第35章天井①



1.cis

2014年大発会の日経平均は140円以上GDして16147.54円で始まり、陰線を引いて15908.88円(前営業日比-382.43円-2.35%)で引けます。
GD陰線という嫌な始まりです。



cisは12月26日から220億円の買い持ちです。





大発会の嫌な予感そのままに日経平均は下落していきます。
再び16000円が遠のいていきます。



相対利益とは全体(日経平均)が下がっている時にノーポジでいることです。
2014年1月は時々急騰しつつも下がり続けます。
cisは様子見しながら時折ポジションを取り、年間収支をプラスにします。



2月4日(火)、ようやく日経平均は底をつきます。



cisは売りで大底の急落を取ります。



後述しますが、特売り気配だったソフトバンクを寄付かせたのは、cisのおよそ20億円分の買い注文でした。
この日は相場全体ではストップ安が73銘柄あり、底打ちと判断してもおかしくありませんでしたが、cisは先物売り200枚を持ち越します。
ストップ安の激増は底打ちのサインですが100銘柄未満だったせいでしょうか。





2月4日に底をついた後はレンジ相場です。

2014年2月6日(木)~12日(水)









先物売りは決済し、コール売りのみです。
下目線のポジションですが、日経平均は反発して行きます。





2014年2月17日(月)~19日(水)

cisはトレンドのないレンジ相場ではオプション売りで戦います。
プットも売っていきます。
コール売りとプット売りのショートストラングルです。







ショートストラングルはC15500とP13375です。
プレミアムを無視して簡単に考えると、SQ日(3月14日)に日経平均が13,375円~15,500円の間にいれば儲けが出ます。
この範囲から外れると損失になります。

この日(2月19日)の日経平均の終値は14,766.53円です。
SQ日(3月14日)まで後17営業日ありますが、さて…



2014年2月21日(金)





この日(2月21日)の日経平均の四本値は、始値14,729.48円、高値14,805.66円、安値14,679.19円、終値14,766.53円です。
なみなみとしながらも日経平均はレンジを切り上げていきます。

cisは日経平均が15,500円を超えてくるとコール売りが損失になるので、その損失をヘッジするために先物と現物を買いに行きます。



2014年2月24日(月)



コール売りの損失をヘッジする目的で先物を買っていましたが、急落する場面もあり弱含みと見て早々手仕舞ったということです。





MSCIの日付を間違えるのは初歩的なミスです。



2014年2月25日(火)



再びコール売りをヘッジするために先物を買いに行きます。
なみなみとする動きに翻弄されています。

2月25日の明け方の日経先物(ミニ)の高値は15035円で3時00分の引け値は15005円でした。



2月25日(火)の日経平均(現物)は15,002.51円で始まり、後場から買われ始めます。



ついに日経平均が15,500円を超えてくると見て、コール売りを損切りします。
先物買いとプット売りの強気ポジションになります。

が、そこが天井でした。
13時39分の15090円(先物ミニ)が高値でした。







2014年2月27日(木)~3月3日(月)

2月25日を短期天井にまた下がってきます。

結局、先物買いも損切ります。
プット売りのみになります。
日経平均が13,375円以上なら儲けが出ます。





2月28日(金)にcisは先物を買っていました。
3月3日(月)の日経平均はGDして14,666.93円(前営業日比-174.14円-1.17%)で始まります。



3月3日(月)の終値は14652.23円(前営業日比-188.84円-1.27%)でした。
先物をいつ手仕舞ったのかはっきりしませんが、おそらくこの日に手仕舞ったのでしょう。
ロシアがクリミアに侵攻したニュースもcisの判断に影響があったかもしれません。





タラレバ定食というやつです。
プット売りをSQ日まで持っていたのかどうかは不明です(持っていたとしたら4,000万円の利益を得ています)。

2014年1月に日本市場は暴落しました。
2014年2月は1月の暴落を受け、暴落後によく見られる乱高下しながらじり高して行く相場でした。
cisは、上げ相場もしくは下げ相場ならその値動きに乗り、きれいなレンジ相場ならショートストラングルをはじめオプション売りで戦いますが、このようなじり高相場ではさすがにお手上げです。







ちなみにcisが2月24日にMSCIの日付を間違えて空売っていたエプソン(6724)の終値です。

2月24日(月)終値3,025円
2月25日(火)終値2,989円
2月26日(水)終値2.970円
2月27日(木)終値3,035円
2月28日(金)終値3,060円※MSCI
3月3日(月)終値2,961円(始値2,990円)

3月3日に空売りを決済したとしたら微益を上げたことでしょう。

2.星取表男

今までこのHPではどんな形にしろ有名なトレーダーを取り上げてきましたが、ここで無名のトレーダーを取り上げます。

実際彼は名無しで2chの先オプスレ(市況1板の日経225先物オプション実況スレ)に常駐していました。
彼は大引け後に星取表を作成して投稿するのを日課としていました。
そこで彼のことは「星取表男」を呼ぶことにします(IDを反転させているのが星取表男の投稿です)。



星取表男はこの時代の多くの個人トレーダーの例にもれず、アベノミクスで儲け、そして2013年5月23日の暴落で大損していました。
一時2000万円を超えていた星取表男の資産も2014年2月には500万円になっていました。
星取表男は専業としては厳しい資産でしたが、半ば意地になって短期スイングで日銭を稼いでなんとか食いつないでいる状態でした。

前節で紹介した通り2013年11~12月で上昇した日経平均は、2014年1月にそれを全て打ち消す下落をし、2月に入って、乱高下しながら反発する地合いになっていました。
星取表男は、cisの真似をしたわけではありませんが、コールオプションとプットオプションの売りを繰り返しながら利益を上げていました。

星取表男はこの乱高下しながらじり高する地合いは、最後は下落して二番底を付けに行くと見ていました。
それは過去のアノマリーから、もし再び上昇トレンドに復帰するなら、乱高下せずV字で反発するはずと見ていたからです。



2月25日(火)に高値15,094.54円を付けた日経平均は下落へ向かいます(なお、cisは前述のようにここでコール売りを損切りし、先物を買いますが、日経平均の下落と共に先物買いも損切りします)。

数日後、ロシアがクリミアに侵攻したニュースが流れます。
そのニュースを見て3月3日(月)、星取表男はコールを売ります。
C15325だったように記憶しています。
星取表男は、もともとSQ週に下落して二番底を付けに行くと見ていましたが、ロシアによるクリミア侵攻が下落を早めたと判断したのです。



ところが翌3月4日(火)から日経平均は上昇に転じます。
含み損がどんどん増えます。
オプション売りの利点であり、油断のもとでもあるのですが、どんなに含み損が増えようが、SQ値が15325円より下なら儲けが出ます。
星取表男は含み損を我慢してホールドします。

3月3日(月)~7日(金)の日経平均の終値です。
3月3日(月)終値14,652.23円(前日比-188.84円-1.27%)
3月4日(火)終値14,721.48円(前日比+69.25円+0.47%)
3月5日(水)終値14,897.63円(前日比+176.15円+1.20%)
3月6日(木)終値15,134.75円(前日比+237.12円+1.59%)
3月7日(金)終値15,274.07円(前日比+139.32円+0.92%)

3月4日(火)から4連騰です。

3月7日(金)22時30分、雇用統計がありました。
非農業部門の雇用者数が前月比17.5万人増(予想14.9万人増)、失業率6.7%(予想6.6%)です。
失業率こそ増えましたが雇用者数が大幅増です。

星取表男は雇用統計で悪い結果が出て日経先物は下落に転じると見ていました。
米国は寒波に見舞われていたため悪い結果が予想されていたのです。

星取表男の予想に反して雇用統計の良好な結果が出、22時30分に15230円だった日経先物は上昇して行きます。
星取表男は耐えられず、コール売りを損切りし、プットオプションの売りに乗り換えます。
P14750、P14625、P14500です。
証拠金目いっぱいの全力売りです。

星取表男は専業だったため生活費を捻出しなければなりませんでした。
それ以上に損切ったコールオプションの損失を取り戻したいという思いでした。



SQ週にプット売りが危険なのはよく言われていたことでしたが、オプション売りはその価格より1円でも外れていれば利益が出るのです。
こんなに強いのに一週間で500円も下落するはずない、そう考えました。
星取表男は危険なリベンジトレードに打って出ます。

日経先物は23時31分に15330円を付けると今度はじりじりと下落が始まります。
雇用統計直後の急騰は何だったのでしょうか。
翌営業日の3月10日(月)の日経平均はGDして始まります。
プット売りは含み損です。

3月10日(月)~13日(木)の日経平均の終値です。
3月10日(月)終値15,120.14円(前日比-153.93円-1.00%)
3月11日(火)終値15,224.11円(前日比+103.97円+0.69%)
3月12日(水)終値14,830.39円(前日比-393.72円-2.59%)
3月13日(木)終値14,815.98円(前日比-14.41円-0.01%)

前週と打って変わって日経平均は弱く、4日間で1勝3敗です。
星取表男の当初の読み通り、SQ週に下落したのです。
星取表男はコール売りを持っていれば含み益でしたが、後の祭りです。

SQ前日の13日(木)の終値は14,815.98円でした。
星取表男のP14750売りがインするまで100円を切っていました。



「毛根」とは「もうこんな時間」の略で大引け前の10分程度を言います。
星取表男の希望的観測もむなしく、ナイトセッションでも下落します。



18時過ぎには14750円も割ります。
日経平均(現物)の25日線は14,783.86円でした。
25日線のサポートだけが星取表男の心の拠り所でした。



星取表男はこの日早く寝ました。
もう何も見たくなかったのです。

SQ日の3月14日(金)です。
絶望的なGDがそこにありました。





せめて一番下のP14500売りぐらいは助かって欲しい、星取表男の切なる願いも相場の動きには何の影響もありませんでした。





星取表男のP14750、P14625、P14500は全てが損失で終わると言う悲惨なトレードになりました。
星取表男の虎の子の資産は500万円から120万円にまで一気に減ります。
専業としては死に体と言える資産です。



借金まで行かなかったのがせめてもの救いでした。




その損切りこそが重要だった。
カリスマとの差は果てしなく遠かった。

3.Twitter

cisはトレンドの出ない相場はオプションを小出しで売る程度です。





相場をやらない時はもっぱらポーカー・麻雀・ドラゴンクエストです。











cisはドラゴンクエストの対戦相手を求めてTwitterを始めます。



確認できる範囲で最初のツイートはこちらになります。







返信以外の最初のツイートはこちらです。



ツイッターのアイコンは現在(2022年12月)のものが表示されていますが、当初はこちらでした。



これはcisが2chで自作の携帯ストラップを配った時に使った画像です。
cisスレの反応です。





自演がばれた前科があるためcisの話題が出る度に自演を疑われます。



ツイッターはドラクエの対戦相手を見つけるためです。







株はリスクリターンのポイントで小刻みに利益をあげる戦略です。

この時期のポーカー掲示板での雑談をいくつか紹介します。



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エイチームは2013年12月に急騰し、2014年1月29日を高値に急降下していました。
長期投資をしたと言うより短期トレードで持っていたものが第2四半期決算に載ってしまったという感じでしょう。
半年後の決算書にはもう名前はありませんでした。

uoaは未だに仕手株で戦っているようです。

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そもそもcisはなぜ秋葉原の競売情報を見ていたのでしょうか?
どうしてもBNFの資産が気になるのかもしれません。

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https://cadillac600.blog.fc2.com/blog-date-20140826.html

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