Rebecka's show in Shanghai



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"Song Formerly Known As Alice" を歌うREBECKA





Japan

それは突然でした。いつものようにGOOGLEでREBECKAのCDなどの情報を検索していたら、中国語の混じった見慣れない検索文が...
クリックして内容を確認するとREBECKAと同じくスウェーデンで活躍するJAY・JAY・JOHANSONとの上海ライヴのチケット販売案内の情報でした。 '06年9月9日夜7時45分より上海のShanghai Oriental Art Centerにて行われるライヴで、8月25日からチケットの販売開始との内容でした。
幾つかの英文発券案内に入って購入を試みましたが、上海近郊のみ販売で到底日本からの購入は、出来ませんでした。上海に行くだけ行って当日券を購入するか、また他の方法を検討するか思案です。

それからと言うものの上海でのライヴの事が、頭から離れずチケットを入手する方法を考える毎日でした。日本の旅行会社で海外のライヴを扱っていそうなところを探しましたが、上海は、経験が無いとの連絡ばかりでした。色々調べている内にライヴ会場の近くに以前フランスのパリで滞在した事のあるホテルが上海にも有ることを発見した。パリでは、あまりこのホテルに連泊はしなかったのですが、サービスの良さと最上階のラウンジでのジャズの演奏の雰囲気の良さを思い出し、試しにホテルのHPに入ってメールを送る事にしました。 翌日ホテルより丁重なメールが送られて来てチケットの購入が可能とのこと。

早速手続きに入り、1週間後にホテルにチケットが届き、当日手渡しする事を知らせる嬉しいメールが届きました。仮予約を行っていた上海までのフライトを本予約し、ホテルも1泊ですが予約を完了して、後は、当日が来るのを楽しみに待つのみです。
但し、中国返還前の香港は、数回行った事は有りましたが、上海に行くのは今回が初めてで、空港の場所すらあまり知りませんでした。

出発当日は、目覚まし時計のセット時間より2時間近く前に目が覚め(子供の頃の遠足と同じ気分です!)、朝食を摂った後、荷物の最終チェックしてから空港へ向かうことにしました。
自宅から関空へは1時間半程度で行けるのですが、やはり早い目に搭乗手続きを済ませたいので、予定より早く出ました。

今回は、コンサート当日の午前出発・翌日午後関空着の航空機会社で安い航空券を探したので中華東方航空のMU730/MU731便(エアバスA300)を利用した。搭乗手続きカウンターは、JALと提携運行を行なっているのでJALの係りの人が行っていた。現地の通貨(人民元)は、上海の浦東(Pudong)国際空港に着いてから両替する事としていたので銀行には寄らずそのまま出国カウンターへ向かった。

免税店の商品も余り興味がなく、時間潰しの為、各店舗のウインドウを覗きこむだけにして、MU730へ向かうバスゲートある階下で、 出発時間が来るのを待つことにした。この日、上海へ向かう人は結構いて飛行機の座席も9割ほど埋まっているようです。大阪から上海の直線距離は約1400kmで約2時間のフライトです。機内では、軽食と飲み物と免税品の販売のサービスがあり"バタバタ" としている間に浦東空港に到着しました。


Shanghai


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関空より乗って来た中華東方航空MU730便



浦東国際空港は、1999年に開業した比較的新しい空港で、上海の東側の新開発地区浦東(Pudong)に位置し、上海市内までの距離は、約30kmで上海市の東南の位置にあります。
新しい空港は、例外にもれず広くて清潔感があって嬉しいのですが、入国管理のカウンターまで非常に遠く、空港内を延々と歩かされた後、入国審査を待つ長い列に並ばされるのも本当にウンザリさせられます。
機内持ち込みの荷物1つの私でも30分以上かかって入国ゲートを出られました。早速ゲートの正面にある両替所に向かった。

人民元への両替は、上海市内の銀行、ホテル、空港のどこで両替しても余りレートは、変わらない(手数料の違いはあるようです)と本に書いてあったので両替を行なった。係りの人の居る窓口に向かおうとしたところ空港の係員が自動両替機を利用するよう指示され、仕方なしにステンレスの塊のような無機質な機械に日本円を挿入した。交換レートは、1人民元=¥15でした(香港ドルと同程度です)

先ほどの空港係員が傍に立って「ここを押して次ぎにここから元が出てくる…レシートを忘れずに!」と色々教えてくれるが正直なところ少しウザかった。手にした人民元で外は雨降りの為、安い傘を購入しようと思いその空港係員に「傘の売っている場所は?」と聞くと彼は「知らない!」との返事でがっくりです。

空港内の店舗を色々見て回りましたが、お土産物ばかりで傘は無く、仕方ないので空港の外へ向った。
空港に隣設するビルの中にローソンが有るのを発見した。その店内を見渡したが、何処にも傘は置いていなかった。しかし、丁度そのローソンの向かい側に上海市内に向かうリニア・モーター・カーのチケット売り場に傘を求めてウロウロしていたら偶然来てしまったのでリニア・モーター・カーを使って市内に出ることにした。運賃は当日の航空券を提示してエコノミー席で50元から40元に割引になります。


Maglev


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浦東空港から龍陽駅まで世界初(2004年)の営業運転しているリニア・モーター・カー



入場ゲートにチケットを挿入して機械が吐き出したチケットを片手にリニア・モーター・カーに乗車する為にエスカレーターに向かおうとしたが係員から中国語で何かアナウンスがあり制止された。
偶然にも私の左にいた女性から「あと10分でリニア・モーター・カーが駅に入って来るのでこのロビーで待機して下さい!」と流暢な日本語で教えてくれました。

リニア・モーター・カーに乗車しようとしている客は、空港利用者に混ざって子供連れの中国人家族が結構いてリニア・モーター・カーの看板を背に記念写真を撮っていたのでまだまだ上海でも珍しい乗り物のようです。



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直線区間で時速431km/hの速度



リニア・モーター・カーの内部は中央の通路を挟んで3列(エコノミー)のシートが配置されていて車両と車両の間には航空機を利用する乗客用にラゲージ・スペースが設けられています。発車の合図の後ゆっくりと動き出しました。低速運転の間の振動はまったく感じなかったのですが、時速250km位から左右に揺れる小刻みな振動が発生しています。空港と終着駅の中間点の直線区間で時速431km(小型飛行機なみ)に達しました。外の景色を眺める事無く終点の龍陽駅(Longyang Road)に到着しました。

次はこの駅と隣接する地下鉄地(M2路線)龍陽路駅から2つ目の上海科技館駅に向かいます。料金はリニア・モーター・カーに比べて非常に安い3元でした。カード型になったチケットを地下鉄地入口のゲートにタッチするだけで通り抜け出来ます。
駅の案内板も判りやすく表示されていて迷う事無く目的地へ到着しました。
この駅から地上に出たところ近くに今夜のコンサートが行なわれるShanghai Oriental Art Centerがあるはずです。


Shanghai Oriental Art Center


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Shanghai Oriental Art Centerの正面入口



2004年の12月に完成したShanghai Oriental Art Centerは外周部に全てハーフ・ミラーを使った半円形のドームを逆さにした、近未来的な建物で上から見ると丁度花びらの形にデザインされています。
内部は大・中・小のホールに区切られて、催しものの規模に応じて、使い分けされています。コンサート・ホールの豪華さと設備の良さに、本当にA席で200元(3000円)は、安いと思いました。
イベントを兼ねたコンサートと上海の人をターゲット(日本からわざわざ来る人も居ないと思ったでしょうね!)にした価格設定ではないでしょうか。

上海科技館の地下の飲食店(コンサート前に食事を済ませる為)のチェックと今夜宿泊する ホテルの場所を確認しながら南の方面に歩き出しました。交差点の角を曲がった所で背の非常に高いSofitel JJ Oriental Pudong Hotelが見えてきました。
これなら迷う事無しに今夜再びホールの方に戻ってこれます。但し、交差点では歩行者は注意が必要です。 信号が、歩行者にとって青でも左折/右折の車が平気でクラクションをけたたましく鳴らしながらノー・ブレーキで突っ込んできます。車のドライバーのマナーの質は低いようです。逆に香港では、歩行者側が赤信号でも車が居なければ、平気で横断歩道を渡ったりするので、歩行者のマナーが悪いです。


Hotel


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事前のセットリストとチケット



ホテルに到着する手前で小雨ですがやはり雨が降ってきました。小走りでホテルの玄関を通り抜けチェックイン・カウンターへ一直線に向かいました。コンサートのチケットの事が気になり、早々のチェックインを済ませた後、コンシェルジュの待機する場所まで行きコンサートのチケットを受け取りました。

係りのコンシェルジュ(Mr.STONE)は私が到着するのを心待ちにしていたようで大変丁寧な対応と私の質問に対して即座に対応してくれました。早速チケットのPerformance Hallの席番号をチェックしたところ2排11座(2列目11番)のチケット入手に感激した。出遅れたわりには良い席でコンシェルジュに「良い席です。有難う!」と礼を言うと、
このホテルは Oriental Art Centerの会員に入っているので優先的にチケットが回って来るとの事。

今夜のコンサートのセットリスト(曲目プログラム)をプリント・アウトしていなかったのでビジネス・センターでパソコンを借りセットリストを数種類印刷しました。料金(外国人宿泊客相手の為、価格設定は非常に高いです)を支払いしながらコンサートの為に花束を購入したいと係りの人に相談しました。
コンサート・ホール近くには花屋は無いとの事で、仕方無く時間を指定して部屋まで花屋さんに配達してもらう事になりました。この時相談に乗って頂いたビジネス・センターの張さんには大変親切にして頂きました。


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プレゼント用にバラとゆりが綺麗にアレンジされた花束



ホテルの部屋でコンサートの時間になるまでテレビを見たり、備え付けのコーヒを作って飲みながら時間が来るのを楽みながら過ごし少し早いがコンサートホールに再び向かう。天気予報では雨は夕方まで夜は晴れるとの事で結局傘は買わずじまいでした。


Concert


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世紀大道にあるステンレス製の巨大なオブジェ



事前に調べていた上海科技館の地下の中華料理屋さんで食事を済ませた後、Art Centerに戻り正面入口よりホールに入場した。
入口の係員は、チケットのチェックはせず「今晩は」と言いながら軽く会釈をしてくれた。
2階の各ホール入口通じる階段で女性係員にカバンは、クロークに預けるよう指示され再び1階へ。開演まで少し時間があるので Art Centerの内部(大・中・小の3ホール構造)をあちこち見て回る事にした。CDなどの販売が行なわれていましたが、今夜のコンサートとは関係無いものばかりでした。多分今夜の2人のCDは中国国内では入手出来ないのでは無いでしょうか。

REBECKAのライヴが行なわれるperformance hallの入口近くまで来て少し足がくたびれたので近くにあったベンチに座ってホールの入口が開くのを待つことにした。上海の若い女性がベンチの半分を空けて席を譲ってくれました。「コンサートに来たのですか?」と私の質問に対し「ええ」と答えてくれたので「JAY・JAY・JOHANSONのファンですか?」再び「ええ」と答えてくれ「あまり英語が得意ではないので...」と結構英語が上手な方でした。彼女:ADAさんはLOOK YELLOW PAGEの取材でJAY・JAY・JOHANSONの記事を担当しているそうです。木曜と金曜日のGötheborgが停泊している港での歓迎コンサートの事を聞きましたが、そちらのほうは行っていないらしいです。
"The room for Rebecka"のURLをお知らせしましたので、いつか来訪してくれるかもしれません。楽しい会話をしているうちに会場のドアが開いたのでADAさんとお別れしてチケットと花束を持って入場しました。

中央の通路を挟んで右側が偶数の席、左が奇数の席となっています。全席で333席ですから比較的こじんまりしたすり鉢型のホールです。
私の席は2排11座ですから2列目のステージに向かって左へ6番目です。座席は少し小さい目で前の席と自分の膝との隙間はあまり有りません。新幹線の自由席と同じような感じです。
自分の席に座っていたら、右前方の上海の女性が何か話しかけてきました。彼女の話を聞くと席を替わって欲しいと言っています。
彼女の席は最前列の3座です。何故そんな良い席と私の席と替わって欲しいと聞くと彼女はJ.J.JOHANSONのファンで「余りにもステージに近すぎて恥かしいから」と言っています。
また私の花束を指差して最前列のほうが花束を渡しやすいとのこと。早速彼女のお言葉に甘え席とチケットを交換しました。当然ですが、何度何度も彼女にお礼を言いました。

そうしている間に次々と観客が入場して来て8割がた席が埋まりました。観客は3割程が欧米人で後は上海の人でしょう。年齢層は非常に幅広く10代後半から60歳近い年配の外国の方(スウェーデン大使館の関係者?)もいるようです。

ステージに配置されている楽器類は向かって左側からニ胡(にこ:中国の弦楽器)2本用の譜面台と席、古筝(こそう:中国の琴)が1本とキーボードとサンプラー用のコンソール、アコースティック・ギター、5弦バンジョー、パーカッション、ウッドベース、ドラムと並べられています。


Rebecka Törnqvist


その時奥のドアが開きREBECKAとバンドメンバーが登場しました。REBECKAは灰色と紫の中間色に花がプリントされたシックな7分袖のシルクのドレスに素足で登場です。GLORIAの写真類では背丈は低いというイメージでしたが175cm位でしょうか、細身ですがアスレチックなどで体を鍛えているような印象です。REBECKAに続いて登場したのはJOHAN・LINDSTRÖM:ギター/バック・ヴォーカル、NIKLAS・GABRIELSSON(PENNEBAKER):パーカッション/バック・ヴォーカル、PETER・FORSS(ODDJOB):ベース/ヴァイオリンの4人です。

開演の時間通りにステージに登場したREBECKAの第一声はやはり定番の「ニー ハオ」でした。次は流暢な英語で
「上海に来られて非常に嬉しいです。また本日このホールの人たちとこの場所とこの時間を共有出来て嬉しく思います。最初の曲目は '98年の曲で恋に悩む女性の歌です。聴いて下さい」
このような感じの挨拶を奥深く響く声("I Do" のスポーケンで聞き覚えある声といった方が解かり易いでしょう)で挨拶を言っていました。


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上海のミュージシャンとJOHAN・LINDSTRÖM,NIKLAS・GABRIELSSON,PETER・FORSS



1曲目"Mutiny" REBECKAの3枚目のアルバム[Tremble My Heart]のラストに収録されている曲でサビの歌詞「What's my arm doing there,What's my arm doing there on your chair」のこの歌詞の部分でのREBECKAの歌声が最高でした。

2曲目"Song Formerly Known As Alice" スタジオ収録ではPETER・LINDBERGの素晴らしいバック・ヴォーカルが収録されていましたが、ライヴではパーカションのNIKLAS・GABRIELSSONがPETERに勝るとも劣らぬ素晴らしい歌声でREBECKAをバックアップしていました。NIKLASはドラム,パーカッション,ギター兼ヴォーカリストのマルチ・プレーヤーであり自身も複数のグループに所属しソウル系のアルバムもリリースしています。ベースを弾いていたPETER・FORSSはヴァイオリンに持ち替えて演奏しています。尚、PETER・FORSSは[Melting Into Orange]でこの曲にヴァイオリンで参加しています。

3曲目"Road Bin" (フランスのシンガーKEREN・ANNの '04年の曲のカバー)アメリカ南部の感じのするスローな軽いブルースです。オリジナル曲はKERENのウイスパー・ヴォイスによる癒し系のサウンドですが、REBECKAはパンチの効いたソウルフルなアレンジで仕上げていました。

この曲が終わった後に花束をREBECKAに渡しました。私が差し出した右手にしっかりと握手をして頂きました。彼女の細い指と少し冷たい手の感触が伝わってきます。会場から何故か割れんばかりの拍手が送られてきて私は照れくさくなってしまいました。
REBECKAは突然のプレゼントに驚き、また無邪気に自分の前のモニターに乗せて「ここに置いて歌いたい」とか自分の前で花束を右や左に揺らして観客に見せていました。私にはカリスマ的なシンガーのイメージが強い彼女ですが、予想に反して子供のような無邪気な一面を持っている彼女に私は目を細めました。「バラとゆりは私の大好きな花です」とお世辞にも言ってもらい本当にファンの1人として至福のひと時でした。

4曲目"As I Am" テンポの良いカントリー調の曲でSARA・ISAKSSONとのハーモニーが非常に美しかったナンバーです。ライヴではパーカッションのNIKLAS・GABRIELSSONが見事なファルセットでバックヴォーカルを努めていました。JOHANはギターからバンジョーに持ち替えています。

5曲目"My Pretty Fingers" やはりライヴではキーを少し下げていました。でもこの曲は非常に良かったオリジナルは打ち込みのリズムとキーボードのサウンドを多用した曲ですが、見事に今回のアコースティック・ライヴ用にアレンジされていました。
この曲が終わった後、上海のミュージシャン3人が登場して来ました。ニ胡のMr.TSUO,Mr.QUANと古筝のMs.LIUで会場から盛大な拍手が起きています。特に古筝を演奏している若い女性は美しいチャイナドレスをまとい優雅な姿です。

6曲目"The Poachers" やはりサビの部分以外はワン・コードでのメロディーでした。間奏での弦楽器の演奏が非常に巧みで東洋の音楽と北欧のサウンドが見事に融合しています。このイベントのテーマを象徴するのに相応しい曲です。REBECKAが今回このイベントに選ばれたのが分かるような気がします。EMI Svenska ABとSCHAMPに多謝(トオシェ)です。この曲が終わった後に上海のミュージシャンの演奏に一番感激していたのは観客よりもJOHANの方でした。最近のREBECKAのサウンドの要でありELVIS・COSTELLOとも仕事を一緒にして来た辣腕の彼は本番での出来の良さに感激したのでしょう。

7曲目"Short And Sweet" [Travel Like In Songs]の最後に収録されている曲です。マイクに向かって高らか歌うREBECKAの姿が非常に印象に残った曲です。シンプルな曲ですが、この曲も事前に上海のミュージシャンと練習を重ねてきたと思います。スウェーデンから上海までこの曲の歌詞通り「We travel like in songs you know」です。ここでREBECKAが上海のミュージシャンの3人を紹介していました。

8曲目"Tremble My Heart" オリジナル曲よりもう少しテンポを落としたワルツのリズムによるREBECKAの作詞/作曲による曲です。真正面のマイクを通じてホール中に届けられたREBECKAの切ない歌声と叙情的に歌い上げる彼女の姿に感動し、少し目頭が熱くなりました。アルバムでは3分少々の小ぶりな曲ですが、やはり自分の目の前で憧れの人に歌われると曲のイメージが一遍します。

9曲目"I Wanted This To Be Your Song" この曲も東洋的な音楽を取り入れたREBECKAの新しいサウンドの曲です。ストリングスの部分の上海の3人のミュージシャン演奏が見事に反映されています。かなりの時間を割いてREBECKAのメンバーと練習したと思います。 退場する上海の3人のミュージシャンに対して会場から割れんばかりの拍手が送られていました。

10曲目"Cuckoo" 最新作[Melting Into Orange]からのシングル第2弾の曲です。間奏の部分で両手を胸元に当ながら軽くステップを踏むようにして再び歌いだす姿が愛らしく感じました。本当にチャーミングな女性です。

11曲目"Wasted Sunset(Miss my kid)" 当日のセットリストに入っていなかった曲です。ライヴの進行と観客の反応が良かったせいかREBECKAが急遽歌い出した曲です。しかしハプニングが発生しました。歌詞が2行目から出てこなくなりました。
イントロの演奏をループのように繰り返し演奏してもらい最初からやり直しても歌詞が出てこないので、しばしステージを腕組みしながらうろうろして歌詞を思い出し3度目でやっと順調にすらすらと歌詞が出てきたようです。
私にとってREBECKAのイメージは完璧を追求した完全無比なヴォーカリストのイメージが強かったのですが、意外な一面を見ました。また歌詞を思い出すまで誰の力も借りずやり直すところのプロの厳しさ(最近ではパソコンのモニターに歌詞を写し歌うシンガーが多い中)見せ付けられた気がします。きっとこの曲は上海のミュージシャンとの共演曲を増やす為にリハーサルの最初から削られていたと思います。このような光景を含めてライヴの魅力です!(追:下のセットリストにて11曲目の"Good Thing"が削られてこの曲になった訳ですが、後から思えば計13曲になるところを14曲にして縁起の悪さを回避したのでしょう)

12曲目"Let's Dance" '87年のCHRIS・REA[Dancing With Strangers]のB面に収録されている曲のカバーです。オリジナル曲よりややスローにしたメンフィス調のリズムの曲です。この曲をカバーするところは推測ですが以前にバンドメンバーだったMAX・SCHULTZの影響があるのかも。

13曲目"I Let Mine Go" [Tremble My Heart]の2曲目に収録されている曲です。乗り良いカントリー調のリズムにJOHANとNIKLASのバック・ヴォーカルとの息もピッタリです。この曲は乗りましたね、思わずこの曲の歌詞を口ずさんでいました。

14曲目"I Couldn't Love You Anymore" 「残念ながら、この曲が最後の曲です」と曲紹介の後、REBECKAは「また、機会が有れば上海に来ます。例えばクリスマスとか新年とか?何か?何かが無くても、来たい...」こんな会話に会場も苦笑しながらこのラストの曲へと... 再び[Tremble My Heart]での収録曲です。オリジナルの収録でもJOHANがギターで参加しています。センチメンタルなメロディーを奏でるJOHANのギターの調べが悲し過ぎます。あっと言う間にREBECKAのパートが終演しました。

会場の盛大な拍手に見送られてREBECKAがステージの奥へと消えて行きます。
私の隣に座っていたJAY・JAY・JOHANSONのファンのフランス人も「REBECKAの歌を今日始めて聴いたが、彼女は最高!」と言っていました。「アルバムは何々出ているの?」と嬉しい質問攻めでした。
15分の休憩の後に第2部のJAY・JAY・JOHANSONの登場です。

この休憩中にまた別のフランス人と話す機会がありました。彼(青年)は私が日本から来たことに非常に驚いていました。
何やら学生の時に早稲田大学に留学していたらしいです。現在は上海のテレコムに働いていて今夜は、JAY・JAY・JOHANSONをメイン(JAY・JAYはフランスで人気がありそうですね)にやって来たのだそうです。留学時代に東京で遊んだ事が、懐かしいらしく東京の友達にも会ってみたいと言っていました。
彼(Mr.WASEDA?)もまたREBECKAのことが非常に気に入ったらしく彼女のバンド名は、何んて名前としきりに聞いてきました。
「REBECKAはバンド名ではなくソロで活動している」やら「今夜のメンバーはライヴ・ツアーのメンバー...」と何度も言ったが、最後まで解ったかどうか。



Part II JAY・JAY・JOHANSON WITH BANDはこちらの方でビデオが配信されていますのでレポートは省略します。JAY・JAY・JOHANSONのセットリストは以下に
1曲目"It Hurts Me So"
2曲目"Milan Madrid Chicago Paris"
3曲目"Escape"
4曲目"Far Away"
5曲目"Whispering Words"
6曲目"Rush"
7曲目"Believe In Us"
8曲目"Tomorrow"
9曲目"Quel Dommage"
10曲目"On The Radio (New 2006 Trip Ballad Live Remix)"
11曲目"I'm Older Now"
12曲目"She's Mine But I'm Not Hers"

たっぷりと2時間以上にわたるコンサートでした。会場の外に出た頃は丁度、時間通り22時になっていました。
再びMr.WASEDA?とホールを出た路上でばったり会い「アナタのホテルは、あの背の高いホテルです。真っ直ぐ行ってクダサイ!」と流暢な日本語を話していました。私は一言「アリガトウ!Mr.WASEDA!」と彼に言ってコンサートホールを後にしました。
REBECKAの歌う姿を思い出しながら再びホテル方面へ歩き出しました。雨上がりの上海の心地良い風が頬を撫ぜて行きます。


Hotel Again


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ホテルの豪華な風呂(横幅が広い為短く見えます)



"I Let Mine Go" と"Tremble My Heart" と"My Pretty Fingers" 3曲続けて鼻歌混じりで入浴致しました。
シャワールームが別にある為、日本人にはありがたい設備です。JWマリオットホテルと同じようなグレードかな。


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REBECKA直筆のセットリスト(ライヴの曲目)



REBECKAの親切なスタッフの方(名前とアドレスを聞いていれば良かったと非常に残念です。)の許しを得て頂きました。
セットリストの裏には曲目を何度も検討した跡があります。このセットリストを見て分かる通り初期のヒット作の2枚からの選曲が無いことと[Melting Into Orange]の曲以外はファンから見て割りと地味な作品をREBECKAが取上げているのが興味深いです。思いのほか[Tremble My Heart]からの曲が多いのは当時JOHAN・LINDSTRÖMがアルバム作りに参加していたことに理由がありそうです。
尚、裏面には演奏されませんでしたが"Pearl of the Quebec" (手書きでまた見え消しの為)ではなくSTEELY DAN '73年[Countdown To Ecstasy]に収録されている "Pearl Of The Quarter" と判明しました。
次のSARA・ISAKSSONとのアルバムに収録されています。

この日は幸福感と心地よい疲労で爆睡に入りました。本当に上海まで行って良かったです。
「明日は日本に帰るぞ!」


Going home


上海のホテルで久しぶりに熟睡出来た私は、自分の部屋でクロワッサンとカフェ・オレで朝食を摂った。
コンチネンタルなブュッフェスタイルの朝食も良いのですが、ついつい食べられない量のソーセージ、ハム類とかデザートを取ってしまい最後に残してしまうし、着替えてから食堂に行き再び部屋に戻ってチェックアウトの準備と何か効率の悪さ感じるので、今回は自室で軽く済ませた。

早々にチェックアウトを済ませた後、昨日とは逆のルートで空港に向かいます。地下鉄の駅の窓口で龍陽駅(Longyang Road)と発音したら意外にも言葉が通じて「3元です!」といってチケットの用意をしてくれた。チケット係り男性(タイ系の人)も私が間違わずゲートの方に進んで行くのを嬉そうに見守ってくれています。

地下鉄のベンチに腰をかけぼんやりと電車を待っているあいだにふと思う。本当にコンサートだけの為に上海に来たなと実感する。旧市街のOLD上海も寄っていないし、上海蟹も食べていないし。
只々純粋にREBECKAのライヴを見たかっただけ。前日の金曜日も出張だったし、月曜日も朝から会議があるので日本に帰えらなければ。

再び超高速のリニアモーターカーに乗って浦東空港に到着し、両手に大きな荷物と土産を持った観光客の列に加わり搭乗券の発給待ちをする。
ここでは非常に長い間待たされました。あまりに列の人が進まないので、他の到着地のカウンターに係員に振分けられたにも関わらずどのカウンターも中々進みません。搭乗便の席を決めて荷物を預かるだけなのに何んでそんなに時間が掛かるのでしょうか。
やっと搭乗券をもらって出国ゲートに向かう。ここでも出国管理のカウンターに長蛇の列が出来ています。早い目に空港に来ていて本当に正解です。


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名前が面白かったので写真をとりました(どう読むのでしょうか?)



この会社のロゴには確かに鳥と巣が描かれています。答はネスカフェ(笑)です。お土産物も購入したし、このコーヒーを飲みながら出発ターミナルでしばしの休憩です。
昨日の地下鉄の駅の自販機のキリンのパックコーヒーは3元(全然冷えていませんでした)でしたが、空港ではこの缶コーヒーが8元もします。

手元に人民元が少し残っているので出発ターミナルの両替所で元から日本円に替えます。人民元の小銭は可能ですかと聞くと紙幣のみとのことです。両替は最初に人民元替えた時の半分まで再両替が可能です。その為両替した時のレシートが必要になってきます。またそのレシートに先方のレートで交換しても良いとことを承諾する為にサインを記入させられます。私の場合2ヵ所で両替を行ったのでサインも2枚のレシートに行いました。本当に面倒と言うか両替の半分は使い切れと指示されているようで嫌な感じです。手数料も到着時は25元だったのが出発時は50元で両替された日本円も最低額が千円単位です。

私の乗る中華東方航空のMU731便の搭乗案内がアナウンスされたので、出発の35番ゲートを探しながら20番台のゲートの向こうの端の方だと思い、動く歩道を利用してドンドン出発ターミナルの端に移動する。その間に搭乗案内がアナウンスが何度も流れています。やっとの思いで出発ターミナルの端までやって来ましたが20番ゲートで終わりです。

どうなっているのだろうと不思議な気持ちと非常に不安感が襲って来ます。今来た道を土産物とカバンを提げて猛ダッシュで駆け戻る。ベンチに腰掛けていた欧米人も何事があったのだろうと見ています。暫くして幸いにも空港係官に出会い、35番ゲートの場所を聞いた「真ん中辺に有るとの事」再び猛ダッシュです。搭乗の最後を告げるアナウンスがターミナルに響きます。確か出発ターミナルの真中辺は出国カウンターと15番ゲート位しか無いはず、猛ダッシュで出発ターミナルの真ん中を目指し走りに走る。また別の空港係官に会い35番ゲートの場所を聞いた「階段を降りて1階だと言っています。また15番ゲートの反対側で両替所の裏側とのこと」。空港係官に案内をお願いしたが別の仕事があるのでと断られた。

必死になって走り先ほど両替した両替所にもどり裏側に35と36番ゲートと書いた看板を見つけて階段を3階から1階まで一気に駆け下りる。その時35番ゲートの外に送迎用のバスが停車しているのが見えた。間に合ったと安心したと思ったと同時に全身から汗がどっと噴出します。「すみません、空港で迷いました!」と中華東方航空の係りの人に告げチケットを機械に通して貰う。

ハァハァ言いながらバスに乗り込んだ。当然、私が最後だと思い直ぐにバスは発車すると思ったら、後から次々と人が階段を下りてきます。バスの中はエアコンが効いておらず窓も開放しで暖かく湿った空気が入って来ます。ハンカチで首筋と顔の汗を拭きながらバスの出発を待っている間に心臓はバクバク言って倒れそうになりました。普段の運動不足を痛感します。たちまちハンカチも汗でびっしょりです。ようやく離れた駐機場に到着して機内に乗込みシートベルトをしてもまだ汗が引きません。

帰りの便は関空より来た機体より少し新しく広いエアバスです。これから2時間のフライトで日本に帰れると思ったら、最後にゲートの場所が分からずこの飛行機に乗れないかもしれないといった不安も何処か消え、遅いめの昼食と飲み物を頂いている間に関西国際空港へとこの機は無事に到着しました。
皆さん上海の浦東空港の出発ゲートの30番台は思わぬ所に位置していますので、要注意です。それとも「迷ったのは私だけ?」




最後にSofitel JJ Oriental Pudongのスタッフの方々,REBECKAの上海ツアーのスタッフ,Ms.ADA,席を替わって頂いた上海の女性,隣の席のフランス人ご家族,Mr.WASEDA? 及び 魅力的な歌声の持ち主で素晴らしいステージを演じて頂いたMs.REBECKA・TÖRNQVISTとそのツアーメンバーの方々に心より感謝致します。
尚、ライヴの写真は上海のブロガーの方から借用致しました。

Background photo by ANN・TÖRNKVIST


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The room for Rebecka