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初めにこのライブ・レポートを書くにあたり、今から35年以上前の記憶を基に書いていますので、記憶違いや薄らいだ記憶の掘り起こしなどで話の順序違いなどがある可能性があることを御理解願います。 それは突然でした。小学校からの友人K君から電話で7月(1989年当時)にウエストコーストのミュージシャンNED・DOHENYが大阪 難波でライブをするけど一緒に行かないかとの連絡でした。 彼は、良くお気に入りのミュージシャンのライブに私を誘ってくれるライブ情報に疎い私の最大の情報提供者で、心強い友人です。 「絶対に行くよ!」と言う私の返事に「チケット代立て替えておくね」との彼の返答に感謝して電話を切った。 後日、NEDの当時の最新盤[Life After Romance]を聴かせてくれと言うK君の要望(K君はこのアルバムを持っていなかった)する為、ライブ当日まで何度も我が家に来訪して一緒にアルバムを聴いていました。 |
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![]() "待ち合せ場所" いよいよライブ当日になってK君と彼女のMちゃんと神戸で待ち合せ3人にて大阪に向かい大阪参戦組と待ち合せる為、心斎橋の「明治軒」前へ、そこにはK君の大学時代の同級生、Y君、W君と大学の後輩のカップルの2人が既に到着していて神戸組を待ってくれていました。 ライブ前に食事を済ませる為、「明治軒」でオムライ+串コロセットでお腹満たし、会場の「キリンプラザ」へ向かい、ライブ会場は、全員立ち見の為、入場順序を決める整理券を貰いに行きました。 早い目に並んで居た為、入場順序が早く決まりラッキーでした。ライブ時間までまだ時間が十分にあったので道頓堀商店街方面へ散歩に出掛けた。 |
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そして驚いた事に長身の白人男性と黒人男性が「かに道楽」の動くかにのオブジェを見入っていた。そこに私達が遭遇して一番社交的なY君が「NEDさんですか?」と尋ねた。 「そうだよ〜」って気さくな感じの彼の返事、「僕達は、君のライブにやって来たファンだよ!」と何か色々と喋っていた。 「後で会場で会おう!」と言ってNEDとその場で別れた。 ![]() "かにの看板" |
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再び会場1Fに戻った私達は、係員の指示に従ってステージ(何階だったか不明)に案内され、途中グレーチングが敷き詰められたキャットウォーク的な通路が非常に印象的でした。 整理券の順番では先頭より12番目位だったのですが、ステージ前の最前列ステージ右奥から1番、2番(普通、ステージ中央から振り分けで数字順になるのですが)となったので私は、最前列中央部に偶然にも位置が割り当てられた。 ここでこのライブでのツアー・メンバーを紹介します。先ずステージ向かって左側から(配置は記憶通りでは?) JAI・ WINDING:キーボード、 MIKE・PORCARO:ベース、CARLOS・VEGA:ドラム、MARILYN・SCOTT:バッキング・ヴォーカル、LESLIE・SMITH:バッキング・ヴォーカル、JAMES・HARRAH:エレクトリック・ギターそして中央にNED・DOHENY:ヴォーカル/エレクトリック・ギターの大ゴージャスなメンバーです。ベテラン・セッション・ミュージシャン、大物バンド所属のミュージシャンとソロでアルバムもリリースしている人もいる豪華な陣営です。 更にJAMES・HARRAH、JAI・ WINDING、LESLIE・SMITH、MARILYN・SCOTT達は、NEDのアルバムの収録にも参加している人達なのです。 ![]() "ライブ会場の今は無きキリンプラザ" |
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注)各曲名のLink先は、同年7月Tokyoで行われたライブのYoutube(Heart Music City (LCRkoinu1-)さんアップの音源です(感謝!) 一部音源先無しやアコースティック・ギターを用いて演奏がありますが、私の記憶ではOsakaライブでは、NEDは、アコースティック・ギターを用意していませんでした。 多分、Tokyoライブでは、ギターを用意したのではないでしょうか。 1曲目"Fineline" NEDがアサイラム所属時代の '73年のセルフ・タイトル盤[Ned Doheny]に収録されている曲です。歯切れ好いギターのカッテイング・サウンドが特徴的なナンバーです。NEDもJAMESもお揃いの白のストラトキャスターを下げています。 2曲目"Back To The World" '88年の[Life After Romance]に収録されている曲です。ネオ・ソウルなのリズムとサウンドによる洒落た感を与える曲です。バック・ヴォーカルのMARILYN・SCOTTとLESLIE・SMITHの歌声のサポートがご機嫌ですね。 3曲目"Get It Up For Love" この曲は、'76年のアルバム[Hard Candy]からの曲です。ネッドと言えば"Whatcha Gonna Do For Me ?" とこの曲が超有名と言えるほどの彼の代表作です。NEDが得意のハイフレットでの美しいギターの音色に観ている方も飲み込まれそうです。私の隣にいた見知らぬ観客のお兄さんなんて泣きながら観ていましたからね。でもこの曲辺りから観客の大勢が曲に合わせて踊り出すものだから、ステージ前後のスペース狭さ(ギターとアンプの位置関係の影響か?)からNEDのマイクが観客のフロアに置かれてNEDの顔の前でグルグルと観客と同じように踊り出すので必死で彼のマイクを両手で押さえていました。 4曲目"Follow Your Heart" この曲も '88年の[Life After Romance]に収録されている曲です。この曲もファンキーなリズムとサウンドによる乗りの好い曲です。ライブ音源を再び聴いていて気が付いたのですが、JAMESが凄い速弾きのギターを目一杯聴かせていたのですね。 5曲目"Love's A Heartache" この曲も '88年の[Life After Romance]に収録されている曲です。乗りの好い曲の後に「愛に苦しむ人」をテーマとしたしっとりとしたナンバーです。少し不思議な雰囲気を醸し出すギターのリフとNEDの非常に高いキーで歌うところ印象的な曲でもあります。 6曲目"Til Kingdom Come" この曲も '88年の[Life After Romance]に収録されている曲です。今思い起こして考えたら[Life After Romance]からの曲をこのライブで披露していた事を認識させられます。 7曲目"Heartbreak In The Making" この曲も '88年の[Life After Romance]からの曲です。NEDのプロデュースでイギリスのシンガーTONY・STONEも同年収録しています。この曲も楽しいポップなリズムと弾けるようなサウンドが持ち味の曲です。Link先の音源から途中MARILYNがソロで歌っていますね。 8曲目"Can't Help But Love Her" この曲も '88年の[Life After Romance]からの曲です。ネオ・ソウルなリズムとサウンドの曲です。ちょっと聴きでは、アーバン・ソウルなモータウン・レーベルに所属するグループの歌じゃないのかなと思うくらいソウルフルなナンバーです。 この辺りから一番優しいW君が私の代わりにマイク保持役を替わってくれています。 9曲目"A Love Of Your Own" '76年の[Hard Candy] に収録されているTHE AVERAGE WHITE BANDのHAMISH・STUARTとNEDとの共作の曲です。やはりA.W.B.らしいソウルぽいリズムとサウンドを聴かせます。もうこの曲は、NEDのライブでは、定番的な位置になっている曲でもあります。 10曲目"When Hearts Collide" この後にリリースされる '91年のアルバム[Love Like Ours]に収録されている曲です。NED歌う哀愁のバラードです。 11曲目"Perish The Thought" この曲もこの後にリリースされる '91年のアルバム[Love Like Ours]に収録されている曲です。NEDのプロデュースでイギリスのシンガーTONY・STONEも収録しています。MARILYNとLESLIEとのバックのハーモニーも美しいこのライブの時点ではアルバム未収録曲ですね。 12曲目"I've Got Your Number" '76年の[Hard Candy] に収録されているファンキーなサウンドの曲です。ライブでは、少しスローにしたリズムのながれになっています。CBS時代になってNEDの書く曲は、よりソウルフルでしかもメローなナンバーが多くなっています。この曲もそんな1曲です。 13曲目"Whatcha Gonna Do For Me" NED自身のセルフ・カバーで収録されたのは '88年の[Life After Romance] でアルバムのトップを飾ったナンバーです。共作のHAMISH・STUARTは、'80年にA.W.B.のアルバムに収録しています。翌 '81年にはCHAKA・KHANが歌ってヒットさせています。 いよいよ最後の曲(アンコール曲)です。 14曲目"Life After Romance" '88年のカムバック・アルバム[Life After Romance]の最後に収録されているバラードです。やはり[Life After Romance]の収録曲を意識したライブですね。9年の長いブランクを経て日本のみリリースされたアルバム、そして実現した日本への単独ライブ・ツアーに観客の1人として立ち会えた事を嬉しく想います。 NEDのライブが終了して会場の一階出口で出待ちをしているとNEDとLESLIEがエレベーターから出て来た。 それを目撃したY君が早速2人に話しかけ今夜のライブに非常に感動したと謝辞をのべていた。 そしてすっかりMARILYNの非常に美しい歌声に魅了されたY君は、「MARILYNは、一緒じゃないの?」と質問そしたら LESLIEが「MARILYNをMONEYと勘違いをして」お金は持っていないよと言いズボンのポケットを裏返しにて見せた(笑)、 知らない人が見たら「カツアゲ」されている外国人と仕掛けたアジア人達に見えるのでは、 MONEYじゃなくてマリリン? 何度も発音を変えて聞いてみてLESLIEが「マリリンか?彼女は、楽屋で休んでいるよ」と答えてくれた。 私達は、再度お礼と別れの挨拶交わしNEDは、LESLIEと一緒に再び道頓堀方面へ散策に出かけて行った。(よっぽど道頓堀が気に入ったのでしょうね:笑) 私達は、久しぶり会った大阪組とNEDのライブ体験の感想会と称して心斎橋のカフェにて談笑することに、そこで後輩の彼女さんは、 結構古くからのNEDのファンでアサイラム時代の"Fineline"ですっかりNEDの虜になったそうです。 実は私、このライブに行った時点NEDのアルバムは、[Hard Candy]、[Prone]、この[Life After Romance]と3枚しか持っていなくて、 最初に買った[Hard Candy]のレコード盤なんか歌詞やクレジットの無い白いスリーブに盤が入った物なので、初期のNEDの音楽交友関係も不明のままでした。 CBS時代のNEDのアルバムばかり愛聴していたし、ファースト・アルバムまで遡って聴こうと言う事まで考えていませんでした。 本ライブの1曲目の"Fineline"のギターを弾きながら歌うNEDのかっこ良さは、やはり彼女さんの言う通りNEDの魅力の1つでもありますね。 よし、NEDのデビュー・アルバム[Ned Doheny]もCD化されたので買ってみよう!!! 最後にK君の彼女MちゃんからNEDのマイクスタンドをずっと保持し続けた私の姿が最高だったと褒めて頂き、その行為に対して労いの言葉を頂きました。(笑) ![]() "1989年7月のセットリスト" このライブでの体験は、何度もこのB.W.M.C.で取上げて掲載したいと思っていたのですが、詳細な日時までは不明であり、当時の曲目は、分かるものの演奏そのものは、'10年9月29日の大阪でのNEDのライブと比較して記憶がすかっり薄らいでいたので機会を失っていました。先にも記したYoutubeにアップされたYoutube(Heart Music City (LCRkoinu1-)さんアップの音源が非常に参考になり、頭の中の隅にある記憶を思い起こしながらの綴ってみました。 Background photo by WILLIAM・HAMES ![]() |