Code_Saturne のコンパイル

2012年6月30日

はじめに

Code_Saturne は、フランス EDF が公開しているオープンソースの流体解析ソルバーである。

使用環境

Code_Saturne 2.0.4、Linux Mint 12 x86_64

Code_Saturne のコンパイル

Code_Saturne のページ からインストーラ "Installateur" (installer-204.zip) をダウンロードして展開。

$ unzip installer-204.zip
$ cd installer

環境に合わせて setup ファイルを編集。インストール先を指定。

prefix    ~/opt/Code_Saturne

システムにインストールされている Open MPI を使うようにパスを設定。

mpi        /usr    yes    no

インストール。

$ mkdir ~/opt/Code_Saturne
$ ./install_saturne.py

必要なパッケージがダウンロードされ、コンパイル・インストールされていく。途中で失敗した場合は、install_saturne.log を見て対処する。

※ hdf5 のダウンロードに失敗したので、install_saturne.py の中の hdf5 のバージョンを 1.8.8 から 1.8.9 に書き換えた。

※ 以下のパッケージを追加でインストールした。

  • gfortran
  • swig
  • PyQt4 (pyqt4-dev-tools)
  • libxml2-dev
  • xfig
  • LaTeX (texlive-full)
  • ParMETIS (libparmetis-dev)
  • ATLAS (libatlas-base-dev)

Open MPI はインストール済み。METIS の代わりにインストール済みの SCOTCH を使おうとしたが、うまくいかなかった。

無事インストールが完了したら ~/.bashrc にパスを追加する。

export PATH=~/opt/Code_Saturne/cs-2.0/bin:$PATH

ドキュメント

以下のコマンドでコマンドリファレンスとユーザーガイドを参照できる。

$ code_saturne info -g refcard
$ code_saturne info -g user

テスト

installer/ncs-2.0.2/examples にサンプルデータがある。これを使用してテストを行う。

$ cp -r ~/installer/ncs-2.0.4/examples/1-simple_junction .
$ cd 1-simple_junction

ケースディレクトリを作成。

$ code_saturne create
$ cp case1/case1.xml CASE1/DATA
$ cp -r mesh MESH

GUI を実行。

$ cd CASE1/DATA
$ ./SaturneGUI

case1.xml を読み込む。ウインドウ左側のツリーの "Calculation management" の "Prepare batch calculation" にある "run Code_Saturne batch job" ボタンを押す。

計算が無事に終わったら、CASE1/RESU ディレクトリに EnSight データが書き出されているので、それを ParaView で表示。

$ cd ../RESU
$ cd CHR.ENSIGHT.06301724
$ paraview --data=CHR.case