第33章アベノミクス後編①
1.2013年5月23日(木)
2012年11月14日の衆院解散宣言から始まったアベノミクス相場ですが、2013年4月4日に成長戦略第1弾である日銀の異次元緩和、5月2日にECBの利下げ、5月17日に成長戦略第2弾の大規模投資の発表があり、上昇トレンドは加速していました。

もぐろはコールオプションを利確し1.12億円を手にした後に15980円で先物ミニを買っていました。


もぐろはナイトセッションで一気に16000円を抜けてくると見て先物ミニを買いましたが、含み損です。
5月23日(木)の日経平均は寄付き15739.98円(+112.72円、+0.72%)で始まります。
先物ミニは9時00分の時点で15755円です。寄付いた後すぐ上昇します。


もぐろはナンピンして先物ミニ15870L×1400枚の大きなポジションです。

もぐろは10円抜きで上手く逃げますが、日経はもぐろの売りを吸収してさらに上がります。
もぐろは再度先物ミニを買いに行きます。

もぐろは先物ミニ300枚で25円抜きです。
日経は上を目指します

10時00分、日経は前日比+300円にまで達します(10時00分の先物ミニは15955円)。

もぐろは16000円が抵抗帯になると見て、先物ミニ15890S×500枚のポジションを取ります。

もぐろは119枚を5円抜きで手仕舞い、残りはホールドです。
10時45分です。
中国の製造業PMIが発表されます。

これが最後のきっかけになりました。
この時の先物ミニは15905円でした。

徐々に弱含みなってきます。

11時00分、先物ミニは15885円です。



マザーズに続いてトピックスも前日比マイナスに落ちます。
日経平均もずるずると落ちていきます。



日経平均は前日比300円高から一時前日比を割り、先物ミニは15535円(11時26分)を付けます。
日中高値15955円(10時00分)から-420円です。
前場引け直前に大きな買いが入り、ぎりぎり前日比プラスで前場を終えます。


11時30分の時点の先物ミニは15670円です。
4分で135円上昇しています。
このリバウンドが多くの人を勘違いさせたかもしれません。
もぐろは15880S×311枚を15690円で利確します。

1億2000万円に到達です。
前場だけで1000万円近く儲けたもぐろはさらにリスクを取りに行きます。



茨城県民の平均生涯年収1.4億円まであと少しです。

もぐろは12時5分、先物ミニを15570S×1000枚建てます。
これはすぐ買いが入ったため15640円で損切りです。
700万円失います。


もぐろはこの損切りで後場の上昇を確信したのでしょう。
先物ミニを15640円で1000枚買い建てます。
後場が始まります。
いきなり後場の寄付きで前日比を下回ります。
12時30分の時点の先物は15645円です。
後場寄付いて日経は売り込まれます。
もぐろはここで先物ミニを444枚ナンピン買いします。



いよいよ下落が加速していきます。















もぐろは先物ミニ1444枚をぶん投げます。
3000万円の損切り…ではありませんでした。

もぐろは明け方にコールオプションの手仕舞いで1億1196万4380円を手に入れますが、その14時間後、先物ミニ15630円L×1444枚を15135円~15005円で損切りします。
残金が3000万円、正確には2902万0043円です。
8314万5195円の損失です。
午前中の儲けを考えるともっと損切り額は大きかったかもしれません。


当初もぐろは指値15135円(15130円?)で損切ろうとします(2013年5月26日0時27分の発言より)。
ここで約定したのは15135円と15130円で計354枚です。
瞬く間に株価が下がってしまったので残りの1044枚を成り行きで投げます。
約定したのは15015円~05円でした。

この間およそ80秒です。
この80秒で1000万円以上損失を増やしています。
少しでも高い株価で売ろうと欲を出したばかりに余計な損をしたのです。
※もぐろは1444枚のポジションを持っており、1444枚-354枚-1044枚=残り46枚はいくらで約定したのか不明です。






もぐろの損切りにかかわらず相場は続いていきます。

15000円割れは数分ですぐに大きなリバウンドが入ります。

もぐろはこのリバウンドを見てリベンジに出ます。

コールオプションを全力買いです。
C15500平均362L×79枚です。
もぐろが正確に何時何分にコールを買ったか分かりませんが、もぐろがこの投稿をした13時37分が15300円(先物ミニ)でリバウンドの戻り天井でした。


15200円台で粘っていた日経先物ですが、14時過ぎから再び下落が始まります。










14時17分、先物ミニは日中安値14930円(13時20分)を割って下落します。




https://www.youtube.com/watch?v=x3mxetd6PlQより
14時28分サーキットブレーカーが発動します。
15分間の中断です。

もぐろが大学進学ラインとしていた資産2000万円を割ります。

14時43分再開です。

日経先物14810円でサーキットブレーカーになりましたが、それを下回る形で14時43分14770円で寄り付きます。

板が薄いため売られたかと思うとすぐさま急騰します、わずか3分後の14時46分には14930円まで行きます。




元ネタhttps://www.youtube.com/watch?v=QxUrumozgMI
最後の10分でダメ押しで売られます。



日経平均は14483.98円(-1143.28円、-7.32%)で引けます。安値引けでした。
東証1部の出来高と売買代金はそれぞれ76億5514万株と5兆8376.95億円でいずれも過去最高を記録しました。
ファーストリテイリング(ユニクロ)は一時前日比+7.25%から大引けは-7.97%、ファナックは+4.93%から-5.23%という乱高下でした。
先物ミニは14580円で引けました。
大引けで約定できずザラ場引けと言う珍しい形になりました。








焼肉屋のアルバイトから帰ってきても状況は変わりません。




2000万円を大きく割り込み、念願の大学進学が遠ざかっていきます。

長い一日でした。
もぐろは資産1200万円にまで減りました。
11時30分の1億2000万円から見れば10分の1です。
大きな損失ですが、21万円からスタートしたことを考えるとまだ充分勝っていました。
2.後から見た5.23
狂ったような上昇トレンドに見落とされていましたが、後から見ればいくつか懸念事項がありました。
・前章で紹介したように5月23日の日本時間の明け方、FRBのバーナンキ議長が債権の買い入れ縮小について言及していました。
バーナンキ議長の発言を受けて、もし5月23日がGDからの下落と言うような形でしたら、被害者は少なかったかもしれません。
5.23のことをバーナンキショックと呼ぶ人もいますが、実際はバーナンキ発言の後も数時間にわたって日経平均は上昇していました。
・バーナンキ議長の発言を受けて、米国債は叩き売られており(金利は上昇)、日本の国債も急落していました。
日本の国債先物が前営業日1円下落し、サーキットブレーカーが発動、午前8時53分から10分間取引が停止されました。
もしこの動きを受けて日経平均が下落していたら、また違ったかもしれませんが、日経平均は上昇していたため気にした人は少なかったでしょう。
https://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPL3N0E34AT20130522 より
・マザーズ指数は5月15日(水)に-8.20%の大陰線を付けており、その後も高値を更新できないでいた。

・5月21日(火)・22日(水)に日経平均は上昇したが、値下がり銘柄数の方が多かった。
・特に22日は日経平均の前日比率(+1.60%)がTOPIXの前日比率(+0.44%)を大きく上回っており、ファーストリテイリングやファナックをはじめ一部の値嵩株が日経平均を持ち上げていた。

後から見れば…
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