑戦しました。


ダイヤモンドZAi2007年10月号P72-P73
ダイヤモンドZAi2007年10月号P74-P75

2007年8月のサブプライムショックに巻き込まれ苦戦。


ダイヤモンドZAi2007年11月号P70-P71
ダイヤモンドZAi2007年11月号P72-P73

18章で紹介したBNFが宣伝しているボードゲームに挑戦するも…


ダイヤモンドZAi2007年12月号P84-P85
ダイヤモンドZAi2007年12月号P86-P87

サブプライムショックの余波に苦戦しつつもトレードを頑張ります。


ダイヤモンドZAi2008年2月号P80-P81
ダイヤモンドZAi2008年2月号P82-P83


ダイヤモンドZAi2008年4月号P120-P121
ダイヤモンドZAi2008年4月号P122-P123


ダイヤモンドZAi2008年4月号P94-P95
ダイヤモンドZAi2008年4月号P96-P97

ゆうこりんは生き延びることが出来るか!?


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