1970年代初めごろまでよく使われたゲルマニウムトランジスタを使った4石レフレックスラジオをブレッドボード上に作ってみました。

初段にゲルマニウムトランジスタを使ったのは、ゲルマニウムトランジスタはコレクタ電流を変えると増幅率(hFE)が大きく変わることを利用し、ここでは高周波の増幅度(感度)を変える(発振ぎりぎりまで上げる)ことができるからです。(高周波段の増幅度が低いと、低周波段でいくらゲインを上げても低感度です。)シリコントランジスタの場合にはhFEはあまり変えられませんが、hFE自体が大きいので結構高感度にできます。

1石や2石のレフレックスラジオなどもそうですが、バーアンテナやチョークコイルの配線を逆に入れ替えたり(極性があるといえます)、配線の長さ・引き回しや物理的な位置関係を変えると感度・分離度が大きく変わりますので、回路図だけを見て作っても低感度だったり、「ピー」と発振したりします。「子供の科学のラジオ」というサイトをご覧になると、作者の方の苦労が見られます。

今回はブレッドボードで各部をいじって最高の感度になるようにしてみました。再生を適切に効かせると感度・選択度が大きく向上し、選択度は LMF-501(TA7642)などを使ったストレートラジオより良くなり、選局がシビアにさえなります。YouTubeで「4石レフレックスラジオ」を検索していただくと、本機の受信の様子の動画が出てきます。