写真  SAM PREKOP / Sam Prekop
 ・1999 Trill Jockey Records     TKCB-71553

聴き込みが必要な手強い1枚・・・

シカゴでTHE SEA AND CAKEのヴォーカル/ギターとして活躍しているSAM・PREKOP '99年1月21日に国内でのリリースのソロ・アルバムです。

アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SAM・PREKOP:ギター/ヴォーカル/ピアノの他、JOSH・ABRAMS:ベース/ピアノ、ARCHER・PREWITT:ギター/ピアノ、JIM・O'ROURKE:オルガン/ギター/ベース/バック・ヴォーカル、CHAD・TAYLOR:パーカッション、JULIE・POMERLEAU:ヴァイオリン/ヴィオラ、ROB・MAZUREK:コルネット、JOHN・McENTIRE:トライアングル/マラカスのTHE SEA AND CAKE関係やジャズ系のミュージシャン達が参加しています。
尚、このアルバムは、インディペンデント・レーベルながら国内に配給元が確立されている、ポスト・ロック・レーベルThrill Jockey Recordsからのリリースです。

1曲目"Showrooms"(4:22) シンプルな響きのようですが、ジャズのフレーズを弾いているような複雑なコード進行によるギターのサウンドによる長いイントロから入る曲で、続いて登場するSAMのイノセント的と言うか弱々しい歌声によるポスト・ロックな曲です。
2曲目"The Company"(4:17) この曲も複雑なコードによるSAMのギター・ワークを多重で収録しています。後半よりSAMの投げやり的なヴォーカルが特徴的でしょうか。
3曲目"Practice Twice"(4:06) ピアノのサウンドによるゆったりと流されるインストゥルメンタルです。アンビエント/ヒーリング的なリズムとリフレインにより構成されています。
4曲目"A Cloud To The Back"(3:56) セミ・アコースティック・ギター1本によるイントロからギターを追加しての弾き語りですが、ヴォーカル部分は最小限としたアンビンエント系のソフト・ロックと言える曲でしょうか。
5曲目"Don't Bother"(5:21) ループによるギターのピッキングに様々なサンプルを重ねて収録されたインストゥルメンタルです。後半よりファズを効かせたトランペットのサウンドとパーカッシヴなビートがアシッドに響きます。
6曲目"Faces And People"(6:59) 打ち込みとサンプリングによるアンビエント・サウンドによるインストゥルメンタルにループによるトランス的な要素も含んだ曲です。
7曲目"On Such Favors"(3:40) アシッドな雰囲気を醸しだすドラムのビートとキーボードのサウンドによるSAMのウィスパー・ヴォイスによる斜に構えたポスト・ロックです。
8曲目"The Shadow"(4:48) ドラム、ベース、ギターから成る最小限のユニットでの収録曲です。シンプルなSAMヴォーカルとストイックさに徹したサウンドを感じさせます。
9曲目"Smaller Rivers"(2:41) ゆったり流れる美しいギター・フレーズと響きによるインストゥルメンタルです。ヒーリング・ミュージック的な要素を含んで収録されています。
10曲目"So Shy"(5:21) 幻想的なサウンドのイントロが印象的な曲で、ポップスとか無縁なところ位置する曲のようでが、サウンドの流れは自然と心地好く美しく奏でられて行きます。
11曲目"Company"(4:37) 国内盤ボーナス・トラックです。2曲目のギター部分のサンプル・トラックをリミックスとしたインストゥルメンタルです。
12曲目"Triple Burn"(4:01) この曲も国内盤ボーナス・トラックです。荒らしたギターのサウンドとスキャットによるバック・ヴォーカルが印象に残る曲です。THE PALE FOUNTAINSとかTHE LOTUS EATERSの影響が窺えるサウンドでしょうか。
7曲歌詞/訳詞付 ライナー無し デジパック仕様 (国内盤) 収録時間:54分14秒 (この辺りの"メジャー・インディペンデント・ミュージシャン" を余り聴いていなかったので、この盤はHEIGHTSさんのお勧めですが、かなり聴き込みが必要な手強い1枚です)'10年3月20日再更新


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写真  SARA HICKMAN / Shortstop
 ・1990 Elektra Entertainment     9 60964-2

強力なセッション・マン達に囲まれて・・・

このアルバムは、テキサスのヒューストン出身のS.S.W.SARA・HICKMANの2枚目のアルバムで、'90年10月15日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に際しては、SARA・HICKMAN:ヴォーカル/ギター/ホイッスル/ティンパニー/ホーン・アレンジの他、バックに強力なセッション・マン達に囲まれて行われており、そのミュージシャン達は、DENNY・FONGHEISER:ドラム、BOBBYE・HALL:パーカッション、PAULINHO・DA・COSTA:パーカッション、RICKY・LAWSON:ドラム、JAMES・HARRAH:ギター、TIM・PIERCE:ギター、JENNIFER・BATTEN:ギター、BRAD・McLEMORE:ギター、DAN・DUGMORE:ペダル・スティール、DAVID・LINDLEY:マンドリン、DICK・FEGY:マンドリン、LARRY・KLEIN:ベース、ABRAHAM・LABORIEL:ベース、RANDY・JACKSON:ベース、LISA・CARBÉ:ベース、BRIE・HOWARD:ドラム、MARY・HARRIS:キーボード、PHIL・SCHENALE:キーボード/ストリングス、PHIL・PARLAPIANO:オルガン、ANGEL・CORPUS・CHRISTI:アコーディオン、DENNIS・KARMAZYN:チェロ、JOHN・HELLIWELL:クラリネット、NICK・LANE:トロンボーン、STEVE・MADAIO:トロンボーン、DAVID・WOODFORD:サックス/フルート、GERALD・ALBRIGHT:サックス、IAN・RITCHIE:サックス/ホーン・アレンジ、CHRIS・DOURIDAS:バック・ヴォーカル、DAVID・KERSHENBAUM:バック・ヴォーカル、ALTON・McHERRIN:バック・ヴォーカル、ELAINE・SUMMERS:バック・ヴォーカル、ESTHER・TERRY:バック・ヴォーカル、BEN・McCRARY:バック・ヴォーカル、CHARLES・McCRARY:バック・ヴォーカル、QUINCY・McCRARY:バック・ヴォーカル、CHAD・DUNO:バック・ヴォーカル、KENNY・FORD:バック・ヴォーカル、ALFIE・SILAS:バック・ヴォーカル、ROSE・STONE:バック・ヴォーカル、PATTIE・HOWARD:バック・ヴォーカル、HOWARD・McCRARY:バック・ヴォーカル、PERRY・MORGAN:バック・ヴォーカルなど有名どころが多数参加しています。プロデューサーは、'80年代に多くブリティッシュ・ミュージシャンのアルバムに関ってきたDAVID・KERSHENBAUM(TRACY・CHAPMAN,JOE・JACKSON)です。
尚、SARAは現在、教育プログラム的な子供向け音楽のリリースと絵画の制作など広く活動しています。

1曲目"In The Fields"(4:36) アコースティック・ギターの響きによるイントロとクリアでパワフルなSARAの歌声によるカントリーロックな曲です。間奏のコンパクトで小気味よいフレーズでのギターは、来日経験のあるJAMES・HARRAHです。
2曲目"Shortstop"(4:39) 1曲目よりアコースティック調にゆったりと奏でられるSARAの身近な出来事に家族とのふれ合いを歌詞に綴った微笑ましい内容のナンバーです。ナイロン弦ギターでの心地好い演奏はSARA自身によるものです。
3曲目"Aurora"(6:09) この曲も身近な出来事を歌詞にしています。ステージでの演奏とライヴでの緊張などを歌詞に綴っています。イントロのサウンドが非常にインパクトを与えるアレンジです。
4曲目"I Couldn't Help Myself"(5:26) 非常にメロウなメロディとジャジーな雰囲気のAORバラードで、SARA自身もお気に入り曲のようです。発売当時ヒット・チャート3位になっています。
5曲目"If We Sent Our Hearts Over Now"(4:57) アコースティック調の出だしからDENNY・FONGHEISERの硬い響きのドラムのビートによる躍動的な曲です。ゴスペル調のコーラスと流れるようなSARAの複数のアルバムに参加しているBRAD・MCLEMOREのナイロン弦ギターの調べも美しいです。
6曲目"The Very Thing"(4:39) のどかなサウンドによるカントリー・ポップの曲です。低いキーから伸びやかなファルセットまで美しく歌い上げるSARAの歌声は、バージニア州で活躍するAIMEE・MANN(Ex.'TIL TUSEDAY)に通じるものを感じます。
7曲目"Salvador"(4:51) SARAのアコースティック・ギターの爪弾きによるスローな曲です。フレットレス・ベースのふくよかな響きとSARAの弾き語りでの収録です。
8曲目"Don't Give Up"(4:48) 明るいポップのサウンドでの曲の登場です。TIM・PIERCEのソリッド感のあるギターのサウンドとTIMの仕事仲間のDENNY・FONGHEISERのタイトなドラムのビートの相性も"バツグン" です。
9曲目"Too Fast"(3:56) アメリカのアコースティック・ギターを奏でるS.S.W.に共通するポップなサウンドとメロディによる曲です。歌詞の方も気になる男性の事を綴った内容になっています。
10曲目"Claim On My Heart"(4:08) アコースティック・ギター、マンドリン、アコーディオンによるトラディショナル的なシンプルな曲です。時おり入る変則チューニングされた不思議な響きのギターの音色も美しいです。
11曲目"Take It Like A Man"(7:10) 前の曲と"ガラッ" と変わってアシッドな響きを持ったブルース・ロックの曲です。この曲タイトルが示すように演奏とコーラスの一部が女性陣に一新されています。リード・ギターは、日本でも人気のあるJENNIFER・BATTENが起用され凄いギターの演奏を披露しています。パーカッション:BOBBYE・HALL、ベース:LISA・CARBÉ、ドラム:BRIE・HOWARD、キーボード:MARY・HARRISです。
12曲目"Little Blue Man"(1:07) 1分少々のヒドゥン・トラックです。SARAのお遊び的に収録された弾き語りに近い収録曲です。
11曲歌詞付 16ページ物写真ブックレット U.S.製 (輸入盤) 収録時間:56分31秒 (GUILDの '79年頃のモデルCE100Dを嬉しそうに担いだSARAのジャケで当時購入しました。)'10年3月20日再更新


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写真  SARAH FIMM / Cocooned
 ・2001 Sarah Fimm     SL5361

ダーク・サイドへの誘い・・・

このアルバムは、N.Y.でインディペンデントに活躍しているS.S.W.SARAH・FIMMの '01年4月24日に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。
このアルバムに参加しているミュージシャンは、 SARAH・FIMM:ヴォーカル/キーボードの他、BILGEHAN・TUNCER:ギター、PETE・GERAGHTY:ベース、MAC・RITCHEY:ギター/ベース/パーカッション/シンセサイザー/プログラミング、JOSH・FLORIAN:ドラム、BURT・FEINTUCH:民族楽器、DYLAN・DEAN:ヴァイオリン、RUTH・FORTEY:バック・ヴォーカル、REBECKAH・MCALISTER:バック・ヴォーカル、CLOVE・CRONMILLER:バック・ヴォーカル、LAURA・CLAPP:バック・ヴォーカルなど東海岸のミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Scream"(4:10) 力強く弾かれるピアノの調べと太く唸るギターのサウンドを絡めたイントロから入る曲です。声色を交えたSARAHの歌い口によるオルタナティヴな色合いを強く感じます。
2曲目"Sexual Animals"(4:33) ダークなサウンドとダウンテンポのリズムによる曲です。"サビ" の部分では、荒らしたサウンドによるサイケデリックな広がりを聴かせます。
3曲目"Bonny At Morn"(1:39) 1分半程度の電子音によるインストゥルメンタルです。アイルランドの管楽器らしい少し寂しげなサウンドが流れています。
4曲目"After The Blue"(5:37) 前の曲から曲間を繋げたアレンジから入るミドル・テンポのJOSH・FLORIAN(CRISIS)の叩くドラムの力強いビートが響く曲です。この曲でも時折サイケデリックなSARAHの叫びに似た歌声が響いて来ます。
5曲目"Valhalla"(6:20) 叙情的なピアノの調べによる6分を超えるSARAHの弾き語りです。北欧神話をもとにした歌詞を綴った戯曲的なイメージを感じます。
6曲目"Circus Type Thing"(3:47) この曲もヨーロッパの古い街から奏でられている戯曲のような物語をテーマにしたような様々に展開させた曲です。
7曲目"Bombay Cafe"(3:25) イントロから美しいピアノの調べが流れるサウンドトラックのようなSARAHのピアノによる弾き語りです。清楚なSARAHの歌声とメロディアスなピアノの調べで流されています。
8曲目"Running From The Whole"(5:44) 再び非常に凝ったサウンドの流れを感じさせるオルタナィヴなサウンドを発する曲の登場です。ダークな質感とSARAHの拘りをバック陣が表現したアレンジを強く感じます。
9曲目"Red Paper Bag"(5:05) エレクトロニカによるリズムのビートにアコースティックなサウンドを組み合わせた曲です。うねりを持たせたピアノとヴァイオリンの調べが執拗に纏わりつく感じです。
10曲目"Sets Us Apart"(3:52) 寂しげなアコースティック・ギターとヴァイオリンのサウンドが流れる非常にシンプルな曲です。クラッシック畑出身のBILGEHAN のナイロン弦ギターの調べに乗せてソフトな歌声を聴かせるSARAHです。
11曲目"Cocooned"(2:14) シンセサイザーとヴァイオリンの音色が厳かに響く北欧トラディショナル音楽のようなインストゥルメンタルです。
12曲目"At Dawn"(6:22) 訥々と奏でられるピアノの弱々しい調べのイントロから入るこの曲も6分を超えるピアノ・バラードによる大作です。悦に入ったようにピアノで弾き語るSARAHの歌声と曲の終り流れる笑い声がシュールな終焉を迎えます。
10曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:52分52秒 (SARAHの持つダーク・サイドの音楽への誘いを強く感じるアルバムですが、またその持ち味が逆に独特なクセの強さも感じさせています)'10年3月20日再更新


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写真  SARAH FIMM / A Perfect Dream
 ・2002 Sarah Fimm     SF12232012

ちょっとエキセントリックですが・・・

このアルバムは、N.Y.でインディペンデントに活躍しているS.S.W.SARAH・FIMMの '02年11月16日に本国でリリースされた2枚目のアルバムです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SARAH・FIMM:ヴォーカル/キーボード/プロデュースの他、PETER・GERAGHTY:ベース、シンセサイザー・プログラミング/プロデュース、JIM・PERRY:ドラム/シンセサイザー・プログラミング/プロデュース、MAC・RITCHEY:パーカッション/シンセサイザー・プログラミング/ギター/プロデュース、DANA・OAKS:トランペット、MICHELLE・LANE:サキソフォン、BETH・COHEN:タンバーのSARAHの音楽仲間達のようです。

1曲目"Be Like Water"(5:04) ゆったりとしたダウンテンポのリズムに控えめなキーボードの調べによる曲です。打込みとタイトなドラムのリズムが暗闇に響きながらSARAHの「辛口」な歌詞を伝えて来ます。
2曲目"Wrong Side Up"(5:02) 厳かに奏でられるSARAHのピアノによる弾き語りから入る曲で、次第にサウンドを膨らませて行くダークな調べの曲です。重いベースのサウンドとSARAHの悩める歌声が響きます。
3曲目"Virus"(4:02) 篭らしたSARAHの歌声とシンセサイザー・ベースの重い響きが広がる曲です。後半からはヘビー・メタルぽいロックのサウンドに展開される意外性を感じます。
4曲目"Seti"(1:59) ヒップ・ホップ系の打込みのリズムにサイエンティフィク(曲名)な会話を重ね合わせた2分程度の実験的なサウンドの曲です。
5曲目"Alien Boys"(3:28) 今度はゆったりと奏でられるSARAHのピアノの弾き語りです。美しく伸びやかにまた、しっとりと響くSARAHの歌声です。
6曲目"Smoke"(4:33) 再びダークなサウンドによるダウンテンポの曲の登場です。PETERの重く弾むベースのサウンドとJIMの怠惰感のあるドラムのビートが交いながらエモーショナルな歌声も聴かせるSARAHです。
7曲目"David Johnson"(0:16) 多分、曲名になっているDAVID・JOHNSONのステートメントを読み上げたものが10数秒ほど収録されています。
8曲目"Spit Trap Ghetto"(2:39) 一転してロカビリーなサウンドによる派手なビートの曲の登場です。サックスとトランペットによるノスタルジックな音楽からサイケデリックなサウンドまで聴かせる曲です。
9曲目"Lioness"(2:52) この曲は非常に個性的なサウンドを聴かせる曲ですね。殆どラップ/スポーケンで聴かせるセクシーさアピールした内容になっています。
10曲目"In The Red"(5:31) ベースのサウンドに合わせて響くジャジーなトランペットの調べが印象的なこの曲もダウンテンポの曲です。"サビ" の部分では、SARAHも高らかな歌声を聴かせるのです。
11曲目"A Perfect Dream"(5:52) イントロから曲の前半は、街中で録音されたサンプル音源となっています。SARAHのメロディアスでありメランコリックな調べによるピアノの演奏に聴き入るスローな曲です。
12曲目"Shadows And Dust"(5:00) やっとベース以外の弦楽器が登場してきた曲ですね。パーカッションの響きとSARAHの歌声が伸びやかに響いていますが、歌詞の内容は「戦争」と「殺戮」をテーマにしているようです。
13曲目"Salvia Path"(13:06) エレクトロニカのリズムによる冷めたリズムの刻みが静かに流れながら奏でられるSARAHの哀しげなピアノの調べとシンセザイザーの重厚なサウンドで展開される曲です。この曲が終わった後の長いブランクから40秒ほどのファンクなリズムのインストゥルメンタルが収録されています。
11曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:59分29秒 (2枚目のアルバムとしてSARAHのエキセントリックな内容とバラエティーに富んだサウンドを収録したアルバムのようです)'10年3月23日再更新


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写真  SARAH FIMM / Nexus
 ・2004 Sarah Fimm LLC.     8 25346 51822 0

たっぷりと15曲も収録・・・

このアルバムは、N.Y.でインディペンデントに活躍しているS.S.W.SARAH・FIMMの '04年10月5日に本国でリリースされた3枚目のアルバムです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SARAH・FIMM:ヴォーカル/キーボード/プロデュースの他、PETER・GERAGHTY:ベース、シンセサイザー・プログラミング/プロデュース、JIM・PERRY:ドラム/シンセサイザー・プログラミング/プロデュース、DAN・FIMM:キーボード、PETER・BUCKNELL:ヴァイオリン/ヴィオラ、FELIX・FAN:チェロ、MAC・RITCHEY:パーカッション、HIRO・KURASHIMA:和太鼓のSARAHの音楽仲間達のようです。

1曲目"Losing Velocity "(4:32) ゆっくりと歌い出すSARAHの悩めるような歌声に続いて奏でられるダウンテンポのエレクトロニカのリズムとサウンドの曲です。少し怠惰なリズムに暗闇で孤高に響くSARAHの歌声が相変わらず印象的ですね。
2曲目"Mercury"(5:45) アンビエント系の電子サウンドにSARAHの美しい歌声を重ねたスペース・ロック的なサウンドと内容の曲です。サンプル音源は、ファン・メイドのビデオにしてみました。
3曲目"Space Journey"(1:23) 1分半程度のループ/サンプル音源にSARAHのシンセサイザーの演奏を重ねて収録されたインストゥルメンタルです。
4曲目"Story Of Us"(4:42) このアルバムの曲の中で一番に惹きつけられた曲です。タイトに響くJIM・PERRYのドラムのダウンビートとSARAHの憑かれたような歌声とバックに響くシンセ・ベースの重い響きが印象に残ります。
5曲目"Strange "(5:17) 変則的なリズムの流れにゆったりと奏でられるSARAHのピアノの調べが響いてくる曲です。シンセサイザー3台を駆使して幻想的に繰り広げられるスローな曲です。
6曲目"Entranced"(2:02) 再びインストゥルメンタルの曲の登場です。SARAHのシンセサイザーとピアノの演奏によるこの曲も幻想的な雰囲気を醸し出しています。
7曲目"Nexus"(4:12) 少しファンクなリズムによるエレクトロニカ・ファンク・ロックと呼べば良いのでしょうか...。PETERの低く唸るベースのサウンドにDANのファンキーなハモンドB3の特徴的なレズリー・サウンドが響きます。
8曲目"Sky Is Falling Down"(3:29) この曲も前の実験的なサウンドのアルバムから少し様変わりしたロック色の強い曲になっています。ベースとシンセ・ベースの重いサウンドで突き進みながらピアノを弾き語るSARAHの姿を想像します。
9曲目"Be What U Wanna Be"(4:00) 再びダウンテンポの調べとリズムの曲の登場です。ダークな内容の歌詞を綴った前半から次第に立ち上がる様を淡々と演奏されています。
10曲目"Paradise"(3:48) サウンドを非常にナチュラルな方向に移して来た美しいピアノの調べと滑らかな歌声を聴かせるSARAHです。荘厳さ清涼感は、アイリッシュ・トラッドな雰囲気を感じます。
11曲目"Walk Away"(3:27) メランコリックなサウンドとリズムを感じさせる軽めのトリップ・ホップな曲です。優しくも切ないSARAHの歌声と彼女のピアノの調べも切なく舞っています。
12曲目"December"(3:27) 再びダウンテンポのリズムとサウンドの曲の登場です。引きずるように流れるリズムに乗せて1人歌うSARAHの悩める歌声が響いて来ます。
13曲目"Orchids"(3:16) フェンダー・ローズの切ない響きで繰り広げられるメランコリックなナンバーです。弓で奏でられるチェロの切ない響きに合わせ恋人との仲を草花に例えた内容のような歌詞を綴っています。
14曲目"Great Wide Open"(7:04) 7分を超える海を題材にしたスローなエレクトロニカのリズムとサウンドによる曲です。ゆったりと歌うSARAHの歌声のバックに流れる海の中でのシーンを作り出したシンセザイザーのサウンドが響いて来ます。
15曲目"Storytime"(2:08) 2分程度のSARAHのピアノの演奏によるエンディングを告げるようなスローなインストゥルメンタルです。
13曲歌詞付 写真ブックレット (輸入盤) 収録時間:58分39秒 (たっぷりと15曲も収録した1時間近くあるSARAHの3枚目のアルバムです。本国アメリカでもこのアルバムからSARAHファンが次第に増えているようです)'10年3月23日再更新


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写真  SARAH FIMM / White Birds
 ・2008 Sarah Fimm LLC     SFIMM01

張りつめた空気感とダーク・サウンド・・・

このアルバムは、N.Y.でインディペンデントに活躍しているS.S.W.SARAH・FIMMの '09年5月12日に本国でリリースされた4枚目の6曲入アルバムです。
このアルバムに参加しているミュージシャンは、 SARAH・FIMM:ヴォーカル/キーボード/プロデュースの他、LETTIE・McLEAN:ヴォーカル、DAVID・BARON:キーボード/プログラミング/プロデュース、JOSH・FREESE:ドラム、CRAIG・ROSS:ギター、ALEX・ALVAREZ:ギター、PETER・GERAGHTY:ベース、DARRETT・ADKINS & GROUP:ストリングが参加しています。
尚、このアルバムには、"White Birds" のビデオ・クリップも収録され、映像には、モーション・グラフィックスやイラストレーションを手がけるアーティストMASAYOSHI・NAKAMURAの作品が使用されています。

1曲目"Counting Waves"(4:21) 円やかな調べによるキーボードの音色に合わせて歌い始めるSARAHの切ない歌声にイントロからぐっと捕まえる曲です。サウンドのバックにはアイルランドのトラディショナル音楽の影響を感じさせる荘厳さと張りつめた空気感をも感じさせます。
2曲目"Let It Run"(4:00) エモーショナルなドラム・マシーンのリズムによるビートで奏でられるトリップ・ホップ的な曲の登場です。ダーク・トーンのSARAHの歌声と無機質を意識したリズムの流れを淡々と繰り広げています。
3曲目"Tamara Song"(5:01) ハープシコードかワーリッツァー風のサウンドが響く中世の音楽にドラムのビートを重ねたメランコリックなメロディとサウンドの曲です。途中よりアコースティック・ギターのサウンドも登場し美しいサウンドも展開させます。
4曲目"Afraid"(5:45) この曲もイントロから古い弦楽器の調べを聴かせる曲です。エモーショナルなうねりとダウンテンポのリズムに乗せたトランス状態に誘うSARAHの歌声が呪文のように響いて来ます。
5曲目"Fly"(3:50) SARAHがメランコリックな歌声を聴かせるピアノによる弾き語りです。チェロの低い響きとストリングの調べが更に切なさを増して行きます。
6曲目"White Birds"(6:36) 厳かに奏でられるキーボードの調べが流れるダウンテンポ/アンビエント系のリズムとサウンドによる曲です。少し枯らしたSARAHのメランコリックな美しい歌声とゆったりとした時間が過ぎる心地好い調べが広がって来ます。
全6曲歌詞付 写真ライナー デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:27分55秒 (このアルバムを購入した後にSARAH本人からサイン入りピクチャーが送られて来てちょっと驚きでした)'10年3月23日再更新


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写真  SARAH McLACHLAN / Solace
 ・1991 BMG / BVCA     7388

今ではカナダ女性シンガーの第一人者の初期・・・

このアルバムは、カナダで活躍しているS.S.W.SARAH・McLACHLANの '91年11月21日に国内リリースされたの2枚目のアルバムで、初々しさの残る彼女の歌声が印象的です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SARAH・McLACHLAN:ヴォーカル/ギターキーボード/の他、BILL・DILLON:ギター/ペダル・スティール/マンドリン、DARYL・EXNICIOUS:ベース/バック・ヴォーカル、HUGH・MACMILLAN:ベース、JOCELYNE・LANOIS:ベース、ALAN・GEVAERT:ベース、PIERRE・MARCHAND:キーボード/ギター/マンドリン/アコーディオンパーカッション/プロデュース、RONALD・JONES:ドラム/タンバリン、PAUL・BRENNAN:ドラム、ASH・SOOD:ドラム、MICHEL・DUPIRRE:パーカッション、PETER "HARPY" CONWAY:ハーモニカ、DENI・BONET:ヴァイオリン/ヴィオラ/ストリング・アレンジのカナダ(一部英国)のミュージシャン達です。

1曲目"Drawn To The Rhythm"(4:08) アコースティック・ギターのイントロに乗せSARAHの透き通るようなヴォーカルとリズムがトラディショナル的な曲です。
2曲目"Into The Fire"(3:34) ライヴでよく歌われる乗りの良いリズムとビートの効いた曲で、ドラムにポップさがあり良い曲です。
3曲目"Path Of Thorns(Terms)"(5:51) この曲もライヴで良く取り上げられる曲です。ライヴ受けしそうなダイナミックさが良いです。
4曲目"I Will Not Forget You"(5:20) 恋人との別れを素直に歌った女性らしい歌詞と少し悲しげなメロディの曲です。
5曲目"Lost"(4:03) この曲のみバック・コーラスに男性が参加しています。
6曲目"Back Door Man"(4:00) 静かなイントロから一転してビートの効いたサビへと変化します。SARAHの静と動とのヴォーカルが堪能出来ます。
7曲目"Shelter"(3:23) ストリングスを取り入れたやや暗いイメージの曲です。
8曲目"Black"(5:04) ブルース・ハーモニカとベースのリズムが印象的な曲ですが、前半の2分はすこし...
9曲目"Home"(4:45) シンプルなアレンジでSARAHの綺麗なヴォーカルを引き立たせています。
10曲目"Mercy"(4:23) 殆んどSARAH一人のヴォーカルをオーバダブさせた聖歌的な曲です。
11曲目"Wear Your Love Like Heaven"(3:20)(ボーナス・トラック)懐かしい曲ですね、DONOVANの '67年のヒット曲です。煌びやかなアレンジが施されています。
全11曲歌詞/訳詞付 写真ブックレット (国内盤) 収録時間:48分10秒 (最近の彼女のアルバムと聴き比べて少し大人しいかな)'10年3月23日再更新


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写真  SAVING DAWN / Awakening Hour
 ・2004 Saving Dawn     8 05996 07712 4

ドライブするギターのサウンドと素晴らしいヴォーカルとが合体された1枚・・・

このアルバムは、テキサス出身のオルタナティヴ・ロック・バンドSAVING DAWNのデビュー盤で '04年1月1日に本国でリリースされています。
このSAVING DAWNのメンバーは、SEAN・GOERTZ:Lead Vocals/Acoustic Guitar、DAVID・HARRIS:Rhythm Guitar、CARLOS・SANTIAGO:Lead Guitar、NOOM・SRISUNAKORN:Bass/Backup Vocals、CHRIS・PANTUSO:Drums/Backup Vocalsの5人組です。
尚、プロデュースは、MARIUS・PERRONとSAVING DAWNと共同で行っています。

1曲目"One Season"(3:28) 高いキーのSEAN・GOERTZのいきなりのヴォーカルからスタートするレゲエ風のサウンドの爽やかな曲です。
2曲目"Azaella"(4:38) イントロからエレクトリックとアコースティック・ギター素晴らしいハーモニーを聴かせる曲で、ドラマチックかつメロディアスで爽快感があり、SEANのハイキーのヴォーカルも文句無しの曲です。
3曲目"Another Day"(4:34) アコースティック・ギターでシンプルに仕上げた曲ですが、所々に入るギミックが心憎い演出です。演奏、作曲、作詞とも相当な実力派です。(VERTICAL HORIZONのインディ時の作風に似ています)
4曲目"Loss For Words"(4:21) 細かくカッティングされるギターのリズムが心地好く、SEANを中心としたコーラスが完璧です。
5曲目"KB And Wine"(7:40) スピード感の有るドラムとベースのリズムでの曲でSEANが伸び伸びとその喉を聞かせます。バックのコーラスも非常に美しいハーモニーに感銘を受けます。CARLOS・SANTIAGOの間奏でのドライブするギターがまたいい。7分40秒もある大作で様々なスタイルのサウンドに変化して行きます。
6曲目"D & S"(3:10) 少しハードな部分を取り入れた曲で、また違った一面を見せてくれています。ステージ受けしそうな曲です。
7曲目"May Rain"(3:32) 最初から最後まで丁寧なハーモニーを付けた曲でTAXIRIDEのデビュー盤に通じるものがあります。
8曲目"683-N"(4:19) エロクトロニカ・ダンス・ポップに仕上げられた曲で、ヴォーカルは、SEANに替わってパーカションのCHRIS・PANTUSOのようです。
9曲目"The Game"(3:46) アコースティック・ギターの美しいメロディの曲で、メンバー全員のハーモニーを付けた心和む曲です。
10曲目"Moonlit Sunrise"(1:12) 美しいアコースティック・ギターの調べによる1分少々のインストゥルメンタルでアルバムは、幕を閉じます。
9曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:40分44秒 (早くも次の作品を期待する素晴らしいバンドです。尚、SEAN・GOERTZは、現在 バンド名を変えたユニットでシュゲイザー/アンビエント系のアルバムもリリースしています)'10年3月24日再更新
2004年度ベスト5


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写真  SAVOIR ADORE / Savoir Adore
 ・2024 Savoir Adore / This Fiction     

LP盤とダウロードのみ・・・

このアルバムは、ニューヨークで活躍しているドリーム・ポップ・デュオ('08年のデビュー時は5人組)SAVOIR ADOREの6枚目のアルバムで '24年6月7日に本国でのダウンロード・リリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SAVOIR ADOREのLAUREN・ZETTLER:ヴォーカル/キーボード/ギター、PAUL・HAMMER:ギター/ヴォーカル/マルチインストゥルメンツの2人のようです。
プロデュースは、SAVOIR ADOREとニューヨークのスタジオ・スタッフCHRIS・CUBETAが担当しています。
尚、ユニット名のSAVOIR ADOREとは、フランス語で「愛を知る」という意味だそうです。

1曲目"In Love It's Slow"(3:00) アコースティック・ギターの煌びやかな爪弾きとエコーを効かせたLAUREN・ZETTLERの歌声が広がる曲です。ドーンと響くバス・ドラムの響きなど80年代の日本で大人気だったロンドンの3人組の雰囲気と似ていますね。
2曲目"Holding On, Together"(3:57) 今度は、ギターのPAUL・HAMMERのヴォーカルから入る元気溢れるポップ/ロックな曲です。イントロのPAULのギター・サウンドに痺れて4月に購入予約してしまいました。リリースするまで長かったな〜。
3曲目"Euphoria"(3:54) この曲もポップさ溢れるLAURENのヴォーカル曲です。乗りの好いドラムのビートとレトロぽい電子ピアノの音色による飛ばし気味のスピードが伝わって来ます。
4曲目"Better For You"(3:17) 今度は、アコースティック・ギターの爪弾きでじっくりと聴かせる曲です。淡々と鳴るドラムにビートと2人のヴォーカルがオーストラリアで大ブレイクしたあの曲の雰囲気を醸し出すのです。
5曲目"A Mess / A Masterpiece"(3:36) 今度はPAULがその優しい歌声をしっとりと聴かせる曲です。途中よりブリット・ロックばりのエネルギッシュな展開に驚くのです。
6曲目"When It Rains"(4:49) この曲もPAULのギターのリフから掴まれた曲です。ぶっ太い鳴るベースの音色に彩られたLAURENの可愛い歌声などアメリカのネットフリックスの若者ドラマのテーマに似合うようです。
7曲目"Everything Sings"(4:12) この曲もイントロのコーラスから掴まれた曲です。各曲交互にPAULとLAURENとヴォーカルを均等に執っているようです。この曲も元気さ溢れる流れからこのバンド/デュオはライヴ・バンドなんだと感じました。
8曲目"You"(3:49) まるで80年代のエレクトロニカ・ポップのサウンドとそのチープさを感じさせる曲です。チャカチャカ・ポコポコのサウンドに乗せた古き良き時代へのオマージュですね。
9曲目"Kiss"(4:32) 前の曲では、ちょっと「お遊び」を披露していましたが、この曲は、浮遊感漂う雰囲気が好いですね。LAURENのピアノにPAULのギターのリフからフレットレス・ベースの滑らかな響きとなったら堪りませんね。
10曲目"Long Drive Home"(4:39) ここに来てストリングス風のサウンドの登場です。このアルバムの曲調が多用なのを強く感じます。カナダのフランス語圏に出向いた時の思い出を綴っています。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:39分45秒 (前作までCD盤をリリースしていましたが、今作よりLP盤とダウロードのみのようです)'24年6月9日更新


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写真  SCARLET RAE / No Heavy Goodbyes
 ・2025 Bayonet Records     BR-072

Lo-Hi+アコースティック+ノイジー・・・

このアルバムは、ニューヨークで活躍しているオルタナティヴ/シュゲイザー・ロック・シンガーSCARLET・RAE(SCARLET・RAE・NIGHT)のデビュー・アルバム(5曲EP盤、実際のデビュー盤は、'20年のシングル盤)のアルバムで '25年9月19日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンの詳しいクレジット記載が無いのですが、SCARLET・RAE:ヴォーカル/ギター/ピアノ/マルチインストゥルメンツ/プロデュースと思われます。尚、プロデュースは、ニューヨークにスタジオを構えるJORDAN・LAWLOR(元 M83)が担当しています。

1曲目"A World Where She Left Me Out"(2:56) ハイコードで奏でられるアコースティック・ギターの歯切れ好いサウンドに乗せ歌うSCARLETの可愛らしい歌声から掴まれる曲です。然しながらバックのサウンドは、たっぷりノイジーでワイルドさを感じさせる絶妙なコントラストが持ち味ですね。SCARLETと飼い猫の登場したビデオもどうぞ!
2曲目"The Reason I Could Sleep Forever"(3:23) この曲もイントロから登場するSCARLETのその可愛らしい歌声が耳に優しい曲です。ここでもバックのサウンド群の荒げた鳴りや毒素を放つ感がSCARLETの持つ一面を表現しているのでしょうか?この曲のビデオもどうぞ!
3曲目"Bleu"(2:43) '24年12月にシングル曲としてダウンロード・リリースされている曲です。サウンド的にはSCARLETがアコースティック・ギターを奏でながら歌う弾き語り形式によるシンプルさを感じる曲です。ロンドンで撮影されたビデオもどうぞ!
4曲目"Light Dose"(3:17) イントロから響くのはLo-Hiにしたアップライト・ピアノの音色でしょうか。この曲ではキーを落としたアコースティック・ギターを用いたスラック・ギターの響きがレイド・バック感を漂わせる雰囲気があります。ニューヨークの地下鉄のカットを多用した目まぐるしくビデオもどうぞ!
5曲目"Call Off The Day"(3:15) オルタナティブ・ロック然としたサウンドとリズムによる曲です。ここでも特徴的なノイジーなサウンドが肝となっています。ギブソンのSGを下げてクールに歌いソロを弾くSCARLETが登場したビデオもどうぞ!
全5曲歌詞付 折り畳み式小型ポスター付 デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:15分36秒 (このEP盤をリリースした後、シングル盤を追加してN.Y.の仲間とバンドを組んで全米ツアーを敢行中です!)'26年6月10日更新


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写真  SEA LEVEL / Best Of Sea Level
 ・1990 PolyGram Records,Inc.     843 140-2

Capricornレーベルの代表作・・・

ジョージア州のメイコンでキーボード奏者のCHUCK・LEAVELLを中心として '76年から '81年頃までジャズ/ロック/フュージョン・スタイルの音楽で活躍していたSEA LEVELの4枚(残念ながら5枚目の[Ball Room]からの収録曲はなし)のアルバムを1枚にまとめたベスト盤で '90年4月20日に本国でリリースされたものです。
尚、SEA LEVELは、先のCHUCK・LEAVELL:キーボード/ヴォーカル/パーカッションに加えJIMMY・NALLS:ギター/バック・ヴォーカル、LAMAR・WILLIAMS:ベース/バック・ヴォーカル、JAI・JOHANNY・JOHANSON:ドラム/パーカッションの4人組みでスタートしアルバム毎にメンバー交代をしています。
このベスト盤の収録曲に参加しているその他のSEA LEVELのメンバーとミュージシャンは、RANDALL・BRAMBLETT:キーボード/サックス/ヴォーカル/パーカッション、DAVIS・CAUSEY:ギター、GEORGE・WEAVER:ドラム、JOE・ENGLISH:ドラム、CHARLES・FAIRLEY:ホーン、DONALD・McCLURE:ホーン、EARL・FORD:ホーン、LEO・LABRANCHE:ホーン、RUDOLPH・CARTER:ホーン、TOMMY・TALTON:バック・ヴォーカル、DAVID・EARLE・JOHNSON:パーカッション、CHARLIE・BRENT:アルト/バリトン・サックス、TONY・DEGRADY:テナー・サックス、ED・DOWLING:トランペット、RODNEY・LAFON:トランペット、JON・ROBERT・SMITH:テナー・サックス、JOE・WOOLIE:トランペット、HAROLD・WILLIAMS:バリトン・サックスのベテラン達です。

1曲目"Rain In Spain"(6:46) '77年のセルフ・タイトル盤[Sea Level]からの収録曲で、当時、この曲のイントロを聴いただけで参ってしまった曲ですね。畳み掛けるように演奏されるCHUCKのキーボードとJIMMYのフェンダー系ギターのサウンドによる掛け合いによる6分46秒におよぶ熱演です。
2曲目"Shake A Leg"(3:53) 一転してファンクなナンバーのCHUCKのヴォーカル曲です。この曲も '77年のセルフ・タイトル盤[Sea Level]に収録曲されている曲です。
3曲目"Tidal Wave"(5:41) 再びインストゥルメンタルの曲の登場です。躍動的なパーカッションのビートと流れるように演奏されるCHUCKのピアノのサウンドです。SEA LEVELといえばこの曲だと言える代表作です。'77年のセルフ・タイトル盤[Sea Level]からの収録曲です。
4曲目"Nothing Matters But The Fever"(7:21) オリジナル盤でのレーベルCAPRICORNの代表的なサウンドのブルースによる曲です。サウンドの流れを巧み変えて演奏される7分21秒の大作です。この曲まで '77年のセルフ・タイトル盤[Sea Level]からの収録曲です。
5曲目"That's Your Secret"(5:18) 新たにキーボード/サックスにRANDALL・BRAMBLETTとギターに DAVIS・CAUSEY が加わった '77年の2枚目のアルバム[Cats On The Coast]からの収録曲です。この曲は新加入の2人の作詞/作曲によるフュージョンにポップスの要素をブレンドしたSTEELY DAN的なアプローチの曲です。
6曲目"It Hurts To Want It So Bad"(3:40) ハモンドのサウンドが懐かしいゴスペル/サザーン・ロックな曲です。ヴォーカルはCHUCKでしょうか。'77年2枚目のアルバム[Cats On The Coast]からの収録曲です。
7曲目"Storm Warning"(5:29) 1枚目のアルバムに収録されたインストゥルメンタル曲の続編的な曲です。リズミカルなCHUCKのピアノの演奏が圧巻で '77年2枚目のアルバム[Cats On The Coast]からの収録曲です。
8曲目"Midnight Pass"(6:40) 西海岸で活躍するNEIL・LARSENがFULL MOON '72年に在籍していた時に発表した曲です。NEILらしいダイナミックさの中に非常に繊細で華麗なメロディをもったインストゥルメンタルです。この曲も '77年2枚目のアルバム[Cats On The Coast]に収録曲されています。
9曲目"King Grand"(4:21) '78年3枚目のアルバム[On The Edge]からの収録曲でドラムはJAI・JOHANNY・JOHANSON に替わってJOE・ENGLISHが加入しています。このアルバムからRANDALL が演奏するクラヴィネットのサウンドを加えたヴォーカル曲の収録が目立ちます。
10曲目"Living In A Dream"(4:35) RANDALLとDAVIDのコンビによるウエスト・コースト・ロック的なサウンドの曲で 歌物を意識した '78年3枚目のアルバム[On The Edge]からの収録曲です。
11曲目"This Could beThe Worst"(5:25) 再びRANDALLのヴォーカル曲です。'77年にリリースされたSTEELY DANの[Aja]の影響を感じさせる '78年3枚目のアルバム[On The Edge]からの収録曲です。
12曲目"Tear Down The Wall"(4:14) 非常にシンプルなサウンドによるCHUCKの作詞/作曲のロック"ン" ロールです。バック・ヴォーカルにTOMMY・TALTON(COWBOY)が参加しています。 '79年4枚目のアルバム[Long Walk On A Short Pier]からの収録曲です。
13曲目"Canine Man"(4:16) イントロのギター・ソロがご機嫌ですね。ブルース・ギターのサウンドを多用したCapricornらしいパワー・ブルースです。この曲も '79年4枚目のアルバム[Long Walk On A Short Pier]からの収録曲です。
14曲目"Twenty Miles From Nowhere"(3:03) JIMMYのアコースティック・ギターの心地好い刻み音とメリハリの効いたCHUCKのピアノのサウンドがアクセントになったインストゥルメンタルで '79年の[Long Walk On A Short Pier]からの収録曲です。
歌詞無し 写真ライナー U.S.製 (輸入盤) 収録時間:70分49秒 (Capricornと言えば THE ALLMAN BROTHERS BANDが代表格でしょうが、このSEA LEVELも当時の最先端行っていた同レーベルの代表作でした)'10年3月24日再更新


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写真  THE SECTION / The Section
 ・1972 WEA International Inc.     WPCR-28042

CD化日本3回目・・・

このアルバムは、'72年頃にロス・アンゼルスのスタジオ・ミュージシャンを中心としたTHE SECTIONの '72年 本国でリリースされた最初のアルバムです。
THE SECTIONのメンバーは、DANNY・KORTCHMAR:ギター、CRAIG・DOERGE:キーボード/シンセサイザー、LELAND・SKLAR:ベース、RUSS・KUNKEL:ドラム/パーカッションの4人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MICHAEL・BRECKER:ソプラノ/テナー・サックス/フルートが参加しています。
プロデュースは、ROBERT・APPÈRE(NIGEL・OLSSON,SHAWN・PHILLIPS)とTHE SECTIONのメンバーと共同で行われています。
尚、今回レビューするアルバムは、国内で '14年6月25日にリマスターされたCD盤を基にしています。

1曲目"Second Degree"(4:59) CRAIGの旅情的に奏でるピアノの演奏からバックに広がる弓で奏でられるベースの調べが心地好い曲です。途中より登場するDANNYの速弾きのギターにLELANDの息もつかせぬベースの演奏が凄まじいのです。
2曲目"Same Old Same Old"(4:42) DANNYの書いた曲です。ブルース・スタイルの演奏からギター、電子ピアノ、再びDANNYのギター・ソロへと展開されるジャム・セッション的な感じがあります。
3曲目"Sporadic Vacuums Of Thought"(5:23) LELANDの超絶ベースの速弾きがイントロから流れるDANNYの曲です。サンバ/ロック/ジャズ・スタイル混合のこの4人のその時最大腕前を披露したように感じます。曲のタイトルも気になって訳したら「散発的な思考の空白」とのこと。
4曲目"Sitting On The Dock Of The Bay"(3:49) ご存知往年のソウル・シンガーOTIS・REDDING '67年のヒット曲です。OTISと一緒に曲を書いたのは、STEVE・CROPPER。ここでの演奏は、CRAIGのハモンドのゆったとした音色に合わせてDANNYがメロディをギターで弾きLELANDがベースとRUSSのドラムと各人アドリヴを交えて演奏しています。
5曲目"Holy Frijoles"(2:58) CRAIGの書いた曲です。ここでは、MICHAEL・BRECKERがサックスとフルートを吹いています。ラテン/サンバ風の煌きを持ったサウンドをMICHAEL含め5人が楽し気に演奏しています。曲のタイトルは、スペイン語から来ているのですが、「スゲ〜」って意味です。
6曲目"Doing The Meatball"(2:51) イントロから楽し気にギターを弾くDANNYの姿が容易に想像させる感じ曲です。バリバリと流れるようなMICHAELのサックスとバックで跳ねるLELANDのベースも好いですね。この曲当時、TVで流れていた記憶があります。
7曲目"Swan Song"(6:22) DANNYのシタール・ギターとMICHAELのサックスがユニゾンでゆったり流れるスローな曲です。RUSSのタムタムの軽めビートに合わせて吹きに吹きまくるMICHAELの泣きのサックスです。やはり3分半を超えてから登場する曲を書いたDANNYのクリア・トーンの速弾が聴き物です。他ミュージシャンへの演奏では、ギター・ソロをカットされているのですが、ここでは、好きに演奏している感がありますね。
8曲目"Thing What Is"(4:10) DANNYの書いたファンクの乗りを持った曲です。何か70年代って懐かしい感じがしますね。CRAIGのキーボードの演奏もご機嫌な響きを放っています。
9曲目"Mah-Hoo-Dah-Vah"(5:49) ぱっと聴きは、彼等が収録に参加したミュージシャンの曲のカラオケに聴こえるような感じがします。DANNYのギターが登場する頃には、ロック側からアプローチしたエクスペリメンタルな要素のモダーン・ジャズなのかな?
10曲目"Zippo Dippo"(2:00) この曲でもLELANDが弾きに弾きまくっていますね。その腕前の噂は、アメリカに留まらずイギリスのERIC・CLAPTONやPHIL・COLLINSや日本の歌手までも引っ張りだこでしたね。曲はCRAIGとDANNYの共作となっています。
全曲インストゥルメンタルの為歌詞無し 写真ライナー (国内盤) 収録時間:43分17秒 (THE SECTIONのアルバムが1枚抜けていたので、最初のアルバムをアップしました。色々と調べていたら日本で3回目のCD化ですね!)'24年1月30日更新


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写真  THE SECTION / Forward Motion
 ・2006 Wounded Bird Records     WOU 2714

かなり変わった内容となりますが・・・

このアルバムは、'72年頃にロス・アンゼルスのスタジオ・ミュージシャンを中心としたTHE SECTIONの '73年本国でリリースされた2枚目のアルバムです。(CD盤としては、'06年7月7日に本国よりリリース)
THE SECTIONのメンバーは、DANNY・KORTCHMAR:ギター、CRAIG・DOERGE:キーボード/シンセサイザー、LELAND・SKLAR:ベース/マリンバ、RUSS・KUNKEL:ドラム/パーカッション/ギター/マリンバの4人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SERGIO・PASTORA:パーカッション、LEE・PASTORA:パーカッションのやはりスタジオ・ミュージシャンが参加しています。
尚、今回レビューするアルバムは、アメリカで '06年10月17日にリリースされた初CD化盤を基にしています。

1曲目"Smilin' Ed"(7:07) 深夜、自宅に帰宅した時のような行動を見せる忍び足のようなリズムの流れによる落ち着いた曲です。CRAIGのハモンドとDANNYのギターによるラウンジ・ミュージックのような展開を広げます。
2曲目"El Mirador Bolero"(3:48) 実験なサウンドを聴かせるアシッド・ロック/プログレッシヴ・ロック的な曲です。次第のサウンドの方向をブルースやサイケデリックなイメージに移り変わる幾多の音楽要素を詰め込んだようです。
3曲目"A Kind Of Albatross"(2:01) CRAIGの作曲による美しくもダイナミックなサウンドを聴かせるピアノによる短い曲です。やはりこの人の作曲センスは、素晴らしいですね。
4曲目"One Drum"(2:28) 曲名の通りドラムのビートをメインとした実験音楽のような曲です。作曲と演奏はRUSSの手によります。
5曲目"Bullet Train"(3:49) ロック"ン" ロールのリズムによる乗りの良さを伝えるジャズ・ロックと言える曲ではないでしょうか。CRAIGの書いた曲を4人の演奏で楽しみながら収録したと伺えます。
6曲目"Forward Motion"(6:50) 畳みかけるようなイントロの演奏を通り過ぎてから登場する静寂の中が次第に浮かび上がるCRAIGのハモンドの転がるサウンドにMOOGに切り替えた特徴的な響き広げる起伏に満ちたサウンドとメロディによる曲です。後半からDANNYらしいクリアなトーンを聴かせるお得意の速弾きに3連リフのオンパレードです。
7曲目"Baby Lame"(2:51) 一転して軽めリズムとサウンドを聴かせるボサ・ノヴァ/サンバ調の曲です。軽めの曲として聴いていても演奏は、非常にテクニカルで充実したものを感じさせます。
8曲目"Get Down, Piltdown"(2:25) LEEのベースをメインとした彼の書いた曲です。アドリヴで演奏するエフェクトを効かせたベースのサウンドにCRAIGのキーボードの掛け合いでしょうか。
9曲目"he Garden Of Ryoanji"(1:32) 京都左京区の世界文化遺産 龍安寺内の石庭をテーマとした曲です。'73年にS.S.W.JAMES・TAYLORのバックとして来日している彼らですので、京都での想い出書かれた可能性があるアコースティックな静かな響きです。
10曲目"Burning Bush"(5:57) 前半は、今で言うヒーリング系ミュージックと言える穏やか調べによる曲です。次第にリズムを早めアグレッシブなRUSSのドラムにDANNYのアドリヴによるギターの演奏で繰り広げて行きます。
全曲インストゥルメンタルの為歌詞無し 写真ライナー U.S.製 (輸入盤) 収録時間:38分55秒 (見出しにかなり変わった内容となりますが・・・と書いたのですが、バック・ミュージシャンとして活躍して来て、今度は自分達のアルバムを作ることに専念し、4人の個性と調和を表現した作品ではないでしょうか)'12年11月17日更新


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写真  THE SECTION / Fork It Over
 ・1977 Capitol Records Inc.     ST-11656
 ・2010 VIVID SOUND CO.     VSCD-531(P)

国内で根強い人気・・・

このアルバムは、'72年頃にロス・アンゼルスのセッション・マンを中心としたTHE SECTIONの '77年 本国でリリースされた3枚目のアルバムです。
THE SECTIONのメンバーは、DANNY・KORTCHMAR:ギター/バック・ヴォーカル/ドラム、CRAIG・DOERGE:キーボード/バック・ヴォーカル、LELAND・SKLAR:ベース/バック・ヴォーカル、RUSS・KUNKEL:ドラム/バック・ヴォーカルの4人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JAMES・TAYLOR:ヴォーカル、STEVE・FORMAN:パーカッション、JIM・HORN:サックス/フルート、CHUCK・FINDLEY:トランペット、JOE・LALA:パーカッション、DAVID・SAMBORN:サックス/リリコン 、DAVID・CROSBY:ヴォーカルのお馴染みのミュージシャンが参加しています。

1曲目"Suckers On Parade"(3:49) マーチのリズムに乗せて叩かれるRUSSのドラムのリズムに続いて登場する軽快ながらもファンクなDANNYのギターによるインストゥルメンタルです。曲が進むにつれてCRAIGのこれまたファンキーなサウンドのハモンドの演奏も登場します。
2曲目"L.A. Changes"(5:29) ロック寄りのフュージョン・サウンド放つDANNYの書いた曲ですが、CRAIGのエキサイティングなキーボードの演奏がメインとなって収録されています。サンバ調のホイッスルとLELANDのエモーショナルなベースも渋いですね。この曲を聴く度にジョージア州で活躍していた同年のSEA LEVELのアルバムのサウンドに通じるものを感じます。(サンプル音源は1曲目よりアップされていますので後半がこの曲です)
3曲目"Street Pizza"(4:11) イントロから摩訶不思議なフレーズを聴かせるCRAIG の書いた曲です。ファンキーでゴージャスなホーンの調べとDANNYのギミックなギター・サウンドによる正にL.A.ファンキー・サウンドって感じの曲ですね。途中より大きく鳴り響くRUSSのドラムのビートが収録された当時のシングル・カット曲です。
4曲目"Hamsters Of Doom"(4:34) 面白いタイトルの曲ですね。いつも思うのですが、インストゥルメンタルの曲のタイトルは、メロディのイメージで付けられる事が多いのでしょうか。ナイロン弦ギターに持ち替えたDANNYのスパニシュなサウンドにエレクトリック・ピアノを巧みに奏でるCRAIGのアグレッシヴなパートをアレンジしたDANNYの書いた曲です。
5曲目"Bad Shoes"(2:54) アルバム・リリース当時"Street Pizza" とカップリングされた7インチ・シングル曲です。ヴォーカルにJAMES・TAYLORが参加しています。イントロから響くCRAIGのレズリーによる心地好い響きのハモンド・サウンドに促されて登場するこれまた非常に耳当たりの良いJAMESの歌声とDANNYの"テレキャス"(と思われる) によるボサ・ノヴァ調のリズムに独特のヴィブラートを持たせた彼のギター・ソロもご機嫌ですよね。
尚、アルバムのスリーヴには、この曲のみ歌詞が記載されています。そして、この曲の作詞は、CRAIGの奥さんでありS.S.W.のJUDY・HENSKEが担当しています。
6曲目"Moon Over Fontana"(5:33) スペース・ロックかプログレッシブ・ロック然としたサウンドがワイドに広がる重厚なのサウンドの曲です。時折聴かせるヘビーなロックなサウンドも持たせた5分を超えて流れる重めサウンドが響いて来ます。
7曲目"Rainbows"(4:37) 一転して非常に爽やかな調べを聴かせるJIM・HORNのフルートの演奏をメインとした曲の登場です。ノスタルジックな"サントラ" 風でもあり、ラテン/サンバのリズムを感じさせるサウンドの一面を刻一刻と変幻させながらキャッチーなサウンドが流されています。DANNYの熱心なファンなら他のアルバムで聴き覚えのある彼得意フレーズに思わずにっこりとさせられるギター・ソロですね。
8曲目"White Water"(3:00) DAVID・SANBORNがアルト・サックスとリリコンで参加したドキュメンタリー映画のサウンド・トラックに使われているようなフュージョン・サウンドの曲です。メンバーの4人がゲストのDAVIDを迎えて収録された感のある丁重なバックのリズム/サウンドを強く感じます。
9曲目"Magnetic Lady"(5:41) CLAIGのキーボードとDANNYのギターをシンクロさせたアップ・ビートに捲し立てる重厚な圧力を感じる曲です。いつも穏やかな演奏を聴かせるLELANDのベースですが、この曲では、非常にアグレッシヴにエキサイトに奏でられています。また、CREIGの炸裂したキーボード・ソロも圧巻ですね。
後半からアウトロにかけて登場するDAVID・CROSBYの"Wind On The Water" で聴かせた素晴らしいスキャットによる歌声も収録されています。
・1曲のみ歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:39分18秒
・1曲のみ歌詞付 写真ライナー '10年4月7日リリース 2010年限定紙ジャケット仕様 (国内盤) 収録時間:39分52秒 (国内では、このTHE SECTIONの注目度は依然と高く '72年の[The Section]、'73年[Forward Motion]もCD化されています)'10年3月24日再更新


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写真  SET FEUX / Set Feux
 ・2024 Diana Planche     10-101622/33-DP01?A/B

バラエティーに富んだアルバム・・・

このアルバムは、カナダのトロントで活躍しているポップ・ミュージック S.S.W.SET FEUX(DIANA・PLANCHEのソロ・プロジェクト)のデビュー・アルバムで '24年4月19日に本国でのリリース予定です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、DIANA・PLANCHE:ヴォーカル/キーボードの他、KEVIN・KRALIK:ギター/バック・ヴォーカル、NICK・ZUBECK:ギター、TJ・WHITELAW:ギター、WES・McCLINTOCK:ベース、IAN・DESOUZA:ベース、JOSH・COLE:ムーグ・ベース、THOMAS・HAMMERTON:キーボード/ドラム・プログラミング/ベース、TODD・PENTLEY:ピアノ、MARITO・MARQUES:ドラム、DAVID・MACDOUGALL:ドラム、BARZIN:ドラム・プログラミング、JASON・LOFTMAN:サックス、ALISON・AU:サックスのDIANA・PLANCHEが在籍していたTHE PAINT MOVEMENTのミュージシャン達も参加しています。

1曲目"Young And Lonely"(3:39) 少し枯れた歌声を聴かせるDIANA・PLANCHEとメルヘンチックなバックの演奏が素晴らしく溶け合う曲です。優しいギターの調べとバックワードにしたエフェクト的なサウンドが耳に残ります。
2曲目"Say It Again"(3:30) '24年1月16日に先行シングル・リリースされた曲です。Bandcampで試聴して即予約した曲でもあります。厳かに鳴るブラスのサウンドと凛としたピアノの調べが何故か虜にさせられるのです。
3曲目"Jumbotron"(3:38) '24年3月1日に先行シングル第2弾になっている曲です。先のシングル曲"Say It Again" とは随分と違った感じのソウル/ダンス・ミュージックな曲です。70年代のソウル・ミュージックへのオマージュと遊び心を強く感じさせます。
4曲目"Don't Stop"(3:24) メランコリックな調べのイントロにつられて歌い出すDIANAの歌声の響きが優しい曲です。バックのヴォーカルの歌声もDIANAの歌声に負けない位優しく響き間奏のKEVIN・KRALIKの独特のギター・リフが凄いのです。恋する女性への応援歌となっています。
5曲目"Let Them Stare"(3:45) 躍動的なIAN・DESOUZAのベースとDIANAの宙を舞うように演奏されるキーボードの調べが聴き物となっている短い歌詞によるほぼインストゥルメンタルです。心地好いリズムとこのラテン系のサウンドには、心を揺さぶられますね。
6曲目"Jealous Heart"(4:30) 今度は、引き摺り感を持ったチルアウトな雰囲気を醸し出す曲です。エコーを効かせたDIANAの美しい歌声とこの曲でもKEVIN・KRALIKのアトモスフェリックなギターの調べがバックに響きます。心の葛藤を抱いてどう生きようかと迷って様を歌っています。
7曲目"Gloria's Holiday"(3:17) 一転して明るくポップな曲の登場です。底で響くムーグ・シンセサイザーのレトロなサウンドに乗せ休日の朝の楽しさをDIANAが歌詞に綴っています。
8曲目"Take It All"(3:03) 囁くように歌うDIANAのピアノによる弾き語りから入る曲です。R&B/ブルース的な肩を落とした様が伺えるメロディとサウンドが響きます。
9曲目"The Way You Look at Me"(3:26) この曲もR&Bによるゴスペル調の曲です。レトロ調の教会音楽とそのコーラスによる自身の進む道を見極める様を歌っています。
全9曲歌詞付 100枚限定ライト・グリーン180gLP盤 (輸入盤) 収録時間:32分12秒 (発売日より随分前に日本に送ってくれたSET FEUXのアルバム、限定ヘビーウエイトの盤は、ずっしりと重みがあります!)'24年3月31日更新
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写真
(アルバム購入時に頼んでサイン入りとしてもらった盤です)


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写真  THE SEVENTH TRIANGLE / Diamond Bar
 ・2001 New Hat Records     Jason Peri and Dave Tilton

STEELY DANと似た音楽を探していて見つけた・・・

THE SEVENTH TRIANGLEはロスアンゼルスで90年代の初めからインディーシーンで活躍する2人組でJASON・PERI:ヴォーカル/ギター/キーボード/プロデュース、DAVE・TILTON:ヴォーカル/ギター/ハーモニカを中心に、このアルバムでは、SCOTT・MORENO:ドラムが参加しています。
尚、このアルバムは、彼らの2枚目のアルバムで '01年5月15日に本国でのリリースです。

1曲目"Diamond Bar"(3:50) 心地好いウエスト・コーストらしいギターのサウンドとキーボードのサウンドに乗せて歌うJASONでしょうか、お洒落なサウンドと歌声によるアダルト・ロック的な曲です。
2曲目"Baby Doll"(4:17) サックスの音色に近いキーボードによるシックなバラードです。1曲目とこの曲のサウンドは80年代のSTEELY DANに近い雰囲気を持っています。
3曲目"Crow's Feet"(3:14) さらっと暑苦しく無く仕上げたレゲエのリズムによる曲です。バックで流れる哀愁を帯びたハーモニカとギターのリズムでの少し切ない曲です。
4曲目"Dreams"(4:04) ソフトでメローな優しさに包まれる感じの曲です。時折入るキーボードの凝ったサウンドとメロディでの素晴らしい曲です。
5曲目"Way Back Home"(4:06) DAVEのヴォーカル曲です。彼の弾くギターのサウンドによるアップテンポなナンバーです。
6曲目"No Reason"(4:08) 再び都会的なスローなアーバンな雰囲気を持った曲の登場です。少し哀愁を帯びたジャズヴォーカルリスト的なJASONの歌声のよるお洒落なナンバーです。
7曲目"Stand-Up Tragedy"(5:38) ボサ・ノヴァのリズムによる憂いのあるサウンドの乗せ歌うJASONの切ない歌声のよる曲で良くTragedyを表しているのでしょうか。
8曲目"The World Of What If"(4:06) ストレートなギターのサウンドとメキシカン的なサウンドの混ざったミドル・テンポのロックです。DAVEとJASONのヴォーカルが交互に登場します。
9曲目"Touch My Heart"(4:20) JASONの作曲です。東海岸とくにN.Y.の情景を想像する雰囲気の曲です。映画のサウンドトラックにも登場しそうな美しい曲です。
10曲目"Home Again"(4:01) ジャジーでメロウなバラードです。JASONの優しく包まれるような歌声とDAVEのウォーム・トーンによる間奏でのギター・サウンドによるナンバーです。
11曲目"The King Of Pomeru"(4:58) グルーヴするサウンドと都会の夜をイメージするジャズ・フレイバーでアップテンポなアダルトの為の曲です。
12曲目"Island Of The Mare"(4:51) 12弦アコースティック・ギターによる静かな曲です。JASONのハーモニーが美しい少しトロピカルスタイルの曲です。
歌詞無し 写真ライナー CD-R (輸入盤) 収録時間:51分39秒 (冒頭でSTEELY DANに似ていると書いてしまいましたが、アルバム通しで聴いてみると良質で様々な音楽スタイルによるアダルト・コンテンポラリー・ロックのアルバムです)'10年3月25日再更新


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写真  SHANE BARTELL / Too Soon To Say
 ・2006 Sarathan Records     Sarathan 003

“ゆるい” 歌声と心地好いリズム・・・

このアルバムは、テキサス州のオースティンでインディペンデントに活躍しているS.S.W.SHANE・BARTELLの '06年7月18日(オリジナル盤は '04年)に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SHANE・BARTELL:ヴォーカル/ギターの他、STEPHEN・BRES:ドラム、DEREK・MORRIS:キーボード、MARCUS・RICE:ベース、DARIN・MURPHY:ドラム、MINDY・LABERNZ:ヴォーカル、NOAH・LIT(OLIVER FUTURE):ギター、GEORGE・REIFF:ベース、JOHN・TROUTMAN:ペダル・スティール、CASEY・McPHERSON:ギター、OLIVER・STECK:アコーディオン、DEREK・PHELPS:フリューゲルホーン、LARS・GÖRANSSON:プログラミング/パーカッション/バック・ヴォーカル/キーボード/プロデュース、SAM・RAVER(OLIVER FUTURE):ギター、JESSE・INGALLS(OLIVER FUTURE):ベース、BLIND・FLASH・BEESWAX:スライド・ギター、MARK・THAMES:コンガ/グロッケンシュピール、YONGSUN・KWON:ヴァイオリン、RISA・ANDO:ヴィオラ、HYE・YEONG・YOON:チェロ、LEA・NELSON:ヴィオラのインディペンデント系のミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Another New Year"(4:06) 少しメランコリックなサウンドを聴かせるイントロに続いて登場して来るSHANEの歌声を聴いて直ぐに思い浮かべたのが、現在ナッシュヴィルで活躍しているDAVID・MEADの歌声と彼の最近のサウンドに共通するところを強く感じますね。
2曲目"Harris Park"(4:31) キーボードのサウンドを中心に奏でられるストレートなポップ調のピアノのサウンドの曲ですね。1曲目とは少し違ったソリッド感のあるSHANEの歌声ときりっとした輪郭を聴かせるバックの演奏が心地好いですね。
3曲目"At Any Moment"(6:28) ダウンテンポで登場するアコースティック・ギターとベースの調べによるスローな曲です。この曲でもSHANEのファルセットによる歌声は、先に書いたDAVID・MEADに本当に似ていて繊細でクリアな歌声ですね。
4曲目"Stars Burn Out (I)"(4:34) 心地好いボサ・ノヴァのリズムとアコースティックなサウンドによる曲の登場です。柔らかく響くSHANEの歌声とリムを打つスネアの刻み音が良いですね。間奏のハモンドのサウンドに続いて響くMINDY・LABERNZのスペイン語によるバック・ヴォーカルも気持ちが良いのです。
5曲目"Don't Believe Everything"(3:00) SHANEの音楽に触れた最初の曲で、イントロから心地好いサウンドを聴かせますね。ポップなサウンドとリズムによる軽めの爽やかさを感じさせるアメリカンS.S.W.らしい3分ポップです。恋人か友人に捧げた忠告を歌詞に綴ってシリアスになり過ぎずさらっと仕上げていますね。
6曲目"Breaking The News"(4:31) サンプル音源を使ったオルタナティヴなイントロから急転展開による非常に美しいギターの残響音聴かせる浮遊感漂う曲です。ゆったり緩やかに響くSHANEの気持ち良い歌声と粋なギター・サウンドは堪りませんね。
7曲目"Up For Air"(4:07) バタバタと鳴るドラムのビートと横切るハモンドのサウンドは、ブリティシュ・ニュー・ウェーヴのサウンドからの影響を強く感じさせる曲ですね。この曲でもギミックなギターのサウンドが非常に印象に残ります。
8曲目"Long And Short (II)"(4:01) キーボードの円やかな響きによるイントロと溜息混じりに歌うSHANEのメランコリックな歌声と思い詰めたような響きが伝わって来ますね。
9曲目"There Were Times"(5:31) アコースティック・ギターのシンプルなサウンドとゆったりと流されるドラムのビードによる曲です。この曲もアメリカのS.S.W.らしい心地好い響きの曲で、メロディアスなストリングスの調べがアレンジされています。
10曲目"Crashlanding"(4:12) サウンドとメロディをメランコリックな方向に移して来た泣きの曲の登場です。ヨーロッッパ調のストリングスの調べは、プロデューサーのLARS・GÖRANSSONヨーロッパ系アメリカ人?の為でしょうか。
11曲目"Almost Perfect"(8:51) アルバムの最後は、9分近くある長尺のキーボードのサウンドによるスローな曲の登場です。しかし、歌詞は、3行ほどの短い歌詞になっていてリフレインで歌われるパートを挟んでインストゥルメンタルとなっています。後半からはハードなサウンドを聴かせるメロディアス・ロックな部分でまた違った魅力を感じさせます。
全11曲歌詞付 写真ライナー US盤 (輸入盤) 収録時間:53分57秒 (インディペンデント・レーベルSarathan Records(TWO LOONS FOR TEAのJONATHANのレーベル)のアーティスト紹介で気に入ったSHANE・BARTELL、次のアルバムは、いつになるかな?)'10年3月25日再更新


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写真  SHEM / Son Of Arthur
 ・2001 Ancient Games Records     34479 65082

心地好い響きとメロディアスで・・・

ロス・アンゼルスで活躍しているS.S.W.SHEM(SHEM・VON・SCHROECK)のインディーズ・レーベルから '01年6月12日に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。SHEMは、若い頃より音楽活動を開始していてAMBROSIAのワールド・ツアーに参加後、JIM MESSINA BANDにも加入しました。また、CHRISTOPHER・CROSSのバンドにも在籍していたようです。
尚、アルバム・タイトルの[Son Of Arthur]とは、SHEM自身を表していて、このアルバムは、SHEMの両親に捧げられています。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SHEM:ヴォーカル/ギター/ベース/ドラム/パーカッション/ボズラン/各種民族楽器/ストリング・アレンジ/プロデュースの他、DOUG・JACKSON:ギター、TOLLAK・OLLESTAD:ブルース・ハープ/ベース・ハーモニカ、SNOOPY:ジョー・ハープ、KIM・EDMUNDSON:シンバル、BURLEIGH・DRUMMOND:タブラ/スリット・ドラム/各種民族楽器、JIM・WHEELER:ソプラノ・サックス、IOELLE・DANN:ヴァイオリン、HUBERT・PRALITZ:ヴァイオリン、ROBERTO・CANI:ヴァイオリン、MARIO・MIRAGLIOTTA:ヴィオラ、WALDEMAR・DE・ALMEIDA:チェロ、DAVID・LANCETTE:バック・ヴォーカルのSHEMの音楽仲間達です。

1曲目"Feel It"(3:39) SHEMのエモーショナルな歌声とアコースティック・ギターの美しく響くによるミドル・テンポによるウエスト・コーストのサウンドです。間奏でストリングスの音色を配した粋なアレンジです。
2曲目"Trapped Inside Myself"(5:32) この曲を始めて聴いた時に、このアルバムが欲しくなりました。アコースティック・ギターを巧みにまた、優しく響かすSHEMと彼の卓越したヴォーカルを聴かせる曲です。西海岸の有名ミュージシャンがSHEMを自身のバンドに迎え入れたくなる事は十二分に理解できます。
3曲目"What She Doesn't Say"(5:58) 弦楽器カルテットの演奏する切ない調べが導入部になったSHEMのスローな弾き語りです。フィンガー・ピッキングで優しく弾かれるアコースティック・ギターの流れるような調べによるバラード。
4曲目"The Happy Song"(5:02) 今度は、ギターを掻き鳴らしながらエモーショナルな響きとビートを繰り返す曲で、ブルース・ハープも音色も心地良いノスタルジックなギター・ポップです。
5曲目"Serious"(5:50) '00年ハモサビーチでのライヴを収録したものです。ハイストリングス・ギターを弾くフュージョン系のギタリスト"DOUG・JACKSON(AMBROSIA)が素晴らしい演奏を披露しています。水を打ったように静まりかえってSHEMの歌声に聴き入る観衆が手に取るように読み取れます。また、素晴らしい演奏と歌声には、拍手や喝采がライヴならでは。
6曲目"Someone I've Never Been"(5:03) 変則チューニングを施して幻想的な響きを発するアコースティック・ギター美しい響きによるスローな曲です。他のバンドでは、ベースも担当するSHEMのフレットレス・ベースの優しい響きも心地好いです。
7曲目"Until She Comes Home"(4:22) アコースティック・ギターの爪弾きによる弾き語りからSHEM自身によるドラムのビートを重ねたサビを持たせた曲で、他の楽器もSHEMが演奏しています。
8曲目"Useful Place On This Earth"(7:17) 7分を超えるエモーショナルなアフリカン・ドラムのようなパーカッションのリズムによる躍動的な曲です。DAVID・LANCETTEのバック・ヴォーカルの歌声も素晴らしいです。
9曲目"Reality/Fantasy"(5:18) ボサ・ノヴァ調に流れるパーカッションの心地好い響きとメロディアスでメロウなJIM・WHEELERのソプラノ・サックスによる曲です。
10曲目"Born To Take The Fall"(7:47) 再びギタリストにDOUG・JACKSONを迎えたアコーティックな調べの曲です。幻想的でメロディアスにまた、ダイナミックなサウンドに展開する見事なアレンジは、SHEMが一時期在籍していたAMBROSIAのサウンドを彷彿とさせる曲です。
11曲目"Tiffany"(3:21) 心地好いボサ・ノヴァのリズムです。SHEMのスキャット・ヴォーカルも聴かせ所を押さえています。
2分半ほどのブランクの後シークレット・トラックが収録されています。"Born To Take The Fall" のサビのアレンジ違いを更にAMBROSIAのサウンドに近くしたデモを収録しています。
全11曲歌詞付 写真ブックレット (輸入盤) 収録時間:61分58秒 (実は、このアルバム以前に購入していたのですが、残念ながら紛失してしまい再度購入したものです)'10年3月25日再更新


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写真  SIXPENCE NONE THE RICHER / Sixpence None The
 Richer
 ・1997 & 1999 SQUINT ENTERTAINMENT
 ・1999 east west japan     AMCY-10082

メジャー・レーベルでのデビュー盤です・・・

このアルバムは、テキサスで活躍していたCCMバンドSIXPENCE NONE THE RICHERのメジャー・レーベルでのデビュー盤です。彼らは、これまでにインディペンデント・レーベルより2枚のアルバムとEP盤集をリリースしています。
このアルバムでのメンバーは、LEIGH・NASH:ヴォーカル、MATT・SLOCUM:ギター/キーボード/チェロ、SEAN・KELLY:ギター、JUSTIN・CARY:ベース、DALE・BAKER:ドラム/パーカッションの5人組です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SIXPENCE NONE THE RICHERの人の他、AL・PERKINS:ペダル・スティール、CHRIS・DONAHUE:ベース、J.J.PLASENCIO('95〜'96年まで在籍):ベース、TOM・HOWARD:ピアノ、PHIL・MADEIRA:オルガン、MARK・NASH(LEIGHのご主人):パーカッション、PETER・HYRKA:ヴァイオリン、KRISTEN・WILKINSON:ヴィオラ、ANTOINE・SILVERMAN:ヴァイオリン、DAVID・DAVIDSON:ヴァイオリンのナッシュヴィルのミュージシャン達が参加しています。
プロデュースは、SQUINTレーベルの創設者STEVE・TAYLOR自ら担当しています。
尚、このアルバムは、本国より2年遅れての '99年7月14日に国内でリリースされたものです。

1曲目"We Have Forgotten"(5:08) アコースティック・ギターとベースの少し気だるそうなサウンドによるギター・ポップな曲で、LEIGHの多重録音によるセルフ・コーラスによる5分を超えるミドル・テンポの曲です。
2曲目"Anything"(4:44) 前の曲のアウトロと繋がったバンジョーのサウンドでイントロから非常にリヴァーブの効いた独特の12弦ギターのサウンドによる曲です。また、LEIGHの可憐なヴォーカルとMATTのギター・サウンドが融合した響きが気持ち良いのです。
3曲目"The Waiting Room"(5:15) マイナー・コードを使ったシンプルなギター・サウンドによるアウトロとこの曲のイントロに自然に入る導入部分が素晴らしい曲です。少し影のあるサウンドとストリングスによる組曲的に展開されるこの曲も5分を超える曲です。
4曲目"Kiss Me"(3:30) ご存知SIXPENCE NONE THE RICHERの全米チャートNo.2となった最大のヒット曲です。これぞギター・ポップと言えるサウンドと親しみやすいメロディ・ラインとLEIGHの可愛らしい歌声による曲です。
5曲目"Easy To Ignore"(3:52) カントリー・フレイヴァーを増した調べの曲でペダルスティールとフィドルを取り入れたナッシュヴィルらしいサウンドの曲です。
6曲目"Puedo Escribir"(3:45) この曲には驚きましたLEIGHのスペイン語による曲でエモーショナルなリズムに乗せ繰り出される情熱的なラテンの響き。LEIGHは、日本語でも"Kiss Me" を歌っています。
7曲目"I Can't Catch You" 一転してポップなギターのサウンドの曲です。MATTは、ギターのサウンドの魅力のツボを知り尽くしています。単調なメロディとシンプルなリズムの曲ですが、硬/軟を使い別けたギミックなギター・サウンドの響き方とトーンの違いによるMATTとSEANのギター・ワークによる曲です。
8曲目"The Lines Of My Earth"(4:26) ピアノの調べによる非常に美しいメロディによるバラードです。インディペンデント時にはあまり見受けられなかった、しっとりした歌声のLEIGH のヴォーカルでと大人の雰囲気のジャジーなサウンド曲です。
9曲目"Sister, Mother"(3:05) この曲は、CCMバンドらしい詞の内容の曲です。左チャンネルから次第に中央に移るDALEのドラムのビートと間奏でのSEANギター・サウンドが素晴らしい曲です。
10曲目"I Won't Stay Long"(2:15) MATTのギターのサウンドとLEIGHの高いキーでの歌声によるスローなオンザエッジオルタナティヴサウンドでの曲です。
11曲目"Love"(3:56) いつの間にか前の曲から入る前の曲と組曲です。ベースのうねりのサウンドとドラムのビートの効いた曲です。
12曲目"Moving On"(3:56) エモーショナルなギターのサウンドによるスローな曲でストリングス配した美しい部分と重厚なサウンド融合した何か熱さを感じる曲です。
13曲目"There She Goes"(2:44) ご存知UKリバプール出身のThe La's('05年は、再結成で日本ライヴを行なっています)の '90年の代表曲。煌びやかなアコースティック・ギターのサウンドと幾十にも重なり合うギターのサウンドと絶妙なビートによる甘酸っぱいキャッチーなメロディの曲ですが、詞の内容はヘロインでのトリップを題材にしています。
14曲目"Kiss Me [Live In Hollywood 2.12.98](Bonus Track)"(3:30) 国内盤のみボーナス・トラックです。'98年2月12日ハリウッドでのライヴを収録したものです。「次の曲は"Kiss Me" でファースト・シングルになった...」とLEIGHの可愛らしい曲紹介から歌われます。録音状態は非常に良くスタジオ収録と変わりません。
15曲目"Sad But True (Bonus Truck)"(3:57) SIXPENCE NONE THE RICHERにしてはラウドでハードなサウンドでの曲です。歪ませたギターのサウンドとタイトなビートによる逞しさをましたLEIGHの歌声による曲です。
12曲歌詞/訳詞付 8ページ物写真ブックレット 国内盤ダブルジャケット (国内盤) 収録時間:58分21秒 (ジャケットの写真は、国内盤ダブルジャケットを掲載しています。尚、数曲の曲間は、全てサウンドを埋めて繋いだ粋な計らいのアルバムです)'10年3月26日再更新

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・1998 SQUINT ENTERTAINMENT   7D17032616

写真

輸入盤のジャケットです。
1曲目"We Have Forgotten" 2曲目"Anything" 3曲目"The Waiting Room"4曲目"Kiss Me" 5曲目"Easy To Ignore" 6曲目"Puedo Escribir" 7曲目"Black-n-Blue" 8曲目"The Lines Of My Earth"9曲目"Sister, Mother" 10曲目"I Won't Stay Long"11曲目"Love"12曲目"Moving On"13曲目"There She Goes"
"There She Goes" 以外12曲歌詞付 写真ブックレット (輸入盤) 収録時間50分51秒


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写真  SIXPENCE NONE THE RICHER / Divine Discontent
 ・2002 SQUINT ENTERTAINMENT
 ・2002 REPRISE RECORDS     WPCR-11383

残念ながらラストアルバムです・・・

ギターのMATT・SLOCUMが当時16歳でヴォーカルのLEIGH・NASH(当時13歳)が教会の催しで歌っていた彼女の歌声にノックアウトされた事で生まれたCCM系のギター・バンドのSIXPENCE NONE THE RICHERのメジャー・レコード・レーベルからリリースされた2枚目のアルバムです。日本での前作のアルバムから3年(本国では5年)ぶりの '02年11月13日、国内でのリリースで、このアルバムの完成が遅れた原因は、レコード会社の経営難だったそうです。
このアルバムでのSIXPENCE NONE THE RICHERのメンバーは、LEIGH・NASH:ヴォーカル、MATT・SLOCUM:ギター/チェロ/キーボード/ヴィブラフォン/プロデュース、SEAN・KELLY:ギター、JUSTIN・CARY:ベース、JERRY・DALE・McFADDEN:キーボード/メロトロン、DALE・BAKER:ドラム/パーカッション、ROB・MITCHELL:ドラム/パーカッションの他、PAUL・FOX:シンセサイザー/オーケストラ/プロデュース、TIM・PIERCE:ギター、JAMIE・MUHOBERAC:キーボード、CARMEN・RIZZO:プログラミング、DAVID・CAMPBELL(S.S.W.BECKのお父さん):ストリング・アレンジ、DAN・SMITH:チェロ、RUDY・STEIN:チェロ、SUZIE・KATAYAMA:チェロ、LARRY・CORBETT:チェロ、CAROL・RABINOWITZ:チェロ、JOHN・CATCHINGS:チェロ、JOEL・DEROUIN:ヴァイオリン/指揮、DENYSE・BUFFUM:ヴィオラ、MATT・FYNES:ヴィオラ、BOB・BECKER:ヴィオラ、EVAN・WILSON:ヴィオラ、BRIAN・LEONARD:ヴァイオリン、EVE・BUTLER:ヴァイオリン、MARIO・DE・LEON:ヴァイオリン、PETER・KENT:ヴァイオリン、RACHEL・PURKIN:ヴァイオリン、KRISTEN・WILKINSON:ヴィオラ/ストリング・アレンジ、MONISA・ANGEL:ヴィオラ、DAVE・ANGEL:ヴァイオリン、DAVID・DAVIDSON:ヴァイオリン、JACOB・LAWSON:ヴァイオリン、PAM・SIXFIN:ヴァイオリン、VAN・DYKE・PARKS:ストリング・アレンジ、BRUCE・DUKOV:ヴァイオリン/指揮、JOEL・DEROUIN:ヴァイオリン、JOHN・WITTENBERG:ヴァイオリン、EVAN・WILSON:ヴィオラ、RICK・TODD:フレンチホーンのストリングスのミュージシャンが多く参加しています。
現在、LEIGH・NASHは、SIXPENCE NONE THE RICHERを離れ '05年よりソロ・アルバムの制作中です。尚、アルバム・タイトルの[Divine Discontent] とは"神の不満" を意味しCCMバンドらしいタイトルとなっています。

1曲目"Breathe Your Name"(3:56) MATTとSEAN・KELLYの弾くアコースティック・ギターとDALE・BAKERのドラムのエモーショナルなビートによる恋する女性の心の内を素直に歌にしたギター・ポップな曲です。
2曲目"Tonight"(3:52) 溢れんばかりのポップなエレクトリック・ギターのサウンドとLEIGHの少しコケティシュ(良い意味での)なヴォーカルによるキャッチーな曲です。演奏の途中で一旦止めるギミックとリズムのサウンドを抜いた部分を組み合わせによる計算され尽くした凝ったアレンジによる曲です。
3曲目"Down And Out Of Time"(3:28) LEIGHの歌声を全面に出したギター・サウンドでのバラードです。 アコースティック・ギターのサウンドで始まり次第にリズム隊を増やす手法による心打たれるナンバーです。前の曲とこの曲もアウトロの部分は余韻をカットしたフェード・アウトに逆心理が働きます。
4曲目"Don't Dream It's Over"(4:03) ご存知ニュージーランドで活躍していたCROWDED HOUSEの '86年大ヒット曲のカバーです。オリジナル曲の完成度の高さ故同じスタイルのアレンジで収録されています。この曲でのプロデューサーは、WARNER BROS.の取締役ROB・CAVALLOが担当しています。尚、HPで歌詞の内容に沿ったビデオクリップも配信されています。
5曲目"Waiting On The Sun"(2:54) オーバーダブによるLEIGHのセルフハーモニーと間奏での浮遊感のあるスライドギターのサウンドが印象的なエモ・ポップな曲です。素晴らしい曲が多く収録されたこのアルバムの中でも更に心地好い響きを持っています。
6曲目"Still Burning"(4:02) 前作ではSIXPENCE NONE THE RICHERのサウンドの元気さ/明るさをテーマした曲がメインでしたが,この曲は内情的な一面を歌った非常に美しいメロディを持った鳥肌もののバラードです。
7曲目"Melody Of You"(4:50) この曲も前の曲の流れに沿った美しいストリングス(チェロ)による美しい響きを持ったメロディとフィンガー・ピッキングによるアコースティック・ギターの切ないサウンドの融合した現在の吟遊詩人と言えるMATTの作り出す音楽の素晴らしさを再認識しました。
8曲目"Paralyzed"(3:54) 一転してハードなギター・サウンドのナンバーです。歌詞の内容は非常にメッセージ色が強くアルバムタイトルの理由がこの曲から感じられます。
9曲目"I've Been Waiting"(4:19) SIXPENCE NONE THE RICHERの魅力はLEIGHのヴォーカルにあると良く目にしますが,確かに彼女の歌声は非常に魅力的です。ただバンド全体で考えますとギターのサウンドの魅力を熟知したMATTとSEANの繰り出し爽やかですが、少し翳りを持ったサウンドに私は比重をかけています。この曲もバックで奏でられる彼らのサウンドがあってこそLEIGHのヴォーカルが冴えるような…。
10曲目"Eyes Wide Open"(3:28) ビートルズ・ライクなピアノのサウンド特にPAUL・McCARTNEYの楽曲に通じるサウンドの曲でやや牧歌的なギター・サウンドのする曲。
11曲目"Dizzy"(6:36) MATのチェロとピアノのサウンドによるゆったりした曲調の落ち着いた曲です。間奏のSEANのギターがまた素晴らしいですね。シンフォニーとしてアレンジされてどこか楽団で演奏されても良い程ドラマチックな曲です。
12曲目"Tension Is A Passing Note"(3:30) MATかSEANの弾くアコースティック・ギターのサウンドで歌うLEIGHの弾き語りです。後半はMATがチェロで登場します。
13曲目"A Million Parachutes"(6:19) 非常にメロディアスなサウンド曲にロマンチックで美しい歌詞を持った6分を超える感動的な曲です。JERRY・DALE・McFADDENの美しいピアノの響きとアコースティック・ギターのコラボによる感動的な1曲です。
14曲目"Northern Lights(bonus track)"(4:05) シングル盤"Breathe Your Name" とカップリングにてリリースされた本国のアルバム未収録曲です。何故このアルバムに収録されなかったのか不思議に思うくらい素晴らしい曲です。どこと無くブリティッシュ・テイストの響きを持ったギターのサウンドとタイトなドラムのビートが効いた曲です。
カバー曲以外13曲歌詞/訳詞付 8ページ物写真ブックレット (国内盤) 収録時間:59分23秒 (非常に残念です! このアルバムがSIXPENCE NONE THE RICHERラストアルバムです。でもメンバーは、夫々音楽活動を開始しています)'10年3月26日再更新


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写真  SIXPENCE NONE THE RICHER / The Early Years
 ・2005 Compendia Media Group.     5921

インディーズ時代のアルバムとシングル集よりの選曲・・・

アルバムのタイトル通りインディーズ時代の初期のアルバムより選曲されたSIXPENCE NONE THE RICHERのコンピレーション盤で本国でのリリースは、'05年1月25日に行われています。当時のメンバーは、MATT・SLOCUM:ギター/ヴォーカル、LEIGH・NASH:ヴォーカル、TESS・WILEY('94-'95年):ギター/ヴォーカル、DALE・BAKER:ドラム、J.J.PLACENCIO('95-'96年):ベースの5人組みです。
各曲についての詳しいクレジット記載が無い為、残念ながら詳細は不明です。

1曲目"Healer"(3:44) '96年のシングル盤リリースで後にコンピに収録された曲です。たっぷり響くMATTのギターのサウンドがいいですね。テンポの良いリズムと録音機材の違いか少し硬さの残るLEIGH・NASHのヴォーカルも新鮮で良いです。
2曲目"Angeltread"(3:30) 静かなギターのイントロと次第にハードなギター・サウンドに移行する '95年の曲です。メジャーデビュー後も時々はっと驚くほどラウドでハードなサウンドを聴かせいるSIXPENCE NONE THE RICHERです。
3曲目"Within A Room Somewhere"(4:02) イントロから素晴らしいメロディの '95年の曲です。MATTの書く曲は本当にギターのサウンドを重視した美しいメロディ・ラインを持っています。バックで響くJ.J.のベースもエモーショナルでLEIGHの歌声を支えています。
4曲目"The Fatherless And The Widow"(4:46) '94年のアルバム[The Fatherless And The Widow]のタイトル曲です。幻想的な響きを持ったギターのサウンドとしっかりとしたベース・ランニングが心地好い曲調です。何処と無くケルト・ミュージックの雰囲気を持ったような曲です。
5曲目"Trust"(3:22) こぢんまりとしたカントリー調のメロディとLEIGHの清楚な歌声による曲です。バック・ヴォーカルの"ハモリ" はMATTでしょうか?息のピッタリ合った美しいハーモニーで '94年頃の曲です。
6曲目"Field Of Flowers"(2:38) この曲も初期の頃の '94年の曲です。アコースティック・ギター美しい響きとシンプルなギター・ワークのソロを聴かせるMATTです。パタ・バタと鳴るドラムのビートがインディーズでの収録らしく好いですね。
7曲目"Bleeding"(5:00) 重いビートとダークなイメージの曲でギターのサウンドだけ聴いていると本場のブリット・ロックのような感じがします。ライヴでは非常に観客に受けるでしょうね! '95年の[This Beautiful Mess]に収録されている曲です。
8曲目"Love, Salvation,The Fear Of Death"(3:51) イントロのベースのサウンド(シーケンス?)が非常に"カッコ" 良い曲です。乗りの良いビートと響きわたるギターとベースのサウンド '96年の曲でリミックス盤もリリースされています。
9曲目"Spotlight"(3:52) '94年の[The Fatherless And The Widow]に収録されている曲です。キーボード(打ち込み?)の心地よいサウンドによるアップテンポな曲です。IVYとかF.O.W.に通じる爽やかでポップさを全面に出した曲です。
10曲目"Dresses"(3:33) TESS・WILEYのバック・ヴォーカルが入っていますから '95年以前の曲でしょう?幻想的なギターのサウンドによるミドル・テンポのナンバーです。美しいハーモニーと"キラキラ" としたギターのサウンドによる曲です。
11曲目"I Can't Explain"(3:27) '95年の[This Beautiful Mess]に収録されている曲で非常にスピード感のあるリズムとギターのサウンドによる曲です。左右に振り分けられた音色の違うギターのサウンドと巧みなLEIGHの歌声とループを使った演出と凝ったサウンドの曲です。
歌詞無し U.S.製 (輸入盤) 収録時間:41分50秒 (各曲のリリース年度について詳しいデータが記載されていませんのでリリース年度は、参考として下さい。また同じようなアルバムが、'99年にも16曲入りで発売されています。そちらも聴いてみたいです...)'10年3月26日再更新


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写真  SKEYE / Bleuphoria
 ・2011 Skeye     8 84501 6 1076 6

ハンブルな魅力・・・

このアルバムは、N.Y.でインデペンデントに活躍しているインディー・ロック・デュオSKEYE(スケーアイ?)の '11年10月9日に本国でリリースされたデビュー・アルバム(ダウンロード販売のライヴ盤は除く)です。
もともと '10年9月くらいからVEKTOR MUSIC名にてYouTubeにライヴ収録の様子が配信されていましたが、このアルバム・リリースを期にユニット名SKEYEと命名したようです。
そのSKEYEのメンバーは、JOHN・VALESIO:マルチ・インストゥルメント/バック・ヴォーカル/プロデュース、LINDSEY・MORANO:ヴォーカル/キーボード/フルート/イラストレーション/プロデュースの2人組です。

1曲目"Bleuphoria(Intro)"(4:01) 電子ピアノの囁きに似た調べの広がりの中から登場するJOHN・VALESIOのギターの調べが心地好いドリーミーな曲です。次第にサウンドをエモーショナルに盛り上げながら次の曲へとバトンタッチして行きます。
2曲目"Blue Skies Fall"(4:26) ちょっとLINDSEY・MORANOの投槍的なヴォーカルによるダウンテンポの曲です。バックに薄っすらと響くハモンドのサウンドやJOHNのバック・ヴォーカルなど裏方的な彼の仕事が満載な曲でもあります。
3曲目"Heavy Game"(5:58) メランコリックなメロディとサウンドによる哀愁の漂うLINDSEYの歌声が非常に似合う曲です。エンディングに向かって響きわたるギターのサウンドが心に染みますね。
4曲目"Washed Away"(5:08) 今度は、アコースティック・ギターと電子ピアノのサウンドが登場したギター・サウンドのテンポの良い曲です。ちょっと"Hotel California" のメロディを感じるところなどは、ニヤっとさせられます。
5曲目"Tree"(3:12) 虫の鳴き声のサンプルや静寂の中に響くフルートの音色と古めかしさを強調したフェンダー・ローズの調べが神妙な雰囲気を醸し出すスローな曲です。美しく響くLINDSEYの歌声の語尾と上手くシンクロするピアノの音色など流石と思わせるJOHNの仕事がそこに有ります。
6曲目"You Take Me There"(3:07) この曲も前の曲と同様なスタイルの曲で少しテンポを上げて適度なポップ色を付けたたこのアルバムの曲の中では取っ付き易い部類に入る曲で、アルバム購入前に聴いたサンプル音源だけでもキャッチーなところが伝わって来ます。
7曲目"Brighter In The Dark"(5:03) 前の曲からこの曲に繋がる所でも感じるのですが、曲間のブランク部分をもう少し取れば前の曲の余韻を楽しむ事が出来るのですが、少しせっかちに展開されるこのアルバム構成を感じます。この曲も全体的にメランコリックな曲調で流れるJOHNのスライド・ギターが登場する曲です。
8曲目"Strange Loop"(5:12) 今度は、R&B調の曲の登場です。この前の曲まであまり大きく登場していなかったJOHNのバック・ヴォーカルがここでははっきりと付けられています。SKEYEとしてLINSEYとユニットを組む前でソロとして活動していたJOHNですからヴォーカルも担うのも当然ですね。
9曲目"Every Piece Of Me"(4:28) JOHNの美しいギターの爪弾きにこれまた妖艶にかつ哀愁のある歌声を聴かせるLINSEYの歌声が堪らない曲です。サビのメロディで捕まえられた、このSKEYEの魅力を十分に伝えてくれる何処となくヨーロッパの哀愁を感じます。
10曲目"Smoke The Clouds(Part�T)"(1:45) Part�Tは、2部作となったこの曲のイントロ部分を収録したスローなアコースティック調の曲です。
11曲目"Smoke The Clouds(Part�U)"(6:44) 曲間を空けず次第にリズムを上げはっきりとした刻み音とビートが心地好く伝わって来ます。後半から歪ましたサウンドを展開されLINSEYのその持ち味であるエモーショナルな歌声を発揮しています。
12曲目"How Long Do We Have"(4:04) この曲は少し雰囲気を違えてきたギターのロー・コードによるストロークで展開されるアメリカンなサウンドを持った曲です。でも、この曲も他の曲同様に有り勝ちなゴージャスさを一切排したハンブルな魅力を「ヒシヒシ」と痛いくらい感じます。
13曲目"Never Home Again"(2:57) 女性S.S.W.が書いて歌っているようなギターのサウンドとLINDSEYの優しい歌声で展開される曲です。ゆったりと奏でられるローズのサウンドやJOHNのドラムのビートからも彼の優しさが伝わって来そうです。
14曲目"Half Full"(5:04) この曲もLINDSEYの歌声の魅力を十二分に伝えてくれる曲です。時に囁くように歌いまた、エモーショナルに歌い上げるところを見事に感じさせます。多重でこつこつと音を拾いながらマスターに重ね合わせたJOHNの苦労が伺えますね。
15曲目"Bleuphoria(Outro)"(2:27) いよいよこのアルバムの最後の曲の登場です。古びたアコースティック・ギターの調べに合わせて歌う4行ほどの短い歌詞が綴られたこのアルバムとの別れを惜しむアウトロとなりサウンドにはちょっと凝った工夫が施されています。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:63分45秒 (次のアルバム[Youtube Sessions]も2013年9月20日にリリースされたのですが、残念ながらダウンロードのみとなっています)'13年10月19日更新


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写真  SLOW COLLISION / Like A Machine
 ・2024 Slow Collision     

美しいギターの調べとNICHOLAS・・・

このアルバムは、ニューヨークのブルックリンでインデペンデントに活躍しているドリーム・ポップS.S.W.SLOW COLLISION(NICHOLAS・GREENBERGのソロ・ユニット名)のデビュー・アルバム(4曲EP盤)で '24年2月2日に本国でのダウンロード・リリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、NICHOLAS・GREENBERG:ヴォーカル/マルチインストゥルメント/プロデュース、ELVIRA・BROMAN:バック・ヴォーカル/電子ピアノ/ジャケ写真の少人数での収録です。
尚、NICHOLAS・GREENBERGは、DOG TRAINERと言うバンドで'17年に6曲EP盤と '19年にアルバムを残しています。

1曲目"Surreal"(3:22) スリリングさを醸し出すサウンドとリズムの曲です。多重で録音された拘りのNICHOLASの美しいギター・サウンドに乗せ、少し気だるい雰囲気を感じるNICHOLASの歌声です。
2曲目"Four Three Two One"(3:11) 私を強く惹きつけた曲です。イントロから流れる何処か怠惰感のあるギターのリフとダークなサウンドが耳に纏わり付きます。途中で登場する微かに歌われるELVIRA・BROMANの清楚な歌声にも惹きつけられました。
3曲目"Like A Machine"(3:25) この曲もイントロから美しいギターの調べが広がります。時折裏がるNICHOLASのペール・ブルーな歌声とELVIRAの歌声が「現代社会の機械のような生活」の忙しなさを美しいメロディ乗せ歌います。
4曲目"Tunnel Vision"(3:17) 今度は、サウンド的にはポップな要素を聴かせる曲ですが、歌詞は悩める人物から観た描写を歌詞に綴っています。この曲にも薄っすらと流れるELVIRAの歌声が美しく響きます。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:13分15秒 (Bandcampを散歩中、偶然見つけたこのSLOW COLLISION、ちょっと屈折した詩の内容と美しいギター・サウンドの積上げに痺れました!)'24年2月2日更新


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写真  SLOW COLLISION / I'm Too High, I Can't Jump
 ・2024 Slow Collision     

前作に続き今回もやっぱり好い感じ・・・

このアルバムは、ニューヨークのブルックリンでインデペンデントに活躍しているドリーム・ポップS.S.W.SLOW COLLISION(NICHOLAS・GREENBERGのソロ・ユニット名)の2枚目のアルバム(4曲EP盤)で '24年10月25日に本国でのダウンロード・リリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、前作と同じくNICHOLAS・GREENBERG:ヴォーカル/マルチインストゥルメント、:バック・ヴォーカル/プロデュース、ELVIRA・BROMAN:バック・ヴォーカルの少人数での収録です。

1曲目"I'm Too High, I Can't Jump"(2:28) このアルバムのタイトル曲でジャケ写真を撮ったELVIRAのスチール写真からイメージを膨らませたかも知れません。曲の方は、「心理的恐怖」をフォーク・ロック調べのリズムとサウンドに乗せて歌っています。
2曲目"Drive"(2:43) ダウンロード・リリース予約時に公開されていた曲です。イントロのギターの音色とNICHOLASの歌声から非常に惹きつけられました。この曲でもELVIRAの清楚な歌声がここぞとばかり入って来るところが堪らない。
3曲目"Table Tennis"(2:54) 今度は、アコーステックィ・ギターの音色によるNICHOLASの弾き語り形式から入る落ち着いたメロディの曲です。ここでもELVIRAの歌声が美しく響きます。NICHOLASの歌声と彼女の歌声との相性が非常に好いですね。恋人同士の「恋の駆け引き」を卓球のように一進一退と表現しています。NICHOLASの登場したビデオもどうぞ!
4曲目"Everything I Ever Wanted"(3:17) 今度は、ドラム・マシーンやLo-Hiにして荒らした感のあるギターのサウンドによるエレクトロ・ポップな要素を聴かせる曲ですが、「行き詰まった人の心理」歌っているようです。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:11分22秒 (今回もやっぱり好い感じの曲がありましたね!)'24年10月25日更新


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写真  SOME GORGEOUS ACCIDENT / Sleep In Symmetry
 ・2013 2670records     TSSO-1001

2012年イギリスCD-R盤の・・・

このアルバムは、フィリピン出身、このアルバムリリース時はリッチモンドに在住、現在サンフランシスコで活躍しているオルタナティヴ/ドリーム・ポップ・ソロSOME GORGEOUS ACCIDENTの3枚目('08年の[Winter In Watercolors] '11年の[Imaginary Lines] を含む)のアルバムで '13年7月15日に国内のインディーズ・レーベル2670recordsからのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SOME GORGEOUS ACCIDENTのDことDALE・MARQUEZ:マルチ・インスツルメント/プロデュース、CRIS・MILLER:ヴォーカル、ARINA・EPHIPANIA:ヴォーカル、JAYJAY・LOZANO:ヴォーカル、MICAELA・BENEDICTO(OUTERHOPE):ヴォーカル、CONNIE・FRANCIS(Dの奥さん):ヴォーカル、GAVIN・PRIEST:ギター、RIA・SILVA:ヴォーカル、TAYLOR・CRAWLEY:ヴォーカルのDとのコラボレーション仲間が参加しています。

1曲目"See You Shine"(4:48) 爽やかなギターの調べが心地好く広がるポップな曲です。メイン・ヴォーカルは、CRIS・MILLERの雰囲気物のコーラスは、CRISの奥さんARINA・EPHIPANIA(MOCCA)です。
2曲目"Tracing Baguio"(4:41) 先の曲のヴォーカルCRISとちょっと違った輪郭のはっきりとした歌声を聴かせるJAYJAY・LOZANOのヴォーカル曲です。Dの煌びやかなギター・サウンドと転がるようなシンセサイザーのサウンドに包まれます。尚、曲名にあるBaguioとはフィリピン、マニラの北部にある避暑地の事です。
3曲目"Avenue"(4:40) 今度は歪を持たせたギターのサウンドがアクセントとなったギター・ポップな曲です。Dと同郷のMICAELA・BENEDICTOとの共作でありイノセントな歌声を聴かせるMICAELAも好いですね。
4曲目"Blush"(4:57) ハモンドの調べとエコーの効いたギターの調べが流れるレイドバック感のある曲です。掠れたCONNIEの歌声と時折入るマーチ・バンド風のドラムの響きがこの曲に静と動の要素を織り込んでいます。
5曲目"Your Gaze"(4:18) ドリーム・ポップなギターとキーボードのサウンドが広がる曲です。少し気弱なDのヴォーカルが「見つめられる事」意味を象徴としているのでしょうか。
6曲目"Sleep In Symmetry"(2:27) RIA・SILVAの短い歌詞をサンプル音源ように使った短い曲です。浮遊感漂うキーボード/シンセサイザーのサウンドがヒーリング系の心地好さを誘います。
7曲目"A Million Miles Away"(4:52) 曲の共作者TAYLOR・CRAWLEYがヴォーカルを執ります。 この曲でも残響音を重ねたギターのサウンドと穏やかなリズムと厳かに奥で響くベースのサウンドが心地好いのです。
歌詞無し 解説ライナー付き (国内盤) 収録時間:30分46秒 (イギリスのインディーズ・レーベルDufflecoat RecordsよりCD-R盤がリリースされ翌年、日本からCD盤としてリリースされたものです)'18年9月1日更新


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写真  SOME GORGEOUS ACCIDENT /
 The Lovers Of Their Opposites
 ・2017 SHELFLIFE RECORDS     766150396676

SOME GORGEOUS ACCIDENTコラボレーション集・・・

このアルバムは、フィリピン出身、現在サンフランシスコで活躍しているオルタナティヴ/ドリーム・ポップ・ソロSOME GORGEOUS ACCIDENTの '17年12月8日に本国でリリースされたコンピレーション・アルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SOME GORGEOUS ACCIDENTのDことDALE・MARQUEZ:マルチ・インスツルメント/プロデュース、CRIS・MILLER:ギター/ヴォーカル、ALYANA・CABRAL:ヴォーカル、CAT・CORTES(ARIGATO, HATO!):ヴォーカル、ARINA・EPHIPANIA:ヴォーカル、MICAELA・BENEDICTO(OUTERHOPE):ヴォーカル、CONNIE・FRANCIS(Dの奥さん):ヴォーカル、ALEX・RAMOS:スポーケン、SELENA・SALANG(ANG BANDANG SHIRLE):ヴォーカル、TAYLOR・CRAWLEY:ヴォーカルのDとのコラボレーション仲間が参加しています。
尚、コンピレーション・アルバムの為、各曲についてはオリジナル盤でのレビューも取り混ぜ掲載しています。

1曲目"Panorama"(5:38) '11年のEP盤[Imaginary Lines]に収録されている ギター・ポップな曲です。女性ヴォーカルは、同郷MICAELA・BENEDICTOで曲の感じは、初期のCLUB 8かな?
2曲目"Blush"(4:54) '12年[Sleep In Symmetry]に収録されている曲です。ハモンドの調べとエコーの効いたギターの調べが流れるレイドバック感のある曲です。掠れたCONNIEの歌声と時折入るマーチ・バンド風のドラムの響きがこの曲に静と動の要素を織り込んでいます。
3曲目"What Comes Around"(3:28) ALYANA・CABRALと共作による曲でヴォーカルもALYANAです。穏やかな曲の出だしから時折入るエキセントリックなギターの調べがアクセントとなったちょっと悪のある曲調です。
4曲目"Falling Fast"(5:11) 心地好いリズムの流れにそよ風のような響きのギター・サウンドが流れる曲です。ヴォーカルは特にクレジットの記載が無いのでDALE自らでしょう。
5曲目"See You Shine"(4:45) この曲も '11年のEP盤[Imaginary Lines]に収録されている爽やかなギターの調べが心地好く広がるポップな曲です。メイン・ヴォーカルは、CRIS・MILLERの雰囲気物のコーラスは、CRISの奥さんARINA・EPHIPANIA(MOCCA)です。
6曲目"Holiday"(4:49) '15年の[Winter Evergreen EP]に収録されている曲です。厳かなサウンドとリズムの流れから入る物静かな印象を受けますが、後半からエモーショナルな響き持った盛り上がりを聴かせます。ヴォーカルは再びALYANA・CABRALの登場です。
7曲目"Eve Seth Ann"(1:09) サンプル音源とバックワードさせた音色によるインターリュード的な短いインストゥルメンタルです。SOME GORGEOUS ACCIDENTのアルバムの場合はアルバム後半からの区切りまたは、次の曲の曲調との釣り合いを演出しているようです。
8曲目"Tough To Chew"(4:14) これまでのSOME GORGEOUS ACCIDENTのアルバムの収録曲とちょっと違ったスピード感とタイトなドラムのビートがキビキビとしたロック寄りの曲です。ヴォーカルは、曲の共作者SELENA・SALANGです。
9曲目"On A Clear Day"(5:41) 再びMICAELA・BENEDICTOのヴォーカル曲の登場です。この曲も残響音のあるギターのサウンドが美しく響きます。ストリングス風のサウンドを醸し出すキーボードの調べや残響音はこれぞSOME GORGEOUS ACCIDENTのサウンドと言えますね。
10曲目"Heaven Sent"(6:44) 翌 '18年のEP盤[Heaven Sent]にも(Version 2)としてロングヴァージョンにて再集録されている曲です。7分近くある長い曲ですが、穏やかな心地好さを持ってあっと言う間に曲が流れ去って行きます。ギター/ヴォーカルと参加しているCRIS・MILLERとの共作です。
11曲目"Outside"(3:55) '12年[Sleep In Symmetry]でも曲を一緒に書いていたのTAYLOR・CRAWLEYのヴォーカル曲です。先に記したアルバムの収録曲と共通した穏やかな流れのギターのサウンドとリズムが流れてて行きます。
12曲目"Luminescence"(4:01) '11年のEP盤[Imaginary Lines]に収録されている曲です。ヴォーカルは曲を一緒に書いているDの奥さんCONNIE・FRANCISです。Dのギターの爪弾きと歌声にコーラスとリズムを重ねて作り上げたインディース感を好いですね。
13曲目"Amihan I"(1:53) 翌 '18年のEP盤[Heaven Sent]にも"Amihan II" として再集録されている2分にも満たないバックワードさせたトラックです。曲名のAmihanとはフィリピンの季節風の事のようです。
14曲目"Winter Eve Lullaby(Alternate Mix)"(3:38) '15年の[Winter Evergreen EP]に収録されている曲を少しテンポアップして再集録しています。オリジナル収録では共作者CAT・CORTESの気だるさを表現した歌声を全面に出した感ですが、今回は少し見直ししているようです。尚、曲名にあるEveはDの娘さんの名前でこの曲はその娘さんに捧げられています。
歌詞無し 3折紙ジャケット仕様 (輸入盤) 収録時間:60分06秒 (全14曲の新旧楽曲を集めたコラボレーション集、イギリス、日本に続いて活動拠点のアメリカからもリリースされましたの)'18年9月16日更新


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写真  SOME GORGEOUS ACCIDENT / Heaven Sent
 ・2018 Melotron Recordings     mercd9

この心地好さが堪らない・・・

このアルバムは、フィリピン出身、現在サンフランシスコで活躍しているオルタナティヴ/ドリーム・ポップ・ソロSOME GORGEOUS ACCIDENTの5枚目('08年の[Winter In Watercolors] '11年の[Imaginary Lines] '12年の[Sleep In Symmetry] '15年の[Winter Evergreen EP]を含む)のアルバムで '18年6月4日にギリシャのMelotron Recordingsからのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SOME GORGEOUS ACCIDENTのDことDALE・MARQUEZ:マルチ・インスツルメント/プロデュース、MICK・BENEDICTO(OUTERHOPE):ヴォーカル、CRIS・MILLER:ギター/ヴォーカルの少人数での収録です。

1曲目"This Day"(4:41) ゆったりと奏でられるギターの調べとMICK(Micaela)・BENEDICTOの優しい歌声が心地好く響く曲です。曲のイメージは、これぞドリーム・ポップと言えるサウンドの流れと雰囲気を醸し出しています。
2曲目"Amihan II"(1:59) '17年のコンピ盤[The Lovers Of Their Opposites]に"Amihan I"として収録されている曲です。ここでの収録はバックワード部分のサウンドを穏やかにして違和感を和らげたアレンジに仕上げられています。尚、曲名のAmihanとはフィリピンの季節風の事のようです。
3曲目"Heaven Sent"(Version 2)(8:03) この曲も穏やかな調べと雰囲気を持った曲です。8分の長さを持つ曲ですが、穏やかな心地好さを持ってあっと言う間に曲が流れ去って行きます。
4曲目"Evergreen Days"(3:57) この曲が5曲入EP盤アルバムにも関わらず購入のきっかけとなった曲です。曲の後ろでバタバタと鳴るドラムと雰囲気物のギターのサウンドが心地好く響きます。このバタバタと鳴るドラムとギターの残響音が曲を聴き終わった後も耳から離れないのです。
5曲目"Winter In Watercolors"(4:03) '08年にイタリアからリリースされたカセットテープ盤のアルバム・タイトルになった曲です。ほぼヴォーカルの無いギター・インストゥルメンタルでこの曲も心地好さを非常に感じます。
歌詞無し 紙ジャケット仕様 80枚限定ナンバリング MiniCD-R盤 (輸入盤) 収録時間:22分45秒 (イタリア/イギリス/日本/ギリシャから注目されているこのSOME GORGEOUS ACCIDENT、フルトラック・アルバムも出して欲しいですね)'18年8月25日更新


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写真  THE SONS OF CHAMPLIN / A Circle Filled With Love
 ・1976 Ariola America,Inc.     ST-50007
 ・2007 BMG JAPAN     BVCM-35175

辣腕プロデューサーKEITH・OLSENを迎えて・・・

このアルバムは、サンフランシスコで活躍しているロック・バンドTHE SONS OF CHAMPLINの '76年5月に本国でリリースされた6枚目('70年の自主制作盤[Minus Seeds & Stems]は含まない)のアルバムです。
THE SONS OF CHAMPLINのメンバーは、BILL・CHAMPLIN:ヴォーカル/キーボード/ギター、TERRY・HAGGERTY:ギター、GEOFF・PALMER:バリトン・サックス/キーボード/ヴィブラフォン、JIM・PRESTON:ドラム/ヴォーカル/パーカッション、STEVE・FREDIANI:サックス/フルート、DAVID・SCHALLOCK:ベースの6人組みです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、DAVID・FOSTER:ピアノ、GAIL・LEVANT:ハープ、MIKE・FIRGATE:ホーン/ホーンアレンジメント、ROB・MOITOZA:ベース、ALAN・ESTES:パーカッション、LAURA・ALLAN:バック・ヴォーカルの有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、今回のアルバムには、辣腕プロデューサーKEITH・OLSEN(FOREIGNER,FLEETWOOD MAC)を迎えてポップ寄りのサウンドでアルバム作りが行われています。

1曲目"Hold On"(3:06) ホーンの高鳴りの合間から登場するBILLのエモーショナル歌声が響くファンキーなサウンドとリズムの曲です。乗り良さを非常にアピールしたライヴでの演奏では受けそうな感じが伝わって来ます。
2曲目"Here Is Where Your Heart Belongs"(3:36) この曲のサウンドは、過去のアルバム収録曲でのパワーのあるTHE SONS OF CHAMPLINのイメージとは少し離れた位置にある洗練された感じのする曲です。イントロの影のあるサウンドなどは、イギリスのHUMMINGBIRDの持ち味を感じます。
3曲目"Follow Your Heart"(2:29) '71年の同名タイトルアルバムに収録されていた曲のアレンジ違いによる再収録曲です。作詞/作曲はB.B.HEAVY名義となっていますが、実際の作者は、ギターのTERRY・HAGGERTYのようです。ロック"ン" ロールのリズムにアレンジされ、ホーンのサウンドをたっぷりと加えた流れです。
4曲目"Knickanick"(3:02) BILLを含むメンバー4人で書かれた曲となっていますが、スタジオで即興的に収録されたセッションによるインストゥルメンタルと思われます。
5曲目"Imagination's Sake"(2:37) 一転してイントロから明るいホーンのサウンドが鳴る軽めの曲登場です。気楽なリズムに乗せて楽しく歌うBILLとバックのコーラスなどポップ色を強めたナンバーとなっています。
6曲目"Still In Love With You"(3:38) 耳に残るギターのリフにファルセットで歌うBILLの歌声が印象的な曲です。アメリカのベイ・エリアのサウンドと言うよりはブリティシュのロック・バンドが持つロック・オペラ的なイメージが感じます。
7曲目"Circle Filled With Love"(3:23) 爽やかな調べを感じさせるフルートのサウンドとは対照的に響くBILLの力強い歌声が響くファンキーなサウンドとリズムの曲で、この曲ではベイ・エリアのTHE SONS OF CHAMPLINのサウンドに1番近いイメージを感じます。
8曲目"To The Sea"(2:59) この曲はこのアルバムの中で一番牧歌的のサウンドによるフォーク・ロックな曲です。BILLのヴォーカルを中心に非常美しく広がるバックのハーモニーとアコースティック・ギターのサウンドを暫し楽しみましょう。
9曲目"You"(3:46) '78年よりソロ活動を開始したBILLのサウンドに近い感じを受けるアダルトなイメージを感じさせる曲です。再結成された現在のTHE SONS OF CHAMPLINのライヴでも良く登場するカッコ良いナンバーでもあります。
10曲目"For A While"(3:32) この曲もアダルトな雰囲気を感じさせるBILLの書いた曲です。途中より登場する少し荒らしたサウンドのギターのパートとメロウなパートを上手く組み合わせたアレンジが見事です。
11曲目"Slippery When It's Wet"(4:24) 非常にファンキーなサウンドとリズムによるTHE COMMODORES '75年のUS1位の大ヒット曲のカバーです。正しくBILL好きのファンキーなサウンドとリズムに乗せて黒い艶のあるBILLとJIM(JAMES)・PRESTONの歌声を堪能出来ます。
12曲目"Helping Hand"(3:45) さてアルバムの最後は、BILLの十八番であるバラードの登場です。DAVID・FOSTERのピアノとストリングスのアレンジで展開されるソフトなサウンドの流れに揺らめくBILLのハモンドの心地好い調べが響いて来ます。
・歌詞無し LP盤 カナダ製 (輸入盤) 収録時間:38分44秒
・10曲歌詞/訳詞付 袋形ライナー '07年11月21日リリース 2007年度限定紙ジャケットCD盤 (国内盤) 収録時間:40分22秒 (日本とスウェーデンで非常に人気の高いBILL・CHAMPLINです。このアルバムも日本のみアルバム単独(抱合せCD化でない)でのCD化にようです)'11年7月9日更新


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写真  THE SONS OF CHAMPLIN / Loving Is Why
 ・1977 ARIOLA-AMERICA,INC.     5921
 ・2007 BMG JAPAN     BVCM-35176

第1期THE SONS OF CHAMPLIN最後の・・・

このアルバムは、サンフランシスコで活躍していたソウル/ファンク・バンドTHE SONS OF CHAMPLINの7枚目になるアルバムで、本国にて '77年にリリースされています。
THE SONS OF CHAMPLINのメンバーは、BILL・CHAMPLIN:ヴォーカル/ギター/キーボード、TERRY・HAGGERTY:ギター、GEOFF・PALMER:キーボード/ヴィブラフォン、ROB・MOITOZA:ベース/ハーモニカ/ヴォーカル、JAMES・PRESTON:ドラム/パーカッション/バック・ヴォーカル、STEVE・FREDIANI:サックス/フルート、DAVID・FAREY:トランペット/フリューゲル・ホーンの7人組みです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOM・SCOTT:サックス、JIM・HORN:サックス、CHUCK・FINDLEY:トランペット、GARY・CALEMAN:パーカッション、ERNIE・WATTS:サックス、DON・MENZA:サックス、PAUL・HUBINON:トランペット、CHRISTOPHER・BOND(HALL & OATES):シンセサイザー/プロデュースのベテラン達です。

1曲目"Saved By The Grace Of Your Love"(3:36) BILLの高らかに響く歌声によるサビから入る軽快なナンバーです。ファンキーなサウンドや歌詞の1部などはゴスペルの教会で歌われる派手な讃美歌に共通するところを感じます。
尚、この曲はソウル・シンガーWILLIAM・D. SMITHとDAVID・PALMER(STEELY DAN,CAROLE・KING)の2人によって書かれ、'76年にBLOOD,SWEAT & TEARSとキーボーディストMIKE・FINNIGANも収録しています。
2曲目"Loving Is Why"(3:12) 非常にBILLの曲らしいエモーショナルなサウンドとメロウなボサ・ノヴァ調のメロディを持つ曲の登場です。爽やかに響くSTEVE・FREDIANIのフルートから力強く奏でられるGEOFF・PALMERのピアノへの展開など聴きどころ満載です。
尚、この曲はバンド・メンバーのGEOFFREY・PALMERとBILLとDAVID・FOSTERも在籍していたカナダのバンドSKYLARKのB.J.COOKの3人によって書かれています。
3曲目"What'cha Gonna Do ?"(3:57) この曲も非常にファンクなリズムとブラック・ミュージックへのオマージュを強く感じる曲です。バックに分厚く響くホーンや小粋なTERRY・HAGGERTYのギター・ソロなどは、当時のベイ・エリア・ファンクそのものって感じですね。
4曲目"West End"(3:45) 今度は少し軽めのファンキー・サウンドを聴かせるBILLの書いた曲です。ホーンのサウンドの合間にチョッパーで奏でられるベースのエモーショナルなサウンドとこれまた巧みに歌うBILLの歌声ですからどうしようも無いですね。
5曲目"Big Boss Man"(3:53) '60年にこの曲を歌ったブルース・シンガー故JIMMY・REEDに捧げられています。イントロ部分は、メンバー達の居酒屋での談義風の雑踏とした雰囲気から入るブルース・ハープとファンクなベースのサウンドとが交差するブルースのナンバーです。
6曲目"Time Will Bring You Love"(3:52) このアルバムの収録の中では少し異質のストリングス風のシンセサイザーで叙情的に演出されたBILLのメロウな歌声を聴かせるアコースティック調のスローなナンバーです。BILLと一緒に曲を書いているのはベイ・エリアのS.S.W.PATRICK・CRAIGです。
7曲目"Doin' It For You"(3:39) ベースのROB・MOITOZAが書いた曲でメイン・ヴォーカルもROBが執っています。分かり易いファンクなサウンドとリズムによるダンサブルなナンバーです。
8曲目"Where I Belong"(3:08) ここで少しテンポを落して来たアコースティック調のアメリカン・ロック然としたBILLの曲です。次第にサウンドをファンキーに展開させるアレンジとジャジーなサックス・ソロなど短い曲ながら聴きどころを持っています。
9曲目"Let That Be A Lesson"(2:53) ギターのTERRY・HAGGERTYとBILLと一緒に書かれた曲です。非常にロック色の強いギターのサウンドからプログレッシヴな要素まで幅広く聴かせるTERRYの演奏とBILLの卓越したヴォーカルが圧巻です。
10曲目"Love Can Take Me Now"(3:37) アルバムの最後は、定番的なゴスペル調のサウンドの曲で、ベースのROB・MOITOZAが書いていますが、ヴォーカルはBILLです。バックにゴスペル・ハーモニーを従えてBILLがその素晴らしい歌声を聴かせます。
・全10曲歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:34分43秒
・全10曲歌詞/訳詞付 袋形ライナー '07年11月21日リリース 2007年度限定紙ジャケットCD盤 (国内盤) 収録時間:35分36秒 (このアルバムを以ってTHE SONS OF CHAMPLINは活動を停止し、BILLはソロからCHICAGOへ加入したのは皆さんも良くご存じなのですが、'97年に突如ライヴ活動を再開して '05年には新作もリリースしています)'11年2月11日更新


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写真  SPIRITS OF LEO / GOSSAMER BLUE
 ・2022 á La Carte Records     

スピーディ・ダーク・サウンド・・・

このアルバムは、ニューヨーク州ブルックリンで活躍しているポスト・ロック/シュゲイザー・ロック・バンドSPIRITS OF LEOの5枚目(4曲EP盤を含む)のアルバムで '22年8月12日に本国でのダウンロード・リリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SPIRITS OF LEOのRYAN・SANTOS・PHILLIPS:ヴォーカル/ギター/ベース/シンセサイザー、ANTHONY・TABOADA:ギター/バック・ヴォーカル、NICK・DIPILLO:ベース、ALEX・LICHTENSTEIN:ドラムの4人にゲストとしてGIOIA・SABATINELLI:ヴォーカルが参加しています。

1曲目"Initiation"(2:18) 重く響くベースの調べとどこか不安感を煽るダークなサウンドの曲です。RYANのエコーを効かせた効果音に近いヴォーカルが雰囲気ものです。
2曲目"Visions"(4:41) この曲ではベースのサウンドが非常にテンポ好く強調されていますね。多分、収録ではライヴ・メンバーのNICK・DIPILLRYANではなくRYANがベースを演奏しているのでしょうね。
3曲目"Solaris"(3:31) 4月に先行リリースされたちょっとスピード感を落とし、しっとりした質感を伝えて来る曲です。やはりこの曲でも非常にギターのサウンド群を重視したアレンジを強く感じますね。
4曲目"Patience"(4:33) アルバムのリリース前の4月からビデオとして紹介されている曲です。威圧感のあるドラムのビートに煌びやかなギター・リフが混在するちょっとダークなイメージを持っています。このギターのリフとサウンドが好きだったイギリスのバンドLONG-VIEWに似ていて興味をそそられました。
5曲目"Frailties"(3:55) イントロから爪弾かれるギターのリフに惹きつけられた曲です。ちょっと小難しいギター・コードと捲し立てるベースがこのバンドのキモのようですね。
6曲目"Asylum"(5:46) この曲もギターのサウンドとテンポの好さに惹かれた曲です。このアルバム・リリース前の7月にキャッチーなリズムからか先行紹介されています。
7曲目"Gossamer"(5:28) この曲も繊細かつメロディアスなギター・サウンドを聴かせる曲です。次第にワイルドかつ荘厳な広がる空間へと導きます。ここまで聴いて来てちょっとアメリカのミュージシャンの持つタフさやパワーありきなサウンドとはちょっと違うところを強く感じます。
8曲目"Exire"(2:08) 非常に浮遊感漂うサウンドの広がりにこだまするGIOIA・SABATINELLIの歌声が美しい曲です。アルバムの幕を閉じようとRYANが用意したことが伺えます。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:32分20秒 (アルバムを5枚もリリースするまで知らなかったこのSPIRITS OF LEO、今後の活躍を注視したいと思います)'22年8月13日更新


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写真  STACEY DEE / No Words
 ・2001 ROI Records    6 34479 16972 4

上質なピアノ・サウンドによる・・・

このアルバムはN.Y.生まれで現在は、ペンシルバニアにて活躍しているS.S.W.STACEY・DEEのデビュー・アルバムです。オリジナル盤のリリースは '01年1月1日に本国でリリースされています。
このアルバムでの収録メンバーは、STACEY・DEE:ヴォーカル/キーボード/プロデュースの他、MICHAEL・BINDER:ギター/ドラム・ループ/プロデュース、BOB・STORY:ギター、CHRIS・BALL:キーボード/EWI、KENNY・JAMES:ドラム/ドラム・ループ、JOEL・MACCLUSKEY:ドラム、BRENT・ANTHONY・JOHNSON:ベース/プロデュース、FRANK・LYNN:ヴァイオリンのコロラド州ボルダーのスタジオ・ミュージシャン達が参加しています。

1曲目"The One I Love"(3:23) 爽やかで美しいSTACEYの歌声がキーボードの調べに乗せられてイントロから流れる曲です。STACEYの音楽紹介欄に記載されているカナダのSARAH・McLACHLANに通じる曲調をやはり感じさせます。
2曲目"I Cannot Rest"(5:19) スローなバラードの登場です。ソフトにメロウに優しく歌い上げるSTACEYの歌声と厳かに奏でられるバックの調べも美しいですね。
3曲目"Afraid"(4:07) カントリー・ロック調のサウンドを基調としたピアノの奏でとサウンドの流れは女性版BRUCE・HORNSBYって感じですね。心地好いサウンドの流れとSTACEYの心の内を歌詞に綴った彼女の歌声が美しく流れます。
4曲目"No Words"(3:58) サウンドを少しハードにアップテンポにして来た曲の登場です。荒々しく鳴るギターの調べときついドラムのビートが響くエッジの立ったサウンド群が効いています。BOB・STORYの"ストラト" が素晴らしいですね。
5曲目"Beautiful"(4:10) 怪しく響くパーカッションのビートによるイントロから続いて登場するSTACEYの伸びやかな歌声が響くミドル・テンポの優しいサウンドの曲です。この曲でもBOBの流れるように奏でられるギターの調べが心地好く響きます。
6曲目"Closer Than The Fire"(5:05) 悩める気持ちを歌詞に綴ったバラードです。ゆったり弾かれるキーボードの調べと労わるように添えられたドラムのビートが流れるアメリカの女性S.S.W.らしい美しいメロディの曲です。
7曲目"Surrender"(5:00) R&Bのサウンドをベースにしたメランコリックなロック・ナンバーです。時折登場するオルタナティヴなギター・サウンドやドラム・ループなどは、次の彼女のアルバムに引き継がれて行きます。
8曲目"Say You Love Me"(3:43) 恋人に宛てたと理解すると"甘い甘い" 歌詞を綴ったSTACEYの歌声が登場するバラードです。彼女のピアノの弾き語りに自身の美しいバック・ヴォーカルが美しく響いて来ます。
9曲目"It Amazes Me"(3:43) アメリカの中西部の音楽の質感のあるゴスペル・ソングです。殆どキーボードだけの演奏に合わせて歌うSTACEYの美しい響きの歌声が"ふわふわ" と揺れています。
10曲目"Bend Down The Heavens"(4:55) ロック・オペラ調の重々しい響きのサウンドがイントロから流れる曲です。ゆったりとしたリズムの流れから終盤には、コロラドのヴァイオリニストFRANK・LYNNの切ない調べがSTACEYの歌声と共に流れて行きます。
全10曲歌詞付 写真ライナー U.S.製 (輸入盤) 収録時間:43分28秒 (C.C.M.シンガーの1人として紹介されていますが、上質なピアノ・サウンドによるアダルト・ポップ・メロディ的な曲達が収録されたこのアルバムは、多くのリスナーに受け入られるでしょう)'10年3月27日再更新


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写真  STACEY DEE / Learning To Love
 ・2007 ROI Records    6 34479 59867 8

心地好いSTACEYの歌声・・・

このアルバムは、N.Y.生まれで現在、ペンシルバニアにてインディペンデントに活躍しているS.S.W.STACEY・DEEの '07年8月28日に本国でリリースされた2枚目のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STACEY・DEE:ヴォーカル/キーボードの他、MICHAEL・G.BINDER:ギター/キーボード/プロデュース、JOHN・FITCH:ドラム/パーカッション、JAMES・LOSTETTER:ベースとその他、前作同様コロラド州ボルダーのスタジオ・ミュージシャン達が参加しています。

1曲目"The Beginning"(0:39) バックワードの不思議なサウンドのイントロによる30秒ちょっとほどのインストゥルメンタルで、次の曲のイントロとした収録になっています。
2曲目"Even Though"(3:38) エモーショナルなギターのサウンドと軽やかなリズムを刻むアコースティック・ギターの調べが心地好く響く曲です。美しいSARAH・McLACHLAN似の歌声を聴かせるSTACEYとキャッチーなサウンドが印象的です。
3曲目"2003"(5:06) この曲でも高域になると裏返る歌声もSARAH似の歌声を聴かせるSTACEYで、彼女自身SARAHの音楽に影響されたとする紹介が記事もあります。STACEYのキーボードの調べで展開されるミドル・テンポのメロディアスな曲です。
4曲目"Almost There"(4:18) JIMI・HENDRIXばりのギター・ソロをイントロから聴かせるMICHAELのギターワークが圧巻なアップテンポのナンバーです。シンプルながら乗り良いJOHNドラムのビートと音色を少し可変としたSTACEYの歌声とバックの演奏と上手く調和して聴かせます。
5曲目"Hero"(3:41) ダークな調べを発するアコースティック・ギターの調べに乗せエモーショナルな歌声を聴かせるSTACEYです。アシッド感のあるサウンドに非常にメロディアスなギターのリフが踊っています。
6曲目"Learning To Love"(5:38) メロディアスでメランコリックなギターの調べが響く曲で、切ないSTACEYの歌声が良いですね。この曲でもギミックなMICHAELな3連リフが切なく響いて来るのです。
7曲目"Right Time"(4:17) イントロから心地好いサウンドを聴かせる曲で、ソフトなSTACEYと浮遊感のあるサウンドがこの曲の持ち味となっています。後半よりのダイナミックな展開も聴き応えがあります。
8曲目"Faithful"(4:36) JAMESの重い響きのベースのサウンドと少しレゲエのリズムでアレンジしたオリタナティブなサウンドを聴かせる曲です。サンプル音源やループ、ヴォコーダーなどをさり気なく使って演出されています。
9曲目"Nothing"(3:46) STACEYがその美しく、切ない歌声を聴かせるスローな曲の登場です。ダーク・トーンのストリングス風?の調べを発するキーボードのサウンドが堪りませんね。
10曲目"Alright"(3:51) 今度は非常に明るいポップなリズムとメロディアスなパートのサウンドの合間にSTACEYのアシッドな質感のヒップ・ホップの歌声を組み合わせたアレンジに痺れさせられる曲です。本当に様々なサウンドの曲を収録している事に感心させられるのです。
11曲目"Change The Way"(4:02) 今度は一転して涼しく、美しく響くSTACEYの歌声によるオルタナ・カントリー調の曲の登場です。心地好い響きのペダル・スティールの響きから次第にアウトロでは美しいアカペラでその歌声を聴かせます。
12曲目"Captivated"(4:08) リズミカルなギターの調べに乗せ歌う少しコケティシュ(良い意味での)な歌声を聴かせるポップ調の曲です。ホーンの調べも登場して彼女の歌声を盛り上げているようです。
13曲目"This Is Love"(5:40) アルバムの最後はSTACEYのピアノによる弾き語りです。厳かに弾き始められるピアノ1台の調べからストリングスのダイナミックなサウンドとバンドの演奏へと展開される6分近くある曲です。
12曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:53分26秒 (前作[No Words]を '01年にリリースした後、暫く家庭に入っていたSTACEY、このアルバムもバックとの演奏も充実して収録されています)'10年3月27日再更新


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写真  THE STARES / Meridians
 ・2010 Crudité Records    CR 001

ダーク・ダウンテンポ・・・

このアルバムは、シアトルでインディペンデントに活躍しているオルタナティヴ・ロック・バンドTHE STARESの '10年6月29日に本国でリリースされた2枚目のアルバムです。
このアルバムでのTHE STARESのメンバーは、ANGIE・BENINTENDI:ヴォーカル/キーボード、DON・McGREEVY:ベース/ギター/パーカッション、JASON・MERCULIEF:ドラム/パーカッション、BILL・PATTON:ペダル・スティール/ギター、DREW・WHITTEMORE:ヴォーカル/ギター/マンドリンの5人組です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JOSIAH・BOOTHBY:フレンチ・ホーン、EYVIND・KANG:ヴィオラ/ヴァイオリン/シタール、TAINA・KARR:イングリッシュ・ホーン/オーボエ、PAUL・MOORE:オルガン、SKERIK:ビブラフォン、GRETCHEN・YANOVER:チェロの地元のミュージシャン達と思われます。
尚、プロデュースは、前作同様シアトル在住のRANDALL・DUNNとTHE STARES自身となっています。

1曲目"Ceviche"(3:50) ANGIEとDREWのゆったりとした歌声がイントロから流れるダウンテンポなリズムとサウンドのナンバーです。怠惰さを表現したバックの管楽器のサウンドが2人の歌声の後ろに広がります。
尚、曲のタイトルの"Ceviche" とはポリネシアのシーフード料理だそうです。
2曲目"Sucia"(3:47) 今度はサウンドを少し明るくしてきたイギリスの超有名グループでもう亡くなってしまったギタリスト/ヴォーカルの曲に通じるメランコリックなサウンド展開を聴かせる曲です。このTHE STARESの音楽紹介にイギリス超有名グループに通じるとありましたね。
3曲目"Mâche Mâlée"(3:53) DREWのヴォーカル曲の登場ですが、この曲もリズムの流れもダウンテンポな流れにギターの爪弾きとピアノの旋律を中心に収録されながら凛としたサウンドなどはブリティシュのテイストを強く感じます。
4曲目"Giants"(3:12) ANGIEのピアノの弾き語りによるこの曲もスローなリズムの曲です。吐息混じりのANGIEのメランコリックな歌声が切なさを誘います。ゆったりと響くJASONのドラムのビートに合わせたピアノの調べが厳かに流れて行きます。
5曲目"Eclipse Of The Sunne"(6:17) アコースティック・ギターの調べに合わせた荒れたギターのサウンドがインパクトを与えるDREWのヴォーカル曲です。空間を持って掻き鳴らされるギターのサウンドとチープさのあるオルガンの調べが印象的ですね。
6曲目"1973"(6:14) この曲もゆったりとしたリズムによるレイドバックな雰囲気を伝える曲です。この曲を聴きながら暫し私自身も"1973年" の想い出に浸ってみましょう。
7曲目"Sister Cities"(4:06) "泣き" を持ったDREWの切ない歌声とバックに寄り添うANGIEの可憐な響きを持った歌声が相性良さそうな響きを感じさせるメランコリックな曲です。DREWの奏でるアコースティック・ギターの調べもこれまた切ない響きを持っています。
8曲目"Just Kicking"(3:41) 今度はANGIEのピアノの弾き語りから次第にダイナミックにサウンドを展開させるスローな曲です。間奏で流れるイングリッシュ・ホーンの孤高な調べとストリングスのワイドな調べが広がって来ます。
9曲目"Space Pause"(5:14) ギターのサウンドをたっぷりとまたゆったりと響かせたDREWの曲のヴォーカル曲です。やはりこの曲も途中よりダイナミックなサウンドの展開を聴かせるDREWの吟遊詩人的な質感を強く感じさせます。
10曲目"Spine To Sea"(6:34) アルバムの最後は、6分を超えるDREWとANGIEの2人によるヴォーカル曲です。メランコリックな旋律を発するギターの調べと重く引きずるようなリズムの流れはこのアルバムのレビューの見出しに付けたダーク・ダウンテンポと表現したくなるような曲調をこの曲からも感じます。
歌詞無し ライナー無し 3折紙ジャケット仕様 (輸入盤) 収録時間:46分53秒 (ダーク・ダウンテンポな曲がぎっしりと収録されたTHE STARESのアルバム、通しで聴くと少し気が滅入るかもしれませんね)'10年7月17日再更新


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写真  STARFIELD / Starfield
 ・2004 Sparrow Records    SPD 95989R

非常に完成度の高いアルバム・・・

カナダ出身のCCMバンドSTARFIELDのデビュー・アルバム(自主制作盤はふくまない)で '04年5月18日に本国でのリリースです。ギター、ヴォーカルのTIMとJON・NEUFELD兄弟とドラム:JOHN・ANDREWS、ベース:SHAUN・HUBERTSの4人組で、'04年度のカナダでの賞を複数受賞しています。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STARFIELDの4人の他、後にメンバーとなるベース:JAMES・GREGORYとドラム:LINDSAY・JAMIESON、ギター/キーボード/プロデュース:MATT・BRONLEEWE、キーボード:JEREMY・BOSE、指揮/オーケストラ:KEITH・GETTY、チェロ:DAVID・HENRY、オルガン:PHIL・MADEIRA、ストリングス/オーケストラ:PRAGUE・PHILHARMONIC、コンサート・マスター:LUCIE・SVEHLOVÁのナッシヴィルのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Filled With Your Glory(Prelude)"(0:37) 30秒ほどのシンセを使ったSF映画のサウンドトラックのようなイントロで次の曲へと続きます。
2曲目"Filled With Your Glory"(3:55) 乗りの良いリズムとTIMとJONのハーモニーが心地良い曲です。
3曲目"Love Break Me" ギターの残響音の使い方が非常に上手い曲でUKのLONG-VIEWのサウンドに似た曲です。
4曲目"Revolution"(4:42) 少しラウドな曲にTIMの切なく歌うヴォーカルが印象的です。
5曲目"Alive In This Moment"(4:07) アコースティック・ギターによる出だしから次第にエレクトリック・サウンドに変化する曲です。
6曲目"Tumbling After"(3:26) ドラムとギターのリズムがマッチした乗りの良い曲です。
7曲目"Outstretched Hands"(5:15) ミドル・テンポの曲ですが、間奏での2人が繰り出すギターのパワーが見事です。
8曲目"Ordinary Life"(4:25) 少し哀しみを引き摺ったTIMのヴォーカルが心に残る曲です。
9曲目"Over My Head"(7:28) 7分半もある曲でストリングスを取り入れた美しい曲にTIMの息をもつかさないヴォーカルです。
10曲目"Can I Stay Here Forever"(4:24) アコースティック・ギターとハモンドの心地よい音色の曲です。
11曲目"All For You"(5:17) この曲はテンポとギター・サウンドとヴォーカルのとり方はVERTICAL HORIZON風です。
12曲目"Cry In My Heart"(3:22) アコースティック・ギターによるしっとり流されて行く曲です。
11曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:51分22秒 (非常に実力のあるバンドでアルバム発売後から精力的にカナダ中をライヴ活動中です)'10年3月27日再更新


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写真  STATION 23 / These Four Walls
 ・2008 23 Records    8 84501 02420 4

実力派揃い・・・

このアルバムは、N.Y.でインディペンデントに活躍している5人組STATION 23の '08年8月12日に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。
このSTATION 23のメンバーは、ERIKA・WEANDER:ヴォーカル、PETE・ROMANO:ギター/プロデュース、BEN・HEALY:ピアノ、RYAN・CAVAN:ドラム、TOD・HEDRICK:ベースの5人組で、このアルバムの収録とライヴでは、チェロのTREVOR・EXTERとヴァイオリンのCARLA・FABIANIが加わっています。

1曲目"Thursday"(3:34) イントロから硬い目のアコースティック・ギターの調べが流れる曲で、少し可憐な歌声を聴かせるERIKA・WEANDERの歌声も良いですね。切ないチェロの調べと力強いドラムのビートが心に響いて来ます。
2曲目"Traveler"(3:51) セミ・アコースティック・ギターの少し気だるい爪弾きによる調べと優しさに包まれるERIKAの歌声が流れる心地好い曲です。ドラムもピアノの調べも洗練されたN.Y.らしい洒落たサウンドを聴かせています。
3曲目"Hey"(3:23) このバンドを組む以前からERIKAのバンドでギターを弾いていたPETEのアコースティック・ギターの音色が冴える曲です。ご機嫌なギター・ソロとプチ・エモーショナルな歌声を聴かせるPETEとERIKAです。
4曲目"You're Still Here"(5:39) ブルージーなボサ・ノヴァのリズムを刻むPETEナイロン弦ギターの調べ、メランコリックなERIKAの歌声が切なく流れるアダルトな雰囲気の曲の登場です。TREVOR・EXTERのチェロの調べとギターのサウンドが調和した音の流れを暫し楽しみましょう。
5曲目"Wendy's Song"(4:07) サウンドを非常にシンプルして来たアコースティック調の曲です。ERIKAの可愛い歌声のバックには室内弦楽曲よろしく、チェロとヴァイオリンの音色が美しく響くのです。
6曲目"Surrounding You"(3:23) ERIKAのメランコリックな歌声が切なく響くR&Bの登場です。"クール" なTOD・HEDRICKのベースのサウンドとエモーショナルなTREVORのチェロの音色が対照的響いて来ます。
7曲目"Just Fine"(4:36) 切ないアコースティック・ギターの調べに乗せて歌うERIKAの歌声も切なく響くスローなアコースティック調の曲です。バックのチェロの響きも更に切なく響きます。
8曲目"How Much"(3:55) 気だるいERIKAの歌声が響くルーツ・ロック的なニュアンスを持った曲ですが、ここでの収録では垢抜けしたアレンジで、洒落たサウンドが響いています。PETEのスライド・ギターのサウンドも心に残ります。
9曲目"Little Things"(4:50) 少しコケティシュ(良い意味での)な歌声を聴かせるセンチメンタルなナンバーです。BENのピアノの演奏を中心に繰り広げられ、PETEのアコースティック・ギターのサウンドも美しく響いています。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:37分22秒 (このバンド結成以前からN.Y.で、ミュージシャン/S.S.W.や音楽教師などの経験を持つメンバー達ですので、インディーズ・バンドと言っても実力派揃いです)'10年3月27日再更新


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写真  STEELY DAN / Aja
 ・1977 ABC RECORDS, INC.    AA-1006
 ・2008 Universal International    UICY-93520

これはバイブル的でしょう・・・

このアルバムは、N.Y.出身のDONALD・FAGENとWALTER・BECKERのコンビ(実質このアルバムから2人とスタジオ・ミュージシャンとの収録)によるSTEELY DAN6枚目のアルバムで、'77年9月本国でのリリースです。
プロデュースは、STEELY DANのアルバムを数多く手掛けたGARY・KATZ(MARC・JORDAN,10CC) です。
尚、印象的なジャケット写真は、カメラマン藤井秀樹氏撮影による故 山口小夜子さんで、DONALDの眼に止まって採用されたらしいです。

1曲目"Black Cow"(5:10) JOEのクラヴィネットの特徴的なサウンドとTOMのサックスの調べが流れるスムーズなアーバン・サウンドによるミドル・テンポのナンバーです。ブラック・ミュージック/フュージョン・サウンドが融合した心地好い調べですが、相変わらずWALTER/DONALDの歌詞は難解のようです。
2曲目"Aja"(8:00) このアルバムのサウンド・イメージを強く感じさせるオリエンタル・テイストの8分近くもある大作です。組曲風のアレンジによる舞台など戯曲然とした起伏のあるサウンドの流れと非常に特徴的(STEELY DANチック)な転調が響きます。STEVE・GADDのもの凄いドラムのビートと対照的にLARRY(DENNY・DIASのソロとの意見もあるが)のジェントルに流れるスムーズなギター・ソロが計算し尽されているようです。
3曲目"Deacon Blues"(7:36) イントロからキーボードの調べが心地好く響くこの曲も7分を超える長尺な収録曲になっています。DONALDの少し粘り気味の歌声にCLYDIE、SHERLIE、VENETTAの非常に美しいハーモニーが絡み合います。また、エンディング近くに流れる「チャカ・ポコ」としたサウンドは、LEEのギターでしょうか...。
4曲目"Peg"(4:00) このアルバムに収録されている曲の中では、比較的普通の長さ曲で、当時のLP盤を裏返してB面に突入する非常に乗りの良いナンバーです。MICHAEL・McDONALDの「ぺェ〜〜グッ」と言うバック・ヴォーカルの歌声が良いんです。また、間奏で登場するJAYのもの凄いギター・ソロは、未だに語り継がれています。
5曲目"Home At Last"(5:35) イントロから響く力強いピアノ調べと洒落たホーン・アレンジが効いた都会的なセンスを感じさせる曲です。間奏で登場するWALTERのフェンダー系のギターのサウンドとBERNARD・PURDIEの重みがあって切れのあるドラムのビートが印象的です。
6曲目"I Got A News"(5:07) L.A.のセッション・ドラマーED・GREENEがその歯切れ良いビートを聴かせる乗りの良いナンバーの登場です。非常に細やかに奏でられるパーカッシヴなピアノと調べとジャジーなヴァイブを伝えるWALTERとLARRYのギターが堪らないのです。
7曲目"Josie"(4:31) この曲もイントロから摩訶不思議と言うか気持ちの悪い不安感なDEANのギターのサウンドが流れる曲です。LARRY、DEANとWALTERのギターのサウンドに降り掛けられたDONALDのシンゼサイザーの響きをご堪能あれ...。尚、ドラムは、JIM・KELTNER、バック・ヴォーカルTIMOTHY・B・SCHMITです。

このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、DONALD・FAGEN:ヴォーカル/キーボード/シンセサイザー、WALTER・BECKER:ギター/ベース/ヴォーカルの他、CHUCK・RAINEY:ベース、TIMOTHY・B・SCHMIT:バック・ヴォーカル、PAUL・GRIFFIN:キーボード/バック・ヴォーカル、DON・GROLNICK:キーボード、MICHAEL・OMARTIAN:キーボード、JOE・SAMPLE:キーボード、LARRY・CARLTON:ギター、JAY・GRAYDON:ギター、STEVE・KHAN:ギター、DEAN・PARKS:ギター、LEE・RITENOUR:ギター、DENNY・DIAS(このアルバム以降、正式にSTEELY DANから脱退):ギター、CHUCK・FINDLEY:ホーン、JIM・HORN:フルート/サックス、RICHARD "SLYDE" HYDE:トロンボーン、PLAS・JOHNSON:フルート/サックス、JACKIE・KELSO:フルート/ホーン/サックス、LOU・McCREARY:ホーン、PETE・CHRISTLIEB:フルート/テナー・サックス、BILL・PERKINS:フルート/サックス/ホーン、TOM・SCOTT:テナー・サックス/リリコン、WAYNE・SHORTER:フルート/テナー・サックス、BERNARD・PURDIE:ドラム、STEVE・GADD:ドラム、ED・GREENE:ドラム、PAUL・HUMPHREY:ドラム、JIM・KELTNER:ドラム/パーカッション、RICK・MAROTTA:ドラム、GARY・COLEMAN:パーカッション、VICTOR・FELDMAN:パーカッション/キーボード/ヴィブラフォン、VENETTA・FIELDS:バック・ヴォーカル、CLYDIE・KING:バック・ヴォーカル、REBECCA・LOUIS:バック・ヴォーカル、SHERLIE・MATTHEWS:バック・ヴォーカル、MICHAEL・McDONALD:バック・ヴォーカルの途方もないミュージシャン達です。
・全7曲歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:39分31秒
・全7曲歌詞/訳詞付 袋形ライナー 折畳式拡大歌詞カード付 '08年6月25日リリース 2008年限定2折紙ジャケット仕様 SHM-CD盤 (国内盤) 収録時間:40分02秒 (このアルバムのことを語っている内外のネット情報は、30年以上たった今でも非常に多くあります。やはり、STEELY DANフリークにとって[Aja]は、バイブルではないのでしょうか...)'10年3月29日再更新
1977年度ベスト5


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写真  STEELY DAN / Gaucho
 ・1980 Geffen Records
 ・2008 Universal International    UICY-93521

故郷N.Y.にて・・・

このアルバムは、N.Y.出身(このアルバムよりL.A.よりN.Y.へ帰郷)のSTEELY DANの '80年11月本国でリリースされた7枚目('78年の2枚のベスト盤は含まない)のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WALTER・BECKER:ギター/ベース/西洋琴/ヴォーカル、DONALD・FAGEN:ヴォーカル/キーボード/シンセサイザー/西洋琴の他、ANTHONY・JACKSON:ベース、CHUCK・RAINEY:ベース、DON・GROLNICK:キーボード、ROB・MOUNSEY:キーボード/シンセサイザー、PAT・REBILLOT:キーボード、JOE・SAMPLE:キーボード、ROBBIE・BUCHANAN(Ex.MAXUS):キーボード/シンセサイザー/バック・ヴォーカル、HIRAM・BULLOCK:ギター、LARRY・CARLTON:ギター、RICK・DERRINGER:ギター、STEVE・KHAN:ギター、MARK・KNOPFLER:ギター、HUGH・McCRACKEN:ギター、RICK・MAROTTA:ドラム、JEFF・PORCARO:ドラム/パーカッション、BERNARD・PURDIE:ドラム、STEVE・GADD:ドラム/パーカッション、CRUSHER・BENNETT:パーカッション、VICTOR・FELDMAN:パーカッション/キーボード、RALPH・McDONALD:パーカッション、NICKY・MARRERO:パーカッション/バック・ヴォーカル、NICHOLAS・MARRERO:シンバル、DAVID・SANBORN:アルト・サックス/バック・ヴォーカル、WAYNE・ANDRE:トロンボーン、MICHAEL・BRECKER:テナー・サックス/バック・ヴォーカル、RANDY・BRECKER:トランペット/フリューゲルホーン、TOM・SCOTT:テナー・サックス/リリコン、RONNIE・CUBER:アルト/バリトン・サックス、WALTER・KANE:ベース・クラリネット、GEORGE・MARGE:ベース・クラリネット、PATTI・AUSTIN:バック・ヴォーカル、FRANK・FLOYD:バック・ヴォーカル、LESLIE・MILLER:バック・ヴォーカル、VALERIE・SIMPSON:バック・ヴォーカル、DIVA・GREY:バック・ヴォーカル、GORDON・GRODY:バック・ヴォーカル、LANI・GROVES:バック・ヴォーカル、TONI・WINE:バック・ヴォーカル、ZACK・SANDERS:バック・ヴォーカル、MICHAEL・McDONALD:バック・ヴォーカルのN.Y.勢が前作よりやはり増えています。
尚、プロデューサーは、前作[Aja]と同じくGARY・KATZ(MARC・JORDAN,PAUL・BRADY)です。

1曲目"Babylon Sisters"(5:50) 軽目のレゲエのリズムを聴かせるミドル・テンポの落ちついた曲で、普通のアルバムでの1曲目として意外な位置にある感じですが、そこはSTEELY DANならではのキャッチーさや掴みなど不必要と感じさせます。電子ピアノの少し篭らせたサウンドに低目のホーンの調べなど大人の音楽です。
2曲目"Hey Nineteen"(5:07) 今度は、少しリズムを上げて来た曲ですが、アップビートでグイグイと聴かせるのでは無くN.Y.高級アパートメントの一室で寛ぐひとときの音楽と言う感じで、サウンドのあちこちに[Aja]からのエッセンスも感じます。
尚、当時のビルボードHOT 100にて10位のヒットを放ったこのアルバムからのシングル・カット曲です。歌の方は、歳の離れた恋人の事を歌っています。
3曲目"Glamour Profession"(7:29) 非常に心地好いリズムとサウンドを感じさせる曲で、STEVE・KHANEのリズム/ソロ・ギターやSTEVE・GADDのドラムのビートの素晴らしさをSTEELY DANの曲を通じて再認識させてくれます。WALTERとDONALDがN.Y.へ帰りたくなった心境がこの曲の素晴らしさに表れているかも知れませんね。
4曲目"Gaucho"(5:32) バック・ヴォーカルに大御所PATTI・AUSTINが参加したこのアルバムのタイトル・トラックです。この曲でのギター・ソロは、WALTER・BECKERでまた感じの良いサウンドを聴かせるのです。
尚、Gauchoとは、南米に住む牧童を意味し、19世紀にはアルゼンチンでイギリス軍と戦った勇敢な戦士をも意味しています。
5曲目"Time Out Of Mind"(4:13) どうしても[Aja]とこのアルバムを比較してしまう悪い癖が出てくるのですが、違いは何かと思いながらこの曲を聴いていると前作は、スタジオ収録のアルバムとして凄腕セッション・ミュージシャンを大量投入し、サウンドの隙間をも埋め尽くした結果によるアルバムとしての完成度の高さだったのではないでしょうか。この曲などは、ライヴでの演奏のし易さやミュージシャン同士との演奏を楽しむ根本的な要素があるような感じがするのです。
6曲目"My Rival"(4:31) HIRAM・BULLOCKとRICK・DERRINGERの異種サウンドのギタリストが一堂に介したギタリスト好きには堪らない魅力のある曲の登場です。中東的なサウンドを聴かせる怪しげなハモンドのサウンドに刺々しいRICKのギターが堪りませんね。
尚、STEELY DANとRICK・DERRINGERの関係は、70年代にまで遡ります。
7曲目"Third World Man"(5:13) 今度はイントロからメランコリックなメロディとサウンドを聴かせる曲の登場です。非常に透明感のあるコーラスのサウンドとLARRY・CARLTONのツイン・ギターの調べも素晴らしいものを感じます。
全7曲歌詞/訳詞付 袋形ライナー 折畳式拡大歌詞カード付 '08年6月25日リリース 2008年限定紙ジャケット仕様 SHM-CD盤 (国内盤) 収録時間:37分58秒 (大ヒットアルバムの後のSTEELY DANの2人にとってこのアルバム制作は、相当なプレッシャーがあったでしょうね!)'11年1月10日更新


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写真  STEPHEN BISHOP / Blue Guitars
 ・1994 Pony Canyon Inc. Canyon International    PCCY-00572

聴き応えのあるアルバムです・・・

'94年7月21日に国内でリリースされた[BLUE GUITARS]と名付けられジャッケット写真に綺麗な水色のアコースティック・ギターとSTEPHEN・BISHOPが一緒に写っています。(国内盤ジャケットのみ)
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STEPHEN・BISHOP:ヴォーカル/ギター/オムニコードの他、ANDREW・GOLD:ギター/ベース/ハーモニカ/マンドリン/フルート/サックス/アコーディオン/シンセサイザー/バック・ヴォーカル/プロデュース、MICHAEL・THOMPSONJON・GILUTIN:キーボード/シンセサイザー、DAVID・WOODFORD:テナー・サックス、DAVID・CROSBY:バック・ヴォーカル、MICHAEL・McDONALD:バック・ヴォーカル、CARNIE・WILSON:バック・ヴォーカル、WENDY・WILSON:バック・ヴォーカル、PIA・ZADORA:スポーケンの有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、プロデュースは、各曲の収録にも参加しているANDREW・GOLDが担当しています。

1曲目"(Just Like) Romeo And Juliet"(3:27) 中々楽しい楽曲で、バックのハーモニーは、ANDREW・GOLDです。
2曲目"When You Love Somebody"(4:15) 良い曲で彼の優しさが滲み出ていて、間奏のサックス・ソロが心に響きます。STEPHENが奥方の為に歌っています。バック・ヴォーカルは、何んとDAVID・CROSBYです。
3曲目"King Of Tonga"(3:44) ナイロン弦のギターの繰り出す不思議なメロディです。バック・ヴォーカルは、ご存知CARNIE、WENDY・WILLSONの姉妹です。
4曲目"Yah Yah"(2:38) GEORGE・FAMEの60年代のヒット曲です。
5曲目"When Love Was Grand"(3:36) スタンダードナンバー的な曲です。ANDREW・GOLDがジャズ・スタイルで3人分の楽器を演奏しています。
6曲目"Picasso Played A Blue Guitar"(4:32) 幻想的な歌詞にSTEPHEN自身の弾き語り風に仕上げています。
7曲目"Dive Into The Pool Of Love"(3:58) このCDの中では、一番キャッチーでメロディアスな都会の香りのする曲です。やはり共作者がTOM・SNOWだからですね。間奏のMICHAEL・THOMPSONのギター・ソロがバツグンで、なんとバック・ヴォーカルは、MICHAEL・McDONALDです。MICHAELコンビですね。
8曲目"In The Italian Rain"(4:31) 悲しい感じの曲でボスニアの紛争での子供について書かれています。
9曲目"I Go Numb"(4:04) ゆったりした出だしから始まる非常に綺麗な曲でTOM・SNOWとANDREW・GOLDと一緒に書かれている為、妙に納得です。
10曲目"Rebecca's Theme"(1:15) アコ−スティック・ギターの爪弾きによる優しい響きのインストゥルメンタルです。
11曲目"Let Your Heart Remember"(4:18) この曲も素晴らしい曲でR&Bを主体にしています。バック・ヴォーカルのMICHAEL・McDONALDとANDREW・GOLDも良い雰囲気です。
12曲目"Natalie"(5:22) DAVID・CROSBYがカバーしていました。STEPHENが歌っても良い曲です。
13曲目"Separate Lives"(4:24) ご存知映画に使われた曲で、PHIL・COLLINSが歌っていましたね。ここでは、アコ−スティック・ギター1本で収録されています。プロデュースは、ANDREW・GOLDです。
全13曲歌詞/訳詞付 8ページ物写真ブックレット STEPHENの各曲コメント付 (国内盤) 収録時間:50分52秒 (豪華ゲストによる収録で、色々なタイプの曲があり聴き応えもあるアルバムです)'10年3月29日再更新


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写真  STEPHEN STILLS / Stephen Stills
 ・1970 ATLANTIC RECORDING CORPORATION    7567-82809-2

私をどっぷりと音楽の道に導いた1枚です・・・

前年度にリリースされた[CROSBY,STILLS & NASH] での興奮が冷め遣らぬうちにSTEPHEN・STILLSが25歳の時にリリースしたソロ・アルバムとして記念すべき1枚目でオリジナル盤は、'70年11月16日に本国でリリースされています。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STEPHEN・STILLS:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/スティール・ドラム/パーカッション/プロデュースの他、JIMI・HENDRIX:ギター、ERIC・CLAPTON:ギター、BOOKER・T.JONES:オルガン/バック・ヴォーカル、CALVIN "FUZZY" SAMUELS:ベース、JOHNNY・BARBATA:ドラム、DALLAS・TAYLOR:ドラム、RICHIE(A.K.A.RINGO・STARR):ドラム、CONRAD・ISIDORE:ドラム、SIDNEY・GEORGE:フルート/ホーン、ARIF・MARDIN:指揮、JUDITH・POWELL:バック・ヴォーカル、LARRY・STEELE:バック・ヴォーカル、LIZA・STRIKE:バック・ヴォーカル、TONY・WILSON:バック・ヴォーカル、RITA・COOLIDGE:バック・ヴォーカル、JOHN・SEBASTIAN:バック・ヴォーカル、DAVID・CROSBY:バック・ヴォーカル、GRAHAM・NASH:バック・ヴォーカル、PRISCILLA・JONES:バック・ヴォーカル、CLAUDIA・LANIER:バック・ヴォーカル、CASS・ELLIOT:バック・ヴォーカル、SHIRLEY・MATTHEWS:バック・ヴォーカル、HENRY・DILTZ:バック・ヴォーカル、BILL・HALVERSON:プロデュースのSTEPHENのアルバムでお馴染みミュージシャン達が参加しています。
尚、本アルバムのリマスターによるCD化は、'95年にドイツで行なわれています。

1曲目"Love The One You're With"(3:05) オルガンのサウンドとSTEPHENのアコースティック・ギターの乾いた音色によるスティール・ドラムとコンガを使ったラテンミュージックとゴスペルが融合した壮大な曲です。翌 '71年にTHE ISLEY BROTHERSや多くのミュージシャンにカバーされている曲です。
2曲目"Do For The Others"(2:53) 一転してSTEPHENの変則チューニングされたアコースティック・ギターをオーバー・ダブした美しい響きを持つ曲です。35年以上の作品ですが、STEPHENのギターの響きは輝きを失っていません。
3曲目"Church(Part Of Someone)"(4:06) ダラスに生まれたSTEPHENは、アメリカ南部のミュージックの影響を受けたことを表している曲です。グループでの収録を控え自身のソロで取上げたSTEPHENのルーツミュージックです。
4曲目"Old Times Good Times"(3:39) リードギターに故JIMI・HENDRIXが参加した曲です。"ストラト" らしいシンプルなサウンドによる"ジミ・ヘン" が得意の早弾きをふんだんに聴かせてくれる1曲です。"ジミ・ヘン" は、このアルバムの発売を待たず残念ながら '70年の9月に他界しました。尚、ジャケットに登場している"紫" のキリンがその気持ちを表しています。
5曲目"Go Back Home"(5:54) ワウ・ワウを多用したSTEPHENのギターの間から非常にエッジの効いた金属音(ストラトでしょうか)のギターのサウンドでERIC・CLAPTONが登場します。後半の2分間は、ERICの独壇場でエモーショナルなギター・ワークです。リズムを掌るのは、DALLAS・TAYLORのドラムです。
6曲目"Sit Yourself Down"(3:05) 一転してピアノを主体としたミドルテンポの曲です。曲は進行するに従いゴスペル調のコーラスを取り入れテンポもアップします。この曲でのドラムは、JOHN・BARBATAです。
7曲目"To A Flame"(3:08) ストリングスと管楽器による美しくゆったりした幻想的な曲です。STEPHENの音楽の幅の広さを認識させる1曲です。
8曲目"Black Queen"(5:26) STEPHENの得意とする変則チューニングによるアコースティック・ギターによるアグレッシブな弾き語りです。アコースティック・ギター好きには堪らないでしょう。
9曲目"Cherokee"(3:23) フルートの音色とSTEPHENのギター・サウンドだけ聴いていると当時のスパイ物の映画かアクション映画のサウンドトラックのような感じの曲です。
10曲目"We Are Not Helpless"(4:19) STEPHENの弾き語りからの導入部とダイナミックに展開する曲で、ゴスペル調のコーラスは、RITA・COOLIDGE、JOHN・SEBASTIAN、DAVID・CROSBY、GRAHAM・NASH、PRISCILLA・JONES、CLAUDIA・LANIER、CASS・ELLIOT、SHIRLEY・MATTHEWS、BOOKER・T.JONESにカメラマンのHENRY・DILTZの名前まであります。この曲は、NEIL・YOUNGの"Helpless" に対抗した曲らしく、やはり1つのグループで仲良くやっていくのは難しいのでしょうか?
歌詞無し 写真ライナー HDCD仕様 E.U.製 (輸入盤) 収録時間:39分01秒 (オリジナル盤をLPで持っていたのですが、何処か行ってしまいました。輸入盤のジャケットのけば立った紙質とか気に入っていたのですが...尚、STEPHEN・STILLSは子供達への楽器を購入する為の基金を設立しています)'10年3月30日再更新
1970年度ベスト5


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写真  STEPHEN STILLS / Stephen Stills 2
 ・1971 ATLANTIC RECORDING CORPORATION    7567-82389-2

当時の愛聴盤でした・・・

このアルバムは、ロス・アンゼルスで活躍しているS.S.W. STEPHEN・STILLSの '71年6月30日(オリジナルLP盤)に本国でリリースされた2枚目のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STEPHEN・STILLS:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プロデュースの他、ERIC・CLAPTON:ギター、NILS・LOFGREN:ギター/キーボード/バック・ヴォーカル、BILLY・PRESTON:キーボード、MACK・RABBENACK(DR.JOHN):キーボード、PAUL・HARRIS:キーボード、CALVIN "FUZZY" SAMUELS:ベース、CONRAD・ISIDORE(HUMMINGBIRD):ドラム、DALLAS・TAYLOR:ドラム、GASPAR・LAWRAWAL:コンガ、ROCKY・DIJON:コンガ、THE MEMPHIS HORNS(FLOYD・NEWMAN:バリトン・サックス、JAMES・MITCHELL:バリトン・サックス、ANDREW・LOVE:テナー・サックス、ED・LOGAN:テナー・サックス、SIDNEY・GEORGE:テナー・サックス、JACK・HELM:トロンボーン、ROGER・HOPPS:トランペット、WAYNE・JACKSON:トランペット)、DAVID・CROSBY:バック・ヴォーカル、FEARLESS・FREDDY:バック・ヴォーカル、HENRY・DILTZ:撮影/バック・ヴォーカルの前作でのミュージシャン達が多く参加しています。
尚、プロデュースも前作同様のBILL・HALVERSONとSTEPHENと共同となっています。

1曲目"Change Partners"(3:16) カントリーな調べを放つペダル・スティールの音色とアコースティック・ギターによる曲です。サビの部分は、STEPHENらしいゴスペル調のピアノやオルガンのサウンドを加えた厚みのある仕上がりで演奏されています。
2曲目"Nothin' To Do But Today"(2:43) ベース、ドラム、キーボードとエレクトリック・ギターによる少人数による収録によるブルース調の曲です。コーラスになると多数のバック・ヴォーカルによる味付けとなっていますが、基本的にはギター1本によるアドリヴ的な演奏のようです。
3曲目"Fishes And Scorpions"(3:17) 美しいアコースティック・ギターの調べに乗せて歌うSTEPHENの弾き語りから入る曲です。曲が進むにつれてギターのサウンドやドラムのビートも荒く流れCSN & Yのロック・サイド側ライヴ収録曲のような熱き演奏が登場します。但し、この盤では、1分41秒あたりにオリジナル・マスター・テープに起因するノイズがあるのが非常に残念に思います。
4曲目"Sugar Babe"(4:01) イントロからピアノの音色を聴かせるこの曲もメンフィスのサウンドを聴かせるゴスペルの要素を持った曲です。この曲の感じは、この後にリリースされるMANASSASとしての曲に通じるところがあります。
5曲目"Know You Got To Run"(3:50) めずらしくバンジョーが登場したブルースの曲です。古くから歌われている郷土音楽のような感じか言い伝えを演出しているように思えます。
6曲目"Open Secret"(4:58) イントロからホーンのサウンドでゴージャスさを演出した派手さのある曲です。更に後半からコンガのリズムと一緒に登場する非常にエモーショナルな演奏を聴かせるピアノ・ソロは誰なのでしょうか。
7曲目"Relaxing Town"(2:23) ギターのサウンドを目一杯使ったロック"ン" ロールのリズムの曲の登場です。歌い方とギターのサウンドは、どちらかと言うとSTEPHENと言うよりギターで参加しているNILS・LOFGRENの感じがこの曲から伝わるのは、興味深いですね。
8曲目"Singin' Call"(3:00) LP盤の時から聴いていた頃に大好きだった曲です。落ち着いたギターの爪弾きとそれに劣らず落ち着いた歌声を聴かせるSTEPHENの歌声と非常に美しいバックのコーラス隊が堪りませんね。
9曲目"Ecology Song"(3:25) 再び登場した非常に派手さを感じさせるファンキーなリズムの曲です。例えるならTOWER OF POWERとかAVERAGE WHITE BANDのような感じです。
10曲目"Word Game "(4:11) 変則チューニングされたアコースティック・ギターによるリズミカルな弾き語りです。非常に早口で息つく暇なしに歌いギターを巧みに弾くSTEPHENです。
11曲目"Marianne"(2:29) STEPHENはファルセットで歌うめずらしくポップなサウンドの曲です。イギリスまで出向いて収録したこのポップなサウンドからか当時にシングル曲となっています。
12曲目"Bluebird Revisited"(5:22) オリジナル曲は、STEPHENの在籍していたBUFFALO SPRINGFIELD '67年のアルバム[Buffalo Springfield Again]に収録されているSTEPHENの曲です。ここでの収録は、ややスローにしたリズムにホーンのサウンドをたっぷりと使った前半とリズミカルに展開されるラテンのリズムによる後半が見事にカップリングされています。
全12曲歌詞付 12ページ物写真ブックレット ドイツ製 (輸入盤) 収録時間:43分01秒 (前作とこのアルバムは、当時の愛聴盤となっていました)'12年8月22日更新
1971年度ベスト5


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写真  STEPHEN STILLS / Stills
 ・1975 Sony Music Entertainment Inc.    CK 33575

MANASSASを解散してのリリース・・・

このアルバムは、ロス・アンゼルスで活躍しているS.S.W.STEPHEN・STILLSの '75年6月23日(オリジナルLP盤)に本国でリリースされた3枚目のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STEPHEN・STILLS:ヴォーカル/ギター/キーボード/ベース/タンバリン/プロデュースの他、DONNIE・DACUS(Ex.CHICAGO):ギター/バック・ヴォーカル、GEORGE・TERRY:ギター/バック・ヴォーカル、JERRY・AEILLO(AIELLO):キーボード、LELAND・SKLAR:ベース、KENNY・PASSARELLI:ベース/バック・ヴォーカル、RUSSELL・KUNKLE:ドラム、DALLAS・TAYLOR:ドラム、RINGO・STARR"English Richie":ドラム、JIMMY・FOX(Ex.JAMES GANG):ドラム、CONRAD・ISIDORE(Ex.HUMMINGBIRD):ドラム、TUBBY・ZIEGLER:ドラム、JOE・LALA:パーカッション/コンガ、RICK・ROBERTS(Ex.FIREFALL):バック・ヴォーカル、CLAUDIA・LANIER:バック・ヴォーカル、MARCIE・LEVY:バック・ヴォーカル、GRAHAM・NASH:バック・ヴォーカル、DAVID・CROSBY:バック・ヴォーカル、DANNY・HUTTON:バック・ヴォーカル、PEGGY・CLINGER:バック・ヴォーカル、BETTY・WRIGHT:バック・ヴォーカル、BILL・HALVERSON:プロデュースなど有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、このアルバムは、'93年1月に初CD化されたUS盤を基にレビューしています。

1曲目"Turn Back The Page"(4:04) DONNIE・DACUSとSTEPHENとの共作による曲でサウンド/リズム的には、MANASSASの曲からの流れを感じるラテン/ゴスペルの要素を強く感じさせる STEPHENらしいと曲と言えます。
2曲目"My Favorite Changes"(2:53) DONNIEが収録に加わった事によりギター・サウンドのバリエーションが広がったと感じさせるアメリカ南部のルーツ・ロックの風合いを感じさせる曲です。1曲目も含み女性バック・ヴォーカル隊の歌声も厳かに響いています。
3曲目"My Angel"(2:18) この曲もSTEPHENらしいコンガ/パーカッションのリズムに起伏に満ちた流れを感じさせるスリリングな乗りを伝えてきます。この曲でのSTEPHENのヴォーカルは、クールさに徹しているようです。ドラムのDALLAS・TAYLORとSTEPHENとの共作になっています。
4曲目"In The Way"(3:37) KENNY・PASSARELLIの渋めのベースにワウ・ワウを効かせたSTEPHENのギターの調べが響くソリッドな質感を感じさせ、後半にはリズミカルなラテン・フレーヴァーな域に達します。
5曲目"Love Story"(4:14) 今度は、サウンドとリズムを落として来たバラードの曲です。最初の方は、優しく歌うSTEPHENですが、やはり曲が進むにつれて次第にその歌声をアグレッシヴに響かせます。
6曲目"To Mama From Christopher And The Old Man"(2:17) アコースティック・ギターによるフォーク・ロックの曲の登場です。CROSBY,STILLS & NASHでの曲に通じると言った方が分かり易いかも知れませんね。
7曲目"First Things First"(2:06) THREE DOG NIGHTのベーシストJOE・SCHERMIEとSTEPHENにJON・SMITH(詳細不明)の3人で書かれた曲で、STEPHENとしてはややポップな感じとなった軽めの乗りを感じさせます。
8曲目"New Mama"(2:30) このアルバムと同時期にリリースNEIL・YOUNGの[Tonight's The Night] にも収録されているNEILの書いた曲です。ハモンドで演奏されるクールな音色とLELAND・SKLARのベースのサウンドが非常に渋いのです。NEILの方の収録曲もまたいつかレビュー致します。
9曲目"As I Come Of Age"(2:36) この曲も非常にSTEPHENらしいサウンドをあちこちに聴かせる曲です。イントロのピアノにハモンドのレズリーを効かせたサウンドなどその典型的ではないでしょうか。それにDONNIEのこの渋いスライド・ギターが加わったとなればもう言う事無しですね。
10曲目"Shuffle Just As Bad"(2:41) サウンド的に非常にオーソドックスなシャッフルを感じさせるブルース調の曲です。小刻みに奏でられるハモンドにSTEPHENとDONNIEのギターのサウンドが響きわたります。
11曲目"Cold Cold World"(4:37) JERRY・AEILLOのハモンドによるイントロとSTEPHENのギターのサウンドを聴いた時から一発で参ってしまった曲です。実はこのアルバムがリリースされた当時、友人が先にこのアルバムを持っていてその友人宅へ遊びに行く度に、この曲を聴かせてくれと言ってとても閉口された事を懐かしく想います。STEPHENとDONNIEと共作によるクールな曲です。
12曲目"Myth Of Sisyphus"(4:13) フランスの作家アルベール・カミュの著書「シーシュポスの神話」を題材にした曲です。ゴスペルのサウンドによる厳かに奏でられるハモンドとピアノの音色と共に女性バック・ヴォーカルの歌声が広がります。ベースのKENNY・PASSARELLIとSTEPHENとの作曲による曲です。
全12曲歌詞付 8ページ物ブックレット (輸入盤) 収録時間:38分13秒 (このアルバムの表も裏も当時の憧れのギター達が登場したジャケット写真に参っていました)'12年8月29日更新


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写真  STEPHEN STILLS / Stills Alone
 ・1991 GOLD HILL RECORDS INC.
 ・1991 VISION RECORDS INC.    VR-3323

タイトル通りSTILLS 1人での収録・・・

STEPHEN・STILLSの10枚目(MANNASASとの共同名義も含むSTILLS-YOUNG BANDは含んでいません)のソロ・アルバムで '91年9月11日に本国でのリリースです。タイトル通りSTILLS 1人での収録/プロデュースであり、彼のアルバムの中で異色の作品です。大半の曲は、RONとHOWARDのALBERT兄弟のミキシングによりマイアミで行われています。

1曲目"Isn't It So"(3:08) カントリー/フォーク調のギターのサウンドとシンプルなメロディによる弾き語りに自身のコーラスとギターを追加した収録です。
2曲目"Everybody's Talkin'"(3:19) この曲は、STILLSのライヴでもよく演奏されるカバー曲です。'69年の映画[真夜中のカウボーイ]のHARRY・NILSSONの歌うサウンドトラックが有名ですが、オリジナル曲の作者は、FRED・NEILです。
3曲目"Just Isn't Like You"(2:27) この曲もアコースティック・ギターの弾き語りを基にした収録です。後からSTILLがエレクトリック・ギター等をオーバー・ダブしたシンプルなスタイルでの曲です。裏ジャケットの写真にも登場している"MARTIN D-45V ?" の美しくゴージャスなサウンドが曲の終わった後にも耳に残ります。
4曲目"In My Life"(2:32) LENNON/McCARTNEYの有名な曲です。STILLのギターでの弾き語りに近い収録でオリジナル曲と比べ非常にゆったりとしたリズムでしっとりと歌われています。
5曲目"Ballad Of Hollis Brown"(4:12) BOB・DYLAN '64年の曲のカバーです。アコースティック・ギターの弾き語りに向いたヴォーカルの合間に登場するギターのピッキング・サウンドが非常にカッコ良い曲です。
6曲目"Singin Call"(2:50) CROSBY STILLS NASH & YOUNGでのアルバムに収録された"4+20" に似たアコースティック・ギター美しい爪弾きの響きと後半はSTILLらしい変則チューニングされた華麗なギターテックと伸びやかな歌声による曲です。[STILLS 2]にも収録された曲のセルフ・カバーです。
7曲目"The Right Girl"(3:19) STILLSのギター1本での弾き語りのカントリー調の曲です。たっぷりと鳴らされたギター・サウンドでの曲です。曲の後半は、ストリングスに近い不思議なサウンドがギターよりします。
8曲目"Blind Fiddler Medley"(5:35) 過去の曲をメドレーとして収録しています。"The Blind Fiddler" トラディショナル曲"Do For The Others" "Know You Got To Run" の3曲を中心とした5分半程度の曲です。
9曲目"Amazonia"(3:26) 異色のこのアルバムの中ではこれまた異色の作品です。アルバムの土臭い曲の流れに反した意外性を持たせたSTILLSによるボサ・ノヴァの非常に心地好いメロディの曲ですが、詞の内容はやはり熱帯雨林の保護がテーマのようです。ラテンのサウンドを古くからMANNASAS名義でのアルバムに取り入れていたSTILLSですが、ここでの収録は非常にシンプルなスタイルで、STILLSの素晴らしいギター・ソロを重視した収録になっています。
10曲目"Treetop Flyer"(4:54) 一発収録のようなスタイルの曲です。ライヴでもよく演奏されるアコースティック・ギターに仕込まれたピック・アップを通してのギターのサウンドとアドリブ的演奏に合わせて歌うSTILLSのサウンド・スタイルらしい曲です。
全10曲歌詞付 折畳ライナー (輸入盤) 収録時間:35分48秒 (インディース・レーベルよりのリリースの為、販売枚数は、過去のSTILLSのアルバムより非常に少なくなっているようです)'10年3月30日再更新


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写真  STEVE KIPNER / Knock The Walls Down
 ・1979 Elektra/Asylum Records    6E-202
 ・2010 Vivid Sound Co.    VSCD-3509

STEVE唯一の強力アルバム・・・

このアルバムは、ロス・アンゼルスで活躍しているシンガー・ソング・ライターSTEVE・KIPNERの '79年に本国でリリースされた唯一ソロ名義のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STEVE・KIPNER:ヴォーカル/プロデュースの他、JAY・GRAYDON(Ex.AIRPLAY):ギター/シンセサイザー/プロデュース、LARRY・CARLTON:ギター、STEVE・LUKATHER:ギター、TOM・SEUFERT(Ex.LA SEINE):ギター/バック・ヴォーカル/プロデュース、DEAN・PARKS:ギター、DAVID・HUNGATE(Ex.TOTO):ベース、KENNY・LEE・LEWIS:ベース、MICHAEL・OMARTIAN:キーボード/シンセサイザー、GEOFFREY・LEIB:キーボード/シンセサイザー、ROBBIE・ROBERTSON:オーバーハイム・シンセ、GREG・MATHIESON:キーボード、DAVID・FOSTER(Ex.AIRPLAY):キーボード/オーバーハイム・シンセ/シンセサイザー、 JEFF・PORCARO(TOTO):ドラム、MIKE・LINGLE:ドラム、DON・ROBERTS:サックス、GARY・GRANT:トランペット、JERRY・HEY:トランペット、BILL・REICHENBACH:トロンボーン、VICTOR・FELDMAN:パーカッション、PETER・BECKETT(PLAYER):バック・ヴォーカル、J.C.CROWLEY(PLAYER):バック・ヴォーカル、CARMEN・TWILLIE:バック・ヴォーカル、VENETTE・GLOUD:バック・ヴォーカル、BILL・CHAMPLIN:バック・ヴォーカル、TOM・KELLY(Ex.i-TEN):バック・ヴォーカル、BOBBY・KIMBALL(TOTO):バック・ヴォーカルと物凄いミュージシャン達です。

1曲目"The Beginning"(2:31) イントロから爪弾かれるJAYのギターの小刻みなサウンドから非常に期待が膨らむ出だしです。カリフォルニア・サウンドと言い表したくなるJAYのハーモニクス奏法をばっちり収録されていますが、少し曲が短いところで終焉です。この続きは10曲目リプライズとなって続きます。
2曲目"Knock The Walls Down"(4:13) 今度は、LARRY・CARLTONのアコースティック・ギターのサウンドをイントロへ持って来たミドル・テンポのナンバーです。非常に印象的なギターのリフが響くきながらアルバムの裏表紙のジャケット写真のSTEVEのイメージとラップした歌詞の感じが面白いですね。
3曲目"Lovemaker"(3:14) メランコリックなメロディを聴かせるピアノの調べかた一転して爽やかイメージへとリズムカルに展開するところは、流石にSTEVEの曲ですね。彼の少し特徴的な鼻に掛かった歌声も甘酸っぱく感じる心地好さですね。
4曲目"School Of Broken Hearts"(4:00) R&Bとメロディアス・ロックを融合させたブルース感を与えてくれる曲です。随所に登場するJAYのギターと女性ヴォーカル隊の歌声に囲まれてSTEVEのメランコリックな歌声が届いて来ます。
5曲目"War Games"(3:48) 今度は、STEVE・LUKATHERのアコースティック・ギターの調べに乗せてSTEVEがその切ない歌声を聴かせる曲です。途中より登場する軍隊の隊列を感じさせるドラムのビートとギターのサウンドに重ねた爆発音と盛り沢山な演出になっています。
6曲目"I've Got To Stop This Hurting You"(3:30) ロック・ギタリストTOM・SEUFERTとSTEVEとの共作となっている曲で、ロック色が強く表れているところにTOM・SEUFERTらしさを感じます。
尚、TOM・SEUFERT自身もギター/バック・ヴォーカルとしてこの曲の収録に参加しています。
7曲目"Love Is Its Own Reward"(3:27) アカペラで聴かせる非常に美しいSTEVEのセルフ・ハーモニーによる"サビ" をイントロから聴かせるメロディアス・バラードです。JAYのハーモニクスもお約束的な位置に決めていますね。
8曲目"Cryin' Out For Love"(3:32) 今度は、都会的な雰囲気を醸し出すアーバン・ソウル調の曲の登場です。イントロから聴かせるメロディとリズムは、'83年のJAYのプロデュース・アルバムでもあるAL・JARREAUの"MORNIN" の雰囲気を感じさせるところが興味深いです。
9曲目"Guilty"(3:28) 哀愁のサウンドとメロディを聴かせるピアノ・バラードから一転して力強いドラムのビートとベースのサウンドによるポップ調の乗りの良さを感じさせます。バック・ヴォーカルには、ベテランBILL・CHAMPLINとTOM・KELLY(i-TEN)が参加しています。
10曲目"The Ending"(3:28) 1曲目"The Beginning" 反対位置に収録されたリプライズです。STEVEのこのアルバムを聴いてくれた謝辞などを歌詞に綴られています。後半からの2分間は、JAYの物凄いギター・ソロのオンパレードがアルバムの終焉まで続いています。

尚、オリジナルのLP盤は、この曲までです。2010年紙ジャケット限定 SHM-CD盤によるボーナス・トラックは、以下に記載します。
11曲目"I Had To Find It Out For Myself"(4:06) シングル盤[Knock The Walls Down]のB面にカップリングされていた曲です。R&Bとミドル・テンポにしたロック"ン" ロールのスタイルが交互に登場するブルース色の強い曲です。
12曲目"Love Is Its Own Reward(Instrumental)"(3:26) このアルバム・リリース前のイギリスのレーベルRSO Records所属時代にリリースされたシングル盤[Love Is Its Own Reward]のカップリング曲で、インストゥルメンタル・ヴァージョンです。
流れるようなメロディを奏でるJAYのギターの演奏は、非常に心地好さを感じさせます。この曲を聴いているともう気分は、JAYが弾いてくれるカラオケですね(なんと贅沢なのでしょう)。
・全10曲歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:34分57秒
・10曲歌詞付 袋形ライナー 折り畳み歌詞カード '10年8月18日リリース 2010年紙ジャケット限定 SHM-CD盤 (国内盤) 収録時間:42分49秒 (JAY・GRAYDONのオーバー・プロデュースと言う感もしない訳でもないのですが、このサウンドに魅せられてMARC・JORDANの名盤[Blue Desert]につながったのも事実です)'10年12月25日再更新
1979年度ベスト5


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写真  SUNGAZE / I'm No Longer Afraid Of Heights
 ・2026 Softseed Music    

渦巻くギターの音色に漂う歌声・・・

このアルバムは、オハイオ州シンシナティで活躍しているオルタナティヴ/シュゲイザー・バンドSUNGAZEの4枚目のアルバムで '26年5月22日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SUNGAZEのメインのIVORY・SNOW:ヴォーカルとIAN・HILVERT:ギター/ヴォーカルにANGELA・COLVIN(IVORYの妹):ベース、ZACH・STARKIE:ギター、CHARLIE・HAUSFELD:ギター、TYLER・COLLIER:ドラムの地元のミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Another Life"(4:18) カッチとしたギターの爪弾きに気だるげなIVORYの歌声が漂う曲です。インパクトを与えるようなIANの切り裂き感のあるギターのトーンが渦巻きます。
2曲目"Feel Better Tomorrow"(3:50) アコースティック・ギターによるシンプルなのイントロの音色からIANの浮遊感漂うギターの音色が堪らない曲です。約1年前にリリースされたシングル曲でもあります。「明日はもっと良くなるさ」と歌うIVORYのビデオもどうぞ。
3曲目"Shadows"(4:13) バタバタと鳴るTYLERのドラムとIANの軽めのギターのカッテング音から聴く者を強烈に惹きつける曲です。イントロを過ぎてから登場するIANの奇をてらわない歌声と薄っすらと重ねられたIVORYのバックの歌声も心地好い響きです。IVORYとIANの2人が登場したビデオもどうぞ。
4曲目"Rice Crispies"(4:06) この曲もアルバムのリリース数か月前からビデオとして紹介されている曲です。 IAN・HILVERTのヴォーカル曲です。イントロから鳴り響くディレイの効きまくった彼のギター・サウンドとTYLER・COLLIERの引き締まったドラムのビートが突き進んで来ます。
5曲目"Be A Better Man"(3:19) この曲もIANのヴォーカル曲です。揺らぎを持ったIANのギターの音色を際立つ流れと彼の落ち着いた歌声から次第にアグレッシブなギターのトーンへ移行します。静止画によるビデオもどうぞ。
6曲目"House On The Hill"(3:53) この曲もアルバムのリリース前の '25年1月にリリースされたシングル曲です。ゆったりと流れるIANのギターの調べとこれまたゆったりと歌うIVORYの歌声に耳を傾かされます。 IVORYの登場したビデオもどうぞ。
7曲目"Always Looking Behind"(4:52) この曲がアルバムの中で最初に聴いた曲です。スローなリズムに乗せ歌うIVORY の少し枯れ気味の歌声が耳に残ります。アルバムのリリースの数か月前からビデオで紹介されていいます。
8曲目"180"(4:29) アルバムのリリースの5月22日まで公開が遅れていた曲です。壮大なサウンドをバックに響かせIVORYが「現在の不安」を歌にしています。
9曲目"Sold Out"(3:56) この曲もアルバムのリリースまでじっと待たされていた曲です。重いベースの響きと切ないIVORYの歌声とが対照的な響きを持った曲です。押し寄せるように進んで来る重低音の波に聴き入ります。
10曲目"I'm No Longer Afraid Of Heights"(4:58) この曲は、ちょっと牧歌的なサウンドを放つ曲です。ハードなサウンドのIANのギターの音色にのせ「普段の生活の中での恐怖」をIVORYが歌います。IVORYやバンドメンバーも登場するビデオもどうぞ。
全10曲歌詞付 3折紙ジャケット仕様 CD-R盤 (輸入盤) 収録時間:41分546秒 (このアルバムをリリースした後、SUNGAZEはツアーを敢行するもよう!)'26年6月22日再更新
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写真
(CD購入時に頼んでサイン入りとしてもらった盤です)


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写真  SWAN DIVE / You're Beautiful
 ・1997 Sony Music Entertainment (Japan) Inc.    SRCS 8319

日本先行発売・・・

ナッシュヴィルのレコード・ショップで出会った(???)BILL・DEMAIN(ギター/キーボード/ヴォーカル)とMOLLY・FELDER(ヴォーカル/パーカッション/クラリネット)は、最初パーティ/ダンス会場などで歌と演奏の活動をしていましたが、'93年頃にSWAN DIVEと名乗って正式にバンドを結成しました。このアルバムは、彼らのデビュー・アルバムで掲載している国内盤デザインのジャケットにより '97年5月21日に国内でリリースされています。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SWAN DIVEの2人の他、BRAD・JONES:ベース/キーボード/ギター/アコーデイオン/バンジョー/プロデュース、ROSS・RICE:ベース/ドラム/キーボード/バック・ヴォーカル、BYRON・HOUSE:ベース、MICKEY・GRIMM:ドラム/マリンバ、FENNER・CASTNER:ドラム、BOBBY・WILLIAMS:ペダル・スティール、PAT・BERGESON:ハーモニカ、WIZ:フルート、JONI・SCHLINGER:バック・ヴォーカルのやはりナッシュヴィル勢 尚、プロデューサーは、演奏にも参加しているナッシュヴィルのポップ職人BRAD・JONES(RON・SEXSMITH,BUTTERFLY・BOUCHER)が行っています。

1曲目"Free"(4:04) イントロからインパクトのある演出です。ゆったり、まったりとしたMOLLYとBILLの歌声のナッシュヴィル・サウンドのペダル・スティールののどかな音色が響いていますが、アルバム全体の洒落たアレンジが日本で受けたのでしょう。
2曲目"Blueprint"(2:52) テンポを少しアップして来たギター・ポップな曲です。メイン・ヴォーカルは、BILLでメランコリックなBILLの歌詞をポップに奏でています。
3曲目"The Day That I Went Home"(3:05) '00年のアメリカ盤[SWAN DIVE]のリリースに合わせて制作されたビデオ・クリップが面白いですね。多分、歌詞は、MOLLYによるものと思われます。心地好いドラムのビートとアコースティックな響きが美しい曲です。
4曲目"Little Clown"(2:36) ボサ・ノヴァ好きの2人らしい心地好い響きの曲です。ウッド・ベースの刻みと乾いたフルートの音色がネオ・ナッシュヴィル・サウンドでしょうか。
5曲目"Mary Margaret's Tears"(3:16) イントロのインド語訛のイングリシュは、BILLお得意のパフォーマンスです。タイトなビートの刻みとハモンドのサウンドをアバンギャルトに展開してSPLIT ENZ /CROWDED HOUSEのスタイルに迫った曲です。
6曲目"Broken Compass"(3:49) イントロを聴いた時からこのアルバムで1番に大好きになった曲です。曲の流れとMOLLYの歌声が持つシュールさとエキセントリックな響きに非常に魅力を感じます。また、伸びやかなMOLLYの歌声とバックのベースの響きが凄いのです。
7曲目"Charade"(3:30) この曲もぱっと聴いて好きになった曲です。アコースティック・ギターの煌びやかなサウンドとハーモニカの音色が溶け合った心地好い曲です。
8曲目"Beautiful Excuse"(2:40) イントロの不協和音でのキーボードとギターのサウンドが印象的ですね。バックワード・ギターのサウンドを使った演出とダイナミックな展開によるギターポップです。アルバム・タイトルの歌詞もこの曲に使われています。
9曲目"Somebody Else's Sky"(4:21) スローでしっとりしたMOLLYのヴォーカル曲です。アコースティック・ギターでのバックの演奏を主体としたサウンドからワイドな展開をみせます。
10曲目"Even If I Wanted To"(3:28) BILLのヴォーカル曲です。彼の弾き語りに数本のギターのサウンドを重ね合わした収録で、エモーショナルなビートのうねりを持ったギターポップです。
11曲目"Benny's Grave"(3:18) この曲は、このアルバムの中でも異色の曲です。非常にノスタルジックさを感じさせる循環コードでのギターの調べと40年代のヨーロッパでの酒場のミュージックらしさを感じます。
12曲目"Move The Stars"(3:56) BILLのアコースティック・ギター1本の調べに乗せて歌うしっとりとしたMOLLYの曲です。後半からはハワイアン調のペダル・スティールを使ってのシンプルな曲です。
尚、この曲が終わった後に20秒程度の短いシークレット・トラックが収録されています。
全12曲歌詞/訳詞付 23ページ物写真付ブックレットジャケ止め デジパック仕様 (国内盤) 収録時間:41分01秒 (SWAN DAIVEの記念すべきデビュー・アルバムで、しかも日本先行発売でした。次のアルバムで初来日しています)'10年3月30日再更新
1997年度ベスト5


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写真  SWAN DIVE / Wintergreen
 ・1997 Sony Music Entertainment (Japan) Inc.    SRCS 8462

異例の早さでのリリースです・・・

ナッシュヴィルで '93年にBILL・DEMAIN(ギター/ヴォーカル)とMOLLY・FELDER(ヴォーカル)とで結成されたSWAN DIVEの2枚目のアルバムで、'97年10月22日に国内でのリリースです。デビュー・アルバムから半年後に異例の早さでのリリースは、アルバムのタイトルと来日とを考慮してのリリースと思われます。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、BILL・DEMAIN:ギター/ベース/ピアノ/ヴォーカル、MOLLY・FELDER:ヴォーカル/パーカッション/ニー・スラップの他、BRAD・JONES:ベース/オルガン/ギター、MICKEY・GRIMM:ドラム/パーカッション/ヴィブラフォン、FENNER・CASTNER:ドラム、CHRIS・CARMICHAEL:ヴァイオリン/ヴィオ/チェロ、BOBBY・WILLIAMS:ペダル・スティール、JIM・HOKE:フルート/サックス/オートハープの前作にも参加してミュージシャン達です。

1曲目"Groovy Tuesday"(3:41) 1曲目から飛ばしてきたタイトル通りのグルーヴィな曲です。理屈抜きに明るいサウンドとメロディによるピュアなポップ・チューンで、60年代の終わり頃の題材を歌にしたようです。
2曲目"Heart Of Glass"(3:25) ご存知BLONDIEの '78年の全英/全米1位の大ヒット曲のカバーです。ボサ・ノヴァ系のSWAN・DIVEが、この曲をカバーしたのは意外でしたね。打込みリズムに遊び心でのサウンドのトッピングを施してのアレンジです。
3曲目"In The Land Of Make Believe"(3:02) 二人が敬愛するBURT・BACHARACHが、'63年に書いた曲のカバーです。MOLLYのシルキーな歌声と厳かに奏でられるバックの演奏は、プロデューサーBRAD・JONESがサポートしています。
4曲目"Words"(3:06) 古びたアコースティック・ギターを奏でながら歌うBILLのヴォーカル曲です。美しい叙情的なストリングの調べと優しく響くMOLLYのバック・ヴォーカルも見事です。
5曲目"I Know Myself Too Well"(3:30) 憂いのあるコンガのビートによるボサ・ノヴァの曲です。MOLLYのメランコリックな歌詞と歌声とナイロン弦ギターの切ない調べが響きます。
6曲目"You Lose"(3:33) ペダル・スティールのサウンドを効果的に使ったコンテンポラリー・カントリー・ミュージックです。サウンド的にはTHE FINN BROTHERSの楽曲に近いようです。
7曲目"Santa, Can't You Bring Me A Man"(3:04) 本格的なジャズのスタンダード曲で、SWAN DIVESのオリジナル曲です。ニューヨーク・スタイルの洒落た曲調とノスタルジックな雰囲気を持ったSWAN DIVEのまた違った魅力を感じさせる曲です。
8曲目"We Wish You A Merry Christmas"(0:56) 収録スタッフも交えて"わいわいがやがや" と楽しそうな雰囲気が伝わってきます。BILLのアナウンスや鈴の音色を使った演出です。
全8曲歌詞/訳詞付 24ページ物イラストブックレット (国内盤) 収録時間:24分20秒 ('07年現在、SWAN DIVEはお隣の国 韓国にて非常に人気度がアップしライヴも行われています)'10年4月1日再更新


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写真  SWAN DIVE / Circle
 ・1998 V2 Records Japan Inc.    V2C10013

MOLLYとBILLのハーモニーにぞっこん・・・

日本で非常に人気の高いSWAN DIVEの3枚目のアルバムで '98年9月19日に国内でのリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、BILL・DEMAIN:ギター/キーボード/ヴォーカル/プロデュース、MOLLY・FELDER:ヴォーカル/ベース・クラリネット/パーカッション/プロデュースの他、BRAD・JONES:ベース/ギター/オルガン/メロトロン/ハーモニウム/ストリング・アレンジ/プロデュース、ROSS・RICE:キーボード/クラヴィネット/ヴィブラホン、FENNER・CASTNER:ドラム/ティンパニー、MICKY・GRIMM:ドラム/パーカッション/ティンパニー、CHRIS・CARMICHAEL:ヴァイオリン/ヴィオラ/ストリング・アレンジ、DAVID・HENRY:チェロ、NEIL・ROSENGARDEN:トランぺット/フリューゲル・ホーン、JIM・HOKE:フルート/クラリネット/サックス/ヴィブラフォン/ホーン・アレンジ、ROBIN・EATON:バリトン・ギター、BOBBY・WILLIAMS:ペダル・スティール、ANDY・STURMER:ヴォーカルの1部前作からのお馴染みのミュージシャン達が参加しています。
尚、今作もプロデュースは、BRAD・JONESとSWAN DIVEの2人との共同により行われています。

1曲目"Breezeway"(3:23) テンポの良いイントロから飛ばしています。MOLLYの心地好いヴォーカルです。
2曲目"Better To Fly"(3:16) ギターのサウンドを主体としたメロディに乗せMOLLYが聴かせてくれます。
3曲目"Goodbye September"(3:27) ストリングスのサンプルを使ったしっとりとした又少し物悲しメロディです。
4曲目"Circle"(3:52) BURT・BACHARACH風のサウンドです。尻上がりに上って行くメロディ・ラインが心地好いのです。また2人のハーモニーも素晴らしい。
5曲目"Ordinary Day"(3:02) ギターとフルートのサウンドが織り成す少し悲しげなボサ・ノヴァです。
6曲目"Rome Will Fall"(3:46) BILLがヴォーカルをとる曲でストリングスによるダイナミックな展開の曲です。
7曲目"And She Dreams"(3:25) BILLのギターの調べに乗せMOLLYの優しい歌声が魅力的な曲です。
8曲目"Home Away From Home"(3:17) BILLのギターとクラヴィネットの音色が特徴的な明るいポップな曲です。
9曲目"Moodswinging"(3:42) セクシーなトランペットの音色がイントロから流れる面白い趣向の曲です。途中より登場するAL・McKAYやPAUL・JACKSON Jr.風のかっこ良いギター・カッティング・サウンドが響くファンキーな弾みを感じます。
10曲目"Luckiest Girl In The World"(3:38) MOLLYの美しいヴォーカルとBILLのギターとオルガンでのシンプルな曲です。
11曲目"Sweet Enemy"(3:17) BILLのヴォーカルの曲で彼のギターに合わせMOLLYのハーモニーが良いです。
12曲目"Starfish"(3:34) リバーヴの効いたギターのサウンドと浮遊感のあるMOLLYのヴォーカルです。です。
13曲目"Circle(The High Llamas Remix)"(7:17) どの部分が原曲だったか解らない位の"ハイラマ"・リミックスです。
12曲歌詞/訳詞付 12面見開写真ライナー (国内盤) 収録時間:49分04秒 (この癒し系のサウンド、心地好いです)'10年4月1日再更新


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写真  SWAN DIVE / June
 ・2001 V2 Records Japan Inc.    V2CI 106

二人の癒し系サウンドに感謝・・・

ナッシュヴィルで活躍している男女デュオSWAN DIVEの4枚目(2000年[Swan Dive]は含まない)のアルバムで、'01年6月20日、国内でのリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、BILL・DEMAIN:ギター/キーボード/ヴォーカル、MOLLY・FELDER:ヴォーカル/グロッケンシューピール/ヴィブラフォンの他、BRAD・JONES:ベース/プロデュース、PAT・SANSONE(WILCO):キーボード/ヴィブラフォン/シンセサイザー/スタイロフォン/バック・ヴォーカル、PAT・BUCHANAN:ギター、MICKY・GRIMM:ドラム/パーカッション/ティンパニー、JACOB・LAWSON:ヴァイオリン、DAVID・HENRY:チェロ、JIM・HOKE:フルート/クラリネット/ハーモニカ、NEIL・ROSENGARDEN:トランぺット/フリューゲル・ホーン/トロンボーン、TOMMY・HANNUM:ペダル・スティール、KELLEY・RYAN:ドラム・プログラミングのナッシュヴィルのミュージシャン達が参加し、プロデュースは、BRAD・JONESが担当しています。
尚、本国でリリースされた盤には、15曲入(一部曲違い)も制作されているようです。

1曲目"Girl On A Wire"(3:45) 打込みによるリズムとポップさは相変わらずです。MOLLYのヴォーカルもこれまた相変わらず安心して聴いていられます。
2曲目"Truly, Madly, Deeply"(3:13) エバーグリーン的なサウンドに乗せMOLLYの爽やかなヴォーカルです。
3曲目"One Sided"(3:18) 切ないボサ・ノヴァのリズムとハモンドの音色がマッチした粋な曲です。
4曲目"Puzzle Ring"(3:31) BILLのヴォーカル曲で、サウンドが明るくて爽やかなポップです。
5曲目"Go With Love"(4:09) スパニシュ・ギターの哀しいアルペジオに誘われるように歌うMOLLYの胸打つヴォーカルです。
6曲目"Kaleidoscope"(2:36) テンポの速いギターのサウンドに2人のハーモニーが変幻(Kaleidoscope:万華鏡)します。
7曲目"Mountains"(3:14) アコースティック・ギターによるしっとりとしたメロディの曲です。
8曲目"Katydids"(3:48) MOLLYのオーバダブによるバック・コーラスが絶妙にブレンドされた爽やかなギター・サウンドの曲です。
9曲目"Safe And Sound"(3:40) 再び切ないボサ・ノヴァの曲です。間奏のリヴァーブの効いたギターが良いです。
10曲目"Augustine"(3:17) BILLのギターによる弾き語りでMOLLYの絶妙なハーモニーが最高です。
11曲目"My Mistake"(2:56) バックで流れるペダル・スティールの音色が一層哀しさを誘う曲です。
12曲目"Have You Ever Been In Love"(4:59) ギター片手に気楽に録音したようなラフな曲です。
13曲目"Moon River(Hidden Track)" ギターとハーモニカをバックにMOLLYが歌います。オリジナル曲は、ご存じのJOHNNY・MERCER(作詞)とHENRY・MANCINI(作曲)による '61年の映画「ティファニーで朝食を」の挿入歌で、翌年アカデミー賞とグラミー賞を受賞した曲です。
12曲歌詞/訳付 20ページ物豪華ブックレット (国内盤) 収録時間:42分31秒 (日本で多くのファンを持つSWAN DIVEです。やはり二人の癒し系サウンドが受けるのでしょう!)'10年4月1日再更新


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写真  SWAN DIVE / Words You Whisper
 ・2001 SIESTA RECORDS    siesta134

いつものSWAN DIVEと少し違う(笑)・・・

ナッシュヴィルで活躍している男女デュオSWAN DIVEの5枚目(2000年[Swan Dive]は含まない)のアルバムで、'01年7月4日にスペインの「チャカポコまったり系」のSIESTA RECORDSからリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、BILL・DEMAIN:ギター/ヴォーカル、MOLLY・FELDER:ヴォーカル/ベース・クラリネット/パーカッションの他、TONY・MIRACLE:キーボード/シンセサイザー/ギター/ベース/プロデュース、KIP・KUBIN:シンセサイザー、ROB・MITCHELL:ドラム、JACOB・LAWSON:ヴァイオリンの地元ナッシュビルのミュージシャン達が参加しています。
プロデューサーは、いつものBRAD・JONESではなく演奏にも参加しているTONY・MIRACLEです。

1曲目"August In Rome"(2:25) 懐かしのヨーロッパの映画のテーマ・ソング風の調べに乗せ突如現れる電子ピアノの調べが唐突な曲です。本当、BILLとMOLLYの「それとらしい」スキャットを流した彼と彼女の粋な洒落ですね。
2曲目"Safe And Sound"(3:28) ボサ・ノヴァのリズムに乗せMOLLYが優しく歌う曲です。ストリングのサウンドと電子サウンドを加えたこのフレンチ・ボッサを楽しむ事にしましょう。
3曲目"Saturday, Sunday, Monday"(1:58) この曲も2人に粋な洒落を感じさせる曲ですね。昔の米T.V.ドラマのテーマを再現したようなメロディとサウンドの流れに緩くスキャットを乗せさらっと仕上げる様を想像させます。
4曲目"Bachelorette"(3:38) 緩く流れるフット・ベースのサウンドとおふざけ程度な電子サウンド・エフェクトが楽し気な曲です。「バチェロレッテ」=独身女性、彼女達の生活を歌にしています。テキサスのS.S.W.JENIFER・JACKSONとBILLの共作となっています。
5曲目"Words You Whisper"(2:53) メランコリックな調べによるボサ・ノヴァのリズムの曲です。何故かMOLLYの歌声がフランス訛りの英語のように聴こえます。スネアのリムを打つ寂しげなビートと吐息混じりのMOLLYの歌声も寂しく響きます。
6曲目"Theme From "A Man Called Danger""(2:10) リズム・ボックスのビートに合わせサウンド・エフェクトで作り出すスパイ英語のテーマ・ソング風のおふざけを洒落で演奏しています。BILLとMOLLYのツボを押さえたサウンド作りで好いですね。
7曲目"Mermaids"(3:59) 今度は、ぐっと真面目に攻めて来る曲です。メランコリックな調べ乗せMOLLYがぐっと来る歌声を聴かせます。JACOB・LAWSONのヴァイオリンの調べが旅情的に響いているのです。
8曲目"Chalet"(4:06) この曲も昔懐かしいフランス映画のテーマ・ソング風のサウンドが響いています。BILLとプロデューサーTONY・MIRACLEと一緒に書かれたインストゥルメンタルです。
9曲目"Safe And Sound(French Version)"(3:26) 2曲目のボサ・ノヴァのフランス語ヴァージョンです。バックの演奏は、英語ヴァージョンと同じです。何故かフランス語となるとヴァイオリンの調べが切なく聴こえますね。気のせい?
4曲歌詞付 ライナー無し 2折りデジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:28分06秒 (実は、このアルバム、リリースされた当時から知っていたのですが、'01年までの国内盤の各曲を編集したコンピレーション盤と思いスルーしていました。廃盤になってから大手ネット販売店で中古CDの値段が凄い事になっていたので、色々調べてみてスウェーデンの店からの送料込みで $16.8で入手です!)'24年3月6日更新


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写真  SWAN DIVE / William And Marlys
 ・2004 VICTOR ENTERTAINMENT,INC.    VICP 62560

国内では前作[JUNE]から3年ぶり・・・

ナッシュヴィルで活躍するSWAN DIVEの通算6枚目のアルバムで、国内では前作[JUNE]から3年ぶりの '04年1月21日の日本先行リリース盤です。但し、海外では後に発売された日本と同じく13曲入りと14曲入りとジャケ違いのスペイン盤と複数のアルバムが存在します。フランス映画の題材から名付けた[WILLIAM & MAYRLYS]を自分達(BILL・DEMAIN:ギター/グロッケンシュピール/バック・ヴォーカル、MOLLY・FELDER:ヴォーカル)に置き換えて綴られた素敵なアルバムです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SWAN DIVEの2人の他、いつものBRAD・JONES:ベース/ピアノ/ヴィブラホン/プロデュース、MICKY・GRIMM:ドラム/パーカッション、CHRIS・CARMICHAEL:ヴァイオリン/ヴィオラ、DAVID・HENRY:チェロ、TOMMY・HANNUM:ペダル・スティール、PAT・BUCHANAN:ギター、WILL・KIMBROUGH:ギター、ROSS・RICE:クラヴィネット/シンセサイザー、TONY・MIRACLE:キーボード/プログラミング/ベース、ROB・MITCHELL:ドラムのほぼいつものミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Good To Be Free"(3:11) イントロから奏でられるBILLのナイロン弦ギターのサウンドに乗せ歌い始めるMOLLYの端正な歌声による映画音楽のワン・シーンを想像させるような美しい曲です。
2曲目"Hometown"(2:47) 再びBILLのギター(ここではストロークによる)ボサ・ノヴァのリズムにストリングスの調べを重ねたこの曲も素晴らしいメロディと心地よいリズムの曲です。
3曲目"Almost Over You"(2:31) アコースティック・ギターの心地良い爪弾きのサウンドとMOLLYの歌声に絡めたBILLのハーモニーによる昼下がり少し気だるさを想像させる非常にシンプルな曲です。
4曲目"Leftover"(3:59) リヴァーブの効いたギターのサウンドがご機嫌な曲です。MOLLYの女心を素直に歌ったような詩の内容に心を打たれます。バックのペダル・スティール・ギターのサウンドも非常に効果的に配されています。デビュー・アルバムからのプロデューサーのBRAD・JONESの辣腕ぶりが発揮されています。
5曲目"Happy For You"(3:14) コンテンポラリーなナッシュヴィルのサウンドのような感じの曲でしょうか。カントリー・ミュージックのスタイルにダイナミックに展開するストリングスのアレンジとドラマチックなドラムのビートによる曲です。
6曲目"That Hat"(3:29) この曲も非常にメロディアスで美しいサウンドの曲です。心地よく響くMOLLYの歌声とアコースティック・ギターのシンプルな調べによる曲です。
7曲目"Up With Love"(3:18) SWAN DIVEらしい軽快なリズムと美しいストリングスが効果的に使われている曲です。MOLLYの歌声が非常に映えるサウンドとビートが印象に残る曲です。
8曲目"Becoming"(3:05) 不思議なサウンドを醸し出すBILLの変則チューニングによるアコースティック・ギターに乗せて歌うMOLLYの美しい歌声による非常にシンプルな曲です。
9曲目"A Few Thousand Days Ago"(3:08) ストリングスを使ったエヴァーグリーン的なサウンドのする曲です。MOLLYの伸びやかな歌声が非常に似合うメロディとサウンドによる美しい曲です。
10曲目"Where Am I Going?"(2:45) MOLLYのヴォーカルを全面に出したピアノの伴奏によるアレンジによる曲です。ストリングスの調べも出過ぎないアレンジにも脱帽です。
11曲目"Automatically Sunshine"(3:42) 国内盤ボーナス・トラックです。アップテンポのナンバーの曲でどことなく懐かしさを感じる曲です。サウンドとメロディも非常にストレートでTVの番組のテーマ・ソングにそのまま使えそうです。
12曲目"Western Sky"(4:01) この曲もポップなリズムとサウンドの曲です。MOLLYの歌声も良いですけど、バックで優しい響くBILLの歌声が非常にいいですね。国内盤ボーナス・トラックです。
13曲目"Sleeper"(3:38) 国内盤ボーナス・トラックですが、アルバムの最後に収録される事を考慮したように思われる曲です。スローにゆったり流れる非常に心地好いリズムとメロディの曲です。
全13曲歌詞/訳詞付 小型見開写真ライナー デジパック仕様 (国内盤) 収録時間:42分53秒 (ボーナス・トラックも素晴らしい曲が収録されたご機嫌なアルバムです。いつもSWAN DIVEの新作を心待ちにしていない為か、検索した頃には、いつの間にか新作が発売され、ついつい買ってしまう形の付き会をしています)'10年4月1日再更新


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写真  SWAN DIVE / Popcorn And A Mama Who Loves You
 ・2005 Victor Entertainment,Inc.    VICP-63044

落ち着いて聴いて居られるSWAN DIVE・・・

ナッシュヴィルで明るく元気に活躍しているSWAN DIVEの7枚目のアルバムで '05年5月21日に国内盤にてリリースです。
前作が '04年1月のリリースだったので、1年4ヶ月の非常に早いインターバルによる登場です。 アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MOLLY・FELDER:ヴォーカル/パーカッション、BILL・DEMAIN:ギター/ヴォーカルの他、BRAD・JONES:キーボード/シンセサイザー/ヴィブラフォン/プロデュース、PAT・BUCHANAN:ギター、MILLARD・POWERS:ベース/ベース・シンセサイザー、MICKY・GRIMM:ドラム/パーカッション/ループ/ピアノ、JIM・HOKE:サックス/フルート/オートハープ/ハーモニカ/ペダル・スティールの前々作、前作での収録メンバーとほぼ同じミュージシャン達です。プロデューサーは、BRAD・JONESとエンジニア/ギタリストのROBIN・EATONが担当しています。

1曲目"Get Back Together"(4:01) ノスタルジックな響きを発するキーボードとギターの調べによる軽めのR&Bで、MOLLY・FELDERのシルキーなヴォーカル曲です。
2曲目"Trouble"(3:25) ナイロン弦ギターとウクレレの調べをパーカッションのビートに乗せたシンプル構成の曲です。MOLLYとBILL・DEMAINがカウチに腰掛けて練習したような2人の基本形をスタジオに持ち込んで収録した肩の凝らない曲です。時折入るBILLのバック・ヴォーカルの暖かい響きも心地好いです。
3曲目"You Are My Superstar"(3:39) このアルバムのハイライト的なキャッチーでポップな曲の登場です。次のアルバムでは少なくなったSWAN DIVE初期のポップなサウンドの曲です。
4曲目"Mumbling A Goodbye"(3:39) BILLの篭りがちなノスタルジック・サウンドのギターの調べとまろやかなキーボードのサウンドによるライト感覚のメランコリックなナンバーです。
5曲目"We Are Two"(3:34) ポップ調のエレクトロニカのサウンドをイントロに配したギター・ポップな曲です。70年代のブリティシュ・ニュー・ウエーヴのサウンドを思い起こすサウンド・アレンジです。
6曲目"Misery Go Round"(2:51) BILLのアコースティック・ギターとJIM・FOKEのペダル・スティールのサウンドに非常に溶け合うMOLLYの端正な歌声によるソフトな雰囲気を漂わす優しい曲です。
7曲目"Butterfly Come Home"(3:45) ビート・ボックスの淡々としたサウンドに乗せ歌うMOLLYの切ない歌声によるブルージィーなボサ・ノヴァの曲です。このサウンドは次のアルバムの主力的なサウンドになって行きます。
8曲目"Now That I Found You"(3:17) フルートの音色とスネアをシンプルに鳴らしたSWAN DIVEの定番的な曲です。甘ずっぱいメロディと歌詞によるMOLLYのヴォーカル曲です。
9曲目"Moon Violet"(2:55) ナイロン弦ギターのスパニシュ的なサウンドとエモーショナルなパーカッションのビートによるミドル・テンポの曲です。バックで流れるJIMのペダル・スティールが辛うじてナッシュヴィルでの収録を思い留まらせる曲です。
10曲目"Photographs"(3:41) シンプルな響きを発するリバプール・サウンドのギターの調べと2人のハーモニーが調和したギター・ポップな曲です。後半でのサウンド展開は相変わらずゴージャスに膨らませいます。
11曲目"Shining Hour"(3:17) この曲もメロディとリズムと刻みが職人的な技を駆使した絶妙さを持っています。必要以上のサウンドを廃しMOLLYのヴォーカルにスポットを当てたサウンド・アレンジなのですが、バック演奏のさり気なさが逆に印象に残ります。
12曲目"Goodnight My Love"(4:00) BILLのダウン・ストロークのギターの調べとエコー効かせたナッシュヴィル・ギターとペダル・スティールのサウンドが印象的に残るメランコリックなお別れの曲です。
全12曲歌詞/訳詞付 15ページ物小型写真ブックレットジャケ止め デジパック仕様 (国内盤) 収録時間:41分58秒 (ちょっとジャケが子供っぽくなってしまったのですが、SWAN DIVEらしいオーセンティックながら洒落たサウンドを織り込んだご機嫌なアルバムです)'10年4月2日再更新


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写真  SWAN DIVE / Until
 ・2007 Victor Entertainment,Inc.    VICP-63797

ブルー/グリーンなボサ・ノヴァ・・・

ナッシュヴィルで活躍するSWAN DIVEの通算8枚目('00年のUS盤[セルフタイトル] は含まず)のアルバムで '07年6月6日に国内でのリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MOLLY・FELDER:ヴォーカル/ウクレレ/プロデュース、BILL・DEMAIN:ギター/ピアノ/ヴォーカル/プロデュースの他、MICKY・GRIMM:ドラム/パーカッション、BRAD・JONES:ベース/オルガン/ピアノ/プロデュース、JIM・HOKE:フルート/サックス/ヴィブラフォン/ピアノ/ペダル・スティール/アコーデイオン/クラリネット/アレンジメント、JAMES・HAGGERTY:ベース、BRYAN・CUMMINGS:サックス、PAUL・DEAKIN:ヴィブラフォン、BARRY・GREEN:トロンボーン、CHRIS・CARMICHAEL:ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/ストリング・アレンジのSWAN DIVEのお馴染みのミュージシャン達です。

1曲目"Until"(2:38) メランコリックなメロディに乗せ歌う、MOLLYの切ない歌声による悲しみを漂わせた、ヨーロッパ・テイストが漂うボサ・ノヴァです。
2曲目"Slowly"(3:37) ノスタルジックなサックスの調べに爽やかの響くフルートの音色を重ね合わせた音色とブルー/グリーンな吐息混じりのMOLLY歌声によるスローなボサ・ノヴァ。
3曲目"Quiet Song"(2:50) 少しテンポを上げてきたポルトガル語と英語の歌詞によるライト感覚なカフェ・ボサ・ノヴァです。MOLLに寄り添ったBILLの優しいバック・ヴォーカルによる心和む曲です。
4曲目"Gentle Rain"(3:40) BILLとMOLLYとがヴォーカル・パートを分けたノスタルジーなサウンドとメロディによるBURT・BACHARACH meets SWAN DIVEと表現したら良いでしょうか。
5曲目"Matchstick"(2:04) CLAUDE・LELOUCH監督作品を観ているような感覚になるスキャット・ヴォーカルとサウンド群での曲です。
6曲目"Happy Sad"(3:15) 再びMOLLYの切ない歌声にとBILLのナイロン弦ギターの調べによるメランコリックでスローな曲です。
7曲目"Imagining"(3:13) コンガの心地好いビートと爽やかなMOLLYの歌声によるラウンジ・ボッサです。スムースなサックスの流とスキャットによる2人のハーモニーもご機嫌です。
8曲目"Une Une Fois"(3:01) めずらしくBILLがフランス語で歌うフレンチ・ボサ・ノヴァです。スローなアコーディオンの調べとクラリネットの柔らかい音色に続いてMOLLYのヴォーカルも登場します。
9曲目"Bebe"(2:11) MOLLYの作曲の曲です。ハイ・フレットで奏でられるナイロン・ギターの心地好い調べとMOLLYのスキャットによるインターリュード的に配された曲です。
10曲目"You Deserve A Song"(2:46) この曲は、初期のSWAN DIVEのシンプルさを感じる曲です。間奏近くではラウンジ・ボッサの調べに近い展開とアンサンブルな楽曲でしょうか。
11曲目"Tender Love"(2:51) 今作は出番が少ないJIM・HOKEのペダル・スティールのハワイアン調の音色が心地好い曲です。スローなリズムに幾重に広がる鉄弦のハーモニーと滑らかなスラーが見事でレイド・バックさせます。
12曲目"Good Morning Tokyo"(1:34) MOLLYとBILLの共作です。イントロからスキャット・ヴォーカルで繰り出す1分半程度インストゥルメンタル(曲のタイトルのみの歌詞)な曲です。
13曲目"In Blossom"(3:30) N.Y.で活躍するREBECCA・MARTIN(ONCE BLUE)とBILLとの共作です。スムースなボサ・ノヴァ/ジャズのテイスト溢れる7曲目にも通じる大人のサウンドでしょうか。
11曲歌詞/訳詞付 8ページ物小型写真ブックレット デジパック仕様 (国内盤) 収録時間:37分15秒 (今回はボサ・ノヴァ誕生50周年の為か、ボサ・ノヴァにテーマを絞った企画的な内容のアルバムとなったようです)'10年4月2日再更新


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写真  T.TALTON B.STEWART J.SANDLIN / Happy To Be Alive
 ・1976 Capricorn Records Inc.    CP 0167

CD化再発して欲しいと思う・・・

ジョージア州で活躍していたCOWBOYのメンバーTOMMY・TALTON:ヴォーカル/ギターがCOWBOYとして活動中の '76年にBILL・STEWART:ドラム/パーカッションとJOHNNY・SANDLIN:ベース/ギター/プロデュースと組んで残したこのメンバーでの唯一のアルバムです。当時のカプリコーン・レーベルのサウンドからは少し離れたレゲエ/ポップ/ウエスト・コーストのサウンド取り入れた収録曲が収まっています。
尚、収録のメンバーは、先の3人に加え、SCOTT・BOYER(COWBOY):ギター/バック・ヴォーカル、BONNIE・BRAMLETT(Ex.DELANEY & BONNIE):スライド・ギター/バック・ヴォーカル、JOE・ENGLISH(Ex.SEA LEVEL):ドラム/パーカッション、CHUCK・LEAVELL(Ex.SEA LEVEL):キーボード、故DRU・LOMBAR(GRINDERSWITCH):ギター/バック・ヴォーカル、STEVE・MILLER:キーボード、JOE・WALK:ピアノ、ED・FREEMAN:ストリングス/指揮などカプリコーン・ファミリーで行われています。
尚、このアルバムのWEB上の説明や中古レコード店説明にゲスト・ミュージシャンにJOE・WALSH参加とありますが、ピアノのJOE・WALKの間違いと思われます。

1曲目"Don't Ride Away"(2:31) アルバムの最初からフェンダーのストラトキャスターの音色によるご機嫌なレゲエのリズムによるTOMMYのヴォーカル曲です。覚え易いメロディと心地好いリズムによるカプリコーンのサウンドらしからぬ軽いサウンドに驚きです。
2曲目"Never In My Life"(3:53) TOMMYの弾くスライド・ギターのサウンドを多用したこの曲も軽いレゲエのリズムによるます。特にサビの部分BILL・STEWARTのドラムのビートの間合いとTOMMMYの少し鼻に掛かった歌声が印象的です。
3曲目"Baby Could We Be Alone"(3:06) 1曲目と同じ延長線にある、ご機嫌なレゲエのリズムに美しいハーモニーを重ねたポップな曲です。この曲は特にイントロのサウンドが非常に美しいのです。
4曲目"Stalemate Blues"(3:12) ロック"ン" ロールのリズムによるブルースです。JOE・WALK?のアップライト・ピアノでの演奏とTOMMYの少し枯れた味わいのある歌声による南部的なサウンドでが響いています。
5曲目"It Might Be The Rain"(4:47) ゆったりしたリズムによる曲で、どことなく70年代ブリティシュ・ロックのトリップ的と陶酔感を感じさせる曲です。細かく弾かれるハモンドのサウンドとギターのピッキングが印象に残ります。
6曲目"Help Me Get It Out"(2:58) アコースティック・ギターのハイ・フレットで奏でられる美しい響きから入るイントロ部で虜になった曲です。サウンドは、非常にシンプルで3人の演奏を中心としたとアコースティックな響きです。COWBOY調の綺麗なサウンドのギターは、SCOTT・BOYERとTOMMYでしょうか。
7曲目"You Got A Friend"(5:11) 全体に鳴り響くアシッド感のあるスライド・ギターの音色が印象的な曲で、2曲目の間奏でのサウンドからポップさを排除したような印象です。シンプルな響きのBILLのドラムとJOHNNYのベースですが、的確な繰り出しによる演奏です。
8曲目"Strong And Weak"(2:43) 牧歌的で長閑なサウンドによるミドル・テンポの曲です。複数のギターによるハーモニクスの演奏とTOMMYの良い意味で投げやり的なヴォーカルも心地好いです。
9曲目"Workin' In The Coal Mine"(2:48) ニューオーリンズのシンガー/ピアニストALLEN・TOUSSAINTの作詞/作曲で、'66年に故LEE・DORSEYが歌ってヒットした曲です。ここでの収録は、楽しく歌うTOMMYの歌声の後に、全員によるコーラスを付けて収録での楽しさが伝わってくるようです。
10曲目"Happy To Be Alive"(4:30) この曲もイントロが非常に美しいメロディの曲で、ストリングスの音色を使っています。メランコリックでビター・スウィートなTOMMYの歌声とCHUCK?のレズリーを使ったハモンドのサウンドが溶け合ったメロディアスなバラードです。
歌詞無し LP盤 (輸入盤) 収録時間:35分39秒 (嬉しいことにTOMMY・TALTONは、自身のバンドで音楽活動を '06年に再開したようです。これを機会にCD化再発して欲しいと思うアルバム達の1枚です)'10年4月2日再更新
1976年度ベスト5


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写真  THE TANGIBLE EARS / Whims
 ・2008 Tangible Ears    7 93573 46792 8

リラックス・サウンズ・・・

このアルバムは、カナダのオンタリオ州でインディペンデントとして活躍しているTHE TANGIBLE EARSの '08年7月15日に本国にてリリースされたデビュー・アルバム(EP盤[Hear The Ear]でのデビューは '07年5月)です。
THE TANGIBLE EARSのメンバーは、JULIAN・FLAVIN:キーボード/ヴォーカル、NIGEL・WARD:ギター/ヴォーカル、DAVID・FARNELL:アルト・サックス、EVAN・MULLEN:ベース、ANGUS・BENDERAVAGE:トランペット/ヴァイオリン、MAX・BENNINGER:ドラム/ヴォーカルの6人組です。

1曲目"Broke Up Words"(5:04) イントロの心地好いキーボードのサウンドで"ぐいっ" と捉まれた曲です。軽めリズムを刻むドラムとベースの調べによる80年代のイギリスのバンド(JOE・JACKSONなど)の持ち味に似た懐かしさを感じさせます。
2曲目"Your Inner Suede"(5:32) リズムのテンポを少しスローにして来た曲の登場で、ヴォーカルはギターのNIGEL・WARDです。後半からギミックなオルガンのサウンドと肩を張らず"さらっ" と歌うJULIAN・FLAVINにヴォーカルが替ります。彼のヴォーカルからスポーケンに切り替えのアレンジが心憎いですね。
3曲目"Living Unintentionally Fast"(4:48) "渋め" のギターのサウンドが全般に流れるネオ・アコ・ミーツ・ジャズ・フレイヴァーって感じの洒落た曲です。インディースのデビュー盤で、この手のサウンドを巧みに奏でるこのバンドの実力は相当なものですね。
4曲目"You Blues"(4:04) サウンドを少しロック/ブルース側に移して来たギターのNIGELのヴォーカル曲の登場です。うねりを持たせたベース・ランニングと細かく奏でられるファンキーなホーンのサウンドと間奏でのNIGELギター・ソロが非常に素晴らしいのです。彼らの影響されたミュージシャンとして紹介されているSTEELY DANライクなところも随所に感じられます。
5曲目"Not Until"(4:00) 厳かに奏でられるJULIAN のピアノの調べと彼の弾き語りから入るスローな曲です。バック・ヴォーカルに女性ヴォーカルが入っているように聴こえるのですが、クレジットの記載がないので、メンバーの誰かのファルセットかも知れません。間奏での素晴らしいANGUSのトランペットの調べが孤高に流れるのです。
6曲目"The World's Excited"(4:53) メランコリックな調べのピアノのサウンドからダイナミックな展開を聴かせる心地好いビートの曲です。ジャズ・フレイヴァーなサウンドとライト感覚なロックの調べとが融合した素晴らしさを感じます。
7曲目"All Of Your Friends"(5:23) 再びJULIAN のピアノによる弾き語りによるメランコリックなスローなナンバーです。NIGELのアコースティック・ギターの伴奏とシンプルなピアノの調べが流れる日曜日の昼下がりミュージックのような感じでしょうか。
8曲目"At The Fray"(6:02) この曲も素晴らしいサウンドとリズムを持っています。このバンドの特色でしょうか本当に肩を張らずと言うか一方的に押し付けないリラックス・サウンズが奏でられていて、スウェディッシュ・ギター・ポップスの要素も感じさせます。
9曲目"Mono"(4:52) 映画のサウンドトラックのようなピアノの調べを主体としたインストゥルメンタルです。ゆったりと厳かにまた煌びやか奏でられるJULIANの演奏です。
10曲目"So Tired"(7:45) 美しくも切ない調べを奏でるピアノのサウンドを主体としたバラードです。8分近くもある長尺の曲で、JULIAN の優しい歌声とBURT・BACHARACH風のピアノ・アレンジが印象的です。また、間奏とエンディングのNIGELのギターのサウンドも素晴らしいのです。
歌詞無し 写真ライナー デジパック仕様 カナダ製 (輸入盤) 収録時間:52分29秒 (3曲のフル・トラック試聴は、sonicbidsでもどうぞ!)'10年4月3日再更新
2008年度ベスト5


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写真  TASHAKI MIYAKI / The Dream
 ・2017 Metropolis Records    MET1061

綺麗なジャケ写真・・・

このアルバムは、ロス・アンゼルスで活躍しているドリーム・ポップ・バンド(フォーキー系)TASHAKI MIYAKI(レーベルからこの風変りなバンド名は、映画監督 三池 崇史氏の誤りの発音からのネーミングともと紹介されています)のCD盤、LP盤としてのデビュー・アルバム(実際のデビューは '11年10月31日ダウンロード販売のシングル盤)で '17年4月7日に本国でのリリースです。
TASHAKI MIYAKIのメンバーは、PAIGE・STARK:ヴォーカル/ドラム/キーボード/パーカッション/ギター/プロデュース、LUKE・PAQUIN(HOT HOT HEAT):ギター/ベース、DORA・HILLER(SNEAKPEEK):ベース/バック・ヴォーカルの3人組です。 このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、(詳細なクレジットが無い為、演奏楽器不明)JOEL・JEROME、BENJI・LYSAGHT、JON・BRION、DAN・HORNE、DOC・ALLISON、PAUL・JACOB・CARTWRIGHT、LAENE・GERONOMO、MORGAN・LEE・GERSTMAR、ARIC・BOHN、CLEM・CREEVY(CHERRY-GLAZERR)、THE SECTION QUARTETのロス・アンゼルスのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"LAPD Prelude"(0:56) キーボードとノイズ系のサウンドを発する曲調に合わせてスキャットでPAIGE・STARKが歌う短いインストゥルメンタル。
2曲目"City"(5:30) この曲もノイズ系のギター・サウンドが乗せられ、ゆったりとしたリズムの流れの曲です。後半からは更にノイズを増したサウンドの展開となっています。アルバムのリリース前に配信されたビデオもどうぞ。
3曲目"Girls On T.V."(4:00) 浮遊感漂うイントロのサウンドと押し気味のギターのサウンドとドラムのビートが迫る曲です。ちょっとひと昔の女性がメインとなったバンドのようなサウンドがしますね。間奏のサウンドは、正にノイズそのものとなっています。この曲もビデオがアルバムより先に配信されています。
4曲目"Out Of My Head"(5:17) 長閑かさを感じさせるリズムとソフトなPAIGE・STARKの歌声が心地好く響く曲です。バックに広がるストリングスやインディアン・ドラムのビートも誰にも好まれる曲調を持っているのではないでしょうか。 ドラマ仕立てになったビデオも配信されています。
5曲目"Anyone But You"(3:30) ゆったり歌うPAIGEの歌声とシンプルのサウンドによるドリーミーな雰囲気を醸し出す曲です。このシンプルなサウンドの演奏は3人と少数のストリングスとの収録のようです。
6曲目"Cool Runnings"(2:36) この曲も"ビデオが発信されている少しポップ調の曲です。14年2月25日に7インチ盤(500枚限定)のシングル曲としてリリースされています。
7曲目"Tell Me"(3:21) 荒らしたギターのサウンドと溜めを取った気だるいドラムのビートが印象に残る曲です。間奏では質素にしたギターのサウンドで展開される意外性も持っています。
8曲目"Fact Of Life"(3:33) ノイズのあるギター・サウンドのイントロから急にサイシンプルな3コードで演奏される間奏までの長閑さ感じる曲です。その間奏では再びノイズを一杯広げて演奏されるのですが、1分半から1分50秒まで無録音部分があるのです。(この件についてMetropolis Recordsに問合せした所、修正したCDを再プレスしているので再送付してくれるとのことです)
9曲目"Keep Me In Mind"(2:57) 長閑なヴァイオリンの調べとアコースティック・ギターのサウンドによる美しい曲です。エコーを効かせたPAIGEの歌声とグロッケンシュピールの音色が優しく流れて来ます。
10曲目"Get It Right"(4:11) 再び歪ませたノイズがイントロから流れる曲ですが、メロディとサウンドがドリーミーな雰囲気を広げています。ゆったりと歌うPAIGEの歌声と鋭いLUKEのギターとのコラボを暫し楽しむことにしましょう。
11曲目"Somethin' Is Better Than Nothin'"(3:03) メロディ、サウンドも歌詞ちょっとひと昔のような懐かしさを感じさせるアメリカン・サウンドな曲です。鋭くカットインするLUKEのギターがこの曲のキモに感じますが、エンディングは再びレトロな感じで終わります。
12曲目"LAPD Finale""(3:14) 1曲目の曲の流れから電子サウンドを展開させた1分40秒ほどのインストゥルメンタルです。2分ほどのブランクの後、次のボーナス・トラックへと続きます。
13曲目"LAPD Bonus"(5:18) 1曲目と最終の12曲目と続きで収録(オリジナル収録では当然この形だったのでしょう)PAIGEのスキャット、LUKEの歪ませたギターにストリングスの調べがゆったりと流れ去って行きます。
歌詞無し 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:43分31秒 (綺麗なジャケ写真から気になっていた1枚ですが、歪ませたギターのサウンドたっぷりな少しイメージを違った一面も持っています)'17年5月20日更新


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写真  TAYLOR MESPLÉ / Victory Land
 ・2002 Hapi Skratch    70048

隠れた美しい名盤です・・・

このアルバムは、コロラドでセッション・ミュージシャンとして活躍しているキーボーディスト/ギタリストTAYLOR・MESPLÉのソロ名義('96年THE TAYLOR MESPLÉ GROUPは含まず)でのデビュー・アルバムです。本国でのリリースは、'02年4月30日インディペンデント・レーベルからとなっています。現在、TAYLORは、メイン州に移動しジャズ/フュージョン系のインストゥルメンタルのアルバム作りに専念しているようです。
尚、このアルバムに参加しているミュージシャンは、TIM・PIERCE:ギター、ABE・LABORIEL・JR.:ドラム、MEL・BROWN:ベース、DARREN・RAHN:サックス、JOE・GAMBLE:ギター/プロデュース、KEITH・ROSENHAGEN:ギター、JOHN・DAVID・WEBSTER:バック・ヴォーカル、REBECCA・MESPLÉ:バック・ヴォーカル、SHAUNA・CHANDA:バック・ヴォーカル、ETHAN・MESPLÉ:パーカッション、DAVE・BEEGLE:ギター、MICHAEL・OLSON:ベース、LARRY・THOMPSON:ドラム、TY・BURHOE:パーカッション、STEVE・MESPLÉ:ギター、WINSTON・FORD:バック・ヴォーカル、CHRISTIAN・TEELE:ドラムです。

1曲目"Victory Land"(5:19) 幻想的な調べによるキーボードのサウンドと硬めギターのサウンドが"カッコ" 良く流れる曲です。高いキーのTAYLORの歌声とギターの響きが上手く溶け合ったアダルト・ロック的なサウンドです。
2曲目"Answer Your Own Question"(4:34) カウントを数える声から入るライヴ感のあるミドル・テンポの曲です。タイトなドラムのビートとスライド・ギター(TIM・PIERCE)のエモーショナルな響きによるアメリカン・サウンドのAAAフォーマット的でしょうか。
3曲目"Glory"(5:18) TAYLORの少し枯れた歌声が美しく流れる感覚が、朝靄の中でこの曲を聴いているような幻想的で、厳格な質感を与えてくれる曲です。
4曲目"Imagination"(4:34) エコー効かせたスキャットとシンセサイザー特有の音の広がりを見せながら迫って来る曲です。前の曲とこの曲はカテドラルの中で聴いたら非常にしっくり来るようです。MICHAEL・OLSONのフレットレス・ベースの調べにも鳥肌ものです。
5曲目"One Word"(5:01) 今度は、アイルランドのトラディショナル・ミュージック風のサウンドをイントロから聴かせる曲です。このアルバムの収録曲を聴いていて改めて思うのですが、TAYLORの曲は、サウンドの雰囲気が非常に好いのです。
6曲目"Just Begun(tribute to Bruce Hornsby)"(5:16) TAYLORの憧れの人、BRUCE・HORNSBYに捧げられた曲です。アグレッシヴなピアノとファンクなベースのサウンドにホーンの煌びやかな音色が混ざり合って流れるゴージャスなグルーヴが感あります。
7曲目"No Apology"(7:07) 変則チューニングされたアコースティック・ギターの調べとTAYLORの溜めをとった歌いぶりが心地好く響くレイド・バック感覚溢れる曲です。
8曲目"Go Somewhere"(3:58) イントロに女性ヴォーカルを配した流れからアコースティック・ギター、ドラムと順にサウンドを変えながら流されるシンプルな調べの曲です。スライド・ギターにTAYLORの伸びやかな歌声が心地好いのです。
9曲目"Running"(5:06) ハモンドのサウンドがメランコリックさを醸し出すセンチメンタルなナンバーです。切ない歌声も似合うTAYLORの歌声にも痺れます。
10曲目"Grace"(9:37) 少しジャズ・テイストも持ち合せたTAYLORのピアノによる弾き語りのバラードです。爽やかで清々しいピアノの調べと切ないTAYLORの歌声がゆったり流れながれます。
約1分のブランクの後、ドラム、ギター、ベースによる約2分間の演奏者不明のヒドゥン・トラックが収録されています。
全10曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:55分53秒 (残念ながら、このTAYLOR・MESPLÉのアルバムは、発売時期から日が経過していますので現在は、ほぼ廃盤状態となって入手が非常に困難なようです。追:'11年よりCDとして再リリースされたようです)'11年4月3日再更新


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写真  TEN BY TUESDAY / Tearing Down The Walls
 ・2005 Ten By Tuesday    7 8987501315 4

T.F.F.サウンド・・・

このアルバムは、カリフォルニアで活躍しているインディー・ロック・デュオTEN BY TUESDAYの '07年12月25日に本国でリリースされた最初(ソロ名義は含まず)のアルバムです。
TEN BY TUESDAYのメンバーは、MATT・BISSONETTE:ヴォーカル/ベース/ギター/プロデュースとROB・RINDER:ヴォーカル/キーボード/グロッケンシュピール/パーカッション/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MATTの兄GREGG・BISSONETTE:ドラム、DOUG・BOSSI:ギター、RICH・NIBBE:ギター/ラップ・スティールのカリフォルニアのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Reach"(4:55) 忙しなく響くキーボードとギターの調べがキャッチーな曲です。MATTとROBと交互にヴォーカルを担うスタイルと途中でアコースティック調になるアレンジが印象的です。
2曲目"Tearing Down The Walls"(4:24) MATTの紹介文に影響を受けたバンドの一つにT.F.F. とあるのですが、確かにこの曲の雰囲気とサビのハーモニーなど非常に通じるところを感じます。
3曲目"All I Wanna Do"(4:32) 少しアコースティック調にサウンドを移して来た曲の登場です。MATTのソロ・アルバムの曲を再結成したT.F.F.サウンドに近付けた曲調があるようです。
4曲目"Freak Flag"(4:38) 今度は荒らしたギター・サウンドを底辺に流したオルタナティヴな曲です。ヴォーカルもLo-Fiに荒らした歌声と突き進むビートの波が心地好い流れです。
5曲目"Hero"(5:09) アシッド系サイケデリック感を感じさせる曲です。60年代の荒廃した様があるサウンドにヒーローの登場を願う歌詞が載せられています。
6曲目"In Good Company"(4:34) ゆったりと奏でられるギターの調べに合わせてROBが訥々歌うスローな曲です。間奏からサビにかけてビートルズ・ライクな曲調とそのハーモニーも彼らが影響を受けたと紹介されるところがあります。
7曲目"Rescue Me"(4:32) 今度はアメリカ・バンドらしいストレートなロックを表現した曲です。荒らしたギターのサウンドを目一杯響かせ歌いに歌う骨太サウンドが攻めて来ます。い
8曲目"Anticipation"(3:59) 今度はやはり一転してソフトなアコースティック・サウンドの曲の登場です。前半を過ぎたあたりから次第に荒れたサウンドになって行くのですが、シンプルなグロッケンシュピールの調べも流れ起伏の状態も練られています。
9曲目"Broken Glass"(5:09) アコースティック・ギターとアップライト・ピアノのサウンドを主体としたカリフォルニア・ロックそのものと言える曲です。ギターが弾ける方なら4つほどのコードを循環させてて歌詞カードを見ながら一緒に歌えるような感じですね。
10曲目"Till The End"(4:48) 結構聴き応えのある曲がアルバムの最後に収録されています。メロディアスな流れのアレンジに次第に荘厳でワイドなサウンドを繰り広げながらアルバムの終焉を迎えます。
全10曲歌詞付 写真ライナー(輸入盤) 収録時間:46分40秒 (CD BabyにてT.F.F.に似たサウンドのアルバムを検索して見つけたこのTEN BY TUESDAY、インデペンデントと言ってもソロや参加ミュージシャンは、結構実力派なのです)'14年8月23日更新


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写真  TERAMI HIRSCH / All Girl Band
 ・1999 terami hirsch    6 02977 07472 7

雨降りの週末の三日間の・・・

このアルバムは、ロス・アンゼルスでインディペンデントに活躍するS.S.W.TERAMI・HIRSCHのMySpaceによると西アイルランドを旅していたTERAMIは雨ばっかり降っていた週末の三日間の出来事をメモに走り書きしながら、滞在先のホテルのロビーに置かれていたアップライト・ピアノで曲を書き上げた後、ロス・アンゼルスに戻り自身のアパートでレコーディングしたらしく。このアルバムは彼女の記念すべきデビュー・アルバムで 2000年3月21日に本国のリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TERAMI・HIRSCH:ヴォーカル/各楽器/プロデュースの他、KEVIN・BENSON:アンビエンス/プロデュースの少人数での収録です。

1曲目"Setting The Record Straight"(1:40) 電子オルガンのサウンドに乗せスポーケンによるTEREMIの自己紹介を綴った曲で、赤裸々な内容も織り交ぜた2分程度の曲です。
2曲目"Queen Of The Prom"(2:48) クラシカルなピアノのサウンドとメロディによるTERAMIの弾き語りです。現在のようにオルタナティヴではなく非常にオーソドックスな手法を使った美しいメロディの曲です。
3曲目"What You Think I Need"(4:16) この曲も非常にクラッシック・ミュージックの要素を含んだ曲で弦楽協奏曲のプログラムを使った重厚なサウンドに仕上げています。アウトロでの彼女のピアノ・ソロも非常に巧みで幼少の頃からピアノの演奏に励んできた証が見ます。
4曲目"Metro Joe"(2:13) ベースとパーカッションのシーケンスを使いゆったりとしたリズムの曲です。溜息混じりに歌われる流暢な歌声によるシンプルなスタイルでの収録となっています。
5曲目"Vamp"(3:14) ギターのサウンドに切り替えた電子ピアノのサウンドによる曲で複数のピアノの演奏をオーバ・ダブさせています。美しく響くウーリッアー風のサウンドと電子ピアノの卓越した演奏による曲です。
6曲目"Borderline"(4:15) オリエンタル風のサウンドの木琴のシーケンサーによるアンビエントな曲です。ヴォーカル部分の収録は最低限に絞りインスト的な雰囲気を持たせています。
7曲目"Collecting The Rain"(3:23) ダイナミックなピアノの演奏によるダークなイメージの強い曲でとてもTERAMIらしいサウンドの曲です。ピアノのチェロ風のサウンドと非常にシンプルな楽器構成ですが、何かそれだけでは無いサウンドの強さを感じる曲です。
8曲目"Girl With The Brain"(0:54) ウーリッアーピアノによる中世の吟遊詩人的な曲で彼女の非常に早口なヴォーカルによる1分足らずの曲です。
9曲目"Make It Visual"(4:41) TERAMIの非常にエコーの効いた歌声によるゆったりしたリズムの曲です。幻想的に響くシンプルなメロディによるピアノのヒーリング・サウンドが心地好い曲です。
10曲目"Witches' Brew"(4:32) 特徴的なメロディによる力強さを感じさせる曲です。このアルバムではめずらしくセルフ・ハーモニーをつけた曲となっています。刻々と曲のイメージを変幻させたアレンジによる曲です。
11曲目"Lullaby"(4:08) 美しいピアノのメロディと優しさを醸し出すTERAMIの歌声による弾き語りによる曲です。バックには弦楽器のシーケンスがつけられています。この曲も非常にオーソドックなメロディとアレンジの曲ですが、歌詞の一部は難解な表現が使われています。
12曲目"Upsetchu"(2:57) ロマンチックな歌詞を綴った女性らしい内容の曲です。巧みに弾きこなされるピアノの流れるようなメロディの数々が、美しく響く曲です。
13曲目"Voices In My Head"(3:03) この曲もピアノの調べの非常に美しい曲です。この曲の歌詞にアルバム・タイトルの[All Girl Band] の一節が登場しています。日常での感謝の気持ちを歌詞に綴った内容の曲です。
全13曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:42分10秒 (決して派手でキャッチーなメロディのアルバムでは無いし、ヒット・チャートに上る曲も収録されていないですが、TERAMIの持つ独特のカルト的な魅力を感じさせます)'10年4月3日再更新


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写真  TERAMI HIRSCH / To The Bone
 ・2002 7seven    061502-04

何んと1年以上の歳月をかけて・・・

このアルバムは、TERAMIにとって3枚目(同年の[Stickfigures]を含む)のアルバムで '02年8月28日に本国でのリリースです。ライナーノーツの末尾には、アルバムの収録は、ロス・アンゼルスの自宅にて '01年4月から '02年の6月と書かれている事からTERAMIは、このアルバムを徹底的に練りこんだサウンドに仕上げた事が良く理解できます。次のアルバム[Entropy 29]の前身がこの時点である程度完成されています。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TERAMI HIRSCH:ヴォーカル/キーボードの他、KEVIN・BENSON:プログラミング/プロデュースの今回も少人数での収録です。

1曲目"Pet"(4:07) 映画音楽のような叙情的な響きを持ったイントロが続いた後、畳み掛けるような打ち込みのリズムにシフトされるTERAMIの得意とする展開の曲です。本当にこのマシンガン的なリズムは、本当に圧巻です。
2曲目"Raising The Dead"(3:41) アコースティック・ギターのサウンドに似たサンプルによるテンポの良い曲です。幾十に重ねられたヴォーカル・パートを演出するTERAMIの拘りとプロデューサーのKEVIN・BENSONの打ち込みによる曲です。
3曲目"Paperweight"(2:58) ダークなイメージを持たせたシーケンスのサウンドによるスローな曲です。プログラムによるリズムがとても印象的です。人によっては打ち込みのリズムを非常に嫌う傾向がありますが、TERAMIの音楽の場合そのサウンドとビートの冷たさが逆に魅力的に変わるのです。またこの変則的なビートを生で演奏するとなると機材的/能力的に大変な事になるでしょう。
4曲目"Stained"(5:54) サンプル曲を始めて聴いた時から非常に気に入った曲です。荒れた歌声に処理したTERAMIのヴォーカルとクールに淡々と流れるバックのサウンドによる6分近くある曲です。緻密な計算とトライ・アンド・エラーを繰り返して出来上がったサウンドに間違い無いでしょう。
5曲目"The Breathing"(3:37) この曲も個性的なメロディでインパクトが有っていい曲ですね。TERAMIの鍵盤から繰り出されるサウンド・マジックに陶酔しそうです。
6曲目"Sideline Junkies"(3:37) めずらしく軽いタッチの曲です。アップ・ライトの電子ピアノのサウンドに似せた音色を使ったアップテンポの曲です。街中のカフェ・ラウンジでの演奏が似合いそうです。アレンジも余り凝らずにさらっと自然に仕上げています。
7曲目"Boxes"(3:56) ウーリッツァー・ピアノの悲しげな音色とTERAMIの吟遊詩人的な歌声と演奏による中世の調べを感じさせる曲です。
8曲目"The River"(4:15) 既成の白黒映画のフィルムを使ったビデオ・クリップにされた曲です。一昔前のサウンドのように演出された曲にTERAMIの独特のギミックをあしらった何か彼女の強い説得力を感じる曲です。
9曲目"Fire"(5:14) このピアノの旋律は一度聴いたら決して忘れる事のないメロディとタッチです。ゆったりと流れるTERAMIの歌声と幻想的で抽象的な歌詞による曲ですが、バックで忙しく流れるピアノの恐ろしい程リズミカルな事。またTERAMIの才能の豊かさと完璧なまでのアレンジとオーバダブを繰り返された形跡を垣間見せられました。
10曲目"Everybody(Inside This Skin)"(5:03) スローでゆったりとしたリズムでの落ち着いた曲です。前の曲から一転して非常にオーセンティックに纏めたコンサバティブなアレンジでの曲です。
11曲目"Falling"(3:35) 重く力強いピアノの旋律によるピアノ・オルタナティヴ・バラッドでしょうか。めずらしくTERAMI自身が出演しているビデオ・クリップです。
12曲目"Until You"(3:19) TERAMIのピアノによる弾き語りに近い曲です。オーソドックスな彼女の1枚目のサウンドに似たピアノのダイナミックさをアレンジした曲です。
全12曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:49分20秒 (この後にオーストラリアのDAN・LLOYDがこのアルバムの数曲をリミックスした[From The Ash]も最高の出来ですが、残念ながらCDの在庫なしです。TERAMI・HIRSCHのファンサイトもどうぞ!)'10年4月5日再更新


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写真  TERAMI HIRSCH / Entropy 29
 ・2005 MADSTONE RECORDS    040605-07

ダーク・ポップ/ピアノ・オルタナ・・・

ロス・アンゼルスでインディペンデントに活躍するTERAMI・HIRSCHの5枚目('03年のDAN・LLOYDとのコラボによるコンピ・アルバムと '02年限定のスポーケンアルバム[STICKFIGURES]を含む)のアルバムで、'05年11月29日に本国でのリリースです。
TERAMI・HIRSCHのHPによるとこのアルバムは、$200のキーボードで作曲された後、スタジオ代わりのバスルームで収録されたと書かれています。TERAMIについての音楽記事によく書かれている彼女のサウンドは、ダーク・ポップとかピアノ・オルタナティヴと書かれているのを良く目にする通り異質/陰暗な世界感がします。5歳からピアノの弾いている彼女独特の世界のサウンドです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TERAMI・HIRSCH:ヴォーカル/キーボード/プログラミング/ノイズ/プロデュースの他、このTERAMIのサウンドをバックアップするのは、キューバ出身新進気鋭のベーシストHECTOR・FERREIRO、CARTER・DEWBERRY:チェロ、EMILY・SPAUDE:ヴァイオリン、KEVIN・BENSON:タンバリンです。

1曲目"Mission To The Moon"(4:06) ダークなイメージのキーボードのサウンドのイントロとループによる技法のオルタナティヴ・サウンドによるTERAMIの独特の世界です。このサウンドは嵌ります。嵌って抜け出せなく成りそうです。
2曲目"Little Light"(4:12) 1曲目のサウンドと非常に似たイントロによる曲です。TERAMI のウーリッツァーピアノのサウンドによるブラック・マジックに操られる呪縛の世界のサウンドです。後半からはダイナミックなピアノの旋律による展開です。
3曲目"Drifting"(3:47) 美しい響きを持つTERAMI のピアノの旋律とCARTER・DEWBERRY(THE ROBIN COX ENSEMBLE)の弾くチェロの音色が少し沈んだイメージの曲ですが、素晴らしい曲です。複雑なプログラムによるタンバリンのリズムはKEVIN・BENSONが行っており彼女のブログに登場しています。
4曲目"Waking The Dream"(3:47) 前半はTERAMIのピアノによる弾き語りで後半はローズとプログラム音楽によるアシッド感を持ったギター風サウンドと非常に凝った収録です。彼女のサウンドにかける情熱は相当なものを感じます。
5曲目"Nothing Walks Away"(4:06) TERAMIのエモーショナルな歌声によるリズミカルな曲です。バックで流れるループのサウンドと交差するこれぞピアノ・オルタナティヴのサウンドです。
6曲目"Memory Picture"(4:29) オーソドックスなエレピによるゆったりしたリズムによる弾き語りです。アルバムの折り返し地点でのオアシス的曲です。
7曲目"When It's Dark"(3:39) TERAMI1人による多重録音による曲で右と左に別トラックのヴォーカルを入れた特異な収録です。変則的なドラムプログラミングとシタールのサウンドによる意欲作です。
8曲目"Anywhere But Here"(4:33) 悲しげなヴァイオリンの音色とピアノの旋律による幻想的な響きを持つ曲です。TERAMIの歌声とヴァイオリンのサウンドのコラボレーションをお楽しみ下さい。
9曲目"Love"(4:19) 低いキーでのピアノのサウンドとパーカッシブな打込みのリズムによる曲です。歌詞の方は単語単位では理解できるのですが、歌詞として組み合わされると難解な部分も?
10曲目"You Can Never Go Back"(2:20) 海の潮騒のS.E.とTERAMIの独特の陰影の効いた湿り気のあるエレピのサウンドによる2分少々の曲です。
11曲目"There's A Garden"(4:02) チャイムの音色に似たローズの音色と変則的なビートによる打込みのリズムによる曲です。彼女が自分の音楽に対する完成度を追求した意気込みを実感させる曲です。
12曲目"Timberline"(4:15) このアルバムに収録されている他の曲に似たサウンドの曲ですが、後半からの盛り上がり方は圧巻です。
全12曲歌詞付 8ページ物写真ブックレット U.S.製 (輸入盤) 収録時間:47分40秒 (インディペンデントで活躍するTERAMIですが、本国では非常に人気が高く複数のファンサイトも立ち上げられています) '10年4月5日再更新

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 ・2005 MADSTONE RECORDS  051705-08

写真

Little Light (Limited Edition EP)
1曲目"Little Light" 2曲目"Mission To The Moon" 3曲目"Time Machine"(アルバム未収録曲)
4曲目"Little Light(Halo Mix)"
歌詞無し (輸入盤) 先行発売限定盤 紙ジャケット仕様 収録時間16分29秒


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写真  TERAMI HIRSCH / A Broke Machine
 ・2008 MADSTONE RECORDS    021108-09

歌声とメロディに少し変化が・・・

ロス・アンゼルスでインディペンデントとして活躍しているTERAMI・HIRSCHの6枚目のアルバムです。前作[Entropy 29] の衝撃的なカルト的サウンドと歌声による興奮から2年の歳月が流れての '08年4月15日に本国でのリリースです。
プロデュースは、TERAMI自身にベース担当は、前作同様HECTOR・FERREIRO、ドラム:JOHN"BREEZE" LADSON、チェロ:CARTER・DEWBERRYも前作からのお馴染みのメンバーです。
今回のTEREMIのアルバムは、全体のサウンドが「あの独特のダーク・オルタナティヴ」な部分を少し控えたアレンジと丸みを帯びてきたTERAMIの歌声が印象的なアルバムになっています。

1曲目"Back To The Start"(3:28) イントロからやって来ましたね!TERAMIの持つ独特のエレクトリック・ピアノの不思議な調べとバックに流れるこれも複雑なプログラミングによるサウンドです。少しキーを下げたTERAMIの歌声から何か余裕すら感じられる気がします。
2曲目"Help Me"(3:37) 曲のタイトルから感じさせる脅迫観念を醸し出す不協和音とリズムを外したビートによる苛立ちを曲の中に持ち込むアレンジと少し音を濁したピアノのサウンドによるオルタナティヴなサウンド・バリエーションを盛っています。
3曲目"Fable Moon"(4:19) 少しノスタルジックさを感じるエレクトリック・ピアノでの弾き語りです。セルフで付けたハーモニーが場末の酒場での演奏シーンを想い起こすサウンドの流れです。
4曲目"Chains Of Andromeda"(3:44) 機械的に作り出したオート・メカ音をベースに仕上げた孤高の旋律を繰り出すTERAMIサウンド、やはりこの人の音楽に対する情熱をこの曲を通じてダイレクトに感じます。
5曲目"A Broke Machine"(3:31) イントロでのピアノの調べから何か陶酔感を与えそうないつものTERAMIの世界に引き込まれそうになると思いきや急に室内ピアノ協奏曲のようなクラシック・スタイルで奏でられ「まぁ、ゆったりと聴いて!」と言わんばかり優雅に奏でられています。全体の調べは、TERAMIの吟遊詩人的に綴られる曲で、バックで響く優雅ながら少し切ないチェロの調べは、ロス・アンゼルスで活躍中のCARTER・DEWBERRYの演奏です。
6曲目"What I Didn't See"(2:48) TERAMIの曲としては少しめずらしいロック色の強い曲の登場です。特にこの曲は、ギター・ロックに近いリズムのビートとサウンド展開とHECTOR・FERREIROの卓越したベースの演奏が印象的です。ライヴの演奏では一般的なロック好きの観客にも受けるようなサウンドです。
7曲目"Diagram Of Love"(5:37) ドラグ感のある鼓動音に似せた打込みによるビートに乗せたTERAMIのセンチメンタルな響きのキーボードのサウンドが印象的なバラード。後半からのヴォーカル・パートと間奏は非常に繊細で美しい響きを持って流れて行きます。
8曲目"The Collector"(4:12) この曲は前作の[Entropy 29]の巧みなピアノのサウンドの雰囲気を持っています。イントロでの高いキーによるピアノの執拗な演奏とメロディアスなサウンドから一気にTEREMIの世界へ引き込まれます。
9曲目"Battle For Infinite Time"(4:08) この曲もイントロから非常に聴かせる曲ですね。巧みに練り上げられたサウンド・ベースを基準のキーボードでの数々の装飾を吊り下げたイメージです。
10曲目"Better Times"(3:52) 明るい歌を歌っても少し翳りを持ったTERAMIの歌声とメロディの流れに少し隙間を持たせた感が心地好いサウンドとなっています。
11曲目"Wasteland"(3:28) 強めのエレクトロニカ(打込み)のサウンドによるビートとアンビエントに奏でられるピアノの調べによる曲です。時に妖艶に、時にイノセントな響きを持つTERAMI歌声に酔うことを感じさせます。
12曲目"A Hundred Flowers"(3:54) この曲でも少しキーが下がったように聴こえるTERAMIの歌声による曲です。前作まで少し粘っこさがあったTERAMIの歌声ですが、この曲ではあっさりした雰囲気になり更に、高いキーでもエモーショナルな歌声を聴かせています。
13曲目"I Am Going To Sleep"(1:50) TERAMI歌声によるララバイの登場です。「お休みなさい」の歌詞を繰り返しながら歌われる2分を少し切った小さな作品です。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:48分34秒 (このアルバム・リリース後にTERAMIの地元ロス・アンゼルスからスタートしてN.Y.まで横断ツアーが敢行されています)'10年4月5日再更新


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写真  THINK OUT LOUD / Think Out Loud
 ・1988 A&M Records Inc.    A&M SP 5187
 ・2009 Universal Music Group    5318650

美しいメロディアス・ロックと緻密なアレンジによる・・・

'75年頃に活動していてアルバムを1枚だけ残して解散してしまったSKYBAND(LANE・CAUDELL,PETER・BECKETT,STEVE・KIPNER)のPETERとSTEVEの2人が再びユニットを組んでセルフ・タイトルを冠したアルバムを '88年にリリースしました。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、PETER・BECKETT:ギター/プログラミング/ヴォーカル/プロデュース、STEVE・KIPNER:ベース/キーボード/プログラミング/ヴォーカル/プロデュースの他、MICHAEL・LANDAU:ギター、PAUL・JACKSON,Jr.:ギター、STEVE・LUKATHER:ギター、BOB・MARLETTE(PLAYER):キーボード、BOBBY・CALDWELL:キーボード、RANDY・GOODRUM:キーボード、JIMMY・JOHNSON:ベース、JOHN・CAPEK:キーボード/ベース、TRIS・IMBODEN:ドラム、PAULINHO・DA・COSTA:パーカッション、BRANDON・FIELDS:サックス、RENÉE・GEYER:バック・ヴォーカルなど有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、THINK OUT LOUDとは「考え事を口に出す、思わず独り言を言う」と言う意味です。プロデューサーは、2人に加えHUMBERTO・GATCHA、DAVID・J・HOLMAN、RANDY・GOODRUM、BRYAN・LORENなど曲ごとに担当しています。

1曲目"In A Perfect World"(4:45) 重く響くシンセ・ベースのサウンドによるファンク/メロディアス/ロックな曲です。PETERの少しハスキーなヴォーカルに続いて登場するSTEVEのイノセントな歌声が対照的で良いですね。間奏で登場する非常にスピード感のあるギターは、多分 MICHAEL・LANDAUでしょうね。
2曲目"Stranger Things Have Happened"(3:59) PETERのヴォーカル曲です。この曲でも重く響くべースのサウンドによるミドル・テンポのナンバーです。フレットレス・ベースの素晴らしい響きを使った曲で、当時からのお気入の曲でもあります。
3曲目"Original Sin(Jumpin'In)"(4:28) ハードなサウンドと重く響くベースのリズムによるロック色の強い曲です。PETERとSTEVEがヴォーカルをシェアした曲です。
4曲目"The Deep End"(4:06) フレットレス・ベースの美しい響くイントロによる曲でSTEVEがヴォーカルを取ります。STEVEらしい非常にメロディアスなミドル・テンポの曲です。ANDY・GOLDMARK(WONDERGAP)とSTEVEとの共作です。
5曲目"Raise You Up"(4:27) ライヴ形式のように歓声などを冒頭に収録された凝った曲です。PETERのヴォーカル曲で、ややハードなロックスタイルの曲です。PETERはやはりライヴでのパフォーマンスに優れたシンガー/ギタリストだと思います。
6曲目"After All This Time"(4:18) この曲もメロディアス・ロックな曲です。ややスローなバラードでしょうか。PETERの伸びやかで美しい歌声による曲で、間奏のソリッド感のあるギターは、多分 STEVE・LUKATHERでしょう。
尚、この曲は、PLAYER名義でも収録されていてそちらでのヴォーカルは、ベースのRONN・MOSSかも知れません。
7曲目"Faithful Love"(3:50) 少し変わったリズムの曲です。爽やかなポップ調のリズムのカリプソ風の味付けをしたSTEVEとMARC・JORDANとの共作です。
8曲目"Body And Soul(Lost In The Rhythm)"(3:54) 再びPETERのメロディアス・ロックな曲です。STEVEとPETERとBOBBY・CALDWELLとの共作です。BOBBYの一連の作品とは違いハードなサウンドによる曲です。
9曲目"In No Uncertain Terms"(4:47) 日本のウエスト・コースト・ロックファンの間で大ヒットしたSTEVEのアルバム[Knock The Walls Down]の楽曲に通じる美しいメロディと緻密なアレンジによる曲です。ナッシュヴィルのS.S.W.RANDY・GOODRUMとの共作です。
10曲目"Talk To Yourself"(4:28) ブラック・ミュージックの影響を色濃く残したファンクな曲です。叩きつけるようなリン・ドラムのビートとサンプルと打ち込みを使った曲でヴォーカルは、PETERです。この曲のコーラスの部分にユニット名の「THINK OUT LOUD」と出てきます。
・歌詞無し LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:43分02秒
・歌詞無し 写真ライナー '09年ドイツ・リマスターCD盤 (輸入盤) 収録時間:43分21秒 ('88年に同 A&M よりCD化されていますが、現在では入手が困難です。'09年6月海外にてCDが再発売されました!)'10年4月6日再更新
1988年度ベスト5


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写真  THINK OUT LOUD / Shelf Life
 ・1997 MTM Music Records    199629

KIPNERとBECKETTの二人三脚の隠れた名作集・・・

このアルバムは現在、国内で入手困難になっているPETER・BECKETTとSTEVE・KIPNERのユニットによるTHINK OUT LOUDの2枚目のアルバムで '97年9月1日にドイツ/スイスでリリースされています。作曲活動のプロモーション用の音源をもとに制作されヨーロッパのみ限定でリリースされていた企画盤的な1枚の為、残念ながら歌詞と参加メンバ−の詳細な記載がありません。

1曲目"Castles On Quicksand"(4:02) PETERの力強いヴォーカルと打込みによるサウンドとギターがエモ−ショナルに訴えかけます。
2曲目"Way Beyond My Reach"(3:57) PETERの作曲で女性バック・ヴォーカルとのハ−モニ−が美しい曲です。
3曲目"Don't Throw It Away"(4:06) STEVEの登場です。ギター・サウンドを主体にしたミドルテンポの好い曲です。
4曲目"From Where I Stand"(3:39) PETER・CETERAがいた頃のCHICAGOの曲のイメージに似た感じがする曲です。
5曲目"Answer To The Why"(4:30) STEVEの独特のヴォ−カルが好いですネ、曲自身は凝った作りです。
6曲目"Moonlight On Water"(3:54) 一昔前に流行ったブラックコンテンポラリ−な曲で以前に誰かの為に書かれた曲でしょうか。
7曲目"Just Like That"(4:56) PETERによるバラードで美しい1曲となっています。
8曲目"Let's Talk About Love"(4:27) スライド・ギターが効果的に使われたメロディアスなロックです。
9曲目"I'll Find My Way Again"(4:13) STEVEによるバラードです。一聴しただけで直分かるSTEVEの特徴的な粘り感のある歌声ですね。
10曲目"Calm Before The Storm"(4:13) PETERのヴォーカルによるメロディアス・ロックな曲です。この乗りの良いリズムとソロは、多分、MICHAEL・LANDAUのギターですネ。
11曲目"Dancing On A High Wire"(4:17) 私のイメージするTHINK OUT LOUDのサウンドそのものと言った曲でタイトでダイナミックなサウンドです。
12曲目"Invisible Man"(3:42) アメリカのポップ・ヴォーカル・グループ98°に提供された曲です。ここでの収録は、STEVEによるアコースティック・ヴァージョンにて自身の華麗なるセルフ・ハーモニーがとても美しい曲に仕上げています。
13曲目"Invisible Man(Special Remix)"(4:24) 打込みによるリズムを強化し、時間的にも長めにしたヴァージョンです。
歌詞無し 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:54分25秒 (彼らの最近の活動は?追:PETERは、ベースのRONN・MOSSとPLAYERを復活し、STEVEはミュージシャンの為に作曲活動中です)'10年4月6日再更新


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写真  3RD MATINEE / Meanwhile
 ・1994 Reprise Records    9 45396-2

何んとも不思議なジャケットのイラスト作品・・・

3RD MATINEEは、PATRICK・LEONARD(元TRILLION/TOY MATINEE)とRICHARD・PAGE(元PAGES/MR.MISTER)が組んだこのアルバムだけのユニットです。アルバムのリリースは、本国にて '94年4月26日になっています。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、PATRICK・LEONARD:キーボード/バック・ヴォーカル/プロデュース、RICHARD・PAGE:ヴォーカル/ギター/副プロデュースの他、JAMES・HARRAH:ギター、TIM・PIERCE:ギター、MARC・BONILLA:ギター、GUY・PRATT:ベース、JIMMY・JOHNSON:ベース、STEVE・PORCARO:シンセサイザー、BRIAN・MACLEOD:ドラム/パーカッション、VINNIE・COLAIUTA:ドラム、LUIS・CONTE:パーカッション、JERRY・JORDAN:バック・ヴォーカル、NICK・LAIRD−CLOWES:バック・ヴォーカル、VALERIE・PINKSTON-MAYO:バック・ヴォーカル、DORIAN・HOLLEY:バック・ヴォーカル、JULIE・DELGADO:バック・ヴォーカルのロス・アンゼルスのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"I Don't Care"(4:29) 不思議なサウンドのイントロに続いて聴覚えのあるRICHARDの歌声と乗りの良い曲です。随所にPATRICKの凝ったメロディが散りばめられています。ギターにJAMES・HARRAHが参加しています。
2曲目"Freedom Road"(4:55) 重く響くベースのサウンドを基調とした曲でRICHARDの甘く高いキーの歌声と対照的な曲です。作品の共作者にNICK・LAIRD−CLOWES(元DREAM ACADEMY)の名前がありバック・コーラスでも彼が参加しています。JAMESの長く鋭いギター・ソロも聞き物です。
3曲目"Holiday For Sweet Louise"(4:49) 中々渋いメロディの曲で、どちらかと言うとRICHARDの作風をPATRICKがアレンジした感じが強くします。
4曲目"She Dreams"(6:01) この曲も共作者はNICK・LAIRD−CLOWESです。シンセサイザーはSTEVE・PORCARO、ギターにはTIM・PIRCEが参加していて6分もの長さの曲です。
5曲目"Ordinary Day"(4:17) 弾んだリズムとタイトなドラムの音色のパワーポップな曲でJAMESのスライドギターが印象的です。
6曲目"Family Tree"(4:42) 12弦ギターの神秘的なサウンドが醸し出すRICHARDの作風を強く感じる曲です。MR.MISTERの名曲"Broken Wing"を思い出しました。
7曲目"Echo Hill"(4:15) ハードな音色によるイントロですが、曲自体はパワー・ポップなサウンドの曲です。この曲も何処と無くMR.MISTERの雰囲気がしています。
8曲目"All The Way Home"(5:12) イントロは、共作者NICKの"Lowlands" と非常に似ています。そう言えば何処と無くブリティッシュ・テイストのサウンドです。
9曲目"Silver Cage"(2:38) 2分半程度の曲短い歌詞だけで殆どインストゥルメンタルのダイナミックなサウンドの曲です。
10曲目"Trust Somebody"(4:36) 共作者は、何とMARC・JORDANです。ピアノの旋律を基調とした作風にゴスペル・コーラスによる静かに流れる曲で、奇跡を信じる女性の思いを歌にしています。
11曲目"Meanwhile"(4:51) RICHARDの素晴らしい歌声を堪能出きる1曲で重く低く流れるベースのリズムとPATRICKのピアノの旋律がさらにRICHARDの歌声をひときわ際立てて居ます。RICHARDの次の作品に通じるサウンドです。
10曲歌詞付 8ページ物写真ライナー ワーナーマーク入ケース U.S.製 (輸入盤) 収録時間:50分51秒 (TOY MATINEEのファンとMR.MISTERのファン双方から賛否両論に分かれるアルバムですが、RICHARDの歌声の熱狂的なファンは、彼の歌声さえ有れば幸せ!何んとも不思議なジャケットですが、戌年では縁起が良さそう!)'10年4月6日再更新


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写真  TIMOTHY B.SCHMIT / Tell Me The Truth
 ・1990 MCA Records    MCAD-6420

彼の素晴らしいヴォーカルと友人達に・・・

TIMOTHY・B・SCHMITの '90年7月2日に本国にて発表の3枚目ソロ[Tell Me The Truth]:「本当の事を言ってくれ!」と名付けられています。内容は彼の素晴らしいヴォーカルと友人達に囲まれて作り上げられた最高の1枚となっています。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TIMOTHY・B・SCHMIT:ヴォーカル/ベース/ギター/ドラム/パーカッション/プロデュースの他、FRANK・SIMES:ギター、BRUCE・GAITSCH:ギター/ベーシック・トラック/プロデュース、RICK・VITO:ギター/スライド・ギター、SCOTT・PLUNKETT:キーボード、DANNY・KORTCHMAR:キーボード/プロデュース、、BILL・PAYNE:キーボード、DANNY・TIMMS:キーボード、JAI・WINDING:キーボード、JEFFREY "C.J." VANSTON:キーボード、STAN・LYCH:ドラム/パーカッション、DON・HENRY:ドラム/パーカッション/プロデュース、MIKE・BAIRD:ドラム/パーカッション、JOHN・ROBINSON:ドラム、JEFFREY・PORCARO:ドラム、SIEDAH・GARRETT:バック・ヴォーカル、MAXINE・WATERS:バック・ヴォーカル、JOHN・BOYLAN:ベーシック・トラック/プロデュース、JEFFREY "C.J." VANSTON:キーボード、RITA・COOLIDGE:バック・ヴォーカル、MARILYN・MARTIN:バック・ヴォーカル、DAVID・LASLEY:バック・ヴォーカル、GENE・MILLER:バック・ヴォーカル、JEDDRAH・SCHMIT:バック・ヴォーカル、OWEN・FAYE・SCHMIT:バック・ヴォーカル、BRITTNEY・COLE:バック・ヴォーカル、LUCY・WALSH-RECOR:バック・ヴォーカル、AMY・BOYLAN:バック・ヴォーカル、NILE・NASH:バック・ヴォーカル、WILLIE・JOHN・NASH:バック・ヴォーカル、ERICA・GLAUB:バック・ヴォーカル、JOHN・TAYLOR・ROBINSON:バック・ヴォーカル、AUDRA・DUDA:バック・ヴォーカル、ANTHONY・TAIBI:バック・ヴォーカル、JOSEPH・TAIBI:バック・ヴォーカル、WHITNEY・WAGNER:バック・ヴォーカル、JOSH・YOUNG:バック・ヴォーカル、DYLAN・YOUNG:バック・ヴォーカル、VANESSA・GIGLIO:バック・ヴォーカル、MICHAEL・GIGLIO:バック・ヴォーカルの1部有名ミュージシャンが参加しています。
プロデュースは、DAVID・COLE、DON・HENRY、BRUCE・GAITSCH、DANNY・KORTCHMAR、JOHN・BOYLANにTIMOTHY・B・SCHMITとなっています。

1曲目"Tell Me The Truth"(3:47) タイトなロックのリズムに乗せてTIMOTHYが歌っています。
バック・ヴォーカルにDON・HENRYとMAXINE・WATERSが参加しています。この曲のプロデュースは、DON・HENRYと何んとあのDANNY・KORTCHMARです。
2曲目"Was It Just The Moonlight"(4:26) この曲のギターソロは、BRUCE・GAITSCHでいつも"クール" な彼にはめずらしく熱くなってギターを弾いています。
3曲目"Something Sad"(5:10) アコースティック・ギターによるメランコリックな響きが綺麗な曲です。TIMOTHYのまるで少年のような透き通るヴォーカルが聴き物です。
4曲目"Down By The River"(4:31) スライド・ギターにRICK・VITO(元FLEETWOOD MAC)が参加して、曲を熱く重厚な雰囲気にしています。
5曲目"In Roxy's Eyes"(4:10) TIMOTHYらしい優しく包込まれるような曲です。この人は、この様なメロウで穏やかな流れの曲を演奏し、歌うと曲本当に上手いですネ。
6曲目"Let Me Go"(5:05) BRUCE・GAITSCHとWILL・JENNINGSと共作です。タイトなリズムとベース・シンセサイザーの重い響き乗せたロック色の強い曲です。
7曲目"Perfect Strangers"(3:50) この曲も前の曲と同じ印象を受けるMICHAEL・SEMBELLOや初期のMR.MISTERなどのエレクトロニカのサウンドを強く取り入れた曲です。BRUCEのエッジの効いたギターが更に特徴的に響いています。
8曲目"All I Want To Do"(2:25) ナイロン弦ギターが優しく響く3分弱の曲です。
9曲目"Tonight"(3:46) アコースティックの響きが軽やかなまさにウエストコーストロックと呼ぶに相応しい曲です。ハーモニーも綺麗です。
10曲目"For The Children"(5:23) イントロのBRUCEのギターが響きわたります。未来の子供達の為のメッセージ・ソングで、自分が子供の頃を思い出し通りで遊んだ事とか今の子供達にもそういった環境を作ろうとの思いが込められています。THE CHLDRENと名付けられたバック・ヴォーカルの子供達のコーラスが入っています。その中にはTIMOTHYの子供の名前もあります。
全10曲歌詞付 写真ブックレット U.S.製 (輸入盤) 収録時間:42分38秒 (EAGLES時代から彼のヴォーカルに魅了され続けて来ました。派手さは一切無いのですが、何故か心癒される歌声です)'10年4月6日再更新


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写真  TIMOTHY B.SCHMIT / Feed The Fire
 ・2001 LUCAN RECORDS    74321 83288 2

聴く度に新鮮さが蘇って・・・

このアルバムは、TIMOTHY・B・SCHMITの4枚目のソロ・アルバムで '01年5月1日に本国でのリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TIMOTHY・B・SCHMIT:ヴォーカル/ベース/ギター/ストリング・アレンジプロデュースの他、JOE・WALSH:ギター、ADAM・BENJAMIN:キーボード、HANK・LINDERMAN:ギター/E-bow/キーボード、STEVE・DUDAS:ギター、MARK・HUDSON:ギター/キーボード/バック・ヴォーカル/プロデュース、JIM・COX:キーボード、SCOTT・CRAGO:ドラム/パーカッション、RICHARD・FELDMAN:ループ、EAST・WEST:ループ、ROBIN・LORENTZ:ヴァイオリン、NOVI・NOVOG:ヴィオラ/ストリング・アレンジ、CAMERON・STONE:チェロ、STEFANIE・FIFE:チェロなどお馴染みのメンバーと作曲にも参加しているミュージシャン達です。

1曲目"The Shadow"(4:22) アコースティック・ギターの調べにTIMOTHYの綺麗なヴォーカルです。彼のベースも決して派手ではないが渋く決めています。この曲の歌詞の中にアルバムのタイトルである「Feed The Fire」が登場しています。
2曲目"Every Song Is You"(4:09) 楽しいリズムの曲でギターがふんだん取入られています。
3曲目"Make You Feel My Love"(3:47) BOB・DYLANの曲のカバー曲で綺麗なハーモニーが魅了します。
4曲目"I'll Always Let You In"(4:01) リヴァーブの効いたギターが良いですね、間奏のギターソロはJOE・WALSHの登場です。この曲でも非常に高い美しいTIMOTHYの歌声が響きます。
5曲目"Running"(4:41) このようなメロウでロマンチックなバラードには彼の優しいヴォーカルはピカーに感じますね。ロック色の強いEAGLESのサウンドの中で絶妙なバランスを保つ彼の存在が際立つ事を再認識します。
6曲目"I'm Not Angry Anymore"(4:15) この曲で感じの良いエレクトリック・ギターのサウンドを聴かせているのは、親友HANK・LINDERMAN(GERRY・BECKLEY,JEFF・LARSON)です。このアルバムで特に印象に残るかっこいいサウンドの曲ですね。
7曲目"Give Me Back My Sight"(4:30) アカペラのイントロで始まりストリングスを取入れた美しい曲です。共作者は前出のHANK・LINDERMANです。
8曲目"You Are Everything"(3:50) 懐かしい曲の登場です。THE STYLISTICS '71年のヒット曲のカバーです。オリジナルもキーが高いですが、TIMOTHYは、もっとキーを上げています。
9曲目"Top Of The Stairs"(3:43) アカペラで全てのパートを一人でオーバーダブにて収録しています。
10曲目"Moment Of Truth"(3:26) TIMOTHYらしい曲です。JIM・COXのキーボードが1つのアクセントに成っています。
11曲目"Song For Owen"(4:11) ストリングスを入れた静かなこの曲で幕を閉じます。
全11曲歌詞付 小型ポスター型ライナー HDCD仕様 E.U.製 (輸入盤) 収録時間44分59秒 (彼の音楽は決して新しい事をしている訳では無いのですが、聴く度に新鮮さが蘇ってきます)'10年4月10日再更新


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写真  TIMOTHY CHAISSON / Even
 ・2006 timothychaissonmusic    7 7859-16530-2 7

Canadian Singer/Songwriter・・・

このアルバムは、カナダのプリンス・エドワード島出身のS.S.W.TIMOTHY・CHAISSONの3枚目のアルバムで、本国でのリリースは、'07年5月29日となっています。
このアルバムに参加しているミュージシャンは、TIMOTHY・CHAISSON:ヴォーカル/ギター/ベース/ドラム/キーボード/ヴァイオリン/プロデュースの他、ELMER・DEAGLE:ドラム/マンドリン/プロデュース、STEPHEN・MUISE:ハモンド・オルガン、TROY・MACGILLIVRAY:ピアノの地元のミュージシャン達です。

1曲目"All Over Again"(4:36) 心地好いギターの調べとパーカッションのビートがイントロから流れるS.S.W.然としたライト感覚のフォーク・ロックのサウンドの曲です。少し高いキーで聴かせるTIMOTHYの輪郭がはっきりした歌声と間奏のマンドリンでの演奏に"にや" っとさせられます。
2曲目"Better Way"(3:47) 少しロック色を強めて来た曲の登場です。歪ませたサウンドによるエモーショナルなギターの響き乗せて歌うTIMOTHYの歌声の熱き心が届けられて来るのです。
3曲目"One More Try"(4:25) TIMOTHYの弾き語り形式で収録されたスローな曲です。バックに響くハモンドのサウンドと穏やかなドラムのビートも加えられて心地好い響きが届けられます。
4曲目"Wasn't For You"(4:23) 再びロック色を強く感じる曲の登場です。タイトなドラムのビートとアコースティック・ギターを書き鳴らすリズムの刻みからエモーショナルな響きのギターのソロへと展開されて行きます。
5曲目"The Money Is All Gone"(3:28) アコースティック・ギターとマンドリンの調べを絡ませたオーガニックなサウンドから次第にサウンドのテンポと厚みを増して行く曲です。うねるベースのサウンドにドラムの刻みとヴァイオリンのサウンドと少し趣を異ならせたアレンジになっています。
6曲目"Untitled"(5:05) 少し切ない歌声を聴かせるTIMOTHYのピアノによるバラードです。ゴスペル風のテイストのサウンドから美しく歌い上げるTIMOTHYの熱い歌声が響いて来ます。
7曲目"Beautiful Beast"(3:51) TIMOTHYがファンクなギターのカッティング・サウンドを聴かせるイントロが印象的な曲です。エモーショナルな彼の歌声とメロデイアスなサウンドの流れも聴き応えがあります。
8曲目"What's This Life For Anyway"(3:46) 一転してアコースティック・ギターとヴァイオリンの調べによるシンプルなサウンドの曲です。音楽ファミリーに生まれ育ったTIMOTHYが幼い頃から親しんで来たサウンドの延長線に位置する曲では無いでしょうか。
9曲目"We're Almost There"(4:03) ロック・バンドのサウンドを意識したアグレッシヴ・ギターと乗りの良いリズムを感じさせる曲です。所々に現れる打ち込みやエレクトロニカのサウンドは今風のS.S.W.らしいですね。
10曲目"So Much More"(3:25) アルバムの最後はアコースティック・ギターのサウンドが美しく流れる心地好い調べの曲です。JASON・MRAZや初期のJOHN・MAYERにも通じるサウンドを感じます。
全10曲歌詞付 写真ライナー カナダ製 (輸入盤) 収録時間:40分54秒 (現在、TIMOTHYはバンドTIM CHAISSON & MORNING FOLDとしてライヴ活動とアルバム収録を行っているもようです)'10年4月7日再更新


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写真  TIM PIERCE / Guitarland
 ・1994 PRA Records, Inc.    60301-2

全曲インストゥルメンタルですが表情豊かに・・・

セッション・ギタリストとして忙しく活躍するTIM・PIERCEが '95年2月1日に本国でリリースした唯一のアルバムです。このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TIM・PIERCE:ギター/プロデュースの他、BRIAN・MACLEOD:ドラム、DENNY・FONGHEISER:ドラム、JOHN・PIERCE:ベース、KEVIN・WYATT:ベース、BOB・MARLETTE:キーボード/プロデュース、KEVIN・GILBERT:キーボード、JEFFREY・VANSTON:キーボード、PATRICK・LEONARD:キーボードのTIMの交友関係の有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、収録には、参加していないのですが、10曲中5曲は、MARK・SPIROとTIMとの共作となっています。

1曲目"I Made It So"(6:19) エフェクターをあまり通していないストレートなフェンダー系の心地好いサウンドによるカリフォルニア・ポップでロングドライブに太陽の下で聴いてみたいナンバーで後半のさり気なく弾かれるギター・ワークは物凄いです。
2曲目"English Channel"(5:04) 1曲目より随分リラックスした少しファンクで遊び心溢れる曲です。この曲では、沢山のエフェクターを使分けたサウンドで表情豊かに奏でられています。
3曲目"Woman Be True"(4:24) フロント・ピックアップ近くで弾かれるウォームトーン(BRUCE・GAITSCHもこのサウンドを好んで使います)による伸びやかなサウンドにミドル・テンポの少し切ないメロディのナンバーです。
1曲目からこの曲迄MARK・SPIROとの共作で、私の勝手な想像ですが、この曲に歌詞を付けてMARK自身('94年のCare Of My Soulで収録済みでした)か、RICHARD・MARXが歌えば日本でヒットしそうな感じの曲です。
4曲目"Guitarland"(5:24) アコースティック・ギターによるイントロから入る曲で歌詞を歌うサウンド的?なTIMの素晴らしいギター・ワークによるタイトル通り様々なギターによるポップ調の曲です。
5曲目"Western Song"(4:40) アコーディオンを使った爽やかなサウンドとTIMのエモーショナルなギターのサウンドによる大地の香りのするサウンドです。この曲は、RICK・SPRINGFIELDとBOB・MARLETTEとの共作です。余談ですが、この3人で '97年にSAHARA SNOWと言うバンド名で少しハードなサウンドのアルバムを1枚残しています。
6曲目"Return To You"(5:06) ミドル・テンポのバラードでTIM の弾くギターの表情が刻々と変化する曲で誰にでも親しみやすいメロディによるロックナンバーで後半のギターはダイナミックに展開しギターソロは圧巻ですこの曲もMARK・SPIROとの共作です。
7曲目"One Desire"(6:41) TIMの泣きのギターのよるバラードで5曲目と同じメンバーによる共作です。所々に入るオルガンのサウンドがブリティッシュ・テイストに溢れJEFF・BECKを彷彿させる作品です。
8曲目"The Good Fight"(4:35) 一転して楽しいポップなサウンドで再びアコーディオンを使った爽やかな乗りの良いサウンドに自然に体が動き出します。TIMの使い分けされた様々なギター・サウンドはこの何気無い曲にも十分に計算され尽くされた所にぴたっと隙間無く配され見事です。
9曲目"Not The Man I Was"(5:13) 再びMARK・SPIROとの共作です。チョーキングを多用した伸びやかギター・サウンドです。イメージ的には地平線のかなたに沈む夕日を見ながら聴きたくなるような曲と言いましょうか。
10曲目"Long Road Home"(5:23) やや牧歌的な曲でタイトなドラムビートとドライブする数本のギター・サウンドによる重厚な後半へと展開してゆく曲です。
歌詞無し 写真ライナー U.S.製 (輸入盤) 収録時間:52分23秒 (全曲インストゥルメンタルですが、さすがセッションマンらしくギターの演奏を非常に表情豊かに纏めた作品で親しみやすいメロディは、コアなギター・サウンドファン以外にも多くのロックファンに受入れられる作品でしょう。ただ残念なことにCDの販売枚数があまり多くないと思われます。TIMの非常にめずらしいステージでのパフォーマンスはYouTubeでどうぞ!物凄いギター・ワークですゾ!)'10年4月10日再更新


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写真  TIN MAN ALLEY / Public Display Of Affliction
 ・2000 Robert Wait
 ・2000 Emotional Wreckords    EW-30012

マルチ・プレーヤーROBERT・WAITの作る音楽・・・

L.A.で活躍するTIN MAN ALLEYは、ROBERT・WAITのミュージシャンとしての活動時のネーミングで、このアルバムの演奏と収録は、全て彼が行っているようです。
映画学校を卒業した彼は、ドキュメンタリー映画の制作を行って、サウンドトラックの制作なども手掛けていたようです。また、音楽一家の家庭に生まれ育った彼は、幼少からドラムなどを演奏し、家族中で演奏を勤しんでいたようです。マルチ・プレーヤーの彼が作った音楽は、バラエティーに満ちた素晴らしい作品が収録されています。尚、このアルバムは '00年7月28日に本国でリリースされています。

1曲目"Hello Goodbye"(4:02) ラジオのナレーター風のサンプルにオドロオドロとしたメロディでのイントロですが、曲の部分はミディアム・テンポのエレクトロニカのビートに乗せ友(恋人?) との別れを歌にした爽やかポップスです。この曲はネットでシングル・カットされています。
2曲目"Why"(4:05) 12弦ギターの音色とドラムの響きを活かしたウエスト・コーストのサウンドの曲です。ROBERTのハート・ウォームな歌声と自身によるハーモニーです。
3曲目"Daydream Season"(3:52) 浮遊感漂うキーボードの音色とミドル・テンポのタイトなビートのドラムとベースのリズムの曲で何故かブリティッシュ・テイスト溢れるROBERTの歌声とハーモニーの付け方です。
4曲目"Water"(4:48) ROBERTのギターによる弾き語りです。バックで流れるピアノの調べが少し切なく響きます。
5曲目"Shadow"(4:21) エコーの効いたROBERTの歌声が響くギター・ポップスです。マンチェスター出身のギター・バンドのような独特のエコーと残響感のあるサウンドです。
6曲目"Silicone"(3:51) 明るく楽しいメロディのパワー・ギター・ポップスです。ギターとコーラスが元気一杯のエバーグリーン的な曲です。
7曲目"Willing To Try"(3:34) 牧歌的なイメージのギター・ポップスでROBERTの叩くドラムのビートとハーモニーが爽やかです。
8曲目"My City"(5:03) 哀愁漂うシンプルなギターの響きに乗せ歌うROBERの住む町のイメージを切ない思いを綴った詞を歌います。
9曲目"Alone In A Cloud"(3:47) パワー・ギター・ポップスで乗りの良いリズムとドライブ感の有るギターのサウンドでの曲です。
10曲目"I Feed You"(3:50) ROBERの得意ドラムから入る曲でオルタナティヴ・ギター・ポップスでしょうか。
11曲目"Fly Fishing In The Jet Stream"(4:02) 幻想的な歌詞を爽やかなメロディに乗せROBERTの歌声も爽やかな曲です。歌声の違いは有りますがメロディとサウンド的にはVERTICAL HORIZONの"Finding Me" に似た感じです。
全11曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:45分18秒 (ミュージック・シーンに足を1歩踏み出した彼の今後を期待します)'10年4月8日再更新


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写真  TOBY LIGHTMAN / Little Thing
 ・2004 Lava Records LLC    LAVA 83623-2

この人非常に上手いです・・・

このアルバムは、ニュージャージーからアコースティック・ギター片手に登場したTOBY・LIGHTMANのデビュー・アルバムで、オリジナル盤は '04年3月30日に本国でのリリースですが、特典付きで同年7月にも再発売されています。本品は"Devils And Angels" のビデオ・クリップとインタビュー及びスタジオでの同じ曲のアコースティック・ライヴ+フォト・ギャラリーと"てんこ盛り" です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOBY・LIGHTMAN:ヴォーカル/ギター/ドラム・プログラミング、PETER・ZIZZO:ベース/ギター/キーボード/ドラム/ドラム・プログラミング/プロデュース、NILE・RODGERS:ギター、GERRY・LEONARD:ギター、NOAH・RICKUN:スライド・ギター/ギター/シンセサイザー/オルガン、JOE "COACH" HANNA:ギター/ベース/ドラム、TOM・BARNEY:ベース、JOE・BONADIO:パーカッション、WILLIAM・GALLISON:ハーモニカ、JEN・SCATURRO:キーボード/プログラミング、JAY・HARRELL:ドラム/キーボード・アレンジ、DENNIS・JOHNSON:ドラム/ビート/スクラッチ、BASHIRI・JOHNSON:パーカッション、FS:ビート、MING:スクラッチ/ビート、LEON・PENDARVIS:ストリング・アレンジ/指揮、ROB・MOUNSEY:ストリング・アレンジ、SANDY・PARK:ヴァイオリン、JESSE・LEVY:チェロ、ROB・MATHES:ホーン・アレンジ/指揮、JEFF・KIVET:トランペット、DAVID・MANN:サックス、ANDY・SNITZER:サックス、OZZIE:MELENDEZ:トロンボーンのニューヨークのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Leave It Inside"(3:02) アコースティック・ギター・サウンドたっぷりとビートの効いたリズムと"ブン・ブン" 唸るベースのサウンドのよるアルバムの幕開きに相応しい曲で先ずは名刺がわりといった感じです。
2曲目"Devils And Angels"(3:54) 中近東風のギターのイントロか入る個性的な導入部とビートの効いたリズムによる曲でTOBYの弾くアコースティック・ギターの調べの彼女のインパクトのある歌声による曲です。
3曲目"Coming Back In"(4:05) 一転してポップなメロディによるミドルテンポのナンバーです。ソウルフルなTOBYの歌声とスクラッチを配した「On The Edge」なサウンドをご堪能あれ。
4曲目"Frightened"(3:53) しっとりした非常に美しいメロディによる曲でTOBYのまた違った歌声による心に浸みるバラードです。カントリー畑のヴォーカリストかエンターテナーばりの歌唱力とバックに流れる幻想的な調べとキーボード・プログラムによる曲です。
5曲目"River"(3:52) 底に流れるエモーショナルなリズムとパーカッシブな打込みよるドラム・ビートによる曲で次第に盛り上がるTOBYの熱い歌声による曲です。
6曲目"Voices"(3:43) スローなギターのストロークによるイントロによる曲ですが、曲の共作者のNOAH・RICKUNのエッジの効いたスライド・ギターによるハードな一面を見せてくれる曲です。
7曲目"Little Thing"(0:49) TOBYのオーバダブによるスキャットによる1分程度の曲です。
8曲目"Front Row"(3:33) この曲を始めて聴いた時全身に鳥肌が立ちました。前の曲の終わりから入る自然な繋がりと"カッコ" 好いメロディとパワフルでエモーショナルな息をも吐かぬTOBYのヴォーカルです。再生する場合は環境が許せばヴォリュームを少し上げて迫力満点にどうぞ。
9曲目"Everyday"(3:48) ハイ・コードによるアコースティック・ギターの弾き語りです。バイオリンとチェロのアンサンブルによるシンプルな曲で後半からドラム・ビートを加えた曲です。
10曲目"Is This Right"(3:59) 特徴的なビートを持ったシンセによるベースの刻みによるミドル・テンポの曲です。シンセサイザーは、プロデューサーのPETER・ZIZZO(AVRIL・LAVIGNE,VANESSA・CARLTON)が担当しています。
11曲目"Don't Wanna Know"(3:38) アコースティック・ギター刻みとパーカッションのビートとが調和するビートの効いたナンバーでTOBYの美しく響く歌声による少しラテンの香のする曲です。
12曲目"Running Away"(4:25) メジャー7を使った美しい響きのアコースティック・ギターの調べに続きTOM・BARNEY(STEELY DAN'S TOURING BAND)アップライト・ベースの柔らかな響きによるメロウな曲です。
全12曲歌詞付 12ページ物写真ブックレット写真ブックレット U.S.製 (輸入盤) 収録時間:42分45秒 (2004年度ベスト5に入る実力派です。残念ながら2004年度は良いアーティスト多過ぎました。次点と致したくTOBYさんゴメン!)'10年4月8日再更新


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写真  TOBY LIGHTMAN / Bird On A Wire
 ・2006 atlantic recording corporation    83969-2/atlantic

よりエモーショナルに、よりソウルフルに・・・

前作のデビュー盤[Little Thing]よりちょうど2年ぶりのTOBY・LIGHTMANの2枚目のアルバムで '06年7月25日に本国でのリリースです。現在TOBYは、音楽の活動拠点をニュージャージーからニューヨークに移しているようです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOBY・LIGHTMAN:ヴォーカル/ギター/ラップ・スティール・ギター/ヴァオリン/ストリング・アレンジの他、BILL・BOTTRELL:ギター/ペダル・スティール・ギター/キーボード/シンセサイザー/ループ/ストリング・アレンジ/プロデュース、PATRICK・LEONARD:キーボード/ラップ・スティール・ギター/プログラミング/プロデュース、TIM・PIERCE:ギター/ドブロ/マンドリン、WENDY・MELVOIN:ベース/ギター、LYLE・WORKMAN:ギター、DAN・SCHWARTZ:ベース、PAUL・BUSHNELL:ベース、JUSTIN・MELDAL−JOHNSEN:ベース、JOSEPH・HANNA:ドラム/パーカッション、BRIAN・MACLEOD:ドラム/パーカッション、NEEL・HAMMOND:ヴァイオリン、CAROLINE・CAMPBELL:ヴァイオリン、SHARI・FREEBAIRN-SMITH:ヴァイオリン、HAN・OH:ヴィオラ、JAMES・FREEBARIN−SMITH:チェロの有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、プロデュースは、THOMAS・DOLBY、TOM・PETTYなど多くのアルバムを手掛けたBILL・BOTTRELLに追加担当としてPATRICK・LEONARDも行っています。

1曲目"Don't Wake Me"(3:38) ゴスペル調のアカペラによるイントロからエモーショナルなリズムと押し寄せるビートによるTOBYの熱いソウルフルな歌声による曲です。
2曲目"Don't Let Go"(3:56) イントロの電子的なキーボードのサウンドからご機嫌な曲です。このビートとグルーヴ感は前作でも堪能させてくれたTOBYの魅了を強く感じさせる曲です。この非常に心地好いグルーヴ感と歌声の響きは彼女ならではのものです。
3曲目"Better"(3:55) ミドル・テンポのビートにベルベットのようなメロウな肌触りを加えたR&Bの流れを汲むナンバーです。エモーショナルな曲からこのような感じの曲まで本当に見事です。
4曲目"Slipping"(4:25) '06年の新人CORINNE・BAILEY・RAEの楽曲に通じるソフトでスウィートな歌声とソウルフルなサウンドと適度な癒しを持ったご機嫌な曲です。浮遊感を漂わせたギターのサウンドとスインギー(swingy)なビートが最高です。
5曲目"Round & Round"(3:30) 再びTOBYらしい少し硬質でエモーショナルな歌声によるギターとキーボードのサウンドをふんだんに使ったパワーポップな曲です。
6曲目"My Sweet Song"(4:01) 一転してブルースの登場です。アコースティック・ギターの弾き語りのストリングの美しい響きとブルージーなギターソロと定番中の定番なのですが、やはり聴き入ってしまいました。
7曲目"Alone"(3:40) 乗りの良いアップテンポのドライヴイング・サウンドのギターがご機嫌な曲です。TOBYのエモーショナルで卓越したヴォーカルによる近年のアメリカン・フィメールズ・ギター・ポップスです。アコースティック・ライヴのビデオはこちらでどうぞ。
8曲目"One Sure Thing"(4:04) ゴスペルソングを基調としたゆったり流れるリズムの曲です。ピアノとアコースティック・ギターでのシンプルなサウンドとハモンドの音色を効果的に使ったR&Bです。
9曲目"Overflowing"(3:33) スイング・ジャズのテイストを取り入れた懐かしいメロディとビートのする曲です。TOBYのヴォーカルもスモーキーさのある響きからエモーショナルな部分まで表現した曲です。
10曲目"Weight Of The World"(4:02) 女性ヴォーカリストらしい妖艶な雰囲気を持ったスローなビートのバラードです。バックで響くフレットレス・ベースの心地よいサウンドとTOBYの歌声が見事に調和した素晴らしい曲です。
11曲目"Holding Me Down"(3:18) TOBYのパワフルなヴォーカルとアコースティック・ギターでのパーカッシヴに響くサウンドによる曲です。この曲も彼女らしいエモーショナルなサウンドは前作での"Devils And Angels" の流れからの曲です。
12曲目"I'd Be Lost"(3:49) 彼女のフィンガー・ピッキングによるアコースティック・ギターの美しい響きによる曲です。新路線でしょうかラテン・テイストのスパニシュ・ギターのサウンドとマンドリンを加えた非常に幾重に響くアコースティックなサウンドと哀愁のあるメロディが心に響きます。
13曲目"Good Find"(5:03) TOBYのアコースティック・ギターでの弾き語りです。sus4などの特殊なギター"コードを使った不思議な響きによる曲で後半よるペダル・スティールとベースなどが加わった幻想的な響きとなっています。
全13曲歌詞付 12ページ物写真ブックレット写真ブックレット U.S.製(輸入盤) 収録時間:50分59秒 (デビュー・アルバムから非常に完成度の高いアルバムをリリースしたTOBYです。2枚目のアルバムの難しさと言うジンクスを乗り越えて更に素晴らしいアルバムを届けてくれました)'10年4月8日再更新
2006年度ベスト5


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写真  TOBY LIGHTMAN / Let Go
 ・2008 T Killa Music    7 0026124623 9

インディペンデント・リリース・・・

このアルバムは現在、N.Y.で活躍しているTOBY・LIGHTMANの3枚目のアルバムで、本国でのリリースは、'08年7月H.P.のみ(CD盤:当時)からとなっています。前作までメジャー・レーベルのAtlantic Records系のLAVA Recordsに所属していましたが、ニュージャージーからN.Y.に引っ越してプライベート・レーベルを興したもようです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOBY・LIGHTMAN:ヴォーカル/ギター/ヴァイオリン/プログラミングの他、BOOTS・OTTESTAD:ギター/ベース/プログラミング、JOE "COACH" HANNA:ドラムの少人数での収録となっています。
尚、プロデュースは、先に紹介したノルウェー出身でN.Y.在住BOOTS・OTTESTAD(ROBBIE・WILLIAMS,TIM・McGRAW)です。

1曲目"So Natural To Love"(3:34) 少しノスタルジックさを感じさせるモータウン系のソウル・ミュージックのサウンドの曲です。TOBYの滑らかでソウルフルの歌声がハモンドのサウンドと一緒に流れて来ます。
2曲目"Let Go"(3:00) '07年にリリースされたKT・TUNSTALLのアルバムにも似たような雰囲気のするアップテンポの曲です。バックで響くハンド・クラップスとロカビリーなリズムによる乗りの良さを感じさせます。
3曲目"Fairweather Boyfriend"(3:20) メロディとサウンドが非常に心地好く響いて来る曲ですね。TOBYのアルバムにはいつも収録されているメロウなサウンドが流れています。意味深な曲のタイトルも気になります。
4曲目"Lazy"(3:05) ブラック・ミュージックの影響を感じさせるバック・コーラスとエンターテイメント性を感じさせるTOBYの艶めかしい歌声はN.Y.テイストで更に磨きが掛ったようです。
5曲目"Milk And Honey"(3:28) この曲も非常に"かっこ" 良いサウンドとメロディの曲です。近年の女性S.S.W.(特にSHERYL・CROW以降)本当に歌もギターの演奏も上手く、容姿も"かっこ" 良い人なのです。
6曲目"I'm Gonna Break His Heart"(2:58) パワフルでエモーショナルな歌声を聴かせるエモ・ロックな曲です。プロデューサーのBOOTS・OTTESTADとTOBYとの共作です。尚、BOOTSとはこのアルバムで7曲一緒に書いています。
7曲目"Take My Hand"(3:14) この曲もゴスペル調を基本としたミドル・テンポのバラードです。TOBYのアルバムに定番的に収録されたキラー・チューンで、前作の"Slipping" などに匹敵するようなご機嫌な歌声を聴かせてくれます。
8曲目"One Day"(3:25) 心地好いキーボードのサウンドと軽めのドラムのビートが響く曲で、滑らかに歌詞を転がすように口ずさみながら小粋に歌うTOBYの歌声が良いですね。
9曲目"Love Is All Around"(3:33) TOBYのアコースティック・ギター1本による弾き語りです。シンプルなサウンド・スタイルと一発収録のようなベース・トラックにハーモニーを重ねたようになっています。
歌詞無し 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:29分42秒 (前作までAtlantic Recordよりリリースされていましたが、このアルバムは自身のレーベルからとなり、販売価格は非常にリーズナブルになりましたが、印刷物は質素にまた、収録曲も9曲と少し変則的です)'10年4月8日再更新


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写真  TOBY LIGHTMAN / Know Where I'm From
 ・2010 T Killa Music    7 0026130205 8

エモーショナルな歌声とアコースティック・・・

このアルバムは、N.Y.で活躍しているS.S.W.TOBY・LIGHTMANの '10年6月22日に本国でリリースされた4枚目のアルバムで、過去のアルバムからのアコースティック調のセルフ・カバー曲集です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOBY・LIGHTMAN:ヴォーカル/ギター/マンドリン/ヴァイオリン/オルガンの他、ART・HAYS:オルガン/ギター、JEFF・ALLEN:アップライト・ベース、JOSH・DODES:ピアノの少人数での収録となっています。
尚、プロデュースはTOBY・LIGHTMANとオースティン在住のART・HAYS(JAKARTA,MATT・STAMM)の共同で行われています。

1曲目"Alone"(3:57) '06年の[Bird On A Wire]に収録されている曲で、アルバムがリリースされた後のアコースティック・ライヴなどで演奏されていたアレンジに似たヴァージョンのようです。
2曲目"Slippin'"(3:52) この曲も '06年の[Bird On A Wire]に収録されている心地好い響きを聴かせていたメロウな雰囲気を持つ曲です。ここでの収録は、アコースティック・ギターとピアノのサウンドですっきりとしたスタイルで聴かせながらもTOBYの歌声を際立させるアコースティック・サウンドとなっています。
3曲目"My Sweet Song"(3:49) 定番的なサウンドとメロディを聴かせるブルースの曲です。'06年の[Bird On A Wire]での収録曲よりTOBYのギター1本による弾き語りで収録されています。やはり、この手の曲は、アメリカン・シンガーの実力が発揮される作風ですね。
4曲目"Front Row"(3:54) この曲のオリジナル曲を初めて聴いた時にTOBY・LIGHTMANの歌の巧さやギター・テクに非常に感心させられた曲です。ここでも収録は、アコースティック・ギター1本で更にエモーショナルな歌声を聴かせます。この1曲の為このアルバムを購入しても後悔させないと思います。'04年のデビュー・アルバム[Little Thing]に収録されています。
5曲目"The River"(3:51) 今度はさらっと流した感じで聴ける曲の登場です。マンドリンやヴァイオリンのサウンドでアレンジし直された軽さや即効性を感じさせます。この曲も '04年の[Little Thing]に収録されています。
6曲目"Better"(4:22) '06年の[Bird On A Wire]に収録されているゴスペル調のサウンドを聴かせる曲です。オリジナル収録では、多重コーラスで豪華な雰囲気を感じさせていましたが、ピアノとアコースティック・ギターにTOBYの歌声だけのシンプルなスタイルで聴かせるのは、レーベルのカラーやオーバープロデュースを脱ぎ捨てた結果でしょうか。
7曲目"Coming Back In"(4:02) '04年の[Little Thing]に収録されていた時は、非常に尖ったイメージや女性S.S.W.同士の先に1歩や半歩でも前に出たい感のある鎬を削った作風を感じさせた曲だったのですが、ここでの収録は、落ち着いたメロディやリズムを聴かせています。メランコリックな電子サウンド風のヴァイオリンの調べも切なく響いて来ます。
8曲目"Is This Right"(4:07) この曲もTOBYのアコースティック・ギターの弾き語りを中心に収録されている曲です。途中よりレズリーを効かせたハモンドのサウンドなどレトロでノスタルジックな雰囲気を感じさせます。オリジナル曲は、'04年の[Little Thing]に収録されています。
9曲目"Devils And Angels"(4:01) '04年の[Little Thing]からのキラー・チューンとなった曲です。この曲もラジオやネット放送に出演した時にアコースティック・ギター1本で演奏される事が多かった曲です。このアルバムでの収録スタイルも既に当時から完成されていたのかも知れませんね。
10曲目"Frightened"(4:18) '04年の[Little Thing]での収録スタイルから全ての電子サウンドを隈なく拭い去ったようなアコースティック・ヴォーカジョンです。ART・HAYSのギター・ソロが非常に美しく輝きながら通り過ぎて行きます。
11曲目"Everyday"(4:00) この曲もハモンドのサウンドが心地好く流れて来る曲で、前半の雰囲気は、'04年の[Little Thing]での収録スタイルとそう変わらない感じです。ちょうど小さな教会での演奏されている音楽と言う感じですね。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:44分17秒 (アルバム・タイトル[Know Where I'm From ]の持つ意味が非常に興味深さを感じさせるTOBYのエモーショナルな歌声とアコースティック・サウンドです)'11年7月27日更新


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写真  TOM JANS / The Eyes Of An Only Child
 ・1993 Sony Music Entertainment Inc.    SRCS6282EW-30012
 ・1975 Sony Music Entertainment Inc.    SICP 1503

30年以上経った今でも聴き続けられている名盤・・・

オリジナル盤のリリースは '75年9月1日(国内盤)でした。西海岸を中心に活躍していたシンガー・ソング・ライターTOM・JANS(ヤンス)のソロ名義では2枚目のアルバムです。当時の音楽仲間とはトム・ジャンスと発音していました。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOM・JANS:ヴォーカル/ギター/ピアノの他、故LOWELL・GEORGE:ギター/エグゼクティヴ・プロデュース、故JEFF・PORCARO:ドラム、DAVID・LINDLEY:ギター/スライド・ギター、JIM・KELTNER:ドラム、JESSE・ED・DAVIS:ギター、BILL・PAYNE:ピアノ、FRED・TACKETT:ギター、HARVEY・MASON:ドラム、JERRY・McGEE:ギター、CHUCK・RAINEY:ベース、COLIN・CAMERON:ベース、SAM・CLAYTON:コンガ、MIKE・UTLEY:オルガン、HERB・PEDERSEN:バック・ヴォーカル、LOVELY・HARDY:バック・ヴォーカル、VALERIE・CARTER:バック・ヴォーカルの凄いミュージシャン達です。
プロデュースは、JOHN・HAENY(LITTLE FEAT,THE DOORS)とTOMが行っています。
尚、非常に残念な事にTOMは、この後2枚のアルバムを残して '84年に36歳の若さでオートバイ事故の後遺症により他界しました。

1曲目"Gotta Move"(4:17) アコースティック・ギターの優しい響きが心地好く、曲のイメージがこれから旅に出るさまが容易に想像出来る曲です。また、間奏で奏でられるDAVID・LINDLEYのシンプルながら伸びやかなサウンドによるギターが堪りません。
2曲目"Once Before I Die"(3:17) 曲名とは別にロマンチック(生きている間に何々しようとか、何処何処へ行こうと言う内容)で美しいメロディと詩の内容です。
3曲目"Where Did All My Good Friends Go"(4:57) 唸るベースと全編に流れるDAVID・LINDLEYのスライド・ギターが畳み掛けるように演奏されています。
4曲目"Inside Of You"(3:08) TOMのピアノ1台での弾き語りです。ここで物静かに美しく響くTOMの歌声とピアノの調べに暫し聴き入ることにしましょう。
5曲目"Struggle In Darkness"(5:44) 前の曲がピアノ1台での曲だった為、この曲のイントロも恰好良さを際立てていいます。また、TOMのヴォーカルも渋いし、ギターのサウンドやバック・ヴォーカルとの調和も何も言うことがありませんね。BILL・PAYNE(LITTLE FEAT)のシンセサイザーでのソロが、非常に圧巻な響きとなって広がるのです。
6曲目"Out Of Hand"(3:20) カントリー・アンド・ブルースのメロディにTOMの張りのあるヴォーカルが似合います。
7曲目"The Lonesome Way Back When"(4:27) アコースティック・ギターによるカントリー・ミュージックです。
8曲目"Lonely Brother"(5:50) ピアノの美しい旋律による涙物のバラードです。鳥肌が立つほどのエモーショナルのあるTOMの歌声と共に今は、亡き彼の姿を偲びましょう。
9曲目"Directions And Connections"(4:39) ソウルフルなTOMのヴォーカルを味わえる曲です。この曲を聴きながら思い出したのですが、TOMの歌いぶりと歌声は、カナダのS.S.W.MARK・JORDANを思い起こされます。
10曲目"The Eyes Of An Only Child"(3:44) 前の曲のアウトロから自然に繋がるピアノによるこのアルバムのタイトル曲で幕を閉じます。
・全10曲歌詞/訳詞付 '93年世界初CD盤 '93年3月21日リリース (国内盤) 収録時間43分35秒
・全10曲歌詞/訳詞付 袋形ライナー 2007年度盤 限定紙ジャケット仕様 '07年9月19日リリース (国内盤) 収録時間43分27秒('93年に世界初のCD化されましたが、国内外共に品薄状態です。京都のレコードショップHEIGHTSさんに感謝致します。長い間廃盤状態だったこのアルバムが、SONYのDSDマスタリング紙ジャケット・シリーズで再発売されました)'10年4月9日再更新
1975年度ベスト5


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写真  TOM JANS / Dark Blonde
 ・1976 Sony Music Entertainment Inc.    SICP 1504

長い間廃盤状態だったアルバムがついに・・・

嬉しいことに '93年にCD化されその後、長い間廃盤状態だったTOM・JANSのCBS時代の2枚のアルバムが、DSDマスタリングLP紙ジャケット仕様で '07年9月19日に再リリースされました。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOM・JANS:ヴォーカル/ギター/ピアノの他、SCOTT・SHELLEY:ギター/スライド・ギター/ピアノ、JERRY・SWALLOW:ギター、KERRY・HATCH:ベース/バック・ヴォーカル、KELLY・SHANAHAN:ドラムのTOMのバンド・スタイルに前作でのFRED・TACKETT:ギター、DAVID・PAICH:キーボード、MIKE・UTLEY:キーボード、BILL・PAYNE:シンセサイザー、ERNIE・WATTS:サックス、NICK・DE・CARO:ストリングス、SAM・CLAYTON:コンガ、VALERIE・CARTER:バック・ヴォーカルの有名ミュージシャン達が再び参加しています
尚、プロデューサーは、BOZ・SCAGGSの[Silk Degrees]をプロデュースしたばかりのJOE・WISSERT(E.W.&.F.,THE J.GEILS BAND)が行いサウンド的には、前作より非常にファンクな70年代ウエスト・コースト・ロックとなっています。

1曲目"Ready To Roll"(3:02) イントロから聴かせるファンキーなKERRY・HATCH(Ex.OINGO BOINGO?)ベースのサウンドは、BOZのアルバムの延長線のサウンドですね。この曲のTOMは、バンドのヴォーカリストとして徹した収録になっているようです。
2曲目"Why Don't You Love Me?"(5:05) ディストーションを効かせたJERRY・SWALLOWのエモーショナルなスライド・ギターのサウンドとバックのリズムがご機嫌な曲で、TOMとSCOTTの共作となっています。TOMがこのアルバムで求めたサウンドは、きっとこのようなサウンドだったのでしょう。 ERNIE・WATTSのサックスも素晴らしい音色です。
3曲目"Bluer Than You"(3:27) アメリカのバンドとライヴでの観客が好む判り易いロック"ン" ロールのサウンドでの曲です。ただ、カントリー・フォーク出身のTOMのヴォーカルは、随分遠くに来たものですね。
4曲目"Fineline"(4:47) この曲も明るいサウンドによるロック"ン" ロールです。TOMはこのアルバム・リリース後にライヴに出ていて多分、この曲達もご機嫌に演奏されたのでしょう。各曲のクレジットは、不明ですがツイン・ギターでのサウンドも圧巻です。
5曲目"Distant Cannon Fire"(5:46) DAVID・PAICH(TOTO)とMIKE・UTLEYがピアノ/オルガンで参加した悲しいメランコリックなメロディによるスペイン市民戦争を題材にしたバラードです。
6曲目"Young Man In Trouble"(4:57) アコースティック・ギターとマンドリンの美しい響きによる牧歌的なフォーク・ロックです。フェンダー系の伸びやかなスライド・ギターのサウンドが響き渡ります。
7曲目"Rosarita"(5:53) この曲は、このアルバム発売当時にも感じていたのですが、前作での収録曲"Struggle In Darkness" の続編ではないでしょうか。ギミックなギターのサウンドとダークなサウンドによる曲です。
8曲目Back On My Feet Again"(4:03) 本来のTOMのサウンドの曲です。ライト感覚なカントリー調のサウンドによる心和む曲です。バックに流れる美しいハーモニーは、当時、TOMの恋人VALERIE・CARTERの歌声です。
9曲目"Starlight"(3:36) ゆったり流れるピアノの美しい響きとメロディによる曲です。TOMのロマンチックな歌詞に添えられた美しいストリングスのアレンジは、当時の西海岸のミュージシャンのアルバムのストリングス多く手掛けたNICK・DE・CAROです。
全9曲歌詞/訳詞付 袋形ライナー 2007年度盤 限定紙ジャケット仕様 (国内盤) 収録時間:40分40秒 (カントリー・フォークのS.S.W.から当時のウエスト・コースト・ロックのサウンドへ移行したTOMの意欲作でした。このサウンドは遺作[Champion]へと受け継げられています)'10年4月9日再更新
1976年度ベスト5


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写真  TOM JANS / Champion
 ・2015 PONY CANYON    PCCY-50074

日本企画盤 世界初CD化・・・

オリジナル盤のリリースは、'82年8月21日(国内企画LP盤)でした。西海岸を中心に活躍していたシンガー・ソング・ライターTOM・JANSの4枚目(ベスト盤とMIMI・FARIÑAとの共同名義盤は含まない)のアルバムで '15年4月15日に国内でのCD化(HQCD)リリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOM・JANS:ヴォーカル/ギターの他、FRED・TACKETT:ギター/スライド・ギター、LEE・RITENOUR:ギター、PAUL・BARRERE:ギター、STEVE・LUKATHER:ギター、LELAND・SKLAR:ベース、BOB・GLAUB:ベース、KEN・WILD:ベース、DAVID・HUNGATE:ベース、RICHARD・KERR:ピアノ/バック・ヴォーカル、DON・GRUSIN:キーボード/シンセサイザー/プロデュース、BILL・PAYNE:キーボード、STEVE・PORCARO:シンセサイザー/ストリングス、CARLOS・VEGA:ドラム、JEFF・PORCARO:ドラム/パーカッション、STEVE・FORMAN:パーカッション、VICTOR・FELDMAN:パーカッション、ERNIE・WATTS:サックス、SIDNEY・SHARP:指揮、JERRY・VINCI:指揮、JEFF・OSBORNE:バック・ヴォーカル、KATE・MARKOWITZ:バック・ヴォーカル、VALERIE・CARTER:バック・ヴォーカル、CRICKETS:バック・ヴォーカル、MOURNING DOVE:バック・ヴォーカル、THE TEN BOYS:バック・ヴォーカル、WHIPPE・WILL:バック・ヴォーカルの多くの有名ミューシャン達が参加しています。

1曲目"When The Rebel Comes Home"(3:12) イントロから響くFRED・TACKETTとLEE・RITENOURの織り成す風変りなギターのリフが耳に残る曲です。CBS時代よりよりポップなサウンドとなり、ヴォーカリストへの立場へと変化して来たTOMを感じます。
2曲目"There's A Champion On My Side"(4:58) これまたイントロから響くERNIE・WATTSの滑らかなサックスの調べが耳に優しい曲です。原曲は、オフコースの小田和正、この曲にDON・GRUSINの編曲とTOMの英語歌詞を付けて収録されています。
3曲目"I Miss Your Harmony"(3:35) ピアノで参加しているRICHARD・KERRとTOMとの共作の曲です。ここではRICHARDは、歌っていなくて東海岸のソウル・シンガーJEFF・OSBORNEとKATE・MARKOWITZがTOMの歌声に合わし美しいハーモニーを聴かせます。
4曲目"Chambers Of The Heart"(3:46) 一転してTOMの初期のアルバムの作風のフォーク調の曲の登場です。'76年のアルバム[Dark Blonde]にもバック・ヴォーカルとして参加していたTOMの恋人VALERIE・CARTERと美しいハーモニーを今回も聴かせます。バックの演奏は、ほぼTOTOになっている事にも驚きです。
5曲目"Working Hot"(4:19) TOMのアルバムの曲で好きなところは、牧歌的な曲の後に都会的な混沌とした闇を表現したダーク・トーンな曲が登場するところなのです。FRED・TACKETTの刻むギターにLEE・RITENOURのエフェクト的な軽めのギターにDON・GRUSINのリリカルなピアノとシンセ・ベースの蠢きが堪りませんね。
6曲目"Cool"(4:14) めずらしくスポーケンでイントロから歌うファンク/ソウルな曲調の曲です。また、前の曲とは一味違った感を与えます。キーボードの調べなどちっと感じたのがハワイのS.S.W.MICHAEL・RUFFを想像しました。
7曲目"Southern Belle"(3:50) 再び牧歌的なサウンドの曲です。記憶違いかもしれませんが、TOMのこんな感じの曲が関西の旅行関係のT.V.番組のBGMに使われていた記憶があります。
8曲目"Lost In Your Eyes"(4:22) FRED・TACKETTの丁寧に奏でられるアコースティック・ギターの爪弾きとKEN・WILDのスラーを多用したメロディアスなベースの調べが優しく響く曲です。TOM自身によるハーモニーの甘い歌声もまた優しく響きます。
9曲目"Visions"(3:39) 今度は、ほぼTOTOとほぼLITTLE FEETによるバックの演奏による非常に豪華な雰囲気が漂う曲です。ゴスペル的なバックのヴォーカル群に包まれたTOMの伸びやかな歌声が広がります。
10曲目"Mother's Eyes"(4:11) '80年にBETTE・MIDLERに提供されたTOMの曲です。BETTのアルバムでは、"My Mother's Eyes" ここでのタイトルは、所有格が取り去られています。LEEのアコースティック・ギターとDONのキーボードによる非常にシンプルな演奏スタイルにから後半途中にストリングスの演奏とKATEの美しいスキャットが響きます。
全10曲歌詞付 16ページ物ブックレット HQCD仕様 (国内盤) 収録時間:40分40秒 (リーダー・アルバムとしては、今作が遺作となりますが、DONの '84年のアルバム[10K-LA]にも曲提供とヴォーカルでも参加しています)'25年5月25日更新


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写真  TOMMY FUNDERBURK / Anything For You
 ・2005 Frontiers Records    KICP 1031

久ぶりにTOMMYのヴォーカルを堪能できて幸せ・・・

このアルバムは、AIRPLAY、KING OF HEARTのヴォーカリストとして活躍してきたTOMMY・FUNDERBURKのソロ・アルバムで '05年1月26日、国内でのリリ−スです。収録曲の大半は、キーボーディストGREG・MATHIESONとの共作ですが、残念ながらこのアルバムの収録には、GREGは参加していません。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOMMY・FUNDERBURK:ヴォーカルの他、FABRIZIO・V. ZEE・GROSSI:ベース/キーボード/サンプリング/ループ/プロデュース、ARNY・ROTHSTEIN:キーボード、JM・SCATTOLIN:ギター、ROB・VANNI:リード・ギター、PHIL・BROWN:アディショナル・ギター、JOACHIN・CANNAIUOLO:ドラム、BIGGS・BRICE:ドラムのレーベルであるFrontiers Records系のミュージシャンが参加しています。

1曲目"Learning How to Love"(4:21) AIRPLAYを彷彿とさせ更にパワーアップしたハードなロックな面も感じさる曲です。TOMMYのヴォーカルが挨拶代わりと言わんばかりです。
2曲目"Remember Our Love"(4:53) KING OF HEART時代のような明るいロックなので、クレジットを見たら共作者がBRUCE・GAITSCHでした。納得!この曲は、彼らの"Remember When" のタイトル替えのようです。
3曲目"Anything For You"(5:11) これぞメロディアスロックを絵に描いた様な曲で愛する人への気持ちを歌っています。
4曲目"Only You Can Give Me"(4:03) TOMMYのヴォーカルに自身のバックをオーバダブしてコーラス部が興味深いです。
5曲目"To Say You Love Me"(4:21) ミドルテンポのバラードです。前半かなり飛ばしましたので、休憩です。
6曲目"You Got The Love"(4:21) ロックオペラ仕立ての様な曲でソフトとハードの組み合わせが面白い。
7曲目"Skin"(3:33) オーストラリア出身の若手ロック・バンドTAXIRIDEの曲です。9曲目"Second Chance" と言いカバー曲の選曲が、非常に興味深いですネ。
8曲目"Garden"(4:01) タイトなリズムのループとエッジの効いたギターがTOMMYのヴォーカルを盛り上げます。
9曲目"Second Chance"(4:01) 私の大好きなBOY MEETS GIRLの曲で、彼と彼女のアルバム[The Wonderground]に収録されています。オリジナルよりかなりTOMMY節になっています。
10曲目"Say A Little Prayer"(5:05) 子供たちの為に希望のある未来を歌っているのが敬謙なクリスチャンのTOMMYらしい歌詞の内容です。MICHAEL・THOMPSONとの共作らしいエッジの効いたギター・ソロも"キモ" として登場しています。
11曲目"Dig A Little Deeper(Bonus track)"(5:06) 分厚いギターのサウンドとミドル・テンポのパワーロックです。
全11曲歌詞/訳詞付 12ページ物写真ブックレット (国内盤) 収録時間:48分48秒 (ボーナス・トラックも歌詞/訳詞付で親切です。久ぶりにTOMMYのヴォーカルを堪能できて幸せでした)'10年4月9日再更新


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写真  TRAIN / Drops Of Jupiter
 ・2001 Sony Music Entertainment Inc.    SRCS 2469

メジャー・デビューを果たしたTRAIN・・・

'94年にサン・フランシスコで結成されたTRAINのメジャー・デビュー・アルバム(デビューは '98年の[Train])で、国内でのリリースは '01年6月20日です。
このアルバム収録時のメンバーは、CHARLIE・COLIN:ベース/ギター/バック・ヴォーカル、PATRICK・MONAHAN:ヴォーカル/トランペット/サックス/ヴィブラフォン/パーカッション、ROB・HOTCHIKISS:ギター/ベース/ハーモニカ/バック・ヴォーカル、JIMMY・STAFFORD:ギター/マンドリン/バック・ヴォーカル、SCOTT・UNDERWOOD:ドラム/ピアノ/パーカッション/プログラミングの5人組です。 プロデューサーはBRENDAN・O'BRIEN(BRUCE・SPRINGSTEEN,KOЯN)で、ミキシングとキーボードでも参加しています。
尚、マスタリングはベテランのBOB・LUDWIG(LED ZEPPELIN,TORI・AMOS,etc.)が行っています。

1曲目"She's On Fire"(3:49) イントロから熱く聴かせる曲ですね。少し粘り気のあるPATの特徴的な歌声とうねるリズム隊の響きによるアメリカン・"ロック・ロック" とした曲です。
2曲目"I Wish You Would"(4:24) ハーモニカとマンドリンを使って、少しカントリー調とした曲です。硬いドラムのビートとディストーション・ギターとスラーを多用したベースのサウンドが非常に良いです。
3曲目"Drops Of Jupiter"(4:20) ハモンドとピアノのスローな調べに乗せ歌う、PATの早口なヴォーカルが特徴的な曲です。美しいストリングスの調べから後半には、ダイナミックな展開をする曲です。
4曲目"It's About You"(4:18) ドラムのビートとPATのヴォーカルだけのシンプルなアカペラ風のイントロから次第に楽器を増やして行くスタイルによる曲です。ミッド・テンポのリズムに南部風の味を少し持たせているようです。
5曲目"Hopeless"(4:31) アコースティック・ギターの爪弾きによる、しっとりとした曲ですが、途中よりドラムとベースと幻想的な響きスライド・ギターが追加されて、次第にサウンドを厚くしています。
6曲目"Respect"(3:25) 乗りの良い典型的なアメリカン・ロック"ン" ロールの曲の登場です。BON JOVI風やJOHN・COUGAR風と言ったら分かって頂けますか。
7曲目"Let It Roll"(4:36) この曲は、非常にイントロが美しくメロディアスな曲です。ミドル・テンポの心地好いビートに美しく響くペダル・スティールの音色とPATの憂いある歌声が見事に溶け合います。アウトロの約30秒はストリングスによるインターリュードとなっています。
8曲目"Something More"(4:34) うねるベースのサウンドとギミック的に入るチェロの音色によるメロディアス・ロックな曲です。スライド・ギターの音色は何故かリバプールのバンド風に聴こえてきます。
9曲目"Whipping Boy"(4:27) 少しサウンドをラウドにビートもアップして来た曲です。張りのあるCHARLIE・COLINのベースのサウンドとギターの2人によるMATCHBOX TWENTY風の曲です。
10曲目"Get Away"(4:25) PATの高いキーでの歌声を繰り返し歌うエモ・ロックな曲です。スピリチュアルな響きを持ったキーボードのサウンドと太い音色でのギター・ソロが印象的な曲です。
11曲目"Mississippi"(5:06) このアルバムで最初に気に入った曲です。PAT自身も、この曲について、バンド活動をして行く上で、想い入れのある曲と言っていました。ファズを付けたトランペットの音色とベース・ランニングが心地好いスローなナンバーです。
12曲目"This Is Not Your Life"(5:02) 国内盤ボーナス・トラックで、シングル盤[Drops Of Jupiter]のカップリング曲です。幻想的なギターの調べとインディアン・ドラム風の響きによるスローな曲です。寂しそうなPATの歌声と不思議なコード進行によるアシッド系な響きも持っています。
全12曲歌詞/訳詞付 写真ブックレット (国内盤) 収録時間:53分46秒 (最近の再発売パターンで、このTRAINもメジャー・デビュー前のインディーズ時代 '98年の[Train])が再リリースされています)'10年4月10日再更新


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写真  TRAIN / My Private Nation
 ・2003 Sony Music Entertainment Inc.    CK 86593

PATのヴォーカルは圧巻です・・・

'94年にサン・フランシスコで結成された5人組のロック・バンドの3枚目('98年の[Train]を含む)のアルバムで、'03年6月3日に本国でのリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、PATRICK・MONAHAN:ヴォーカル/パーカッション、JIMMY・STAFFORD:ギター/マンドリン/バック・ヴォーカル、CHARLIE・COLIN:ベース/ギター/バック・ヴォーカル、SCOTT・UNDERWOOD:ドラム/キーボード/パーカッション/プログラミングに、このアルバムを制作中にギター/ピアノ/ベース担当のROB・HOTCHIKISSが家庭の事情でグループを離れたので、前半の5曲には彼の名前が有りません。その他、BRENDAN・O'BRIEN:キーボード/ギター/マーキソフォン/パーカッション/バック・ヴォーカル/プロデュース、PAUL・BUCKMASTER:ストリング・アレンジ、SOOZIE・TYRELL:ヴァイオリン、JANE・SCARPANTONI:チェロ、SUZIE・KATAYAMA:指揮、PAM・GOLDSMITH:ヴィオラ、LARRY・CORBETT:チェロのカリフォルニアで活躍しているミュージシャン達です。
尚、プロデュースは、前作同様BRENDAN・O'BRIENが担当しています。

1曲目"Calling All Angels"(4:02) 最初のシングルカット曲です。ピアノをフィーチャーしたイントロから重厚なロックへと次第に変化します。
2曲目"All American Girl"(3:18) ギターフレーズが印象的でPATの早口なヴォーカルが聞き応えのある曲です。
3曲目"When I Look To The Sky"(4:04) ピアノの旋律が美しくPATのハイキーなヴォーカルが冴える曲となっています。
4曲目"Save The Day"(4:05) PATの早口のヴォーカルと歌詞の「僕は貴方のスーパーマンじゃなく普通の男さ」と言うリフレインが耳に残ります。
5曲目"My Private Nation"(3:22) タイトル曲です。ベースのメロディが面白いストレートなロックになっています。
6曲目"Get To Me"(4:06) どこと無くラップ風のPATのヴォーカルが印象に残ります。バック・ヴォーカルも感じが良いです。
7曲目"Counting Airplanes"(4:21) ピアノのイントロが不思議な雰囲気を作りだしています。曲の感じは4曲目と似ています。
8曲目"Following Rita"(3:45) ドラムとパーカッションが効いた曲にアコーディオンがより印象的にしています。
9曲目"Your Every Color"(4:27) ストリングスを取り入れた曲で単調なリズムを飽きさせずに聞かせています。ストリングスは、SUZIE・KATAYAMAの指揮です。
10曲目"Lincoln Avenue"(3:37) シンガーソングライターが自ら歌ったような曲のイメージです。又往年のブリティッシュロックを思わせる曲です。この曲でもストリングスを効果的に取り入れています。
11曲目"I'm About To Come Alive"(4:05) アコースティック・ギターの調べが心地好い曲でPATのヴォーカルも心を和ませてくれます。
全11曲歌詞付 16ページ物写真ブックレット (輸入盤) 収録時間:43分16秒 (このバンドの最大の魅力は、やはりPATの卓越したヴォーカルでしょう。ただ、歌詞は写真の上に印刷されていて非常に読み辛いです!)'10年4月10日再更新


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写真  TRYST / Kids Of Big Stars
 ・2003 MH Records    80002-2

80年代サウンドの再現・・・

このアルバムは、N.Y.で活躍しているインディーズ・ロック・バンドTRYSTの '03年11月15日に本国リリースされた2枚目のアルバムです。
このアルバムでのTRYSTのメンバーは、TIM・COHAN:ヴォーカル/ギター/キーボード、SAM・McILVAIN:ギター、ELLEN・HIGHSTONE:ベース/ヴォーカル 、ELISA・CHIUSANO:ドラムの4人組です。
メンバーの他、地元のミュージシャンDJ・MILLER(SMALL AXE?):ギター、STEWART・SHUELE:フレンチ・ホーン、BRENDAN・COHAN:トランペット、DAVE・REYNOLDS:パーカッション、JILL・DODIG:ヴォーカル、SEAN・COHAN:ヴァイオリンなどTIMの家族も参加しています。

1曲目"Spin My Wheels"(3:34) ELLENのバックワードの不思議な歌声に続いて登場するTIMの歌声を"チョイ" 聴きした時に驚いたのがPREFAB SPROUTのPADDYの歌声(特に低音)にそっくりなのです。
2曲目"Kids Of Big Stars"(3:04) 歪ませたギターのサウンドによる比較的ストレートな曲調のアメリカン・ロックでしょうか。TIMの歌声とELLENとのハーモニーにて高級ブランド名を連ねた歌詞も面白いですね。
3曲目"Jayne Wright"(3:18) "クール"なELISAのドラムのビート に心地好いSAMのギターのサウンドによるポップ/ロックな曲です。適度にサウンドの隙間に抜ける空間とリズムは80年代のブリテッシュ・ミュージック・シーンの再現のような曲調も感じます。
4曲目"Heavy And Wide"(4:41) イントロから流れるレコードのトレース・ノイズに続いて登場するDJ・MILLERのヘビーであり攻撃的なギター・サウンドを採り入れたローファイなストレート・ロックです。
5曲目"Ripple"(3:41) この曲は、リズムの刻みとギターのリフが非常にご機嫌な曲です。サンプル音源を初めて聴いた時から気になっていたし、間奏で登場するSAMのギター・ソロも何回も聴きたくなるのです。
6曲目"Dirty Trick"(3:21) この曲は、エモ・ギター・サウンドに乗せたビター・スウィートな歌詞を感じる曲ですね。アグレッシヴなギター・サウンドが曲の終りまで流れ続けます。
7曲目"Mauna Loa"(2:44) 少しトロピカルなマオリのサウンドとリズムを聴かせるKIWIミュージックの影響を感じさせる曲です。曲名の"Mauna Loa" 有名なハワイ島の活火山の名称です。
8曲目"The End"(4:23) 荒れたローファイなギターのサウンドは別にして、この曲のダウンテンポのリズムと切ない歌声は、THE SMITHSの持ち味にも共通するところ感じる曲です。後半から登場するダーク・サウンドのギターが心に響きます。
9曲目"Telephone Kisses"(3:01) 一転したアコースティック・ギターの優しい響きが流れるELLENのヴォーカル曲です。牧歌的なサウンドとゆったりとした流れによる次のアルバムのサウンドに繋がるようなアコースティック系の落ち着いた曲調です。
10曲目"Crush"(4:09) ギターを爪弾きながら登場するTIMの弾き語りから次第にサウンドを厚くして流される曲です。SAMのEBowとELLENの美しい歌声が響いて行くのです。
11曲目"hidden track"(8:09) 20秒ほどのブランクの後に登場するヒドゥン・トラックです。 心地好いギターのサウンドによるTIMとSAMのソロが交互に登場しながら8分も展開されるミドル・テンポのナンバーです。
全10曲歌詞付 写真ブックレット (輸入盤) 収録時間:44分09秒 (驚いた事にベース/ヴォーカルのELLEN・HIGHSTONEは、世界最古のスイス高級腕時計メーカーの北米マーケティング・マネージャーの肩書ももっています)'10年4月10日再更新


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写真  TURTLEBOX / Turtlebox
 ・2004 V Records    7 83707 88562 9

ギターのサウンドとその残響音が・・・

このアルバムはヴァージニア州でインディペンデントとして活躍しているTURTLEBOXの '04年3月13日に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。
尚、バンドのメンバーは、MIKE・HARTSFIELD:ヴォーカル/アコースティック・ギター、DONNY・ATKINS:ギター /ヴォーカル、STEVE・MODESTO:ベース/ヴォーカル、SCOTT・BRADY:ドラムの4人組です。

1曲目"No Chances"(4:02) リッケンバッカーの特徴的なギター・サウンドが流れるTHE BYRDSライクなエモ・ギター・サウンドのロックです。サイケデリックやグランジ・ロックの一面も持っているような質感も感じます。
2曲目"In The Dark"(2:50) 乗りの良いフォーク・ロックのリズムとサウンドの曲で、少しダークさと冷めた曲の流れが良いですね。MIKE・HARTSFIELDの良い意味での"青臭い" 歌声が届けられるのです。
3曲目"Slow Ride"(3:13) ヴォーカルをDONNY・ATKINSに変えた少しラウドなサウンドの曲です。初期のTHE BANDのロック・スタイルのサウンドと歌声も少し似ているような感じがします。
4曲目"Insecurity"(4:51) エコーを聴かせた青春ギターのサウンドとメランコリックなメロディによるイギリスのネオ・アコ・バンドの曲に通じるサウンドを持ったスローなナンバーです。
5曲目"Wasting Time"(3:29) ギターのサウンドを一杯使ったギター・ポップの曲です。MIKEのヴォーカルを中心に繰り広げられる若さ溢れるサウンドで展開されるのです。
6曲目"Gina"(3:17) 素早く弾かれる美しいギターのサウンドとその残響音が特徴的な曲です。乗り良いリズムとベースのサウンドが効いたエモ・ロックな曲です。
7曲目"Shelter"(2:52) アコースティック・ギターを掻き鳴らすサウンドのイントロから期待感を膨らませる曲の登場です。MIKEとDONNYによるヴォーカルと歯切れ良いギターのサウンドも良いですね。
8曲目"Love And Hope"(3:28) 再びDANNYのヴォーカル曲の登場です。MIKEと比べて少し荒削りでワイルドな歌声が彼の持ち味のようです。歪ませたギターのサウンドを使ってストレートに表現したアメリカン・ロックでしょうか。
9曲目"Daydream"(3:11) この曲もDANNYのリッケンバッカーのサウンドが非常に綺麗に響いている曲です。間奏のギター・ソロも凝らずにリフレインによる乗りを重視したアレンジです。
10曲目"Four Eyed Freddie"(2:45) ハードでラウドなギターのサウンドを響かせたこのアルバムでは少し異質の曲です。オリジナル曲の他100曲ほどのカバー曲を持って地元のライヴをこなす彼らのライヴでのキラー・チューンでしょうか。
11曲目"Hailey's Lullaby"(2:53) インディペンデントとして活動していた無名時代のVERTICAL HORIZONのサウンドに似たアコースティック調べの美しいサウンドとメロディによる曲です。この手の曲を演奏するアコースティック・デュオの多くは非常にハーモニーが上手い事にいつも感心させられます。
全11曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:36分55秒 (このアルバムをリリースした後の彼らの活動が停止している事が少し気になりますね)'10年4月13日再更新


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写真  TWO LOONS FOR TEA / Two Loons For Tea
 ・2001 Sarathan Records    Sarathan 069

ボヘミアン・スピリッツ・・・

このアルバムは、シアトルで活躍しているTWO LOONS FOR TEAの '01年10月30日に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。
ギターのJONATHAN・KOCHMERは、進化論、気候学、生物遺伝学などを専攻し博士号を持つミュージシャンとしては特異な経歴の持ち主で、また、AMOZONの創生期にはプログラマーとしてネットの開発に従事していました。一方、ヴォーカルのSARAH・SCOTTは、アメリカの西海岸を転々としながら、90年代の後半にシアトルで行われた野外コンサートにR&Bの曲などを歌っている時にJONATHANと出会ったそうです。
その後、JONATHANは自身のインディペンデント・レーベルSarathan Recordsを興し、自身のアルバムとシアトル近郊のミュージシャンのアルバム・リリースを行っています。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SARAH・SCOTT:ヴォーカル、JONATHAN・KOCHMER:ギター/パーカッション/プロデュースの他、TREY・GUNN:ギター、BRAD・HOUSER:ベース/ベース・クラリネット、DALE・FANNING:ドラム、PAT・MASTELOTTO:ドラム、GEOFF・KRAUSE:ギター 、R. CHRIS・MURPHY:ピアノ、EYVIND・KANG:ヴァイオリン/ヴィオラ、JESSICA・LURIE:サキソフォン、SKERIK:サキソフォン、PAUL・BLACK:パーカッション、MIKE・DILLON:マリンバ/パーカッション/ヴィブラフォン、MELL・DETTMER:プロデュースが参加しています。

1曲目"Brick Wall"(3:14) 素早く打ち鳴らされるドラムのビートに乗せ歌うSARAHのハウンティング・ヴォイスが響く曲です。ドラム"ン" ベース風の無機質なビートにしたサウンドに絡ませたベースも聴き込む毎に分かって来るのです。
2曲目"Boy"(4:55) テンポを"グッ" と下げて来た曲の登場です。ダウンテンポのトロピカルな雰囲気とヴァイオリンの調べが心地好く響いて来ます。
3曲目"Carousel"(5:06) JONATHANの緻密な積み上げによるギターの調べが響く曲です。曲の途中より幾度と変調する凝った曲調とSARAHのヴォーカルも複数のパートに重ねられたアレンジが見事です。
4曲目"Neon Nothing"(6:19) JONATHANの幻想的なアコースティック・ギターの調べがイントロから流れるダーク・トーンの曲です。現在のライヴでも定番的に演奏される6分を超える曲でアシッド・ジャズのテイストも感じさせます。
5曲目"Ice Cube Crocodile"(4:20) サウンド的にはテクノ・ミュージックとSTEELY DANライクなストイックなソング・ライティングを感じさせる捻りに捻った流れを持つ曲です。SARAHを含めてJONATHANのサウンドを表現させるバックの面々の技量の高さを感じさせる1面も持っています。
6曲目"Stones And Bones"(4:10) このTWO LOONS FOR TEAの持つサウンドのもう1つのキーパーソンであるベースのBRAD・HOUSERのフレットレス・ベースのサウンドが全面に出て来た曲です。間奏で奏でられるJONATHANのギターの美しい爪弾きとSARAHの妖艶な歌声が印象に残ります。
7曲目"Women Whisper"(4:30) この曲のタイトル通りSARAHの歌声が響くレゲエ/サルサ/カリプソ・ミュージック風の曲です。根底で響くベースのサウンドとダーク・アシッドなパーカッションのリズムの高鳴りに合わせて歌うエモーショナルなSARAHの歌声です。
8曲目"Strangers"(5:15) 再びリズムを落として来たダウンテンポの調べの曲です。先に紹介したようにR&Bの曲を良く歌っていたSARAHの得意とするリズムではないでしょうか。怠惰なベースの調べと様々なサウンド・エフェクトが登場する意欲作です。
9曲目"Parachute"(5:07) JONATHANの得意とするエフェクトを使ったギターのサウンドと一風変わったコード進行による宗教的と言うか神秘的なオリエンタル・サウンドの響きを感じさせる曲調です。
歌詞無し 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:43分00秒 (SARAHのボヘミアン・スピリッツとJONATHANの緻密なサウンド・ワークスが見事に融合したTWO LOONS FOR TEA、決してLOONYな2人ではありませんね!)'10年4月13日再更新


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写真  TWO LOONS FOR TEA / Looking For Landmarks
 ・2002 Sarathan Records    Sarathan -71

SARAHの歌声に絡むJONATHANのギター・・・

このアルバムは、シアトルで活躍しているTWO LOONS FOR TEAの '02年9月3日に本国でリリースされた2枚目('02年のEP盤は含まない)のアルバムです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SARAH・SCOTT:ヴォーカル、JONATHAN・KOCHMER:ギター/ベース/プロデュースの他、TOM・BILLER:ベース/ギター/キーボード、MATT・CHAMBERLAIN:ドラム/パーカッション/プロデュース、DAVE・PALMER:キーボード、ERIC・ROSSE:キーボード/プロデュース、TREY・GUNN:ギター、EYVIND・KANG:ヴァイオリン/ヴィオラ、CAMERON・STONE:チェロ、JEFF・GREINKE:シンセサイザー、SKERIK:サキソフォン、S.E.SHARMA:ギター、AMY・DENIO:アコーディオン、CRAIG・FLEURY:フルート/サキソフォン、PAUL・BUSHNELL:ベース 、BRAD・HOUSER:ベース、SHAHZAD・ISMAILY:ベース、REUBEN・RADDING:アップライト・ベース、KEITH/LOWE:ベース、MELL・DETTMER:エフェクト/プロデュース、MIKE・DILLON:マリンバ/パーカッション/ヴィブラフォン、CHRIS・STROMQUIST:パーカッション、TOM・ARMSTRONG:パーカッションが参加しています。

1曲目"Blue Suit"(4:27) このアルバムからシングル・カットされた一押しの曲です。ジャジーな切口を感じさせるSARAHのドライにステアした歌声とファンクなリズムによる曲です。
2曲目"Looking For Landmarks"(4:39) イントロの電子音から印象的な曲ですね。スローなダウンテンポの気だるさに乗せて歌うSARAHの歌声とサイケデリックな内容の歌詞が届けられる曲です。
3曲目"Dying For Love"(4:10) 複数のアコースティック・ギターの重ねられた重厚なサウンドにヨーロッパ調のアコーディオンのサウンドが流れるパッショナブルな曲です。後半の歌詞の一部にはスペイン語も使われています。
4曲目"Blood For Sugar"(4:40) 少し力を抜いて来た落ち着いたリズムの曲です。SARAHの歌声と並行に奏でられるJONATHANのリヴァーブを効かせたギターのサウンドとドラムのリズムが心地好く響きます。
5曲目"Sad Diamonds"(5:22) 神秘的なサウンドを発するJONATHANのアコースティック・ギターの響きと孤高に歌うSARAHの芯のはっきりとした歌声によるシンプルな楽器構成によるスローな曲ですが、ギターのチューニングとコード進行は難解な部分も感じられます。
6曲目"She's Not Worth The Worry"(4:06) ブルース/アンビエントのサウンドを基調とした非常にTWO LOONS FOR TEAらしさを感じさせる曲です。サウンドに隙間(空間)を持たせながらJONATHANのギターで輪郭をはっきりさせたり、また抽象絵画のように難解な表現をも持たせています。後半からは更に東洋のサウンドの雰囲気も持たせています。
7曲目"Shape Of Strange"(2:44) ブラック・ミュージックのサウンドからの影響を感じさせるファンクなリズムとサウンドの曲です。但し、非常にアシッド感のあるパートとアグレッシヴな効果音のアレンジも粋な計らいを感じさせます。
8曲目"Green Limousine"(4:06) ロック寄りのサウンドを聴かせる曲の登場です。MATT・CHAMBERLAINのタイトなドラムのビートにSARAHの女性ロック・ヴォーカリスト然としたパワフルさを感じさせる歌声に歯切れ良いリズムが響いています。
9曲目"Emily"(5:32) 映画のサウンド・エフェクトを想像させるサウンドの数々から優美に展開させるダーク・ポップな調べによる曲です。バックのサウンドは非常に"クール" にSARAHの妖艶な歌声を盛り上げて流し続けられえているのです。
10曲目"The Prisoner"(5:28) この曲もダウンテンポの調べとリズムが切なく流れる曲になっています。怠惰なリズムの流れに乗せて歌うSARAHのメランコリックな歌声とJONATHANのギターの爪弾きが切なく流れ来ます。
11曲目"This Mortal Rodeo"(3:53) 1曲目の曲のB面(CDの場合はどう言うか不明)にカップリングされたシングル・カットの曲でレゲエのリズムを少し感じさせます。この曲のサウンドにもオリエンタルな雰囲気を持たせたアレンジで収録されています。
12曲目"Emily Dickinson"(5:31) 9曲目の曲の歌詞の部分を薄っすらとスキャットで歌った殆んどインストゥルメンタルによるリプライズとなって収録された曲です。
11曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:54分42秒 (このアルバムをリリースした後、ギターのJONATHANがアクシデントによる左手の指の大怪我で活動が暫く休止状態になっていました)'10年4月13日再更新


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写真  TWO LOONS FOR TEA / Nine Lucid Dreams
 ・2007 Sarathan Records LLC.    SAR 012

嬉しい再スタート・アルバム・・・

このアルバムは、シアトルを中心に活躍しているTWO LOONS FOR TEAの '07年8月14日に本国でリリースされた3枚目('02年のEP盤は含まない)のアルバムです。
ヴォーカルのSARAH・SCOTTとギターのJONATHAN・KOCHMERを中心としたTWO LOONS FOR TEAは、'01年にセルフ・タイトル・アルバム [Two Loons For Tea]でデビュー、翌年、EP盤と2枚目のアルバムをリリースしましたが、JONATHANの怪我などで5年ほど活動が休止状態でした。
その後、このアルバムの収録為、音楽活動を再スタートした2人は、多彩なゲスト・ミュージシャンを迎え、また一部の曲はテキサスの老舗PEDENALESスタジオに出向いて行われています。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SARAH・SCOTT:ヴォーカル/プロデュース、JONATHAN・KOCHMER:ギター/ベース/キーボード/バック・ヴォーカル/プロデュースの他、TOM・BILLER:ベース/ギター/キーボード/プロデュース、PAUL・BUSHNELL:ベース 、MATT・CHAMBERLAIN(PEARL JAM):ドラム/パーカッション、MELL・DETTMER:ベース/キーボード/オムニコード/パーカッション/プロデュース、MIKE・DILLON:マリンバ/オムニコード/パーカッション/ヴィブラフォン、BRAD・HOUSER:ベース、EYVIND・KANG:ストリングス、BRIAN・MACLEOD(PAUL・WESTERBERG):ドラム/パーカッション、PAT・MASTELOTTO(Ex.MR.MISTER): ドラム/プログラミング/パーカッション、DON・McGREEVY:ベース/パーカッション、SEBASTIAN・STEINBERG(NEIL・FINN):ベース、STEVE・MOORE:キーボード/セレステ、ERIC・ROSSE:キーボード/プログラミング/プロデュース、PATRICK・WARREN(LEANN・RIMES):キーボードなどベテラン勢が参加しています。
尚、このアルバムの本国での配給は、大手Fontana Distributionが行っています。

1曲目"Sunset Room"(5:00) PAUL・BUSHNELLのフレットレス・ベースの滑らかなサウンドとJONATHANの神秘的な響きによるアコースティック・ギターのサウンドが非常に印象的な曲です。聴く者を虜にするSARAHの妖艶な歌声が空間に艶めかしく彷徨っています。
2曲目"Monkey"(3:49) 前の曲とはサウンドを異ならせたポップ・チューンの登場です。パーカッションの心地好いリズムとSARAHの巧な歌いっぷりが伝わって来ます。
尚、この曲のミュージック・ビデオが複数紹介されているのは、Sarathan Records が行ったビデオ・コンテストに応募された作品によるものです。
3曲目"Tragically Hip"(4:38) JONATHANのジャジーなギター・フレーズの調べに乗せて歌うSARAHの優しい歌声が流れる曲です。この曲での心地好くバックに流れるサウンドの波々とSARAHの歌声はラジオ受けしそうなAAAフォーマットではないでしょうか。
4曲目"Waiting"(3:55) 少しアメリカン・サウンドの牧歌的なメロディを持った曲の登場です。ただ、やはり一癖あるTWO LOONS FOR TEAのサウンドですから、ドラム"ン" ベースとサイケ調のJONATHANのギター・サウンドで一味違った風味に...。
5曲目"Consuela"(3:06) JONATHANのウィスパー・ヴォイスによる曲の登場です。短い歌詞をリフレインによって収録されたラテン系サウンドのインストゥルメンタルに近い感じです。
6曲目"Strongest Man In The World"(5:29) JONATHANの美しいアコースティック・ギターの爪弾きによる残響音とMATT・CHAMBERLAINのドラムのビートが"クール" なミドル・テンポの曲です。訥々と歌詞を繰り出すSARAHの歌声から少しセンチメンタルなものも感じさせます。
7曲目"Marietta"(4:16) この曲も非常に聴き応えのあるメロディとサウンドの曲です。JONATHANのアトモスフェリク・ギターのサウンドとMIKE・DILLONのマリンバにPAT・MASTELOTTOの"かちっ" としたドラムのビートに乗せ次々に歌詞を繰り出すSARAHのエモーショナルなヴォーカルです。
8曲目"Eyebrows Are Natures's Makeup"(4:47) 面白いタイトルの曲ですね。SARAHの何か抽象的な歌詞を綴った内容にアンビエントなスローなサウンドで展開されるヒーリング系の音楽です。尚、歌詞の中には曲のタイトルは記されていません。
9曲目"Dixie It Up!"(1:51) 一転してデキシーランド・ジャズのノスタルジックなサウンドの曲です。籠らせたSARAHの歌声とホーン(サンプリング)とバンジョーの調べによるTWO LOONS FOR TEAの洒落っ気を感じさせます。
10曲目"Toxic Shellfsh In The Sun"(4:49) R&Bを基調としたリズムにSARAHの哀愁のある歌声が聴き物の曲です。JONATHAN のダークなギターの調べにストリングの切ないサウンドが展開させながらSARAHの孤高な歌声が迫って来ます。
11曲目"(Non Lucid Dream)"(0:14) タイトル曲として11曲目に記されていますが、実際は14秒間のブランクになっています。
12曲目"Stand On Your Head"(5:42) ヨーロッパ調のセンチメンタルなサウンドを感じるナンバーです。斜に構えたSARAHの歌声と雰囲気もののMIKE・DILLON(ANI・DIFRANCO)のマリンバの調べが非常に印象的です。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:47分40秒 (インディーズ・レーベル(JONATHAN・KOCHMERの興したレーベル)としては、豪華ミュージシャンの参加と配給がFontanaとは異例のアルバムとなっていて、内容も非常に質の高さを感じます)'10年4月13日再更新


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写真  UMMAGMA / Frequency
 ・2015 Ummagma    

"Lama" Remix追加収録盤・・・

このアルバムは、現在カナダで活躍しているドリーム・ポップ・デュオUMMAGMAの6枚目(ダウンロード・シングル盤/ライヴ盤を含む)のアルバムで '15年12月11日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、UMMAGMのSHAUNA・McLARNON(ウクライナ系カナダ人):ヴォーカル、ALEXANDER・KRETOV (ロシア出身):マルチインストゥルメンツ/ヴォーカル/プロデュースの他、ROBIN・GUTHRIE(COCTEAU TWINS):ギター/エフェクト/6曲目プロデュース、MALCOLM・HOLMES(Ex.OMD):ドラム/プログラミング/シンセサイザー/7曲目プロデース、MARC・JOY(LIGHTS THAT CHANGE):ギター/プロデュースのイギリスのミュージシャン達がRemixを担当しています。
尚、オリジナル盤は、限定50(CD盤)でしたが、今作は、UMMAGMAのセルフ・リリース(CD-R盤)をレビューしています。

1曲目"Orion"(2:38) 水の滴る様を表現したような電子サウンドがイントロから広がる心地好さ持った曲です。少し鼻に掛かった歌声を聴かせるSHAUNA・McLARNONの芯のある歌声とALEXANDER・KRETOVのフレットレス・ベースのソロがまた素晴らしいのです。
2曲目"Lama"(5:02) イントロからツイン・ドラムのビートと攻めて来る曲ですが、このテンポが非常に乗りを良くしています。やはりアルバムのリリースの数か月前からビデオとして紹介されている事に妙に納得します。
3曲目"Winter Tale"(3:22) カナダでの冬の情景を描いたランドスケープ感を持った曲です。シンプルなメロディとリズムが心地好くSHAUNAの歌声と共に流れて行きます。
4曲目"Galacticon"(2:49) シンセサイザーの奥行を持ったチャンバー内での演奏を感じさせるインストゥルメンツです。中世のスコットランドやウェールズを舞台に展開されるスペクタクル映画のテーマソング的な流れを感じます。
5曲目"Ocean Girl"(1:56) ALEXANDERのヴォーカル曲の登場です。レトロなアコーディオンとアコースティック・ギターに演奏によるパリの路地裏でひっそり演奏しているようなセピア色のノスタルジック感を強く感じます。
6曲目"Lama(ROBIN GUTHRIE Remix)"(3:40) オリジナル収録曲より僅かながらテンポを挙げたRemix曲です。ヴォーカルにノイズを乗せROBIN GUTHRIE自身ギターの演奏をバックに繰り広げています。
7曲目"Lama(MALCOLM HOLMES' OMD Remix)"(3:35) SHAUNAの歌声にヴォーコーダーを掛け、ドラムンベースを多用した前の曲とは対照的なRemix曲です。この曲は、3曲Remixが収録されているのですが、この曲が一番Remix感を出しています。でも本当、三者三様ですね。
8曲目"Lama (Lights That Change Remix)"(4:37) 今度はゆったりと神秘的なシンセサイザーを加えたRemix曲です。曲が進むにつれシンセ・ベースの重い響きが圧し掛かって来るのです。
歌詞無し 紙ジャケット仕様 限定枚未定 (CD-R盤) (輸入盤) 収録時間:27分42秒 (バンド名のUMMAGMAについては、PINK FLOYDのアルバムに詳しい方は、ご存知でしょう)'19年9月25日更新


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写真  UMMAGMA / Compass
 ・2017 Ummagma    

カナダのUMMAGMA・・・

このアルバムは、現在カナダで活躍しているドリーム・ポップ・デュオUMMAGMAの7枚目(ダウンロード・シングル盤/ライヴ盤を含む)のアルバムで '19年7月26日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、UMMAGMAのSHAUNA・McLARNON(ウクライナ系カナダ人):ヴォーカル、ALEXANDER・KRETOV (ロシア出身):マルチインストゥルメンツ/ヴォーカル/プロデュースの今作は、2人だけのようです。

1曲目"Rolling"(3:09) 弾むように奏でられるコンガの音色と捲し立てるALEXANDERの歌声によるファンクな1曲です。
2曲目"Caravan"(3:36) この曲もドラムのリズムが力強く響く曲です。メイン・ヴォーカルは、SHAUNAで途中よりALEXANDERへと移行します。ドラムと電子サウンドが織りなすロック色の強い乗りを感じます。
3曲目"Otherwise"(3:19) 今度はブルージーでレゲイ感が漂うALEXANDERのヴォーカル曲です。引き摺りや失望感を持たせいるのですが、曲の展開のアレンジが見事なのです。
4曲目"LCD"(3:33) ほぼスキャットによるインストゥルメンツです。一定のドラムにリズムに電子音楽やサンプル音源を重ねた遊び心を感じさせるイメージです。
5曲目"Elizabeth 44"(2:43) ベースに流れる低音のサウンドとリズムはヘビーメタル感のある異色の曲です。SHAUNAの凛とした歌声と対照にALEXANDERの暗く重いリズムとサウンドが底から響いて来ます。
6曲目"Blown"(2:39) 古びたアコースティック・ギターの音色がイントロから流れながら次第に煌びやかなシンセサイザーの音色に移行する中東音楽からの影響を感じる曲です。憂いを持つSHAUNAの歌声とバックのALEXANDERの演奏が調和して広がります。
7曲目"F-Talking"(4:54) ドラムンベースのサウンドを多用したインストルメンタルです。環境音楽らしい彼等の住むカナダの雄大さからのインスピレーションを感じます。
8曲目"Galacticon"(2:54) '15年の[Frequency]にも収録されている曲です。当時ビデオも制作されています。前作からの引用を記載します。「シンセサイザーの奥行を持ったチャンバー内での演奏を感じさせるインストルメンタルです。中世のスコットランドやウェールズを舞台に展開されるスペクタクル映画のテーマソング的な流れを感じます」。
9曲目"Lotus"(3:06) この曲はイントロから掴まれた感のあるALEXANDERのヴォーカル曲です。ポップなリズムとアコースティック・ギターの音色を使ったちょっとしたレトロ感を持っています。
10曲目"High Day"(2:02) パイプオルガンの音色やチャンバー内の強めエコーの効いたメルヘンチックなイメージを持つ曲です。どこと無くヨーロピアンな風情と中世の音楽を感じます。
11曲目"Colors II"(4:00) 今度はケルト音楽のような雄大さと孤高感を感じるALEXANDERのヴォーカル曲です。リュートのような弦楽器とイリアンパイプのような独特のサウンドが耳に残ります。
12曲目"Cretu"(3:03) 多分、曲のタイトルとなっているのはエニグマのマイケル・クレトゥの事だと思われます。神秘的なシンセサイザーの音色を使ったインストルメンタルです。
6曲歌詞付 デジパック仕様 300枚限定盤 (輸入盤) 収録時間:39分03秒 (ダウンロード販売では、13曲目"Bouquet" が追加されています)'20年4月5日更新


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写真  THE 24TH STREET BAND / The 24th Street Band
 ・1979 NIPPON COLUMBIA CO., LTD.     YX-7547-ND

様々なスタイルの音楽が取り入れられています・・・

THE 24TH STREET BANDは、N.Y.で活躍するベテラン・セッションマンによるユニットです。このアルバムは、日本企画により制作されオリジナル盤のリリースは、'79年5月です。
バンドのメンバーは、HIRAM・BULLOCK:ギター/ヴォーカル、CLIFFORD・CARTER:キーボード/ヴォーカル、WILL・LEE:ベース/ヴォーカル、STEVE・JORDAN:ドラム/ヴォーカルの4人組です。アルバムの収録には、SAMMY・FIGUEROA(THE BRECKER BROTHERS):パーカッションが参加しています。
尚、プロデュースは、NIPPON COLUMBIAのYOSHIO・OZAWAが担当しています。

1曲目"Shoppin' Round Again"(4:29) WILL・LEEの重い音色のベースに誘われるようにHIRAM・BULLOCKのヴォーカルが登場します。ファンキーなリズムを得意としたHAIRAMの作です。
2曲目"Down To The Waterful"(4:45) キーボード担当のCLIFFORD・CARTERの曲です。
彼自身のヴォーカルで爽やかなロックのリズムにメンバー全員のコーラスをつけ、少しトロピカルな雰囲気のする曲。
3曲目"Don't Let Them Take You Away"(5:22) HAIRAMの作でブルースを主体とした曲です。ヴォーカルは、HIRAMがとります。間奏でのCLIFFORDのピアノが聴き物です。
4曲目"Full-Time Love"(4:19) 乗りの良いリズムにHIRAMの生きの良いギターとソウルフルなヴォーカルを聴かせてくれます。
5曲目"Pleasure Before Business"(6:50) CLIFFORDの曲で所々にWILLのチョッパー・ベースが入っています。ここでのHIRAMのギターは、圧巻です。
6曲目"Turn Your Heart To Stone"(4:01) HAIRAMの曲です。ファンキーなリズムにHAIRAMのヴォーカルとギターが冴えます。
7曲目"Quack!!!"(8:05) インストゥルメンタルで8分05秒もあります。CLIFFORDの作曲で、様々なスタイルの音楽が取り入れられています。彼のキーボードとHAIRAMのギターが凄い。時々Quack!!!とヴォーカルが入って驚かせます。
6曲歌詞付 PCM録音 LP盤 (国内盤) 収録時間:37分51秒 (今から30年以上前、ERIC・CARMEN(多分?)のコンサートでHIRAM・BULLOCKがサポートメンバーとして来日し、当時開発されたばかりのギター・ワイヤレス・システムで観客席を走り周って演奏してくれたのを懐かしく思います。彼も生まれ故郷の大阪に帰ってきて楽しかったのでしょう!)'10年4月14日再更新


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写真  THE 24TH STREET BAND / Share Your Dreams
 ・1980 NIPPON COLUMBIA CO., LTD.     YX-7268-ND

前作よりロック色が強いアルバムとなって・・・

今回は、CLIFFORD・CARTERの作品が全8曲中6曲もあり、前作よりロック色が強いアルバムとなっています。オリジナル盤のリリースは、'80年8月です。
THE 24TH STREET BANDのメンバーは、HIRAM・BULLOCK:ギター/ヴォーカル、CLIFFORD・CARTER:キーボード/ヴォーカル、WILL・LEE:ベース/ヴォーカル、STEVE・JORDAN:ドラム/ヴォーカルの4人組です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、4人の他、前作同様SAMMY・FIGUEROA(THE BRECKER BROTHERS):パーカッションが参加しています。
尚、プロデュースは、PAUL・SHAFFERとTHE 24TH STREET BANDと共同で行われています。

1曲目"The New York City Strut"(5:03) New Yorkの雑踏を曲に混ぜ込んだストレートなロックとなっています。CLIFFORDの曲です。
2曲目"Not Too Much To Give"(5:45) この曲は、当時良く聴きました。HIRAMの曲ですが、ここではロック色が強い仕上げになっています。このギターのカッティング音が非常に好いんです。
3曲目"Tall Handsome Man"(4:30) CLIFFORDの曲です。「理想の男性は背が高くハンサムな男」と憧れる彼女を歌にしました。
4曲目"Share Your Dreams"(4:10) CLIFFORDの曲ですが、HIRAMがヴォーカルを取りファンキーな曲になっています。
5曲目"Back In Your Arms Again"(4:04) CLIFFORDの曲ですが、WILLがヴォーカルを担当し、ロック色の強い作品です。HIRAMのギター・ソロとカッティングが見事です。
6曲目"Tryin' To Make Up for Lost Time"(4:20) CLIFFORDの曲で彼自身がヴォーカルを取ります。カリプソとレゲエをミックスしたような曲になっています。
7曲目"Ricky And The Radio"(5:40) イントロから凝ったメロディになっていますが、ストレートなロックと変化して行きます。CLIFFORDの作品です。
8曲目"Lovers Again"(4:21) HIRAMの曲で変則チューニングした12弦アコースティック・ギターが心地好い。HIRAMのアコースティック・ギターの演奏は、久しいですね。
9曲目"The Black Hole Strut"(0:42) 1曲目"The New York City Strut" と一対になる曲です。
8曲歌詞付 PCM録音 LP盤 (国内盤) 収録時間:38分35秒 (本国アメリカでも日本からの輸入盤として発売される作品で、何か不思議さを感じます)'10年4月14日再更新


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写真  VEDERA / The Weight Of An Empty Room
 ・2005 SECOND-NATURE RECORDINGS    SN062

パワフルなヴォーカル、ドライブするギター・・・

ミズーリ州のカンサス・シティーで活躍するインディーズ・バンドVEDERA(VEDA)のデビュー・アルバムです。'04年の5曲入りEP盤でのデビューに続いて '05年7月26日に本国でのリリースです。メンバーは、KRISTEN・MAY(ヴォーカル/ギター/キーボード)、JASON・DOUGLAS(ベース)、BRIAN・LITTLE(ギター)、DREW・LITTLE(ドラム)の4人組です。
プロデュースは、ED・ROSE(Black Lodge Studios)が担当しています。
尚、参考アルバムは、初期リリース盤の為か旧バンド・ネームのVEDAとなっています

1曲目"Trade This Fear"(3:55) 変則的に叩かれるドラムのビートと歪ませたギターのドライビング・サウンドに乗せて歌うKRISTENの非常にエモーショナルな歌声による曲です。
2曲目"Song For A Friend"(3:36) イントロの不思議なサウンドとダイナミックなドラムのビートによるエモ・ギターによる乗りの良い曲です。間奏近くではアコースティック・ギターに切り替えたテクニックが憎いですね。
3曲目"The Falling Kind"(3:36) 本国でテレビ映画?テーマになっているようです。前出の '04年にEP盤にて先行リリースされたエモーショナルなギター・サウンドとパワフルで可憐さを併せ持ったKRISTENの歌声が曲を聴き終わった後もリフレインのように繰り返し耳に残るモダン・エモ・ロックです。
4曲目"Lover's Lie"(3:20) アコースティック・ギターによるシンプルなサウンドに乗せ歌うKRISTENの可憐な歌声でのイントロの曲で、後半からダイナミックな展開が見事なミドル・テンポのナンバーです。何故かS.P.N.T.Rのサウンドに通じる曲です。
5曲目"Desire On Repeat"(3:54) 少し切なく悲しい歌声によるKRISTENの心の内を歌詞に綴ったギター・バラードです。バックのBRIAN・LITTLE (Ex.HEARTS TO WASTE)ギターの響きが"熱い" ですね。尚、この曲も含め全ての曲の歌詞はKRISTENの手によります。
6曲目"In The Quiet"(3:37) オルタナテイヴな変則的リズムとメロディによるエモ・ロックです。ライヴなどでは魅了される雰囲気と聴き応えを持ち合わせた曲です。
7曲目"It's All Happening On Broadway"(3:36) ヘビーな曲の後に登場する少しあっさりとしたポップな曲です。その若さに似合わないKRISTENのヴォーカルのテクニックに頷かされる曲です。
8曲目"Still Standing"(3:44) 非常にメロディアスな流れを持ったスローな曲です。バックに重ねられたエモーショナルなギターのサウンドとドラムの"渋い" 事。本当に上手いバンドに出会えて良かったです。
9曲目"Redemption Soon"(4:41) 曲のイメージをダークに出して来た曲です。ハーモニーも付けずに一身に歌うKRISTENの歌声に心打たれる曲です。バックの演奏はあくまでも"クール" に徹したところが対照的で印象に残ります。
10曲目"Moments Rewound"(3:56) 一度聴いたら忘れられない孤高さのあるKRISTENの歌声によるエモ・ギター・サウンドの曲です。インド心幻想的なサウンドのイントロからピアノの旋律とバックに流れるスライドギターの独特の響きを持つ曲ですがメロディはシンプルですがAIDANのヴォーカルは非常に幻想的に響いています。
11曲目"Safe"(4:05) ヘビーメタル系のギターのサウンドとドラムの重いビートによるオルタナティヴ・ロックの曲です。エコーの効いたKRISTENのパワフルな歌声が印象的な曲で、やはり彼女のヴォーカルは曲が進行する毎に上手いと実感します。
12曲目"Song Four Side Two"(4:05) 一転してKRISTENの弾ピアノの旋律を全面に登場させて来た曲です。バックでサポートする3人の演奏との調和と間奏のギターのエモーショナルさは見事の一言です。
13曲目"Lover's Lie(Acoustic)"(3:42) 4曲目の曲のアコースティック・ヴァージョンです。リズムを少し落としてのKRISTENの弾き語りでしょうか。シンプルなメロディの中にも"キラリ" と光るアコースティック・ギターのサウンドも素晴らしいです。
12曲歌詞付 ライナー無し 3折デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:49分53秒 (早くも次のアルバム・リリースが待ち遠しいインディーズ・バンドの登場です)'10年4月14日再更新


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写真  VEDERA / Stages
 ・2009 Sony Music Entertainment    EPIC 88697142412

メジャー・デビュー盤です・・・

このアルバムは、ミズーリ州のカンサス・シティーの4ピース・バンドVEDERAの2枚目のアルバム('04年の[This Broken City-EP]と '08年[Stage-EP]は除く)で、12曲入CD盤としては、'10年2月2日に本国でのリリースです
VEDERA のメンバーは、KRISTEN・MAY:ヴォーカル/ギター/キーボード、BRIAN・LITTLE:ギター、JASON・DOUGLAS:ベース、DREW・LITTLE:ドラムの4人組です。
尚、このアルバムでのプロデュースは、EpicレコードのエグゼクティブA&R MIKE・FLYNNにコ・プロデュースとしてWARREN・HUART(HOWIE・DAY,BRAD・BYRD)が担当しています。

1曲目"Greater Than"(3:37) イントロから鳴る軽快なギターのサウンドとドラムのビートが流れるエモ・ギターサウンドによるポップな曲です。久しく聴くKRISTENの澄んだ歌声のバックに響くインディーズ時期から聴かせているタイトなバックの演奏ですが、スキャットで歌うパートが歌詞足らずで少し寂しい感じかな。
2曲目"Loving Ghosts"(4:40) メランコリックなパートをイントロに配したこの曲もエモ・ギターのサウンドを聴かせる曲ですね。別れてしまった恋人のことを今も想う歌詞を綴った内容になっています。
3曲目"Satisfy"(3:21) このアルバムより先行シングル・カットされていた曲で、ビデオも '08年10月から配信されています。張りのあるアコースティック・ギターの弦の響きとKRISTENの美しい歌声からエモーショナルなパートまで歌い上げたこのアルバムから一押しの曲となっています。
4曲目"Forgive You"(3:08) 少し鼻に掛かった歌声が特徴的なKRISTENの歌声が響くロック"ン" ロールのリズム調の曲です。非常に高いキーまで歌う彼女の歌声によるライヴ乗りするサウンドが伝わって来ますね。
5曲目"Goodbye My Love"(3:26) 今度は、テンポを落として来た曲だと思わせながら次第にトーンを上げて展開されるこの曲は、インディーズ時期のパワフルさを強く感じさせるエモ・ロックな感じです。
6曲目"Back To The Middle"(3:45) この曲は、先行リリースされていた[Stage-EP]での"Satisfy" のカップリング曲です。イントロのサンプル音源から聴き入るメランコリックなサウンドから爽やかなパートの"サビ" が心地好く流れて来ます。この曲では、少し前に出てきたJASON・DOUGLASのベースのサウンドも好いですね。
7曲目"Even I"(3:58) KRISTENのピアノの演奏によるイントロから入る女性S.S.W.らしい自身のメッセージ性の強い歌詞を伝えている曲ですね。ストリングスのサウンドも加えられてダイナミックな広がりを感じます。
8曲目"A World Apart"(3:58) 今度もKRISTENのピアノの演奏をメインにした曲の登場です。精神的な独立を目指す女性の心理を描いた歌詞をドラマチックなサウンドで展開しています。
9曲目"Look Around"(3:52) サウンドの方向を変えて来たダーク/アシッドな質感の曲の登場です。スローでソリッドなバックの"渋い" 演奏が光る充実感を直に感じるKRISTENの歌声とバンドの演奏です。
10曲目"If You Go"(3:46) このVEDERAの若さやエモーションを感じるストレートなサウンドとトーンを持った曲です。少し牧歌的なサウンドとコケティシュ(良い意味での)なKRISTENの歌声も印象的です。
11曲目"The Rain"(4:57) KRISTENのピアノの演奏による弾き語りによる曲です。前作での"Lover's Lie" をピアノのアレンジで書き直したような感じのスローな叙情的なサウンドが心地好く広がっていますね。
12曲目"We Sing "(4:16) 前のアルバムでも感じたKRISTENが元SIXPENCE NONE THE RICHERのLEIGH・NASHの歌声と再び"ダブル" 可憐な歌声を聴かせる曲です。後半からは。バンドの演奏も熱く、KRISTENの歌声もエモーショナルに響いて来ます。
全12曲歌詞付 8ページ物写真ブックレット U.S.盤 (輸入盤) 収録時間:46分59秒 (インディーズ時期の旧バンドネームVEDAの頃から注目していたVEDERA、このメジャー・デビュー・アルバムでは、全体的なサウンドが少し大人しく円くなったかな…)'10年5月15日再更新


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写真  VERTICAL HORIZON / There And Back Again
 ・1992 TASK RECORDS
 ・1999 BMG Entertainment    RCA 07863 67779-2

今ではすっかり有名になった彼らですが・・・

オリジナル盤は、'92年アメリカのインディペンデント・レーベルからリリースされたCD(初回は僅か1000枚の制作)で、レビューするこの盤は、'99年1月12日に大手レーベルから再発売された物です。
記念すべき彼らのファースト・アルバムです。ジョージタウン大学在学時2人でストリート・ライヴを行って実力を付け。大学を卒業と同時に二人だけでスタジオにこもって録音されました。手作り感覚がとても良く表れた1枚になっています。全ての楽器も二人でこなしオーバー・ダブを駆使して仕上げられています。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、KEITH・KANE:ヴォーカル/ギター/パーカッション/プロデュース、MATTHEW・SCANNELL:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/ドラム・プログラミング/プロデュースの2人です。
尚、アルバムの末尾のサンクス欄に今では、ビッグになったDOUG・DERRYBERRYとJOHN・ALAGIAの名前があります。

1曲目"Trying To Find Purpose"(3:16) アコースティック・ギターのイントロで幕が開きMATTHEW・SCANNELLの澄んだ歌声にKEITH・KANEの特徴的な歌声のハーモニーが美しく重なり合い、MATTHEWのギター・ソロもコンパクトに纏まった聞かせ所を持った曲です
2曲目"Children's Lullaby"(5:12) KEITHのヴォーカルの曲、5分を超える曲で後半からドラムが入っています。他にドラムが入っているのは9曲目ぐらいです。
3曲目"Footprints In The Snow"(3:29) BOB・DYLANの"All Along The Watch Tower" に似たイントロを持つ曲で2人のハーモニーが非常に際立ちます。
4曲目"Love's Light"(3:37) アルペジオによるギターの爪弾きの美しい曲、KEITHのヴォーカルです。
5曲目"The Mountain Song"(2:51) ギター2本で精一杯演奏する2人と綺麗なハーモニーでのシンプルな曲です。
6曲目"Prayer For An Innocent Man"(3:34) 弦楽協奏曲のようなシンセでのイントロと凝ったKEITHのギターのメロディです。
7曲目"Lines Upon Your Face"(5:28) 清涼感のあるMATTHEWの優しさ溢れる歌声が耳に残る曲です。MATTHEWの歌声は元気の良いLIVINGSTON ・TAYLORのような感じです。
8曲目"Willingly"(4:46) KEITHの弾き語りです。ゆったりしたリズムから彼の素晴らしいギターワークにより乗りの良いリズムと変化します。MATTHEWのギターソロも圧巻です。
9曲目"On The Sea"(4:47) この曲がまた良い出来で、初々しさの残るMATのヴォーカル (メジャー・デビューから彼の声の質が変わっています)は別にして、現在のVERTICAL HORIZONのダイナミックな曲調が読み取れます。
10曲目"Liberty"(3:05) 高いキーのKEITHのヴォーカルの曲でエヴァーグリーン的なとても若々しさと繊細さが感じられる曲でアルバムは幕を閉じます。
全10曲歌詞付 8ページ物写真ブックレット U.S.盤(輸入盤) 収録時間:40分18秒 (最初に聴いた時は、地味な感じがとてもしていましたが、レビューを書きながら再々聴いた結果、聴くほどに味わい深いアルバムと言う事に気が付きました)'10年4月15日再更新


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写真  VERTICAL HORIZON / Running On Ice
 ・1995 TASK RECORDS
 ・1999 BMG Entertainment    RCA 07863 67780-2

前作よりサウンド的に一回り大きくなった・・・

オリジナル盤は、前作より3年ぶりに出された '95年にアメリカのインディペンデント・レーベルからリリースされたCDです。レビューするこの盤は、'99年10月20日に大手レーベルから再発売された物です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MATTHEW・SCANNELL:ヴォーカル/ギター/ベース/ドラム/タンバリン/バンジョー/マンドリン/プロデュース、KEITH・KANE:ヴォーカル/ギターの他、STEVE・SIDLEY:ベース、RYAN・FISHER:ベース、CARTER・BEAUFORD:ドラム、LELAND・NAKAMURA:ドラム、KELLY・MOYLAN:バック・ヴォーカル、DOUG・DERRYBERRY:キーボード/バック・ヴォーカル/プロデュース、JACK・O'NEILL:バック・ヴォーカル、CARY・PIERCE:バック・ヴォーカル、RYAN・SCANNELL:バック・ヴォーカルの前作よりは大人数です。
尚、プロデューサーは、DOUG・DERRYBERRY、JOHN・ALAGIAとMATTHEW自身です。

1曲目"Heart In Hand"(4:38) ベースとドラムが追加され現在の彼らの音楽スタイルに近いサウンドです。MATTHEW・SCANNELLの歌声にKEITH・KANEのハーモニーです。間奏では粋なMATTHEWのアコースティック・ギター・ソロを聞かせてくれます。
2曲目"Wash Away"(4:30) KEITHのヴォーカルでの曲です。本当に彼の歌声は特徴的で、チョット粘っこい歌声です。タイトなドラムのリズムとギターのサウンドがエモーショナルに響きます。MATTHEWのギター・ソロが圧巻です。ドラムはワシントンD.C.で活躍する日系人LELAND・NAKAMURA(PETER FRAIZE TRIO)です。
3曲目"Fragments"(3:50) 往年のKENNY・RANKINを彷彿とさせるMATTHEWのヴォーカルと美しいメロディの曲です。ドラムはCARTER・BEAUFORD(DAVE MATTHEW BAND)が参加しています。
4曲目"Famous"(3:04) KEITHのヴォーカルの曲でMATTHEWのハーモニーです。牧歌的なサウンドのMATTHEWのアコースティック・ギター・ソロが聴き物です。
5曲目"The Man Who Would Be Santa"(4:43) アコースティック・ギターの爽やかサウンドです。この曲でのMATTHEWの歌声は、やっぱりLIVINGSTON・TAYLORの伸びやかな歌声によく似ています。
6曲目"Angel Without Wings"(4:19) KEITHのヴォーカルでの曲で物静かな旋律でしっとりと聴かせます。
7曲目"Answer Me"(5:31) 今までとは少し違った曲調の曲です。アーシーなサウンドとCARTERのドラムのリズムがやけに目立ちます。2人のヴォーカルとギターは控えめです。MATTHEWのスキャットでの歌声も新鮮です。
8曲目"Life In the City"(4:13) この曲はとても東海岸の特にN.Y.辺りの雰囲気のする曲です。THE FIFTH AVENUE BANDのサウンドに似ています。但し、間奏のギターソロは凄いです。
9曲目"Japan"(5:24) 気になるタイトルの曲でKEITHの作。曲の最後の方の歌詞は日本語で「どうもどうも日本語できます。名前はケンです。1番線に電車がまいります・・・」彼は学生時代に日本語を勉強していました。
10曲目"Call It Even"(3:40) マンドリンのサウンドが心地好い雰囲気を醸しだす曲でどちらかと言うと西海岸のサウンドに近いです。
11曲目"Sunrays And Saturdays"(3:36) MATTHEWの弾き語りです。彼の優しい歌声と美しいギターの響きのある曲です。
12曲目"Candy Man"(4:19) アコースティック・ギターのサウンドをこれでもかと言う位に使った曲で間奏でのMATTHEWのギター・ソロも圧巻でKEITHの作曲です。
13曲目"Falling Down"(4:12) MATTHEWのヴォーカルの曲で時々入るコーラスが独特に雰囲気です。バンジョ−とマンドリンを使ってフォーキーになりがちですが、CARTERのタイトなドラムが曲を引き締めています。
14曲目"Goodnight My Friend"(6:34) この曲もMATTHEWの弾き語りです。曲の全体は6分半もありますが、真中に2分程度の無音部があり約2分のヒドゥントラック"Reprise" となっています。
全14曲歌詞付 写真ブックレット U.S.盤 (輸入盤) 収録時間:62分39秒 (前作よりサウンド的にスケール・アップして現在のVERTICAL HORIZONに1歩2歩近づいて来ています)'10年4月15日再更新


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写真  VERTICAL HORIZON / Live Stage
 ・1996 TASK RECORDS
 ・1999 BMG Entertainment    RCA 07863 67781-2

彼らの素晴らしいステージの再現・・・

オリジナル盤は '97年にアメリカのインディペンデント・レーベルからリリースされたライヴ盤です。
ライヴの収録は、プロデューサーであるDOUG・DERRYBERRYとJOHN・ALAGIAのコンビが行っています。
レビューするこの盤は、'99年1月12日に大手レーベルから再発売された物でノース・キャロライナでの '96年9月5・6日の2日間のライヴを収録しています。ドラムは、現在THE DOOBIE BROTHERS BANDで活躍しているED・TOTHとベースは、RYAN・FISHERです。

1曲目"The Man Who Would Be Santa"(5:44) 観客の凄い声援が終わりアコースティック・ギターによる長いイントロに合わせて観客自ら歌い出すやり取りが収録されています。MATTHEW・SCANNELLのヴォーカルにKEITH・KANEのハーモニーです。間奏では生のMATTHEWのアコースティック・ギターソロを披露しています。
2曲目"The Ride"(3:31) KEITHのヴォーカルでの曲でアルバム未収録曲です。特徴的なギター・フレーズと"チョット" 粘っこいKEITHの歌声です。MATTHEW のギターソロが圧巻です。
3曲目"Falling Down"(5:15) アコースティック・ギターの美しい響きによる2分近いイントロに続いて登場するMATTHEWの素晴らしいヴォーカルと力強いリズムとメロディの曲です。
4曲目"On The Sea"(6:23) 1枚目のアルバムからの曲でMATTHEWのヴォーカルの曲です。アコースティック・ギターの力強いストロークと相反するメロディアスな旋律を持つ曲です。
5曲目"Japan"(4:52) 2枚目のアルバム収録時と同じに曲の最後の方の歌詞は日本語で「どうもどうも日本語できます。名前はケンです。1番線に電車がまいります・・・」とKEITHのみならずMATTHEWも日本語で歌っています。
6曲目"It's Only Me"(5:00) アルバム未収録曲でMATTHEWのヴォーカルです。メロディアスで疾走感のある曲です。
7曲目"Candy Man"(4:20) KEITHのヴォーカルでの曲でストラトキャスターに持ち替えたMATTHEWのファンクなギター・ソロも素晴らしいです。
8曲目"Fragments"(4:44) MATTHEWのヴォーカル曲です。終盤にかけてのMATTHEWのアコースティック・ギター・ソロは凄いです。
9曲目"The Unchosen One"(5:19) KEITHのヴォーカルでの曲でアルバム未収録曲です。躍動的なリズムとKEITHの特徴的な歌声に美しくハモルMATTHEWの歌声での曲です。
10曲目"Heart In Hand"(7:12) 2枚目のアルバムのトップを飾った曲です。前半はアコースティック色の残るアレンジでの収録ですが、間奏から終盤にかけてのMATTHEWのストラトでのギター・ソロは圧巻で観客の拍手が鳴り止みません。
11曲目"Wash Away"(12:23) KEITHのヴォーカルでの曲で前曲からカットインされずにそのままの雰囲気を残した収録です。2枚目のアルバムでも収録の順番は同じで"Heart In Hand" のエンディングから自然に繋がる"Wash Away" のイントロは最高です。RYAN・FISHERのベース・ソロとMATTHEWのギター・プレイは圧巻です。MATTHEW は学生の頃からVAN・HALENのギターをコピーしていました。この曲だけで12分半におよぶ収録です。
12曲目"Great Divide"(4:25) アルバム未収録曲でMATTHEWのヴォーカルです。アコースティック・ギターによる落着いた曲で実際のライヴでもこの曲がラストの曲でしょう。
歌詞無し 写真ライナー U.S.盤 (輸入盤)収録時間:69分14秒 (曲名の紹介とか喋りが全然収録されていなく淡々と曲を消化して行く感じの収録ですが、観客のヒートアップぶりは相当な物です。収録も非常に丁寧にされておりスタジオ収録とほぼ遜色のない仕上げです)'10年4月15日再更新


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写真  VERTICAL HORIZON / Everything You Want
 ・1999 BMG ENTERTAINMENT
 ・2000 BMG FANHOUSE, Inc.    BVCP-21134(07863-67818-2)

大手レコード会社から・・・

このアルバムは、インディペンデント時代の3枚のアルバムが好セールスを記録し、大手RCAレコードと契約した彼らのメジャー・デビュー盤です。'96年からのメンバーは、MATTHEW・SCANNELL:ヴォーカル/ギター/キーボード/プロデュース、KEITH・KANE:ヴォーカル/ギター、ED・TOTH:ドラム、SEAN・HURLEY:ベースの4人組みです。日本でのアルバムのリリースは、本国より約1年遅れの2000年5月10日、国内でのリリースです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、VERTICAL HORIZONの4人の他、LUIS・RESTO:キーボード、JAMIE・MUHOBERAC:キーボード、MARK・ENDERT:キーボード/プログラミング/プロデュース、MICHAEL・TULLER:プログラミング、 BEN・GROSSE:プログラミング/プロデュース、MARK・DUFOUR:プログラミングの少人数での収録です。
プロデュースは、MATTHEW・SCANNELL、MARK・ENDERT(ANNA・NALICK,MAROON 5)、BEN・GROSSEとDAVID・BENDETHと共同で行なっています。

1曲目"We Are"(4:02) 歪ませたギターのサウンドとタイトなドラムのビートによるサビの部分から入るイントロとメロディアスなヴォーカル部分と合わせ持ったアメリカ版ブリット・ポップな曲です。
2曲目"You're A God"(3:38) カントリーチックなリズムとメロディと次第にハードに響くギター・サウンドによる恋人との心のわだかまりを歌にした内容です。
3曲目"Everything You Want"(4:17) キーボードか打ち込みのサウンドでしょうか?イントロから"渋い" ですね。作者のMATTはこの歌がヒットした事は嬉しいが、特にこの歌に思い入れがある訳ではなく収録の際は、どの曲も同じ気持ちを抱いていたらしく。実際はそんなものでしょうね!
4曲目"Best I Ever Had(Grey Sky Morning)"(4:30) 初期の頃のアコースティック・デュオのサウンドによる繊細でセンチメンタルな内容の歌詞と切ないメロディによる曲です。
5曲目"You Say"(3:58) どこかのグループの曲にイントロに似た?曲ですが、V.H.の守備範囲までにワイルドに展開するMATT少し切ない響きのエモーショナルな歌声とギターのサウンドでのミドル・テンポのロックです。
6曲目"Finding Me"(4:32) この曲はEDのドラムのビートとテンポの良いグルーヴ感が非常に良いですね。アメリカの各地で数々のライヴを経験してきたV.H.の実力に裏打ちされた演奏です。
7曲目"Miracle"(4:22) イントロのMATTのギターのサウンドから参ってしまったいい曲ですね。ドラムのED・TOTHのハイハットの刻みとダイナミックに展開するサビの部分も最高です。切ない気持をMiracleに託した内容の歌詞も心を打たれます。
8曲目"Send It Up"(3:42) ギターのサウンドをタップリ響かせたサウンドに小気味好いリズムによる曲でパーカッシヴなドラムのビートとアメリカン・ロックのサウンドたっぷりな曲です。
9曲目"Give You Back"(4:22) スローで幻想的なギターの響きを活かした曲です。次第にハードでダイナミックに展開させた曲です。
10曲目"All Of You"(3:04) イントロは、アコースティック・ギター・サウンドでの曲ですが、エレクトリック・ギターのサウンドを交えたエモ・ギターロックのサウンドでの曲です。
11曲目"Shackled"(5:19) KEITHのヴォーカル曲です。アコースティックのパートとエレクトリック・サウンドの部分を組み合わせたブリットな感じの曲にKEITHの粘っこい特徴的な歌声(今回は出番が少ないです)による曲です。後半からのMATTのギターは、ハードな一面を聴かせています。ライヴでは弾きに弾いているのでしょうね。
全11曲歌詞/訳詞付 写真ブックレット (国内盤) 収録時間:45分50秒 (最近の活動が不透明でどうしているのでしょうか?)'10年4月16日再更新
2000年度ベスト5


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写真  VERTICAL HORIZON / Go
 ・2003 BMG FANHOUSE, INC.    BVCP-21273

よりラウドに、よりパワフルに・・・

VERTICAL HORIZON '03年10月22日に国内でリリースされた5枚目のアルバム(インディペンデント時代の3枚のアルバムを含む)です。前作[Everything You Want]と同様にメンバーは、MATTHEW・SCANNELL:ヴォーカル/ギター/キーボード/プログラミング、KEITH・KANE:ヴォーカル/ギター、ED・TOTH:ドラム/パーカッション、SEAN・HURLEY:ベースの4人組みです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、VERTICAL HORIZONの4人の他、PATRICK・WARREN:キーボード/チェンバレン/ストリング・アレンジ、JOHN・SHANKS:キーボード/プログラミング/プロデュース、SHARI・SUTCLIFFE:オーケストラ、 JOEL・DEROUIN:コンサート・マスターなどサウンド・トラック関係のミュージシャンも参加しています。
尚、プロデューサーは、多くのヒット・アルバムを手掛けたJOHN・SHANKS(THE CORRS,MICHELLE・BRANCH)が担当し、曲によりキーボード(セッション・ギタリストであるJOHNがギターでないのが興味深いです)で参加しています。

1曲目"When You Cry"(3:30) イントロからハードなギターのサウンドで攻めて来ます。MATTHEW・SCANNELL自身のインタビュー記事によるとライヴでの観客の反応が、よりラウドによりパワフルにとの要求がある為、サウンド路線が変わりつつあるとの事です。
2曲目"I'm Still Here"(3:52) この曲は前作の流れを汲んだアコースティック調のサウンドが導入部になっています。サビの部分はやはりハードにラウドの仕上げですが、V.H.らしいメロディアスで美しい流れを持った曲です。
3曲目"Forever"(4:27) イントロから非常に美しいサウンドです。複数のアコースティック・ギターの織り成すサウンドの深みと自然に流れて行くサビへのメロディではストリングスで更に美しく。
4曲目"Sunshine"(3:19) ハード・コア的なギターのサウンドとメロディアスなパートをサンドイッチのように挟み込んだ曲です。間奏のMATTのギター・ソロは、よりハードなサウンドです。尚、以前にも書きましたが、MATTは学生時代にVAN・HALENのギターをよくコピーしていたそうです。
5曲目"Goodbye Again"(4:43) この曲は、いい曲ですね。イントロから曲の終焉まで鳥肌が立つほどの哀愁のあるギター・バラードです。MATTの切ない歌声と美しいストリングスの響きとの融合です。
6曲目"Echo"(4:06) 初期のアコースティック・デュオに戻ったようなシンプルなサウンドでのイントロに続いて繰り出されるエモーショナルなサウンドの展開です。
7曲目"It's Over"(3:44) どこかの曲で聴き覚えのあるようなメロディとサウンドでのイントロですが、ミドル・テンポで奏でられる非常に美しいメロディアスな曲です。MATTのドライブするギターでのソロも心地好い響きです。
8曲目"One Of You"(3:32) MATTのアコースティック・ギターで書かれた曲を窺わせるイントロとアウトロでのギター・サウンドです。ディストーションを目一杯効かせたエレクトリック・ギターを使ってよりハードなサウンドを展開します。
9曲目"Won't Go Away"(3:52) このアルバムで1番先に気に入った曲です。ED・TOTHの何気ないドラム・テックでのビートに痺れるし、ギター好きには堪らない位にサウンドを段階的に計算し"ツボ" を熟知したギターのフレーズ数々です。
10曲目"Inside"(5:20) 少しサウンドの路線をミドル・イースタン風に変えて来た曲です。イントロではストリングスを配していますが、途中よりエモ・ギター・ロックでのハードなサウンドの展開も…。
11曲目"Underwater"(4:34) ギターの美しい金属弦のハンマリング・サウンドと幻想的に流れるバックのサウンドです。スローに歌うMATTの切ない歌声と浮遊感が素晴らしい。
12曲目"One Time Around(Bonus Track)"(3:52) 再びラウドなサウンドの曲です。ドラムのED・TOTHとベースのSEAN・HURLEYとMATとで書かれた曲です。サウンド的には前作での"We Are" に近いようです。
11曲歌詞/訳詞付 写真ブックレット (国内盤) 収録時間:48分57秒 (メンバーを一新しての '09年最新アルバム[Burning The Days]をリリースするようです)'10年4月16日再更新


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写真  VERTICAL HORIZON / Burning The Days
 ・2009 Outfall Records, Inc.    8 0585901702 1

帰って来たVERTICAL HORIZON・・・

このアルバムは、ワシントン,D.C.出身のロック・バンドVERTICAL HORIZONの6枚のアルバムで本国でのリリースは、前作[Go]より実に6年ぶりの '09年9月22日となった新作です。
このアルバムでのVERTICAL HORIZONのメンバーは、MATT・SCANNELL:ヴォーカル/ギター/キーボード/プログラミング/プロデュース、KEITH・KANE:ギター/ヴォーカル、JASON・SUTTER(FOREIGNER,CHRIS・CORNELL):ドラム、SEAN・HURLEY(JOHN・MAYER):ベースの4人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、前出の4人の他、NEIL・PEART(RUSH):ドラム、RICHARD・MARX:ピアノ/ヴォーカル・プロデュース、BLAIR・SINTA(ALANIS・MORISSETTE):ドラムが曲により参加しています。
尚、メイン・パーソンのMATT・SCANNELLは、このアルバムのリリース前まで、前出のS.S.W.RICHARD・MARXとアコースティック・デュオ組みアルバムもリリースしています。

1曲目"All Is Said And Done"(4:24) イントロの不思議な電子音が印象的で、少しVERTICAL HORIZONの過去のアルバムでのサウンドからは異質な響きを持っているのですが、次第に軽快でエッジの効いたギターのサウンドと広大な大地の広がりを感じる彼ららしい曲へと展開しています。
2曲目"The Lucky One"(3:55) アコースティック・ギターのサウンドをベースとしたポップな色調の曲で、心地好い響きのピアノとギターのサウンドが伝わってきます。過去のアルバムにも数曲収録されている彼らのポップさを感じさせる軽めに仕上げた曲ですね。
3曲目"The Middle Ground"(4:25) 今度はぐっとサウンドを引き締めてきたメロディアス・ロックの登場です。イントロのギターのサウンドとMATTの少しメランコリックさを感じさせる歌声も健在で、バックに広がるギターのサウンド群と素晴らしいコード進行が印象に残ります。
4曲目"I Believe In You"(3:23) VERTICAL HORIZONの基本となっているアコースティック・デュオのサウンドをイントロから感じる美しい響きの曲です。次第にサウンドをラウドな方向へ移して行くサビのパートなどは、十八番的な要素を感じます。
5曲目"Save Me From Myself"(4:18) イントロから熱く響くアコースティック・ギターのサウンドとEBow?による演奏でしょうか。間奏から後半の演奏などは、MATTの大好きなハード・ロック調のサウンドのアレンジを強く感じさせます。
6曲目"Carrying On"(3:36) メランコリックなサウンドとメロディによるイントロなどダウンテンポの曲です。怠惰感にあるドラムのビートとメランコリックなMATTの歌声と切ないギターのリフが曲の終りまで伝わって来ます。
7曲目"Back To You"(3:34) ストリングス風のサウンドとアコースティック・ギターのサウンドをバックに加えたメロディアス・ロックの登場です。エモーショナルなSEANのベースとJASONのタイトなドラムのビートがMATTの歌声の裏に心強く響いていますね。
尚、ベースのSEAN・HURLEYは、このアルバムの収録の後バンドを抜け、現在のベースは、JASONの音楽仲間であるCOREY・McCORMICK(CHRIS・CORNELL)が新たに加わっています。
8曲目"Can You Help Me"(3:59) アコースティック・ギターのサウンドをベースとしたサウンド的には '99年の大ヒット・アルバム[Everything You Want]の収録曲線上にあるメランコリック/メロディアス・ロックなナンバーです。MATTの歌声の裏には美しいハーモニーを聴かせるKEITHの歌声も久しく響いています。
9曲目"Afterglow"(3:59) この曲もサウンド的にVERTICAL HORIZON本来のサウンドを振り返り見つめ直した感じのするメロディアス/ポップさ強く感じさせる曲ですね。まぁ理屈は抜きにしてこの心地好いサウンドに暫し浸りたいと思います。
10曲目"Here"(3:41) RICHARD・MARXがピアノで参加した曲落ち着いたサウンドとメロディの曲です。T.V.のCMや挿入歌に使われそうな心地好いサウンドの流れとMATTの優しい歌声が響いています。
11曲目"Welcome To The Bottom"(5:48) 打込みによる怠惰なリズムのビートによるアシッド感のある曲です。想像ですが、歌詞の内容は、MATTの立場を第三者の目線で描いたような意味と読み取れます。
12曲目"Even Now"(6:44) このアルバムの収録曲の中で唯一MATTと共作になっているカナダのドラマーのNEIL・PEART(RUSH)が参加している曲です。間奏で流れる孤高に凛とした姿のように響くMATTのギター・ソロが堪らなく好いですね。
尚、NEIL・PEARTは、この曲の他数曲にも参加してその素晴らしい演奏と作詞もMATTと共同にてアルバム作りに協力しています。
全12曲歌詞付 写真ブックレット U.S.製 (輸入盤) 収録時間:51分51秒 (新作を引っ提げて6年ぶりに帰って来たVERTICAL HORIZON、メジャー・レーベルや外部のプロデューサーの意向など考えないで自分達を見つめ直したアルバム作りを行ったようですね)'10年5月22日再更新


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写真  VIRIDIAN / How To Survive In The Woods
 ・2022 Viridian    

静寂の中に広がるダークさが好い・・・

このアルバムは、カナダのバンクーバーで活躍しているオルタナティヴ/ドリーム・ポップ・デュオVIRIDIANのデビュー・アルバムで '22年11月18日に本国でのリリースです。
尚、バンド名のVIRIDIANとは、絵画絵具に詳しい方はご存知かと「ビリジアン/青緑色の顔料」とのことです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、VIRIDIANのDANIELLE・DAVIE:ヴォーカル/プロデュース、MICHAEL・DI・SPIRITO:ギター/ベース/キーボード/プロデュースの2人に、NICK・SCIARRETTA:ドラムの地元のミュージシャンと思われます。

1曲目"Preface"(5:09) イントロのギターの調べに合わせて登場するDANIELLEの歌声にノックアウトさせられた曲です。催眠療法を受けているようなこの歌声とMICHAELのギターが渋いですね。
2曲目"The Embrace"(4:47) 10月28日の先行リリースされたTRIP/CHILLな要素を感じる曲です。怠惰感を漂わせるDANIELLEの虚ろな歌声とバックのダークな怪しさを醸し出す演奏が堪りませんね。
3曲目"(Continued)"(1:12) バックにノイズを流したDANIELLEとNICK・SCIARRETTAの演奏によるインストゥルメンタルです。ギターを爪弾きながらインスピレーションをDANIELLEが形にした感のあるこの演奏も渋めのダークさがあります。
4曲目"No One Can Save Us"(4:05) 再びDANIELLEの囁くような歌声の登場です。ここでの演奏は、アコースティック・ギターによる幻想的な雰囲気を醸し出しています。この曲も含み間奏のDANIELLEのギター・ソロは、本当に雰囲気ものですね。
5曲目"Swim"(5:00) この曲も穏やかな流れを聴かせる曲です。ヴォコーダーを使ってサンプリングさせたMICHAELの歌声や転がるようなキーボードの調べに鳥のさえずりなど耳を澄ませてじっと聴くことにしましょう。
6曲目"Slowly / Letting Go"(5:05) アルバムのリリースに先立って10月7日にリリースされている曲名通りの穏やかな調べの曲です。心地好いスネアのリム打ちのリズムと優しく奏でられるMICHAELのギターとキーボードの調べが好いですね。後半の約2分のインストゥルメンタル仕立てのTRIP/ CHILLな流れも素晴らしいのです。
7曲目"Fragments"(1:46) 古びたアップライト・ピアノの調べに重ねたサンプル音源によるインストゥルメンタルです。曲名の"Fragments" が語る断片は、MICHAELの幼少期の記憶かも知れませんね。
8曲目"A Short Day"(6:44) 囁きに似たDANIELLEの歌声の歌声とこれまた優しく奏でられるMICHAELのギターが織りなす曲です。後半の約4分はラジオ風のスポーケン「We shall make up and move ahead, Because there is new knowledge to be gained And we mean to be a part of it」に意味深さを非常に感じます。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:33分48秒 (2022年のベスト5アルバムがほぼ決定していたのですが、このアルバムの登場にて再考せざるを得ない状態です!)'22年11月29日更新
2022年度ベスト5


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写真  VOUDOURIS & KAHNE / Street Player
 ・1976 Capitol Records Inc.    ST-11554

メロウなROGERの歌声・・・

このアルバムは、カリフォルニア州で活躍していたロック・デュオVOUDOURIS & KAHNEの '76年に本国でリリースされた2枚目のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、ROGER・VOUDOURIS:ギター/ヴォーカル、DAVID・KAHNE:キーボード/シンセサイザー/ヴォーカルの他、CHUCK・DOMANICO:ベース、JAMES・GADSON:ドラム、WILLIAM・SMITH:オルガン、BOBBYE・HALL:パーカッション、MIKE・BUTERA:アルト・サックス、JIMMY・HASKELL:ストリングス/ホーン・アレンジ/指揮の有名ミュージシャン達が参加しています。
尚、プロデュースは、BILLY・JOELのアルバムなどを手掛けたMICHAEL・STEWARTが担当しています。

1曲目"Street Player"(3:24) ファンキーなギターのカッティング音に弾けるベースのサウンドが響くダンス・ビートの曲です。忙しなく響き渡るJAMES・GADSONのドラムのビートが肉迫して来るのです。
2曲目"Wonder Of Wonders"(3:00) ROGER・VOUDOURISがそのメロウな歌声を聴かせるアダルトな雰囲気を醸し出す曲です。当時の西海岸のミュージシャン達が良く聴かせていたアルバム・オリエンテッド・ロックとした曲調です。
3曲目"It Will Happen With Us"(3:19) この曲も2曲目に続き同じソフト・ロック路線にあるメロウな調べを持った曲です。JIMMY・HASKELLのストリングスに彩られた美しさと落ち着いたサウンド群が心地好く流れ去ります。
4曲目"Were You Alone Last Night"(4:27) ここまで聴いて来ると1曲目とかなり雰囲気を違えて来た非常にメランコリックなバラードの登場です。CHUCK・DOMANICOの官能的なベース・ソロに彩り与えるDAVID・KAHNEのジャジーなキーボードのサウンドが堪りませんね。
5曲目"Monterey"(4:27) この曲はイントロからROGER・VOUDOURISがアコースティック・ギターでの卓越した演奏を存分に聴かせる曲です。インストゥルメンタル的なイントロ部分とロック色の強いヴォーカル部と組曲となったアレンジで熱い歌声も聴かせるROGERです。
尚、曲名の"Monterey" はカリフォルニア州のサン・フランシスコの南に位置する「モントレー・ジャズ・フェスティバル」で有名な都市です。
6曲目"Our Song"(3:36) サビのパートをイントロから聴かせるDAVIDの書いた曲で、ヴォーカルはDAVIDでしょうか。恋人達に捧げる愛の歌をテーマとした歌詞が甘いメロディと共に広がっています。
7曲目"Flamingo Sky"(4:39) この曲も長いイントロの部分をストリングスの調べで聴かせる曲です。フラミンゴの群れが美しく大空舞う姿などまるで自然をテーマとした番組の挿入歌のようですね。
8曲目"Ladies In Mercedes"(3:00) この曲はリズムとメロディが面白い曲で作詞/作曲はDAVIDです。西海岸特にハリウッドやビバリーヒルズ辺りの女性をテーマにした曲作りとなっているようです。
9曲目"Are You Willing"(3:27) ファンキーなリズムを聴かせるROGERのヴォーカル曲です。煌びやかに響くホーンのサウンド群とダンス・ビートのリズムが押し寄せる波に此方の体も揺さぶられます。
10曲目"Endings"(4:55) 渋いダブル・ベースのサウンドがイントロから流れるジャズ・テイスト溢れる曲です。ヨーロッパ調のメランコリックさを感じさせるメロディに乗せてその切ない歌声を聴かせるROGERです。
全10曲歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:38分14秒 (このアルバムが彼らの最後のアルバムとなり、ROGER・VOUDOURISはソロ活動の道へDAVID・KAHNEはプロデューサー/ソングライターへと活動の場を変えて行きます)'12年5月20日更新


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写真  THE VULCAN DUB SQUAD / The New Designers
 ・2007 Five Deadly Records    5DR008

一筋縄で括れないバンド・・・

このアルバムは、カナダのオンタリオで活躍しているインディーズ・バンドTHE VULCAN DUB SQUADの5枚目のアルバムで、'07年4月23日本国でのリリースです。
'97年のデビューよりメンバー交代を繰り返しているTHE VULCAN DUB SQUADですが、このアルバムでのメンバーは、RANBIR・GUNDU:ヴォーカル/ギター/キーボード/ハーモニカ、GRAHAM・WILSON:ギター、MATT・DEL・BUONO:ベース 、DAVID・CROFT:ドラムの4人組です。 アルバムの収録には、地元のミュージシャンJORDAN・KEM:ヴォーカル、TORI・TIZZARD:ヴォーカル、ELENI・ALPOUS:フルート、FRANCES・McGREGOR:トランペット、SHANDY・KERN:ピアノ、KEITH・HAMILTON:ミュージック・ソー、NJ・BORRETA:ヴィオラ、PAUL・GRIBLIS:ヴィオラが参加しています。

1曲目"Czech This"(2:24) 穏やかなキーボードの調べとフルートの音色によるアンビエント系のサウンドによる2分半程度ほぼインストゥルメンタルです。
2曲目"Victoria"(5:41) このアルバムから一押しとなっているブリット・ロックな曲で、このTHE VULCAN DUB SQUADの音楽に出会った最初の曲です。RANBIRの少し気弱そうな歌声とDAVIDの力強いドラムのビートとのサウンドの融合が良いですね。後半から登場するトランペットの調べも心地好いです。
3曲目"Die Deif Die"(5:56) このバンドの結成時にパンクなサウンドをライヴで演奏していた時の曲のようです。サウンド的には荒削りでうるさいイメージが強いですね。
4曲目"The Happiness Machine"(5:12) エコーを効かせたフェンダー系のギターのサウンドと重いダウンテンポのビートによる少し荒廃したイメージからアップテンポのエモ・ギターの曲へと展開させる組曲的な収録となっています。
5曲目"I'm Cocaine...You're Sugar"(3:29) 80年代初めのニュー・ウェーブぽい青臭いギターの調べと少し病的なヴォーカルの歌声が響く曲です。シンプルなサウンドとコーラス・ワークにタイトなドラムのビートを重ねて収録されています。
6曲目"Confidence, Man!"(2:42) 再びハードでラウドな響きによるロック"ン" ロールのリズムの曲です。荒らしたアドリヴ的なギター・ソロとサイケデリックなヴォーカルが流れて来ます。
7曲目"I Should Have Been There(I Know)"(9:01) この曲もブリット・ロックのサウンドのイメージが強い曲すね。イメージ的には、カナダのバンドと言うより、マンチェスター系のバンドのサウンドに通じるところ感じます。
8曲目"Rial"(3:42) 少しサウンドを明るく・軽い方向に向かわせた曲の登場です。RANBIRの特徴的な癖のある歌声とポップなギターとドラムの演奏によるシンプルな楽器構成で収録されています。
9曲目"Chamberlin"(1:20) 1分少々のミュージック・ソーによるインストゥルメンタルです。ラウドなパンクの曲やこう言った曲まで収録した一筋縄で括れないバンドですね。
10曲目"Night Of The Long Knives"(5:41) 循環コードによるギターのサウンドとシンプルなリズムによるフォーク・ロック的です。ヴォーカルと口笛を使い分けたアレンジと後半からはネオ・アコ的なサウンドによるゆったりした組曲で収録されています。
11曲目"Do It To Julia"(3:55) スコットランドのトラディショナル音楽の影響を感じさせるRANBIRがスポーケンで歌う美しいサウンドとメロディによる曲です。この曲からも非常に80年代のイギリスのバンドのサウンドを強く感じさせます。
12曲目"I Could Be"(8:53) 前半は、メランコリックな調べを発するギターの調べとエモーショナルなドラムのビートを交互に組み合わせたエモ・ギター・サウンドによるサイケデリックな曲です。後半からは、RANBIRのアコースティック・ギターによる弾き語り形式とフランス語の歌詞で収録されています。尚、この曲が終わってブランクの後、短いヒドゥン・トラックが収録されています。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 カナダ製 (輸入盤) 収録時間:58分00秒 (曲紹介の文中にも記したのですが、アルバム1枚の中に様々なサウンドを押し込めたカナダのTHE VULCAN DUB SQUADです)'10年4月16日再更新


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写真  WALTER / A Constant Reminder
 ・2003 Walter Rodriguez    7 86851-9974-2 2

"クール" なリズムとギター・・・

このアルバムは、プエルトリコ出身で現在は、マサチューセッツ州ボストンでインディペンデントに活躍しているギタリストWALTER(WALTER・RODRIGUEZ)の '04年6月にリリースされたデビュー・アルバム(7曲入り)です。
このアルバムの収録時の '03年には、未だボストンの音楽学校に通いながら、その音楽学校の仲間のMASAMI・STAMPF:ヴァイオリン/ストリング・アレンジ/ヴォーカル、JOACHIM・HORSLEY:ピアノ/ベース、LUCINDA・SCHUTZMAN:ヴィオラらとWALTER:ギター/ヴォーカルによってアルバム制作が行われています。
現在、WALTERはこのアルバムでヴァイオリンを演奏していたMASAMI・STAMPFと結婚し、2人でイベントなどの演奏を行っているようです。

1曲目"A Constant Reminder"(4:53) この曲のイントロを聴いた時からかなり痺れさせてくれた曲です。"クール" に淡々と流れる乗り良いリズムにとWALTERが弾くギターの弦の響きが広がります。また、枯れたWALTERの歌声も彼の音楽に似合っている感じです。
2曲目"Reasons"(4:36) この曲もリズムとギターの調べが心地好く響く曲ですね。ストリングスの調べによるイントロから次第にエモーショナルなリズムへとビートを上げて行きのです。元々は、クラシック・ギターの奏者であったWALTERが打込みのリズムと自身の歌声でアルバムを制作したことに興味を覚えます。
3曲目"Pale Blue"(3:50) 今度はメランコリックなサウンドとメロディによるミドル・テンポのナンバーです。叙情的なヴァイオリンの調べとドラム・マシーンの淡々としたリズムが上手く調和しているのが見事ですね。
4曲目"Drive"(4:48) ナイロン弦ギターの調べとWALTERの"ハウンテッド・ヴォイス" が響くメロディアスで切なさのあるラテン・ナンバーです。バックのMASAMI・STAMPFのスキャット・ヴォーカルも効果的に響いて来るのです。
5曲目"Safety"(4:33) WALTERの枯れた切ない歌声とヨーロッパ調のピアノの調べが流れるこの曲も少しメランコリック調の曲です。ナイロン弦ギター/アコースティック・ギター/エレクトリック・ギターとサウンドのバリエーションを的確に使い分けた見事なアレンジで展開されているのです。
6曲目"Invisible"(4:22) この曲も最初に聴いた時から非常に気に入った少しダウンテンポのリズムを感じるメランコリックの曲です。低く打ち付けるベースの調べに合わせて歌うWALTERの消え入りそうな歌声とMASAMIのバック・ヴォーカルが切なく響いて来ます。
7曲目"Morning"(4:16) ヴァイオリンとヴィオラの調べがイントロから大きく響く曲です。この曲でのWALTERのギター・サウンドと歌声は、トラディショナル音楽/カントリー音楽の影響など受けていることを感じます。
全7曲歌詞付 写真ライナー (輸入盤) 収録時間:31分21秒 (このアルバム1枚をもって暫くアルバム制作は、休止中のWALTERですが、是非フルトラック・アルバムをリリースしてほしいミュージシャンの1人ですね)'10年4月19日再更新


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写真  WALTER RODRIGUEZ / Taking Back December EP
 ・2010 Walter Rodriguez    7 00261 29457 5

サウンドに円やかと優しさ・・・

このアルバム(EP)は、プエルトリコ出身で現在、マサチューセッツ州ボストンでインディペンデントに活躍しているギタリスト/シンガーWALTER・RODRIGUEZの '10年3月9日にH.P.よりリリースされた2枚目のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WALTER・RODRIGUEZ:ギター/ヴォーカルの他、KIMON・KIRK(AIMEE・MANN):ベース、JOHN・SANDS(AIMEE・MANN):ドラム、KEVIN・BARRY:ラップ・スティール、MASAMI・RODRIGUEZ:ヴァイオリン/バック・ヴォーカルのボストンのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"I'm Just Trying To Get This Right"(4:55) 美しいアコースティック・ギターの響きの裏にソフトに広がりながら包み込むように優しく響くラップ・スティール調べが堪らない曲です。7年前の[A Constant Reminder]ではWALTERのクールなストイックさを感じさせ曲が多かったようですが、今作品ではサウンドに円やかと優しさが加わったようですね。
2曲目"Find Out For Yourself"(3:15) 少しカントリー調のサウンドを感じさせるS.S.W.らしいギターの演奏による曲です。軽めのリズムの流れに各人の演奏のエッセンスを散りばめたような心地好いサウンドが広がっています。
3曲目"You Are Amazing"(3:31) 一聴では、MICHAEL・FRANKSの歌声とギターのサウンドに似たところを感じるこのWALTERの曲のようですが、MICHAELのようにJAZZ側に位置しているのではなく、ラップ・スティールやヴァイオリンによるカントリー・タッチな楽器構成なのですが、あっさりした弾き語り感や洒落たサウンドを強く感じますね。
4曲目"When Nobody's Watching"(5:03) WALTERの流れ落ちるようなナイロン弦ギターの爪弾きと少し掠れ気味の彼の歌声がメランコリックに響くこのアルバムから一押しの曲です。MASAMI・RODRIGUEZの幻想的なヴァイオリンの調べと彼女の歌声もWALTERの音楽の魅力の一つです。
5曲目"Taking Back December"(4:18) アコースティック・ギターの切ない響きに合わせて歌うWALTERのシルバー・グレイ的な歌声とメランコリックなサウンドを発するラップ・スティールの調べが切なく響く曲です。落ち着いたテンポにこれまた落ち着いたメロディによる回顧録です。
歌詞無し ライナー無し 紙スリーブ仕様 (輸入盤) 収録時間:21分03秒 (このアルバムをH.P.で購入したら、WALTERからメールで日本からオーダーを非常に大変感謝され、可愛いT-シャツをおまけに頂きました!)'10年6月15日再更新


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写真  WHAT BIRD / Good Night,Good Riddance
 ・2008 What Bird    6 34479 769740

澄んだ歌声とドライビング・サウンド・・・

このアルバムは、ナッシュヴィルでインディペンデントに活躍しているWHAT BIRDのデビュー・アルバムで、'08年9月9日本国でのリリースです。
WHAT BIRDは、JULIA・HARRISON:ヴォーカル/ギター/フルートにWINSTON・HARRISON(THE GABE DIXON BAND):ベース/ギター/プログラミング/キーボード/ドラムの2人が中心となったユニットです。
このアルバムに参加しているミュージシャンは、IAN・FITCHUCK:ドラム/キーボードにルイジアナの若手バンドSONS OF WILLIAMの3人JOE・STARK:ギター、DAVE・STARK:ドラム、JEN・ANÉT:ギター/マンドリンと地元ナッシュヴィルのMATT・GLASSMEYER:サックス、JANO・RIX(THE GABE DIXON BAND):ピアノ/パーカッションが参加しています。

1曲目"Here Tomorrow"(3:55) 美しいJULIA の歌声とアコースティック・ギターの調べから入る曲で、全編に流れるJEN・ANÉTのギターとWINSTONのホーンテッド・ギターの響きが堪らないのです。共通のプロデューサーJUSTIN・TOCKET(TOBY・LIGHTMAN)つながりからかJOE達がこのアルバムの収録に参加しているようです。
2曲目"Home To You"(3:31) JULIAの優しい歌声が響くミドル・テンポの曲で、落ち着いたメロディとサウンドが心地好い流れを作り出しています。WINSTONのMandotar(8〜12弦の変形マンドリン/ギター) の不思議な調べも心地好く響きます。
3曲目"Highway Song"(4:03) この曲を最初に聴いた時からアルバム購入を決めた曲です。イントロのギターのサウンドとリズムの流れが堪りませんね。WHAT BIRD自身、自分達の音楽をNight Driving Musicと言っていることが理解出来るサウンドと"クール" な乗りを与えてくれるのです。
4曲目"Under The Milky Way"(4:49) WINSTONのハイ・フレットでの柔らかいベースの調べとJOEのエッジの効いたギターのサウンドとのコラボが印象的な曲です。この曲でもJULIAのソフトな耳当たりの歌声が良いですね。オリジナル曲は、オーストラリアのバンドTHE CHURCH '88年のヒット曲です。
5曲目"New Again"(3:01) 少しサウンドをロック寄りにして来た曲の登場です。カナダの女性S.S.W.のサウンドに通じるところを感じる曲です。後半にはダイナミックなピアノの調べも聴かせます。
6曲目"Rivers And Canyons"(4:51) イントロから美しいメロディとサウンドを聴かせるスローな曲です。JULIAの歌声に添えられた美しいツイン・ギターの調べとサックスの音色がしっとりと流れる曲です。
7曲目"Fallen Things"(4:08) 明るいサウンドにリズムカルなポップ調の曲の登場です。アメリカンなストレートなサウンドと乗りを重視した理屈抜きに聴かせるリズムによるアメリカのハイウェイのような真っ直ぐなイメージです。
8曲目"Perfect Faiths"(3:47) この曲は先ほどイメージと違わせてきたアシッド感のあるダーク・サウンドで攻めて来ています。フェンダー・ローズの陰影のある音色が怪しく響いて来るのです。
9曲目"Take Us Back"(4:03) メランコリックなメロディとサウンドに乗せ歌うクリスタル細工の質感に似た"クール" なJULIAの歌声が響く曲です。時折入るギミックなギター・サウンドとIANのドラムのビートも渋めです。
10曲目"Powerlines"(4:00) アルバムの最後はJULIAのアコースティック・ギターの弾き語りです。途中よりWINSTONのアンビエントなサウンドを加えて起伏を与えたサウンドの流れになっています。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 HDCD仕様 (輸入盤) 収録時間:40分13秒 (澄んだ歌声とご機嫌なドライビング・サウンドを聴かせてくれるWHAT BIRDですが、お互い別々のユニットにも参加しているようです。今後の活動は不明なのですが、このアルバムは良い音が一杯詰まっています)'10年4月19日再更新


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写真  WHAT BIRD / Steady Fire
 ・2012 Nuthatch    8 84501 72704 4

相変わらず澄んだ歌声を聴かせる・・・

このアルバムはナッシュヴィルでインディペンデントに活躍しているWHAT BIRDの2枚目アルバムで、'12年9月18日に本国でのリリースです。
WHAT BIRDは、JULIA・HARRISON:ヴォーカル/ギター/フルート/プロデュースにWINSTON・HARRISON(THE GABE DIXON BAND):ギター/ベース/プログラミング/キーボード/ドラム/プロデュースの2人が中心となったユニットです。
尚、今回はクレジットが記載されていない為、このアルバムに参加しているミュージシャンは、残念ながら不明です。

1曲目"Chosen"(3:24) 静けさの中に響くE-BowによるWINSTONのホーンテッド・ギターのサウンドが堪らない曲です。久しぶりに聴くJULIAの孤高に響く美しい歌声とやはり2人の相性は、この音楽を通じて素晴らしいものと確認できますね。
2曲目"Hindout"(3:32) 少し引き摺り感のあるリズムの流れに乗せた管楽器のアンサンブルが広がります。サビの部分のメロディとサウンドは、前作同様WHAT BIRDらしいメロディアスなサウンドの積み重ねの絶妙さを感じます。
3曲目"Cloudline"(3:23) 凛としたJULIAの歌声にゆったりと奏でられるギターの調べが心地好い曲です。ナッシュヴィルのミュージシャンと言えは直ぐにカントリー アンド ウエスタンと思い浮かべるのですが、このWHAT BIRDは洒落たN.Y.の夜のサウンドを聴かせるのです。
4曲目"Silverweb"(3:42) 今度は打ち込みのリズムで展開されるアップ・テンポの曲です。乗りの良いリズムの流れにリフレインを多用した歌詞の流れによる覚え易さや歌い易さを感じさせます。
5曲目"Still Life"(3:34) 少しメランコリックさを増して来たスローなリズムの曲です。これまた切なく美しい歌声を聴かせるJULIAの歌声とバックのハーモニーが聴く者を包み込むように広がります。
6曲目"Promise Signs"(4:40) この曲もリズムの流れを控えたバラードによる曲です。曲を聴き終わった後でもこのゆったりとした引き摺り感のあるリズムと切ないピアノの調べが耳から離れないのです。
7曲目"Worth The Saving"(4:04) この曲もWHAT BIRDらしい高揚感を感じさせるイントロのサウンドとリズムが堪らない曲です。JULIAの歌声の広がりのバックでサポートするWINSTONのサウンドの数々を適度な空間を持たせた凛々しさは見事ですね。
歌詞無し ライナー無し 紙ジャケット仕様 (輸入盤) 収録時間:26分21秒 (相変わらず澄んだ歌声を聴かせるJULIAとサウンドの要WINSTONとの2人の独自の世界を感じさせます) '12年12月29日更新


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写真  WHAT IF / What If
 ・2000 BMG ENTERTAINMENT    BVCM-37165

元SEAWINDと元AIRPLAYのメンバーによる最強の・・・

WHAT IFは、BOB・WILSON、LARRY・WILLIAMS、TOMMY・FUNDERBURKの3人が '87年にトリオを組んだバンドで、このアルバムは、彼ら3人によって発売された唯一の1枚です。
本国アメリカで '87年にRCA VictorからCDがリリースされていましたが、当時は、国内での入手が困難でした。今回聴き込んだ盤は、2000年10月25日に国内初CD化された物です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、TOMMY・FUNDERBURK:ヴォーカル/プロデュース、LARRY・WILLIAMS:サックス/キーボード/ベース・シンセサイザー/プロデュース、BOB・WILSON:ドラム/パーカッション/ベース・シンセサイザー/プロデュースの他、MICHAEL・LANDAU:ギター、MICHAEL・THOMPSON:ギター、DAN・HUFF:ギター、JAKKO・M.JAKSZYK:ギター、LARRY・KLEIN:ベース、CASEY・YOUNG:シンセサイザー/プログラミング、ERIC・PERSING:シンセサイザー/ベース・プログラミング、PAULINHO・DA・COSTA:パーカッション、BILL・CHAMPLIN:バック・ヴォーカル、BOB・CARLISLE:バック・ヴォーカルのL.A.のお馴染みのミュージシャン達です。
尚、プロデュースは、JENNIFER・LOPEZ、NATALIE・COLEのアルバムを手掛けたMICK・GUZAUSKIとWHAT IFの共同で行われています。

1曲目"What If"(4:50) LARRYのサックスで幕が開くタイトで乗りの良いリズムの曲でAIRPLAY風のサウンドです。
2曲目"If This Is Love"(4:06) MICHAEL・LANDAUのギターを大々的にフューチャーしたパワーロックです。
3曲目"Perfect World"(4:39) TONIO・K/GLEN・BURTNICK(EX.STYX)の '85年の作でGLENらしくメロディアスな曲です。
4曲目"One Look"(3:36) TOMMYの得意とするタイトなビートの曲で彼のヴォーカルならではの曲です。
5曲目"Ride The Hurricane"(3:51) TOMMYの上限知らずのハイートーンヴォイスが炸裂するハードロックです。
6曲目"She Rocked My World"(4:10) シンセ・ベースのチョッパーサウンドに乗せTOMMYがこれでもかと言う位のヴォーカルです。
7曲目"Love Is A Fire"(5:21) 躍動感のあるリズムに乗せLARRYがサックスソロを披露しています。
8曲目"When Right Is Wrong"(4:13) TOMMYらしい子供達の未来を歌った詩の内容でバック・ヴォーカルにBILL・CHAMPLINが参加しています。
9曲目"Turn And Walk Away"(4:48) 最初にこのグループに入る予定だったMICHAEL・THOMPSONとTOMMYの共作でギターにDAN(DANN)・HUFFが参加し絶妙なプレイを披露しています。
全9曲歌詞/訳付 写真ライナー (国内盤) 収録時間:39分38秒 (元SEAWINDと元AIRPLAYのメンバーによる最強のグループ、彼らのファンには堪らない1枚でしょう)'10年4月19日再更新


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写真  WILDER / Ultimatums
 ・2024 WILDER    

5曲EP盤ですが、、、、、買だな・・・

このアルバムは、ケンタッキー州ルイビルで活躍しているオルタナティヴ/ドリーム・ポップ・デュオWILDERのデビュー・アルバム(5曲EP盤)ので '24年8月17日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、詳しいクレジット記載が無いのですが、WILDERのEMMA・WILDER:ヴォーカル、MATT・PALMA:マルチ・インストゥルメンツの2人のようです。

1曲目"Unexplained"(3:11) 1分近くあるゆったり流れるイントロからリズムカルなドラムのビートですっかり掴まれた曲です。少しLo-HiにしたEMMAの歌声とMATTのサンプル音にもやられましたね。
2曲目"Follow "(3:25) この曲もバックの揺らぎを持った演奏が耳に残る曲です。ブラシではたくMATTのドラムのビート音に少し硬めのEMMAの歌声が好いですね。この曲を聴いてふと思い出したのが以前、大好きだったオーストラリアの同じくデュオのSEATTLE FIXの事です。
3曲目"Hopeless"(3:42) 引き摺り感を持ったサウンドとリズムの流れからこれまた怠惰感も持ったEMMAの歌声が切なく響く曲です。歌詞の方は、曲名通り「絶望感」を綴っています。
4曲目"Reputation"(4:00) この曲は、ちょっとオルタナティヴ感を薄らいで女性S.S.W.の書きそうな乙女心を歌にしています。歌詞にある「You'll never know this feeling inside me」ってそう思いませんか?
5曲目"Staring"(4:13) この曲のみ7月17日に先行リリースされている曲です。イントロから響きシンセとギターのサウンドがランドスケープ感な響き放つ曲です。ゆったりと歌うEMMAのエコーの効いた歌声が「別れた恋人への想い」を歌っています。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:18分31秒 (5曲EP盤なのですが、フル・アルバムをリリースして欲しいと思うバンドの1つです!)'24年8月27日更新


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写真  WILL CHAMPLIN / Will Champlin
 ・2009 WILL CHAMPLIN MUSIC    8 8450104515 5

BILLの息子さんです・・・

このアルバムは、ロス・アンゼルスで活躍しているS.S.W.WILL・CHAMPLINの '09年5月5日に本国でリリースされた2枚目('04年CD-R盤[The Goldmine Sessions]を含む)のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WILL・CHAMPLIN :ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/ドラム/パーカッション/プロデュースの他、BILL・CHAMPLIN:ギター、DEREK・STRAKER:ギター、TIM・PIERCE:ギター、 CAMERON・ROBERTS:ベース、JON・PETERSON:ドラム、ELI・HLUDZIK:ドラム、MATTHEW・BURGESS:パーカッション、RAY・IPPOLITTO (IPPOLITO):パーカッション、BUFFY・WIESNER:チェロ、J.RICE:バック・ヴォーカル/プログラミング、J.STORM:バック・ヴォーカル、MARISSA・HAYEの一部ロス・アンゼルス超有名セッションマンが参加しています。

1曲目"California"(3:58) 歪ませたギターがイントロから流れるロック色の強い曲ですが、次第に父譲りのファンクな流れとソウルフルなWILLの歌声を満喫させます。
2曲目"The Answer"(4:51) 今度は、少しスローなバラード調の曲の登場です。スムーズに歌うWILLとギター・ソロを披露しているBILLです。ちょっとアウトロのリフレインが長いのが気になりますね。
3曲目"Pocket Call"(3:58) どこかSTEVIE・WONDERの曲に通じるところ感じさせる曲です。シンプルなハーモニカ風のオルガンの演奏を含みドラム以外の全ての楽器を演奏しています。
4曲目"Now That We're Fallin"(3:54) イントロから心地好いサウンドを聴かせるミドル・テンポのバラードです。BILLとWILLとロック・シンガーBRANDON・LEPEREと一緒に書かれています。
5曲目"Timebomb"(3:53) この曲は、非常に若さを感じさせるエネルギシュさとメロウな滑らかさを兼ね揃えた曲です。歯切れ良いWILLの歌声やハイ・トーンの美しい歌声は流石ですね。
6曲目"Back To Yes"(3:59) 非常にBLACK MUSICからの影響を感じさせるバック・ヴォーカル隊を従えたバンド風の曲です。どちらかと言うと70年代に活躍していた父BILLの音楽との共通性があるように思えます。
7曲目"Breakin' The Rules"(3:59) 一転してボサ・ノヴァ風の落着いた流れとサウンドを聴かせる曲です。間奏で登場するフェンダー・ローズの転がるような調べを聴いているとスナッピングを指でやりそうです。
8曲目"Downtime"(3:51) 切ないチェロの調べのバックに響くこれまた切ないアコースティック・ギターの細やかな爪弾きが流れる曲です。低いキーから高いキーまで卓越に歌うWILLです。
9曲目"Red Handed"(3:34) 近年の若者の歌うサウンドらしい曲です。サンプル/ループを駆使してWILLの多重収録に加え、共作者のJ.RICEがバック・ヴォーカルとプログラミングで曲を仕上げています。
10曲目"One World"(3:51) ギターにTIM・PIERCE、ドラムにELI・HLUDZIKを迎えて激しさを増して '04年のアルバムにも収録されている曲の再収録です。この曲の一部は、母TAMARAと一緒に書かれていて本当、音楽一家なのだと今さらながら感心もしたりします。
11曲目"Forget 2 Breathe"(4:09) アコースティック・ギターの調べが心地好い曲の登場です。ドラムとベースの響きも聴き返す度に素晴らしく感じます。さらっと流されるこのような感じの曲のクオリティも高さも感心させられます。
12曲目"Fall Like Rome"(3:56) THANKS項にWILLが記しているTIM・PIERCEのギター・ワークがきらりと光る曲です。パワフルなWILLの歌声を聴かせるこの曲はWILLとBILLとTAMARA名義となっています。
13曲目"Something Tells Me"(4:40) この曲も '04年のアルバムに収録されている曲でBILLがオルガンを演奏しています。前のアルバムでも最終曲に位置し、しっとりと歌うWILLとバックを固めるロスのベテラン達の演奏です。
歌詞無し ライナー無し 3折紙ジャケット仕様 "California" ライヴビデオ付 (輸入盤) 収録時間:52分33秒 (14年の最新盤もリリースされましたが、残念ながらダウンロード販売のみのようです)'14年8月6日更新


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写真  WILL LEE / Oh!
 ・1994 POLYSTAR CO.,LTD.    PSCS-5015

WILLの唯一のソロ・アルバム・・・

テキサス生まれで、現在はニューヨークで活躍しているベテラン・セッション・ベーシストWILL・LEE(THE 24TH STREET BAND)のソロ・アルバムです。このアルバムのリリース前に日本企画にてCMの音楽のヴォーカル/ベースとしてシングル盤も、'80年リリースしていたWILLですが、自身のソロ・アルバムのリリースには非常に慎重だったようです。WILLの長い音楽活動の中で唯一リリース(レビュー掲載時)された貴重なソロ・アルバムで、'94年11月26日の日本でのリリース盤です。
アルバムの収録メンバーは、WILLの広い交流が物語っていて、JEFF・BECK:ギター、RANDY・BRECKER:フリューゲル・ホーン/トランペット、HIRAM・BULLOCK:ギター、JOE・CARO:ギター、FELICIA・COLLINS:ギター、CHARLEY・DRAYTON:ドラム、STEPHEN・FERRONE:ドラム、ANTON・FIG:ドラム、STEVE・GADD:ドラム、DON・GROLNICK:キーボード、CHRIS・HAJIAN:キーボード/シンセサイザー/プログラミング/プロデュース、BASHIRI・JOHNSON:パーカッション、CHUCK・LOEB:ギター、BOB・MALACH:サックス、SID・McGINNIS:ギター、JEFF・MIRONOV:ギター、ROB・MOUNSEY:キーボード、CHRIS・PARKER:ドラム、PAUL・SHAFFER:キーボード、JOHN・TROPEA:ギターと凄いミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Maryanne"(4:24) アルバムの出だしは、やはりファンクなサウンドによるアーバン・ソウルで攻めて来ましたね。サウンドは、先に紹介したシングル盤NEW YORKERS名義での[I Believe In Love]の延長線にあるメロウなダンス・ナンバーです。
2曲目"Georgie Porgy"(4:31) ご存知TOTO '78年のデビュー・アルバムに収録されているDAVID・PAICHの書いた曲です。WILLの優しい響きのヴォーカルも良いのですが、間奏でのWILLのベース・ソロのサウンドが非常に心地好いのです。TOTOのライヴで彼らが、この曲をアコースティックで演奏していた事にインスパイアされたそうです。
3曲目"Kissing My Love"(3:50) スポーケンと通常の歌声を使い分けたWILLのヴォーカルによる南部系ミュージックのブルース・ロックです。タイトで重いビートによるSTEVE・GADDのドラムのビートが効いています。
4曲目"I Know Much Too Much(About Sadness)"(3:40) 美しいメロディによるスローなバラードです。イントロから素晴らしい響きのRANDY・BRECKERのフリューゲルホルンの演奏が良いですね。
5曲目"Show Of Hands"(6:47) ラジオのチューニングを合わせるように繰り広げわれる、ミュージック・ショーのS.E.から曲に入る凝った演出によるファンク/ダンサブルな曲です。チョッパーで弾くWILLのベースのサウンドにブラスの煌びやかな音色を重ねたゴージャス感のある曲です。バック・ヴォーカルは、LANI・GROVES、JANICE・PENDARVIS、GAYLE・SCOTT、VANEESE・THOMASです。
6曲目"Ballad Of Bill & Gretchen"(4:26) サウンドとメロディをダークに移行して来た"クール" な曲の登場です。JEFF・MIRONOV:ギターとDON・GROLNICK:ピアノのコンビが繰り出すスリリングなサウンドです。
7曲目"Driftin"(4:45) JIMI・HENDRIXが、'70年に収録していた曲で、JIMIの没後にリリースされています。このアルバムでのカバーでは、何とJEFF・BECKが、ヴォリューム・コントロールを駆使したギター・ソロを聴かせます。キーボードのサウンドをメインした幻想的な響きのスローな曲で、WILLのエモーショナルな歌声と女性バック・ヴォーカル陣とのハーモニーも良いですね。
8曲目"I Came To Play"(4:36) ライヴで演奏されればご機嫌なグルーヴと伝えてくれそうな曲です。遊び心で繰り出されるサンプル音とファンクなベースのサウンドを聴かせるダンサブルなナンバーです。
9曲目"Lonely Avenue"(4:33) WILLのヘビーなベースのサウンドによるリズム・アンド・ブルースです。WILLと多くの仕事をして来たJOE・CAROが"泣き" のギター・ソロを聴かせます。オリジナル曲は、DOC・POMUS '57年に書いた曲で、RAY・CHARLESが歌った曲です。
10曲目"White Man"(4:31) ジャジーな響きの曲の登場です。アメリカの白人達について書かれた重い内容の歌詞に綴っています。
11曲目"My Funny Valentine"(5:40) WILLがパロディ風にアレンジして収録した曲との事です。オリジナル曲は、多くのジャズ・ミュージシャンにカバーされているLORENZ・HARTとRICHARD・RODGERSのコンビが書いたジャズのスタンダード曲です。'39年にMICKEY・ROONEYが出演する映画のサウンドトラックに使われました。ここでの収録はダイナミックでエレクトロニカのサウンドをふんだんに使った JEFF・LORBER風サウンド・アレンジで、WILLの父親BILL・LEEがピアノで参加しています。ギターは、親友のHIRAM・BULLOCKです。
全11歌詞/訳詞付 32ページ物写真ブックレット (国内盤) 収録時間:51分49秒 (WILL本人の各曲コメントが原文/和訳付と丁寧な仕様です)'10年4月21日再更新


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写真  WILL LEE / Love, Gratitude And Other Distractions
 ・2013 Sinning Saint Ltd     SSL017

自身のヴォーカルとしては・・・

このアルバムは、N.Y.で活躍しているベーシスト/シンガーWILL・LEEの '13年8月20日に本国でリリースされた2枚目(共同名義/ライヴ盤は含まない)のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WILL・LEE:ヴォーカル/ベース/ギター/パーカッション/キーボード/シンセサイザー・プログラミング/プロデュースの他、STEVE・LUKATHER:ギター、BILLY・GIBBONS(ZZ TOP):ヴォーカル/ギター、CHUCK・LOEB:ギター、OZ・NOY:ギター、HUGH・McCRACKEN:ギター、JOHN・TROPEA:ギター、LENI・STERN:ンゴニ/ギター、LARRY・CAMPBELL:ペダル・スティール、YACOUBA・SISSOKO:コラ、BOB・JAMES:キーボード/シンセサイザー、DAVID・GARFIELD:キーボード、DAVID・DELHOMME:ローズ/シンセサイザー、PAUL・SHAFFER:キーボード、OLI・ROCKBERGER:キーボード、KENNY・WHITE:キーボード、MITCH・FORMAN:キーボード/キーボード・プログラムング、ALLEN・TOUSSAINT:ピアノ、CJ・VANSTON:シンセサイザー、ZACH・DANZIGER:ドラム、STEVE・GADD:ドラム、SHAWN・PELTON:ドラム/シェーカー、TOMMY・ALLEN:ドラム、PETER・ERSKINE:ドラム、NARADA・MICHAEL・WALDEN:ドラム、CHRIS・PARKER:ドラム、KOFO・AYANANFOWORA:トーキング・ドラム、GIULIO・CARMASSI:チェロ/テナー・サックス/トランペット/クラリネット/キーボード/キーボード・プログラミング、GARRY・SCHREINER:ハーモニカ、JEFF・KIEVITT:トランペット、GIULIO・CARMASSI:トロンボーン、LOUISE・SCHULMAN:ヴィオラ、 DAVID・EGGAR:チェロ、CHRISSY・AMPHLETT:ヴォーカル、MARK・HUDSONL:バック・ヴォーカル、LARRY・HOPPEN:バック・ヴォーカル、NEAL・COOMER:バック・ヴォーカル、TABITHA・FAIR:バック・ヴォーカル、AKIKO・YANO:ヴォーカル/ピアノ、GIL・GOLDSTEIN:ストリング・アレンジなど多くの有名ミュージシャン達が多く参加しています。

1曲目"Gratitude"(4:07) ミュンヘン出身の女性S.S.W.LENI・STERNとWILLとの共作による曲です。LENI自身もアフリカの民族楽器ンゴニとギターで参加しています。サビで登場するクラビネット風のソロが非常に印象です。
2曲目"Get Out Of My Life Woman"(5:31) ZZ TOPのヴォーカル/ギターのBILLY・GIBBONSとWILLとが一緒に歌うブルースの曲です。オリジナル曲は、ニューオリンズ出身ALLEN・TOUSSAINT '66年ヒット曲でありALLEN自身ピアノで収録に参加しています。
3曲目"Miss Understanding"(5:40) イントロからHUGH・McCRACKENの爽やかなアコースティック・ギターのサウンドが響く軽めのリズムによるカントリーぽい曲です。元ORLEANSのLARRY・HOPPENがバック・ヴォーカルとしてその美しい歌声をハーモニー として聴かせます。収録時期は不明ですが、HUGHとCHRISSY・AMPHLETTの2人との最後の収録だったのでしょうか。
4曲目"Papounet's Ride"(4:17) 今度は、ファンキーなインストゥルメンタルの登場です。BOB・JAMESのピアノ・ソロに息をもつかせぬように響くNARADA・MICHAEL・WALDENのドラムのビートも迫力満点です。
5曲目"Fooled Him"(5:17) N.Y.に住む仲間達と一緒に収録した洒落た曲です。絶妙に流れるようなサウンドを聴かせるCHUCK・LOEBのギターやS.S.W.OLI・ROCKBERGERのハモンドの調べか優しく流れて行きます。
6曲目"Shahara"(6:43) 今度は、中東音楽の影響を受けた大作の登場です。後半に流れるにつれて曲は、次第にエモーショナルなハーモニーへと展開され迫力を感じさせます。
7曲目"1, 2, 3"(3:40) オリジナル曲は、LEN・BARRY '65年ビルボード2位の大ヒットです。オリジナル曲より非常にスローにしたリズムにWILLとAKIKO・YANOとの掛け合いでのアレンジになっています。
8曲目"Simple Way to Say I Love You"(5:46) WILLのベース・ソロによるメローでスローなインストゥルメンタルです。ギターのJOHN・TROPEAとWILLと一緒に書かれ '97年のJOHNとのコラボ・アルバムでは、JOHNがギターでソロを演奏しています。
9曲目"Natives"(4:10) 途中より登場する1発で分かるSTEVE・LUKATHERのギター・ソロにSTEVE・GADDのドラム・ソロなんて本当、生のライヴで観てみたい曲です。 また、バックワードによるOZ・NOYのギター・ワークも素晴らしいのです。
10曲目"Smile"(3:03) 再びCHUCK・LOEBがギターで参加した曲ですが、WILLと2人だけの収録によるインストゥルメンタルです。オリジナル曲は、'36年のチャールズ・チャップリンの映画『モダン・タイムス』の挿入歌"スマイル" です。
7曲歌詞付 デジパック仕様 24ページ物写真ブックレット (輸入盤) 収録時間:48分14秒 (前作の見出しに唯一のアルバムと紹介していますが、自身のヴォーカル・アルバムとして20年ぶりのアルバムです)'14年7月12日更新


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写真  WILSEN / Ruiner
 ・2020 Dalliance Recordings     AMIP-209

西のDAUGHTER、東のWILSEN (笑)・・・

このアルバムは、ニューヨークのブルックリンで活躍しているネオ・フォーク/ドリーム・ポップ・バンドWILSENの4枚目('14年のEP盤を含む、'15年のRemix盤は含まない)のアルバムで '20年3月20日に国内流通盤でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WILSENのTAMSIN・WILSON:ヴォーカル/ギター、DREW・ARNDT:ベース、JOHNNY・SIMON:ギターの3人の他、GABRIEL・SMITH:ドラム、WILLIAM・WHATLEY:ドラムの少人数での収録です。
尚、プロデュースは、ANDREW・SARLO(BON IVER,BIG THIEF)が担当しています。

1曲目"Ruiner"(4:25) キラメキを放つイントロのメロディとインディアン・ドラム風の躍動感を醸し出すドラムのビートが体を揺さぶる曲です。囁くように歌うTAMSINの歌声とエフェクト気味に流れるJOHNNYのギターが好いですね。 アルバムのリリース前からビデオとしても紹介されています。
2曲目"Align"(4:52) イントロから優しく響くギターの調べに誘われて登場するこれまた優しい歌声のTAMSINの歌声が耳にすぅ〜と入って来る曲です。「恋心に揺れる女性の心理」をテーマにしているようです。長髪3人組のジャケ写真のフルトラックビデオもどうぞ。
3曲目"Down"(3:16) 溜めを取ったJOHNNYイントロでのギターに誘われ登場するTASMINが颯爽と歌うところが恰好好く想像させる曲です。TASMINの何か実直さ感じさせるところにこのバンドの魅力を感じさせるのですが、このJOHNNYのギター・サウンドも好いんです。
4曲目"Wearing"(2:58) 不思議なメロディとサウンドを持った曲です。アニメの1シーンを説明するように歌うTASMINと男性陣2人のバックのサウンド作りが巧妙なこと。
5曲目"YNTOO"(4:23) この曲も程好くリヴァーブの効いたJOHNNYのギター・サウンドが心地好い曲です。TAMISINの丁寧に奏でられるギターの爪弾きとこれまた優しい彼女の歌声に聴き入ります。
6曲目"Birds"(1:25) 8曲目の曲をイントロからサビに向かう直前にバサっと来た収録曲となっています。2本のアコースティック・ギターを使って穏やかな調べから次第に音量を上げてくるところまでです。
7曲目"Wedding"(3:35) この曲は、スローに奏でられるネオ・フォーク調の曲です。セルフで付けられたTAMISINの美しいハーモニーによる「自然との調和」をテーマにしているようです。
8曲目"Birds II"(3:18) 6曲目で途切れたところからの続きです。心地好く歌うTASMINの歌声達とフェンダー系のソリッド・ボディーの埋め込まれたネック根元近くで奏でるJOHNNYの心地好いギターの響きが穏やかに広がります。
9曲目"Feeling Fancy"(3:48) 70年代のガールズ・バンドのサウンドが感じる曲です。少しノスタルジックで少しサイケデリック感を持って流れて来ます。3人が登場したビデオもどうぞ。
10曲目"Fuse"(3:55) この曲もシンプルなサウンドが奏でられている曲です。シンプルと言うかミニマルなドラムなドラムのビートが響き、見出しで記したDAUGHTERの雰囲気と同じく女性ヴォーカル+男性2名によるLONDON GRAMMARの雰囲気に似たところも興味深いです。
11曲目"Moon"(3:53) アルバムの最後は、ゆったりとギターを奏でるTASMINの弾語りが収められています。途中で登場するTASMINのスキャットの歌声がスモーキーなサックスの音色に聴こえるから不思議です。
歌詞無し 2折紙ジャケット仕様 ボーナス・トラック・ダウンロード特典付 輸入元販売 (輸入盤) 収録時間:39分52秒 (バークレー音楽大学在学中に結成されたこの3人、ロンドンのDAUGHTERのマネジャーに見出され、ギターのIGOR・HAEFELIによるRemix曲(ダウンロード特典曲)も制作されています!)'25年2月7日更新


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写真  WILSON BROS. / Another Night
 ・1979 ATLANTIC RECORDS CORPORATION    P-10784A
 ・2006 Warner Music Japan    WPCR-75211

2011年の最初のレビューとして・・・

このアルバムは、ミシガン州生まれアーカンソー州育ちのWILSON兄弟(兄STEVE:1951年誕生,弟KELLY:1960年誕生)の '79年に本国でリリースされたデビュー・アルバムであり唯一のアルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、STEVE・WILSON:ヴォーカル/ギター、KELLY・WILSON:ヴォーカル/ギター/キーボードの他、JON"GIT" GOIN:ギター、STEVE・LUKATHER:ギター、STEVE・GIBSON:ギター、SHANE・KEISTER:キーボード/ストリング・アレンジ、JACK・WILLIAMS:ベース、BOB・WRAY:ベース、KENNETH・BUTTREY(Ex.POUSETTE-DART BAND):ドラム、FARREL・MORRIS:パーカッション、ERNIE・WATTS:サックス、BILLY・PUETT:サックス/フルート/リコーダー、DON・SHEFIELD:トランペット、DENNIS・GOOD:トロンボーン、THE SHELLY KURLAND STRINGS:ストリングス、SHERRI・KRAMER:バック・ヴォーカル、DIANE・TIDWELL:バック・ヴォーカル、LISA・SILVER:バック・ヴォーカル、DONNA・SHERIDON:バック・ヴォーカル、DENNY・HENSON:バック・ヴォーカルのDAN・SEALS関係のナッシュヴィル組とロス・アンゼルスのミュージシャンが参加しています。
尚、プロデューサーは、ENGLAND・DANやBOBBY・CALDWELLのアルバムを手掛けたKYLE・LEHNINGが担当し、WILSON兄弟の書いた"If The World Ran Out Of Love" がENGLAND DAN & JOHN FORD COLEY '78年のアルバムに取上げられたことによる関係です。

1曲目"Feeling Like We're Strangers Again"(4:03) イントロから聴かせるオリエンタル風なピアノの調べに続いて登場するSTEVEかKELLYのどちらかは不明なのですが、渋めの歌声が流れるアルバムの掴みとして非常に乗りの好さを伝えてくれる曲です。また、間奏で聴かせる軽快でスリリングなSTEVE・LUKATHERギターの演奏が、当時のこのアルバムのキャッチコピーとして目立っていましたね。
2曲目"Another Night"(3:59) 当時シングル盤としてリリース(メンフィスのSY・ROSENBERGと一緒に書いたファースト・シングル"Why'd you have to be so beautiful?" は、セールス的に失敗したらしいです)されたこのアルバムのタイトル曲で、本国でヒットしたおかげでこのアルバムの制作に至ったとのこと。オリジナル曲は、イギリスのTHE HOLLIES '75年のUS HOT100にチャートインしたヒット曲です。この曲も間奏で素晴らしいギター・ソロが収録されていますが、STEVE・LUKATHERではなくJON"GIT" GOINのエッジの非常に効いたサウンドです。
3曲目"Thanking Heaven"(3:58) 一転してイントロからERNIE・WATTSのジェントルなサックスの調べが流れるメロウな曲の登場です。このアルバムのベース・トラックがテネシー州で収録されたことが信じられないくらいウエスト・コーストのサウンドがしっかりと響いて来ます。改めて聴いてサウンドの一部にPAGESの[Future Street]に似た感じを再発見しました。
4曲目"Shadows"(4:29) この曲の感じは、70年代のBOZ・SCAGGの曲やBILL・CHAMPLINのアルバムの感じ似ているかな? 後半から登場するSTEVE・LUKATHERのギターの本当にかっこ良さに圧巻です。尚、この曲は、映画のサウンド・トラックなどに曲を提供しているキーボードのSHANE・KEISTERとALICE・KEISTERのコンビによりこのアルバムの為に書き下ろされた曲と思われます。
5曲目"Just Like A Lover Knows"(4:14) チャチャチャ風のリズムに乗せイントロからヴォルーム・コントロールで聴かせるSTEVE・LUKATHERのギターが最高な曲です。ハードなリフを次々と繰り出すサウンドなどは次の曲へのつなぎを意識したアレンジでしょうか。勿論、STEVEとKELLYの書いたこの曲の素晴らしさがあっての演奏ですので誤解のないように。
6曲目"Lost And A Long Way From Home"(4:32) 切ない響きを感じるキーボードの調べとバックに響くストリングスのサウンドが哀愁漂う曲です。ギターのサウンド・アレンジなどは、イギリスのロック・バンドの手法を感じさせるメロディアスさですね。
7曲目"Can We Still Be Friends"(4:04) この曲は多くのミュージシャンにカバーされているTODD・RUNDGREN '78年の曲で、ビルボードHOT 100にて29位となっています。ここでの収録は、TODDのオリジナルより少しテンポを上げたくらいとバックにストリングスを加えた感じのようです。
8曲目"Ticket To My Heart"(3:07) イントロから聴かせるご機嫌なリズムによる乗りの良い曲です。ハンドクラップスと女性ヴィーカル隊の美しい歌声が聴けるのですから乗れない訳はないですね。
9曲目"Take Me To Your Heaven"(3:40) アルバム購入当時から自宅で"ヘビ・ロテ" で聴いたりまた、自作テープの1曲目に収録してお出掛け用として愛聴していた乗りの好い曲です。STEVEとKELLYの調和のとれた非常に美しいハーモニーにシンクロしたツイン・ギターのサウンドもご機嫌ですね。
10曲目"Like Yesterday"(4:24) アルバムの最後は、再び非常にメロウなサウンドとメロディによるしっととした曲の登場です。ここでもERNIE・WATTSのソプラノ・サックスの叙情的な調べとKELLYとSTEVEの美しいハーモニーによる歌声がソフトに流れて来ます。
・全10曲歌詞付 LP盤 (国内盤) 収録時間:40分02秒
・全10曲歌詞/訳詞付 ブックレット 2006年7月26日再発CD盤 (国内盤) 収録時間:40分34秒 (2011年最初のレビューは、乗りの好いサウンドを聴かせるこのアルバムにしてみました。あまり良い話しのない昨今ですので、せめて音楽ぐらいは気持ち良く聴きたいと願いを込めて...)'11年1月1日更新
1979年度ベスト5


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写真  WINE PRIDE / Wine Pride
 ・2023 Crafting Room Recordings    CRR_035

なぜかイギリスからリリースです・・・

このアルバムは、ノース・カロライナ州シャーロットで活躍しているオルタナティヴ・ロック・バンドWINE PRIDEのデビュー・アルバムで '23年5月26日にイギリスのインデペンデント・レーベルCrafting Room Recordingsからのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WINE PRIDEのAARON・FELGER:ヴォーカル/シンセサイザー/ギター、JACK・KOZLOWSKI:ギター、TY・KOZLOWSKI:ギター、ALEX・HANIFIN:ベースの4人に地元のミュージシャンのDYLAN・ROBBINS:ドラムの収録です。

1曲目"Franzia"(1:28) イントロのギターのリフを聴いた時から予約販売のボタンをクリックさせたツイン・ギターによるインストゥルメンタルです。
2曲目"Discovery"(3:21) この曲でもギターのサウンドが元気一杯に広がる曲です。レーベルの説明によるとノスタルジックなイギリスのニューウエーブ・バンド風のサウンドをあるのですが、やはりこの曲も影のあるあのバンドのヴォーカルに感じが似ていますね。
3曲目"Wilora"(2:45) 曲名が気になって検索したところオーストラリアのノーザンテリトリーにある街の名前のようですね。この曲もJACK、TY兄弟の息の合ったツイン・ギターのサウンドをメインに固めのドラムのビートと躍動的なベース・サウンドが絡み合っています。
4曲目"Where Did You Go"(2:31) たっぷりとエコーを効かせたARRONのヴォーカルにうねりを持ったギター・サウンドを重ねたドリーム・ポップ/ロックな曲です。途中よりALEXのベースのリフがいかしていますね。
5曲目"Lone Flyer"(3:36) アルバム・リリース前にシングル曲としてリリースされたバンド紹介的な曲です。気弱なARRONのヴォーカルにJACKとTYのキリッっとしたギター・サウンドに挟まれて曲が流れて行きます・
6曲目"Sleep"(3:56) '22年2月に先行ダウンロード・リリースされているイントロから心地好い響きを醸し出す曲です。エコーを効かせたヴォーカルとドリーミー・ポップな雰囲気を漂わせます。
7曲目"Ms Fortune"(3:08) 少し恐怖心を煽るダークなサウンドによるシュゲイザーな曲です。ベースのALEXもイングランドのオルタナティヴ・ロック・バンドのファンのようでこのダークな雰囲気は、やはり影響を強く受けていると感じます。
8曲目"Nostalgia"(2:59) この曲でもエコーをたっぷり効かせたARRONの歌声と左右に分かれたTYとJACKのギターのメロディアスなギターが流れて曲です。曲に変化を持たせるようにシンセやサウンド・エフェクトをAARONがアレンジした感じが伝わって来ます。
9曲目"Running"(2:28) この曲ではイントロからALEXがベースを飛ばして来ますね。ARRONの少しまくし立てるようなヴォーカルも披露してどことなく意気込みを感じますね。
10曲目"The Letter"(3:21) 美しいギターのリフを聴かせるシュゲイザーな曲です。Lo-HiにしたAARONのヴォーカルに飽和したALEXのベースの弦の振幅に時折、不協和音を奏でるギターが非常に印象的ですね。
歌詞無し ダウンロード盤付 (輸入盤) 収録時間:29分33秒 (アメリカのバンドがなぜイギリスのレーベルからアルバムをリリースしたか経緯が不明ですが、サウンド的にイギリス風の感じもありますね!)'23年5月27日更新


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写真  WISP / Pandora
 ・2024 MUSIC SOUP/INTERSCOPE RECORDS    6 0246534521 6

YouTubeのお勧めから・・・

このアルバムは、カリフォルニア州サン・フランシスコで活躍しているシューゲイザー/ドリーム・ポップS.S.W.WISP(ウィスプ:NATALIE・R. LUのソロプロジェクト名)のデビュー・アルバム(6曲EP盤)で '24年4月5日に本国でのリリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンについての詳しいクレジット記載が無いのですが、WISP:ヴォーカル/ギターの1人に下記のプロデューサー達が参加していると思われます。
尚、プロデユースは、PHOTOGRAPHIC MEMORY、WILLIAM・KRAUS、GRAYSKIES、ELLIOTT・KOZELなどWISPと一緒に曲を書いているミューシャン達が担当しています。
尚、N.Y.で活躍しているWisp(エクスペリメンタル/エレクトロニカ)とは、別ミュージシャンとなります。

1曲目"Pandora"(4:21) アルバム収録時に若干19歳のWISPのか弱さのあるウィスパー・ヴォイスと爆裂するバックのサウンドとの対照が興味深く感じる曲です。幻想的なコスティームでWISPが登場するビデオもどうぞ。このビデオを観て思い出したのがシカゴで活躍しているCORPORATE Xでサウンドの傾向も似ていますね。
2曲目"Your Face"(3:49) '23年4月4日シングル・ダウンロードされている曲です。ギターによるシンプルなサウンドのイントロから囁くように歌うWISPとうな垂れように掻き鳴らされるギター・サウンドが悲しさを誘います。撮影が大変だったと思われるビデオもどうぞ。
3曲目"Enough For You"(3:05) このEP盤リリース後の '23年5月15日シングル・ダウンロードされている曲です。スローなリズムによる怠惰感を漂わせる曲です。WISPが登場した"See You Soon" と一対となったビデオもどうぞ。
4曲目"Luna"(3:55) この曲も少しリズムを落として来たチルアウトな曲です。この曲でもか細いウィスパー・ヴォイスを聴かせるWISPです。ジャケ写真を使ったビデオも公開されています。
5曲目"See You Soon"(3:40) '24年1月24日にシングル・ダウンロードされている曲です。この曲がYouTubeのお勧めに登場してすっかり気に入った曲です。囁くように歌うWISPの掠れ気味の歌声と後半から唸るベースと荒ぶるドラムのビートが盛り上がります。浜辺でWISPが戯れるビデオもどうぞ。
6曲目"Mimi"(4:43) 物静かなイントロから次第に爆音を放つ流れの曲です。殆ど聴き取れないWISPの囁きヴォイスと突き進むドラムのビートが何度も迫って来るのです。穏やかなイントロのサウンドから次第に重いシンセサイザーの響きがうね回る曲です。"ビデオもどうぞ。
歌詞無し 写真ライナー メキシコ製 (輸入盤) 収録時間:23分36秒 (YouTubeのお勧めに上がって来たこのWISP、CD盤としてもリリースされていたのでポチリました。それからと言うもののYouTubeの音楽お勧めにシューゲイザーだらけで大変なことになっています!)'24年9月26日更新


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写真  WONDERGAP / Wondergap
 ・1978 A&M Records, Inc.    A&M SP-4674

今も人気のあるアルバム・・・

このアルバムは、ニューヨークで活躍していたソフトロック系バンドWONDERGAPの '78年に本国でリリースされた唯一のアルバムです。
WONDERGAPのメンバーは、ANDY・GOLDMARK:ヴォーカル/キーボード、HOLLY・SHERWOOD(KENNY・LOGGINS,JOE・COCKER):ヴォーカル、JIM・RYAN(Ex.THE CRITTERS):ギター/バック・ヴォーカルの3人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、CORNELL・DUPREE(STUFF):ギター、RICHARD・TEE(STUFF):キーボード、BILLY・ALESSI(ALESSI BROTHERS):シンセサイザー、LEON・PENDARVIS:ピアノ、GREGG・WINTER:シンセサイザー、WILL・LEE:ベース、ANTHONY・JACKSON:ベース、FRANCISCO・CENTENO:ベース、CHRIS・PARKER(STUFF):ドラム、ARTHUR・JENKINS,Jr.:パーカッション、LEONARD・GIBBS:パーカッション、DAVID・SANBORN:アルト・サックス、GENE・PAGE:ストリングスの超豪華勢です。
尚、プロデューサーは、GENESISなどのアルバムを手掛けたイギリスのプログレッシヴ・ロック系のJOHN・ANTHONYが担当しています。

1曲目"Give Me One Last Chance"(3:02) JIM・RYANの小気味よいギターのサウンドとDAVID・SANBORNの軽快なアルト・サックスの調べが絡む軽めのリズムの曲です。ANDY・GOLDMARKのピアノを弾きながら楽しく歌うところにバック・ヴォーカルHOLLY・SHERWOODの美しい歌声が寄りそう姿を想像させますね。
2曲目"Elise"(3:54) ソフトなANDYの歌声にHOLLYとJIMの綺麗なハーモニーに続いて登場するそっと入って来るJIMのギター・ソロが感じ最高です。多分、このアルバムを聴いている人は、この曲が一番好きなんじゃないでしょうか。また、このバンドのサウンドを最も上手く表現しています。
3曲目"You Slicky My Heart"(3:22) 今度は非常にファンキーなリズムの曲の登場で、ヴォーカルをANDYとHOLLYとでシェアした部分をアレンジしています。メンフィス調などのブラック・ミュージックからの影響を強く感じるソウルな1曲です。
4曲目"Mambo Lady"(4:29) 今度はもっとロック寄りのサウンドを聴かせる重いビートの曲です。低いキーでの歌声を聴かせるANDYの歌声とJIMのソリッドなサウンドを聴かせるギターが印象的ですね。
5曲目"Sing Hi, Sing Lo"(4:38) HOLLYのゴスペル・ブルースのヴォーカル曲の登場です。ロック・オペラや数々のミュージシャンのバックで歌って来たHOLLYの非常に美しい歌声を暫し堪能しましょう。
尚、余談ですが、'84年の映画[Streets Of Fire]のワン・シーンでDIANE・LANEがステージにて"Nowhere Fast" "Tonight Is What It Means To Be Young" を歌っているのですが、実はHOLLYの吹き替えなのです。
6曲目"Too Wise"(4:17) イントロのエレクトリック・シタールのサウンドが非常印象的なトロピカルな雰囲気を感じさせるダンサブルなナンバーです。N.Y.とロス・アンゼルスの2か所で収録されているこのアルバムなのですが、この曲の感じからはロスでの収録でしょうか。アウトロのシンセサイザーの巧みな演奏は、BILLY・ALESSI(懐かし!)です。
7曲目"Go On And Take A Bow"(3:16) ホーンの厚みのあるファンキーなサウンドがイントロから流れるリズムカルなHOLLYのヴォーカル曲です。WILL・LEEのこれまたファンクなベースとRICHARD・TEEのアタックのあるピアノのサウンドが渋いですね。
8曲目"I've Never Been So Happy"(3:54) 今度はメロウな歌声を聴かせるANDYのヴォーカル曲です。爽やかなサウンドとリズムによる心地好い響きと3人の歌声によるハーモニーが堪りませんね。
9曲目"Isn't It Crazy(Starting All Over)"(4:01) 今度もANDYのヴォーカル曲ですが、更にメロウにジェントルな歌声を聴かせています。彼のピアノの弾き語りを中心にした収録にストリングスを使った叙情的なアレンジは、'73年のANDYのソロ・アルバムの流れを強く感じます。
10曲目"Viking"(4:05) 殆どアカペラに近い3人の美しいハーモニーを聴かせるイントロから次第にサウンドを熱くさせるロック・オペラ形式の曲のようです。ダイナミックなギターのサウンドにワイルドなドラムのビートなど聴きどころのある重い目の1曲です。
全10曲歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:38分58秒 ('89年と '01年に国内盤のみCD化されていますので、日本では今も人気のあるアルバムのようです)'10年7月3日再更新
1978年度ベスト5


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写真  WOOLL / Thistle
 ・2025 Wooll    

1曲目のイントロから掴まれた(笑)・・・

このアルバムは、ロードアイランド州プロビデンスで活躍しているインディー・ドリーム・ポップ・バンドWOOLLの2枚目のアルバムで '25年5月13日に本国でのダウンロード・リリースです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、WOOLLのCORINNE・ROMA:ヴォーカル/ギター/チェロ、TYLER・ROSENHOLM:ギター/バンジョー、ROBERT・LaSALVIA:ギター/キーボード、TYLER・CHAUNCEY:ベース、DEREK・GOULET:ドラム/バック・ヴォーカルの5人のメンバーとCOLLEEN・McHUGH:ヴァイオリン、RYAN・JACKSON:バック・ヴォーカルの少人数での収録です。

1曲目"By"(2:55) このアコースティック・ギターのイントロの音色でアルバム購入に踏み切らせた曲です。少し憂いを持ったCORINNEの歌声とツイン(このアルバムからギターのROBERTが加入)で繰り広げるギターの折り重ねが美しいのです。
2曲目"Dorian Moak"(3:04) ヴォーカルの歌声が男性のように変化させたCORINNEの歌声かな?少しテンポも上げて爽やかにそして軽やかに流れ去る感じが心地好いのです。
3曲目"Son of a Gun"(1:41) 前の曲のアウトロから繋がるサンプル音源とループによるインストゥルメンタルです。ノイジーなエフェクトを加味したアレンジとなっています。
4曲目"Touching Barbs"(3:34) TYLER・CHAUNCEYの楽し気を表現したベースのサウンドがイントロから流れるポップな曲です。ちょっと無表情に感じるCORINNEのぶっきらぼうな歌声が対照的に流れるのが印象的です。ここまで聴いて来て思い出されるのがスウェーデンのKATIE GOES TO TOKYOの感じ似ていると思いました。
5曲目"Ryan Tries"(3:27) 厳かに流れるチェロの音色からワイルドさを表現したギターのサウンド群から再びチェロの音色と繰り返し展開するオルタナティヴ・ロックな要素を持った曲です。曲作りやサウンドのアレンジなど結構凝った内容になっていて実力派バンド集団な感じが良く伝わって来ます。
6曲目"Not Mine to Hold"(2:25) 今度は、凝らずギターとバンジョーでさらっと収録した牧歌的サウンドな曲です。途中で登場するスライド・ギターなどペダル・スティール感を持ったビブラート・サウンドも見事です。
7曲目"Thistle"(4:02) アルバム・タイトル曲として「あざみ」と名付けられたこの曲、アルバムのリリース前に先行公開されている曲でもあります。広がるギターのサウンドを押し分けて登場するCORINNEの優しい歌声が好いですね。また、DEREKのドコドコと鳴るドラムのビートも好いのです。
8曲目"Cotton in My Mouth"(5:19) CORINNEのアコースティック・ギターによる弾き語り形式による曲です。イントロからじっと聴き入ってこのあとどのような展開になるのかなと期待感満載な曲です。後半からやはり荘厳なサウンドが登場して来ます。
9曲目"Chill Lies"(1:12) ギターのTYLERが書いた短いインストゥルメンタルです。曲紹介にHayden - collar/tagsとありますが、詳細は不明です。
10曲目"LIC"(2:31) ギターの爪弾きとモノラル感のCORINNEの歌声からのこれぞオルタナティヴ・ロック感のある曲の登場です。唸るTYLER・CHAUNCEYのベースとギターの2人の荒ぶるサウンド群に最後はすぱっと刃物で切ったようなアルバムの余韻を残さない潔いエンディングです。
歌詞無し ダウンロード盤 (輸入盤) 収録時間:30分10秒 (前作をリリースした後、注目を浴びたこのWOOLL、1年後に早くも2枚目のアルバムのリリースです!)'25年5月20日更新


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写真  THE WRITERS / The Writers
 ・1978 CBS Inc.    JC 35297

有名セッション・ミュージシャン達・・・

このアルバムは、N.Y.で活躍していた有名セッション・ミュージシャン達によるフュージョン・ミュージック・バンドTHE WRITERSの '78年3月に本国でリリースされたデビュー・アルバムです。
THE WRITERSのメンバーは、RALPH・MacDONALD:コンガ/パーカッション/シンセドラム/バラフォン/プロデュース、JEFFREY・MIRONOV:ギター、HUGH・McCRACKEN:ギター/ハーモニカ、ANTHONY・JACKSON:ベース、JERRY・PETERS:キーボード/オーケストラ・ベル/オバーハイム/バック・ヴォーカル、FRANK・FLOYD:ヴォーカルの6人組です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、HARVEY・MASON:ドラム/ティンパニー/ヴィブラフォン、BABI・FLOYD(FRANKの兄弟):バック・ヴォーカル、LANI・GROVES:バック・ヴォーカル、YOLANDA・McCULLOUGH:バック・ヴォーカル、JESSICA・CLEVES:バック・ヴォーカル、YVONNE・LEWIS:バック・ヴォーカルなど多くのアルバムの収録に参加しているミュージシャン達が参加しています。
何かの本で読んだのですが、バンド名の由来は、メンバー全員が曲を書けるのでTHE WRITERSにしたとの事。

1曲目"Hey Babe"(6:30) 今から聴くと何だか懐かしい感じのするシンセドラムの響きがイントロから流れるファンキー・ビートの曲です。FRANK・FLOYDの高域によるエモーショナルな歌声や ANTHONY・JACKSONの弾むようなベースのサウンドが耳一杯に響きわたります。また、「カモン、HUGH!」ってFRANKに促されて登場するHUGHのあのテレキャスターでの「ペチ、ペチ」な調べが素晴らしいですね。
2曲目"La La La, La, La La La"(7:17) もうイントロからANTHONYのベースのサウンドが満載のご機嫌のチューンです。バックに流れる「ラララッ〜」とのFRANK達のコーラスも春の訪れを告げるような暖かさと爽やかさが伝わって来ます。
3曲目"Tahiti Breakfast"(3:56) JEFFREY・MIRONOVの書いたギターと木琴楽器風のパーカッションのサウンドによるトロピカル風味のインストゥルメンタルの曲です。JEFFREYとコンビで他のミュージシャンのアルバムに良く参加している相棒HUGH・McCRACKENとの相性ぴったりのコンビネーションが圧巻ですね。
4曲目"Star Black"(6:55) LP盤ではB面のトップとなるメンバーとドラムのHARVEY・MASONと一緒に書かれたスペース・ムービーのテーマ・ソングのような壮大さを感じさせる曲です。女性バック・ヴォーカルのコーラス隊の歌声と共にファンキーなギターの刻み音が乗りの波動を投げかけてきます。
5曲目"Touch Me"(6:10) イントロから美しいピアノの調べが流れるHARVEY・MASONの書いた曲です。ゆったりとした流れに乗せて奏でられるHUGHのスライド・ギターの調べが堪りませんね。
6曲目"One More Drink"(5:40) さてアルバムの最後は、HUGH・McCRACKENの書いたロック色の強い曲です。FRANK・FLOYDのエモーショナルなヴォーカルからエフェクターを通させていないHUGHのギターの持ち味で聴かせる彼のテクや曲の途中からのエキゾチックな転調など聴き応えたっぷりです。
歌詞無し LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:36分28秒 (先日、2013年3月28日に残念ながら白血病で亡くなられたHUGH・McCRACKEN氏の素晴らしい演奏を聴きながら、このアルバムのレビューを書いてみました)'13年3月30日更新


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写真  THE WRITERS / All In Fun
 ・1979 CBS Inc.    JC 35768

有名セッション・ミュージシャン達再び・・・

このアルバムは、N.Y.で活躍していたフュージョン・ミュージック・バンドTHE WRITERSの '79年に本国でリリースされた2枚目のアルバム(残念ながらこのアルバムでラストとなっています)です。
THE WRITERSのメンバーは、RALPH・MacDONALD:コンガ/パーカッション/プロデュース、JEFFREY・MIRONOV:ギター、HUGH・McCRACKEN:ギター/ハーモニカ/バック・ヴォーカル、ANTHONY・JACKSON:ベース、JERRY・PETERS:キーボード/シンセサイザー/ヴォーカル、FRANK・FLOYD:ヴォーカルの6人組です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、HARVEY・MASON:ドラム/バック・ヴォーカル、BABI・FLOYD:バック・ヴォーカル、ALAN・RAPH:トロンボーン、BARRY・ROGERS:トロンボーン、EDDIE・DANIELS:クラリネット、HAROLD・VICK:サックス、JON・FADDIS:トランペット、MICHAEL・BRECKER:サックス、RANDY・BRECKER:トランペット、VIRGIL・JONES:トランペットなど今回も多くのアルバムの収録に参加しているミュージシャン達が参加しています。

1曲目"No Tears(In The End)"(6:19) ファンキーでソウルフルなホーンのサウンドがイントロから響くRALPH・MacDONALDとベーシストでありRALPHと一緒にグラミーを受賞した名曲"Just The Two Of Us" も共作したWILLIAM・SALTERとの共作です。"Just The Two Of Us" とはまた違ったテンポの良い乗りを促すアルバムの最初に位置するダンサブルなナンバーです。
2曲目" Share Your Love"(6:53) 更にテンポを上げて来たスリリングさを感じさせるメイン・ヴォーカルのFRANK・FLOYDの書いた曲です。滑らかな歌声を聴かせるFRANKやバックのサウンドなど東海岸版EARTH, WIND & FIREって感じですね。
3曲目"I Wanna Get The Feelin'"(5:21) 2曲続けてテンポの良い曲だったのでここでスローな曲の登場です。作者はキーボードのJERRY・PETERSでヴォーカルもJERRYかも知れませんね。この曲もアルバム購入当時に良く聴いた曲で、途中で登場する清楚なアコースティック・ギターのソロがまた感じ好いのです。
4曲目"All In Fun"(5:05) アルバムのタイトル曲となったギターのHUGH・McCRACKENの書いた曲です。彼のハーモニカやツイン・ギターのソロも登場するこのアルバムの収録曲の中では、ポップ色の強いドライブ中に聴くのに適した感じがします。次の曲との曲間には、面白い事となっていますが、敢て書くのは、止めておきます。
5曲目"What's Come Over Me"(5:25) ヴォーカルのFRANK・FLOYDとドラムで参加しているHARVEY・MASONと一緒に書かれている曲です。ファルセットで優しく歌うFRANKの歌声のバックに広がる刻みを大事にしたギターのバッキングやバックのコーラスなど今から聴くと本当に「ベタ」な感じなのですが、35年近く前の曲ですのでご勘弁願います。
6曲目"A Shift In The Wind"(7:25) さてアルバムの最後は、ギターのJEFFREY・MIRONOVの書いたギター・サウンドをメインにしたフュージョン・ロックなインストゥルメンタルです。長閑な雰囲気の流れから突如エキセントリックに踏み込んで来るスライド・ギターのアグレッシヴのサウンドが当時からお気に入りだったナンバーです。更に後半は、ジャジーでトリッキーなJERRY・PETERSの華麗なピアノ・ソロとそれに続いて滑らかなハーモニクスで聴かせるJEFFREYのギター・ソロが非常に素晴らしいのです。
5曲歌詞付 LP盤 U.S.製 (輸入盤) 収録時間:36分28秒 (前作[The Writers]と[All In Fun]は、'08年4月2日に日本のみ初CD化されています。尚、余談ですが、前作とこのアルバムの収録時間が偶然にも全く同じになっている事に驚きました)'13年4月20日更新


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写真  WYE OAK / If Children
 ・2008 Merge Records    MRG312

Lo-Hiな倦怠感がベース・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/シンセ・ ロック・デュオWYE OAKのデビュー・アルバムで '08年4月8日(オリジナル盤は'07年セルフ・リリース)に本国のMerge Recordsからのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/プロデュース、ANDY・STACK:ドラム/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/サックス/ヴォーカル/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SINE・JENSEN:ヴァイオリン、ELENA・JOHNSTON:バック・ヴォーカル、JAMES・SARSGAARD:バック・ヴォーカル、JUSTIN・LUCAS:バック・ヴォーカルのJENNとANDYが参加していたバンドNOBLE LAKEのミュージシャン達も参加しています。

1曲目"Please Concrete"(3:13) 転がるような音色を奏でるギターの爪弾きに合わせ優しい歌声を聴かせるJENN、後半からサウンドを荒げた部分がオルタナティヴさを感じさせます。
2曲目"Warning"(3:48) 今度はイントロからダイナミックなサウンドを発する曲です。JENNとANDYの音楽の持つ魅力的な「毒」でなないでしょうか。
3曲目"Regret"(2:25) アコースティック・ギターの爪弾きとANDYの歌声が優しく響くシンプルな曲です。最近のアルバムでは、余りメイン・ヴォーカルを執っていないANDYですが、初期のこの頃は良く歌っていたのですね。
4曲目"Archaic Smile"(5:04) キーボードによる怠惰感を醸し出したスローな曲です。JENNとANDYがヴォーカルをシェアした展開とLo-Hiなサウンドの倦怠感が伝わって来ます。
5曲目"Family Glue"(4:15) 1曲目のサウンドの延長にあるギター・サウンドによる軽やかさ持った曲です。ヴァイオリンやドラムのビートが軽やかに響くのですが、サウンド全体の雰囲気はやはりLo-Hiの倦怠感がベースとなっています。
6曲目"Orchard Fair"(3:45) 今度は、グランジぽいドラムの叩き付けるビートとノイジーなギター・サウンドによる曲です。荒削りでストレートにぶるけるサウンドの波が襲って来ます。
7曲目"I Don't Feel Young"(3:01) 牧歌的な雰囲気を醸し出すギターのサウンドに合わせ落ち着いた歌声を聴かせるJENNの曲です。次第のサウンドを上げて歌いきるJENNとバックに構えるANDYの心意気を感じます。
8曲目"Keeping Company"(3:52) ピアノのサウンドをメインとした映画の挿入歌風の曲です。バックにJENNとANDYが参加していたNOBLE LAKEのメンバーが応援に駆け付けた感のあるヴォーカルの歌声が響きます。
9曲目"A Lawn To Mow"(3:10) 再び牧歌的な70年代アメリカン・ロック然とした曲です。パブや小さなステージのある田舎町の酒場での演奏が似合う感がありまする。
10曲目"If Children Were Wishes"(5:28) JENNのギターによる弾き語りです。この曲も怠惰感のあるドラムのビートとシンプルなギターのサウンドがバックに響きます。
11曲目"Obituary"(3:40) ハンドクラップによるビートが楽しく聴こえる曲です。この曲は、少し曲調が上向きなった楽し気を感じますね。次作や最近のアルバムのサウンドへ繋がって行く予兆をここに感じます。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:41分44秒 (ANDYの自宅での収録による自主制作盤の為、全体にLo-Hiやヴォーカルにステレオ感がないのですが、ここから素晴らしいアルバムへと続く感があります)'19年4月28日更新


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写真  WYE OAK / The Knot
 ・2009 Merge Records    MRG346

WYE OAKサウンドを確立・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/シンセ・ ロック・デュオWYE OAKのデビュー・アルバムで '09年7月21日に本国でのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/プロデュース、ANDY・STACK:ドラム/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/サックス/ヴォーカル/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、SINE・JENSEN:ヴァイオリン、DAVE・HADLEY:ペダル・スティールの地元のミュージシャンが参加しています。

1曲目"Milk And Honey"(1:59) ゆっくりと叩かれるドラムのビートとこれまたゆっくりと歌うJENNとANDYの歌声がこのアルバムの幕開けを告げます。2分に満たない曲ですが、ギターのノイズを使ったギミックさを感じます。
2曲目"For Prayer"(3:50) Lo-HiにしたJENNのギターの弾き語りから入る曲です。この曲でもギターの荒げたサウンドとLo-Hiのサウンドを交互に展開した初期のWYE OAKサウンドを確立させたものとなっています。
3曲目"Take It In"(5:50) JENNのギターのシンプルなサウンドとANDYの変則的なドラムのビートが聴きものロック色の強い曲です。前の曲とこの曲でもペダル・スティールの伸びやかなサウンドが要となっています。
4曲目"Siamese"(4:10) 前のアルバムよりサウンド的に一皮剥けた感のする曲です。演奏楽器類やバックワードにしたサウンド音源とヴァイオリンの調べも登場して賑やかさを醸し出しています。
5曲目"Talking About Money"(3:14) 今度は荒らしたギターのサウンドによるスローな曲です。この曲でもペダル・スティールの音色が登場していますが、倦怠感がベースとなっています。
6曲目"Mary Is Mary"(7:36) JENNの弾語りをメインととした曲です。ベース、ドラムとシンプルな演奏で怠惰な流れを感じます。
7曲目"Tattoo"(4:07) 今度は、ギターのサウンドを全開とした爆音で繰り広げられるロック色の強い曲です。どこと無くイングランド音楽のバグパイプをギターで演奏した感があります。
8曲目"I Want For Nothing"(4:22) ANDYのドラムのビートとヴァイオリンによる少しサウンドを荒らした戯曲的な曲です。優しく丁寧に歌うJENNの歌声とバックの演奏に心和む雰囲気が伝わって来ます。
9曲目"That I Do"(3:51) 再びJENNのギターの爪弾きによると重いベースとドラムのビートによるアシッド感のある曲です。サイケデリック感のあるJENNのギターとソリッドなドラムのビートが流れ去ります。
10曲目"Sight, Flight"(5:34) 揺らぎと怠惰感のあるスローな曲です。やはりこの曲もイングランド音楽にルーツ持つような旋律や楽器の構成に感じます。
歌詞無し ライナー無し 3折デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:44分38秒 (見出しにも書いたのですが、早くも2枚目でWYE OAKサウンドを確立したアルバムではないでしょうか)'19年5月2日更新


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写真  WYE OAK / Civilian
 ・2011 Merge Records    MRG400

荒れたギター・サウンドと憂いのある歌声・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/シンセ・ポップ・デュオWYE OAKの3枚目('10年のEP盤 My Neighbor/My Creatorは含まない)のアルバムで '11年3月8日に本国でのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/キーボード/ベース/パーカッション/プロデュース、ANDY・STACK:ドラム/ベース/キーボード/ギター/パーカッション/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンの記載が無いのでWYE OAKの2人での収録のようです。

1曲目"Two Small Deaths"(3:50) どこかのカフェの中での会話のサウンド・エフェクトを使ったイントロから淡々と爪弾かれるギターのサウンドと優しく歌うJENNの歌声が印象的な曲です。バックワードで再生されたキーボードの不思議なサウンドも流れ何とも言えない雰囲気に包まれます。
2曲目"The Alter"(3:42) ナチュラルなギターのトーンがイントロから響く心地好さを持った曲です。重いベースのサウンドやスペース・サウンドのようなサウンド・エフェクトも加わりゆったりとしたリズムが伝わって来ます。
3曲目"Holy Holy"(4:35) 荒らしたギターのサウンドがイントロから行き成り流れるオルタナティヴな曲です。そのサウンドと裏腹に憂いを持ったJENNの歌声が優しい曲です。JENNとANDYが登場したビデオも制作されています。
4曲目"Dogs Eyes"(3:24) イントロのリズムとギターのサウンドからイギリスで活躍していた超有名3人組バンドの曲に似た雰囲気を感じた曲です。歪ませて荒らしたギターのサウンドと大きく響くグランジ・ロックなところも感じます。
5曲目"Civilian"(3:40) アルバムの中間位置に収録されたタイトル曲です。タイトル曲が収録されているアルバムでは、いつも注意深くメッセージやサウンドの方向性など読み解いて聴き入るのです。イントロなどセルフ・リリースで出したデビュー・アルバムのフォーク/カントリー調の曲のイメージがしたと思いきや前の曲よりも尖って荒れたギターが迫って来る迫力に圧倒されます。
6曲目"Fish"(4:49) ダークなサウンドとリズムを伝える少し冷ややかさ持った曲です。淡々と奏でられるギターと重いシンセ・ベースの響きと感情を抑えたJENNの歌声を演出したアレンジとなっているようです。
7曲目"Plains"(3:45) 前の曲のアウトロに上空を飛行するプロペラ機のサウンド・エフェクトが入っていると思いきやこの曲のタイトルに繋がっていました。Lo-Fiなサウンドとゆったりしたリズムの流れから突如に高らかに歌うJENNの歌声とサウンドの高鳴りが印象に残ります。
8曲目"Hot As Day"(3:50) 今度は、スピードを上げて来た突き抜け感が心地好い曲です。実現しないでしょうが、広い台地を二分したように配されたハイウェイを疾走する年代物の車の中で聴いてみたいものです。
9曲目"We Were Wealth"(4:38) 前半はギターを使い後半からは、アップライト・ピアノの演奏をメインとしたリズミカルな曲です。前半の厳かに歌うJENNの歌声から次第に伸びやか響く彼女の歌声に聴き入ります。
10曲目"Doubt"(2:27) 自宅でギターを爪弾きながら収録されたようなリラックス感が感じられるJENNの弾き語りです。憂いを持ったJENNの歌声がギターの響きと共に流れ去って行きます。
歌詞無し ライナー無しデジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:38分45秒 (何故かドイツでも人気のあるWYE OAK、6枚目のアルバムのリリース後にヨーロッパにツアー予定です)'18年4月14日更新


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写真  WYE OAK / Shriek
 ・2014 Merge Records    MRG515

ジャケット写真の見た目と違い・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/シンセ・ ロック・デュオWYE OAKの4枚目('10年の4曲入りEP盤 My Neighbor/My Creatorは含まない)のアルバムで '14年4月29日に本国でのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/プロデュース、ANDY・STACK:ドラム/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/サックス/バック・ヴォーカル/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンの記載が無いのでWYE OAKの2人(先に記載した演奏楽器は、他のアルバムからの引用にて記載)での収録のようです。 尚、プロデュースはWYE OAKの他、フランス出身N.Y.でスタジオを構えるNICOLAS・VERNHES(DAUGHTER,TORRES)と共同で行われています。

1曲目"Before"(3:02) 30秒以上あるキーボード/プログラミングの電子サウンドがイントロに流れる曲です。そのイントロに続き登場するJENNのベースのリフがこれまた心地好い響きを醸し出し彼女も心地好く歌っている様がこちらに伝わって来ます。
2曲目"Shriek"(4:07) 鳥のさえずりのSEと電子ピアノの転がるように流れるメロディとサウンドが印象的な曲です。間奏で流れるキーボードの調べとJENNのスキャットが素晴らしく響きます。
3曲目"The Tower"(5:27) イントロの電子サウンドとビートを一度聴いただけで非常に印象に残る曲です。このWYE OAKの音楽をブレークスルーさせた今作、この曲の功績が大きく影響したと思います。JENNとANDYは登場していませんが、まあ不思議なビデオでもご覧になって下さい。
4曲目"Glory"(4:53) WYE OAKのライヴで良く演奏されるANDYの切れのあるドラムのビートとJENNのアグレッシヴなギターがキモとなっています。この曲もビデオが制作されています。
5曲目"Sick Talk"(4:25) 重く響くベースのサウンドと電子サウンドが浮遊感漂う曲です。この曲のイントロのSEは、どこかで聴き覚えのある曲なのですがね。
6曲目"Schools Of Eyes"(4:14) 割りとナチュラルな響きを持ったANDYのドラムのビートと反対に多重で録ったJENNのコーラスと様々なSEが重ね手法が非常に練られています。
7曲目"Despicable Animal"(4:50) 今度は、少しサウンドを和やかな方向に移して来たオーソドックス感のある曲です。Lo-HiにしたJENNの歌声とナチュラルな歌声をわざとらしくスイッチングさせる憎い演出です。
8曲目"Paradise"(4:21) 日本の演舞曲のようなイメージを感じさせる和太鼓的なドラムとベースの響く曲です。JENNのサステイン(sustain)・ギターとANDYのドラムのビートがこちらに迫って来ます。
9曲目"I Know The Law"(3:44) 再びスピードを落として来たソフトな雰囲気を感じる曲です。エコーの効いたJENNの優しい歌声の裏に響くANDYの細やかなバック・ヴォーカルに聴き入ります。
10曲目"Logic Of Color"(2:59) 心地好いドラム"ン" ベースのサウンドが流れる曲です。このアルバム中の曲としては、比較的オーソドックな感じがします。この曲でもJENNの歌声のバックに微かに聴こえるANDYのバック・ヴォーカルも優しく流れています。
歌詞無し ライナー無し デジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:41分34秒 (アメリカのインディ・ロックに詳しい方は、見覚えのあるこのジャケット写真、見た目と違い素晴らしい音楽が沢山詰まっています)'18年5月30日更新


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写真  WYE OAK / Tween
 ・2016 Merge Records    MRG564

CivilianとShriekからのアウトテイク集・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/ロック・ポップ・デュオWYE OAKの5枚目('10年のEP盤 My Neighbor/My Creatorは含まない)のアルバムで '16年8月5日に本国でのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/プロデュース、ANDY・STACK:ドラム/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/サックス/バック・ヴォーカル/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンの記載が2無いのでWYE OAKの2人での収録のようです。

1曲目"Out Of Nowhere"(3:02) ラジオのチューニング・サウンドやら呪文を唱えるようなサウンド・エフェクトが流れるほぼインストゥルメンタルな曲です。アルバムの出だしを飾る導入曲の感があります。
2曲目"If You Should See"(4:07) 打ち鳴らされるANDYのドラムとJENNの6弦全部使った力強いストロークによるギター・サウンドで迫って来る迫力のある曲です。サウンドの迫力とは裏腹に高いキーで歌うJENNの歌声とのアレンジも好いですね。
3曲目"No Dreaming"(5:27) 今度は、曲のスピードを落としてゆったりとした流れを持った曲です。サビの盛り上がり方やサウンドの広がり方など演出など2人の才能の豊かさを感じさせます。
4曲目"Too Right"(5:36) ダークな雰囲気を醸し出すちょっと方向を変えて来たオルタナティヴな曲です。6弦辺りを変則チューニングしたソリッドなギターの音色などJENNのギターの音色使いは、相当な物のようです。
5曲目"Better(For Esther)"(5:24) ペルシャの女王エステルに捧げた内容の曲のようです。キーボードやシンセサイザーのサウンドも中東風の音色にバックのヴォーカルはめずらしくANDYの歌声も流れています。
6曲目"On Luxury"(4:37) 重いシンセサイザー・ベースの響きとタイトなANDYのドラムのビートが非常に印象的な曲です。間奏のリム打ちのビートや独特の浮遊感が堪りません。
7曲目"Trigger Finger"(3:51) WYE OAKの音楽の引合いよく書かれているアイルランドのCLANNAD似とされている雰囲気が少し伝わって来るエコー感目一杯の曲です。JENNの歌声と金属的なギターの音色に耳を傾けようと思います。
8曲目"Watching The Waiting"(3:03) アコースティック調のギター・ポップな曲です。バックの音色に何処と無くアイリッシュかケルトの音楽の影響も感じます。
また、摩訶不思議なビデオも制作されています。
歌詞無し ライナー無しデジパック仕様 (輸入盤) 収録時間:35分10秒 (見出しにアルバム[Civilian]と[Shriek]からのアウトテイク集と書いたのですが、各曲のクオリティが本当に高く先のアルバムから苦渋の決断で削った事を窺えます)'18年4月30日更新


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写真  WYE OAK / The Louder I Call, The Faster It Runs
 ・2018 MERGE RECORDS    MRG615

非常に美しいジャケット・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/シンセ・ポップ・デュオWYE OAKの6枚目('10年のEP盤 My Neighbor/My Creatorは含まない)のアルバムで '18年4月6日に本国でのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/ベース/キーボード/プログラミング/プロデュース、ANDY・STACK:ドラム/ギター/ベース/プログラミング/キーボード/プロデュースの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、COLT・MILLER(THRIFT STORE COWBOYS):ペダル・スティール、PAUL・WIANCKO:チェロ/ストリング・アレンジ、 MICHI・WIANCKO:ヴァイオリン/ストリング・アレンジのカリフォルニアとANDY・STACKの引越し先のテキサスのミュージシャン達が参加しています。

1曲目"(Tuning)"(0:36) 文字通りキーボードとサウンド・エフェクトを使ったアルバム曲の演奏直前を再現した短いナンバー(4曲目"Lifer" のアウトロに一部挿入)です。何だか演出に凝ったと言うか、通算6枚目の余裕とも感じますね。
2曲目"The Instrument"(3:21) インストゥルメンタルと曲名が付けられていますが、歌詞があります。ライヴなどではもっとスローに演奏されているようですが、ここでの収録曲はスピード感のあるリズムを伝えるプログラミングと少し掠れた歌声のJENNの響きが突き刺さるようです。
3曲目"The Louder I Call, The Faster It Runs"(4:23) 今年('18年)始めからフリー配信されているアルバムのタイトル曲です。イントロから1分近くの流れから痺れさせるANDY・STACKの特徴的なドラムのビートと波打った反復のリズムとサウンドに虜にさせる魅力が溢れています。
4曲目"Lifer"(3:31) この曲もレーベルからフリー配信されている曲です。リズムとサウンドの雰囲気が非常に心地好く流れて来ます。間奏ではお決まりのJENNの荒らしたギターのグリッサンドが要となっています。
5曲目"It Was Not Natural"(4:05) 3曲続けてフリー配信されている曲ですが、本当内容の濃いショウケースとなっています。少しずつ曲調の違った形で紹介されこの曲は、ベースのサウンドとメロディの流れが印象に残ります。
6曲目"Symmetry"(4:06) エレクトロ・ポップ寄りになった重いシンセサイザー・ベースの響きが跳ねる曲です。この曲では、Lo-FiにしたJENNの歌声でアシッド感を伝えて来ます。
7曲目"My Signal"(1:35) 大々的にストリングスの音色を取り入れた曲です。高らかに歌うJENNの歌声とANDYのアップライト・ベースの響きが絡み合います。
8曲目"Say Hello"(3:43) 淡々と流れるドラムのビートと蜂の羽音似た揺れを感じさせるキーボード/ギターのサウンドによる曲です。素早く繰り出されるANDYのビートと美しいJENNの歌声に清涼感を強く感じます。
9曲目"Over And Over"(2:53) 打撃音をオーバー・プロデュースさせたオルタナティヴな曲です。どこと無くレトロなドタバタコメディ映画みたいな感じがするのです。
10曲目"You Of All People"(3:54) 再び心地好いリズムとサウンドが流れる曲です。ANDYの優しく叩かれるフロアタムのビートとひとつ奥で奏でられる憂いを持ったギター・トーンが堪りません。
11曲目"Join"(2:55) ギターの心地好い爪弾きとこれまた心地好いペダル・スティールの調べが響く曲です。広域で少し枯れ気味に薄れるJENNの歌声に聴き入ることにしましょうか。
12曲目"I Know It's Real"(3:19) アルバムの最後の曲は、切なさを醸し出すJENNの歌声と彼女の憂いのあるギター・サウンドがメインとなった曲です。ANDYのドラムは、控えめのビート打ち出しそれに加えてどちらかの演奏によるベースのサウンドによる質素な流れとなっています。
11曲歌詞付 ブックレット 2折紙ジャケット仕様 (輸入盤) 収録時間:38分28秒 (このアルバムをリリースした後、ヨーロッパをツアーする予定のWYE OAK、既に人気のドイツに続き周辺国で人気急上昇となるでしょう)'18年4月1日更新
2018年度ベスト5


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写真  WYE OAK / Every Day Like The Last
 ・2023 MERGE RECORDS    MRG717

シングル曲+新曲によるコンピ・・・

このアルバムは、メリーランド州ボルティモアで活躍しているオルタナティヴ/シンセ・ポップ・デュオWYE OAKの8枚目('19年〜'23年のシングル曲+新曲3曲のコンピレーション盤、'20年のThe Brooklyn Youth Chorusとの収録アルバムを含む)のアルバムで '23年6月23日に本国でのリリースです。
WYE OAK(ワイ・オーク)のメンバーは、JENN・WASNER:ヴォーカル/ギター/ベース/シンセサイザー/キーボード/エレクトロニクス、ANDY・STACK:ドラム/ギター/ベース/シンセサイザー/ピアノ/サックス/チェロの2人です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JOSEPH・DECOSIMO:フィドル、ALAN・GOOD・PARKER:ペダル・スティールのテネシーとヴァージニアのミュージシャン達が参加しています。
最近、歌詞カード付のレコード盤と同時にリリースされる輸入CD盤には、歌詞カードが省略されている事が多いのですが、嬉しい事にこのCD盤は、付属されています。

1曲目"Every Day Like The Last"(3:02) '23年4月にシングル曲としてリリースされた曲です。穏やかな調べを発するアコースティック・ギターの音色とANDYのゆったりとしたドラムのリズムによるレイドバック感が伝わって来ます。ALAN・GOOD・PARKEのペダル・スティールの音色も心地好く響きます。
2曲目"I Learned It From You"(2:33) '23年5月にシングル曲としてリリースされた曲です。高いキーで歌うJENNの歌声と引き摺り感のあるANDYの重めドラムのビートが調和して流れます。JOSEPH・DECOSIMOのフィドルも慎ましやかに響きます。
3曲目"TNT"(4:04) この曲も'21年5月にリリースされたシングル曲です。オーストラリアのハード・ロック・バンドAC/DC '76年の曲と同タイトルの曲ですが、全然関係ないのでしょうね。ギターの爪弾きとJENNのセルフによる美しいハーモニーが漂います。
4曲目"Its Way With Me"(4:36) '21年6月にシングル曲としてリリースされている曲です。ANDYのエフェクト的なサックスの調べと浮遊感漂うJENNの歌声による心地好さ目一杯のこのアルバムから最初に気に入った曲でもあります。
5曲目"Fortune"(3:50) '19年11月にシングル曲としてリリースされている曲です。過去のアルバム収録のように少し屈折し尖った感のある初期WYE OAKのイメージのあるダイナミックさを伝えます。
6曲目"Evergreen"(3:48) '19年2月にシングル曲としてリリースされた曲です。うねるベースの調べとチープさを演出したシンプルなドラムのリズムによるLo-Fiにしたエモ・ロック感が押し寄せます。
7曲目"Fear Of Heights"(3:34) '20年1月にシングル曲としてリリースされた曲です。ピアノの調べに合わせ高いキーで歌うJENNAの美しい歌声が響きます。ANDYのスピーディなドラムのリズムと滑らかなベースの調べが印象的です。
8曲目"Walk Soft"(3:58) '20年1月に先行シングル曲とカップリングにてリリースされている曲です。ぐっとスピードを抑えた揺らぎを持った曲です。ベース/ギター/サックスも揺らぎを持ったスローなリズムに合わせJENNの歌声もゆったりと響きます。
9曲目"Repeat (If You Remind Me)"(4:08) 再びALAN・GOOD・PARKERのペダル・スティールが登場したオルタナティヴ+ネオ・カントリー的な曲です。打撃音を強調したANDYのドラムと刻みながら間を空けるリズムの流れが特徴的です。
9曲歌詞付 折りたたみライナー 2折紙ジャケット仕様 (輸入盤) 収録時間:33分36秒 (前作をリリースした後、ヴォーカル/ギターのJENN・WASNERがソロ活動を開始したので、このバンドの動向が気になっていたのですが、コンピ盤がしれっとリリースされていました!)'23年10月9日更新


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写真  YOUNG BOY / Other Summers
 ・2014 Saint Marie Records    SMR043

イタリアとアメリカ・・・

このアルバムは、イリノイ州シカゴ出身のインディー・ロック・デュオL'ALTRAのJOSEPH・DESLER・COSTAとイタリアに住む彼の兄弟(片方の親は違うようです)ALESSANDRO・BARI(COLLISIONSのドラマー)によるユニットYOUNG BOYの '14年4月16日に国内でリリースされたデビュー・アルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JOSEPH・DESLER・COSTA:ヴォーカル/ギター/キーボード/シンセサイザー/プログラミングの他、ALESSANDRO・BARI:ドラム/ギター/シンセサイザー/プログラミング、IVAN・A.ROSS:電子サウンド/プログラミングの少人数での収録です。
尚、プロデューサーは、イタリアのIVAN・A.ROSS(L'ALTRA,COMFORT)が担当し、彼のスタジオで収録も行われています。

1曲目"Chasing Sun"(3:27) チープさを醸し出すシンセサイザーのサウンドに混じって登場するJOSEPH・DESLER・COSTAの気弱な歌声が印象に残る曲です。ALESSANDRO・BARIのドラムとマシンによるビートによる盛り上げも適度な軟弱さを残しているところがミソですね。
2曲目"Rides Away"(3:29) イントロのサウンドから受けたイメージはフランスの曲のような感じです。ALESSANDROの電子ドラムのビートに乗せ歌うJOSEPHのセルフによるハーモニーから何故かカナダのMEMPHISに通じるところも感じました。
3曲目"Secret Place"(3:12) '13年11月26日にレーベルよりリリースされたコンピ盤にバンド紹介的に収められている曲です。ゆったりと歌うJOSEPH の歌声のバックに広がるキーボードの電子サウンドとギターの刻み音が心地好く響きます。
4曲目"Wagons"(3:24) ALESSANDROの変則気味のドラムのリズムにノスタルジックなハモンドのサウンドが似合う曲です。次第にスピードを上げながら曲名のワゴンも疾走感を高めます。
5曲目"Wooden Ships"(3:39) 揺らぎ感を持って流れるギター?のサウンドとこれまた穏やかなに歌うJOSEPHの歌声が耳に優しい曲です。スチル/映像カメラマンとしても活躍しているJOSEPHの目の前に浮かぶイメージと共有を試みましょう。
6曲目"Let You Go"(3:10) アコースティック・ギターの爪弾きと思い詰めたように歌うJOSEPHの歌声は次第に解き放たれる様を感じさせる曲です。サウンドの方は非常にシンプルなハモンドやベースなど楽器構成で一時期のネオアコのサウンドも感じさせます。
7曲目"Today Eternal"(3:22) この曲も80年代のネオ・アコースティックのサウンドを感じる曲です。爽やかなJOSEPHの歌声と美しい構成を持たせたハーモニーを楽しみましょう。
8曲目"Love Incidence"(4:13) 時折ユニゾンで奏でられるベースのサウンドや間奏のギターのサウンドにキーボードの調べなど聴きどころが次々流れて来ては過ぎ去る曲です。インストゥルメンタルな部分は、非常に初期のL'ALTRAのサウンドを感じます。
9曲目"Crowns"(3:04) テンポ良く流れるALESSANDROのドラムのビートに浮遊感漂うギターとキーボードの調べが心地好い曲です。一段奥に広がるギターの調べやアウトロまでの長い目のインストゥルメンタルがL'ALTRA風ですね。
10曲目"Other Summers"(3:08) いつも初めて聴くミュージシャンやバンドのアルバムのタイトル曲まで到達して何故その曲がタイトルとなったのか想像しながらじっくりと聴くのを楽しみにしているのですが、JOSEPH 思い浮かべる違う夏での将来像をこの曲では、綴っています。
11曲目"Walk Cheerfully"(3:10) イントロから響かせる12弦ギターの調べが堪らない曲です。軽やかに響くエレクトニカ・ボップチックな電子サウンドなどタイムスリップしたような感覚を植え付けてくれます。
12曲目"Every Day Ever After"(4:26) 1分近くあるイントロを過ぎてゆったりと唄い出すJOSEPHの穏やかな歌声と玩具的なキーボードのサウンドが印象的な曲です。インストゥルメンタルな部分は、日本でも人気のあるナッシュヴィルのHAMMOCKとも似ているような。
歌詞無し 国内ライナー付 3折紙ジャケット仕様 (輸入元販売:輸入盤) 収録時間:41分34秒 (女性ヴォーカルが好きな人は、L'ALTRA。男性ヴォーカルが好きな人は、YOUNG BOY。それとも両方?)'14年9月13日更新


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写真  YOUNG GALAXY / Young Galaxy
 ・2007 Arts & Crafts    PCCY-80041

エコー混じりサウンドとその歌声・・・

このアルバムは、カナダのバンクーバーで活躍しているインディー・ロック・バンドYOUNG GALAXYの '07年4月24日に本国でリリースされたデビュー・アルバム(EP盤では '06年にデビュー)です。
このアルバム収録時でのYOUNG GALAXYのメンバーは、STEPHEN・RAMSAY(Ex.STARS):ギター/キーボード/ヴォーカル/タンバリン/パーカッション、CATHERINE・McCANDLESS:ヴォーカル/ギター/キーボードの2人にSUSAN・BECKETT:キーボード/ヴォーカルが新加入したばかりと思われます。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JACE・LASEK:ギター/ベース/ペダル・スティール/キーボード/パーカッション/バック・ヴォーカル、PATRICK・WATSON:キーボード、ROBERTO・ARQUILLA:ベース、OLGA・GOREAS:キーボード/ベース/バック・ヴォーカル、MURRAY・LIGHTBURN:ギター、KEVIN・LAING:ドラム、PATRICK・McGEE:ドラム、CHRIS・SELIGMAN:キーボード/フレンチ・ホーン、SOPHIE・TRUDEAU:ヴァイオリンなどSTARSの関係者も参加しています。
尚、プロデュースは、モントリオールにスタジオを構えるJACE・LASEKとSTEPHEN・RAMSAY自身が担当しています。

1曲目"Outside The City"(3:18) 重い響きながらリズミカルなベースのサウンドがイントロから流れるギター・ポップ調の曲です。エコーを効かせたSTEPHEN・RAMSAYのギター・サウンドとシャープさのあるCATHERINE・McCANDLESSの歌声が広がって来ます。
2曲目"No Matter How Hard You Try"(3:49) エモーショナルなギターのリズムと心地好いビートが伝わって来るSTEPHENのヴォーカル曲です。低い天井に反響するようなライヴ会場での演奏を感じさせる収録のようです。
3曲目"Lazy Religion"(5:33) 再びSTEPHENの優しい歌声がゆったりと響く彼のヴォーカル曲です。メロディアスなキーボードの調べにダウンテンポの引きずり感のあるドラムのビートが浮遊感を与えてくれます。
4曲目"Wailing Wall"(3:51) 今度はアコースティック・ギターの調べを基調としたサウンドにエッジを効かせたツイン・ギターの調べが渋く光る曲です。スモーキーなSTEPHENの歌声のバックに響くCATHERINEのエコー混じりの美しい歌声が堪りませんね。本当にこの曲は、かっこよくて渋いです。
5曲目"The Sun's Coming Up And My Plane's Going Down"(6:16) 今度は少し切り口を変えて来たアンビエント/ドリーミー/シューゲイザー的なサウンドを聴かせる曲です。この曲で聴こえるSTEPHENの高い目のキーによる歌声は、ニュージーランドで活躍しているTIM・FINNの歌声と似たところを感じます。また、先に紹介した '06年のEP盤[Swing Your Heartache]での収録曲のヴァージョン替えとなっています。
6曲目"Searchlight"(2:40) 屈託のないドラムのビートにがさついたギターのサウンド群が乗せられたエモ・ギター・ポップな曲です。シンプルでストレートなビートで真正面から聴かせる気恥ずかしさを微塵にも感じさせない姿勢に感服です。
7曲目"Lost In The Call"(3:32) 今度は、80年代のブリティシュ・ニューロマンティックスのサウンドにシューゲイザーを絡めたCATHERINEのヴォーカル曲の登場です。エコーを非常に効かせてもなおソリッドさの残る彼女の歌声とSTEPHENの足元を見ながら奏でるギターのサウンドが突き刺さりますね。
8曲目"Come And See"(3:59) この曲は非常にベース・ランニングの調べが心地好いギター・ポップな曲です。適度な音の空間を感じさせるインディーズ・ロックならではの良さと親しみ易さを感じさせてくれます。
9曲目"Swing Your Heartache"(6:17) この曲も '06年のEP盤での収録曲です。ダウンテンポのドラムのリズムとハモンドのサウンドで展開されるSTEPHENがメランコリックな歌声を聴かせるこのYOUNG GALAXYの看板曲となっています。また、私をYOUNG GALAXYの作り出す曲に惹きつけた最初の曲でもあります。
10曲目"Embers"(3:53) 今度は、非常にオーソドックスなアコースティックなサウンドによるフォーク・スタイルの曲によるオーストラリアで活躍している今、旬のANGUS & JULIA STONEと共通するサウンドとハーモニーからもマオリの音楽の影響も感じさせます。
11曲目"The Alchemy Between Us"(5:27) この曲もぱっと聴いてそのサウンドの空間的広がりと残響音の心地好さが非常に気に入ったSTEPHENのヴォーカル曲です。終焉につれてそのサウンドを怪奇にまた、ダイナミックにも盛り上げながら展開させるオリジナル盤では、アルバム最後の曲です。
12曲目"The Golden Coin(国内盤ボーナス・トラック)"(3:37) この曲も '06年のEP盤[Swing Your Heartache]に収録されている曲です。時計のチクタク音に重ねたギターのハウリング音が響くイントロから興味を引くギター・ポップな曲です。乾いたギターの爪弾き音とハンドクラップスでのビートがギミックな味付けをして気楽な乗りの良さを感じさせてくれます。
11曲歌詞付 写真ライナー デジパック仕様 8分16秒のEPK収録 (国内盤) 収録時間:52分17秒 (このアルバムのジャケット写真を最初に見てアメリカのハード・ロック・バンドTRILLION '80年の[Clear Approach]か '77年の映画「未知との遭遇」を思い出しましたね!)'10年12月12日更新


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写真  YOUNG GALAXY / Invisible Republic
 ・2010 Paper Bag Records Inc.    PAPER051

ラウドなサウンドとなりました・・・

このアルバムは、カナダのバンクーバーで活躍しているインディー・ロック・バンドYOUNG GALAXYの '10年7月27日に本国でリリースされた2枚のアルバムで、カナダにて '09年8月に本国でリリースされた通常盤にボーナス曲2曲を追加した再リリース限定盤です。
このアルバム収録時でのYOUNG GALAXYのメンバーは、STEPHEN・RAMSAY(Ex.STARS):ヴォーカル/ギター/キーボード/パーカッション/プログラミング、CATHERINE・McCANDLESS:ヴォーカル/キーボード/パーカッション、STEPHEN・KAMP:ベース/キーボード/バック・ヴォーカル、MAX・HENLEY:キーボード/ギター/プログラミング/バック・ヴォーカルの4人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、LIAM・O'NEILL:ドラム、STEPHEN・DURAND:ギター/バック・ヴォーカル、JACE・LASEK:ギター、GRAHAM・LESSARD:グライド・ギター、STEVE・RAEGELE:スライド・ギター、SNAXXX:ボンゴ、CHRIS・SELIGMAN:フレンチ・ホーン、JOSHUA・ZUBOT:ヴァオリン、ANNIE・LAWRENCE:チェロ、MARIA・HERRON:ヴィオラ、CORRI-LYNN・TETZ:バック・ヴォーカル、OLGA・GOREAS:バック・ヴォーカルなど前作とは、少し違ったミュージシャン達が参加しています。
尚、収録曲の大半は、スコットランドのグラスゴーにてTONY・DOOGAN(BELLE & SEBASTIAN,MOGWAI)によってミキシングされています。

1曲目"Long Live The Fallen World"(4:56) CATHERINEのゴースト的な響きによる歌声の合間に響くSTEPHENのバック・ヴォーカルによる前半は、80年代に訪れた第2期ブリティッシュ・インヴェイションのバンドに通じるサウンドから後半のトランス・ミュージックなどは、大きく前作とは趣向が違っています。
2曲目"Oh Sister"(3:41) この曲も先に紹介した第2期ブリティッシュ・インヴェイションのバンド、例えばNEW ORDERの初期かな、ベース・ランニングや変則的なドラムのビートなどをアップ・デートした感じではないでしょうか。
3曲目"Destroyer"(4:31) STEPHENの歌声がU2のBONOよろしく大きく中央で響く曲です。縦横無尽に響き渡るオーバードライブ気味のギターのサウンドに続いて後半から登場する堂々としたCATHERINEの謡ぶりなど一周り大きくなったと感じます。ところで3曲続けて結構ラウドな曲が続きましたね。
4曲目"Pathos"(2:22) 今度はピアノのサウンドによるしっとりした調べによる曲です。前作でもその切ない調べを聴かせたCHRIS・SELIGMANのフレンチ・ホーンのサウンドがそっと流れて来ます。
5曲目"Light Years"(5:45) ハモンドかシンセサイザーのサウンドによるスペーシーな広がりを感じさせるSTEPHENの少し気弱さを感じさせる曲です。新加入STEPHEN・KAMPのベースのサウンドとドラムのビートの高鳴りが心地好い響きです。もうこの曲は、カナダ産ブリット・ロックとしか形容する術がないです。
6曲目"Disposable Times"(4:25) 不思議なコード進行と複雑なピッキングを刻むギターのサウンドに乗せたCATHERINEの呪文を唱えるようなリフレインが非常に印象に残る曲です。静かながら底に秘めたエモーショナルな響きを醸し出すドラムとパーカッションのアンサンブルも迫って来ますね。
7曲目"Dreams"(4:30) 一転して少しカントリー調のギターの調べを聴かせる曲の登場で、ヴォーカルは、低い渋めのキーで歌っているのでSTEPHENでないような感じです。リッケンバッカー系の煌びやかさ強く感じさせるバックのギターにストリングスのサウンドを重ね合わせたこの心地好い調べは、最高ですね。
8曲目"Queen Drum"(3:51) このアルバム・リリース前からMYSPACEで紹介されていたこのアルバムから一押しのCATHERINEのヴォーカル曲です。このYOUNG GALAXYの持ち味であるスペーシー・サウンド(E-Bow?) が響き渡るこの曲を暫し堪能してみましょう。
9曲目"Smoke And Mirror Show"(4:47) ダウンテンポによるエレクロニカ・ポップによるこの曲もどこと無く80年代のイギリスのバンドの雰囲気を感じます。アウトロに掛けてはサイケデリックな曲調べにも変化させて来ます。
10曲目"Firestruck"(5:13) 前のアルバムでも終焉近くには非常にオーソドックスなサウンドの曲を収録していた事が印象に残っています。このアルバムでは、オルガンの響きが全面に流れるゴスペル調のCATHERINEのヴォーカル曲です。この曲でもCHRIS・SELIGMANのフレンチ・ホーンのサウンドがここぞとばかりに登場しますね。
11曲目"Invisible Republic(Bonus Track)"(4:16) ケルト音楽かトラディショナル・フォーク・ソングからの影響を強く感じさせます。イントロから聴かせる全員によるアカペラのハミングに続いて登場するドラムとギターのサウンドが躍動感を与えてくれます。
ただ、不思議なのがこのボーナス・トラックがアルバム・タイトルになっている理由が今一つ不明です。
12曲目"Flux(Bonus Track)"(4:19) 多重で聴かせる音色を違わせたギターの心地好いサウンドの重ね具合やSTEPHEN・KAMPのうねりを持ったベースのサウンドが感じ良い曲です。途中より登場するシンセサイザーの流れるような美しいサウンドも非常に印象的です。
10曲歌詞付 ライナー無し 3折紙ジャケット仕様 ボーナス・トラック付1000枚限定盤 カナダ製 (輸入盤) 収録時間:52分44秒 (次のアルバム[Shapeshifting ]も2011年2月にリリースされる予定のこのYOUNG GALAXY、非常にインパクトのあるジャケット写真からも興味津々です)'10年12月31日更新


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写真  YOUNG GALAXY / Shapeshifting
 ・2011 Paper Bag Records Inc.    PAPER059

ショッキングなジャケ写真・・・

このアルバムは、カナダのバンクーバーで活躍しているインディー・ロック・バンドYOUNG GALAXYの '11年2月15日に本国でリリースされた3枚目のアルバムです。
このアルバム収録時でのYOUNG GALAXYのメンバーは、STEPHEN・RAMSAY(Ex.STARS):ヴォーカル/ギター/キーボード/パーカッション/プログラミング、CATHERINE・McCANDLESS:ヴォーカル/キーボード/パーカッション、STEPHEN・KAMP:ベース/キーボード/バック・ヴォーカルの3人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MAX・HENLY:ギター、JACE・LASEK:ギター、DAN・LISSVIK:ギター/キーボード/プログラミング/プロデュース、HANNA・LOVISA:バック・ヴォーカルのカナダとスウェーデンのミュージシャンが参加しています。
尚、収録曲の大半は、カナダMONTREALとスウェーデンGÖTHENBURGにて収録されています。

1曲目"Nth"(0:32) 次の曲のイントロ的に収録されているインストゥルメンタルです。バックワードで再生される不思議なサウンドが終わったと同時にSTEPHEN・RAMSAYの歌声が登場します。
2曲目"The Angels Are Surely Weeping"(3:39) 前の曲のメロディとリズムと同じくとしたエレクトロニカ・ポップ色の強い曲です。メイン・ヴォーカルは、先に記したSTEPHEN・RAMSAYの少し蒼味を帯びた歌声に愛らしいHANNA・LOVISAのバック・ヴォーカルがサンプル音源的に流れて来ます。
3曲目"Blown Minded"(3:23) 低いキーによるCATHERINE・McCANDLESSのヴォーカル曲で、前のアルバムの収録曲でも感じたイギリスのニューウェーヴ系バンドのエレクトロニカ・ミュージックに通じる少し無異質さを表現したサウンドが淡々と響いて来ます。
4曲目"We Have Everything"(4:36) この曲もCATHERINEのヴォーカル曲で、ダイナミックでゴージャス感のあるエレクトロニカ・ポップな曲です。電子サウンドを奏でるキーボードのリフに絡められたSTEPHEN・KAMPのベース・ランニングが心地好さを引き出します。
5曲目"For Dear Life"(5:05) YOUNG GALAXYの持ち味であるシンセサイザーによるスペーシー・サウンドが広がる曲です。CATHERINEの孤高さを感じさせる歌声と美しいキーボードのサウンドで展開されるトリップ/ホップを堪能しましょう。
6曲目"Peripheral Visionaries"(3:36) 何だか難しいタイトルの曲ですね。しかし、サウンドとメロディは非常に聴き易いほっこりとしたSTEPHEN・RAMSAYとCATHERINEとでヴォーカルをシェアしたアレンジと心地好いSTEPHENのギターの爪弾きが響くこのアルバム・リリース前から紹介されていた曲です。
7曲目"High And Goodbye"(3:09) メランコリックなメロディとサウンドを聴かせるハモンドの調べに促されて登場するCATHERINEのヴォーカル曲です。切なさを表現した彼女の歌声と淡々としたリズムの流れ逆らうことなく流れ去ってしまう感覚を感じます。
8曲目"Phantoms"(4:18) こんどはポップさを全面に出した明るさを強く感じるCATHERINEのヴォーカル曲です。また、ギターのサウンドを中心に展開される一昔前のネオ・アコのサウンドを感じるギターのリフや演奏スタイルも何か懐かしさを感じます。
9曲目"Cover Your Tracks"(3:47) 気だるさと気弱さを感じせるSTEPHENのヴォーカル曲です。ダウンテンポのリズムに乗せて流れるキーボードのギミックなサウンドと重いSTEPHEN・KAMPのベースのサウンドが印象的です。サビの部分に登場するCATHERINEの歌声の後に続くSTEPHENの渋めのギターのサウンドも見事です。
10曲目"B.S.E."(4:58) 再び登場したブリティシュ・エレクトロニカ・ポップな曲調の曲です。弾けるように奏でられる電子サウンドと細かく刻まれるギターのサウンドが心地好く響いて来ます。途中よりドラマティックに展開するアレンジは、スウェーデンのDAN・LISSVIKの発案によるところでしょうか。
11曲目"Shapeshifting"(4:45) イントロからSTEPHEN・KAMPのアグレッシヴに登場するベース・ソロが圧巻なエキゾチックなサウンドを聴かせるナンバーです。CATHERINEの美しい歌声の広がりに共演されるギター、ベース、キーボード、パーカッションのリズムが絶妙にブレンドされています。
歌詞無し ライナー無し 2折紙ジャケット仕様 カナダ製 (輸入盤) 収録時間:41分54秒 (前作[Invisible Republic]に続いてまたも非常にショッキングなジャケ写真のこのアルバムですが、粋で洒落たサウンドを聴かせるアルバムの内容になっています)'11年4月13日更新


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写真  YOUNG GALAXY / Ultramarine
 ・2013 Paper Bag Records Inc.    PAPER073

今回は全曲スウェーデンにて収録・・・

このアルバムは、カナダのバンクーバーで活躍しているシンセ・ポップ/ロック・バンドYOUNG GALAXYの '13年4月23日に本国でリリースされた4枚目のアルバムです。
このアルバム収録時でのYOUNG GALAXYのメンバーは、STEPHEN・RAMSAY(Ex.STARS):ヴォーカル/ギター/キーボード/パーカッション/プログラミング、CATHERINE・McCANDLESS:ヴォーカル/キーボード/パーカッション、STEPHEN・KAMP:ベース/キーボード/バック・ヴォーカル、MATTHEW・SHAPIRO:キーボード/ギター、ANDREA・SILVER:ドラムの5人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、DAN・LISSVIK:ギター/キーボード/プログラミング/プロデュース、LINA・MOLANDER:ヴィオラ、FÉLIX・LAROCQUEのカナダとスウェーデンのミュージシャンが参加しています。(各人の演奏楽器について詳しいクレジットが記載されていませんので、過去のアルバムからの引用にて今回記載しています)
尚、今回のアルバムは、スウェーデンGÖTHENBURGにてプロデューサーDAN・LISSVIKのスタジオにて収録されています。

1曲目"Pretty Boy"(3:55) イントロから響きわたる躍動感のあるリズムと共に登場する憂いのあるSTEPHEN・RAMSAYの歌声の響きと調和が素晴らしい曲です。2月にシングル曲として先行ダウンロード・リリースされている曲でもあり、印象的な映像を付けたビデオも制作されています。
2曲目"Fall For You"(4:23) この曲もイントロから期待感を持たせるサウンドとリズムを感じさせる曲です。どことなくアフリカン・サウンドを感じさせるリズムや曲調など昔に良く聴いたERIC・CLAPTONのマイアミでの収録曲を思い起こすのは、私だけでしょうか。(笑)
尚、この曲も、アルバムのリリース直前の3月にダウンロード・リリースされビデオも制作されています。
3曲目"New Summer"(4:12) このHPのトップページにビデオを貼りつけている(6/29現在)このアルバムから強力プッシュ曲です。スローなリズムとスローモーションでの映像が非常にシンクロ感をかんじさせる映像とサウンドです。 尚、ビデオの制作は、モントリオール出身 現在、ロス・アンゼルスにてCMの制作に携わっているIVAN・GRBOVICです。
4曲目"Fever"(2:58) この曲もリズム感の伝わり方が心地好い曲です。リフレインによる分かりやすいメロディと歌詞とで短くまとめたラジオ向けにも良い感じよいのではないでしょうか。
5曲目"Hard To Tell"(4:37) 今度は、CATHERINE・McCANDLESSのヴォーカル曲の登場です。高いキーで発せられる彼女の美しい歌声と流れを区切ったリズムの流れと溜め取って歌うところが印象に残ります。
6曲目"What We Want"(3:57) シンセサイザー・ベースの駆り立てるような重い響きに合わせて歌うSTEPHENのヴォーカル曲です。エコーを効かせたバックのヴォーカルの響きなどこのYOUNG GALAXYの持ち味スペーシー・サウンドの広がり方が非常に良いですね。
7曲目"Out The Gate Backwards"(4:10) この曲は、非常に切れ味のカッコ良さを感じさせる曲です。STEPHENの吐息混じりの歌声にギミック気味に奏でられる電子キーボードの様々なサウンドがこれでもかと言った感じに押し寄せて来ます。
8曲目"In Fire"(4:29) チルアウトほどスローでもないようなミドル・テンポの曲ですが、雰囲気的にはクールなものを感じる良い曲です。跳ねるように奏でられるキーボードの調べと柔らか味を持ったベースとドラムのビートが上手く調和しているようです。
9曲目"Privileged Poor"(3:13) 今度は、テンポを上げてきたエレクロニカ・ポップさ満開な曲です。楽しげに繰り広げられるサンプル音源を登場させたところに遊び心を感じさせます。
10曲目"Sleepwalk With Me"(3:57) STEPHENの高いキーによる美しい歌声が流れるチルアウトな曲です。ベースに流れるシンセサイザーの響きに加えられた電子サウンド類のこれまた美しくメロディアスな響きがゆったりと響いています。前のアルバムでも終焉近くには非常にオーソドックスなサウンドの曲を収録していた事が印象に残っています。
歌詞無し ライナー無し 2折紙ジャケット仕様 カナダ製 (輸入盤)) 収録時間:39分55秒 (2013年カナダ出身アーティストを対象に、その年最も優れたアルバムに贈られるポラリス賞にノミネートされているこのYOUNG GALAXYのアルバム、是非、賞を獲って欲しいですね)'13年6月29日更新
2013年度ベスト5


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写真  YOUNG GALAXY / Falsework
 ・2015 PLANCHA    ARTPL-068

エレクトロニック・サウンドを加速・・・

このアルバムは、カナダのバンクーバー出身で現在、モントリオールで活躍しているシンセ・ポップ/ロック・バンドYOUNG GALAXYの '15年10月28日に国内でリリースされた5枚目のアルバムです。
このアルバム収録時でのYOUNG GALAXYのメンバーは、STEPHEN・RAMSAY(Ex.STARS):ヴォーカル/ギター/キーボード/パーカッション/プログラミング、CATHERINE・McCANDLESS:ヴォーカル/キーボード/パーカッション、MATTHEW・SHAPIRO:キーボード/ギターの3人組です。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、DAN・LISSVIK:ギター/キーボード/プログラミング/プロデュースが参加しています。(各人の演奏楽器について詳しいクレジットが記載されていませんので、過去のアルバムからの引用にて今回も記載しています)
尚、今回のアルバムは、前作のスウェーデンGÖTHENBURGにてプロデューサーDAN・LISSVIKのスタジオに加え、YOUNG GALAXY自身のプロデュースにてカナダのモントリオールでも収録されています。

1曲目"Wear Out The Ground"(4:14) 転がるようなサウンドを放つ電子音に合わせ歌うSTEPHENの歌声が切なく響く曲です。淡々としたリズムの流れと長いリフレインによる歌詞となっています。
2曲目"The Night Wants Us To Be Free"(4:01) キーボードの調べが凛として響くイントロからソウル・ミュージック風エレクトロニカ・サウンドに包まれる曲です。バックのコーラスなど70年代のブラック・ミュージックの影響を感じさせます。
3曲目"Factory Flaws"(4:17) このアルバムのリリース前からビデオが制作されている強力プシュ曲です。乗りの良い軽めのリズムと電子サウンドが心地好く調和したキャッチーさが本当に売りですね。
4曲目"Body"(5:56) シングル曲としてダウンロード販売されている乗りの良さを伝える曲です。テクノ風サウンドやラテンのリズムなどDAN・LISSVIKサウンドがてんこ盛りとなっています。
5曲目"Ready To Shine"(4:35)ここに来て 少し電子サウンドが奥に引っ込んでその代わりにギターのサウンドが前に出て来たご機嫌な曲の登場です。ポップな曲調と聴きやすさが好いですね。この曲もアルバム・リリース前にシングル曲として販売されています。
6曲目"Must Be Love"(4:52) この曲もキャッチーなメロディとシンセサイザー・ストリングスの美しいサウンドが流れて来る曲です。重いベースのサウンドと対照的なSTEPHENの軽やかな歌声が際立っています。
7曲目"We’re No Good"(3:33) スローで落ち着いた雰囲気を醸し出す曲の登場です。電子キーボードのサウンドをメインにSTEPHENが切ない歌声を聴かせます。
8曲目"Little Wave"(4:25) 再び電子サウンドで攻めるアップテンポの曲です。電子サウンドで繰り広げるサンバ的な曲と言ってお分かり頂けでしょうか。
9曲目"Lean Into My Love"(3:13) ギターの爪弾きと淡々としたドラム・ビートで繰り広げられる底辺にR&Bの要素を感じさせる曲です。ベースのサウンドのアレンジなど非常に渋い趣向を感じます。
10曲目"Pressure"(4:06) 訥々と歌うSTEPHENの歌声と揺らめきを持ったサウンドの纏わりが心地好い曲です。CATHERINEの美しい歌声に曲の最後まで響くところにじっと聴き入ります。
11曲目"Were You Ever a Dreamer?(Bonus Track)"(4:29) この曲もファンキーなリズムやダンス・ミュージックのブラック・ミュージックからの影響を感じさせます。これでもかと言わせるほど電子サウンド曲中に流れて飛んで行くのです。
全11曲歌詞/訳詞付 2折紙ジャケット仕様 (国内盤) 収録時間:47分41秒 (前作にも増してエレクトロニック・サウンドを更に加速したアルバムとなっています)'15年11月2日更新


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写真  ZUZU'S PETALS / Zuzu's Petals
 ・2003 Simplesoul Ltd.    8 2975719112 6

何故か心温まる歌声とギターのサウンド・・・

南カリフォルニアで活躍するZUZU'S PETALS (同名の女性3人組とは別グループです)は、ELI・ARRIGOTTI(Lead Guitar,Bass,Vocals),PAUL・SCOFIELD(Drums,Vocals),STEVE・CHARBONNEAU(Lead Vocals,Guitar)の3人組です。このアルバムはインディペンデントでリリースされた彼らのデビュー盤で '03年の盤です。

1曲目"Congratulations Day"(4:03) ほのぼのとしたリズムとメロディによるギター・ポップらしいサウンドの曲で、リード・ヴォーカルSTEVEの歌声は、ロス・アンゼルスで活躍していたDROPLINEのSTEVE同じくSULIKOWSKIと少し似た雰囲気を持っています。(解る人には解る説明で申し訳無く)
2曲目"Anything To Please You"(4:23) この曲は大好きな曲です。バックで流れるELI のギター・サウンドの響きが非常に気に入っています。スポーケンに近いSTEVEのヴォーカルを使い分けたもミドルテンポのギターポップです。
3曲目"The Words I Meant To Say"(4:59) 曲の作者のELI のエッジの効いたエモーショナルなサウンドによる曲で、PAULのドラムのビートも強さを増した曲です。STEVEの少しウィスパー・ヴォイスによるエモ・ポップで時折入るスクラッチ音が効果的です。
4曲目"Overcome"(3:42) 歌詞の中の「切腹はもうゴメンだ」と出てくる変った内容の曲です。メロディの方は、ギターのカッティングを活かした爽やかポップです。
5曲目"Lost And Found"(4:40) 気だるそうなリズムとメロディによる恋に落ちた男の盲目さを歌った内容です。気だるそうなサウンドとメロディはU.K.のSMITHに通じる所を感じます。
6曲目"Clarity"(3:42) ELIのギターの爪弾きによるジャジーな凝ったメロディによる曲で非常にシンプルなスタイルでの演奏です。街中のバーでのギグが似合いそうです。
7曲目"Tennessee"(3:41) ハイフレットまたはバリトンギターで弾かれる煌びやかなギターのサウンドによるご機嫌な曲です。このバンドはサウンド的にELI・ARRIGOTTIのギターが非常に貢献しています。
8曲目"Venus, Maybe Mars"(3:51) この曲は少しハードさを持った曲です。トレモノ・アームを使ったギターのサウンドとハードなサウンドが交互に配された曲です。
歌詞無し ライナー無し 紙ジャケット (輸入盤) 収録時間:33分05秒 (何故か心温まる歌声とギターのサウンドによる1枚です。現在、ZUZU'S PETALSはメンバー交代し、バンドネームもFRENCHMEN IN ROMEと改名しています)'10年4月21日再更新


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