雑談<NO.449>
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| 総 合 | 目 録 | 趣意書 |
| 表題一覧表 |
| NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
| 雑談NO.450 | |||
| 3740 | <脂肪肝>「やせた人」「酒を飲まない人」が脂肪肝になる意外な理由 | シバケン | 26/01/19 |
| 3739 | <血糖値がやや高めの人<!>>糖尿病予防のための食事と生活習慣改善のコツ | シバケン | 26/01/18 |
| 3738 | <加齢とともに眠れなくなるのは当然>ぐっすり眠る4つの方法 | シバケン | 26/01/18 |
| 3737 | <飲酒は量に関係なく認知症のリスク高める可能性>新研究 | シバケン | 26/01/17 |
| 3736 | <どうなる2026年の景気>「午尻下がり」の格言もあるが、「明るい見通し」も | シバケン | 26/01/17 |
| 3735 | <徳川家康の長寿の理由>75歳まで生きて、ヨボヨボではなかった<!> | シバケン | 26/01/17 |
| 3734 | <建仁寺>看板と柵が酔っ払いに壊される | シバケン | 26/01/15 |
| 雑談NO.448 | |||
NO.3734 <建仁寺>看板と柵が酔っ払いに壊される<起稿 シバケン>(26/01/15)
【シバケン】 2026/01/15 (Thu) 23:18
防犯カメラが設置で、犯行現場が映っており、山科警察署に届け出されており、早晩、犯人捕まると、思うです。
にしても、当世、この手、犯行よくあるです。
<写真1>
男が壊したとみられる看板と同じものが掲げられている建仁寺北門(京都市東山区)

<写真2>
男が蹴ったために壊れたと見られる立て看板

<写真3>
開山堂前の柵が蹴られた勢いで折れたとみられるかんぬき(京都市東山区・建仁寺)

<写真4>
男が蹴ったためについたと見られる靴跡(京都市東山区・建仁寺開山堂前)

<写真5>
柵が蹴られた開山堂前。かんぬきが折れた(京都市東山区・建仁寺)

>京都市東山区の建仁寺(臨済宗建仁寺派大本山)で、境内に設置された立て看板と柵の一部が壊される事案が発生したことが分かった。大きな被害はなかったが、文化財を抱えるだけにお寺は「看過できない」と、夜間の境内立ち入りを制限することも含め検討を始めている。
>建仁寺によると、昨年12月30日午前2時ごろ、花見小路通に接続している北門から男性が境内に入って南に進み、建仁寺を開いた鎌倉時代の僧侶栄西をまつる開山堂の前で木製の柵の中央部分を蹴った。その弾みで柵の開閉に使用する木製のかんぬき(長さ約1メートル)が折れた。男性は境内南の勅使門の柵を乗り越えて出て行った。
>同日朝、僧侶が北門近くの立て看板が倒れているのを見つけ、他にも多数の看板が倒れていた。防犯カメラには、約20分に渡ってスマホ片手に千鳥足で境内を歩く男性の姿が映っていた。お寺は今年1月2日、京都府警東山署に届けた。
>同寺によると、近所の生活に必要との判断で以前から終日、境内に入ることができる。建仁寺の小野慈浩内務部長は「歴史的な価値のあるものが壊されかねず、被害が軽微であってもお寺を守る者として看過できない。心苦しいが、夜間の出入り制限も検討している」と話した。
<参考=「京都市の建仁寺で看板と柵が破壊される「これはひどい」防犯カメラにばっちり映っていたものは」(京都新聞)>
(26/01/15)
<26/02/16>
【シバケン】 2026/02/26 (Thu) 22:08
<副題=【速報】建仁寺境内で立て看板破壊事件、容疑で30歳会社員男を逮捕 「酒に酔っていた」(京都新聞)>
>京都市東山区の建仁寺で、境内に設置された立て看板などが壊された事件で、東山署は26日、器物損壊の疑いで、名古屋市西区、会社員の男(30)を逮捕した。
>逮捕容疑は昨年12月30日午前2時5~10分ごろ、同寺北門付近のアルミ製立て看板(高さ約1・2メートル)を蹴って壊し、続けて開山堂前に設置された木製の柵を蹴り、柵の開閉に使用する木製のかんぬきを折った疑い。
>同署によると、男は同区内の実家に帰省中だった。当時は酒に酔っていたとして、「覚えていません」と容疑を否認しているという。
<参考=「【速報】建仁寺境内で立て看板破壊事件、容疑で30歳会社員男を逮捕 「酒に酔っていた」」(京都新聞)>
(26/02/26)
<26/03/29>
NO.3735 <徳川家康の長寿の理由>75歳まで生きて、ヨボヨボではなかった<!><起稿 シバケン>(26/01/17)
【シバケン】 2026/01/17 (Sat) 11:53
人生50年の時代で、75歳は、凄い事です。
>「信長、秀吉が剛腕を奮って統一した天下をかすめ取った」と揶揄されることもある徳川家康。だが有識故実家の髙山宗東さんは「ただ、漫然と長生きをして得をしたと思われては、家康が可哀想だ。家康は涙ぐましい努力を重ね、長生きという珠玉のスキルを獲得したのだから」という――。
<画像1>
徳川家康肖像画〈伝 狩野探幽筆〉(画像=大阪城天守閣蔵/PD-Japan/Wikimedia Commons)

>享年75歳、直前まで元気だった
>「織田がつき 羽柴がこねし天下餅 座りしままに 食ふは徳川」
>この作者不明の狂歌から察するに、徳川家康という人は、「長生きをして、めぐり合わせが良くて、得をした人」というイメージが、すでに江戸時代からあったらしい。
>織田信長が天下布武を謳って剛腕をふるい、今川、武田などの強敵を倒し、比叡山や一向宗などの難敵と戦って地ならしをし、その跡を受けた秀吉が関東や九州を平定してようやく統一した天下を、長生きをした家康がするりとかすめ取った……と。
>当の徳川幕府自身、そう思っていたらしい。
>この狂歌は作者不明でとらえどころも無いが、この歌をモティーフに「道外武者 御代の若餅」(嘉永2・1849年)という浮世絵を描いた歌川芳虎は、版元と共に手鎖50日という実刑を受け、版木も焼き捨てられてしまった。「当幕府の開祖を茶化した罪」が問われたのである。人は、痛いところを突かれると、過剰に反応するものだ。
織田信長、享年49歳。
豊臣秀吉、享年62歳。
徳川家康、享年75歳……
>当時の平均年齢からすると家康は、非常に長生きであったのみならず、亡くなる寸前まで元気だった。それも「あいつは長生きで得をしたなあ」と思わしむる一助になっているのだろう。秀吉も当時にしては長生きの方ではあるが、晩年は歯も抜け落ち、睡眠障害や被害妄想などに悩まされ、失禁を繰りかえすなどだいぶ耄碌していたらしい。甥で後継者だった秀次一家を皆殺しにし、誇大妄想を抱いて朝鮮に出兵したことなどからも、老蒙の様子が窺える。
>しかし、ただ、漫然と長生きをして得をしたと思われては、家康が可哀想だ。
>家康は、涙ぐましいまでの努力を重ね、長生きという珠玉のスキルを獲得したのだから……。
>趣味は薬をつくること・御医師家康
>信長の相撲、能、茶道具収集、秀吉の建物道楽や大規模イベント開催などに比べると、書籍や鷹狩など実直嗜好の家康が、「薬作り」を趣味としていたことはよく知られている。
>今も久能山東照宮に遺る『和剤局方』は、淵源は北宋時代の中国に至る古典的医薬処方集で、家康はこの書を戦場にも携え、ほとんど諳んじられるほどに熟読していたという。
>また、1578年に明の李時珍によって纏められた『本草綱目』も入手し、海外などから珍奇な到来物があると、たびたびこれを引き合わせて医師たちとともに研究を重ねていたというから、こと薬学に関しては玄人はだしな一面もあった。
>こんなエピソードもある。ある時、南蛮船より、一尺ほどの薄い石で、側が柏のようになったものが献上された。家康は、多くの医師にこれは何かと訊ねたが、知る者がなく、ただ一人、吉田意安だけが、「瑪瑙の花でしょう」と答えたという。後に『本草綱目』を検点した際に、意安の言うとおりであることが判明した――と『駿府記』に見える。そんな、武将の逸話としては面白くもない話が、家康の行状記の中に、盛り込まれているということ自体、その道に惑溺していたことの証左といえよう。
>関ヶ原合戦の後は雨になった。その時家康は、炊飯できずに生米を食べようとした将兵に対して、「数時間水に浸してから食べるように」と布告したという。生米を食べるとお腹を壊しやすい。これは戦場における危機管理で、そんなところに気がまわる公衆衛生の素養もあったことが窺える。
>『徳川実紀』には、家臣や大名、公家、ブレーンの僧などが体調を崩すと、お手製の薬を与えた――という記事が多数記載されている。関ヶ原の合戦の際、鉄砲傷を負った家臣の井伊直政に、手ずから膏薬を塗ってやったという話はよく知られるエピソードで、この逸話から家康と直政は男色関係にあったのではないかと考える向きもある。
<画像2>
井伊直政画像(画像=彦根城博物館所蔵/CC-PD-Mark/Wikimedia Commons)

>当時、病や血は「穢れ」と考えられていたから、たとえ戦場とはいえ主君が臣下の傷の手当てをするなどということは極めて稀であった。しかし家康は、自ら進んで病や怪我の手当てをかって出ている節があり、当時の武将たちは暗に「御医師家康」と揶揄していたという。
>家康がこれほど薬学にのめり込んだのには、訳がある。
>巷説だが、家康の生母於大の方は、三松平家の跡取り欲しさに、河鳳来寺の薬師如来に安産を祈願した。こうして生まれた家康は、周囲の人びとから「薬師如来の化身」と信じられていた――というのである。実際、死後に東照大権現という神として祀られた際は、その本地(仏教における本来の姿)は薬師如来とされている。薬師如来は、本来無一物の如来の中にあって例外的に、衆生を癒やすために薬壺を持つ存在である。自身の誕生に纏わる物語が、少なからず家康を、調薬や処方への興味へ導いたのではあるまいか。
>何ごとも過ぎたるは及ばざるがごとし
>実は秀吉にも「薬マニア」の側面があるが、家康のそれとはまったく異質だ。たとえば朝鮮に侵攻した加藤清正に、頭や腸など虎肉の塩漬を送らせているのは、一にも二にも精力増進のためで、秀吉はこうした方向に傾倒し過ぎたために、寿命を削った側面も見受けられる。
>もちろん家康もオットセイの一物などを用いた八味地黄丸などの滋養強壮剤を用いてはいるけれど、何ごとも「過ぎたるは及ばざるがごとし」で抑制の緩急を心得ていた。
>鷹狩で身体を動かして、心身ともにリフレッシュ
>また家康は、薬に頼るのみではなく、身体を動かすことも怠らなかった。
>『徳川実紀』などを見ていると、家康という人が本当に鷹狩好きだったことが窺える。事あるごとに鷹狩に興じ、その数は記録されているものだけで1000回にもおよぶのだ。1000日ではない。この当時の鷹狩は、獲物を追いながら遠征を重ねるのが普通で、時に数日から数十日にも及んだ。ゆえに、かぞえあげればさらに膨大な日数に及ぶだろう。
>同じく『徳川実紀』の中では、「おほよそ鷹狩は遊娯の為のみにあらず、遠く郊外に出て、下民の疾苦、士風を察するはいふまでもなし、筋骨労動し手足を軽捷ならしめ、風寒炎暑をもいとはず奔走するにより、をのづから病なども起こることなし」と語っている。「健康のためにやっているのだ」というのである。なるほど、家康の健康寿命が長かったことを思えば頷けよう。
>家康は、身長が159cmほどで、体重は約70kg。晩年は胴回りが120cmに達し、「自分で下帯が絞められなかった」(『岩淵夜話』)――などという話もあるが、動きは敏捷だったようだ。理想的な標準体重は、身長(m)×身長(m)×22という式で求められるが、こと高齢者は話が変わってくるという。健康な高齢者の多くは、ぽっちゃりした体形で、しっかりと食べて、きちんと栄養を取ることが基礎的な体力維持には必要という説もある。家康はまさに、「健康なぽっちゃり高齢者」だった。
>『中泉古老諸談』には家康の言葉として、「鷹狩の時は早起きをする。運動するから消化にも良いし、腹が減るからなんでも美味しく食べられる。夜は疲れてぐっすり眠るから、自然と閨房からも遠ざかって健康に良い」という意味の記述がある。多淫が過ぎて早死にした(かに見える)秀吉のことが、頭の片隅にでもあったのだろうか。このように、他人のふり見て、我ふりなおせる柔軟さも、家康が自重し、長命を保てた一因といえようか。
>ところで、家康という人物をもう一歩踏み込んで考えると、「鷹狩は遊娯の為のみにあらず」という言葉の「のみにあらず」という文言が、際立ってくる。
>『三河物語』や『鳥居家譜』には、今川氏の人質であった少年時代に、供として駿府に来ていた鳥居元忠に「百舌鳥を鷹のように飼いならせ」と無理難題を命じたり、隣家の孕石主水邸に鷹の取り落とした獲物を回収に行くたびに「三河の子せがれ」と嫌味を言われたりした――という話が出てくる。
>捕らわれの身であった人質時代の家康にとって、ほとんど唯一といってよい心の慰めが、鷹だったのだ。あるいは自在に空を飛びまわる鷹の姿に、拘束された少年がなんらかの希望を投影していたと考えても、そう突飛なことではあるまい。あるいは幼い頃から、鷹にかずけてストレスを解放する術を心得ていたのかもしれない。してみれば、巧くストレスを解消することも健康の秘訣なのだろう。
>最晩年の家康が陥った人間の性ともいうべき病
>そんな家康が病に倒れたのは、大坂の陣が終結した翌年、元和2(1616)年正月21日のこと。鷹狩に出ていた先で俄かな腹痛に襲われた。『慶長日記』や『武徳編年集成』によれば、胡麻油もしくは栢油で揚げた鯛をいつになく過食したことが、体調を崩すきっかけになったという。
>鯛の天麩羅にあたった……ともいえるが、どうやら元々胃癌を患っていたらしい。食べつけない油っこい料理がトリガーとなり、老齢のために緩慢に進行していた病状が一気に悪化したようだ。
>この時も家康は、自ら調合した万病丹という薬を用いている。しかし、この万病丹は劇薬であったため、侍医の片山宗哲(与安)が飲み過ぎを注意すると、家康は腹を立てて宗哲を信州高島に流刑にしてしまう。
>あれほど薬学に通じ、医師たちとのディスカッションを重んじていた家康が、自分の薬を、処方を、けなされたと腹いせをしたわけだ。これが、秀吉も陥った「老蒙の病」であろうか。家康は、宗哲を流刑にした直後、元和2年4月17日に身罷った。
>その2年後、後継の徳川秀忠によって宗哲は呼び戻され、復職している。父親の老蒙のフォローをした、2代目の介護のように思えなくもない。
<参考=「だから75歳まで生き、亡くなる直前までヨボヨボにならなかった…徳川家康の長寿を約束したスポーツの名前」(PRESIDENT)>
(26/01/14)
<26/09/14>
NO.3736 <どうなる2026年の景気>「午尻下がり」の格言もあるが、「明るい見通し」も<起稿 シバケン>(26/01/17)
【シバケン】 2026/01/17 (Sat) 15:19
>午年にあたる2026年は株式市場の格言で株価が下がりやすいとされる“午尻下がり”と言われているが、新潟県内経済や景気はどうなるのか…新潟県内企業のトップにその見通しを聞いた。
>午年は“午尻下がり”?
>1月5日に新年最初の取引が始まった東京株式市場。
>午年は“午尻下がり”と言われているが、日経平均株価の1月5日の終値は昨年末より1400円高い5万1000円台で終えるなど大幅な値上がりからの幕開けとなった。
>こうした中、新潟市で6日、県内企業のトップが集まる新潟商工会議所の新年祝賀会が開かれ、700人以上が出席した。
>企業トップに聞く26年の景気 原発再稼働に期待する声も
>物価高騰や人手不足、最低賃金の引き上げなど企業を取り巻く環境は厳しさを増しているが、経営者は2026年の景気の見通しをどのように見ているのか…
>教育・福祉・医療などを展開するグループ企業:
>(見通しは)当然晴れ。私ども医療や介護事業もやっているので、そこに関する官需を大場にあげて、そういう意味で賃金が上がるということで、個人消費はそういうところからも増えていくのではないか。
>情報サービス業:
>新潟の場合には地道に着実にやっている企業が多いが、もっともっと新しいことにチャレンジしていけば、どんな業種でも必ず成長できると思う。
>中には2月の営業運転開始を目指す柏崎刈羽原発の再稼働による経済効果に期待する声も。
>電気工事業:
>柏崎刈羽原発の方も私たち色々ケーブルメーカーさんとかで携わっている部分もあるので、その辺でも景気が良くなってもらえれば。
>人手不足や世界情勢を懸念する声も…
>多くの企業が明るい見通しを持っている一方で、深刻化しているのが人手不足だ。
>農機具メーカー:
>いま一番深刻なのは我々農業も含めて人手不足。一定程度ある程度の賃上げをしなければ経営も成り立たないという時代に入りつつある。
>さらに円安により、インバウンド客が増加するなど明るい兆しが見えていたはずの観光業からは…
>旅行業:
>インバウンドは、やはり色んな国との関係があって減ったりするので…。
>日中関係の悪化やアメリカによるベネズエラへの軍事作戦など目まぐるしく変わる世界情勢の影響を懸念する声があがった。
>旅行業:
>世界で色んなことが起きている。災害もそうだが、平和な1年がいいなと思っている。
>企業や業種によって展望は様々だが、果たして馬のように駆け上がる1年となるのか…国内・県内経済の動向に注目だ。
<参考=「どうなる2026年の景気 “午尻下がり”の格言も“明るい見通し”多く 一方で人手不足・世界情勢を懸念する声も」(FNN)>
(26/01/13)
NO.3737 <飲酒は量に関係なく認知症のリスク高める可能性>新研究<起稿 シバケン>(26/01/17)
【シバケン】 2026/01/17 (Sat) 23:18
アルコールは適量なら、健康によいと、されてたですが。
そのアルコールも、日本酒なら、結構なると、聞いてたですが。
がしかし、当方的には、飲酒量の多い方、程に、若死にの傾向も、ある、なあの感、してるです。
>新たな研究によれば、飲酒はどんな量であっても、高齢期の認知症のリスクを高める可能性があることが示された。
>一部の研究では、週7杯未満といった軽い飲酒は、全く飲酒しないよりも神経保護の効果が高い可能性が示されている。だが、これらの研究は、高齢者を対象としているほか、かつて飲酒経験のあった人と生涯にわたり飲酒経験のない人を区別していないため、結果がゆがめられている可能性があると研究者らは指摘する。
>医学誌「BMJ EBM」に23日に掲載された新たな研究では、アルコールに関連する特定の遺伝子が飲酒が脳に及ぼす影響にどのように関与するかを分析した。
>「遺伝子分析の結果、少量のアルコールでも認知症のリスクが高まる可能性があることが示された」と、英オックスフォード大学精神医学部の上級臨床研究員で、今回の研究の筆頭著者であるアーニャ・トピワラ氏は述べた。「これはこのテーマに関する最大規模の研究であり、観察と遺伝子分析の組み合わせが鍵となった」
>トピワラ氏によれば、研究で用いられた「メンデルランダム化」と呼ばれる手法は、飲酒と認知症との関連を説明する際に交絡因子や「偽の」変数が入り込む可能性を減らせる。また、認知症の進行が飲酒行動に影響するといった逆の因果関係の可能性を減らすだけでなく、一生を通じたアルコール摂取の累積的な影響を推定できるという。従来の観察研究は中年期から老年期の飲酒習慣を捉える傾向があり、被験者の記憶に頼っているため正確ではない可能性がある。
>「この研究は複雑で、アルコールが摂取量にかかわらず脳に害を及ぼす可能性があるというある程度の証拠を示しているものの、決定的な証拠ではない」と米フロリダ州の神経変性疾患研究所で研究を統括する神経医リチャード・アイザクソン氏は指摘した。アイザクソン氏はアルツハイマー病の遺伝的リスクを持つ人々の認知機能改善に関する研究を行っている。今回の研究には関与していない。
>アイザクソン氏は「私のクリニックでは、アルツハイマー病の最も一般的な遺伝的リスク因子であるAPOE4遺伝子変異を持つ人には、入手可能な証拠に基づきアルコールを全く飲まないことが最善だと伝えている」と述べた。
>アルツハイマー病の遺伝的リスクが比較的低い人の場合は、飲酒は「いつ」そして「どのように」飲むのかに大きく左右されるとアイザクソン氏は付け加えた。例えば、空腹時に就寝前に数日連続で2杯飲むことは、週に数回、早めの夕食時に1杯飲む場合よりも脳の健康に悪影響を与えるという。
>今回の研究は、英国のイングランド、スコットランド、ウェールズの参加者を対象とした「UKバイオバンク」と、欧州系とアフリカ系、ラテン系の人々を含む米国の「ミリオン・ベテラン・プログラム(MVP)」のデータ、計約56万人を分析した。
>観察研究では、参加者が飲酒量を自己申告し、その後の飲酒量と長期にわたる認知症発症リスクを比較した。
>「自己申告による調査では、少量の飲酒(週7杯未満)を報告した人は、大量の飲酒(週40杯超)の人よりもリスクが低かった」と、エディンバラ大学の神経変性疾患学教授のタラ・スパイアーズジョーンズ氏は述べた。
>スパイアーズジョーンズ氏によると、「興味深いのは、飲まない人や一度も飲んだことがないと報告した人が、大量飲酒者と同程度の認知症リスクを示したこと」だという。スパイアーズジョーンズ氏は今回の研究には関与していない。
>今回の研究では、240万人を対象とした45件の認知症研究から遺伝子データを解析し、生涯にわたる飲酒習慣に関連する遺伝的マーカーを比較した。
>解析の結果、遺伝的リスクが高いほど認知症リスクも高くなり、アルコール摂取量が多いほど、認知症のリスクは直線的に増加した。
>トピワラ氏は「例えば、一生を通じて週1杯飲む人と比べ、週3杯飲む人は認知症リスクが15%高くなる」と述べた。
>また、アルコール依存の遺伝的リスクが2倍になると、認知症リスクが16%上昇することも示された。
>「今回の研究のどちらの側面も、アルコール摂取が認知症の直接的な原因であることを決定的に証明するものではない」「しかし、飲酒量と認知症リスクの増加との関連を示す大量の類似データに追加されたものであり、基礎神経科学の研究では、アルコールが脳内のニューロンに直接的な毒性を及ぼすことが示されている」(スパイアーズジョーンズ氏)
<参考=「飲酒は量に関係なく認知症のリスク高める可能性 新研究」(CNN)>
(25/09/24)
NO.3738 <加齢とともに眠れなくなるのは当然>ぐっすり眠る4つの方法<起稿 シバケン>(26/01/18)
【シバケン】 2026/01/18 (Sun) 10:14
<4つの方法>とは、
(1)適度な運動
(2)昼寝をしない
(3)寝酒を控える
(4)無理して眠ろうとしない
当方的には、(2)が問題<!>
>人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える
人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気に楽しく暮らすための知識をご紹介します。
>若い頃のように眠れなくても心配なし
>多くのシニアが、「若い頃は布団に入ったらバタンキューだったのに、最近は寝つきが悪い」とか、「夜中に何度も目が覚めてしまう」など、睡眠に対する悩みを持っています。
>眠りに対して感じる不安は、「深く眠れない」と「長く眠れない」の二つでしょう。
>眠りの深さについては個人差が大きいものです。ただし、一般的には女性より男性のほうが眠りが浅い傾向があります。
>また、眠りの深さは、昼間の活動量によっても左右されます。日頃から活発に動き回っている人は、自分ではわからなくても、じつは熟睡しているものです。
>もう一つの「長く眠れない」については、少なくともシニアが悩む必要はありません。なぜなら年を重ねれば必要な睡眠量が少なくなるからです。
>睡眠時間が一番長いのは…
>睡眠時間が一番長いのは新生児の時期です。ほぼ3時間ごとの授乳時間以外はほとんど眠りっぱなし。また、成長して幼稚園に行き始めるようになっても、昼寝をしないと体力がもたない子どももたくさんいます。
>その後、小学校、中学校、高校と成長にともなって、だんだん睡眠時間が減っていくことは誰もが経験してきたはずです。
>成人し、体が完成すると、やがて働き盛りに。「寝る間もなく働いた」という人もいるでしょうが、成人男性の場合、睡眠時間は6時間から7時間もあれば十分です。
>これが、60歳を超えると6時間あるいは5時間半程度で十分になります。つまり、加齢とともに眠れなくなるのは当然で、心配無用というわけです。
>ぐっすり眠るためのポイント
>「もっと眠りたい」と思っている人のために、快眠の四つの知恵を紹介しましょう。
>(1)適度な運動
>睡眠は日中に使ったエネルギーを補充する役目がありますから、運動量が多ければ睡眠時間は長くなり、眠りも深くなります。
>ただし、よく眠りたいからといって過激な運動をする必要はありません。きつい運動をたまにするより、無理のない範囲の運動を長く続けるほうがよい眠りにつながります。
>具体的には、汗ばむ程度の散歩がおすすめ。万歩計をつけると、目標もできて、歩くのが楽しみになります。
>夕食後、1時間半ほどの時間をおいてから、20~30分くらいの柔軟体操やストレッチをするのも効果的です。
>睡眠前に軽い運動で体温を少し上げると、就寝時にその熱を逃がそうとして体温が下がります。この体温の低下幅が大きいほど寝つきがよくなります。
>(2)昼寝をしない
>年をとると、どうしても昼間にウトウトしがちですね。自由な時間が多く、つい昼寝をしてしまう人もいますが、まさにそれが夜、眠れない原因なのです。
>とくに夕方の昼寝は厳禁で、日中に眠くなったら、積極的に体を動かして眠気を飛ばすといいでしょう。
>睡眠導入剤代わりの飲酒は…
>(3)寝酒を控える
>お酒を飲んで、いい心持ちになると眠くなりますから、寝つきをよくするという意味で寝酒は効果的です。しかし、アルコールには眠りを浅くする作用があり、飲みすぎれば夜中にトイレに行くようになります。
>寝酒で怖いのは、アルコールによって喉の筋肉がゆるみ、寝ている間に舌が喉の奥に落ちこんで気道を狭め、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす危険性がある点です。
>睡眠時無呼吸症候群になると、日中に突然意識を失うように眠ってしまうこともあり、場合によっては命に関わる事故を起こすケースもあります。
>寝酒は、続けているうちに「飲まないと眠れない」という依存を起こしやすいので、睡眠導入剤代わりの飲酒はやめましょう。
>(4)無理して眠ろうとしない
>不眠に悩む人の中には、「眠らなければいけない」と思いこみ、眠くなくても早くから布団に入って眠ろうとする場合があります。
>しかし、眠ろうと思い詰めれば神経は高ぶり、脳は覚醒します。布団の中で眠れずにつらい時間を過ごすより、眠たくなってから布団に入るほうがずっと気が楽でしょう。
>睡眠は環境や季節による変動も大きいので、いまは不眠の悩みを抱えていても、ふとしたきっかけで眠れるようになることもあります。
>あまり気にやまずに、のんびり構えるほうがいいのです。
<参考=「「加齢とともに眠れなくなるのは当然」医師・保坂隆が教えるぐっすり眠る4つの方法 人生を楽しむ ほどほど老後術 若い頃のように眠れなくても心配なし 保坂隆
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長」(婦人公論)>
(26/01/18)
【シバケン】 2026/01/18 (Sun) 10:34
<本>

>出典=『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』(著:保坂隆/中央公論新社)
>保坂隆
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長
1952年山梨県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)、聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授を経て、現職。また実際に仏門に入るなど仏教に造詣が深い。
著書に『精神科医が教える お金をかけない「老後の楽しみ方」』(PHP研究所)、『精神科医が教える 繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法』(三笠書房)、『精神科医が教える
すりへらない心のつくり方』(以上、大和書房)、『頭がいい人、悪い人の老後習慣』(朝日新聞出版)、『精神科医がたどりついた「孤独力」からのすすめ』(さくら舎)などがある。
NO.3739 <血糖値がやや高めの人<!>>糖尿病予防のための食事と生活習慣改善のコツ<起稿 シバケン>(26/01/18)
【シバケン】 2026/01/18 (Sun) 23:49
>年々増加している糖尿病患者。自覚症状がないままに血糖値が少しずつ上昇し、高い状態が続くと、やがて糖尿病に。「やや高め」と言われたら放置せずに、食事や運動など自分でできる生活習慣の改善を意識しましょう。
>高血糖を放置すると、重大な健康リスクを招く
>健康診断や人間ドックで「血糖値がやや高め」と指摘されても、「病気と言われたわけではないし、まだ大丈夫」と、何もしていない人もいるのでは?
>だが、「Dr·孝志郎のクリニック」院長の藤澤孝志郎さんは、「血糖値は怖いです。高めを指摘されたら、一度は糖尿病専門医や内分泌代謝専門医を訪れて、詳しい検査や血糖値を下げるための具体的なアドバイスを受けてください」と強くすすめる。
>「糖尿病かもしれませんし、その前段階の場合もあります。糖尿病の三大合併症である神経障害、網膜症、腎症は、いずれも気づかないうちに進行していきます。症状が表に出たときには、取り返しのつかないことになっている場合も多いのです」
>糖尿病による神経障害は両足のしびれや冷え、めまい、便秘などの症状に始まり、進行すると足のケガなどをきっかけに壊疽を起こし、切断しなければいけないケースも。また、網膜症には視力低下、さらには失明のリスクがある。腎症は進行すると人工透析が必要になる。人工透析患者の半数近くを糖尿病が占め、年々増加している。
>「早めに手当てをした人と放置した人とでは、その後が大きく違ってきます」
>そもそも血糖値とは、どういうものか。
>「食事でとった糖質は体内でブドウ糖になり血液中に入ります。その血液中のブドウ糖の値が血糖値です」
>血糖値は食事をするたびに上がる。だが、すい臓から分泌されるインスリンの助けを借りて、血液中のブドウ糖は肝臓や筋肉などの細胞に取り込まれ、エネルギーとして使われたり蓄えられたりする。だから上がった血糖値は通常2時間くらいで元に戻るが、何らかの原因でインスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなったりすると血糖値が高い状態が続いてしまう。
>「高血糖が続くと全身の血管がダメージを受け、三大合併症や動脈硬化を原因とする心筋梗塞、脳卒中など、重大な病気につながります」
>健康診断や人間ドックでの血糖値の検査は、主に空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の2種類。空腹時血糖値は110mg/㎗未満が正常、110mg/㎗以上126mg/㎗未満が境界型(糖尿病予備軍)、126mg/㎗以上が糖尿病の恐れがあるとされる。
>HbA1cは検査前1~2カ月の平均血糖値を調べる検査で、数値6.5%以上で糖尿病が強く疑われるとされている。
>「糖尿病の治療では、HbA1cが7.0%未満にコントロールできると三大合併症は予防できるといわれています。ただ、心筋梗塞など心血管系は7.0%では防げないともいわれ、最近は血糖値スパイク(食後高血糖)がよくないのでは、と注目されています」
>血糖値スパイクとは、食後すぐ急激に血糖値が上がって高い数値を示し、また急激に下がる状態。
>「血糖値の急激な上昇が心臓にダメージを与えると考えられます。食後血糖値が高いかどうかの検査は健康診断や人間ドックでは行いません。専門医で検査をする必要があります」
>原因は食生活、肥満、運動不足、遺伝的要素、そしてストレスも
>血糖値が高くなるのには、どのような原因があるのだろう。
>「炭水化物や甘いものなど糖質が多い食事、間食、肥満や運動不足も原因ですが、遺伝も関わっています。また、肝臓が悪い人、やせていて骨格筋が少ない人も高血糖になりやすい。やせすぎも要注意です」
>過剰なストレスも高血糖の原因に。
>「いつもピリピリしていると交感神経の緊張状態が続き、アドレナリンが過剰に分泌されて血糖値が上がります。また、ストレスにさらされると増えるコルチゾールというホルモンでも血糖値は上がります」
>血糖値をコントロールするためには、運動療法、食事療法など、生活習慣の改善が重要になる。
>「糖質をとりすぎないバランスのよい食事とともに、食べる順序も大事。食物繊維の多い野菜やきのこ類、海藻などを最初に、次に肉類などのタンパク質を、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べましょう。そしてゆっくりかんで食べる。いずれも血糖値の上昇をゆるやかにします。甘いものは控えたほうがいいですが、血糖値対策とは長いつき合いになるので、どうしても食べたいときは『明日は多めに歩こう』とか『筋トレを多めに』など、調整を。大きな筋肉を鍛えるのも有益です。筋肉が多ければ筋肉に行く糖が増えます。ウォーキングでもいいので習慣にしましょう」
>そして過剰なストレスを避ける生活を。
>「楽しい時間をもち、リラックスできるような生活の工夫も大事ですね」
>【血糖値を下げる暮らしのヒント】
□1日3食バランスのよい食事を
□食物繊維の多い野菜・海藻・きのこ類→
タンパク質の多い魚や肉類→
糖質の多いご飯・パンなどの順に食べる
□よくかんで、ゆっくり食べる
□甘いもの、間食は控える
□大きな筋肉(太ももの筋肉、広背筋、上腕二頭筋など)を鍛える
□ストレスを軽減する工夫を
>【ドクターから一言】
早めに対処することで、その後が大きく違ってきます。「やや高め」を指摘されたら専門医で詳しい検査を受けましょう
<参考=「【血糖値がやや高め】の人必見! 糖尿病予防のための食事と生活習慣改善のコツは?」(ゆうゆうtime)>
(25/10/16)
<26/03/30>
NO.3740 <脂肪肝>「やせた人」「酒を飲まない人」が脂肪肝になる意外な理由<起稿 シバケン>(26/01/19)
【シバケン】 2026/01/19 (Mon) 16:48
>近年、肝臓の健康に注目が集まっています。医学が進歩して、肝臓こそ健康長寿を実現するカギになる臓器だということがわかってきたのです。
>たとえば、「脂肪肝」は、これまで「誰でもかかるたいしたことない病気」のように扱われてきましたが、じつは「動脈硬化や糖尿病などを招く重大な病気」であることが判明しています。脂肪肝を甘く見て放っていたら、老化や病気が加速して、先々の人生を大きく狂わせることにもなりかねません。
>ただ、肝臓は、ポイントを押さえたケアを行えば復活する臓器です。肥満やアルコールなどの問題で長年健診の肝機能の数値が悪かった人も、やるべきことをやりさえすれば短期間で回復させることができます。
>では、どんなケアを行えばいいのか。肝臓専門医として46年間、患者を診続けてきた栗原毅医師は、新著『肝臓大復活』の中で、すぐに役立つ肝臓ケアのノウハウを惜しみなく紹介しています。
>以下では、その栗原医師が「『やせた人』や『アルコールを飲まない人』がなぜ脂肪肝になるのか」について解説します。
>「こんなにやせてるのに、なぜ脂肪肝?」
>脂肪肝というと「太った人がなる病気」というイメージを持っている方も多いでしょう。また、「お酒をたくさん飲む人がなる病気」というイメージを持っている方も多いと思います。
>しかし、こうしたイメージが当てはまらない場合も数多くあります。
>それというのも、「やせた体型の人」や「アルコールを飲まない人」が脂肪肝になるケースも少なくないのです。
>「かなりやせているほうだし、お酒なんてまったく飲まないのに、健康診断の肝機能の数値がめちゃくちゃ悪くて、再検査時にお医者さんに聞いたら意外にも脂肪肝だと言われた……いったいどうして?」――そういうケースがけっこう増えてきているんですね。
<本>
『肝臓大復活』

>なぜ、やせているのに肝臓に脂肪がたまってしまうのか。その主たる原因は「筋肉量が少ないせい」と考えられています。
>どうして脂肪肝に筋肉量が関係するのか、から説明しましょう。
>そもそもわたしたちの筋肉は、体内の余った糖質を「いざというときのためのエネルギー」としてストックする役割を果たしています。
>ブドウ糖をグリコーゲンに変えて筋肉内に貯蔵しているわけで、言わば糖質エネルギーを預かる倉庫のようなもの。そのため、やせ型で筋肉量が少ないということは、糖質をストックできる倉庫の量も少ないということになります。
>でも、そういう状況下で大量の糖質が入ってきたらいったいどうなるでしょう。
>当然、倉庫に入りきらない糖質があふれて、余分な糖質が中性脂肪に変換されていくことになりますよね。すなわち、そういう行き場のない脂肪が肝臓に集中して、脂肪肝を形成していくようになるのです。
>要するに、筋肉量が少なくて糖質エネルギーをストックできる量が少ないのにもかかわらず、普段の食生活でかなりの量の糖質を入れてしまっているのがいけないわけです。
>まず筋トレで「倉庫の量」を増やす
>では、こうした「やせの脂肪肝」タイプの人が肝臓から脂肪を追い出していくには何をすればいいのか。
>このタイプの方は、減量をするのではなく、まず筋肉をつけることを優先しなくてはなりません。なぜなら、いきなりごはんの量を減らしたり全体の食事量を減らしたりすると、さらに筋肉量が減ってしまい、かえって状況が悪化する可能性があるからです。
>ですから、該当する方は、筋トレやウォーキングをがんばって「筋肉という倉庫の量」をしっかり増やすことを目指してください。
>なお、筋トレはハードすぎると長続きしないので、負荷が軽めで効果が高いメニューを選ぶ必要があります。
>おすすめなのはスロースクワット。これは、5秒かけてゆっくりひざを曲げて腰を落とし、5秒かけてゆっくりひざを伸ばして上体を上げていくだけの簡単メニュー。5回1セットで、朝晩2~3セット行うのが目標となります。
>トレーニングで筋肉量が増えてくれば、糖質をストックする倉庫も増え、体内の脂肪が肝臓へ集中する状況を改善することができるでしょう。
>それと、「やせの脂肪肝」タイプの人が気をつけなくてはならないのが「間食習慣」です。
>先ほど述べたように、やせの脂肪肝は、筋肉という糖質貯蔵庫が少ないのに日々多くの糖質を摂ってしまっているのが問題なわけですが、このタイプには、間食でしょっちゅう甘いものをつまんでいたり、しょっちゅう甘い飲み物を飲んでいたりする人がたいへん目立つのです。
>とくに女性には甘いもの好きで間食習慣のある人が多いので、糖質の過剰摂取に十分注意を払わなくてはなりません。
>私はかつてアンケート調査によって、年齢別・男女別の糖質摂取量を調べたことがあります。その結果、50代の女性の糖質摂取量が突出して多いことが判明しました。
>なんと50代女性は基準値の2倍以上も糖質を摂っていたのです。おそらく、この時期の女性は子育てなども一段落して時間的に余裕ができるため、ついつい間食に手を伸ばしてしまうのかもしれません。
>もちろん、50代女性ではなくても、老若男女を問わず、甘いものに目がない方や間食することが多い方は要注意です。太っていようとも、やせていようとも、糖質の間食習慣は脂肪肝を進ませる大きな原因になると心得ておくべきでしょう。
>「冬・こたつ・ミカン」はサイアクだった
>ところで、いまは季節外れですが、冬の寒い時期、こたつに入ってテレビを観ながらミカンやおせんべいを食べるという人も多いはず。いわゆる「冬・こたつ・ミカン」というシチュエーションで、そのまったりと過ごす時間にしあわせを感じるという方も少なくないでしょう。
>しかし、これは糖質の過剰摂取を招く悪しき間食習慣なのです。ミカンには果糖が多く含まれているため、日々たくさん食べるような生活をしていると、肝臓にダメージがもたらされるのは避けられません。
>それに、おせんべいや甘いものもついつい口に入れてしまいがちですよね。そんなことを続けていたら、糖質過剰になるのは確実と言っていいでしょう。
>ちなみに、どうしても間食をやめられない場合は、高カカオチョコレートやナッツ類を食べるのがおすすめです。
>「ミカン」を「高カカオチョコ」に替え、「おせんべい」を「ナッツ」に替えれば、日中のくつろぎタイムを肝臓の健康にやさしいものにすることができるでしょう。
>なお、「アルコールなんてまったく飲まないのに脂肪肝になった」というケースも、糖質の摂りすぎが原因です。
>じつは、いまは飲みすぎが原因の「アルコール性の脂肪肝」よりも、糖質の摂りすぎが原因の「非アルコール性の脂肪肝」のほうがずっと患者数が多く、しかもたいへんな勢いで患者数が増えているのです。
>ですから、脂肪肝は「アルコールをたくさん飲む人がなるもの」などという話はもう通用しません。もちろん、アルコールの飲みすぎが原因で脂肪肝になる人もいるにはいますが、もはや脂肪肝になる原因の多くが「糖質の摂りすぎ」で占められるようになってきているのです。
>頭の中の健康常識をリセットしておこう
>いまの時代、「糖質の摂りすぎ」によって脂肪肝の「落とし穴」にハマってしまう危険は誰の身にもあると言っていいでしょう。
>現在の日本では、身近な食べ物や飲み物、調味料などに「果糖ブドウ糖液糖」というかたちで多くの糖質が入っていることが多いため、知らず知らずのうちに糖質を摂りすぎてしまう場合も少なくありません。
>実際、そんなにぜいたくもせず、そんなに食べすぎもせず、ごく庶民的な普通の食生活をしていただけなのに、いつの間にか糖質過剰になって脂肪肝の診断を下されてしまったという人もかなりの数いらっしゃいます。
>つまり、いまは、いつ誰が脂肪肝になってもおかしくない時代なんですね。普段から糖質摂取の多い食生活をしていれば、お酒を飲んでも飲まなくても脂肪肝になるし、やせていても太っていても脂肪肝になる。
>おなかが出っ張ったおじさんだけが脂肪肝になるのではなく、スリムな女性でも脂肪肝になるし、ティーンエイジャーの若者でも脂肪肝になるのです。
>もちろんみなさんにも脂肪肝の「落とし穴」にハマる危険があります。だから、その危険を避けるためにも、頭の中の健康常識の「脂肪肝の項目」を書き換えてください。
>やせた人も、アルコールを飲まない人も、「糖質を摂りすぎていると、いつ自分がなってもおかしくないんだ」といった具合に書き換えることをおすすめします。
>そして、頭の中の健康常識のリセットが済んだなら、糖質摂取を控えめにするなどこれまでの食生活を見直して、日々脂肪肝を防ぐようにしていきましょう。
>栗原 毅 栗原クリニック東京・日本橋医院長
<参考=「お酒を飲まない50代がハマる”脂肪肝”の落とし穴「やせた人」「酒を飲まない人」が脂肪肝になる意外な理由」(東洋経済)>
(26/01/19)