雑談<NO.459>
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| 総 合 | 目 録 | 趣意書 |
| 表題一覧表 |
| NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
| 雑談NO.460 | |||
| 3812 | <アルコール>発がんリスクを上げる<!>程々に<!> | シバケン | 26/04/30 |
| 3811 | <スクワット>の方法<?>について(CME) | シバケン | 26/04/29 |
| 3810 | <変わる日本人の病気>激減した脳出血による死亡率。減塩効果は下げ止まり<?> | シバケン | 26/04/27 |
| 3809 | <脳出血の死亡率>塩分摂取だけでは説明できない | シバケン | 26/04/27 |
| 3808 | <人間は血管から老いる>突然死の約8割が血管の異常に起因する。 | シバケン | 26/04/25 |
| 雑談NO.458 | |||
NO.3808 <人間は血管から老いる>突然死の約8割が血管の異常に起因する。<起稿 シバケン>(26/04/25)
【シバケン】 2026/04/25 (Sat) 17:46
<<善玉血液のつくり方>>
に、ついては、次ぎの投稿記事による。
>厚生労働省が公表している「令和5年 人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、2023年に心疾患で亡くなった人は23万1,056人で、1位の悪性新生物(がん)の38万2,492人に次いで多い死因となっています。そんななか、「動脈硬化から引き起こされる心臓疾患は防ごうと思えば防げる病気」と語るのは、心臓血管外科医の渡邊剛さんです。今回は、渡邊さんの著書『世界一の心臓血管外科医が教える
善玉血液のつくり方』から一部を抜粋しお届けします。
>ボロボロ血管を放っておくと、詰まる、裂ける、破裂する
>人間は血管から老いる、といわれます。
>しかし、血管の老化を自覚している人はほとんどいません。
>髪に白いものが混じったり、顔のしわが目立ったり、近くのものが見えづらかったり、ちょっと体を動かすと疲れたり、人の名前を覚えられなかったりなどといった老化を実感させるサインが、血管にはないからです。
>それでも血管は、私たちの体のあらゆる器官や臓器がそうであるように、加齢とともに誰でも衰えます。私の血管も60 年以上使い続けてきたものですから、ピカピカの血管というわけではありません。
>あなたの血管も、年齢相応にへたってきていることでしょう。
>血管もアンチエイジングが可能?
>ただし、同じ60代でも、とても60代には見えないほど若々しい人もいれば、70代、80代に見える人もいるように、血管も年齢より元気な血管もあれば、年齢以上にボロボロな血管もあります。私の病院に心臓の手術を受けに訪れる患者さんの多くは血管がかなりやられています。
>その違いはいったいどこにあるのでしょうか?
<本1>
『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』(著:渡邊剛 監修:坂本昌也/あさ出版)

>血管もアンチエイジングが可能なのでしょうか?
>それを、これから詳しく話していくことにしましょう。ここで事前にお断りしておきたいのは、アンチエイジングとは若返ることではなく、老化をゆるやかにするということです。
>ゆるやかにすることで、いつまでも健康な血管を維持することができます。
>血管が老いると体全体の老化が加速する
>私たちに自覚はないものの、「人間は血管から老いる」といわれるのは、血管は、私たちの生命活動の重要な役割を担っている器官だからです。
>その役割とは、次のようなことです。
・体中のあらゆる細胞に酸素や栄養を届ける
・老廃物や二酸化炭素を回収し、排出する
・ホルモンや免疫細胞を運ぶ
・血管を拡張したり、収縮したりして体温や血圧を調整する
>血管が老いると、こうした役割を十分に果たせなくなるということですから、体全体の老化が加速するのがよくわかります。しかし、血管が老化してきたからといって、すぐに日常生活に困るというわけではありません。
>血管の老化は突然死の引き金になる
>問題なのは、老化してきた血管を放っておくことです。
>そのままにしておくと、血管の劣化はどんどん進行します。そして、先ほどの役割を十分に果たせなくなるだけでなく、突然死に至る病を発症するリスクが跳ね上がってしまうのです。これがボロボロになった血管のとても怖いところです。
>突然死とは病気を発症してから24時間以内に亡くなることで、決して珍しいものではなく、亡くなる人の10人に1人が突然死といわれます。
>その約6割が心筋梗塞、心臓性突然死、大動脈解離・大動脈瘤破裂などの心血管疾患、約2割がくも膜下出血、脳梗塞などの脳血管疾患です。要するに、突然死の約8割が血管の異常に起因するということです。
>動脈硬化になると……
>ボロボロになった血管がどういう状態になっているかというと、血管の弾力が失われカチカチになり、もろくなっています。これが、「動脈硬化」です。
<絵2>
動脈硬化が起こると
<『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』より>


>そして、動脈硬化になると血管は中が狭くなり(狭窄)、血管の一部がこぶのようにふくらむことがあります。
>動脈硬化になると、いつ血管が裂けても、こぶが破裂しても、血管が詰まっても不思議ではありません。心臓の血管に異常が起きれば心血管疾患、脳の血管に異常が起きれば脳血管疾患。死に至るだけでなく、一命をとりとめたとしても、日常生活が不自由になる後遺症が残ることもあります。
>ボロボロ血管でも、裂けたり、破裂したり、詰まったりしなければ平気で生活できます。しかし、それは時限爆弾を持ったまま生きているようなもの。
>誰かと楽しそうに話したり、おいしそうに飲んだり、食べたりできているのは、たまたま運がいいだけです。時限爆弾のスイッチがいつ入ってもおかしくないと思ってください。
>そんなボロボロ血管になる前にブレーキをかけるのが、「善玉血液」です。
>血管の老化は、加齢による血管そのものの老いよりも、血管の中を流れる血液が大きく影響します。きれいな水が流れる水道管と、汚水が流れる下水管をイメージしてみてください。どちらの管が長持ちするかは明らかだと思います。
>※本稿は、『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』(あさ出版)の一部を再編集したものです。
<参考=「<人間は血管から老いる>突然死の約8割が血管の異常に起因する。心臓血管外科医が語る「動脈硬化」の恐ろしさとは 世界一の心臓血管外科医が教える
善玉血液のつくり方 渡邊剛 坂本昌也」(婦人公論)>
(25/06/16)
【シバケン】 2026/04/25 (Sat) 22:40
<副題=心臓血管外科医が教える、100歳まで血管を守る善玉血液のつくり方。ポイントはバランスのよい食事。ミネラルの量をコントロールし、野菜は赤色、黄色、紫色など彩り豊かに>
>カリウムが不足すると血圧が上がる
>第5の栄養素といわれるミネラルの中にも、血管に影響を与える成分がいくつかあります。
>ひとつ目は、カリウムです。
>カリウムには、余分なナトリウムがあると水と一緒に尿として排出する働きがあります。不足すると、血管内のナトリウムと水分をうまく排出できなくなり、血圧が高くなります。
>また、カリウムには血管内の酸化ストレスを軽減させる働きもあります。
>カリウムが豊富に含まれるのは緑黄色野菜やバナナ、海藻類、きのこ類などです。
>2つ目は、マグネシウムです。
>マグネシウムは、「天然の降圧剤」ともいわれ、血管の緊張をやわらげ、血管の弾力性を保つ働きがあります。
>マグネシウムの吸収を高める作用があるカルシウムを併せて摂るとより効果的です。
>マグネシウムが豊富に含まれるのは大豆製品、ナッツ類、小魚などです。
>リンは摂り過ぎに注意
>3つ目は、リンです。
>リンは、摂り過ぎに注意したほうがいいミネラルです。
>血液中にリンが増えると、カルシウムと結びついて血管の石灰化が進みます。また、リンの摂り過ぎは副甲状腺ホルモンを刺激して骨のカルシウムが溶け出すため、さらに石灰化が進みます。
>リンは血管を守りたいなら注意したいミネラルなのですが、摂り過ぎてしまう傾向があります。というのは、ハムやソーセージなどの加工食品、カップ麺やレトルト食品などのインスタント食品、清涼飲料水、スナック菓子、食品添加物が含まれる食品など、身近な食べ物にことごとく含まれているからです。
>しかも、そうした食べ物に含まれるリンは「無機リン」で、吸収率が90%以上と非常に高く、知らぬ間に摂り過ぎていたということは少なくありません。
>リンを摂るなら、レバー、いわしやしらすなどの魚、チーズやヨーグルトなどの乳製品、大豆製品に含まれる「有機リン」を摂るようにしましょう。有機リンの吸収率は40〜60%と低めです。
>カリウム以外は健康診断の血液検査ではわからないため、日頃から気をつけておく必要があります。
>結局はバランスがいちばん
>善玉血液にする食事をひと言でまとめるなら、バランスよい食事を心がけるということです。
>炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素をしっかり摂りながら、ビタミンやミネラル、食物繊維も摂る。画期的な食事法を望んでいた人には期待していた結論ではないかもしれませんが、バランスよい食事を続けるのが、いちばん難しいことなのです。
>自分の食事を見直してみると、意外とバランスよくできていないものです。
>たとえば食物繊維。健康な食事に欠かせない栄養素としてよく取り上げられますが、日本人の摂取量はまったく足りていません。
<絵>
食物繊維の摂取量
<『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』より>

>厚生労働省が推奨する1日の摂取量の目標は、18〜64歳の男性で1日21g以上、女性で18g以上。一方で、実際の摂取量はというと18〜64歳の男性で1日約18g、女性で約15gとなり、どの世代の数字を見ても足りていません。食べているようで食べていないのです。
>野菜は彩り豊かに摂る
>食物繊維を豊富に含む食べ物の代表である野菜もそうです。
>生活習慣病予防の観点から1日に必要な野菜の摂取目標は350gといわれていますが、成人の実際の摂取量は男性が262.2g、女性が250.6g。約80〜100gも足りていません。
>また、野菜に関していえば偏りが多く見られ、緑の野菜(緑黄色野菜)が体にいいと聞くと緑ばかり摂っている人も多いでしょう。野菜もそれぞれに含まれる栄養素が異なるので、緑だけでなく、赤色、黄色、紫色など彩り豊かに食べるほうがバランスの取れた食事になります。
>基本的なことですが、食事はバランスを意識する。そうすると、自然に善玉血液に変わる食事になっていきます。
>※本稿は、『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』(あさ出版)の一部を再編集したものです。
<参考=「心臓血管外科医が教える、100歳まで血管を守る善玉血液のつくり方。ポイントはバランスのよい食事。ミネラルの量をコントロールし、野菜は赤色、黄色、紫色など彩り豊かに 世界一の心臓血管外科医が教える
善玉血液のつくり方 渡邊剛 坂本昌也」(婦人公論)>
(25/06/19)
NO.3809 <脳出血の死亡率>塩分摂取だけでは説明できない<起稿 シバケン>(26/04/27)
【シバケン】 2026/04/27 (Mon) 17:24
>「太り気味だから、ごはんをお茶碗半分にしているのに痩せない」「血圧が高いから塩分を控えるように家族に言われた」……こんな経験がある方、少なくないのではないでしょうか。実はそれ、日本人に合っていない健康法かもしれません。
>同じ人間であっても、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なります。そして、体質が違えば、病気のなりやすさや発症のしかたも変わることがわかってきています。欧米人と同じ健康法を取り入れても意味がないどころか、逆効果ということさえあるのです。
>見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための健康法を、徹底解説してロングセラーとなった『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』が全面改訂されて『最新
欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』として新たに刊行されます。
>新型コロナの流行をはじめ、旧版刊行からのおよそ10年のあいだの医学・健康をめぐる新知見をも取り込んだ本書。今記事シリーズでは、この『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』から、とくに注目の話題をご紹介していきましょう。
>前回の記事でお伝えしたように、食生活の改善という環境要因の変化によって、大幅に減った病気の一つ、「脳出血」。その一方で、いまだ多くの患者や予備軍が認められるのが高血圧です。今回は、日本人の体質から見た高血圧を考えていきます。
<本1>
日本人の「体質」

>*本記事は、『最新 欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。
>日本人は「遺伝的に高血圧素因」があるのか
>前回の「食生活の変化で減った病気、増えた病気」の一つとして、脳出血による死亡率の低下を取り上げましたが、いまだ、血圧が高い人は多く、厚生労働省の「令和5年患者調査」によると、現在約1609万人が高血圧の治療を受けています。予備軍も合わせると全国で5500万人にのぼるという試算もあり、そうであれば、成人の2人に1人が高血圧ということになります。
>日本に高血圧の人が多いのには遺伝的素因の問題があります。両親ともに正常血圧の人が高血圧になる割合が5~10%であるところ、両親がそろって高血圧だと、子どもの2人に1人が高血圧になると言われています。
>ただ、現時点では、それ一つで血圧を高めるような決定的な遺伝子変異は見つかっておらず、 おそらくは複数の遺伝子と、生活習慣を含めた環境要因、そして環境要因が体に与える影響に関連する遺伝的素因が複雑に重なり合って血圧を上げたり、抑えたりしていると考えられています。
>2018年に公表された文献によれば、234もの遺伝子が血圧の調節にかかわっており、 そのうち5%以上が東アジア人と欧州系の人で異なる遺伝子でした。
>さて、遺伝的素因として近年話題になったのが「食塩感受性」です。簡単に言うと、食塩感受性が高い人は、同じ量の食塩を摂取した場合に血圧が上がりやすいのです。個人差の他に人種差があり、アフリカ系、日本人を含むアジア系、そして欧州系の順で高いようです。
>塩分摂取量の多い日本の東北地方は血圧が高い人が多いことで知られていました。この他に、ネズミに食塩を大量に与えたらネズミが高血圧になったという報告があったことから、塩分のとりすぎが高血圧の原因らしいという「食塩仮説」が生まれました。
>じつは塩分だけでは説明できない
>血圧と塩分摂取量の関係について、1980年に興味深い調査が実施されました。その結果をまとめたのが図「血圧は塩分摂取量だけでは決まらない」です。これは世界各地に住む
50 代男性の収縮期血圧の平均と、それぞれの塩分摂取量の関係を見たもので、ここに現代の日本人の数値を星印で書き加えてあります。
>これを見ると、確かにブラジルの先住民 (北方、ヤノマミ)は、塩をほとんど摂取せず、血圧が非常に低いことがわかります。しかし、やはり塩分の摂取量がほぼゼロの
ニューギニア(高地)の人たちは、現代の日本人と血圧が大差ありません。また、西インド諸島や英国(南ウェールズ)は、塩分摂取量が日本と同じか、もっと少ないのに、血圧が明らかに高いのです。
<図2>
塩分摂取量vs血圧

>これに続いて、「インターソルト・スタディ」という世界規模の調査が1988年から実施されました。すると驚いたことに、減塩しても必ずしも血圧が下がるとは限らないこと、そして血圧は、むしろアルコールや肥満など、塩分以外の影響を強く受けることが示され、大きな反響を呼びました。*
*高血圧の遺伝的素因は東アジア人と欧州系で異なる:Takeuchi F. et al. ,“ Interethnic analyses of
blood pressure loci in populations of East Asian and European descent.”,
Nat. Commun. , 9( 2018)
>じつは、このことは日本の東北地方での調査からもわかっていました。
>東北地方でも、高血圧患者数に大きな違いがあった
>東北地方、とくに秋田県は脳出血による死亡率が高く、長年にわたって対策を進めてきました。そのため膨大な研究データの蓄積があります。1950年代の初めには、秋田県の農村は高血圧患者さんの割合が60%にのぼり、これとは対照的に脳出血が少なかった岩手県の漁村は20%だったと報告されています。その差、なんと3倍です。
>この二つの地域を比較したところ、冬になると厳しく冷え込むのは同じでも、生活習慣に大きな違いがあることがわかりました。
>脳出血が多い農村の人は、冬は雪に閉ざされて新鮮な野菜や魚が手に入らないので、塩味の強い漬物や干し魚を食べていました。米どころであったことから、どぶろく造りが盛んで、屋内でお酒を酌み交わしながら静かに春を待つのが常でした。
>その一方、脳出血が少ない漁村の人たちは、海藻や野菜、そして新鮮な魚を多く食べる一方で、米が不足しがちだったためにあまり飲酒をせず、冬も漁に出て体を動かしていたのです。
新鮮な魚は質のよい動物性蛋白質を含んでいます。蛋白質は血管を丈夫にし、とくに動物性蛋白質に豊富な含硫(がんりゅう)アミノ酸という成分は、交感神経の興奮をしずめて血圧を下げてくれます。
>そのため秋田県全域で、減塩指導とともに、魚や肉に含まれる動物性蛋白質の摂取をすすめ、必要に応じて血圧を下げる薬を使用したところ、脳出血による死亡が激減しました。**
**秋田県における脳血管障害対策のあゆみ:由利組合総合病院、『秋田の脳卒中 脳卒中発症登録でわかること 1950年代から2010年までの実態、危険因子と予防』(2013)
>危険と紙一重の、動物性蛋白質
>日本全体の食生活にも同じ変化が起きています。
>図「動物性蛋白質は大事だが、とりすぎに要注意」のグラフからわかるように、日本人は長年にわたって豆や豆腐などの大豆製品、そして米、野菜に含まれる植物性蛋白質を中心に摂取してきました。それが次第に動物性蛋白質の摂取が増え、近年では動物性蛋白質が少々過剰になっています。
<図3>
蛋白質摂取量

>また、肉に多く含まれる飽和脂肪酸という成分にも血管を丈夫にする効果があります。これを受けて現地で食事指導をおこなうとともに、その後に広がった食の欧米化の影響もあって脳出血は順調に減少しました。厚生労働省の2022年の統計によれば、脳出血による国民全体の死亡率は1950〜1960年の4分の1程度になっています。
>ただし、動物性食品の摂取を増やすのは危険と紙一重。とくに肉は内臓脂肪を増やし、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、そして一部のがんの発症率を高めます。
>現代では日本人のほとんどが動物性食品を十分に摂取できているため、これ以上増やさないでください。植物性食品である大豆も血圧の上昇を抑えます。納豆、味噌など、発酵させた大豆製品を最も多く摂取しているグループは、摂取量が最も少ないグループとくらべて高血圧の発症率が約30%低いという結果が得られています。
>さらに、食塩感受性についても興味深いことがわかってきました。
>医学博士 奥田 昌子
京都大学大学院医学研究科修了。内科医。京都大学博士(医学)。医学部卒業後、博士課程に進み基礎研究に従事。生命とは何か、健康とは何かを考えるなかで予防医学の理念にひかれ、健診ならびに人間ドック実施機関で30万人近くの診察/診療にあたる。海外医学文献と医学書の翻訳もおこなってきた。現在は産業医を兼務し、ストレス対応を含む総合診療を続けている。愛知県出身。著書に『最新 欧米人とはこんなに違った
日本人の「体質」』(講談社ブルーバックス)、『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎新書)など多数。
<参考=「塩分摂取だけでは説明できない…東北地方で軒並み高かった脳出血の死亡率。じつは、「秋田県と岩手県で、高血圧患者数に3倍もの違い」があった」(現代ビジネス)>
(26/04/14)
NO.3810 <変わる日本人の病気>激減した脳出血による死亡率。減塩効果は下げ止まり<?><起稿 シバケン>(26/04/27)
【シバケン】 2026/04/27 (Mon) 18:44
>「太り気味だから、ごはんをお茶碗半分にしているのに痩せない」「血圧が高いから塩分を控えるように家族に言われた」……こんな経験がある方、少なくないのではないでしょうか。実はそれ、日本人に合っていない健康法かもしれません。
>同じ人間であっても、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なります。そして、体質が違えば、病気のなりやすさや発症のしかたも変わることがわかってきています。欧米人と同じ健康法を取り入れても意味がないどころか、逆効果ということさえあるのです。
>見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための健康法を、徹底解説してロングセラーとなった『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』が全面改訂されて『最新
欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』として新たに刊行されます。
>新型コロナの流行をはじめ、旧版刊行からのおよそ10年のあいだの医学・健康をめぐる新知見をも取り込んだ本書。今記事シリーズでは、この『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』から、とくに注目の話題をご紹介していきましょう。
>今回は、変わる日本人の病気を、体質を作る要因「環境」との関係から見ていきます。
<本1>前回と一緒の本<転用>
日本人の「体質」

>*本記事は、『最新 欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。
体質が変わると病気が変わる…激減した「脳出血」
日本人は歴史的に、どんな原因で亡くなってきたのでしょうか。これは公的な文書で1899(明治32)年までさかのぼって調べることができます。図「死因の変化は病気克服の歴史」からわかるように、かつて猛威をふるったのは、胃腸炎、結核、肺炎などの感染症でした。その後、衛生状態の改善と治療薬の開発を通じて、感染症による死亡率は1940年代後半にかけて低下していきました。
<図2>
死因別死亡率

>続いて脳血管疾患や心疾患がおもな死因になりますが、ここで日本の特性があらわれます。
>脳血管疾患が世界的に見ても多かったのと対照的に、心疾患は明らかに少なかったのです。その理由は改めて考えるとして、脳血管疾患のなかで大半を占めていた脳出血をなんとか制圧したのもつかのま、今度は悪性新生物(がん)による死亡が大きく増えました。がんは1981年以降、日本人の死因第1位を占めています。
>そして、そのなかでも発症率の高いがんの種類は時代によって移り変わってきました。
>日本人の健康と病気に関する、2つの大きなできごと
>さて、1980年前後に、日本人の健康と病気に関する大きなできごとが2つありました。
>1つは日本人が平均寿命世界一になったことです。そのおもな原因として、感染症による死亡と、幼い子どもの死亡が急速に減少したことがあげられます。
>もう1つが、日本人がなりやすい病気が劇的に変わったことです。
>減った病気がある一方で、この時代を境に多くの病気が増えました。言い換えると日本人が、それまで少なかった病気を発症するようになったということです。そこに体質の変化があります。
>体質は遺伝的素因と環境要因が相互作用して作られますが、日本人全体の遺伝的素因が100年程度で変わるようなことはないため、食生活を含む生活習慣の変化が大きいと考えられます。
>脳出血を減少させた「食生活の改善」
>1960~1980年代に減少した病気の代表が脳出血です。
>脳出血は脳の血管が破れる病気で、1981年に悪性新生物に取って代わられるまで日本人の死因第1位でした。1965年には、脳血管疾患による死亡率が日本は世界で最も高かったという記録があり、その大半を脳出血が占めていました。
>無数の人を苦しめた脳出血を減少させたのは、食生活の「改善」でした。とくに東北地方は塩分を多くとりがちで、動物性蛋白質の摂取が少なかったのですが、現地で食事指導をおこなうとともに、その後に広がった食の欧米化の影響もあり、脳出血は順調に減少しました。厚生労働省の2023年の統計によれば、とくに男性の脳出血による死亡率は1960年の9分の1程度になっています。
>「減塩による降圧効果」は、下げ止まり…!?
>健康志向の高まり、調味料の多様化、冷蔵庫の普及も追い風になって日本人の塩分摂取量は減少し、2023年には成人の平均が1日あたり9.8gと、戦後で最も多かった1956年のほぼ半分になりました。さて、その効果はどうだったでしょうか? 減塩にそこまでの効果はあるのでしょうか。
>図「塩分摂取が減り、収縮期血圧が下がった」の上のグラフは、日本人の1人1日あたりの塩分摂取量、そして下のグラフは収縮期血圧、いわゆる上の血圧の変化を示したもので、高齢化の影響を受けないように年齢で調整してあります。論より証拠、男性も女性も血圧が順調に下がりました。減塩の効果がしっかり出ていると言えそうです。
<図3>
塩分摂取量

>ところがWHOは世界の人の減塩目標を1日5g未満とし、日本高血圧学会も『高血圧管理・治療ガイドライン2025』のなかで、1日6g未満とするようすすめています。現在の日本人の摂取量をさらに6割まで減らせというのですが、その一方で、減塩による降圧効果は下げ止まりが近づいているとの指摘もあります。
>そもそも食塩で血圧が上がることは間違いないのでしょうか。日本人の体質と高血圧の関係を、さらに詳しく見ていきましょう。
>様変わりした日本人の病気。脳出血は減少したものの、現在でも高血圧に起因する病気で死亡する人や、重い後遺症に苦しむ人は、少なくありません。
>次回は、日本人の体質と高血症の関係を、食生活の変化を踏まえてもなお残る疑問や問題について、解説します。
>医学博士 奥田 昌子
京都大学大学院医学研究科修了。内科医。京都大学博士(医学)。医学部卒業後、博士課程に進み基礎研究に従事。生命とは何か、健康とは何かを考えるなかで予防医学の理念にひかれ、健診ならびに人間ドック実施機関で30万人近くの診察/診療にあたる。海外医学文献と医学書の翻訳もおこなってきた。現在は産業医を兼務し、ストレス対応を含む総合診療を続けている。愛知県出身。著書に『最新 欧米人とはこんなに違った
日本人の「体質」』(講談社ブルーバックス)、『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎新書)など多数。
<参考=「変わる日本人の病気…激減した脳出血による死亡率。その陰でささやかれる、「減塩による降圧効果は下げ止まりが近づいている」という、衝撃の指摘」(現代ビジネス)>
(26/04/12)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2026/05/21 (Thu) 20:50
シバケン様、こんばんは。
倒れる前の母は異常に血圧が高かったですが、降圧剤を服用して一時的に下がると、服用を忘れてたようです。
脳出血で倒れたとき、高血圧が主因と診断され、降圧剤アムロジピンのみを服用させられたです。
さて、本論、脳出血死亡者が減った理由。
X線CT(コンピュータトモグラフィー)スキャンの普及で、ごく短時間で脳出血であると診断が付くようになったのが一因かと。(脳梗塞はMRI(核磁気共鳴)スキャンしないと分かりませんが)
蛇足、私は脳梗塞やってるので血液凝固防止剤クロピドグレルを服用し続けてるから、一旦脳出血が起きるとフェータルです。で、降圧剤アムロジピンを服用してるですが、私は薬全般の効きが悪いのか、普通の人の倍の1日10ミリグラムもです。
NO.3811 <スクワット>の方法<?>について(CME)<起稿 シバケン>(26/04/29)
【シバケン】 2026/04/29 (Wed) 11:33
CME=三菱電機会員制サイト
そもそもがの、
どこから、何故に、「スクワット」の話を出したのかと。
なればの、下記<参考><URL省略><注日付でわかるです>
<参考=NO.3793 ホワイトホースの馬>
(26/04/05)
<寄稿AAAA 2026/04/10 (Fri) 09:51>
「人間は本来よく歩く動物です。それで、少々歩いても得られる運動効果は乏しいです。ただ、歩ける事が人間には必要なので、快調に歩けば元気の証拠になります。」
「舗装路は水が溜まらない様に水平に造られていませんから、そんな所を歩き回るより、屋内でスクワットをする方が良い運動にできます。」
「跳ばない縄なし縄跳びなんかも良いでしょう。ちゃんと立てずには、まともに歩けません。こういう動作がふらつかずにできる状態を維持する事には、意義があります。」
での、
簡単、単純に、<スクワット>ねえ。
言うても、言葉なら、よっく、聞くですが。実際に、どするやと、なればの、さっぱりの、わからんです。
よて、ここでは、<スクワット>について。
かと、言うて、Web情報探索、検索も、山程あるです。どれが、よいのか、わからんでして。あくまでもの、テキトーです。
只、言えるは、三菱電機が、社員のため、会員のための、でして。どんな哉と。
その前に、
当方的、「カラダを鍛える」については、該当してるですが。
「理想的な体形になりたい」については、全くの、どでも結構なると。
又、「ジムに行く時間が取れない人も少なくないはず。」
この、ジムねえ。
当方的になら、時間的になら、あるですが。行くが邪魔くさくの、何よりもの、費用、勿体ないと、考えてるです。
<題目=正しいスクワットをマスターして効率良く代謝アップ>
>「体を鍛えてすっきりと理想的な体形になりたい!」
きっと誰もが内心で思うことですよね。とはいえ、現実には、仕事や家庭の忙しさなどからジムに行く時間が取れない人も少なくないはず。また、運動はそれなりに頑張っているのに、一向に体形が変化しない、歳のせいだから仕方ないとあきらめている人もいらっしゃるかもしれません。
>ですが、実は日常生活の中のちょっとした時間でも効率の良いトレーニングはできるのです。しかも、特別な道具がなくても最小限の努力で最大の効果を出せるというトレーニング、それが「スクワット」なのです。
><なぜスクワットが注目されているのか、どんな効果があるのか>
>●まずは目標とする体型をイメージし、そのためにどの部分を引き締めるのかを考える
>「体重にこだわる人がいるけれど、体重より体形。必要なのは、体脂肪率。男性ならば15~19%、女性なら20~25%を目指しましょう」(森トレーナー)。
>成果を上げるポイントは、「大きな筋肉を先に鍛えること」。人間の体には600種類以上もの大小さまざまな筋肉がありますが、「中でも容量の大きいお尻(大臀筋)、太もも(大腿筋)を狙うべき。大きな筋肉は全身に占める割合が高く、体型の変化もわかりやすいからです。
>自宅でできるトレーニングと言えば、腹筋や腕立て伏せなどを思い浮かべる人も多いと思いますが、体の中で大きな筋肉が集中する下半身を効率的に鍛えられるのがスクワット。つまり、「効率良く痩せやすい、代謝の良い体に変われる」という点と「場所を選ばず実践しやすい」というところが評価され、人気のトレーニング種目として注目されているのですね。
>●効果的なスクワット!効果を得るためのポイント
>スクワットは正しいフォームで行わないと効果が半減してしまうので、特に動作に注意が必要です。手順に沿って、できるだけ正しいフォームを意識してみてください。
<写真1>
手順1:胸を張り、背すじを伸ばし、両腕を胸の前に伸ばしましょう。この時に、腹筋には力を入れておきます。

<写真2>
手順2:背すじは伸ばしたまま、お尻を後ろに大きく突き出すようにゆっくりと膝を曲げていく。太ももが床と平行になるところまで曲げたら、ゆっくりと膝を伸ばして立ち上がる。

>【ポイント】
・動作のコツは、膝を曲げる時も上体は起こしたまま、膝を曲げること。
・膝を曲げる時に、膝の位置がつま先よりも後ろになるようなフォームを心がける。
<写真3>
NG

<写真4>
OK

・屈伸する際は、反動を使わずにできるだけゆっくりと(2~3秒かけて曲げ伸ばしする)
・1セット(10回)を1日2~3セットが目安
しっかりした正しいフォームとスピードで行うと、かなり筋肉への刺激を感じるはずです(森トレーナー)。
>最初は5回しかできなかったが10回できるようになった。トレーニング中に体を支える脚がプルプル振るえなくなった。もしくは、駅の階段の上り下りがラクに感じられるようになった、などの効果シグナルを自分でうまくキャッチしながら頑張ってみましょう!
><これなら簡単! 誰でも行える入門編スクワット>
>スクワットを正しいフォームできちんと行うと、想像以上に負荷を感じると思います。まだ正確に正しいフォームではできないな…、ちょっと自信がない…という方は、写真のように自分の身体の後ろに椅子を置いて、まさに後ろの椅子に腰かけるようなイメージでお尻を突き出して行ってみてください。
<写真5>
手順1:胸を張り、背すじを伸ばし、両腕を胸の前に伸ばしましょう。この時に、腹筋には力を入れておきます。

<写真6>
手順2:自分の後ろにある椅子に腰かけるイメージ(実際は座りません)でおしりを突き出し、ゆっくりと屈伸運動を行います。

>【ポイント】
・ヒザを曲げる時も背すじは伸ばしたままにします。
・お尻が座面につくスレスレの位置までしっかりとひざを曲げましょう。
・膝を曲げる際に、見下ろして自分の膝がつま先より出ていないかチェック!常に上からつま先が見えるように。
>この方法であれば、万が一脚の筋力不足で体の加重に耐えられなくなってしまった場合でも、後ろの椅子が体を支えてくれます。バランスを崩しても直接椅子に腰かけるような状態になりますので、安心して正しいフォームにチャレンジできますね。無理せず、ふらついたときは座ってしまってください。
>※ご注意
椅子はキャスター付きではなく、座面の高さがひざの位置程度、足元の安定した丈夫な椅子を使用してください。
>●スクワットをすると脚が太くならないの!?
>スクワットというと、逆に脚が太くなるのでは!?と思われるかもしれませんが、正しく行えば、そんなことはありません。脚の付け根である、太ももとヒップの間をしっかりと刺激できますので、この部分のメリハリアップにも役立ち、結果として脚長効果も出てきます。(ヒップのトップの位置が5cmくらい上がるとイメージしてみましょう)
>そうすることによって、最近きつくなってきたパンツや、今まで入らなかったスキニージーンズなどがすっきりと穿きこなせるなどのメリットも得られると思います。食事制限的なダイエットだけでは、どうしても筋肉量が減ってしまい、メリハリのあるヒップアップや引き締まった脚は目指せません。
>部屋で、できる範囲から、最初は1回、2回、1分、2分でもいいんです。このスクワットも正しいフォームでまずは、1往復。そこから始めましょう。特に普段何もされていない人は、今がゼロの状態。1回でもスクワットをすれば、もうプラスですよね。
>ジョギングなどの有酸素運動は続けるのも大変かもしれませんが、スクワットなら思いついたときに1セット、ということもできますから、続けやすいと思います。その上、筋トレによって基礎代謝が常に高い状態のいわゆる『燃費の悪いカラダ』をつくることができます。
あなたも正しいスクワットをマスターして、太りにくいカラダづくりを目指しましょう。
>※文章中で紹介している体への効果には個人差があり、掲載内容が効能・効果を保証するものではございません。
無理はせず、ご自身のペースでトレーニングを行ってください。
>森 俊憲
株式会社ボディクエスト 代表
(http://bodyquest.jp/)新しいウィンドウが開きます
ネットを活用した独自のWEBシステムや専用アプリを開発し、受講者が自宅に居ながらマンツーマンの指導・支援を受けられるオンライン上のフィットネスサービスを展開。これまでに13,000名以上への体型管理カウンセリングやパーソナルトレーニングを行う。
企業向けの健康指導や講演、各種メディアの監修・モデル等幅広く活動中。
「へやトレ」シリーズ(主婦の友社),「読む筋トレ」(扶桑社)等著書多数。
近著に、「神ストレッチ」(宝島社), 「女子の腹割プログラム」(日本文芸社)など。
<参考=「正しいスクワットをマスターして効率良く代謝アップ」(CME)<三菱電機会員制サイト>>
(18/09/04)
NO.3812 <アルコール>発がんリスクを上げる<!>程々に<!><起稿 シバケン>(26/04/30)
【シバケン】2026/04/30 (Thu) 17:58:54
幸いにして<?>
当方的、下戸。
問題となるよな、飲酒出来ませんです。ある意味、ある程度は、飲めたの方がと。
での、当方、承知の範囲、なれどの、確かにの、その傾向、酒飲み程、短命の感、してるです。
>先端医療装置に支えられた外科手術、大幅に進歩した化学療法など、華々しい最新の治療法が開発されている「がん」の治療。しかし、残念なことに現在も、多くの先進国で死因トップに君臨し続けるのはがんです。
>がんは遺伝などの先天的な要因より、日々の「習慣」に大きく左右されることが明らかになってきており、がん対策の決め手は「予防」であると言われています。しかし、必要だとわかっていても習慣のコントロールはなかなか難しいものです。
>患者が後悔するのをもう見たくない――この切実な思いから、新しい概念「がん活」を勧めるのが、内科医師で、大阪公立大学教授の川口知哉さん。
>川口さんがこの度出版した著書『「がん活」のすすめ 科学と名言でつくる「がんを寄せつけない習慣」』では、退屈で面白くないがん予防の習慣を、賢者たちの「名言」を支えにして前向きに、軽やかに行う、というユニークなもの。では、「名言でがん予防」とは、いったいどういう方法なのでしょうか。
>今回は、飲酒(アルコール)とがんの予防についての解説をお届けします。
<本1>
「がん活」のすすめ

>*本記事は、『「がん活」のすすめ科学と名言でつくる「がんを寄せつけない習慣」』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。
>飲酒は「がんリスク」を確実に上昇させる
>アルコールは古来、人の気分をほどき、食卓を豊かにし、社交を滑らかにしてきた。日本でも「酒は百薬の長」と古くから言われ、祝いの席や季節の行事にも欠かせない存在であった。
>一方で、すべての権威ある医学文献は、過度の飲酒は健康に深刻な害を与えることを強調している。がんに関していえば、これまでの総説やメタアナリシス(複数の独立した研究から得られたデータ)は、飲酒量が増えるほど、複数のがんのリスクが上昇するという確かな結果を導きだしている。
>国際がん研究機関(IARC)は、アルコール飲料そのものをグループ1(ヒトに対してがん性がある)に分類している。
>メタアナリシスでは「10gの純アルコールを1日ごとに増やすとリスクが直線的に上昇する」という用量-反応関係が示され、軽度(12.5g/日以下)、中等度(12.5〜50g/日)、高度(50g/日超)と程度が上がるごとに、相対リスクが高まることが示されてきた。
<表2>
表:飲酒量とがんリスクの関係(メタアナリシスより)

>複数の経路が重なり合って、発がんに影響する
>アルコールが発がんにつながる機序も、解明が進んでいる。アルコールは体内で代謝される過程で、代謝産物であるアセトアルデヒドに変換される。この物質は、DNAと直接結合して損傷を与えるほか、活性酸素の産生を増やし、細胞に酸化ストレスをもたらすことが知られている。
>さらに、こうした刺激が繰り返されることで、組織に慢性的な炎症状態が生じ、免疫による異常細胞の監視機構が十分に働かなくなる危険性がある。
>また、アルコール摂取はエストロゲンなどのホルモン環境にも影響を及ぼし、乳がんをはじめとするホルモン依存性がんのリスクと関連することが示唆されている。
>これらの作用は単独で働くのではなく、DNA損傷、酸化ストレス、炎症、免疫調節、ホルモン変化といった複数の経路が重なり合うことで、発がんに関与すると考えられている。拙著『「がん活」のすすめ』では、アルコールによる発がんにつながる機序についての研究や調査データを様々な角度から検証しているので、参考にして欲しい。
>賢人たちが説く「節度」「程合い」の大切さ
>とはいえ、飲酒は人生の喜びでもあり、飲酒文化は社交とも深く結びついている。がんにならないことと、酒を一滴も飲まないことを天秤にかけるのは、現実的には難しいことなのかもしれない。
>「アメリカ独立宣言」の起草者のひとりで、アメリカ第3代の大統領であるトマス・ジェファーソンに、こんな言葉がある。
>良いワインは、私にとって人生の必需品である。
トマス・ジェファーソン
(1743-1826 アメリカ第3代大統領)
<肖像画3>
トーマス・ジェファーソン。第3代アメリカ合衆国大統領(在1801年- 1809年)で、「アメリカ独立宣言」の起草者のひとり photo by
iStok

>ジェファーソンはフランス大使としてパリに滞在中にワイン文化に魅了され、帰国後はアメリカにもワイン造りを根づかせようと尽力した。農学者、建築家、発明家としての顔も持っており、農業も営んでいた彼が、自邸にブドウ畑をつくり、ワインを「生活の必需品」と呼んだことは有名である。
>この言葉からは、彼がワインをただの嗜好品ではなく、人生における必需品として大切に、節度をもって扱っていることがうかがえる。そのようにして楽しんでこそ、ワインは人間の心を豊かにし、生活に潤いを与えてくれるのだろう。
>ストア派の思想にもとづき、理性と自制によって欲望を律することを人生の中心に置いたセネカも、酒については次のような言葉をのこしている。
>酒は憂いを払い、心を動かし、ある種の病を癒やす。……しかし、自由に健全な程合いがあるように、酒にもまた健全な程合いがある。
>セネカ
(紀元前1頃-65 ローマの哲学者・政治家)
<肖像画4>
セネカ。ストア派を代表する思想家の一人で、皇帝ネロの家庭教師・助言者を務めた photo by gettyimages

>「程合い」という言葉は、快楽を完全に否定するのではなく、人間らしい楽しみを理性で調整 るという意味である。「程合い」を超える飲酒が、がんや心血管疾患のリスクを高めることは現代になってようやく証明され、セネカの言葉が2000年の時を超えて浮かび上がった。
>過度の飲酒は健康を蝕む。だが、文化や社交を無視するのも現実的ではない。 「節度」や「程合い」は、現代人のがん予防にも生きる知恵といえるだろう。
>しかし、現代科学がはじき出すデータからは、厳しい結論が導かれている。大規模調査から明らかになった、アルコール消費と健康被害のデータを見ながら、飲酒とがんの予防をどう両立させていけばいいのかを考えていこう。
>川口 知哉
大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学教授/大阪公立大学病院がんセンター長
大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学教授、臨床腫瘍学教授(兼任)、大阪公立大学病院がんセンター長。
1961年大阪市生まれ。大阪市立大学医学部卒業。専門分野は呼吸器内科学。大阪市立大学医学部第一内科学教室に入局後、同診断病理学助手、カリフォルニア大学デービス校研究員、国立病院機構近畿中央胸部疾患センター内科系部長、大阪市立大学医学部呼吸器内科学准教授を経て、現職。
「DELTA試験」により国立病院機構優秀論文賞最優秀賞、「JME試験」により大阪市立大学医学部長賞優秀賞。大阪公立大学が参加している「がんプロフェッショナル養成事業」で「がん予防」に関わっている。趣味は読書、友人とハイキング。
<参考=「残念ですが、「アルコールは発がんのリスクを確実に上げます 」…じつは、単純ではない。飲酒が「発がん」につながる、複雑な経路」(現代ビジネス)>
(26/03/17)