第35章天井③
6.2014年9月30日のトレード
日経平均は2014年1月に下落し、2月4日に底をつきます。
その後はレンジ相場で推移し、5月半ばから再び上昇軌道に入っていました。
この上昇トレンドは力強いものとは言えず、じり高が続いているという状態でした。
8月には深い押し目もありました。

今にも下落しそうだが、下落しない。
買いで入るには強さが足りないが、上昇トレンドに売りで入るのは怖い。
かと言ってトレンドがあるのに様子見するのは機会損失。
難しい局面です。
こういう難しい局面では断定的な口調で派手にしゃべる人が衆目を集めます。



このManager2525(当時のハンドルネームは「2525ディーラー」)という人物は8月の下落をヘッジファンドの換金売りという理由で的中させ、ツイッター上で注目を集めた人物です。
その後の上昇も、何を根拠に言っているのか分かりませんが、官製相場だから買いをホールドすればいいと断言しています(なお、Manager2525の言う「おまる」とは「お上」→「お○」→「おまる」と変化した造語で公的資金のことを言います)



Manager2525はこの相場でショートすることを強く批判していますが、9月30日cisがツイートをします。

cisは5月半ばから続いた上昇トレンドの天井を宣言します。

日経平均の終値です。
9月30日(火)終値16,173.52円(前日比-137.12円-0.84%)
10月1日(水)終値16,082.25円(-91.27円-0.56%)
日経平均はcisの宣言通り崩れていきます。
10月2日は400円以上の暴落です。
10月2日(木)終値15,661.99円(-420.26円-2.61%)

Manager2525は買いに向かいます。


cisとの一騎打ち(?)の様相を帯びてきました。
10月3日(金)、明け方のナイトセッションでは先物ミニが15370円(0時44分)を付け、9月25日の高値(=終値)16,374.14円から1000円下落します。
その後、反発し昼場の日経平均(現物)は15,616.48円(前日比-45.51円)で始まります。

Manager2525は買い(ロング)ポジションを取ります。


10月3日(金)は15,708.65円(前日比+46.66円+0.30%)で引けます。

翌週の6日(月)~8日(水)の日経平均の終値です。
10月6日(月)15,890.95円(+182.30円+1.16%)
10月7日(火)15,783.83円(-107.12円-0.67%)
10月8日(水)15,595.98円(-187.85円-1.19%)

10月9日(木)は+85.55円GUして15,681.53円で寄付きます。

Manager2525は上目線ですが、10月9日(木)の日経平均はGU陰線で15,478.93円(-117.05円-0.75%)で引けます。

この日(9日)、Manager2525はダウ平均は上昇すると見ていました。
11月上旬にいわゆる45日ルールによるHFの換金売りがあるので、その前にHFはダウを上昇させてくるだろうという読みです。

この読みは外れ、ダウは下落して前日比-334.97ドル(-1.97%)の16,659.25ドルで引けます。
自信の読みが外れたせいか、今度は180度方向転換してダウが16100ドルを割れば長期のトレンドの転換が始まると言います。
まだ16100ドルまで500ドル以上ありました。


10月10日(金)の日経平均は15,300.55円(-178.38円-1.15%)で引けます。

10月13日(月)は祝日です。
cisはツイートします。

cisはまだ下目線です。
10月14日(火)は15,036.87円(-263.68円-1.72%)で始まります。
Manager2525は長期のトレンド転換が始まると言うダウ平均の16100まで余裕があるため、上目線です(14日明け方のダウは16,315.19ドル)。


まるで見てきたような…
さらにcisのことを指してこのように言っています。




当初はダウが16100ドルを割ったらトレンド転換と言っていたのですが、少し弱気になったのか50ドルほどアップして16150ドルになっています。

10月14日(火)の日経平均は14,936.51円(-364.04円-2.38%)で引けます。


画像(日経先物1分足)


10月15日(水)の日経平均は15,009.75円で始まり、15,073.52円(+137.01円+0.92%)で引けます。

大引け後の22時前です。
驚愕のツイートをします。


10億円の含み益です。



※1000万円です。


cisは2013年5月23日以来の10億円の儲けです。
10月16日(木)明け方のダウ平均は16,141.74ドル(前日比-173.45ドル-1.06%)で引けます。
Manager2525が言っていた16150ドルを割ります。



ああ言えばこう言うでロングポジションを正当化してきたManager2525ですが、ついに損切りです。
16日の日経平均の終値は14,738.38円(-335.14円-2.22%)でした。

今までと一転してManager2525は下目線を宣伝です。


下目線とは言え、Manager2525はポジションは取らず、様子見すると言います。
10月17日(金)の日経平均はおよそ60円GUして14,796.32円で始まります。
日経は売り込まれます。



三空の「中の人理論」を彷彿とさせる解説です。
取引した人の数だけ取引した理由があるのですが、まるで一人の人間が一つの理由で相場を動かしているような言い草です。
Manager2525は「しばらくは大人しくしてます」と言っていましたが、ポジションを取ります。
動揺しているのかもしれません。


日経平均は14,532.51円(-205.87円-1.40%)で引けます。

Manager2525はナイトセッションでもポジションを取ります。



土日をはさんで10月20日(月)です。
(土曜の)明け方のダウは16,380.41ドル(+263.17ドル+1.63%)で大きく上昇です。
日経平均はその影響を受けて14,822.84円(+290.33円+2.00%)で始まります。
Manager2525は「NYがバク上げでもしたら損切ります」と言っていましたが、ホールドします。

この日はほぼ寄り底で大きく上昇し、15,111.23円(+578.72円、+3.98%)で引けます。

Manager2525は日経平均が暴騰してもショートをホールドです。
損切りラインと言っていた15130円にわずかに届かなかったせいでしょうか。
リーマンショックを例にポジションの正当性を主張します。


cisは先物をどこで手仕舞ったのかはっきりしませんが、
「本当は週末の17日の後場、みんなが持ち越さないように投げたらポジションを解消(買い戻し)しようと思ったんですが、前場から弱かったので少し様子見してしまった。これは僕の慢心でしたね」(SPA2014年11月4日号)
と言っていますので、おそらく17日夜のナイトセッションか20日の前場には手仕舞ったのでしょう。
10月21日(火)、日経平均はManager2525の読み通り、前日の陽線を打ち消す下落をします。
終値14,804.28円(-306.95円-2.03%)です。
このまま下落すると思いきや、10月22日(水)は一転して大きくGUして15038.19円(+233.91円+1.59%)で始まります。

この日は陽線を付け15195.77円(+391.49円+2.64%)で引けます。
Manager2525の損切りラインを超えてきます。


ようやくManager2525は損切りします。
往復びんたです。
その後もManager2525の右往左往のトレードが続き、いつしか個人トレーダーの注目を失っていきました。
大きな上昇トレンドでは力を発揮する「決め付けトレード」ですが、一度読みが外れると考えに柔軟性がない分、迷走することが多いです。
主観的な決め付けより、

ということでしょう。
Manager2525ですが、そもそもスクショ画面などで資産や建玉を見せたことがないことや大きな損切りしているわりに文章から苦痛が感じられない等から、バーチャなのではという声もあります。

日経平均が底を打った2014年10月17日のテクニカルです。
25日線15763.23円(乖離率-7.81%)
騰落レシオ(25日)69.42
東証1部の値上がり銘柄254、値下がり銘柄1451、変わらず103。
ストップ高13銘柄、ストップ安4銘柄
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201410170143
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201410170146
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201410170147
SPA2014年11月4日号(10月28日発売)とハーバービジネスオンラインにこの時のトレードが載っています(内容は同じもの)。
ハーバービジネスオンライン①
ハーバービジネスオンライン②
SPA2014年11月4日号(10月28日発売)
9月30日に天井を的中させるツイートをした理由です。

ハーバービジネスオンラインより
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