台湾ではJOANNA・・・
台湾でS.S.W.として活躍しているJOANNA・WANG(王若琳:アルバム制作時は19歳)のデビュー・アルバムです。JOANNAは、台湾の有名音楽プロデューサーの父の関係から幼少の頃より音楽に携わっていて、14歳から作詞/作曲を行っていました。今回の台湾デビュー前までカルフォルニア州ロス・サンゼルス近郊のサン・ガブリエルで小学生から高校を卒業するまで生活していたそうです。そのサン・ガブリエル在住の頃には、フォークぽい自作の曲をMySpaceで紹介しています。
一部の曲の収録に際してはカルフォルニアに出向いて、現地スタッフと現地ミュージシャンの協力により制作されています。レーベルからのJOANNAのキャッチ・フレーズは「西洋ではNORAH・JONES、日本では小野リサ、台湾ではJOANNA・WANG」らしいです。
アルバムの収録に参加しているミュージシャンは、JOANNA・WANG:ヴォーカル/ギターの他、BING・WANG:キーボード/プロデュース、DAVID・LEU:キーボード、MARTIN・TANG:キーボード/ギター、MOSES・TAN:ベース、PAUL・BUSHNELL:ベース、DAVID・PILTCH:ベース、MICHAEL・THOMPSON:ギター、BRUCE・WATSON:ギター、DEREK・NAKAMOTO:キーボード、CURT・BISQUERA:ドラム、BLAIR・SINTA:ドラム、JAY・BELLROSE:ドラム、LOUIS・CONTE:パーカッション、FABIAN・LIM:サックス、BURT・WANG:ハーモニカ、GIN・YU:ヴァイオリン、SERAFIN・CARLOR・AGUILAR:トランペット、DAVID・URQUIDI:サックス、ALISHA・MARIE・ARD:トロンボーン、GIA・CIAMBOTTI:バック・ヴォーカルなど一部有名ミュージシャンが参加しています。
尚、このアルバムは、台湾のSONY BMG TAIWANより '08年1月11日にリリースされた2枚組CDで、2枚目には、中国語歌詞(中国語の曲タイトルは当用漢字に当てはめて表示しています)によるヴァージョンが加えられています。
DISC:1 収録時間:53分08秒
1曲目"Let's Start From Here"(3:36) 台湾のT.V.ドラマの挿入曲です。JOANNAのスモーキーで柔らかい歌声によるイア・キャッチーな曲で、アルバム制作前にドラマのサウンドトラックとして先にリリースされています。ギターは、日本でも非常に人気の高いMICHAEL・THOMPSONです。尚、この曲は作詞/作曲を外部のライターに委ねT.V.用意されていたところにJOANNAがシンガーとして抜擢されたかも分かりません。
2曲目"Lost In Paradise"(3:14) 荒れたレコードのトレース・ノイズによるイントロから入るボサ・ノヴァの調べの曲です。心地好いリズムにJOANNAの少し枯れた歌声が決まります。この曲も台湾のT.V.の挿入歌となっています。
3曲目"As Love Begins To Mend"(5:46) 柔らかいサウンドを響かせるキーボードの調べに乗せ歌うJOANNAのあの少しこもった特徴的な歌声がこの曲でも響きます。後半からはジャジーなサックス・ソロによるゴージャスなサウンド展開になっています。
4曲目"Bada Bada"(3:55) T.V.のコマーシャルのような作風のビデオが用意されたポップな曲です。スモーキーなJOANNAの歌声に左利きでナイロン弦ギターを弾く彼女の姿が爽やかに感じる曲です。曲のタイトルを歌うJOANNAのスキャット・ヴォーカルが心地好い彼女の作詞/作曲の曲です。ピアノとウーリッツァーでDEREK・NAKAMOTO(NICKY・HOLLAND,MICHAEL・BOLTON)が参加しています。
5曲目"Lost Taipei"(4:34) 心地好いギターの刻み音とポップなメロディによる曲です。スライド・ギターのサウンドを隠し味としたところに少しノスタルジックな雰囲気を感じます。JOANNAのアドマイアーであるSTEELY DANチックなサウンドを感じます。
6曲目"The Best Mistake I've Ever Made"(4:27) エレクトリック・ギターの美しい残響音と柔らかなキーボードの調べが非常に心地好く流れる素晴らしい曲です。覚え易いメロディに乗せられたJOANNAの歌声がいつまでも耳に(haunting voice)残ります。
7曲目"I Love You"(5:16) メランコリックなメロディと切ないサウンドによるラブ・バラードです。バックで流れるギターとハモンドのサウンドとゆったり歌うJOANNAの洒落た歌声が響きます。
8曲目"For No Reason"(4:38) 作曲はJOANNAの父王治平、作詞はJOANNAによるポップで、少しノスタルジックなサウンドを感じる曲です。JOANNAの持つ魅力をたっぷりアピールしたビデオ・クリップも用意されています。
9曲目"Stages Of Flying"(4:00) 牧歌的なアコースティック・ギターのサウンドとゆったりと繰り出されるドラムのビードによる、どこかの裏町のクラブでひっそりと演奏されていそうな雰囲気を感じるのです。
10曲目"Now"(3:52) メランコリックなサウンドとメロディによるスローな曲の登場です。心に響くJOANNAの切ない歌声と恋に別れ告げた内容の歌詞が空しく響きます。メロディ、サウンドと歌声共に素晴らしい曲ですね。ギターは再びMICHAEL・THOMPSON です。
11曲目"True"(6:06) 何の説明もいらないでしょうがU.K.バンドSPANDAU BALLET '83年のU.K.シングル・チャート1位の大ヒット曲のカバーです。オリジナルよりスローにしたアレンジに心地好いパーカッションのビートとハーモニカのサウンドを加えています。多分、父の音楽コレクションを聴いて育ったJOANNAの選曲でしょうね。
12曲目"New York State Of Mind"(3:38) BILLY・JOEL '76年のヒット曲です。ピアノのサウンドを厳かに取り入れたジャジーな雰囲気な曲で、BILLYのオリジナル・ヴァージョンに非常に近いアレンジでが、後半よりブルース・ハープが切なく響きます。尚、この曲は台北での収録となっています。
DISC:2 収録時間:21分30秒
1曲目"迷宮"(3:37) DISC:1の1曲目"Let's Start From Here" の歌詞の一部を中国語(マンダリン)に替えたヴァージョンです。サビの部分は英語ヴァージョンと共通となっています。
2曲目"有イ尓的快楽"(3:17) 1曲目" Lost In Paradise" 中国語ヴァージョンです。サウンドトラックは英文歌詞と同じものとなっています。
3曲目"Now"(3:55) 10曲目"Now" を中国語の歌詞で歌って収録された曲です。スムーズなメロディとサウンドに似合う中国語の響きも違和感なく伝わってきます。
4曲目"因為イ尓愛我"(5:50) 英文曲名"As Love Begins To Mend" の中国語ヴァージョンです。後半に登場するMICHAEL・BRECKERばりのサックス・ソロが決まります。台湾のT.V.ドラマのエンディング・テーマ・ソングになっているそうです。
5曲目"For No Reason"(4:49) 8曲目の"For No Reason" の中国語ヴァージョンです。中国語の歌詞はJOANNAの手によって書かれています。
全17曲歌詞付 DVDケース仕様 (輸入盤) (YouTubeでアップされているJOANNAの自宅でのナイロン弦ギターを弾きながらからSTEELY DANの"Peg" を歌う姿から注目していました)'08年4月2日更新
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