はじめに
WordPressは世界中で利用されているCMS(コンテンツ管理システム)で、多種多様なプラグインによって機能を拡張できます。
しかし、中には公式ディレクトリから非公開になったプラグインも存在します。
理由はさまざまで、開発者が更新を停止した場合や、セキュリティ上の問題が指摘された場合などがあります。
こうしたプラグインを必要とする場面もあり、その取得方法を知っておくと役立つことがあります。
この記事では、この方法について説明します。
取得手順
以下の手順で非公開になったプラグインを取得します。
- ラベルプラグインフォルダの名称を確認
非公開になったプラグインをバックアップから探したり、リポジトリで検索したりするには、正確な「スラッグ(フォルダ名)」を知る必要があります。
- 管理画面から推測する
管理画面の「プラグイン」一覧で、該当プラグインの「詳細を表示」リンクや「編集」リンクのURLを確認します。
URL内のplugin=filenameの部分がフォルダ名です。
- サーバー(FTP/ファイルマネージャー)で確認する
/wp-content/plugins/ディレクトリにアクセスし、インストール済みのフォルダ一覧を確認します。
- 公式リポジトリのURLから特定する
以前の公式URLがhttps://wordpress.org/plugins/sample-plugin/であれば、末尾のsample-pluginがフォルダ名(スラッグ)です。
- 管理画面から推測する
- ラベルWordPressリポジトリのバージョンを確認
公式リポジトリからページが消えていても、開発用リポジトリ(SVN)には過去の履歴が残っていることがよくあります。
- SVNリポジトリへアクセス
ブラウザでhttps://plugins.svn.wordpress.org/プラグイン名/にアクセスします。
tags/フォルダを確認
ディレクトリ一覧の中にあるtags/フォルダを開くと、これまでにリリースされたバージョン番号(例:1.0.2、2.1.0)がずらりと並んでいます。ここで、どのバージョンまで存在したかを確認できます。
trunk/フォルダの確認
最新の開発版を確認したい場合はtrunk/を参照します。
- SVNリポジトリへアクセス
- ラベルZIPファイルを取得
非公開でもSVNリポジトリにデータが残っていれば、手動でZIP化して取得することが可能です。
プラグイン名とバージョン番号を、前述の手順で調べたものに書き換えてブラウザのURL欄に貼り付けます。https://downloads.wordpress.org/plugin/sample-plugin.1.2.3.zip
非公開となったXO Event Calendarについて
以下でも述べましたが、XO Event CalendarはWordPress 6.5以降サポートされていません。
今後のWordPressのバージョンアップによって、動作しなくなる可能性があります。
そのため、独自プラグインを作成し、過去のXO Event Calendarのデータを移行しました。
このように独自プラグインとすることで、ユーザーニーズにも対応可能であり、非公開プラグインの設計思想に縛られず、自分たちが最も使いやすい形にデータを整理・移行することで、長期的に安全かつ効率的に運用できます。
その結果、以下の要望にも対応してみました。
さいごに
今回紹介した方法を使えば、公式ディレクトリから非公開になったWordPressプラグインでも、過去のバージョンを取得することが可能です。
バックアップやSVNリポジトリを活用し、安全性を確認した上で利用すれば、既存サイトの機能を維持したり、特定のプラグインが必要な場面でも対応できます。
ただし、非公開になったプラグインにはセキュリティ上のリスクもあるため、最新のWordPress環境での動作確認や、必要に応じて代替プラグインの検討も忘れないようにしましょう。



