写真  JOANNA WANG / Start From Here
 ・2008 SONY BMG MUSIC ENTERTAIMENT (TAIWAN) LTD.    CD-2127

台湾ではJOANNA・・・

台湾でS.S.W.として活躍しているJOANNA・WANG(王若琳:アルバム制作時は19歳)のデビュー・アルバムです。JOANNAは、台湾の有名音楽プロデューサーの父の関係から幼少の頃より音楽に携わっていて、14歳から作詞/作曲を行っていました。今回の台湾デビュー前までカルフォルニア州ロス・サンゼルス近郊のサン・ガブリエルで小学生から高校を卒業するまで生活していたそうです。そのサン・ガブリエル在住の頃には、フォークぽい自作の曲をMySpaceで紹介しています。
一部の曲の収録に際してはカルフォルニアに出向いて、現地スタッフと現地ミュージシャンの協力により制作されています。レーベルからのJOANNAのキャッチ・フレーズは「西洋ではNORAH・JONES、日本では小野リサ、台湾ではJOANNA・WANG」らしいです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JOANNA・WANG:ヴォーカル/ギターの他、BING・WANG:キーボード/プロデュース、DAVID・LEU:キーボード、MARTIN・TANG:キーボード/ギター、MOSES・TAN:ベース、PAUL・BUSHNELL:ベース、DAVID・PILTCH:ベース、MICHAEL・THOMPSON:ギター、BRUCE・WATSON:ギター、DEREK・NAKAMOTO:キーボード、CURT・BISQUERA:ドラム、BLAIR・SINTA:ドラム、JAY・BELLROSE:ドラム、LOUIS・CONTE:パーカッション、FABIAN・LIM:サックス、BURT・WANG:ハーモニカ、GIN・YU:ヴァイオリン、SERAFIN・CARLOR・AGUILAR:トランペット、DAVID・URQUIDI:サックス、ALISHA・MARIE・ARD:トロンボーン、GIA・CIAMBOTTI:バック・ヴォーカルなど一部有名ミュージシャンが参加しています。
尚、このアルバムは、台湾のSONY BMG TAIWANより '08年1月11日にリリースされた2枚組CDで、2枚目には、中国語歌詞(中国語の曲タイトルは当用漢字に当てはめて表示しています)によるヴァージョンが加えられています。

DISC:1 収録時間:53分08秒
1曲目"Let's Start From Here"(3:36) 台湾のT.V.ドラマの挿入曲です。JOANNAのスモーキーで柔らかい歌声によるイア・キャッチーな曲で、アルバム制作前にドラマのサウンドトラックとして先にリリースされています。ギターは、日本でも非常に人気の高いMICHAEL・THOMPSONです。尚、この曲は作詞/作曲を外部のライターに委ねT.V.用意されていたところにJOANNAがシンガーとして抜擢されたかも分かりません。
2曲目"Lost In Paradise"(3:14) 荒れたレコードのトレース・ノイズによるイントロから入るボサ・ノヴァの調べの曲です。心地好いリズムにJOANNAの少し枯れた歌声が決まります。この曲も台湾のT.V.の挿入歌となっています。
3曲目"As Love Begins To Mend"(5:46) 柔らかいサウンドを響かせるキーボードの調べに乗せ歌うJOANNAのあの少しこもった特徴的な歌声がこの曲でも響きます。後半からはジャジーなサックス・ソロによるゴージャスなサウンド展開になっています。
4曲目"Bada Bada"(3:55) T.V.のコマーシャルのような作風のビデオが用意されたポップな曲です。スモーキーなJOANNAの歌声に左利きでナイロン弦ギターを弾く彼女の姿が爽やかに感じる曲です。曲のタイトルを歌うJOANNAのスキャット・ヴォーカルが心地好い彼女の作詞/作曲の曲です。ピアノとウーリッツァーでDEREK・NAKAMOTO(NICKY・HOLLAND,MICHAEL・BOLTON)が参加しています。
5曲目"Lost Taipei"(4:34) 心地好いギターの刻み音とポップなメロディによる曲です。スライド・ギターのサウンドを隠し味としたところに少しノスタルジックな雰囲気を感じます。JOANNAのアドマイアーであるSTEELY DANチックなサウンドを感じます。
6曲目"The Best Mistake I've Ever Made"(4:27) エレクトリック・ギターの美しい残響音と柔らかなキーボードの調べが非常に心地好く流れる素晴らしい曲です。覚え易いメロディに乗せられたJOANNAの歌声がいつまでも耳に(haunting voice)残ります。
7曲目"I Love You"(5:16) メランコリックなメロディと切ないサウンドによるラブ・バラードです。バックで流れるギターとハモンドのサウンドとゆったり歌うJOANNAの洒落た歌声が響きます。
8曲目"For No Reason"(4:38) 作曲はJOANNAの父王治平、作詞はJOANNAによるポップで、少しノスタルジックなサウンドを感じる曲です。JOANNAの持つ魅力をたっぷりアピールしたビデオ・クリップも用意されています。
9曲目"Stages Of Flying"(4:00) 牧歌的なアコースティック・ギターのサウンドとゆったりと繰り出されるドラムのビードによる、どこかの裏町のクラブでひっそりと演奏されていそうな雰囲気を感じるのです。
10曲目"Now"(3:52) メランコリックなサウンドとメロディによるスローな曲の登場です。心に響くJOANNAの切ない歌声と恋に別れ告げた内容の歌詞が空しく響きます。メロディ、サウンドと歌声共に素晴らしい曲ですね。ギターは再びMICHAEL・THOMPSON です。
11曲目"True"(6:06) 何の説明もいらないでしょうがU.K.バンドSPANDAU BALLET '83年のU.K.シングル・チャート1位の大ヒット曲のカバーです。オリジナルよりスローにしたアレンジに心地好いパーカッションのビートとハーモニカのサウンドを加えています。多分、父の音楽コレクションを聴いて育ったJOANNAの選曲でしょうね。
12曲目"New York State Of Mind"(3:38) BILLY・JOEL '76年のヒット曲です。ピアノのサウンドを厳かに取り入れたジャジーな雰囲気な曲で、BILLYのオリジナル・ヴァージョンに非常に近いアレンジでが、後半よりブルース・ハープが切なく響きます。尚、この曲は台北での収録となっています。

DISC:2 収録時間:21分30秒
1曲目"迷宮"(3:37) DISC:1の1曲目"Let's Start From Here" の歌詞の一部を中国語(マンダリン)に替えたヴァージョンです。サビの部分は英語ヴァージョンと共通となっています。
2曲目"有イ尓的快楽"(3:17) 1曲目" Lost In Paradise" 中国語ヴァージョンです。サウンドトラックは英文歌詞と同じものとなっています。
3曲目"Now"(3:55) 10曲目"Now" を中国語の歌詞で歌って収録された曲です。スムーズなメロディとサウンドに似合う中国語の響きも違和感なく伝わってきます。
4曲目"因為イ尓愛我"(5:50) 英文曲名"As Love Begins To Mend" の中国語ヴァージョンです。後半に登場するMICHAEL・BRECKERばりのサックス・ソロが決まります。台湾のT.V.ドラマのエンディング・テーマ・ソングになっているそうです。
5曲目"For No Reason"(4:49) 8曲目の"For No Reason" の中国語ヴァージョンです。中国語の歌詞はJOANNAの手によって書かれています。
全17曲歌詞付 DVDケース仕様 (輸入盤) (YouTubeでアップされているJOANNAの自宅でのナイロン弦ギターを弾きながらからSTEELY DANの"Peg" を歌う姿から注目していました)'08年4月2日更新


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写真  KENTA KUBO / I Like Your Smile [KENTA]
 ・2009 Guitarist Kenta    Promotion CD001

わが町のギタリスト・・・

このアルバムは、わが町 神戸及び大阪を中心に活躍している新進気鋭のギタリスト久保 健太のMySpaceにてアップされている収録曲 7曲と同じ内容の特別プロモーション盤です。
収録曲の"Atlantis"と"Then And Now" は、4年ほど前の '05年に収録されたらしいのですが、とても19歳の時に作ったと思えない作曲のセンスとギターの演奏で私を虜にした楽曲です。
収録に参加しているミュージシャンは、視聴ページの原文のまま以下に掲載させて頂きます(Bass:Takaya Masaki、Music & Arrangement:Kenta Kubo、Produced by Fumihiro Ishibashi、Recording Engineered & Mixed & Mastered:Fumihiro Ishibashi)
尚、収録曲全てインストゥルメンタルによるギターのサウンドを全面に出した内容になっています。

1曲目"Atlantis"(3:33) イントロにアコースティック・ギターの軽めの演奏を持って来たアレンジから次第に軽快なエレクトリック・ギターの演奏を中心に繰り広げられる曲です。バックには乗りの良いベースの調べとドラム(マシーン?)のビートが流れるちょうど初夏のドライブに最適な心地好いサウンドと共にKENTAのエモーショナルなギター・ソロを聴かせてくれるのです。
2曲目"I Like Your Smile"(3:22) 1曲目よりギターのトーンが柔らかくまた、ギターの運指も非常に滑らかになった様子で、最近の収録曲のようですね。この曲もアコースティック・ギターによるメロディアスな美しい調べから入る憎いアレンジで掴みますね。スパニッシュの心地好いリズムを刻むアコースティック・ギターの流れに合わせて伸びやかにまた、気持ち好くギターを演奏するKENTAの姿が想像出来ますね。
3曲目"Noisy"(4:14) 一転して曲名通りノイジーなサウンドを聴かせるロック色の強い曲の登場です。前の曲と違ってギターのサウンドに激しさを増して更に全面に押し出した演奏で繰り広げられています。バックの演奏も卓越したサウンドを聴かせるドラム、ベースとギターの3人での構成のようですが、オーバーダブでの収録でしょうか複数のリズム・ギターも加えられています。
4曲目"Then And Now"(4:00) この曲も4年前の収録曲となっています。イントロから非常に気持ちの良い爽やかなサウンドを聴かせる伸びやかなKENTAのフェンダー・トーンが好いですね。少しメランコリックなメロディ・ラインは、美しい夕焼けの見える河原の土手に好きな人と一緒に座って聴きたい感じですね。
5曲目"Red Zone"(4:28) 再びハードなサウンドを聴かせるロックなナンバーです。KENTAのショーケース的な収録と名刺的な位置付けを強く感じる渾身の1曲ですね。流れるように繰り出されるギターのリフにそれをバックから支える卓越したベースのサウンドが堪りませんね。最近、この手の音楽は、あまり聴いていなかったのですが、首を縦に振りなから乗っている自分にふと気が付きましたね (笑)。
6曲目"Count Down(Live)"(3:27) 詳しいクレジットは無いのですが、どこかのライヴ・ハウスでの演奏を生で収録したこの曲もロック色の強い曲ですね。ギター、ベースとドラムと3人によるシンプルな構成による演奏のようですが、エネルギッシュな雰囲気を間直に感じます。
7曲目"My Friend(Live)"(5:31) 多分、前の曲と続き的に演奏されたと思えるスローでメロウな雰囲気のする曲ですね。途中よりエモーショナルなギターのフレーズを奏でるKENTAの演奏を聴いていると是非、生で彼の音楽を聴きたくなりますね。
歌詞無し シングル盤用ジュエルケース CD-R仕様 限定プロモーション盤 (国内盤) 収録時間:28分38秒 (知人を通じての購入を依頼したこのアルバムですが、健太君本人より限定プロモーション盤として頂いてしまいました。地元に若くて才能豊かなギタリストが居るなんて、何だか嬉しく思いますね。尚、文中の敬称は、省略させて頂きます)'10年1月1日更新


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写真  MARK GOLDENBERG / L' Homme À Valise
 ・1985 KITTY RECORDS, INC.    28MS 0069

MARKの音楽による旅・・・

このアルバムは、カリフォルニア州で活躍しているギタリスト/S.S.W./プロデューサーMARK・GOLDENBERGの '85年2月25日国内でリリースされたソロ名義としてのデビュー・アルバムです。
このアルバムの収録に参加しているミュージシャンは、MARK・GOLDENBERG:シンセサイザー/ドラム・マシーン/ギター/ベース/ピアノ/ヴィブラフォン/マリンバの他、ITARU・SAKOTA:シンセサイザー・プログラミングの少人数での収録です。
尚、エグゼクティヴ・プロデューサーは、HIDENORI・TAGA(FLYING KITTY BAND)が担当しています。

1曲目"L'Homme À Valise"(4:07) 打撃音がイントロから伝わって来る中東音楽の影響を感じさせる曲です。邦題「鞄を持った男」と名付けられたアルバムのタイトル曲でもあり、民族音楽を聴いていた祖父母の影響があったMARKの幼少期からのアイデアから生まれた曲のようにも感じます。
2曲目"La Ventana"(4:18) この曲はMARKのナイロン弦ギターのサウンドがメインとなった曲です。明るいメロディとサウンドで繰り広げられる中米音楽からの影響を感じさせる曲調が伝わって来ます。
3曲目"The Wind In Your Hair"(3:08) 今度も中米/南米あたりの民族音楽のイメージを感じさせる曲の登場です。レイドバックさせるヴィブラフォンの調べやケーナのようなシンプルな笛の音色によるアンデス辺りをバスで旅しているような感覚でしょうか? T.V.で使われていた時のリズムより穏やかなアレンジとなり、1曲としての曲の纏まり方が充実したように思えます。
4曲目"Castaways"(2:52) 木琴や木管楽器のような柔らかいサウンドに似せたシンセザイザーの音色の広がり方の心地好さが堪らない当時からのお気に入りになっている曲です。この曲もT.V.コマーシャルに使われていたのでご存じの方が多いと思います。
5曲目"Blue Kiss"(3:57) アコーディオン風のサウンドが心地好く流れて来るフランスの路地裏のワン・シーンを想像させるような曲です。ボサ・ノヴァの調べを爪弾くMARKのギターと共に流れる切なさを纏った調べが妙に心に響きます。
6曲目"Coração"(4:25) ナイロン弦ギターの優しい響きにケーナのような縦笛の楽器に似せた調べを加えて繰り広げられる再び中米/南米の音楽を感じさせる曲です。中米/南米をバスに乗って旅しているようなサウンドを聴かせます。
7曲目"Orpheus, No"(4:30) ピアノのゆったりとした旋律に重ねられたウーリッツァー・ピアノの調べが悲しく響く幻想的な雰囲気を持つ曲です。この曲もT.V.に登場してその幻想的な映像と音楽と共に観た者を一瞬の虜にする力を持っていました。
8曲目"In The Phantom Empire"(3:54) この曲は他の収録曲より少し異質な感じのするアップテンポの曲です。歪ませたギターのサウンドを縦横無尽に響かせたサウンドやドラム・マシーンのリズムによるビートなど当時では、結構斬新なサウンドでしたね。
9曲目"Return Trip Tango"(4:42) 5曲目のヨーロピアン・スタイルの曲と一対となった感じのする落ちついた調べの曲です。メロディアスなピアノの調べにノスタルジアなアコーディオ風の音色が茜色に染まって行きます。
10曲目"Little Sheba"(4:21) この曲も8曲目と感じを共にするテクノ・ミュージックの要素を感じさせる曲です。ドラム・マシーンのリズムにベース・シンセサイザーの重い響きが底辺に流れています。時折登場する中東風のサウンドがメリハリとなって彩れています。この曲をじっと聴いていると本当MARKと一緒に彼の音楽を通じて世界の果てへと旅しているような感覚を感じます。
11曲目"Queen Of Swords"(2:45) '83年当時のT.V.コマーシャルに使われていたアレンジから少しテンポを上げて収録されている曲です。このアルバム制作の為にMARK自身がアレンジし直し完成された1曲の音楽として再収録されています。
12曲目"Xangô"(2:41) このリズムだけを聴いているとまるでTHE POLICEの曲を聴いているようなダイナミックさや力強さを感じます。日本人や日本語を理解できる人には、途中で登場する「私の名前は」とサンプル音源はご愛嬌と言うか日本のYELLOW MAGIC ORCHESTRAへのオマージュじゃないのかなと思われます。
全曲インストゥルメンタル LP盤 (国内盤) 収録時間:45分40秒 (当時、T.V.のコマーシャルからの影響でこのアルバム購入に至った私であるのですが、コマーシャルとアレンジが違うなどの細かいことより、このアルバムの為に曲の完成度の高さを上げて再収録されたアルバム全体の良さ感じて欲しいものですね)'12年5月4日更新


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写真  押谷 沙樹 & KENTA / 愛の歌
 ・2009 Saki & Kenta    Demo. CD001

しっとりと奏でられるギターと清楚な歌声・・・

このシングル・デモ盤は、わが町 神戸及び大阪を中心に活躍している新進気鋭のギタリスト久保 健太と大阪出身で現在、東京で活躍中のS.S.W.押谷 沙樹とのコラボレーションによる限定盤です。

1曲目"Tea Tree"(3:44) イントロから響くKENTAのアコースティック・ギターによる美しい爪弾きとゆったりと奏でられる雨音の滴が跳ねるような可憐なピアノの調べが心地好く響く落ち着いた感じの曲です。SAKIとKENTAとの少し張りつめたようなハーモニーからお互いへの思いやりを感じさせますね(笑)。
尚、サンプル音源は、MySpaceへLINKをしています。
2曲目"愛の歌"(4:26) KENTAの優しく奏でられるナイロン弦ギターの響きに合わせて歌うSAKIの清楚さの中にあるアンニュイな歌声が物静かにまた、厳かに響く曲です。愛をテーマにした人々へ愛情をデリケートな雰囲気に包みながら表現した優しい歌詞の内容となっています。
この曲もサンプル音源は、MySpaceへLINKをしています。
歌詞無し シングル盤用ジュエルケース CD-R仕様 限定盤 (国内盤) 収録時間:8分10秒 (先に紹介した神戸のギタリスト健太君の限定プロモーション盤と同時に届けられたこの限定販売盤。聴いていて何だかこちらの心が、すっかりと洗われた感じですね。尚、文中の敬称は、省略させて頂きます)'10年1月3日更新


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写真  OVALL / Don't Care Who knows That
 ・2010 FRAGMENT,Inc.(origami)    OPCA-1008

多彩なゲストと3人の持ち味・・・

このアルバムは、日本で活躍しているスピリチュアル・ジャズ・ヒップ・ホップ・バンドOVALLの '10年3月10日にリリースされたデビュー・アルバムです。
OVALLのメンバーは、SHINGO・SUZUKI:ベース/キーボード/サンプル/プログラミング/ヴォーカル、MABANUA:ドラム/パーカッション/サンプル/プログラミング/ヴォーカル、SHINGO・SEKIGUCHI:ギター/ヴォーカルの3人組です。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、フランスのヒップ・ホップ・グループHOCUS POCUSの20Syl:ラップ/ヴォーカルとDAVID・LE・DEUNFF:ラップ/ヴォーカル、NICHOLAS・RYAN・GANT:ヴォーカル、HANAH(MISIA,ERYKAH・BADU):ヴォーカル、WAYNA:ヴォーカル、SHINPEI・RUIKE:トランペット、KENN・STARR:ラップ/ヴォーカル、OL' K:ラップ、JO'LEON・DAVENUE:ラップ/ヴォーカルの各国のミュージシャンたちが参加しています。

1曲目"Take U To Somewhere"(3:32) ヒーリング系のサウンドを発する心地好いキーボードの調べがイントロから"ふわふわ" と流れた後に登場する切れのあるSHINGO・SEKIGUCHIのギターのサウンドが堪らないこのアルバムのオープニングを飾るに相応しいヒーリング系ジャズ/ラウンジ・ミュージックな曲です。CD店内でプロモーション用に流されていて管理人の足を止めさせた素晴らしい曲でもあります。
2曲目"Mary(Flying Beats)"(5:21) サウンド的には、1曲目と繋がりのありそうな曲で、イントロでのMABANUAのドラム・ロールが非常に良い掴みとなっています。ミュートしたトランペットの小洒落た演奏のバックには、わざと淡々とした流れを醸し出したリズムとサウンドの広がりを感じさせます。
3曲目"I Need Your Music feat.Hanah"(3:25) ヴォーカルで参加しているS.S.W.HANAHとSHINGO・SUZUKIとの共作による曲です。 HANAHのスウィートでソウルフルな歌声から後半からエモーショナルに聴かせるHANAHのフェイクな歌いぶりも最高です。
4曲目"Supalover feat.20syl and David Le Deunff of Hocus Pocus"(4:41) この曲は、20Syl、DAVID・LE・DEUNFF、SHINGO・SUZUKIとMABANUAとの共作によるこのアルバムからの一押しの曲のようで、ビデオも制作されています。SHINGO・SEKIGUCHIのアコースティック・ギターの爽やかな調べとMABANUAのエモーショナルなパーカッションが流れるボサ・ノヴァ ミーツ トリップ・ホップ的な曲です。20Sylのフランス語によるラップとメンバーとゲストの出演したビデオもご機嫌ですね。
5曲目"Meaning Of Love"(4:30) 少しサウンド荒げてダークな方向に移して来たアシッドなサウンドの曲です。ヴォーカルは、多分SHINGO・SUZUKIで、ドラムのMABANUAと一緒に書かれています。柔らかなキーボードのソロの演奏に非常に切れのあるドラムのビートの広がりとアンビエントなギター・サウンドは、やはりバンドOVALLとしての3人の持ち味が見事に融合しているようです。
6曲目"The Skin I'm In feat.Wayna and Kenn Starr"(3:27) ワシントンD.C.出身のラッパーKENN・STARRとメリーランドのソウル・シンガーWAYNAがゲストに参加したラップ/ソウル・ミュージックによるファンクなリズムとサウンドによる曲です。
また、間奏で登場するギターのサウンドが非常に印象的に流されてインパクトを与えています。
尚、この曲は、ゲストのWAYNA、KENN・STARRとSHINGO・SUZUKIの3人の共作となっています。
7曲目"We Been feat.Ol' K"(3:37) このアルバム制作前よりSHINGO・SUZUKIのソロ・アルバムにも参加していた東京で活躍しているラッパーOL' Kの英語/日本語のミックスのラップによる曲です。即興で語るラップの詞にレゲエ/ヒップ・ホップのサウンドが響いて来ます。
8曲目"Secret Time"(3:10) ジャジーなサウンドを纏ったSTEELY DANライクなメロディの曲です。小刻みなホーンの入れ方やキーボードによるヴォーカル・スタイルは、非常に共通するところを感じますね。後半から流れるハモンド風のサウンドも小気味よく響いています。
9曲目"Still On The Road feat.JO'LEON DAVENUE"(3:34) イギリスのラップ/ハウス・ミュージック・シーンで活躍しているJO'LEON・DAVENUEがゲスト参加した曲です。緩い目のリズムの流れに乗せて綴るJO'LEONの太くてグルーヴ感のある歌声にアンビエントなギターとサウンドの数々が穏やかに流れて来ます。
10曲目"La Flamme"(4:32) リズムを上げて来たラテン/サルサ的なダンサブルなナンバーです。"ビシバシ" っと心地好く決まるMABANUAのドラムのビートとトロピカルな色合いのキーボードのサウンドとシャープなギターの刻みが非常に良いですね。
11曲目"Unity"(3:54) 懐かしいフュージョン・ミュージックのサウンドを聴かせるインストゥルメンタルです。曲のタイトルもその「統一」の感のある3人の演奏を非常に良く表している気がします。
12曲目"Mind Games(DONE) feat.Nicholas Ryan Gant"(3:54) ブルックリンで活躍しているソウル・シンガーNICHOLAS・RYAN・GANTがヴォーカルで参加している曲で、ドラムのMABANUAと彼のソロ・プロジェクトでも参加していたNICHOLASとJESSE・BOYKINS �Vとの共作になっています。アーバン・ソウルなサウンドに非常にメロウなNICHOLASの歌声が届けられて来ます。
13曲目"Shadows & Lights(Surréaliste)"(4:59) メランコリックなキーボードの調べとゆったりとしたリズムの流れを心地好く感じさせられるヒーリング・サウンドを持った曲です。SHINGO・SUZUKIによる短い歌詞が終盤近くから収録されてサウンドを厚くまた、エモーショナルに展開させています。
14曲目"Still On The Road feat.JO'LEON DAVENUE(a.z Remix)"(3:14) 9曲目の曲のリミックスで登場させたボーナス・トラックとしての感のある曲の登場です。オリジナル収録のサウンドに強い目のリズムの刻みを加えたアレンジになっています。
10曲歌詞付 歌詞ライナー デジパック仕様 韓国製 (国内盤) 収録時間:55分48秒 (多彩なゲストと3人の持ち味が非常に上手く融合したこのアルバム、リリース直後からセールスも好調のようですね!)'10年3月27日更新
2010年度ベスト5


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写真  PEACEBIRD / Peacebird
 ・2011 MOTEL BLUE    DQC784

驚き日本に住んでいます・・・

このアルバムは、スウェーデン出身で現在、日本で活躍しているボサ・ノヴァS.S.W.JOHAN・CHRISTHER・SCHÜLZの新プロジェクトPEACEBIRD名義による '11年11月4日に国内でリリースされたアルバムで、ボーナス・トラック"Happy Birthday" のダウンロード・サービス付きです。
このアルバム収録に参加しているミュージシャンは、JOHAN・CHRISTHER・SCHÜLZ:ヴォーカル/ギター/キーボード/プログラミング/ビート・ボックスの他、YOSHINARI・NAKAMATSU:ギター、GLENN・FRANSSON:ベース、REIJI・OKII:ベース、JOCKE・SANDÉN:ドラム、DI・STÉFFANO:ドラム、ANDREAS・ANDERSSON:ソプラノ/アルト・サックス、KARIN・HAMMAR:トロンボーン、LOVISA・LINDKVIST:バック・ヴォーカル、CHIHIRO:バック・ヴォーカル、のスウェーデンと日本のミュージシャン達が参加しています。

1曲目"Slow Down"(3:47) 「急がないでもっとゆっくりでも良いじゃなの?急ぐこと無いよ」と歌われるJOHANの現代のスピード時代に対して問題を提起したような内容の曲です
2曲目"Baby Just Relax"(4:37) サウンドをぐっとアダルトな雰囲気に移して来たソフト路線の曲です。日本のリスナー受けしそうなアーバン・ソウルな心地好いメロディとサウンドが優しく届いて来ます。
3曲目"Anything For You"(3:42) この曲はJOHANの持ち味を良く感じるラテン・ポップな色合いを感じさせる曲です。ドライブしながら聴くも良し、仲の良い仲間達とビーチに寝そべって聴くも良しって感じかな。
4曲目"Pickin' Up The Pieces"(4:40) 厳かに奏でられるピアノの調べとギターのサウンドに合わせて歌うJOHANの歌声が優しく流れるスローな曲です。サビのところから登場する女性バック・ヴォーカルの歌声とJOHANとのしっとりとした歌声と絶妙なブレンドで私を再びJOHANの作り出す音楽に惹きつけた曲でもあります。
5曲目"Let The Sunlight In"(4:39) この曲もデビュー・アルバムから聴かせるJOHANのラテン系のサウンドにゴージャス感に彩らえた形にモディファイした乗りの良いグルーヴさを感じさせます。
6曲目"A Little Bit More Real"(3:57) レゲエのリズムで流される軽めの乗りを感じさせる曲です。バックで響くハモンドの調べと少し冷めた雰囲気のする女性バック・ヴォーカルのクールさが堪りませんね。
7曲目"Don't Bring It Up"(3:34)このPEACEBIRD名義のアルバムから新しいサウンドに挑戦したアナウンスメントのあったことを納得させるアコースティック・サウンドへの拘りを捨てた現代風の電子サウンドを随所に聴かせる曲です。
8曲目"I Love You"(4:01) 軽やか奏でられるギターの調べが似合う切れの良いドラムのビートが感じ好い曲です。JOHANの今の気持ちをダイレクトに言い表している曲のようにも感じます。サビの部分の聴かせる日本語の歌詞は日本のライヴでは観客受けするでしょうね。
9曲目"After The Rain"(4:45) 今度はしっとりとした響きと流れを感じさせるメロウな曲です。ソプラノ・サックスの優しい響きに負けず劣らずJOHANの優しい歌声がそっと響いています。
全9曲歌詞付 16ページ物写真ブックレット (国内盤) 収録時間:37分45秒 (2枚目のアルバムをリリースした後の '07年11月に初来日して以来JOHANは、何度か日本でライヴ活動行う傍ら日本女性と結婚し現在、東京で暮らしています)'12年2月9日更新


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写真  THE RAILWAY CHILDREN / Gentle Sound
 ・2003 ether records    ETH3CD

GARYの音楽にまた一歩近づいたよう・・・

マンチェスター(ウィガン)出身のGARY・NEWBY率いる4ピース・バンドのTHE RAILWAY CHILDREN名義では、7枚目(ベスト盤、The Radio Show盤を含む)になるアルバムです。このアルバムは、実質リーダーだったGARY・NEWBYがアコースティック・ヴァージョン用に収録し直した '03年リリースのアルバムで、ラストの2曲は、日本人のミュージシャンも参加しています。
現在、GARY・NEWBYは、日本人の奥さん(このアルバムのジャケは奥さんの撮影)と娘さんと共に東京に住んでいて、日本のアイドル歌手の為に曲を提供したり、アニメの音楽の作曲などの活動をしています。

1曲目"A Gentle Sound"(4:00) '87年のデビュー・アルバムでの収録曲です。ギブソン系?アコースティック・ギターの美しいサウンドたっぷりな曲です。
2曲目"Everybeat Of The Heart"(4:10) '90年の3枚目のアルバムにも収録されている曲のアコースティック・ヴァージョンです。オリジナル曲より少しスローにし、セルフでハーモニーを付けたGARYの歌声とハーモニカの少し切ない響きによるフォーク・ロック調の曲です。
3曲目"Big Hands Of Freedom"(3:54) '87年のデビュー・アルバムでの収録曲です。イントロのギターの音色とメロディが非常に美しい曲です。メランコリックに響くGARYの歌声と日本人の琴線に触れるサウンドによるソフトでスローに仕立直しているようです。
4曲目"It Wont Be Long"(3:29) この曲も美しいアコースティック・ギターのサウンドが特徴の曲です。GARYの少し低いキーでの歌声と煌びやかなハイ・コードでのサウンドが美しく融合しています。
5曲目"In The Meantime"(3:14) '88年の2枚目のアルバムに収録されている曲です。複数のギターを用いて多重にて収録されまた、GARYが手間を惜しまず、丁寧に作り上げたアコースティック・ギターの魅力を存分に楽しめます。
6曲目"Brighter"(4:17) '87年のデビュー・アルバムでのヒット曲です。ネオ・アコと言う表現がぴったりだったオリジナル曲からギターのサウンドを抽出し、更に12弦アコースティック・ギターとハイ・ストリングス・ギターのサウンドでなぞった非常に美しい曲です。
7曲目"Collide"(4:06) '90年の3枚目のアルバムに収録されている曲です。オリジナル曲も美しいメロディとギター・サウンドの溢れたエヴァー・グリーン的なイメージのする曲でした。ここでの収録も数本のアコースティック・ギターを用いて収録されています。
8曲目"I Know Tomorrow"(3:32) このアルバムの為に書かれた新曲でしょうか。ギターのサウンドのバックに微かに響くキーボードのサウンドも心地好い曲です。
9曲目"A Pleasure"(4:05) '88年の2枚目のアルバムに収録されている時からお気に入りの曲です。メランコリックに響くGARYのアコースティック・ギターでのイントロから聴き入ってしまった曲です。このギターのサウンドと哀愁を持ったGARYの歌声が非常にマッチし、お互いに相乗効果を生んでいます。この曲と"Monica's Light" は、はっきり言って名曲です。
10曲目"Over And Over"(4:03) 肩の凝らない牧歌的なサウンドを発するギター・コードとリズムによるさらっと流される曲です。ドライヴしながら聴いて良し、ギターを持ち出してCDから流れて来るGARYのギターに合わせて一緒に弾いても良しって感じの曲です。
11曲目"Somewhere South"(3:37) '88年の2枚目のアルバムに収録されている曲です。少し熱い歌声を響かせるアコースティック・ナンバーです。ギターのサウンド好きには堪らないバックで奏でられるギターに響きの美しい事。
12曲目"Peacenik"(2:46) ウクレレのサウンドに近いハイ・フレットでのギターのサウンドが特徴的な曲です。ノスタルジックさを感じるGARYのセピア色をイメージさせる歌声と美しくなぞられるギターの調べが最高です。
13曲目"Monica's Light"(3:59) オリジナル収録曲でも大好きだった曲です。'88年の2枚目のアルバム収録当時より少し枯れた歌声になったGARYの歌声に絡みつくアコースティック・ギターによるメランコリックなサウンドが美しい事!
14曲目"Skinship"(4:26) '02年のシングル盤でリリースされた曲です。ブリット・ロックのバンドが演奏するハードなサウンドに裏側に存在する非常に美しいメロディアスなサウンドの部分と寂しさを感じさせる曲です。
15曲目"The Forgotten"(4:42) GARYのお得意のリッケンバッカー12弦ギターのサウンドが登場した曲です。デビュー当時からあまり変わらないビター・スウィートなサウンドとメロディに乗せたGARYの少し青臭さ(良い意味で)を感じさせる曲です。
全15曲歌詞付 8ページ物写真ブックレット U.K.盤 (輸入盤) 収録時間:58分26秒 (現在、日本で活躍しているGARYに何故か親しみが沸き、このアルバムで彼の音楽にまた、一歩近づいたように気がします!)'07年12月16日更新


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